JPS6016906B2 - 積層延伸フイルム - Google Patents
積層延伸フイルムInfo
- Publication number
- JPS6016906B2 JPS6016906B2 JP52155287A JP15528777A JPS6016906B2 JP S6016906 B2 JPS6016906 B2 JP S6016906B2 JP 52155287 A JP52155287 A JP 52155287A JP 15528777 A JP15528777 A JP 15528777A JP S6016906 B2 JPS6016906 B2 JP S6016906B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated
- stretched film
- shrinkage
- rate
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ハム、ソーセージ等の畜肉加工製品の包装に
適した積層延伸フィルムに関するものである。
適した積層延伸フィルムに関するものである。
ハム、ソーセージ等の畜肉加工製品の製造工程において
は、味付けし、熟成加工した畜肉(以下「加工肉」とい
う。)を塩化ビニリデン等の酸素遮断性のすぐれた包装
用筒状フィルムに挿入し、8000〜90こ○の温度で
数分から数時間煮沸した後、冷却し製品とするが、この
加工肉を包装するフィルムは、酸素遮断性がすぐれ、か
つ、煮沸から冷却工程を経た後も充分に内部の加工肉を
緊迫保持しなければならない。(以下この性質を「緊迫
適性」という。)従来から、これら加工肉を包装するフ
ィルムは種々開発されているが、前記の遮断性と、緊迫
適性の両性質を兼ねあわせるフィルムは未だ上市されて
おらず、その開発が待たれているのが現状である。
は、味付けし、熟成加工した畜肉(以下「加工肉」とい
う。)を塩化ビニリデン等の酸素遮断性のすぐれた包装
用筒状フィルムに挿入し、8000〜90こ○の温度で
数分から数時間煮沸した後、冷却し製品とするが、この
加工肉を包装するフィルムは、酸素遮断性がすぐれ、か
つ、煮沸から冷却工程を経た後も充分に内部の加工肉を
緊迫保持しなければならない。(以下この性質を「緊迫
適性」という。)従来から、これら加工肉を包装するフ
ィルムは種々開発されているが、前記の遮断性と、緊迫
適性の両性質を兼ねあわせるフィルムは未だ上市されて
おらず、その開発が待たれているのが現状である。
本発明は、上記の両性質を兼ね備えた積層延伸フィルム
に関するものであり、その要旨とするところは、酸素遮
断性の優れた熱可塑性樹脂を中間層とし、その両側に、
上記以外の熱可塑性樹脂を積属した積層延伸フィルムで
あって、該積層延伸フィルムの86℃における収縮率が
縦方向、横方向ともに5%以上であり、85℃、20k
9/地の引張応力下での伸縮率が縦方向、横方向ともに
±15%以内であって、かつ、2ぴ○の温度下で上記応
力を除去した時の収縮戻り率が、縦方向、横方何ともに
1℃以上であることを特徴とする積層延伸フィルムであ
る。
に関するものであり、その要旨とするところは、酸素遮
断性の優れた熱可塑性樹脂を中間層とし、その両側に、
上記以外の熱可塑性樹脂を積属した積層延伸フィルムで
あって、該積層延伸フィルムの86℃における収縮率が
縦方向、横方向ともに5%以上であり、85℃、20k
9/地の引張応力下での伸縮率が縦方向、横方向ともに
±15%以内であって、かつ、2ぴ○の温度下で上記応
力を除去した時の収縮戻り率が、縦方向、横方何ともに
1℃以上であることを特徴とする積層延伸フィルムであ
る。
以下、詳細に説明する。
本発明でいう酸素遮断性の優れた熱可塑性樹脂としては
、酸素透過係数(製科研式にて測定)が1×10‐11
cc・奴/係・sec・奴Hgより小なる樹脂で、例え
ばポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、エチレン
−酢酸ビニル共重合体けん化物、ボリビニルアルコール
等がある。
、酸素透過係数(製科研式にて測定)が1×10‐11
cc・奴/係・sec・奴Hgより小なる樹脂で、例え
ばポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、エチレン
−酢酸ビニル共重合体けん化物、ボリビニルアルコール
等がある。
酸素透過係数が前記の値より大きい樹脂であると酸素の
透過量が大きくなり、加工肉の保存に不適当となり、加
工肉の保存に適した酸素透過率(4cc/〆・h・a肌
・以下、ASTMD1434により測定)を満足させよ
うとすれば、使用するフィルムの厚さを厚くしなければ
ならず、他の諸物性に悪影響を及ぼす。
透過量が大きくなり、加工肉の保存に不適当となり、加
工肉の保存に適した酸素透過率(4cc/〆・h・a肌
・以下、ASTMD1434により測定)を満足させよ
うとすれば、使用するフィルムの厚さを厚くしなければ
ならず、他の諸物性に悪影響を及ぼす。
上記の熱可滋性樹脂と組み合わせる他の熱可塑性樹脂は
、エチレン−酢酸ビニル共重合体ポリブテン−1、架橋
ポリエチレン等がよい。
、エチレン−酢酸ビニル共重合体ポリブテン−1、架橋
ポリエチレン等がよい。
酸素遮断性のすぐれた熱可塑性樹脂を、中間層とし、そ
れ以外の熱可塑性樹脂をその両側に積層することは、該
樹脂層を損優、吸水、剥離等から守り、内部の加工肉の
保存等に極めせ有利である。
れ以外の熱可塑性樹脂をその両側に積層することは、該
樹脂層を損優、吸水、剥離等から守り、内部の加工肉の
保存等に極めせ有利である。
また、本発明でいう収縮率、伸縮率、及び収縮戻り率と
は次の通りである。
は次の通りである。
積層フィルムの流れ方向を縦方向とし、それに対し直角
の方向を横方向とする。
の方向を横方向とする。
常温時においてその各方向に基準の2点を設け、この基
準点間の距離をLとし、これを無荷重で85午Cの温度
下で5分間加熱した後の上記基準点間の距離をL,とし
、また20k9/地の引張応力下で85q0の温度で5
分間加熱した後の上記基準点間の距離をL2とし、かつ
20午0の温度下で上記引張応力を除去し、この温度で
5分間放置した後の上記基準点間の距離を−とすると収
縮率=三≠三XI。
準点間の距離をLとし、これを無荷重で85午Cの温度
下で5分間加熱した後の上記基準点間の距離をL,とし
、また20k9/地の引張応力下で85q0の温度で5
分間加熱した後の上記基準点間の距離をL2とし、かつ
20午0の温度下で上記引張応力を除去し、この温度で
5分間放置した後の上記基準点間の距離を−とすると収
縮率=三≠三XI。
〇(%)伸縮率F三三三XI。
〇(%)収縮戻り率i−手L3×,oo(%)
と規定される。
上記の組み合わせからなる筒状の積層延伸フィルム内に
加工肉を挿入するのであるが、挿入時の作業能率をよく
するため、加工肉の外径より積層筒状包装フィルムの内
蓬を大き目にし、挿入後の煮沸により積層包装フィルム
を加熱収縮させて加工肉を保持するのである。
加工肉を挿入するのであるが、挿入時の作業能率をよく
するため、加工肉の外径より積層筒状包装フィルムの内
蓬を大き目にし、挿入後の煮沸により積層包装フィルム
を加熱収縮させて加工肉を保持するのである。
そのため、使用する積層延伸フィルムの加熱収縮率は8
5二oの温度で5分間加熱した時の収縮率が、縦、横方
何ともに5%以上必要である。
5二oの温度で5分間加熱した時の収縮率が、縦、横方
何ともに5%以上必要である。
加熱収縮率が5%未満だと積層包装筒状フィルムの内径
の余裕代を加工肉の外径に比して大きくとることができ
ず、そのため加工肉を挿入する時の作業能率が悪くなる
とともに、後工程の煮沸時において、フィルムの収縮童
が不足して加工肉を緊迫保持することができず、結束部
分において、たるみを生じやすく、肉じる等が部分的に
溜まりやすく好ましくない。この加工肉を緊迫保持する
ためには、収縮率の他に伸縮率及び収縮戻り率が重要な
要因となる。
の余裕代を加工肉の外径に比して大きくとることができ
ず、そのため加工肉を挿入する時の作業能率が悪くなる
とともに、後工程の煮沸時において、フィルムの収縮童
が不足して加工肉を緊迫保持することができず、結束部
分において、たるみを生じやすく、肉じる等が部分的に
溜まりやすく好ましくない。この加工肉を緊迫保持する
ためには、収縮率の他に伸縮率及び収縮戻り率が重要な
要因となる。
伸縮率が縦方向、横方向ともに士15%以内、望ましく
は0〜±10%でかつ、収縮戻り率が縦方向、横方向と
もに1%以上であることが、加工肉を緊迫保持するため
に必要な要因である。伸縮率が、縦方向、横方向ともに
−15%をこえる値であるとフィルムの煮沸収縮時の応
力が強すぎて、結束部分、またはフィルムの弱い部分か
ら破断をおこしやすく、また十15%をこえる値のフィ
ルムは、煮沸収縮時の応力が弱くて局部的にのびたり、
変形しやすく、商品価値を損なう。
は0〜±10%でかつ、収縮戻り率が縦方向、横方向と
もに1%以上であることが、加工肉を緊迫保持するため
に必要な要因である。伸縮率が、縦方向、横方向ともに
−15%をこえる値であるとフィルムの煮沸収縮時の応
力が強すぎて、結束部分、またはフィルムの弱い部分か
ら破断をおこしやすく、また十15%をこえる値のフィ
ルムは、煮沸収縮時の応力が弱くて局部的にのびたり、
変形しやすく、商品価値を損なう。
また収縮戻り率が1%未満であると煮沸後の冷却工程に
おいて生じる加工肉の冷却による収縮に追従できず商品
価値を損なう。収縮戻り率を1%以上にするためには、
使用する樹脂の組み合わせ、樹脂フィルムの厚み、厚み
構成比等を適宜決定すべきである。
おいて生じる加工肉の冷却による収縮に追従できず商品
価値を損なう。収縮戻り率を1%以上にするためには、
使用する樹脂の組み合わせ、樹脂フィルムの厚み、厚み
構成比等を適宜決定すべきである。
これらの酸素遮断性がすぐれ、かつ加工肉の緊迫適性を
もつ包装フィルムを得るには、酸素遮断性のよい樹脂を
中間層として、前述の他の樹脂と共押出いこより、また
は各々の禾延伸シートを公知の方法により積層シートと
し、得られた積層シートをそれらの樹脂のいずれもの二
次転移点以上、いずれもの融点以下の温度範囲で、縦横
の延伸倍率の積が2〜5Q縦横の延伸倍率の比が0.5
〜2.0の範囲で二軸延伸すればよい。
もつ包装フィルムを得るには、酸素遮断性のよい樹脂を
中間層として、前述の他の樹脂と共押出いこより、また
は各々の禾延伸シートを公知の方法により積層シートと
し、得られた積層シートをそれらの樹脂のいずれもの二
次転移点以上、いずれもの融点以下の温度範囲で、縦横
の延伸倍率の積が2〜5Q縦横の延伸倍率の比が0.5
〜2.0の範囲で二軸延伸すればよい。
実施例
ナイロン6一66共重合体(66ナイロン含有率、15
モル%、融点198qo、二次転位点43qo、酸素透
過系数2.2×10‐11cc・肌/嫌・sec・即日
g)と低密度ポリエチレン(融点110℃、二次転位点
−30℃)の各樹脂層を、低密度ポリエチレンノナィロ
ン6一6年共重合体/低密度ポリエチレンの積層構成と
なるように口金から各々同時に溶融押し出しし、溶融押
し出し直後の各樹脂表面をオゾン処理した後、糟層した
フィルムを、85qCの温度で横方向に3倍、縦方向に
3倍同時二鮫延伸して積層延伸フィルムを作成した。
モル%、融点198qo、二次転位点43qo、酸素透
過系数2.2×10‐11cc・肌/嫌・sec・即日
g)と低密度ポリエチレン(融点110℃、二次転位点
−30℃)の各樹脂層を、低密度ポリエチレンノナィロ
ン6一6年共重合体/低密度ポリエチレンの積層構成と
なるように口金から各々同時に溶融押し出しし、溶融押
し出し直後の各樹脂表面をオゾン処理した後、糟層した
フィルムを、85qCの温度で横方向に3倍、縦方向に
3倍同時二鮫延伸して積層延伸フィルムを作成した。
これらの各積層延伸フィルムにて筒状のケースを作りそ
の中に加工肉を充填した後、85qCの温度で2時間煮
沸し、10qoの水で水冷した。
の中に加工肉を充填した後、85qCの温度で2時間煮
沸し、10qoの水で水冷した。
それらを5℃、相対湿度70%の条件下で1ケ月保存し
た時の結果を上記製造時の物性とともに表1に現わす。
(注)厚さ仏)は延伸前の各樹脂層の厚さを示しLDP
Eは低密度ポリエチレン、PA6−66はナイロン6−
66共重合体の各樹脂層を表かす。
た時の結果を上記製造時の物性とともに表1に現わす。
(注)厚さ仏)は延伸前の各樹脂層の厚さを示しLDP
Eは低密度ポリエチレン、PA6−66はナイロン6−
66共重合体の各樹脂層を表かす。
Claims (1)
- 1 酸素遮断性の優れた熱可塑性樹脂を中間層としその
両側に上記以外の熱可塑性樹脂を積層した延伸フイルム
であつて、該積層延伸フイルムの85℃における収縮率
が縦方向、横方向ともに5%以上であり、85℃の温度
下で20kg/cm^2の応力下での伸縮率が縦方向、
横方向ともに±15%以内であつて、かつ20℃の温度
下で上記応力を除去した時の収縮戻り率が、縦方向横方
向ともに1℃以上であることを特徴とする積層延伸フイ
ルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52155287A JPS6016906B2 (ja) | 1977-12-23 | 1977-12-23 | 積層延伸フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52155287A JPS6016906B2 (ja) | 1977-12-23 | 1977-12-23 | 積層延伸フイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5486579A JPS5486579A (en) | 1979-07-10 |
JPS6016906B2 true JPS6016906B2 (ja) | 1985-04-30 |
Family
ID=15602592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52155287A Expired JPS6016906B2 (ja) | 1977-12-23 | 1977-12-23 | 積層延伸フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016906B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5689944A (en) * | 1979-12-25 | 1981-07-21 | Sumitomo Bakelite Co | Thermoocontractive film and its manufacture |
JPS5814744A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-27 | 住友ベークライト株式会社 | 包装体の製造方法 |
JPS5814743A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-27 | 住友ベークライト株式会社 | 包装体の製造方法 |
JPS5867450A (ja) * | 1981-10-20 | 1983-04-22 | 株式会社 興人 | ポリアミド系積層熱収縮性フィルムの製造法 |
JPS59169440A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-25 | 大倉工業株式会社 | ハム・ソ−セ−ジ用ケ−シング |
JPS60146722U (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-28 | ニツポ−株式会社 | 合成樹脂筒状体 |
JP2696927B2 (ja) * | 1988-05-25 | 1998-01-14 | 三菱樹脂株式会社 | 熱収縮性複合延伸フイルム |
-
1977
- 1977-12-23 JP JP52155287A patent/JPS6016906B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5486579A (en) | 1979-07-10 |
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