JPS6011679Y2 - プリント基板取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプリント基板を保持するための取付装置に係り
、特に一つの収納箱に多数枚のプリント基板をレールを
介して収納するときに好適なプリント基板取付装置に関
する。

従来のプリント基板用レールの固着は、ねじ、ファスナ
ー専用金具、熱加締によって一部を永久変形させる等、
多々あるが、レールを多数使う場合には、いずれの方式
も組立工数がかかり不便である。

本考案の目的は、上記従来技術の欠点をなくし、取付板
とレールの組合せにより簡単にレールを装置出来るプリ
ント基板取付装置を提供することにある。

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は引抜式プリント基板１の一般的な保持の仕方で
、外箱２の内側上下にプリント基板用レール３を設け、
上下レールの溝に基板の上下端面をはめ合せ溝に沿って
挿入し、進行方向の奥に装置してジャック４に基板接栓
部５を挿入するものである。

レール３は図示しないレール取付板を介し外箱２に装着
され、レールは前記従来のいずれかにより取付板に固着
されている。

第２図は本考案による基板用レール取付装置の一実施例
で、レール３には基板用溝６の両側面に突出したレール
ガイド７とレール先端に弾性を有する矢形状のフック８
を設ける。

取付板９の両側面には直立した立上り部を設け、一方の
立上り部１４にレールガイド溝１０を、他方の立上り部
にロック穴１１を設ける。

ガイド溝１０には開口部両側にレールガイド７と係合し
レール３を支える突起１２を設け、ロック穴１１はフッ
ク８を挿入したときフック８の両舌１３がたわんで入り
完全に入り切ると両舌１３が復元しフック８はロック穴
１１に引掛るよう構成する。

ガイド溝１０とロック穴１１は取付板９の両立上り部と
直角線上に対に設け、これを収納するプリント基板の数
に応じ取付板９に必要数だけ設ける。

第３図は本考案の実施例を示し、外箱２内側上下面に各
々取付板９をガイド溝１０とロック穴１１が対向するよ
う取付け、各ガイド溝１０にレール３を挿入し、レール
先端のフック８をロック穴１１に押し入れ、レール３を
取付けるものである。

本考案によれば、取付板９とレール３は両者の組合せの
みで、レール３はワンタッチでプリント基板収納箱（取
付板９を含めて）に装着することが出来る。

また、レール部が長尺になってもガイド溝相当の案内を
レールの中間に設けるのみでレールを安定装着出来ると
共に、部品数が減少でき、多数の基板を収納する場合に
は、大巾な工数低減が計れる。

なおレールガイド７は突出たものであるが、これを溝状
のレールガイドとして構威しても同じであり、又、ガイ
ド溝およびロック穴は外箱に構威し、取付板を省略する
ことも出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はプリント基板を収納保持する一般的な構造説明
図、第２図は本考案の分解説明図、第３図は本考案の実
装説明構造図である。 １・・・・・・プリント基板、２・・・・・・外箱、３
・・・・・・レール、４・・・・・・ジャック、５・・
・・・・基板接栓、６・・・・・・基板用溝、７・・・
・・・レールガイド、８・・・・・・フック、９・・・
・・・取付板、１０・・・・・・ガイド溝、１１・・・
・・・ロック穴、１２・・・・・・突起、１３・・・・
・・舌部、１４・・・・・・立上り部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 取付板に基板用溝を有するレールを取付け、このレール
   での基板用溝にプリント基板を挿入しプリント基板を支
   持するプリント基板取付装置において、前記レールの両
   側面にレールガイド、先端に弾性を有するフックを設け
   、一方の立上り部には前記プリント基板が挿入でき、か
   つ前記レールガイドと嵌合し、レールを支持するレール
   ガイド溝を設け、他方の立上り部には前記フックを挿入
   するロック穴を設けたことを特徴とするプリント基板取
   付装置。