JPS6010695B2 - 早炊き米の製造法 - Google Patents
早炊き米の製造法Info
- Publication number
- JPS6010695B2 JPS6010695B2 JP52059324A JP5932477A JPS6010695B2 JP S6010695 B2 JPS6010695 B2 JP S6010695B2 JP 52059324 A JP52059324 A JP 52059324A JP 5932477 A JP5932477 A JP 5932477A JP S6010695 B2 JPS6010695 B2 JP S6010695B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- cooked
- water
- minutes
- cooked rice
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は玄米および損精米を水または溢湯に浸潰した後
凍結し、減圧乾燥することを特徴とする早炊き米の製造
法に関する。
凍結し、減圧乾燥することを特徴とする早炊き米の製造
法に関する。
従来即席炊飯米としては各種の商品が市場に供給されて
いるが、その殆んどが完全Q化米である。
いるが、その殆んどが完全Q化米である。
これらは熱媒体の種類は異なるもののいずれも加熱乾燥
および膨化処理を行って調製されたものである。しかし
ながら従来の完全Q化炊飯米はいずれもその品質が蒸し
直した飯のような食感を呈する外、栄養分の損失、保形
性の低下等を来たし満足する品質の製品は得られなかっ
た。本発明は従釆のような完全Q化された即席米ではな
く、生米を吹いた場合のように壊れた食感を有し、しか
も生米に比較して炊飯時間が短縮できる早炊き米の製造
法につき種々研究を重ねた結果本発明を完成したもので
ある。
および膨化処理を行って調製されたものである。しかし
ながら従来の完全Q化炊飯米はいずれもその品質が蒸し
直した飯のような食感を呈する外、栄養分の損失、保形
性の低下等を来たし満足する品質の製品は得られなかっ
た。本発明は従釆のような完全Q化された即席米ではな
く、生米を吹いた場合のように壊れた食感を有し、しか
も生米に比較して炊飯時間が短縮できる早炊き米の製造
法につき種々研究を重ねた結果本発明を完成したもので
ある。
すなわち本発明は玄米あるいは潟精米(以下鳩精米等と
称する)を水あるいは温湯に浸潰して含水量を20〜3
0%に調整した後急激に凍結し次いで減圧下で乾燥する
ことによって達成されるものである。
称する)を水あるいは温湯に浸潰して含水量を20〜3
0%に調整した後急激に凍結し次いで減圧下で乾燥する
ことによって達成されるものである。
また本発明は前記浸糟工程の後に短時間熱処理を行って
米粒の表層部を軽く糊化して強度を増すことにより一層
好ましい結果が得られる。この熱処理の手段としては熱
湯あるいは黍熱による処理が挙げられる。さらに本発明
方法は、前記水あるいは温湯処理後、熱湯あるし、は蒸
熱処理後にマイクロウェーブにより短時間処理すること
によって、米粒内部の殿粉分を軽度にQ化させて食感の
優れた早炊き米を得ることもできる。潟精米等の水分調
整の目的で行う浸濃処理は、常温の水の場合一般に30
〜12の分滞留させればよく、また温湯(30〜80q
o)処理を行う場合は通常0 5〜20分滞留させれば
よい。
米粒の表層部を軽く糊化して強度を増すことにより一層
好ましい結果が得られる。この熱処理の手段としては熱
湯あるいは黍熱による処理が挙げられる。さらに本発明
方法は、前記水あるいは温湯処理後、熱湯あるし、は蒸
熱処理後にマイクロウェーブにより短時間処理すること
によって、米粒内部の殿粉分を軽度にQ化させて食感の
優れた早炊き米を得ることもできる。潟精米等の水分調
整の目的で行う浸濃処理は、常温の水の場合一般に30
〜12の分滞留させればよく、また温湯(30〜80q
o)処理を行う場合は通常0 5〜20分滞留させれば
よい。
また熱湯処理は沸騰水中に浸糟する場合であれば5分以
内、また生蒸気の噴射によって行う場合は1分以内の処
理でよい。マイクロウェーブ処理は出力IKWの場合で
3分以内の照射で処理することが好ましい。なおタマィ
クロウェーブ処理に使用する装置としてはマイクロウェ
ーブの出力を可変できるものが好ましい。凍結処理方法
としては前処理した溝精米等を−10℃以下の冷風と揺
動させながら接触させるかあ0るし、は液化炭酸ガス、
液化窒素ガス等の各種冷煤に接触させて凍結するかある
いは定置式凍結装置等によって行われるが、特に初期に
流動させながら表面凍結を行うと米粒の単体保全が容易
となり、塊状に凝固することが防止できるので好まし夕
し、。
内、また生蒸気の噴射によって行う場合は1分以内の処
理でよい。マイクロウェーブ処理は出力IKWの場合で
3分以内の照射で処理することが好ましい。なおタマィ
クロウェーブ処理に使用する装置としてはマイクロウェ
ーブの出力を可変できるものが好ましい。凍結処理方法
としては前処理した溝精米等を−10℃以下の冷風と揺
動させながら接触させるかあ0るし、は液化炭酸ガス、
液化窒素ガス等の各種冷煤に接触させて凍結するかある
いは定置式凍結装置等によって行われるが、特に初期に
流動させながら表面凍結を行うと米粒の単体保全が容易
となり、塊状に凝固することが防止できるので好まし夕
し、。
減圧乾燥処理は脱気槽において例えば0.2〜0.01
側Hg程度に脱気すればよく、この場合処理した鴇精米
等をQ化させない範囲の温度(例えば6び0以下の低温
)で加熱を行うと乾燥を促進させることができる。
側Hg程度に脱気すればよく、この場合処理した鴇精米
等をQ化させない範囲の温度(例えば6び0以下の低温
)で加熱を行うと乾燥を促進させることができる。
次に添付図面を参照しながら説明する。
鳩精米等を浸債槽1に投入して米の含水量を20〜30
%に調整した後コンベア−2で水切りしながら凍結槽3
に運び凍結後脱気槽4で減圧乾燥して製品を得る。
%に調整した後コンベア−2で水切りしながら凍結槽3
に運び凍結後脱気槽4で減圧乾燥して製品を得る。
なお凍結槽3と脱気槽4とは一体となった装置でもまた
別個になった装置でもよい。また熱湯槽5を設ける場合
はコンペアー2の途中に配設した熱湯中をコンペアーで
通過させる方法が望ましいが他の方法としては水または
温湯に浸潰した鳩精米等をステンレス製のメッシュ館で
探り分けて行うこともできる。マイクロウェーブ処理は
トンネル型の装置6を用いてコンペアー2の速度を調整
することによって滞留時間を変えることができる。本発
明方法によって処理された鳩精米等は熱変性が皆無かあ
るいは軽度の影響しか受けていないので殆んど生米の場
合と変らない食感の製品が得られる。
別個になった装置でもよい。また熱湯槽5を設ける場合
はコンペアー2の途中に配設した熱湯中をコンペアーで
通過させる方法が望ましいが他の方法としては水または
温湯に浸潰した鳩精米等をステンレス製のメッシュ館で
探り分けて行うこともできる。マイクロウェーブ処理は
トンネル型の装置6を用いてコンペアー2の速度を調整
することによって滞留時間を変えることができる。本発
明方法によって処理された鳩精米等は熱変性が皆無かあ
るいは軽度の影響しか受けていないので殆んど生米の場
合と変らない食感の製品が得られる。
また本発明の早炊き米は淳論旨減圧乾燥により潟精米等
の組織が多孔化するので水の浸透性も良く、それと共に
熱の伝導も豚乳部内部迄容易になるので炊飯時間を短縮
することができる。また本発明の他の効果として玄米を
処理した場合は圧力釜を使用することなく普通の炊飯器
で炊飯することができる。次に本発明をさらに具体的に
説明するために実施例を掲げるが、本発明は以下の実施
例に限定されるものではない。
の組織が多孔化するので水の浸透性も良く、それと共に
熱の伝導も豚乳部内部迄容易になるので炊飯時間を短縮
することができる。また本発明の他の効果として玄米を
処理した場合は圧力釜を使用することなく普通の炊飯器
で炊飯することができる。次に本発明をさらに具体的に
説明するために実施例を掲げるが、本発明は以下の実施
例に限定されるものではない。
実施例 1
2ぴCの水に30分間浸潰した精白米−20午0の気流
中で6の砂間表面凍結した後−20qoの保冷庫で完全
凍結後減圧乾燥を行ない、水分2%の早吹き米を得た。
中で6の砂間表面凍結した後−20qoの保冷庫で完全
凍結後減圧乾燥を行ない、水分2%の早吹き米を得た。
この製品を通常の炊飯方法に従って700Wの電気釜で
炊飯したところ15分間で炊き上った。なお原料米を前
記電気釜で炊飯したところ15分では食事に供し得るよ
うなQ化米になっていなかつた。実施例 2 20℃の水に60分間浸燈した舷芽米を水切り後出力I
KWのマイクロウェーブに3分間照射して振動コンペア
ー上で液化炭酸ガスに接触させた後−30℃の保冷庫で
3時間凍結後0.4脚Hgの減圧下で30午0で12時
間乾燥を行い水分4.8%の早炊き米を得た。
炊飯したところ15分間で炊き上った。なお原料米を前
記電気釜で炊飯したところ15分では食事に供し得るよ
うなQ化米になっていなかつた。実施例 2 20℃の水に60分間浸燈した舷芽米を水切り後出力I
KWのマイクロウェーブに3分間照射して振動コンペア
ー上で液化炭酸ガスに接触させた後−30℃の保冷庫で
3時間凍結後0.4脚Hgの減圧下で30午0で12時
間乾燥を行い水分4.8%の早炊き米を得た。
この製品と原料米を各々100夕を上部に脱気用小孔を
有する耐熱合成樹脂袋に入れ、水i50の【を加え、家
庭用電子レンジで出力IKWで6分間照射した結果本発
明の製品は食事に供し得るQ化米になったが、原料米は
食事に供し得るものは得られなかった。
有する耐熱合成樹脂袋に入れ、水i50の【を加え、家
庭用電子レンジで出力IKWで6分間照射した結果本発
明の製品は食事に供し得るQ化米になったが、原料米は
食事に供し得るものは得られなかった。
実施例 3
30午○の温水に45分間浸潰した精白米を水切りした
後沸騰水中で1.流ご間滞留させた後定置型凍結真空乾
燥中で−2000で6時間凍結後0.4肋Hgの減圧下
で3800に加溢しながら1独特間乾燥し水分2.6%
の早吹き米を得た。
後沸騰水中で1.流ご間滞留させた後定置型凍結真空乾
燥中で−2000で6時間凍結後0.4肋Hgの減圧下
で3800に加溢しながら1独特間乾燥し水分2.6%
の早吹き米を得た。
前記の早炊き米と市販の加熱乾燥したQ化米とを耐熱性
の有孔ポリ袋に入れ沸騰水中で18分間加熱を行ったと
ころ本発明に係る早炊き米の方が粘性が優れていた。
の有孔ポリ袋に入れ沸騰水中で18分間加熱を行ったと
ころ本発明に係る早炊き米の方が粘性が優れていた。
実施例 4
20午0の水に玄米を2時間浸潰した後−20ooの気
流中で6■ご間凍結を行なった後0.6肋Hgの減圧下
で12時間30qoに加熱して乾燥し、水分4.3%の
早炊き米を得た。
流中で6■ご間凍結を行なった後0.6肋Hgの減圧下
で12時間30qoに加熱して乾燥し、水分4.3%の
早炊き米を得た。
得られた早炊き玄米300夕を700Wの炊飯器で1.
ぴ部こ加水して25分間炊飯したところ玄米食として十
分であった。
ぴ部こ加水して25分間炊飯したところ玄米食として十
分であった。
なお玄米を同様の条件で炊飯したところ未だ食用に供す
ることができなかった。
ることができなかった。
添付図面において第1図は本発明方法の工程図を示した
ものである。 第1図
ものである。 第1図
Claims (1)
- 1 玄米および搗精米を水または温湯に浸漬した後凍結
し、減圧乾燥することを特徴とする早炊き米の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52059324A JPS6010695B2 (ja) | 1977-05-24 | 1977-05-24 | 早炊き米の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52059324A JPS6010695B2 (ja) | 1977-05-24 | 1977-05-24 | 早炊き米の製造法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59169912A Division JPS6035096B2 (ja) | 1984-08-16 | 1984-08-16 | 微粉状米粉の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53145943A JPS53145943A (en) | 1978-12-19 |
JPS6010695B2 true JPS6010695B2 (ja) | 1985-03-19 |
Family
ID=13110054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52059324A Expired JPS6010695B2 (ja) | 1977-05-24 | 1977-05-24 | 早炊き米の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010695B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6343591U (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-23 | ||
JP2008131887A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Nagatanien:Kk | 電子レンジ炊飯可能な加工米の製造方法 |
CN101961094A (zh) * | 2010-11-02 | 2011-02-02 | 中国农业大学 | 一种食用杂粮杂豆改质调构的方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59192046A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-10-31 | Shinwa Shokuhin Kk | 穀類の外皮処理法 |
JP2009100739A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-05-14 | Nagatanien:Kk | 電子レンジ炊飯可能な加工米の製造法 |
JP2014023481A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Asako Yamamoto | 冷凍食材及びその製造方法 |
-
1977
- 1977-05-24 JP JP52059324A patent/JPS6010695B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6343591U (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-23 | ||
JP2008131887A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Nagatanien:Kk | 電子レンジ炊飯可能な加工米の製造方法 |
CN101961094A (zh) * | 2010-11-02 | 2011-02-02 | 中国农业大学 | 一种食用杂粮杂豆改质调构的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53145943A (en) | 1978-12-19 |
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