JPS5978176A - ヘキサフルオロプロピレンオキシドの製法 - Google Patents

ヘキサフルオロプロピレンオキシドの製法

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JPS5978176A
JPS5978176A JP57188792A JP18879282A JPS5978176A JP S5978176 A JPS5978176 A JP S5978176A JP 57188792 A JP57188792 A JP 57188792A JP 18879282 A JP18879282 A JP 18879282A JP S5978176 A JPS5978176 A JP S5978176A
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青島 淳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヘキサフルオロプロピレンオキシド(以下、
HFPOと略記する)を製造する方法に関するものであ
る。さらに詳しく言えば、次亜塩素酸塩を酸化剤として
使用し、ヘキサフルオロプロピレン(以下、HFPと略
記する)よりHF’POを製造する方法に関するもので
ある。
HFPOは、ヘキサフルオロアセトン、パーフルオロビ
ニルエーテル等の有用な含フツ素化合物を製造するだめ
の中間体であp1又、HFPOのポリマーは熱媒、潤滑
油等の広範な用途がある。
HFPOはRFPのエポキシ化反応により製造され得る
が、HFPはプロピレンのような炭化水素系オレフィン
や塩化アリルのような塩素化炭化水素系オレフィンとは
非常に異なった化学的性質を有するため、RFPをプロ
ピレンや塩化アリルと同様の方法でエポキシ化する事は
困難な場合が多い。
例えば、プロピレン、塩化アリルとも、クロルヒドリン
を経由してアルカリにより閉環するクロルヒドリン法で
エポキシ化される。これに対して、RFPをクロルヒド
リン法でエポキシ化しようとした場合には、クロルヒド
リンが不安定でカルボニル化合物へ分解するため、HF
POに誘導する事は出来ない。
したがって、RFPのエポキシ化方法としては、これま
で、炭化水素系オレフィンや塩素化炭化水素系オレフィ
ンのエポキシ化方法とは異なる各種の方法が提案されて
きたが、いずれも工業的に有利なHFPOの製造法とは
言えない。
従来、米国特許第3,358,003号明細書に記載さ
れている、アルカリ性過酸化水素の媒質中において、H
FPをHF’POに酸化する方法、あるいは、特公昭4
5−11683号公報に記載されている、不活性溶媒の
存在下においてRFPを酸素で)TFPOに酸化する方
法等が代表的なHFPO製造方法として知られている。
しかしながら、これらのいずれの方法でも反応の制御が
難かしく、生成HFPOの分解抑制が困難であったり、
あるいけ、多量の副生成物が生成するなどして、高収率
でHFPOを得る事は出来ない。さらに、これらの方法
ではRFP転化率を高くするとHFPO選択率が低下し
てしまうので、I(FPを有効に用いるためには、低H
f;’P転化率で反応を4)め、未反応のHF’PをH
FPOよシ分離回収して再使用する必要がある。ところ
が、RFPの沸点(−29,4℃)とHFPOの沸点(
−27,4℃)は非常に近接[7ており、両者を蒸留分
離する事は困難であるので、その分離のためには特殊な
分離操作が必要とされる。その例としては、例えば、H
FPと臭素を反応させて高沸点のジブロム体にしてHF
POと分離する方法、あるいは米国特許第3 、326
 、780号1.米国特許第4 、134 、796号
等に記載されている抽出蒸留分離法等が提案されている
が、いずれも繁雑な分離方法であり、HFPOの製造コ
ストを大幅に増加させるものである。
一方、次亜塩素酸塩を用いる酸化方法として、次亜塩素
酸塩水溶液にアセトニトリル、ジグライム等の極性溶媒
を添加した系でHFPよりHFPOが生成する事が知ら
れ−(イル(IZV、a、NA[,5SSR。
SER,KHIM、 、79. (11)250(J 
)が、本発明者らがこの方法を検討したところ、HFP
Oの選択率が10%前後であり、高収率を得る事は出来
なかった。この原因としては、この反応系が極性溶媒と
アルカリ性の次亜塩素酸塩水溶液との均一混合系である
ので、生成したHFPOが容易にアルカリ性条件下で水
と反応して分解するだめと思われる。又、この方法では
反応後に反応系から極性溶媒を回収するという面倒な工
程も必要である。以上の点から、この反応方法も実用的
な1(FPO製造技術にはなり得ない。
本発明者らは、このような従来方法の欠点を克服し、R
FPよシ簡単に、かつ高収率でHFPOを製造する方法
を見い出すべく鋭意検討した結果、次亜塩素酸塩を酸化
剤として使用し、スルホニウム塩の存在下で、水相と有
機相の二相系で反応を行なうとHFPよシ高収率でHF
POが得られる事を見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次亜塩素酸塩を酸化剤として使用
し、HFPよりHFPOを製造するにおたり、スルホニ
ウム塩の存在下で、水相と有機相の二相系で反応を行な
う事を特徴とする新規なI(FPO製造法を提供するも
のである。
本発明の二相系反応においCは、実質的にほとんどすべ
てのHFPおよび生成HFPOは有機相中に含まれてい
る。本発明の方法によれば、RFPの転化率を高くして
も、高選択率でHFPOが得られるが、その理由として
は、生成HFPOがアルカリ性の水溶液と異なった相中
に存在するので、アルカリ性水溶液と接触する事による
HFPOの分解が起こりにくいためと思われる。したが
って、本発明の方法によれば、RFP転化率を尚くする
事により繁雑なRFPとHF’POの分離工程やFIF
Pのリサイクル工程を省略する事も可能である。
反応後、有機相と水相は分離され、有機相から蒸留等の
分離操作により)(FPOは容易に単離される。又、H
FPOが除去された残存布1機相中には、スルホニウム
塩が含まれており、この残存有機相はその捷オ反応に循
環再使用する事が出来るので、溶媒や触媒の回収が非常
に簡単である。
以上のように、本発明の方法では、高収率でHFPOが
得られ、かつ製造工程が非常に簡単になる。したがって
、本発明の方法を実施する際には反応装置の建設費なら
びに運転コストが安くなり、非常に経済的な)(iFP
o製造プロセスが可能となる。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に用いられる次亜塩素酸塩は、反応条件下で次亜
塩素酸イオンを遊離するものであればよい。本発明に用
いられる次亜塩素酸塩の例としては、例えば、次亜塩素
酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム等のアルカリ金属塩
、あるいは次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸バリウム
等のアルカリ土類金属塩等が挙げられる。その中でも、
特に次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸カルノウムは、
漂白剤、殺菌剤等の用途向けに工業的に大量生産されて
おり、安価で入手できるので、本発明の方法に用いる次
亜塩素酸塩として適している。
本発明においては、次亜塩素酸塩は主に水相に溶解させ
て使用されるが、その濃度については特に制限はない。
通常は有効塩素濃度として1%から25%の範囲が望ま
しく、特に好まシ2.<は3%から20%の範囲である
。有効塩素濃度があまり低すぎる場合には大量の水相を
取り扱う必要があり、経済的に不利である。又、有効塩
素濃度が高すぎる場合には次亜塩素酸塩が不安定となり
、取り扱いにくくなる。
次亜塩素酸塩とHFPの比は、任意に選択できるが、実
質的な反応成績を得るためには、通常は、RFPIモル
に対し、次亜塩素酸イオンとして0.5グラム当量から
30グラム当量の範囲が望ましく、特に望ましくは0.
8グラム当量から10グラム当量の、範囲である。
本発明の方法に用いられるスルホニウノ・塩としては、
当該反応条件子で安定に存在し、かつ、有機相あるいは
有機相と水相の両方の相に親和性を有するものが望オし
く、例えば、一般式(I)で表わされるようなスルホニ
ウム塩が挙げられる。
R,R,R,S■X○       (1)一般式(1
)において、R,、R2およびR3はたがいに同じか、
又は異なって、炭化水素基あるいは二級アミン基を表わ
す。当該炭化水素基あるいは二級アミン基中に含まれる
炭化水素基では、その種類、長さは使用する溶剤、要求
される反応速度等に応じて適宜選択される。炭化水素基
の種類と[7ては、例エバ、アルキル基、アルケニル基
、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール基
、アラアルキル基、アルケニルアリール基等が使用され
、特に好1しくけアルキル基、アリール基、アラアルキ
ル基等が使用される。又、炭化水素基の長さは、R,、
R,およびR3に含まれる炭素数の合計として通常はス
ルホニウムイオン1個あたり6個から100個の範囲よ
り選ばれ好ましくは8個から90個の範囲より選ばれ、
特に好ましくは10個から80個の範囲より選ばれる。
上記炭化水素基は不活性官能基で置換して使用すること
も出来る。その不活性官能基は、反応条件に応じて制限
されるが、通常ハハロケン、アシル基、カルボキシル基
、エステル基、ニトリル基、アルコキシル基等が使用さ
れる。R+ R2R3S■イオンにおいては、イオン内
で複素環が形成されていてもよいし、又、R7、R2あ
るいはR3が高分子化合物の一部であってもかまわない
一般式(1)における陰イオンX■としては、各種の陰
イオンが使用できるが、通常はハロゲンイオン、ハロゲ
ンイオン以外の各種鉱酸イオン、有機酸イオン等が使用
される。
陰イオンXOの例としては、例えば、塩素イオン、臭素
イオン、沃素イオン、弗素イオン、硫酸水素イオン、硫
酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、過塩素酸イオン
、p−トルエンスルホン酸イオン、テトラフルオロボレ
ートイオン、ジフルオロトリメチルシリケートイオン等
が挙げられる。
二股式(1)で表わされるスルホニウム塩の例としては
、例えば、ジプチルメチルスルホニウムアイオダイド、
トリーn−ブチルスルホニウムテトラフルオロボレー 
ト、ジヘキシルメチルスルホニウムアイオダイド、ジシ
クロヘキシルメチルスルホニウムアイオダイド、ドデシ
ルエチルメチルスルホニウムクロライド、メチルジオク
タデシルスルホニウムアイオダイド、ドデシルベンジル
メチルスルホニウムメチルサルフエー)、L6−へキサ
メチレンビス(ジメチルスルホニウムブロマイド)、ト
リス(ジメチルアミノ)スルホニウムジフルオロトリメ
チルシリケート、トリス(ジエチルアミノ)スルホニウ
ムジフルオロトリメチルシリケート、トリス(N−メチ
ル−N−オクタデシルアミノ)スルホニウムジフルオロ
トリメチルシリケート、トリス(ジメチルアミノ)スル
ホニウムクロライド等が挙げられる。
本発明の方法に用いられるスルホニウム塩の量は溶媒の
種類、要求される反応速度等に応じて適宜選択されるが
、通常は使用される次亜塩素酸イオン1グラム当量に対
し、0.0001モルから1モルの範囲より選ばれ、特
に好ましくは0.001モルから0.3モルの範囲より
選ばれる。スルホニウム塩の量が少なすぎると、実質的
な反応速度が得られず、又、多すぎると反応速度が速す
ぎて反応を制御する事が困難になったり、スルホニウム
塩のコスト負担が大きくなったりして経済的に不利であ
る。
本発明の反応は、水相と有機相の二相系で行なわれる。
この場合の有機相はf(FPを含有して水相と異なった
相を形成しておればよく、特にそれ以上の制限はなく、
例えば、主にH1i’P自身からなる相である事も出来
、あるいは水に難溶性のスルホニウム塩とHFPからな
る相である事も出来、さらには、水相に対し実質的に不
混和性あるいは難混和性の不活性溶剤とRFPからなる
相である事も出来る。
又、本発明の方法を実施する際には、実質的に大部分の
RFPを含有する有機相と、次亜塩素酸塩を含有する水
相があればよいのであって、この系にそれ以外の他の相
があってもかまわない。例えば、有機相が相溶性の低い
2種類の媒質よりなり二相を形成していたシ、あるいは
スルホニウム塩が不溶性の担体に担持されていて第三相
を形成しているような場合でも本発明の方法を行なう事
が出来る。
本発明の方法に用いられる有機相用の水相に対して実質
的に不混和性、あるいは難混和性の不活性溶剤の例とし
ては、例えば、n−ヘキサン、n−オクタン、n−デカ
ン等の脂肪族炭化水素類;シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン、デカリン等の脂環式炭化水素類;ベンゼン
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ジイソプ
ロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル等のエーテル
類;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1.2
−ジクロルエタン、クロルベンゼン等の塩素化炭化水素
類;1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオ
ロエタン、フルオロトリクロルメタン、1.1.2− 
)ジクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン、1.1
,2.2−テトラクロロ−1,2−ジフルオロエタン等
のクロロフルオロカーボン類:バーフルオロシクロブタ
ン、パーフルオロジメチルシクロブタン、パーフルオロ
ヘキサン、パーフルオロオクタン、パーフルオロデカン
、ヘキサフルオロベンゼン等のペルフルオロカーボン類
;あるいはこれらの混合溶媒等が挙げられる。以上の各
種溶媒の中でも、クロロフルオロカーボン類やペルフル
オロカーボン類等の含フツ素化合物がHFPおよびHF
POの溶解度が高く、特に本発明の方法に適している。
又、塩素化炭化水素類は、一般にスルホニウム塩に対す
る溶解性が高く本発明の方法に適している。
有機相と水相の容積比は反応方法、反応条件等に応じて
任意に選択できるが、有機相は通常は水相の0.05倍
から20倍が望ましく、特に望ましくは0.2倍から5
倍の範囲である。
本発明を実施する場合の反応温度は、触媒量、反応液組
成、目的反応速度等に応じて決定されるが通常は一25
℃から100℃の範囲が望甘しく、特に望ましくは一1
7℃から50℃の範囲である。反応温度が低すぎると実
質的な反応速度が得られなかったシ、場合によっては水
相が凍って反応が出来なくなったシする。又、反応温度
が高すぎるとHFPOの分解が顕著になり、HFPO選
択率が低下する。
本発明を実施する場合の反応圧力は、有機相を液相に保
つに十分の圧力であれば特にそれ以上の制限はない。し
たがって、反応圧力は有機相9s。
類、組成によって選択されるが、通常は1気圧から20
気圧の範囲が望ましい。
本発明を実施する場合の反応方法としては、バッチ式、
半流通式、流通式いずれの反応方法も可能である。その
例としては、例えは、I−IFPおよびスルホニウム塩
を含む有機相と、次亜塩素酸塩を含む水相との向流反応
あるいは並流反応が挙げられる。これらの方法は通常使
用される向流反応装置あるいは並流反応装置で容易に実
施される。又、反応によシ生成したHFPOは、実質的
にほとんどすべてが有機相中に含まれるので、有機相か
ら蒸留等の分離操作によりHFPOを容易に単離、精製
する事が出来る。HFPOが除去された残存有機相中に
は、スルホニウム塩が含丑れでいるが、この有機相はそ
のまま反応に循環再使用する事が出来る。
以下に、実施例および比較例で本発明をさらに詳1〜く
説明するが、かかる説明は何ら本発明を限定するもので
はない。
実施例1 フッ素樹脂でコーティングした攪拌子が入った内容量5
0−の耐圧びんにクロロホルム18rn1% 有効塩素
濃度12チの次亜塩素酸ナトリウム水溶液2O−1HF
P O,6y (4ミリモル)および触媒としてジ−n
−ブチルメチルスルホニウムアイオダイド0.12F 
 ((+、42ミIJモル)を充填する。次に、この反
応液を0℃に冷やしだ後、マグネチツクスターラーによ
り反応容器内の攪拌子を回転させ反応液を混合して反応
を開始する。反応中は反応温度を0℃に保つ。30分後
に撹拌子の回転を止め反応液を静置して水相とF −1
13相を分離させ、F−113相中に含まれるRFPと
HFPOをガスクロマトクラフイ]により定量したとこ
ろ、HFPの転化率98%、HFPOの選択率68%で
あった。
比較例1 実施例1と同様の反応を、触媒のジ−n−ブチルメチル
スルホニウムアイオダイドを使用しないで行なった。そ
の結果、FIFPOの生成は痕跡量であり、龜はずべて
のHFPが回収された。
実施例2 実施例1と同様の反応を、触媒のジ−n−ブチルメチル
スルホニウムアイオダイド0.]、2Si’のかわりに
0.04 Fを使用して反応温度30℃で行なったとこ
ろRFPの転化率73%、HFPOの選択率61%であ
った。
実施例3 実施例】と同様の反応を、触媒のジ−n−ブチルメチル
スルホニウムアイオダイドを0.12 fのかわシに0
.209を使用し、反応温度θ℃のかわりに反応温度−
10℃で行なったところ、RFPの転化率88%、HF
POの選択率71%であった。
実施例4 実施例1と同様の反応を、ジ−n−ブチルメチルスルホ
ニウムアイオダイド0.12Fのかわりに、トリーn−
ブチルスルホニウムテトラフルオロボレート0.12f
を使用して行なったところ、RFPの転化率71%、H
FPOの選択率67チであった。
実施例5 実施例1と同様の反応を、ジ−n−ブチルメチルスルホ
ニウムアイオダイド0.129のかわりに、メチルジオ
クタデシルスルホニウムアイオダイド(1,309を使
用して行なったところ、反応時間20分でRFPの転化
率89%、HFPOの選択率72%であった。
実施例6 実施例1と同様の反応を、ジ−n−ブチルメチルスルホ
ニウムアイオダイド0.12 Fのかわりに、トリス(
ジエチルアミン)スルホニウムジフルオロトリメチルシ
リケー) (1,2(l Fを使用して行なったところ
、反応時間1時間でRFPの転化率64チ、HFPOの
選択率63%であった。
実施例7゜ 実施例1と同様の操作を行なうが、存効塩素濃度12%
の次亜塩素酸ナトリウム水溶液2o―のがゎシに、有効
塩素含有量65%の高度サラン粉(主成分は次亜塩素酸
カルシウム)4.62を含む水溶液20−を使用して反
応を行なったところ’I HFPの転化率71%、HF
POの選択率64%であった。
実施例8 実施例1と同様の反応を、ジ−n−ブチルメチルスルホ
ニウムアイオダイド0.129のかわりに、トリス(N
−メチル〜N−オクタテシルアミノ)スルホニウムジフ
ルオロトリメチルシリケート0.30 fを使用して行
なったところ、反応時間1時間でRFPの転化率65%
、HFPOの選択率69チであった。
特許出願人 旭化成工業株式会社 代理人弁理士 星  野    透 19− 手続補正書(自発) 昭和57年11月25日 1 事件の表示 昭和57年 特許 願第188792号3、 補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 □ ア 東京都新宿区四谷3丁目7番地かつ新ビル5B
補正の内容 明細書の記載を次のとおり補正する。
(1)  第16頁17行目 「水相とF−1,13相を分離させ、F−11,3相」
を 「水相とクロロホルム相を分離させ、クロロホルム相」 と訂正する。
特許出願人  旭化成工業株式会社 代理人弁理士  星  野    透  1−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  次亜塩素酸塩を酸化剤とR7て使用し、ヘキ
    サフルオロプロピレンよりヘキサフルオロプロピレンオ
    キシドを製造するにあたり、スルホニウム塩の存在下で
    、水相と7PA機相の二相系で反応を行なう事e[徴と
    するヘキサフルオロプロピレンオキシドの製法。
  2. (2)  スルホニウム塩として一般式(Dで表わされ
    るスルホニウム塩を使用する事を特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のへキサフルオロプロピレンオキシドの
    製法。 RIR2R3S■X○     (1)〔但し、(I)
    式中、R,、R2およびR8はだがいに同じか、又は異
    なって、炭化水素基あるいは二級アミノ基を表わす。R
    I R2R5S■イオンではイオン内で複素環を形成し
    ていてもよい。RI 、RtおよびR8の太きさは、R
    I 、RtおよびR3に含まれる炭素数の合計として、
    スルホニウムイオン1個あたり6個から100個の範囲
    である。XOは有機又は無機陰イオンを表わす。〕
  3. (3)  次亜塩素酸塩として、次亜塩素酸す) IJ
    ウム、あるいは次亜塩素酸カルシウムを使用する事を特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載のへギザ
    フルオロプロピレンオキシドの製法。
JP57188792A 1982-10-27 1982-10-27 ヘキサフルオロプロピレンオキシドの製法 Granted JPS5978176A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03148270A (ja) * 1989-08-25 1991-06-25 E I Du Pont De Nemours & Co ペルフルオロオレフインの3液相エポキシ化

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US3996259A (en) * 1975-11-06 1976-12-07 The Dow Chemical Company Oxidation of organic compounds by aqueous hypohalites using phase transfer catalysis

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