JPS595563Y2 - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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Publication number
JPS595563Y2
JPS595563Y2 JP16197579U JP16197579U JPS595563Y2 JP S595563 Y2 JPS595563 Y2 JP S595563Y2 JP 16197579 U JP16197579 U JP 16197579U JP 16197579 U JP16197579 U JP 16197579U JP S595563 Y2 JPS595563 Y2 JP S595563Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
slide core
back plate
cavity
molding
Prior art date
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Expired
Application number
JP16197579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5679314U (ja
Inventor
政雄 岡本
Original Assignee
豊田合成株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 豊田合成株式会社 filed Critical 豊田合成株式会社
Priority to JP16197579U priority Critical patent/JPS595563Y2/ja
Publication of JPS5679314U publication Critical patent/JPS5679314U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスライドコアを具備する射出成形用金型に関す
るもので、成形品の一部を白抜きしたり、肉厚を調整す
ることを簡易に行ない得る金型を提供することを目的と
するものである。
射出成形品、例えば車両のインストルメントパネルやコ
ラムカバー等においては、車両の仕様により特定のメー
タ類、配線等を設置するものや設置しないものがあり、
このため部分的に白抜きしたり肉厚を変えたりすること
が必要となる。
このような製品を射出成形する金型では、先端に成形面
を形成したスライドコアを、その成形面をキャビティに
臨ましめ背面を金型内に設けた受は面に当接せしめるよ
うにして金型内に設置し、長さの異るスライドコアに交
換することにより、成形面のキャビティ内への突出度を
調整して成形品の肉付き、白抜き等の調整を行なってい
た。
従って、複数個のスライドコアを準備しなければならな
いため、金型材料や金型加工がコスト高となる。
また、スライドコア交換時には既設のスライドコアを金
型から取出して別のスライドコアを設置する必要があり
、特に大型のスライドコアにおいては交換作業が極めて
面倒であった。
そこで本考案は、金型内の上記受は面と当接してスライ
ドコアの位置決めをなすスライドコアの背面に背板を着
脱交換可能に設置することにより上記の問題を解決した
もので、スライドコア全体を金型から抜出すことなく、
単に背板を着脱したり、あるいは厚さの異る背板と交換
するのみで、成形品の白抜き、肉付き、および肉厚の調
整を簡易に行なうことができる。
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の金型を適用することにより得られるス
テアリングのコラムカバーであって、コラムカバー1,
2は同型の射出成形品で゛あり、コラムカバー1は電気
配線類を挿通するための白抜き部3を有しており、コラ
ムカバー2の該部分は肉イ寸きとされている。
第2図は上記コラムカバーを射出成形するための金型で
4は可動型、5は固定型であって、型閉じすることによ
り両者間にコラムカバー1または2を成形するためのキ
ャビティ6が形成される。
可動型4には下から押上げピン13が挿通され、その先
端がキャビティ6に臨んでいる。
可動型4および固定型5の間には断面はは゛L字形のス
ライドコア7が配設されている。
このスライドコア7の本体70の先端にはその外周形状
が上記白抜き部3と同一で、可動型4の成形面9と対向
する平面をなす成形肉12が形成され、該成形面はキャ
ビティ6内に突出して成形面9と密着している。
スライドコア本体70の背面側は傾斜面73が形成され
て、該面には、キャビティ6において成形される製品の
肉厚よりもやや薄い背板71が装着しである。
スライドコア本体70は可動型4内に設置したスプリン
グ11により図示右方向に付勢され、これにより型閉め
時に上記背板71はこれに対向する固定型5の内部に形
成した傾斜面をなす受は面12に圧接されている。
上記背板71は、第3図に示すようにスライドコア本体
70の傾斜面73に皿ねし74により螺着され、着脱可
能である。
以上の如く構成した金型において、キャビディ6に溶融
樹脂を注入し、冷却後第4図に示す如く可動型4を開け
ば、スライドコア7はスプリング11により可動型4に
沿って移動し、押上げピン13を押し上げることにより
成形面1は可動型4より離型される。
これにより、第1図aに示すように側面に上記スライド
コア7の先端部により成形された肉抜き部3を有するコ
ラムカバー1が得られる。
次に第1図すに示すコラムカバー2を得るには、第5図
に示すようにスライドコア本体70の背部傾斜面73か
ら上記背板71(第4図)を除去し、型閉めしてスライ
ドコア本体70のみを金型内に設置して射出成形を行な
う。
この場合、スライドコア7の成形面72はキャビティ6
の幅方向のほぼ沖間部に位置しており、第1図すに示す
ように、側面の一部に薄肉部を有するコラムカバー2が
得られる。
このように本考案の金型においては、スライドコア本体
の背面側に背板を装着し、またこれを取はずすことによ
り成形面の肉抜き、肉付きを自由に行なうことができる
また厚さの異る背板を用いることにより成形前の部分的
肉厚を自由に調整することができる。
従ってスライドコア本体は肉付き、肉抜き等に関係なく
共通のものを使用することができる。
また背板の材料は金型の温度やスプリングの押付力によ
り変形しない耐熱性と剛性を有するものであればよく、
溶融樹脂との接触面を有するスライドコア本体に比して
安価な材料から選ぶことができる。
更に、成形面の肉付きや肉抜きに応じてスライドコア全
体を交換する必要はなく、スライドコアを可動型に載置
したままの状態で背板の着脱および取換えを行なうので
作業性が大きく改善される。
なお、スライドコア本体と背板との着脱手段は上記実施
例のねし止めに限定されるものではなく、例えばスライ
ドコア本体に溝を設け、背板にはその溝に嵌合しかつ摺
動し得る突起部を設けて着脱自在とする等、他の適宜の
手段がとられ得る。
このように本考案は、成形面の肉抜き等のためのスライ
ドコアを有する射出成形用金型において、金型の材料費
および加工費を軽減することができ、成形前の肉抜き、
肉付き等に対応して行なうスライドコアの交換設置の作
業性を大きく改善するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は射出成形品たるコラムカバーの要部斜視図、第
2図ないし第5図は本考案による射出成形用金型実施例
の実施態様を示すもので、第2図は第1の実施態様にお
ける型閉め状態の金型の断面図、第3図は背板を装着し
たスライドコアの断面図、第4図は型開き状態の金型の
断面図、第5図は第2の実施態様における型閉め状態の
金型の断面図である。 1.2・・・・・・コラムカバー、3・・・・・・コラ
ムカバーの肉抜き部、4,5・・・・・・金型、6・・
・・・・キャビティ、7・・・・・・スライドコア、7
0・・・・・・スライドコア本体、71・・・・・・背
板、12・・・・・・受は面、72・・・・・・スライ
ドコアの成形面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定型と可動型の間にキャビティを形成した金型内に成
    形品の白抜きおよび肉厚調整用のスライドコアを設置し
    、該スライドコアの先端に形成した成形面をキャビティ
    に臨ましめるとともに型閉め時に背面を固定型の内部に
    形成した受は面に当接させることによりスライドコアの
    位置決めをなす射出成形用金型において、スライドコア
    の背面に上記受は面と当接せしめる背板を着脱交換可能
    に設置して上記成形面のキャビティ内への突出度を調整
    可能となし、成形品の白抜きおよび厚さ調整を行ない得
    るようになしたことを特徴とする射出成形用金型。
JP16197579U 1979-11-22 1979-11-22 射出成形用金型 Expired JPS595563Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16197579U JPS595563Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16197579U JPS595563Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22 射出成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5679314U JPS5679314U (ja) 1981-06-27
JPS595563Y2 true JPS595563Y2 (ja) 1984-02-20

Family

ID=29673015

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16197579U Expired JPS595563Y2 (ja) 1979-11-22 1979-11-22 射出成形用金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5384262B2 (ja) * 2009-09-10 2014-01-08 小島プレス工業株式会社 成形金型

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Publication number Publication date
JPS5679314U (ja) 1981-06-27

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