JPH03222705A - 模様付き成形品、模様付き成形品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

模様付き成形品、模様付き成形品の製造方法及びその製造装置

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JPH03222705A
JPH03222705A JP1802390A JP1802390A JPH03222705A JP H03222705 A JPH03222705 A JP H03222705A JP 1802390 A JP1802390 A JP 1802390A JP 1802390 A JP1802390 A JP 1802390A JP H03222705 A JPH03222705 A JP H03222705A
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JP
Japan
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sheet material
cavity
mold
mold member
molded product
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Application number
JP1802390A
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English (en)
Inventor
Yukiyasu Arakawa
幸康 荒川
Takehisa Hibi
日比 武久
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
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Publication of JPH03222705A publication Critical patent/JPH03222705A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14827Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles using a transfer foil detachable from the insert

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、模様付き成形品、模様付き成形品の製造方法
及びその製造装置に関するもので、成形と同時に成形品
表面にシート材の凹凸模様を型転写するものである。
〈従来の技術〉 表面にエンボス模様等の凹凸模様を付した合成樹脂成形
品を製造するには、予め金型のキャビティの内面に電鋳
、彫刻、放電加工等によりエンボス加工を施した金型を
使用して、合成樹脂を射出成形して行うのが一般的であ
る。
ここでキャビティの内面の立ち上がり部分にエンボス加
工を施した場合、合成樹脂成形品の表面には該エンボス
加工によってエンボス模様が型転写されることから、合
成樹脂成形品を金型から離型する際、合成樹脂成形品の
エンボス模様にキャビティのエンボス加工部が引っ掛か
って、いわゆるアンダーカント状態になる。
合成樹脂成形品がポリプロピレン、ポリエチレン等の軟
質の合成樹脂からなる場合には、アンダーカット状態で
あっても合成樹脂成形品を撓ませる等して離型すること
が可能であるが、ABS樹脂等のように硬質の合成樹脂
の場合には離型が非常に困難となる。
このため、金型のキャビティには合成樹脂成形品を離型
し易いように数置程度のテーパーが付けられている他に
、該キャビティが形成された側の金型が割り型になって
いる。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、金型を割り型にすると、合成樹脂成形品の表面
に、割り型の接合部に沿ってすし状のいわゆるパーティ
ングラインが現れてしまい、外観を損ねる不都合があっ
た。
また金型のキャビティの内面にエンボス加工を施す場合
、エンボス模様を変更する毎に金型を準備しなければな
らず、少量多品種の成形品を製造しようとすると、多種
類の金型が必要となって設備コストが高騰化する不都合
があった。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、成形品の表面にパー
ティングラインが現れず、また金型のキャビティの内面
にエンボス加工を施さなくても済み、少量多品種の成形
品を製造する際、製造設備がコスト高にならずに済む模
様付き成形品、模様付き成形品の製造方法及びその製造
装置を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため本発明の模様付き成形品は、成
形品の表面に、凹凸模様を付した耐熱性のシート材の該
凹凸模様を、型転写により形成したことを特徴としてい
る。
また本発明の模様付き成形品の代表的な製造方法は、凹
凸模様を付した耐熱性のシート材で金型の内面に模様を
形成して、該金型で成形品を成形する際に該シート材の
凹凸模様を成形品の表面に型転写し、成形後に成形品か
ら前記シート材を剥離することを特徴としている。
また本発明の模様付き成形品の製造装置は、凹凸模様を
付した耐熱性のシート材を給送するシート材給送手段と
、キャビティを設けた一方の金型部材と、該キャビティ
内に挿入するコアーを有した他方の金型部材とからなる
金型と、前記シート材給送手段から給送されたシート材
を前記一方の金型部材に固定する固定手段と、前記固定
手段で固定されたシート材を前記キャビティの内面に沿
わせつつ該キャビティと前記コアーとの間に成形樹脂を
注入する成形樹脂射出手段とを具備して、成形品を成形
すると同時に該成形品の表面にシート材の凹凸模様を型
転写し、成形後に一方の金型部材と他方の金型部材を開
いたときにシート材を成形品から剥離するように構成し
たことを特徴としている。
また本発明の模様付き成形品の他の製造装置は、凹凸模
様を付した耐熱性のシート材を給送するシート材給送手
段と、キャビティを設けた一方の金型部材と、該キャビ
ティ内に挿入するコアーを有した他方の金型部材とから
なる金型と、前記シート材給送手段から給送されたシー
ト材を前記一方の金型部材に固定する固定手段と、前記
シート材を加熱する加熱手段と、前記加熱手段で加熱さ
れた前記シート材を前記キャビティの内面に沿うように
成形するシート材成形手段と、前記シート材成形手段で
成形されたシート材が内面にセフ)された前記一方の金
型部材のキャビティと、前記他方の金型部材のコアーと
によって形成された空隙に成形樹脂を注入する成形樹脂
射出手段とを具備して、成形品を成形すると同時に該成
形品の表面にシート材の凹凸模様を型転写し、成形後に
一方の金型部材と他方の金型部材を開いたときにシート
材を成形品から剥離するように構成したことを特徴とし
ている。
〈作用〉 上記手段によれば、成形品の表面の模様は、シート材の
凹凸模様を型転写して形成することがら、パーティング
ラインが現れない。
すなわち金型の内面に凹凸模様を形成し、該凹凸模様を
型転写する場合のように、アンダーカットを避けるため
に金型を割り型にしなくても済み、このため成形品の表
面に割り型の接合部に沿ったパーティングラインが現れ
ない。
また模様の変更は凹凸模様を付したシート材を取り替え
るだけで済む。
〈実施例〉 以下、本発明の好適な一実施例について図面を参照して
説明する。
〔第1実施例〕 第1図乃至第7図(a)、(b)、(C)は本発明の第
一実施例を示している。
まず本発明の製造装置の第一実施例について説明する。
第1図乃至第7図(a)、(b)、(C)中符号1oは
可動側の一方の金型部材としての第1金型部材、20は
固定側の他方の金型部材としての第2金型部材、30は
シート材給送手段、40はシート材固定手段、Aはシー
ト材としてのフィルムである。
第1金型部材10は基板部11と該基板部11に固定さ
れた可動型板部12とから構成されていて、基板部11
が図示しない可動盤に固定されて、第2金型部材20側
に移動するようになっている。
そして可動型板部12の面部中央(第2金型部材と対向
する面部)には底の浅いキャビティ13が形成され、そ
してこのキャビティ13の立ち上がり面には僅かではあ
るが離型し易いようにするためにテーパーが設けられて
いる。
ここで前記可動型板部12には、シート材給送手段30
から給送されたフィルムAを固定するためのシート材固
定手段40が装備されている。
フィルムAは、厚さが25μ〜110 μ程度のPET
(ポリエチレンテレフタレート)フィルムやPBT(ポ
リブチレンテレフタレート)フィルム等の耐熱性を有す
るフィルムからなり、該フィルムの表面にカレンダー加
工等の手段で深さが5μ〜10μ程度の凹凸模様(エン
ボス模様)が形成されている。
本実施例のように底が浅いキャビティ13によってほぼ
平らな成形品D’  (第7図(C)参照)を成形する
場合にあっては、フィルムAの延びが余り必要なく、薄
くても角が破れるようなおそれがないことから、例えば
厚さが25μ〜50μ程度のPE−Tフィルムが使用さ
れる。
またシート材給送手段30には、フィルムAが巻回され
ていて、該フィルムAをエンボス模様が形成された面倒
を第2金型部材20側に向け、またエンボス模様が形成
されていない平滑な面側を可動型板部12側に向けてキ
ャビティ13上に給送するシート材送り装置31と、成
形品D′から剥離した使用済みのフィルムAを巻き取る
シート材巻取り装置32とが装備されている。
そして、前記シート材巻取り装置32側には、フィルム
Aを間欠的に巻き取るための駆動モーター(図示せず)
が連結されていて、該駆動モーターを動作することによ
って、シート材送り装!’31からフィルムAが所定量
送り出される一方、成形品D′から剥離した使用済みの
フィルムAがシート材巻取り装置32に巻き取られる如
く構成されている。
またシート材固定手段40は、第1図及び第6図に示す
ように、キャビティ13の両側位置(第1図の上下位置
)において可動型板部12に対して接離可能に配置され
たシート材押さえ板41と、スプリング42とをそれぞ
れ具備していて、該スプリング42の弾発力を受けてシ
ート材押さえ板41がフィルムAを可動型板部12に固
定する如く構成されている。
前記フィルム押さえ板41は、第6図に示すように、フ
ィルムAの幅よりも長く設定されていて、該フィルムA
の両側に位置するシート材押さえ板41の長さ方向両端
には可動型板12に設けた挿通孔14内に挿入される軸
部43の一端がそれぞれ接続されている。そして挿通孔
14内に位置する軸部43の他端には鍔部43aが設け
られていて、該鍔部43aと挿通孔14の段部14aに
前記スプリング42が圧縮した状態で介在されている。
また前記シート材押さえ板41は、第5図に示すように
基板部11に設けた孔11aから挿通孔14内に挿入さ
れた突出しロッド44によって同図の矢印B方向に移動
して、可動型板部12の面部から離れて、フィルムAの
固定を解除するようになっている。
一方、第2金型部材20は基板部21と該基板部21に
固定されたコアー型板部22とから構成されていて、該
コアー型板部22の面部中央に前記フィルムAを押しな
がら前記キャビティ13内に挿入されて成形品形状の空
隙C(第3図参照)を形成するコアー23が設けられて
いる。
そして基板部21からコアー型板部22とコアー23に
かけて溶融した成形樹脂を射出する成形樹脂射出手段と
してのスプルー24が設けられ、またコアー23の端面
に該スプルー24に連通ずるゲート25が設けられてい
る。
ここでコアー型板部22の面部には逃げ溝22aが設け
られていて、第2金型部材20に第1金型部材10が型
締めされたとき、該逃げ溝22a内に前記シート材押さ
え板41が入るようになっている(第2図及び第3図参
照)。またスプルー24には図示しないが加熱溶融した
成形樹脂を送るための加熱シリンダーの一端が接続され
、そしてこの加熱シリンダーの他端側に成形樹脂を供給
するためのホッパーと、成形樹脂を送り込む射出ラムが
設けられている。
次に本発明の製造方法の第一実施例を説明する。
まず第1図に示すように第1金型部材lOが第2金型部
材20から離れて開いている状態において、シート材給
送手段30のシート材送り装置31からフィルムAをキ
ャビティ13の開口面上に送る。
このときエンボス模様が形成された面倒を第2金型部材
20に向け、エンボス模様が形成されていない平滑な面
倒を可動型板部12に向けている。また第1図には図示
しないがシート材押さえ板41を一旦可動型板部120
面部から離しておき、フィルムAが位置決めされたら、
シート材押さえ板41でフィルムAを可動型板部12の
面部上に固定する。
次いで第2図に示すように第1金型部材10を第2金型
部材20側に移動して型締めする。このときフィルムA
をキャビティ13内に押し込んだ状態でコアー23が該
キャビティ13内に挿入される。
次いで第3図に示すように溶融した成形樹脂りを図示し
ない加熱シリンダーからスプルー24、ゲート25を通
して射出すると、該成形樹脂りの熱で軟化したフィルム
Aが該成形樹脂りの射出圧力によりキャビティ13の内
面側に押されて、フィルムAがキャビティ13の内面に
沿うようになると共に、コアー23とキャビティ13と
フィルムAで形成される空隙C内に成形樹脂りが射出充
填される。
ここで成形樹脂りとしては例えばAs樹脂が使用される
。また成形温度、圧力は例えば190°C〜250°C
,70kg/cj−100kg/c+11である。
そして射出された成形樹脂りが冷却固化すると、成形品
D′が成形されると同時に、該成形品D′の表面にフィ
ルムAのエンボス模様が型転写されることになる。
次いで第1金型部材10を第1図に示す位置に復帰させ
て型開きを行うが、この型開きの過程で第4図に示すよ
うに成形品D′はコアー23側に残ってキャビティ13
から離型すると共に、フィルムAは該成形品D′の表面
から剥離される。
このとき、フィルムAのエンボス模様が形成されていな
い、平滑な面側がキャビティ13の内面に接しているた
め、該フィルムAが型転写の他に離型剤としても働き、
成形品D′がキャビティ13から容易に離型することが
出来る。
この後、第1金型部材10が第5図番こ示すように元の
位置に復帰したら、成形品D′をコアー23から公知の
ストリンパ−プレート等により離型する。
また突出しロッド44を孔11aから挿通孔14内に挿
入してシート材押さえ板41を可動型板部12から押し
出してフィルムAの固定を解除する。そしてシート材送
り装置31により新しいフィルムAをキャビティ13上
に送る一方、成形品D′から剥離された使用済みのフィ
ルムAをシート材巻取り装置32に巻き取り、突出しロ
ッド44を後退させて再びシート材押さえ板41により
フィルムAを可動型板部12に固定する。
そして再び第2図に示すように型締めし、次いで第3図
に示すように成形樹脂りを射出し、次いで第4図に示す
ように型開きする如く、同様の操作を繰り返す。
このようにエンボス模様を付したフィルムAを使用して
成形品D′を成形すると、キャビティ13の内面にエン
ボス模様を形成する場合のように、アンダーカット状態
を避けるために金型を割り型にする必要がない。すなわ
ち第7図(a)に示すように、成形品D′の天面のみな
らず周面にエンボス模様Da’を形成する場合にも第1
金型部材10を割り型にしなくても済む。
このため例えば第7図(C1に示すようなコンパクト容
器の蓋や本体等を構成する成形品D′を製造することが
出来る。
この成形品D′の表面には、フィルムAのエンボス模様
(深さ5μ〜10μ程度の凹凸模様)Da’が精密に型
転写され、従来の割り型で成形する場合のようにパーテ
ィングラインが表れず外観を損ねない上に、合成樹脂製
品に有りがちな安価な惑じを与えず、例えば漆器製品の
ような高級感を醸し出すことが可能となる。一方、成形
後にエンボス模様が型転写された成形品D′の表面にア
ルミニウム等を蒸着すれば、エンボス模様とアルミニウ
ムの光沢とが相まってきらびやかな模様を醸し出すこと
も出来る。
またエンボス模様を付したフィルムAによって金型では
表現出来ない微妙な模様を容易に表現することが出来る
また成形品D′の表面の模様の変更はフィルムAを交換
するだけでよく、キャビティ13の内面に電鋳等の手段
でエンボス模様を形成する場合のように模様毎に金型を
用意して、金型を交換するようにことをしなくても済み
、少量多品種の成形品D′を製造するのに設備コストが
かからず、また金型交換の手間が掛からず、作業コスト
を低減し、作業能率を向上させることが出来る。
なお、成形品D′に付すエンボス模様Da’は同図(b
)に示すように成形品D′の天面のみに設けるか、また
は周面のみ、さらに天面か周面の何れかに部分的に設け
るようにしてもよい。
〔第二実施例] 第8図乃至第15図は本発明の第二実施例を示している
まず本発明の製造装置の第二実施例について説明する。
なお第8図乃至第15図において第1図乃至第7図(a
)、ら)に示す部分と同一部分については同一符号を付
して、その説明を省略する。
この第二実施例の製造装置では、可動型板部12に形成
されるキャビティ15が深く形成されている点と、該キ
ャビティ15に対応してコアー型板22のコアー27が
高く突き出ている点と、キャビティ15の底面にシート
材成形手段としてのエアー吸引用入子16が設けられて
いる点等が前記第一実施例と相違しており、他の部分に
ついては同し構成になっている。
キャビティ15は、前記第一実施例の場合よりも深いこ
とから、該キャビティ15の立ち上がり面に離型し易い
ように第一実施例の場合よりも大きなテーパーが設けら
れている。
また前記エアー吸引用人子16には、キャビティ15の
底面を形成する前面および周面にそれぞれ通気孔16a
が設けられていて、該通気孔16aが可動型板部12に
設けたエアー吸引口17に連通している。
そしてエアー吸引孔17には1示しないが、排気ポンプ
に接続されており、該排気ポンプを動作させると、キャ
ビティ15内の空気がエアー吸引用人子16の通気孔1
6aより排気されると共に、フィルムAを吸引してキャ
ビティ15の内面に沿わせて真空成形するようになって
いる。
このとき、エアーが漏れないようにするため、シート材
押さえ板41′ は第15図に示すように枠状に形成さ
れて、フィルムAをキャビティ15の周辺部に固定する
ようになっている。
なお、型締め時にこのシート材押さえ板41′が逃げる
逃げ溝22a′も平面形状が枠状に形成されている。
第15図ではキャビティ15が方形状であるため、この
キャビティ15の外周形状に合わせてシート材押さえ板
41′を方形枠状に形成した場合を示しているが、キャ
ビティ15が円形状の場合には、これに合わせてシート
材押さえ板41′はリング状に形成される。
またフィルムAの真空成形に先立って加熱するための加
熱手段50が装備されている。この加熱手段50は、ヒ
ーター板51にヒーター52を設けて構成されており、
第1金型部材10と第2金型部材20を開いたときにシ
ート材送り装置31側から該第1金型部材10寄りに移
動し、フィルムAの加熱後に元の位置に退避するように
なっている。
またキャビティ15が深く、深さが1OffII11以
上になる場合(深絞りの成形品D″を成形する場合)、
フィルムAの厚さが薄いと角部が切れるおそれがある。
このため、本実施例ではフィルムAとして例えば70μ
〜90μの厚さのPBTフィルムが使用される。このP
BTフィルムは延びが良く、模様の歪みが少なく、良好
な状態でエンボス模様を成形品D″に型転写することが
出来る。
次に本発明の製造方法の第二実施例を説明する。
まず第8図に示すように第1金型部材10が第2金型部
材20から離れて開いている型開きされた状態において
、ソート材給送手段30のシート材送り装置31からフ
ィルムAをキャビティ15の開口面上に送る。
このときエンボス模様が形成された面倒を第2金型部材
20に向け、エンボス模様が形成されていない平滑な面
倒を可動型板部12に向けている。また第8図には図示
しないがシート材押さえ仮41を一旦可動型板部I2の
面部から離しておく。そしてフィルムAが位置決めされ
たら、スプリング42の弾発力を利用してシート材押さ
え板41′でフィルムAを可動型板部12の面部上に固
定する。
そして加熱手段50のヒーター板51をシート材送り装
置31側から第1金型部材10寄り位置に移動させて、
ヒーター52によりフィルムAを加熱軟化させる。
次いで第9図に示すようにエアー吸引用人子16の通気
孔16aを通してキャビティ15内の空気を吸引して、
該空気をエアー吸引口17より可動型板部12の外に排
気することにより、フィルムAをキャビティ15の内面
に沿うように密着させて真空成形する。
このときフィルムAがシート材押さえ板41′により固
定されているため、エアーが漏れるおそれがなく、何ら
支障なく真空成形が行われる。
次いで第10図に示すように第1金型部材10を第2金
型部材20側に移動して型締めして、コアー27をキャ
ビティ15内に挿入する。これにより、キャビティ15
とフィルムAとコアー27により成形品形状の空隙Cが
形成される。
次いで第11図に示すように溶融した成形樹脂りを図示
しない加熱シリンダーからスプルー24、ゲート25を
通して空隙C内に射出充填する。このとき成形梼脂D、
成形温度、圧力については前記第一実施例の場合と同じ
である。
そして射出された成形樹脂りが冷却固化すると、成形品
D″が成形されると同時に、該成形品D#の表面にフィ
ルムAのエンボス模様が型転写されることになる。
次いで第1金型部材10を第8図に示す位置に復帰させ
て型開きを行うが、この型開きの過程で第12図に示す
ように成形品D″はコアー27側に残ってキャビティ1
5から離型すると共に、フィルムAは該成形品D“の表
面から剥離される。このとき、フィルムAのエンボス模
様が形成されていない、平滑な面側がキャビティ15の
内面に接しているため、該フィルムAが型転写の他に離
型剤としても働き、成形品D″がキャビティ15から容
易に離型することが出来る。
この後、第1金型部材lOが第13図に示すように元の
位置に復帰したら、成形品D#をコアー23から公知の
ストリッパープレート等により離型する。
また突出しロッド44を孔11aから挿通孔14内に挿
入してシート材押さえ板41を可動型板部12から押し
出してフィルムへの固定を解除する。そしてシート材送
り装置31により新しいフィルム人をキャビティ15上
に送る一方、成形品D″から剥離された使用済みのフィ
ルムAをシート材巻取り装置32に巻き取り、突出しロ
ッド44を後退させて再びシート材押さえ板41により
フィルムAを可動型板部12に固定する。
そして再び第8図に示すように加熱し、次いで第9図に
示すようにフィルムAをキャビティ15の形状に真空成
形し、次いで第10図に示すように型締めし、次いで第
11図に示すように成形樹脂りを射出し、次いで第12
図に示すように型開きする如く、同様の操作を繰り返す
この第二実施例の場合も前記第一実施例と同様にキャビ
ティ15の内面にエンボス模様を形成する場合のように
アンダーカット状態にならず、金型を割り型にする必要
がない。
すなわち第14図に示すように成形品D#の天面のみな
らず周面にエンボス模様Da″を形成する場合にも第1
金型部材10を割り型にしなくても済む。
このため表面にパーティングラインが現れずにエンボス
模様が形成され、外観を損ねるおそれがない深絞りの成
形品D#を製造することが出来る上に、第一実施例の場
合と同様に合成樹脂製品に有りがちな安価な怒しを与え
ず、例えば漆器製品のような高級感を醸し出すことが可
能となる。
また第一実施例と同様に成形品D″の表面の模様の変更
はフィルムAを交換するだけでよく、キャビティ15の
内面に電鋳等の手段でエンボス模様を形成する場合のよ
うに模様毎に金型を用意して、金型を交換するようにこ
とをしなくても済み、少量多品種の成形品D″を製造す
るのに設備コストがかからず、また金型交換の手間が掛
がらす、作業コストを低減し、作業能率を向上させるこ
とが出来る。
〔第三実施例〕 第16図及び第17図(a)、b)、(C)は本発明の
第三実施例を示している。なお第16図及び第17図(
a)、(b)、(C)において第1図乃至第15図に示
す部分と同一部分には同一符号を付して、その説明を省
略する。
前記第二実施例において、前記キャビティ15と前記エ
アー吸引用人子16との間にはキャビティ15内のエア
ーを排気するために僅かながら隙間が必要であるが、該
隙間の輪廓形状が合成樹脂りの成形時に該合成樹脂りの
熱と圧力によりフィルムへの表面に型転写される。特に
キャビティ15の底面にエアー吸引用人子16が配置さ
れていると、成形品D″の天面、すなわち人の目に一番
触れやすい箇所に前記隙間の輪廓形状が表れてしまう。
この第三実施例は、具体的には前記第二実施例を改良し
たもので、第16図に示すように、エアー吸引用入子1
6′をキャビティ15の底面よりも大型に設定して、該
キャビティ15の底面およびアール部分15aを包み込
むようにしている。
このようにすると、エアーを排気するための隙間はキャ
ビティ15のアール部分15aに生じるが、この部分は
成形品D″の天面から外れた周面部分に対応する部分に
位置する。従って、成形品D″の周面部分に隙間の輪廓
形状が表れるが、この部分は人の目に触れにくい部分で
あり、外観を損ねるおそれがない。
第17図(a)、(b)、(C)は前記隙間の輪廓形状
がフィルムAの表面に型転写されるのを防止する他の手
段を示している。
この手段では、キャビティ15の底面にエアー吸引用人
子16を配置しないで、キャビティ15の開口縁からエ
アーを排気するようにしている。
すなわち第17図(1))、(C)に示すように、キャ
ビティ15の開口縁の周囲に排気溝16bを設け、そし
てこの排気溝16bを可動型板部12の軸方向に延びる
複数個(図面では8個)の縦孔16cを介して複数個の
エアー吸引孔17(図面では3個)と連通させ、さらに
排気溝16bとキャビティ15の開口縁との間の幅1m
m〜3m程度の仕切壁部16dの高さをパーティング面
12a(型締めしたとき固定側の第2金型部材20に当
接する面で、フィルムAが固定される面)よりも高さt
 (0,02〜0.05am程度)だけ低く設定されて
いる。
したがって、シート材押さえ板41′でキャビティ15
の開口面を覆うフィルムAをパーティング面12a上に
固定すると、キャビティ15内のエアーは仕切壁部16
dとフィルムAとの間の隙間から排気溝16b、縦孔1
6c、エアー吸引孔17を通って排気され、これにより
フィルムAはキャビティ15の内面形状に沿って真空成
形される。
このようにエアー吸引用入子16を配置しないでフィル
ムAを真空成形する場合には、キャビティ15とエアー
吸引用人子16との間の隙間の輪廓形状がフィルムAを
表面に全く型転写されるおそれがない。
(第四実施例] 第18図は本発明の第四実施例を示している。なお第1
8図において第1図乃至第16図(a)、(bl、(C
)に示す部分と同一部分には同一符号を付して、その詳
細な説明を省略する。
この第四実施例は、キャビティ15の底が深かったり等
してフィルムへの成形性が悪い場合に適用されるもので
ある。
すなわち、フィルムへの成形前にフィルムAを加熱手段
50のヒーター板51に設けたヒーター52により加熱
し、この後、該ヒーター板51のヒーター52と反対の
面倒に固定した耐熱シリコンゴム製の押圧凸部53でフ
ィルムAをキャビティ15内に押圧して、フィルムAを
キャビティ15の内面形状に略沿わせるようにする。そ
して合成樹脂りの射出成形時に該合成樹脂りの熱及び圧
力によってフィルムAをキャビティ15の内面に形状に
完全に沿わせ、合成樹脂りの成形と同時にフィルムAを
成形する。
このようにすると、キャビティ15の底が深かったり等
してもフィルムAをキャビティ15の内面形状に確実に
成形することが出来る他、キャビティ15とエアー吸引
用人子16との間の隙間の輪廓形状がフィルムAを表面
に全く型転写されるおそれがない。
なお、第16図(a)、(b)、(C)に示すように排
気溝16b、縦孔16c等を設けて、射出成形前にキャ
ビティ15内のエアーを排気するように構成した場合(
第17図の点線部分参照)には、フィルムAの成形性を
さらに向上させることが出来る。
〔第五実施例] 第19図(a)乃至(C)は本発明の第五実施例を示し
ている。
まず本発明の製造装置の第五実施例について説明する。
なお第19図(a)乃至(C)において第1図乃至第7
図(a)、(b)及び第8図乃至第15図に示す部分と
同一部分については同一符号を付して、その説明を省略
する。
この第五実施例の製造装置では、予めキャビティ15の
形状に成形したフィルムAを使用しているため、エアー
吸引入子16や加熱手段50を設けなくても済む点と、
フィルムAを型締めする際に第1金型部材IOと第2金
型部材20とで挟持固定するためにシート材固定手段4
0を設けなくても済む点等が、前記第二乃至四実施例と
相違しており、他の部分については同し構成になってい
る。
またフィルムAとしては、第二乃至四実施例と同様に例
えば70μ〜90μの厚さのPBTフィルムが使用され
る。
次に本発明の製造方法の第五実施例を説明する。
まず第19図(a)に示すように第1金型部材10が第
2金型部材20から離れて開いている型開きされた状態
において、予め成形されたフィルムA′をキャビティ1
5内にセットする。
ここで、フィルムA′は、エンボス模様が形成された面
側が内面側で、エンボス模様が形成されていない面側が
外面側となるように成形されている。
次いで同図(b)に示すように第1金型部材lOを第2
金型部材20側に移動して型締めして、コアー27をキ
ャビティ15内に挿入する。これによりフィルムA′が
第1金型部材10と第2金型部材20とにより挟持固定
される。またキャビティ15とフィルムA′とコアー2
7により成形品形状の空隙Cが形成される。そして熔融
した成形樹脂りを図示しない加熱シリンダーからスプル
ー24、ゲート25を通して空隙C内に射出充填する。
なお成形樹脂D、成形温度、圧力については前記第一実
施例と同じである。
そして射出された成形樹脂りが冷却固化すると、成形品
D#が成形されると同時に、該成形品D’の表面にフィ
ルムA′のエンボス模様Da“が型転写されることにな
る。
次いで型開きを行い、成形品D#を離型して、同図fc
)に示すように成形品D#からフィルムA′を剥離する
このとき、フィルムA′のエンボス模様が形成されてい
ない、平滑な面側がキャビティ15の内面に接している
ため、該フィルムA′が型転写の他に離型剤としても働
き、成形品D″がキャビティ15から容易に離型するこ
とが出来る。
このようにすると、キャビテイ15内面にエンボ大模様
を形成する場合のようにアンダーカット状態にならず、
金型を割り型にする必要がない。
すなわち成形品D″の天面のみならず周面にアンポス模
様Da″を形成する場合にも第1金型部材10を割り型
にしなくても済む。
このため、前記実施例の場合と同様に表面にパーティン
グラインが現れずにエンボス模様が形成され、外観を損
ねるおそれがない深絞りの成形品D″を製造することが
出来る。
また前記実施例と同様に模様の変更はフィルムAを交換
するだけでよく、キャビティ15の内面に電鋳等の手段
でエンボス模様を形成する場合のように模様毎に金型を
用意しなくても済み、少量多品種の成形品D#を製造す
るのに設備コストがかからず、また金型交換のような非
常に手間の係る作業を必要としない。
〔第六実施例〕
第20図(a)乃至(e)は本発明の第六実施例を示し
ている。なお、第20図(a)乃至fe)において第1
回乃至第7119(a)、(b)、(C)に示す部分と
同一部分については同一符号を付して、その説明を省略
する。
この第六実施例は具体的には前記第一実施例の変形例を
示しており、フィルムAをシート材給送手段30により
連続的に給送するのではなく、フィルムAを予め所定寸
法に裁断したフィルム片A#を使用し、そしてこのフィ
ルム片A#を可動型板部12にセフ)して該可動型板部
12と第2金型部材のコアー型板部22とで挟持固定し
、この後熔融した合成樹脂りを射出成形すると同時に該
合成樹脂りの熱と圧力でフィルム片A#をキャビティ1
3の内面の形状に沿わせて成形するものである。
この場合、フィルム片A#を可動型板部12にセットす
る際に正確に位置決めしてずれないようにしなければな
らず、このために可動型板部12にフィルム片A″をセ
ットするための凹部18を設ける必要があり、例えば第
20図(a)、(b)に示すようにキャビティ13の外
周位置に摺動枠18aをフィルム片A″の肉厚に相当し
てパーティング面から突出した状態で軸方向に移動可能
に取り付けると共に、該摺動枠18aと可動型板部12
との間にスプリング19を介在する。
前記第六実施例では、第20図(a)に示すように型開
きの状態において、摺動枠18aによって囲まれた可動
型板部12の凹部18内にフィルムA’をセットし、フ
ィルム片A″を位置決めする。
次いで同図ら)に示すように第1金型部材10を第2金
型部材20側に移動させて型締めを行うと、コアー型板
部22によって摺動枠18aがスプリング19の弾発力
に抗して押圧される一方、凹部18内のフィルム片A″
がコアー型板部22と可動型板部12によって挟持固定
される。このフィルム片A#を挟持固定する過程で摺動
枠18aはフィルム片A″の位置ずれを防止する。
そして溶融された合成樹脂りをスプルー24、ゲート2
5を通して射出すると、該成形樹脂りの射出圧力と熱に
よりフィルム片A#がキャビティ15の内面に形状に成
形されると同時に成形樹脂りが射出充填される。
成形後は同11il (C)に示すようにフィルム片A
″を剥離すると、成形品D′の表面にエンボス模様(凹
凸模様)Da’が型転写される。
なお、凹部18を精度良く可動型板部12に直接形成す
ることが出来る場合には、前記摺動枠18aを省略する
ことが可能となる。この場合、例えば第20図(d)に
示すように可動型板部12に直接凹部18を形成する。
ここでフィルム片A#が非常に薄い場合、凹部18の加
工精度を非常に良くしないと、コアー型板部22が可動
型板部12の周縁に当たってフィルム片A#を固定する
ことが困難になるので、この場合には同図(e)に示す
ように凹部18の周縁の立ち上がり部18bを高く設定
する一方、コアー型板部22に該立ち上がり部18bが
逃げる凹部22bを設ける。
このようにすると、コアー型板部22と可動型板部12
とでフィルム片A″を確実に挟持固定することが可能と
なる。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、凹凸模様を付した
耐熱性のシート材の該凹凸模様を、型転写して、成形品
の表面に模様を形成するので、金型のキャビティの内面
にエンボス加工等を施す場合のようにアンダーカットを
避けるために割り型にしなくても済み、このため成形品
の表面にパーティングラインが現れず、成形品の外観を
損ねるおそれがない。
また金型のキャビティの内面にエンボス加工等を施さな
くても済むため、少量多品種の成形品を製造する際、製
造設備がコスト高にならずに済む。
また模様の変更はシート材を取り替えるだけで済み、金
型内面にエンボス加工等を施して形成する場合のように
金型自体を交換するような非常に手間の係ることをしな
くても済み、作業コストを低減でき、また作業能率を向
上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図(a)、(b)、(C)は本発明の第
一実施例を示すもので、第1図乃至第5図は工程説明図
、第6図はシート材固定手段を示す説明図、第7図(a
)、(b)は成形品の部分拡大断面図、同V (C)は
成形品からなるコンパクト容器の外観斜視図であり、ま
た第8図乃至第15図は本発明の第二実施例を示すもの
で、第8図乃至第13図は工程説明図、第14図は成形
品の部分拡大断面図、第15図はシート材押さえ板を示
す斜視図であり、また第16図及び第17図(a)、(
6)、(C)は第三実施例を示すもので、第16図は断
面図、第17図(a)は他の実施例を示す断面図、同図
(ハ)は同実施例排気経路を切断して示した斜視図、同
図(C)は同実施例の平面図であり、また第18圀は第
四実施例を示す断面図であり、また第19図(a)乃至
(C)は本発明の第五実施例を示すもので、同図(a)
及び同図(b)は工程説明図、同図(C)はシート材を
剥離する説明図であり、第20図(a)乃至(e)は第
六実施例を示すもので、同図(a)、(b)は工程説明
図、同図(C)はシート材を剥離する説明図、同図(d
)、(e)は変形例を示す部分断面図である。 10は第1金型部材、13.15はキャビティ、16は
エアー吸引用入子、16aは通気孔、16bは排気溝、
16cは縦孔、17はエアー吸引口、20は第2金型部
材、21は基板部、22はコアー型板部、23.27は
コアー、24はスプルー、25はゲート、30はシート
材給送手段、31はシート材送り装置、32はシート材
巻取り装置、40はシート材固定手段、41.41′は
シート材押さえ板、42はスプリング、50は加熱手段
、51はヒーター板、52はヒーター、A、A’A#は
シート材、Cはコンパクト容器、Dは成形樹脂、D’ 
、D’は成形品、Da’ 、Da’はエンボス模様であ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)成形品の表面に、凹凸模様を付した耐熱性のシー
    ト材の該凹凸模様を、型転写により形成したことを特徴
    とする模様付き成形品。
  2. (2)凹凸模様を付した耐熱性のシート材で金型の内面
    に模様を形成して、該金型で成形品を成形する際に該シ
    ート材の凹凸模様を成形品の表面に型転写し、成形後に
    成形品から前記シート材を剥離することを特徴とする模
    様付き成形品の製造方法。
  3. (3)キャビティを有した一方の金型部材と該キャビテ
    ィに挿入されるコアーを有した他方の金型部材とを開い
    て、凹凸模様を付した耐熱性のシート材を一方の金型部
    材に固定するシート材固定工程と、前記シート材固定工
    程で固定させたシート材を成形樹脂によって前記キャビ
    ティの内面に沿わせて、該キャビティと前記コアーとに
    より形成される空隙内で該成形樹脂により成形品を成形
    することにより、該成形と同時に成形品の表面にシート
    材の凹凸模様を型転写する成形型転写工程と、前記成形
    型転写工程後に前記一方の金型部材と他方の金型部材を
    開いて前記シート材を成形品から剥離するシート材剥離
    工程と、 を具備することを特徴とする模様付き成形品の製造方法
  4. (4)キャビティを有した一方の金型部材と該キャビテ
    ィに挿入されるコアーを有した他方の金型部材とを開い
    て、凹凸模様を付した耐熱性のシート材を一方の金型部
    材に固定するシート材給送固定工程と、 前記シート材固定工程で固定されたシート材を加熱する
    加熱工程と、 前記加熱工程で加熱されたシート材を一方の金型部材の
    キャビティの内面に沿うように成形するシート材成形工
    程と、 前記シート材成形工程で成形されたシート材がセットさ
    れた前記一方の金型部材のキャビティと、前記他方の金
    型部材のコアーとによって形成される空隙内で、成形品
    を成形すると共に、該成形品の表面にシート材の凹凸模
    様を型転写する成形型転写工程と、 前記一方の金型部材と他方の金型部材を開いて成形品か
    ら前記シート材を剥離するシート材剥離工程と、 を具備してなることを特徴とする模様付き成形品の製造
    方法。
  5. (5)キャビティを有した一方の金型部材の該キャビテ
    ィ内に、予めキャビティ形状に成形した凹凸模様付きの
    耐熱性のシート材を装着するシート材装着工程と、 前記シート材装着工程でシート材が装着された前記キャ
    ビティと、該キャビティに挿入されるコアーを有した他
    方の金型部材の該コアーとで形成される空隙内で、成形
    品を成形すると共に、該成形品の表面にシート材の凹凸
    模様を型転写する成形型転写工程と、 前記一方の金型部材と他方の金型部材を開いて成形品か
    ら前記シート材を剥離するシート材剥離工程と、 を具備してなることを特徴とする模様付き成形品の製造
    方法。
  6. (6)凹凸模様を付した耐熱性のシート材を給送するシ
    ート材給送手段と、 キャビティを設けた一方の金型部材と、該キャビティ内
    に挿入するコアーを有した他方の金型部材とからなる金
    型と、 前記シート材給送手段から給送されたシート材を前記一
    方の金型部材に固定する固定手段と、前記固定手段で固
    定されたシート材を前記キャビティの内面に沿わせつつ
    該キャビティと前記コアーとの間に成形樹脂を注入する
    成形樹脂射出手段と、 を具備して、 成形品を成形すると同時に該成形品の表面にシート材の
    凹凸模様を型転写し、成形後に一方の金型部材と他方の
    金型部材を開いたときにシート材を成形品から剥離する
    ように構成したことを特徴とする模様付き成形品の製造
    装置。
  7. (7)凹凸模様を付した耐熱性のシート材を給送するシ
    ート材給送手段と、 キャビティを設けた一方の金型部材と、該キャビティ内
    に挿入するコアーを有した他方の金型部材とからなる金
    型と、 前記シート材給送手段から給送されたシート材を前記一
    方の金型部材に固定する固定手段と、前記シート材を加
    熱する加熱手段と、 前記加熱手段で加熱された前記シート材を前記キャビテ
    ィの内面に沿うように成形するシート材成形手段と、 前記シート材成形手段で成形されたシート材が内面にセ
    ットされた前記一方の金型部材のキャビティと、前記他
    方の金型部材のコアーとによって形成された空隙に成形
    樹脂を注入する成形樹脂射出手段と、 を具備して、 成形品を成形すると同時に該成形品の表面にシート材の
    凹凸模様を型転写し、成形後に一方の金型部材と他方の
    金型部材を開いたときにシート材を成形品から剥離する
    ように構成したことを特徴とする模様付き成形品の製造
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06315950A (ja) * 1993-04-23 1994-11-15 Dainippon Printing Co Ltd 射出成形同時絵付方法および装置
JP2007160827A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Sakae Riken Kogyo Co Ltd シボ模様付きプラスチック成形体の製造方法
JP2011155132A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Sharp Corp 太陽電池モジュール及びその製造方法
CN103358460A (zh) * 2012-04-05 2013-10-23 仁宝电脑工业股份有限公司 薄膜转印方法与使用薄膜转印方法制作的外观件

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