JPH0732020Y2 - 射出成形金型における入子の取付構造 - Google Patents

射出成形金型における入子の取付構造

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JPH0732020Y2
JPH0732020Y2 JP1990005580U JP558090U JPH0732020Y2 JP H0732020 Y2 JPH0732020 Y2 JP H0732020Y2 JP 1990005580 U JP1990005580 U JP 1990005580U JP 558090 U JP558090 U JP 558090U JP H0732020 Y2 JPH0732020 Y2 JP H0732020Y2
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良浩 清野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、オーディオ用のカセットハーフに形
成された録音防止用の凹所を成形するための入子を型板
に取付ける場合の射出成形金型における入子の取付構造
に関する。
〔従来の技術〕
例えば、オーディオ用のカセットハーフを射出成形によ
って製造する場合には、固定型板と、この固定型板に対
して接近、離間自在に設けられた可動型板との間に形成
されたキャビティ内に溶融樹脂を供給することによって
成形していた。この場合、上記各型板には、カセットハ
ーフの各部を形成するための彫刻面を備えた入子が装着
されており、これらの入子は、通常、型板を支持してい
る受板側から挿通されたボルトによって固定されてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の入子の取付構造にあっては、
例えば、録音防止用の凹所を成形するための入子のよう
に、小さい部材の場合に、ボルトによる固定が難しく、
成形時に位置ずれが生じて、製品の寸法精度に悪影響を
及ぼすと共に、上記入子を交換する必要が生じた場合
に、型板及び受板を分解しなければならなず、作業が大
がかりになり、手間がかかるという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、入子を強固に型板に装着することがで
き、成形時に位置ずれを生じることがない上に、入子を
容易に交換することができる射出成形金型における入子
の取付構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、型板に形成され
た透孔に装着される入子の取付構造であって、前記型板
を支持する受板にコア入子が固定され、該コア入子の側
面および受板に入子体が密接状態に配されるとともに、
この入子体のコア入子に向かって背面に傾斜面が形成さ
れ、かつ上記入子体の傾斜面と型板の透孔の壁面とに密
接させられるクサビ体が装着され、このクサビ体が、締
結部材によって上記受板に着脱自在に取付けられたもの
である。
〔作用〕
本考案の射出成形金型における入子の取付構造によれ
ば、受板に固定されたコア入子の側面および受板に入子
体を接触させた状態で、クサビ体を型板の透孔の壁面と
入子体との間に挿入して締結部材によって受板に固定す
ると、入子体の背面に形成された傾斜面がクサビ体によ
って押圧され、入子体がコア入子の側面および受板に密
接させられるとともに、クサビ体の傾斜面によって脱落
が防止され受板に固定されることになる。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第3図に基づいて本考案の一実施例
を説明する。
これらの図において符号1は可動型板であり、この可動
型板1は固定型板2に対して接近、離間自在に設けられ
ている。そして、可動型板1には可動受板3が取付けら
れている。また、上記可動型板1には入子集合体4が装
着されており、この入子集合体4は、上記カセットハー
フの内面側を形成するコア入子5と、両型板1,3間のキ
ャビティに溶融樹脂を供給するためのランナーを形成す
るランナー入子6と、録音防止用の凹所を形成する録音
弁入子7と、この録音弁入子7に嵌合されて録音弁入子
7を支持するコマ入子8と、このコマ入子8を支持する
コマクランパ9とを主体として構成されている。そし
て、上記コマクランパ9は、コマ入子8に形成された傾
斜面10と可動型板1との間に装着されており、かつコマ
クランパ9を挿通するボルト11によって可動受板3に取
付けられている。さらに、上記コア入子5には、可動型
体12が型開閉方向に移動可能に嵌め込まれており、この
可動型体12には、受部材13が取付けられている。そし
て、受部材13を金型外部から操作することにより、一次
成形時には、キャビティ内に可動型体12に突出して二次
注入材料充填空間を閉塞すると共に、二次成形時には、
キャビティ内から可動型体12が退避して二次注入材料充
填空間を形成するように構成されている。
上記固定型板2には、上記カセットハーフの外表面を形
成するキャビ入子14と、上記ランナーを形成するランナ
ー入子15とが装着されている。
上記のように構成された射出成形金型にあっては、型閉
後に、受部材13を外部から操作し、キャビティ内に可動
型体12を突出させて二次注入材料充填空間を閉塞した状
態で、キャビティ内に一次注入材料を充填して一次成形
を行う。次いで、キャビティ内から可動型体12を退避さ
せて、二次注入材料充填空間を形成して、キャビティ内
に二次注入材料を充填し、二次成形を行った後、型を開
いて冷却固化した成形品を離型させる。
この場合、コマ入子8の傾斜面10と可動型板1との間に
挿し込まれたコマクランパ9が、ボルト11によって可動
受板3に固定されることにより、コマ入子8がコア入子
5側に録音弁入子7を押し付けるから、録音弁入子7は
強固に固定されて、成形時に位置ずれが生じることがな
い。
また、録音弁入子7を交換する場合には、ボルト11をゆ
るめ、コマクランパ9を取り除くことにより、コマ入子
8及び録音弁入子7を容易に取り外すことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、型板に形成された透孔
に装着される入子の取付構造であって、型板を支持する
受板に固定されるコア入子の側面および受板に入子体を
密接させるとともに、この入子体のコア入子に向かって
背面に傾斜面を設け、かつこの傾斜面と型板の透孔の壁
面とに密接させられるクサビ体を装着し、このクサビ体
を、締結部材によって受板に着脱自在に取付けるもので
あるから、型板の透孔に装着した入子体の傾斜面と該型
体との間にクサビ体を装着し、このクサビ体を締結部材
によって受板に固定して、上記クサビ体によって入子体
を押圧固定することにより、入子体を強固に型板に装着
することができ、成形時に位置ずれを生じることがない
上に、入子体を容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は断面図、第2図は可動型体側の断面図、第3図
は同平面図である。 1……可動型板、3……可動受板、7……録音弁入子
(入子体)、8……コマ入子(入子体)、9……コマク
ランパ(クサビ体)、10……傾斜面、11……ボルト(締
結部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】型板に形成された透孔に装着される入子の
    取付構造であって、前記型板を支持する受板にコア入子
    が固定され、該コア入子の側面および受板に入子体が密
    接状態に配されるとともに、この入子体のコア入子に向
    かって背面に傾斜面が形成され、かつ上記入子体の傾斜
    面と型板の透孔の壁面とに密接させられるクサビ体が装
    着され、このクサビ体が、締結部材によって上記受板に
    着脱自在に取付けられたことを特徴とする射出成形金型
    における入子の取付構造。
JP1990005580U 1990-01-24 1990-01-24 射出成形金型における入子の取付構造 Expired - Fee Related JPH0732020Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55129527U (ja) * 1979-03-09 1980-09-12
JPS5829415U (ja) * 1981-08-20 1983-02-25 日産自動車株式会社 金型の位置決め装置
JPS59120109U (ja) * 1983-01-31 1984-08-13 チッソ株式会社 金型機構
JPS60102914U (ja) * 1983-12-19 1985-07-13 豊田合成株式会社 成形用金型のアンダ−カツト処理構造

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