JPS5942120B2 - 抄紙機での2枚ワイヤ抄紙装置 - Google Patents

抄紙機での2枚ワイヤ抄紙装置

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JPS5942120B2
JPS5942120B2 JP51067192A JP6719276A JPS5942120B2 JP S5942120 B2 JPS5942120 B2 JP S5942120B2 JP 51067192 A JP51067192 A JP 51067192A JP 6719276 A JP6719276 A JP 6719276A JP S5942120 B2 JPS5942120 B2 JP S5942120B2
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wire
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paper
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マチ・カンカーンペー
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BARUMETSUTO Oy
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper
    • D21F9/003Complete machines for making continuous webs of paper of the twin-wire type

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Sheet Holders (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ウェブ(紙匹)成形工程中に、二つのワイ
ヤ(抄紙網)を通って紙ウェブ(紙匹)からの脱水が同
時に該工程の必須な部分において行われ、二つのワイヤ
のうち一方がウェブ搬送ワイヤであり、他方がウェブお
おいワイヤであり、ウェブ搬送ワイヤの作るループの中
に二つの吸込み(吸引)ロールがあり、それらのうち紙
ウェブの走行方向で第1の吸込みロールがウェブ形成ロ
ールであり、第2の吸込みロールがクーチロールであり
、ウェブ形成口・−ルには少なくとも一つの吸込み室に
より構成i〜た脱水用の扇形体を設け、険 ウェブ成形
中に扇形体をウェブ搬送ワイヤとウェブおおいワイヤと
によりおおい、ウェブ搬送ワイヤとウェブおおいワイヤ
とをともに押圧することによシ扇形体上で脱水を最初に
行い、ウェブ形成ロールの手前で、ウェブ搬送ワイヤと
ウェブおお)いワイヤとがのど部を形成し、該のど部の
中に抄紙機のヘッドボックスによシ繊維混濁液が供給さ
れ、ウェブ搬送ワイヤとウェブおおいワイヤとは少なく
ともウェブ形成ロールの扇形体の初めの部分からウェブ
搬送ワイヤがそれに接しているクーチロールに達する点
まヤ斜め上方にともに走行する抄紙機での2枚ワイヤ抄
紙装置に関する。
最近多数のいわゆる2枚ワイヤ抄紙装置が発達し、それ
では形成中の紙ウェブからの水切りが同時に二つの方向
で行う色々異った仕方が行かれている。
明らかなように、この作動原理によシ水切りをかl)加
速する。
さらに、結果としての紙ウェブは従来のエンドレスの長
網で製造したものよシさらに均質の構成となる。
対称的l水切9を目的とする従来の2枚ワイヤ抄紙装置
では、ウェブ搬送ワイヤとウェブおおいワイヤとの通路
が垂直であシ、原料を上方からウェブ形成ワイヤとウェ
ブおおいワイヤとの間に送った。
現在使用している2枚ワイヤ抄紙装置はウェブ形式ワイ
ヤとウェブおおいワイヤとの間の原料懸濁液の送り方向
に関しておよびウェブの形成と凝縮とをウェブ形成ワイ
ヤとウェブおおいワイヤとの間で行う二つのワイヤの通
路の部分の中にそれらの結合走行部を配置する仕方で従
来の型と違う。
ヘッドボックスの直後に従いまた水切りの大部分を生ず
る初めの部分で、ウェブ搬送ワイヤとウェブおおいワイ
ーヤとがわん油通路にそって走行しなければならないよ
うなかかる2枚ワイヤ抄紙装置の組合わせを設計するこ
とにより、遠心力により水切シを助長することは大抵の
場合に好ましいことが解っていた。
この種類の一つの設計の解決は英国特許第993837
号明細書に記載の構成によシ示されている、それではワ
イヤが二つのロールのまわりを通り、それでそれらの通
路がS字形をなす。
この構成の型とそれらの違った変型との欠点は内方ワイ
ヤとして第10−ルに重なるワイヤが外方ワイヤとして
の第2ワイヤの上を走行することである。
このことはワイヤがたがいに移動を行いまたその移動が
ウェブの繊維配向を乱すかウェブの強さを減することに
よシ形成ずみでワイヤ間を走行する繊維ウェブを損傷す
ることを意味する。
両ワイヤが共通の通路全体を通シまたこのように作った
紙ウェブを1方向にだけわん曲させる従来公知の設計は
米国特許第3438854号明細書に記載のものと米国
特許第3565757号明細書に記載のものとを含む。
これらの公知の設計はワイヤをこすシ(わん曲面シュウ
吸込みまたは相当物)またワイヤへ強力な摩擦効果をも
つ多数の種類の装置によりワイヤのわん油通路ができて
いる欠点をもつ。
このような構成体が必要とする抄紙機の長手方向でのか
なりの空所もまた嫌うべき特徴と考えられることができ
る。
さらに、前記した設計と違いまたこの出願の出/I?j
1人による米国特許第3997390号明細書に記しま
たこの出、顎を組合わせた一つのウェブ形成双ワイヤ装
置を例示することができる。
この発明の目的は、水切り能力をさらに増加しまた水切
り方向を制御するのに可能性を増加しまたワイヤのコー
スと案内とを改良することによシ、米国特許第3997
390号明細書に記した構成をは改良を行うことである
この発明の主要特徴はウェブ搬送ワイヤとウェブおおい
ワイヤとがウェブ形成ロールとクーチロールとの間で走
行する行程で該二つのワイヤの道程はワイヤが定置の部
材に係合してこすられることがなくウェブおおいワイヤ
のループ内に位置して回転している一個または数個の湿
紙誘導ロールによる誘導により決まシ、前記湿紙誘導ロ
ールがウェブ搬送ワイヤとウェブおおいワイヤとの前記
道程においてこれらのワイヤに加える圧力によシラニブ
搬送ワイヤの側の方へ角張らせ、それで湿紙誘導ロール
ウェブ搬送ワイヤの方へ走行するワイヤの中の曲りおよ
びウェブ搬送ワイヤとウェブでおおいワイヤの連結走行
部がウェブ形成ロールとクーチロールとの中心線を通る
平面についてウェブおおいワイヤの側に全部があること
である。
米国特許第3997390号明細書に記したものに似た
ウェブ形成型では、水切りの大部分がウェブ形成ロール
上で起る。
もし水切りをこの段階で増加することになるならば、水
切りの増加は所定の抄紙機速度、ワイヤの網目及びワイ
ヤの張力でウェブ搬送ワイヤの方に、ウェブあるいはウ
ェブ形成ロールの中へ最初に行い得る。
このように水切りを増加するために、両ワイヤによりお
おったウェブ形成ロールの吸込み扇形体も又対応した程
度に増加しなければならない。
ワイヤのコースがウェブ形成ロールとクーチロールとの
間のウェブ搬送ワイヤの方への少しの曲り部をもつよう
に、少くとも一つの案内ロールにより両ワイヤを案内す
ることにより、おおい角または扇形体を比較的大きく増
力口することができる。
この配置はさらに利点を与える。
即ち容易に伸長する傾向を示すプラスチックワイヤを使
う場合に、結合走行中に過度の張力なしにワイヤをとも
に緊密に保つことができる。
両ワイヤの間に形成されつつある繊維ウェブの構造と強
度の観点において両ワイヤをともに保持することは重要
である。
この配置はウェブ形成ロールとクーチロールの上のワイ
ヤのすべりを減する。
湿紙誘導ロールの前のウェブ形成ロールでの遠心力は反
対方向である湿紙誘導ロールでの遠心力により、両ワイ
・Vの間のウェブから押出した水が投げ出されるように
ワイヤコースの方向変更を行うことも可能である。
ある場合には、たとえば抄紙機が低速で走行するとき、
または容易に水切りする品質の原料を使うとき、この点
で正常なワイヤ誘導ロールを使うことは可能である。
しかし大抵の場合に、この湿紙誘導ロールは他のワイヤ
誘導ロールに似ることはできない。
二つのワイヤとそれらの間の繊維ウェブとにより作った
サンドインチ構成体がこのロールのところで抑圧工程の
対象となるから、この状況はこのロールの位置に起因す
る。
両ワイヤの押圧力をこのロールでの接触線でかなり増加
すると、両ワイヤの間の繊維ウェブの中で生ずる圧力は
ある場合に即ちもしロール表面が水を通さないならばウ
ェブを完全に害する。
それゆえ、この発明によれば、水量が非常に多い場合で
も、ロール表面がウェブから押出した全部の水を表面の
空所の中で受けることができるように、穴あきの開いた
面をもつロールをこの場所で使うことは得策である。
ロール表面の空所はたとえばこの出願の出願人による米
国特許第 3718959号明細書によれば作ったみそがロールの
軸に対して垂直であシロール表面で少しつる巻状である
方法によシ作った丸い穴かみそであってもよい。
ロールは前記の代シにワイヤ織物でおおった金網をはっ
たロール型のロールであってもよい。
胴の中の穴は通し穴であるか、穴が胴の厚さの大体半分
だけにあけた穴であってもよい。
もし穴が胴を貫通するならば、真空力によシ穴をからに
するように吸込み装置に連結した1個または複数個の隔
室をロールの胴の中に配置することがことができる。
ロール設計(めくら穴、通し穴、または胴の内側の吸込
み室)のどちらを使うかは製紙機の速さ形成した繊維ウ
ェブの厚さ、紙原料の炉水度(Freeness)等に
よシ決まる。
ウェブおおいワイヤが湿紙誘導ロールと接触するように
なっている点でかその近くで、ワイヤとロール表面との
間のどの部、またはすきまの中で空気を送るロールの回
転によシ生じたいわゆる吹き現象が起るかも知れない。
この吹き現象が有害である場合にこの吹き現象を妨げる
ために、ロールが吹込み装置に連結した隔室をこの点で
もっことは好ましい。
水切りの対称性を与えることは湿紙誘導ロールによシ可
能であシ、この場合にロールの内側での一つの隔室の中
で過圧にしておくような別の構成が考えられることがで
きる。
遠心力と同じ方向にそれに追加して水切りを増加する制
御した吹きを接触線で行うことはこの過圧により可能で
ある。
前記したように、脱水の主部分がウェブ形成ロールで起
る。
この発明の重要性はウェブ形成ロール上のワイヤによシ
おおったこの扇形体をこの湿紙誘導ロールによシ増JJ
口することができることでアル。
このロールによってウェブからの水切シに影響を与える
重要要素であるワイヤの張力を制御することも又他の同
様な2枚ワイヤ抄紙装置におけるよシも一層良好に行え
る。
ウェブからの水切りは主にクーチロールの吸込み室の真
空によシ該クーチロールで更に続けられるが小さな程度
である。
両ワイヤによりおおった来入側で吸込み扇形体を拡大す
ることはもしクーチロールでも必要なら湿紙誘導ロール
により可能である。
クーチロールの近くにありまたウェブおおいワイヤの内
側にある最上部のワイヤ案内ロールをワイヤ走行方向で
前方に動かすことにより、走出側で吸込み扇形体のおお
いを拡大することは可能である。
もしウェブ形成ロールとクーチロールとが大体同じ直径
をもつならば、そしてもし湿紙誘導ロールをこれらのロ
ールの間の大体真中に置いたならば、両ワイヤのコース
をこの発明によシ湿紙誘導ロールにより変えるときに、
両ワイヤによりおおった扇形体を両ロールで同じ程度に
増加する。
もしウェブ形成ロールでの吸込み扇形体のおおいをクー
チロールでよりも多く増加することが望ましいならば、
湿紙誘導ロールをウェブ形成ロールの近くの位置に置か
なければならない。
他方では、もし第1にクーチロールの吸込み扇形体を増
加することが重要であるならば、湿紙誘導ロールをクー
チロールにできるだけ接近して置かなければならない。
湿紙誘導ロールにより得たワイヤコースの方向の変更を
ワイヤの方向とウェブ形成ロールとクーチロールとに対
゛して外方に引いた共通の接線の間の角として最も適当
に表現することができる。
最も好ましい角は抄紙機の速さ、使う繊維材料、製造し
ようとする紙の基本重量等によって決まる。
もしこの発明の応用の目的がウェブ形成ロールとクーチ
ロールとの間でウェブおおいワイヤとウェブ搬送ワイヤ
とをともに緊密に一定距離で保持することだけであるな
らば、この角が約2°〜5°であれば十分でちる。
もし湿紙誘導ロールによシ生じた遠心力によシ水切り割
合を増加しようと企図するならば、この角はかなり大き
くなければならない。
しかしながら、注目すべきことは、抄紙が高速になれば
なるほどより低速におけるよりも一層小さい角で十分で
あるということである。
この発明による2枚ワ・イヤ抄紙装置の作動を検査する
ためこの出願の出願人が作った実験的な抄紙機では、ウ
ェブ形成ロール(直径φ=1635rran)とクーチ
ロール(直径φ=1300myn)とに対して外方に引
いた接線が形成案内ロールの幾何学的軸線を大体貫通す
る点に、直径φ=800tranをもつ湿紙誘導ロール
をおくとよい。
このことは吸込みロールの中心の間の距離が3500m
mであるときに、湿紙誘導ロールにより生じたワイヤの
共通コースにおけるかたよりが約500mであることを
意味する。
このことはワイヤがウェブ形成ロールを出るときの接線
とワイヤの方向との間の角が大体12°であることを意
味する。
両ワイヤがウェブ形成ロール−r、 h、おり扇形体は
同じ量だけ増加する。
湿紙誘導ロールなしに吸込み扇形体が90°の角に相当
するときに、13%の増加を達成する。
両吸込みロールから同じ距離にある位置に湿紙誘導ロー
ルを置く。
それでクーチロールでの吸込み扇形体のおおいの増加が
ウェブ形成ロールでより同じ程度である。
湿紙誘導ロールで両ワイヤの入来方向と送出方向との間
の角は実験的な抄紙機の構成によシ約25度である。
公知のようにクーチロールでの水切り割合を押圧ロール
によシ増大することができる。
この発明によれば、ウェブおおいワイヤのループの内側
の最上部の案内ロールが抑圧ロールとして働くことがで
きる。
ある等級の紙の生産の場合に、クーチロール上のウェブ
を過度に押圧することは望ましくない。
この場合には、形成したウェブがウェブおおいワイヤか
ら分離し且つウェブ搬送ワイヤ上に残っているくらいの
程度に、ウェブおおいワイヤがクーチロールの吸込み室
でのみクーチロールに接触するように、ウェブおおいワ
イヤを管理することが好ましい。
この発明を添付図面について以下にさらに詳細に説明し
よう。
図面に図示する2枚ワイヤ抄紙装置は二つのワイヤルー
プ即ちウェブ搬送ワイヤ1とウェブおおいワイヤ2とを
もつ。
ウェブ搬送ワイヤは紙ウェブ3が形成工程後に載る無端
ワイヤであると解釈でき、製紙機の抑圧区域の中へ紙ウ
ェブをさらに導入してゆくため紙ウェブを無端ワイヤか
ら従来通りのやシ方で取上げる。
ウェブ搬送ワイヤのループ内側に二つの吸込みロール4
,5があり、各吸込みロール4,5は抄紙機の吸込み装
置へ連結した少くとも一つの通常の吸込み室をもつ。
紙ウェブの走行方向の初めにあるこれらの吸込みロール
のうちの一つはウェブ形成ロール4である。
ウェブ形成ロール4に重なるウェブ搬送ワイヤ1とそれ
に連結するようにしたウェブおおいワイヤ2とはのど部
12を形成し、繊維懸濁液をヘッドボックス11からの
ど部12の中へ供給する。
二つの異なる供給方法がある。
のど部へ繊維混濁液を供給するのにウェブおおいワイヤ
とウェブ搬送ワイヤとがともに走行する点へ真直ぐに向
けることによる方法(第1図)またはワイヤのうちの1
方へlるべくならウェブおおいワイヤへ他方のワイヤへ
よりも早く繊維懸濁液を供給することによる方法(第2
図)の何づれかである。
この後者の原料送出方法のためにウェブおおいワイヤ2
には原料噴流が主として向けられる地点の中に地合い構
成板110を設ける。
2枚ワイヤ抄紙装置における前記ワイヤ上に原料混濁液
を供給するこの方法は、エンドレス長網抄紙機の水平な
ワイヤ上に原料を供給するときに抄紙機の運転者により
通常用いられているところのワイヤと原料噴流の速度比
の調整のような調整が可能であることを利用し得る。
非対称の原料供給でのもう一つの可能性はのど部12が
終る直前の地合い形成板110に向い合つ点でウェブ搬
送ワイヤの方へ繊維懸濁液の噴流を向けることである。
のど部12の氾濫即ち充満を防ぐためまたのど部の中へ
供給した原料懸濁液の中の望ましくない横方向流れを防
ぐために、ウェブ形成ロール4の周速が原料噴流速度よ
り高いことは好ましい。
のど部120角度または寸法およびのど部12の方向を
ワイヤ案内ロール8a 、7bの位置の変更によシ調節
することができる。
これらのワイヤ案内ロール8a 、7bによりとくにワ
イヤ案内ロール7bによシ、ウェブ搬送ワイヤ1とウェ
ブおおいワイヤ2との張力を調節することができ、それ
でウェブ搬送ワイヤ1とウェブおおいワイヤ2との間の
紙ウェブ3の中に生ずる圧力をも調節することができる
水切工程がのど部12自体の中で効果的に始まりその後
でウェブ形成ロール4上に続いている。
繊維原料から絞シ出した水は遠心力により1部分外方へ
また真空力によりロールの外被の中の穴を通って1部分
ウェブ形成ロール4の中へ逃げる。
もし遠心力により生ずる脱水が板紙の高速での不釣合い
あるいは両面性を生じる傾向があるなら十分細かい網目
をもつようにウェブおおいワイヤを選ぶことであるが、
黙しながら、先ず第1に十分な吸込みがウェブ形成ロー
ル4の内側込み扇形体βに対応して1個または複数個の
吸込み室をもち、水切り条件に従って吸込み室の中の真
空を調節することができる。
ウェブ形成ロール4を出た後に、ウェブ形成ロール4と
クーチロール5との間のワイヤのコースを1個または複
数個の形成案内ロール100a。
100bにより決め、それでウェブ搬送ワイヤ1とウェ
ブおおいワイヤ2とによりおおった扇形体を拡大する。
吸込み室を設けまた下方位置に即ちウェブ形成ロール4
に近接して置いた湿紙誘導ロールを第1図に図示し、か
くしてウェブ形成ロール4aでのおおい角をクーチロー
ル5でのおおい角よりさらに増加する。
もし湿紙誘導ロール100aにはこの発明の一つの実施
例でのように吸込みと吹出しとのための室を設けるなら
ば、水切り方向を調節して規定することは従来の技術に
おけるよシさらに一層可能となる。
第2図では、吸込み室をもたない湿紙誘導ロール100
bを図示し、その湿紙誘導ロールはみそ付き面をもつか
またはそれをワイヤ織物の金網でおおってもよい。
第2図の湿紙誘導ロールは上方位置にあり即ちクーチロ
ール5に接近しておシ、それでクーチロール5のおおい
角を増加する。
二つの湿紙誘導ロールがあシ、それらのうち1方はウェ
ブ形成ロールの近くにあシ、他方はクーチロールの近く
にあり、それでおおい角を両吸込みロールで同時に増加
する。
ウェブおおいワイヤ2の案内については、これをウェブ
形成ロール4に隣接したワイヤ案内ロール7bによシ行
い、ワイヤ案内ロール7bはのど部12の角度と長さと
を必要に応じて調節することができるように移動自在で
ある。
クーチロール5では、ウェブおおいワイヤ2はワイヤ案
内ロール7aに重なり、排出を増加するために、第1図
に図示するようにワイヤ案内ロール7aによりウェブお
おいワイヤ2と紙ウェブ3とをクーチロール5上の一つ
の吸込み扇形体に対して押圧することができる。
クーチロール5土のワイヤ案内ロール7aの位置を調整
することができ、一つの位置でワイヤ案内ロール7aは
第2図で図示のようにクーチロール5上の押圧ロールと
して働くこともできる。
この発明の違った応用のために、湿紙誘導ロールの位置
を変えることができることは全く重要である。
この目的のために、ワイヤ部分には両側に案内棒を設け
ることができ、これらの案内棒はウェブ形成ロールとク
ーチロールとの共通な仮想接線と特に平行である。
湿紙誘導ロールの支持体をこれらの案内棒にそって希望
位置に動かすことができる。
この発明を図面に図示する実施例に制限しないが、この
発明を明細書の記載のように数種の変型に応用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の正面図、第2図は少し違っ
た実施例の正面図である。 図中、1・・・ウェブ搬送ワイヤ、2・・・ウェブおお
いワイヤ、3・・・紙ウェブ、4・・・ウェブ形成ロー
ル、5・・・クーチロール、7a、7b・・・ワイヤ案
内ロール、110・・・地合い形成板、11・・・ヘッ
ドボックス、12・・・のど部、100a 、100b
・・・湿紙誘導ロール、α、β・・・吸込み扇形体であ
る。 :7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ウェブ形成二[程中に、二つのワイヤ1,2を通っ
    て紙ウェブ3からの脱水が同時に該工程の必須な部分に
    おいて行われ、二つのワイヤのうち一方がウェブ搬送ワ
    イヤ1であり、他方がウェブおおいワイヤ2であり、ウ
    ェブ搬送ワイ・ヤ1の作るループの中に二つの吸込みロ
    ールがあ°す、それらのうち紙ウェブの走行方向で第1
    の吸込みロールがウェブ形成ロール4であシ、第2の吸
    込みロールがクーチロール5であシ、ウェブ形成ロール
    4には少くとも一つの吸込み室によシ構成した脱水用の
    扇形体βを設け、ウェブ形成中に扇形体βをウェブ搬送
    ワイヤ1とウェブおおいワイヤ2とによりおおい、ウェ
    ブ搬送ワイヤ1とウェブおおいワイヤ2とをともに押圧
    することにより扇形体β上で脱水を最初lこ行い、ウェ
    ブ形成ロール4の手前で、ウェブ搬送ワイヤ1とウェブ
    おおいワイヤ2とがのど部12を形成し、該のど部の中
    に抄紙機のヘッドボックス11によシ繊維混濁液が供給
    され、ウェブ搬送ワイヤ1とウェブおおいワイヤ2とは
    少なくともウェブ形成ロール4の扇形体βの初めの部分
    からウェブ搬送ワイヤ1がそれに接しているクーチロー
    ル5に達する点まで斜め上方にともに走行する抄紙機で
    の2枚ワイヤー抄紙装置において、ウェブ搬送ワイヤ1
    とウェブおおいワイヤ2とがウェブ形成ロール4とクー
    チロール5との間でともに走行する行程で該二つのワイ
    ヤ1.2の道程はワイヤが定置の部材に係合したシして
    こすられることがなく、ウェブおおいワイヤ2のループ
    内に位置して回転している1個または数個の湿紙誘導ロ
    ール100a、100bによる誘導により決まシ、前記
    湿紙誘導ロール100a。 100bがウェブ搬送ワイヤ1とウェブおおいワイヤと
    の前記道程においてこれらのワイヤに加える圧力により
    ウェブ搬送ワイヤ1の側の方へ角張らせ、それで湿紙誘
    導ロール100a、 100 b )およびウェブ搬送
    ワイヤ1とウェブおおいワイヤ2との練結走行部がウェ
    ブ形成ロール゛4とクーチロール5との中心線を通る平
    面についてウニ゛ブおおいワイヤ2のループの側に全部
    があることを特徴とする抄紙機での2枚ワイヤ抄紙装置
    。 2 前記湿紙誘導ロール100a、100bは開いた表
    面をもつロールであり、その中で表面の構成体が水をロ
    ールの軸の方へ流れさせる特許請求の範囲第1項に記載
    の2枚ワイヤ抄紙装置。 3 前記間いた表面をもったロールの表面に本質的にロ
    ールの軸に垂直である多数のみそがある特許請求の範囲
    第2項に記載の2枚ワイヤ抄紙装置。 4 前記間いた表面をもったロールが穴あき面をもつ特
    許請求の範囲第2項に記載の2枚ワイヤ抄紙装置。 5 開いた表面をもったロールを金網によシおおう特許
    請求の範囲第2項に記載の2枚ワイヤ抄紙装置。 6 開いた表面をもったロールの穴が通し穴である特許
    請求の範囲第4項に記載の2枚ワイヤ抄紙装置。 7 開いた表面をもったロールには少くとも一つの内側
    の小室を設け、作動中に前記小室の上方にくるロール穴
    を通って空気を流れさせるため、小室を吸込みか圧搾か
    の空気装置に連結した特許請求の範囲第6項に記載の2
    枚ワイヤ抄紙装置。 8 開いた表面をもったロールには少くとも一つの内側
    の小室を設け、その小室が他の小室でよシ反対の方向に
    穴を通って空気を流れさせる特許請求の範囲第7項に記
    載の2枚ワイヤ抄紙装置。 9 ヘッドボックス11からの繊維懸濁液の噴流がウェ
    ブ搬送ワイヤ1とウェブおおいワイヤ2とのうちの一方
    より早期に他方に会うように、懸濁液の噴流をウェブ搬
    送ワイヤ1とウェブおおいワイヤ2との間ののど部12
    の中へ非対称に供給する特許請求の範囲第1項に記載の
    2枚ワイヤ抄紙装置。 10 ウェブおおいワイヤ2がウェブ搬送ワイヤ1より
    細かい網目を持つ特許請求の範囲第1項に記載の2枚ワ
    イヤ抄紙装置。 11 ウェブおおいワイヤ2をクーチロール5に対して
    押圧するワイヤ案内ロール7a、7bをクーチロールか
    らへたてた特許請求の範囲第1項に記載の2枚ワイヤ抄
    紙装置。 12 ウェブおおいワイヤ2を第1の吸込み用の小室の
    後縁部でのクーチロール5でウェブから分離する特許請
    求の範囲第1項から第11項の何れか一項に記載の2枚
    ワイヤ抄紙装置。 13 クーチロール5上の少くとも二つの吸込み用の小
    室をウェブおおいワイヤ2によりおおう特許請求の範囲
    第1項から第11項の何れか一項に記載の2枚ワイヤ抄
    紙装置。 14 クーチロール5に最も接近しているウェブおおい
    ワイヤ2のワイヤ案内ロール?a、7bが一つの吸込室
    上の押圧ロールとして同時に働く特許請求の範囲第1項
    に記載の2枚ワイヤ抄紙装置。 15 懸濁後に最初に出会うワイヤが原料噴流が主とし
    て向けられている地点の中に地合い構成板110と共に
    設けられている特許請求の範囲第9項に記載の2枚ワイ
    ヤ抄紙装置。 16 湿紙誘導ロール100a、100bの位置がウェ
    ブ形成ロール4とクーチロール5との中心連結線に平行
    である方向にまたその方向に垂直にも調節自由であり、
    このような調節だめの装置を設けた特許請求の範囲第1
    項に記載の2枚ワイヤ抄紙装置。
JP51067192A 1975-06-13 1976-06-10 抄紙機での2枚ワイヤ抄紙装置 Expired JPS5942120B2 (ja)

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JPS51149908A JPS51149908A (en) 1976-12-23
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BR (1) BR7603728A (ja)
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DE (1) DE2626262C2 (ja)
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FR (1) FR2314293A1 (ja)
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SE7606566L (sv) 1976-12-14
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