JPS5933052Y2 - 流体式ガバナ圧発生装置 - Google Patents
流体式ガバナ圧発生装置Info
- Publication number
- JPS5933052Y2 JPS5933052Y2 JP8390179U JP8390179U JPS5933052Y2 JP S5933052 Y2 JPS5933052 Y2 JP S5933052Y2 JP 8390179 U JP8390179 U JP 8390179U JP 8390179 U JP8390179 U JP 8390179U JP S5933052 Y2 JPS5933052 Y2 JP S5933052Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- governor
- governor pressure
- generating device
- fluid
- pressure generating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は主として自動車の自動変速機を制御する油圧回
路に車速に応じた出力油圧（以下ガバナ圧という）を供
給するために用いられる流体式ガバナ圧発生装置に関す
る。
路に車速に応じた出力油圧（以下ガバナ圧という）を供
給するために用いられる流体式ガバナ圧発生装置に関す
る。
自動車用自動変速機の油圧回路に備えられる流体式ガバ
ナ圧発生装置は、第１図に示す如く自動変速機の出力用
回転軸１に固着されると共に外側に入力油路２２、内側
に出力油路２３が形成されたガバナボディ２に設けられ
た円筒状中空部２１内に、該円筒状中空部と嵌合すると
共に段３１付の円筒部とその回転軸１側端に形成された
ランド３２を有する弁体３、該弁体３の内部に貫設され
回転軸１側端には係止用円盤部４１が設けられ他端には
ガバナウェイト４２が固着されたシャフト４及びこれら
シャフト４及び弁体３の間に配されたばね５とからなる
ガバナ弁を摺動自在に装着した構成を有する。
ナ圧発生装置は、第１図に示す如く自動変速機の出力用
回転軸１に固着されると共に外側に入力油路２２、内側
に出力油路２３が形成されたガバナボディ２に設けられ
た円筒状中空部２１内に、該円筒状中空部と嵌合すると
共に段３１付の円筒部とその回転軸１側端に形成された
ランド３２を有する弁体３、該弁体３の内部に貫設され
回転軸１側端には係止用円盤部４１が設けられ他端には
ガバナウェイト４２が固着されたシャフト４及びこれら
シャフト４及び弁体３の間に配されたばね５とからなる
ガバナ弁を摺動自在に装着した構成を有する。
このガバナ圧発生装置は、入力油路２２と出力油路２３
とを弁体３の外周とガバナボディ２の入出力油路間の内
壁２４との重複部の間隙Ａを介して連絡し、遠心力とラ
ンド３２に加わる油圧とで弁体３を動かし重複部の間隙
Ａを通る油量を調整すると共に排油口の開口面積を調整
し、ガバナ圧を調整している。
とを弁体３の外周とガバナボディ２の入出力油路間の内
壁２４との重複部の間隙Ａを介して連絡し、遠心力とラ
ンド３２に加わる油圧とで弁体３を動かし重複部の間隙
Ａを通る油量を調整すると共に排油口の開口面積を調整
し、ガバナ圧を調整している。
しかるに従来は、自動変速機のシフトレバ−がドライブ
（Ｄ）位置、セカンド（２）位置、ロー０位置等にシフ
トされ回転軸１が駆動されている間は、第１図の如く弁
体３の段３１の外周側大径部３３とガバナボディ内壁２
４とは重なる部分Ｂを有し、該部分Ｂの大きさの増減お
よび排油口２５の開口面積の増減でガバナ圧を調整する
が、シフトレバ−がパーキング旧位置で、ガバナ圧がそ
の下側の場合及びシフトレバ−がニュートラル（Ｎ）、
リバース（Ｒ）位置で車両を随行運転した場合、もしく
は回転軸１が停止すると共にガバナ弁が、その下側にあ
る場合は大径部３３は内壁２４と重ならず、上述のり、
２．Ｌにシフトされている時と較べ、入力路と出力路と
の間隙が著しく大きくなっている。
（Ｄ）位置、セカンド（２）位置、ロー０位置等にシフ
トされ回転軸１が駆動されている間は、第１図の如く弁
体３の段３１の外周側大径部３３とガバナボディ内壁２
４とは重なる部分Ｂを有し、該部分Ｂの大きさの増減お
よび排油口２５の開口面積の増減でガバナ圧を調整する
が、シフトレバ−がパーキング旧位置で、ガバナ圧がそ
の下側の場合及びシフトレバ−がニュートラル（Ｎ）、
リバース（Ｒ）位置で車両を随行運転した場合、もしく
は回転軸１が停止すると共にガバナ弁が、その下側にあ
る場合は大径部３３は内壁２４と重ならず、上述のり、
２．Ｌにシフトされている時と較べ、入力路と出力路と
の間隙が著しく大きくなっている。
よって油圧回路内に製造時の切くず等の大きな固形物が
ある場合ガバナ圧発生装置が第２図の状態で固形物が重
複部の間隙Ａに入りこみ、この状態でシフトレバ−の操
作により第１図の状態となると、該固形物が狭くなった
重複部の間隙人に挾まりバルブスティックが生じる原因
となった。
ある場合ガバナ圧発生装置が第２図の状態で固形物が重
複部の間隙Ａに入りこみ、この状態でシフトレバ−の操
作により第１図の状態となると、該固形物が狭くなった
重複部の間隙人に挾まりバルブスティックが生じる原因
となった。
本考案はかかるバルブスティックを防止できる流体式ガ
バナ圧発生装置の提供を目的とする。
バナ圧発生装置の提供を目的とする。
つぎに本考案を第３図に示す一実施例に基づき説明する
。
。
第１図と同一符号は同一物を示し、本考案においては弁
体３の大径部３３が回転軸１方向に延長して形成されて
おり、シフトレバ−がり、２ 、Ｎ位置にシフトされて
いる時はもちろんＰ、Ｒ，Ｎ位置でいかなる運転条件下
においても弁体３の大径部３３とガバナボディの出入力
油路間の内壁２４とは重複（オーバーラツプ）しており
、その間隙Ａ“は巾が１０〜１００ミクロンの範囲にあ
るようにされている。
体３の大径部３３が回転軸１方向に延長して形成されて
おり、シフトレバ−がり、２ 、Ｎ位置にシフトされて
いる時はもちろんＰ、Ｒ，Ｎ位置でいかなる運転条件下
においても弁体３の大径部３３とガバナボディの出入力
油路間の内壁２４とは重複（オーバーラツプ）しており
、その間隙Ａ“は巾が１０〜１００ミクロンの範囲にあ
るようにされている。
重複部の間隙Ａ“の巾を１０〜１００ミクロンとしたの
は１０ミクロン以下だとガバナ圧の回転軸回転速度に対
する応答性が著しく悪くなるからであり、また切削くず
等のバルブスティックの原因となりやすい固形物は１０
０ミクロン以上のものが多く、１００ミクロン以上だと
重複部の間隙Ｎ’にこれら固形物が入りやすくなること
による。
は１０ミクロン以下だとガバナ圧の回転軸回転速度に対
する応答性が著しく悪くなるからであり、また切削くず
等のバルブスティックの原因となりやすい固形物は１０
０ミクロン以上のものが多く、１００ミクロン以上だと
重複部の間隙Ｎ’にこれら固形物が入りやすくなること
による。
また重複部の間隙Ａ″は望ましくは１２〜５０ミクロン
の範囲が良くこの範囲がバルブスティックの防止効果お
よび応答性が良い。
の範囲が良くこの範囲がバルブスティックの防止効果お
よび応答性が良い。
以上の如く本考案の流体式ガバナ圧発生装置は入力路と
出力路を連絡するガバナボディと弁体との重複部の間隙
が１０ミクロン〜１００ミクロンであるようにしている
ので、間隙に切削くず等の固形物が挾まりにくくバルブ
スティックが防止できる。
出力路を連絡するガバナボディと弁体との重複部の間隙
が１０ミクロン〜１００ミクロンであるようにしている
ので、間隙に切削くず等の固形物が挾まりにくくバルブ
スティックが防止できる。
第１図は従来の流体式ガバナ圧発生装置の断面図、第２
図はその停止時の断面図、第３図は本考案の一実施例を
示す流体式ガバナ圧発生装置の断面図である。 図中、１・・・・・・回転軸、２・・・・・・ガバナボ
ディ、３・・・・・・弁体、３１・・・・・・弁体の段
部、２２・・・・・・入力油路、２３・・・・・・出力
油路。
図はその停止時の断面図、第３図は本考案の一実施例を
示す流体式ガバナ圧発生装置の断面図である。 図中、１・・・・・・回転軸、２・・・・・・ガバナボ
ディ、３・・・・・・弁体、３１・・・・・・弁体の段
部、２２・・・・・・入力油路、２３・・・・・・出力
油路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ■）回転軸に固着したガバナボディに設けられた回転半
径方向の軸心を有する円筒状中空部に、遠心力に応じて
変位されるがバナ弁を摺動自在に装着し、ガバナボディ
に設けられている入力路と出力路との連通度合を調整し
、出力路に回転軸の回転速度に応じたガバナ圧を発生さ
せる流体式ガバナ圧発生装置において、 前記入力路と出力路の連通度合の調整は、前記ガバナボ
ディ内周壁とガバナ弁のランド部外周壁との重複部の長
さの大小に応じて行うことを特徴とする流体式ガバナ圧
発生装置。 ２）重複部の間隙は１０ミクロン〜１００ミクロンであ
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
の流体式ガバナ圧発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8390179U JPS5933052Y2 (ja) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | 流体式ガバナ圧発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8390179U JPS5933052Y2 (ja) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | 流体式ガバナ圧発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS561205U JPS561205U (ja) | 1981-01-08 |
| JPS5933052Y2 true JPS5933052Y2 (ja) | 1984-09-14 |
Family
ID=29317099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8390179U Expired JPS5933052Y2 (ja) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | 流体式ガバナ圧発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5933052Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-18 JP JP8390179U patent/JPS5933052Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS561205U (ja) | 1981-01-08 |
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