JPH0587693B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0587693B2
JPH0587693B2 JP61300301A JP30030186A JPH0587693B2 JP H0587693 B2 JPH0587693 B2 JP H0587693B2 JP 61300301 A JP61300301 A JP 61300301A JP 30030186 A JP30030186 A JP 30030186A JP H0587693 B2 JPH0587693 B2 JP H0587693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
ball valve
rotary disk
ball
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61300301A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63152730A (ja
Inventor
Hideo Nasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Umpanki Co Ltd filed Critical Toyo Umpanki Co Ltd
Priority to JP61300301A priority Critical patent/JPS63152730A/ja
Publication of JPS63152730A publication Critical patent/JPS63152730A/ja
Publication of JPH0587693B2 publication Critical patent/JPH0587693B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Check Valves (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉 本発明は、回転盤に装着される弁装置例えばク
ラツチピストンのブリードバルブに関するもので
ある。 〈従来技術〉 従来のクラツチピストンは、土工車両としての
ホイールローダなどに使用される。すなわちホイ
ールローダは一般にフルパワーシフトトランスミ
ツシヨンが採用されている。フルパワーシフトト
ランスミツシヨンとは歯車が常に噛み合つてお
り、その動力伝達機構は、第5図の如く、回転軸
2にハブギヤ11が回転自在に外嵌され、該回転
軸2にクラツチドラム12が溶接固定され、該ク
ラツチドラム12に前記ハブギヤ11を一体化す
るクラツチ13および該クラツチ13を押圧弛緩
するクラツチピストン(回転盤)1が内装され、
該クラツチピストン1を押圧弛緩させるための油
圧回路14にブリードバルブ15(弁装置)が取
付けられてなる。クラツチ13は、前記クラツチ
ドラム12と一体回転可能で前記回転軸2の軸方
向へ移動可能なアウタ113Aと、前記ハブギヤ
11に一体回転可能に外嵌され前記回転軸2の軸
方向へ移動可能なインナ13Bとを備えている。 そして、ブリードバルブ15は、第3図の球弁
子離座状態断面図、第4図の球弁子の着座状態断
面図の如く、回転盤1にその回転軸2の中心から
離れた位置で該回転軸2と平行に弁通路3が貫通
され、該弁通路3は、回転盤1に形成された圧力
流体入口4および円筒形弁室5と弁シート6に形
成された円筒形弁孔7とから構成され、前記弁室
5には鋼球製またはナイロン製の球弁子8が離着
座自在に収納され、前記弁孔7の径、球弁子8の
径および弁室5の径はそれぞれ順次大きく形成さ
れていた。 そして前記弁孔7の中心C1と弁室5の中心C
2とは一致して組立てられていた。 上記において圧力流体(圧油)の圧力Pが零の
状態では回転盤1が所定値以上に回転すれば、そ
の遠心力W2による開弁モーメントM2で球弁子
8は弁孔7の周縁の支点7aに乗り上げて弁孔7
が開き、また圧力流体の圧力Pが所定値以上に大
きくなると、その閉弁力W1による閉弁モーメン
トM1が開弁モーメントM2より大きくなり球弁
子8が弁孔7を閉じる。 これを式により表示すると下記の如くである。 M1=W1・L1 M2=W2・L2 W1=(P0+P)A P0:ゲージ圧 P:遠心油圧 P=ω2(r2 2−r1 2)γ/2g ω=N×(2π/60) N:回転数(rpm) ω:角速度 γ:油比重量=0.89g/cm3 A:φ3の積=d2π/4 W2=w・r2・ω2/g w:球弁子の重量 g=9.8×102cm/sec2 〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記従来の構造では、球弁子8を開弁
状態から閉弁状態に切替えるとき開弁モーメント
M2の値が大きいため、閉弁させ難い問題があつ
た。 そこで、本発明は、従来通りの加工性を維持す
るために、球弁子の材質や大きさ、弁孔の大きさ
や角度を変化させず、かつ、閉弁させ易い回転盤
に装着される弁装置、換言すればモジユレート性
能を向上できる回転盤に装着される弁装置の提供
を目的としている。 〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、第1,2図の如く、回転盤1の回転
軸2の中心から離れた位置に弁通路3が貫通さ
れ、該弁通路3は、回転盤1に前記回転軸2と平
行に形成された圧力流体入口4および円筒形弁室
5と、弁シート6に前記回転軸2と平行に形成さ
れた円筒形弁孔7とから構成され、前記弁室5に
は球弁子8が離着座自在に収納され、前記弁孔7
の径、球弁子8の径および弁室5の径はそれぞれ
順次大きく形成され、前記円筒形弁孔7の弁室5
側端部に、開閉切換時に球弁子8の乗り上げ支点
7aとなる角部が形成された弁装置において、前
記弁孔7は、その中心C1が弁室5の中心C2に
対して回転盤1の遠心方向D1へずれるよう偏心
Eされたものである。 〈作用〉 上記において、弁孔7の中心C1と弁室5の中
心C2とは偏心Eされているので、第1図の球弁
子8が支点7aに乗り上げた開弁状態(離座状
態)での球弁子8の中心8aと支点7aとを結ぶ
線のなす角度(β1)は従来の角度(α1)より大
きくなり、球弁子8の中心8aから座面6cまで
の高さ寸法L3は従来の寸法L2より小さくなる
ので、離座状態の球弁子8に作用する開弁モーメ
ントM2は小さくなる。このように離座状態で球
弁子8を着座(閉弁)させようとしたとき、遠心
力W2の影響が小さいので閉弁させ易い。 また球弁子8の着座(閉弁)状態での油圧Pに
よる閉弁モーメントM1は、球弁子8の重量、球
弁子8の中心8aと弁孔7の周縁までの寸法L1
が従来のもの(第4図参照)と同一のため、開弁
し易さにおいて同一である。 〈実施例〉 以下、本発明弁装置を、クラツチピストンのブ
リードバルブに適用した実施例を第1図の球弁子
の離座(開弁)状態断面図、第2図の球弁子の着
座(閉弁)状態断面図により説明すると、回転盤
1にその回転軸の中心から離れた位置で該回転軸
と平行に弁通路3が貫通され、該弁通路3は、回
転盤1に形成された圧力流体入口4および円筒形
弁室5と弁シート6に形成された円筒形弁孔7と
から構成され、前記弁室5には鋼球製球弁子8が
離着座自在に収納され、前記弁孔7の径、球弁子
8の径および弁室5の径はそれぞれ順次大きく形
成されている。また、前記円筒形弁孔7の弁室5
側端部には、従来と同様に、開閉切換時に球弁子
8の乗り上げ支点7aとなる角部が形成されてい
る。そして、前記弁孔7の中心C1と弁室5の中
心C2とは弁孔7が回転盤1の遠心方向D1へず
れるように僅かに偏心Eされ、これにより弁孔7
周縁から弁室5周面までの弁シート6の巾は遠心
側巾6aが最小で求心側巾6bが最大とされ、球
弁子8の離座(開弁)状態ではその中心8aから
弁シート6の座面6cまでの高さ寸法L3は従来
高さ寸法L2より小さくされている。 そして上記においては、圧力流体(圧油)の圧
力Pが零の状態では回転盤1が所定値以上に回転
すれば、その遠心力W2による開弁モーメントM
2で球弁子8は弁孔7周縁の支点7aに乗り上げ
て弁孔7が開き、また圧力流体の圧力Pが所定値
以上に大きくなると、その閉弁力W1による閉弁
モーメントM1が開弁モーメントM2より大きく
なり球弁子8が弁孔7を閉じる。 また弁孔7の中心C1と弁室5の中心C2とは
偏心Eされているので、第1図の球弁子8が支点
7aに乗り上げた開弁状態(離座状態)での球弁
子8の中心8aと支点7aとを結ぶ線のなす角度
(β1)は従来の角度(α1)より大きくなり、球弁
子8の中心8aから座面6cまでの高さ寸法L3
は従来の寸法L2より小さくなるので、離座状態
の球弁子8に作用する開弁モーメントM2は小さ
くなる。このように離座状態で球弁子8を着座
(閉弁)させようとしたとき、遠心力W2の影響
が小さいので閉弁させ易い。 また球弁子8の着座(閉弁)状態での油圧Pに
よる閉弁モーメントM1は、球弁子8の重量、球
弁子8の中心8aと弁孔7の周縁までの寸法L1
が従来のもの(第4図参照)と同一のため、開弁
し易さにおいて同一である。 なお、本発明は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの
修正および変更を加え得ることは勿論である。 〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明による
と、弁孔の中心と弁室の中心とは偏心されている
ので、球弁子が円筒形弁孔の乗り上げ支点に乗り
上げた開弁状態(離座状態)での球弁子の中心と
支点とを結ぶ線のなす角度は従来の角度より大き
くなり、球弁子の中心から座面までの高さ寸法は
従来の寸法より小さくなるので、離座状態の球弁
子に作用する開弁モーメントは小さくなる。この
ように離座状態で球弁子を着座(閉弁)させよう
としたとき、遠心力の影響が小さいので閉弁させ
易くなる。 また、球弁子の着座(閉弁)状態での油圧によ
る閉弁モーメントは、球弁子の重量、球弁子の中
心と弁孔の周縁までの寸法が従来のものと同一の
ため、開弁し易さにおいて同一である。 しかも、弁孔等をあくまで回転軸に平行に形成
することで、従来通りの穴加工のしやすさを保持
することを前提にしながら、ただ弁孔を僅かにず
らすだけで、球弁子の開弁モーメントを小さくで
きる。したがつて、従来と同様、加工作業が楽で
あり、高い加工性を有せしめることができるとい
つた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明弁装置をクラツチピストンのブ
リードバルブに適用した実施例の球弁子の離座
(開弁)状態断面図、第2図は同じく球弁子の着
座(閉弁)状態断面図、第3図は従来のクラツチ
ピストンのブリードバルブの球弁子離座状態断面
図、第4図は同じく球弁子の着座状態断面図、第
5図は同じく回転盤および回転軸の断面図であ
る。 1……回転盤、2……回転軸、3……弁通路、
4……圧力流体入口、5……弁室、6……弁シー
ト、7……弁孔、8……球弁子、8a……その中
心、D1……遠心方向、E……偏心量、6a……
遠心側巾、6b……求心側巾、6c……座面、L
3……高さ寸法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転盤の回転軸の中心から離れた位置に弁通
    路が貫通され、該弁通路は、回転盤に前記回転軸
    と平行に形成された圧力流体入口および円筒形弁
    室と、弁シートに前記回転軸と平行に形成された
    円筒形弁孔とから構成され、前記弁室には球弁子
    が離着座自在に収納され、前記弁孔の径、球弁子
    の径および弁室の径はそれぞれ順次大きく形成さ
    れ、前記円筒形弁孔の弁室側端部に、開閉切換時
    に球弁子の乗り上げ支点となる角部が形成された
    弁装置において、前記弁孔は、その中心が弁室の
    中心に対して回転盤の遠心方向へずれるよう偏心
    されたことを特徴とする回転盤に装着される弁装
    置。
JP61300301A 1986-12-16 1986-12-16 回転盤に装着される弁装置 Granted JPS63152730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61300301A JPS63152730A (ja) 1986-12-16 1986-12-16 回転盤に装着される弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61300301A JPS63152730A (ja) 1986-12-16 1986-12-16 回転盤に装着される弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63152730A JPS63152730A (ja) 1988-06-25
JPH0587693B2 true JPH0587693B2 (ja) 1993-12-17

Family

ID=17883135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61300301A Granted JPS63152730A (ja) 1986-12-16 1986-12-16 回転盤に装着される弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63152730A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2535379Y2 (ja) * 1990-08-08 1997-05-14 株式会社富士鉄工所 クラッチピストン
JP5501314B2 (ja) * 2011-09-06 2014-05-21 本田技研工業株式会社 遊星歯車機構の潤滑構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157520A (ja) * 1984-01-28 1985-08-17 Mitsubishi Motors Corp 油圧式クラツチ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157520A (ja) * 1984-01-28 1985-08-17 Mitsubishi Motors Corp 油圧式クラツチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63152730A (ja) 1988-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4458797A (en) Control for rotating clutch
JPH01279136A (ja) アンチ スピン デファレンシャル
US6183387B1 (en) Variable pressure relief system for hydraulically actuated limited slip differentials
JPS62216829A (ja) 自動車の2車軸駆動を行うため、ギヤボツクス差動歯車装置ロツク用のマルチデイスククラツチを切り替える装置
US3905253A (en) Transmission assembly
JPH0587693B2 (ja)
JPH01220728A (ja) 駆動力伝達装置
JPS6025663B2 (ja) 車輛用自動変速機
JPH02120530A (ja) 駆動力伝達装置
US4493404A (en) Hydraulic gerotor motor and parking brake for use therein
JP6437037B2 (ja) アクチュエータ及びそれを備えた流体圧制御回路
JP2630017B2 (ja) 回転差感応型継手
JPS6231671B2 (ja)
JPS6124753Y2 (ja)
US3633595A (en) Hydraulic governor
JP3368185B2 (ja) トランスミッションにおけるクラッチドラムへの圧油の供給構造
JP3427459B2 (ja) 摩擦車式無段変速機の変速制御装置
JPH0717859Y2 (ja) 四輪駆動用伝動装置
JPS5933052Y2 (ja) 流体式ガバナ圧発生装置
JPH04314938A (ja) 排気ブレーキバルブ
JP2815755B2 (ja) 油圧式動力伝達継手
JPH04125344A (ja) 自動変速機
JPS61290237A (ja) ビスカスカツプリング装置
JPS61197843A (ja) 差動歯車装置
JP3235854B2 (ja) 動力伝達装置用油圧ポンプ