JPS5921637B2 - 不連続な側端縁形状を有する被加工材料のミシン加工における自動案内装置 - Google Patents

不連続な側端縁形状を有する被加工材料のミシン加工における自動案内装置

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JPS5921637B2
JPS5921637B2 JP3790576A JP3790576A JPS5921637B2 JP S5921637 B2 JPS5921637 B2 JP S5921637B2 JP 3790576 A JP3790576 A JP 3790576A JP 3790576 A JP3790576 A JP 3790576A JP S5921637 B2 JPS5921637 B2 JP S5921637B2
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耕治 増田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ミシンにおける布地の如き被加工材料の自動
案内方法および装置に関し、特に、段部のような不連続
な側端縁形状を有する布地であっても、不連続な形状が
もたらす段差を自動修正しながら、これら側端縁に沿っ
て所望の距離のところを滑らかな縫綴線を形成するよう
に布地を自動的に案内する方法および装置に係るもので
ある。
従来提案されているこの種ミシンにおける布地の自動案
内力法は概ね次の三種類に大別される。
(1) メカニカルストッパに絶えず布地を押しつげ
て制御する方法。
縫綴点の送り込み側にお(・て布地の側端縁が通過すべ
ぎ正規位置に合わせて機械的なストッパ部材を設けると
共に、このストッパ部材よりも手前側に離れ、しかも縫
綴点を通る布地の送り方向線に対し前記ストッパ部材と
反対側に位置する部分に布地の面を押圧する抵抗装置を
配置し、かくしてミシン加工の操作中、この抵抗装置に
より常時布地に縫綴点を中心とする反時計方向周りの回
転モーメントを与え、常に被加工材料の側端縁が前記ス
トッパ部材と接触状態を保ちながら通過するようにして
その位置を規正する。
(2)布端検出器の信号により喰込み側、逃げ側両方の
ずれを制御する方法。
たとえば特許第430726号(昭和39年特許出願公
告第7688号公報)にみられる如く、布地の縫綴点よ
りも手前にその縫綴点を通る布地の送り方向線に対し所
定の距離を隔てたところに布地の側端縁位置を検知する
検出装置を配置すると共に、その検出装置よりもさらに
手前側に離れて前記送り方向線とほぼ平行な軸線の周り
に回転可能に支持され、かつ前記検出装置によって正逆
転を制御されるサーボモータにより駆動される一個の回
転輪を含む布地の送り込み制御装置を設け、かくしてミ
シン加工の操作中、所定の方向に送られる布地の側端縁
位置が縫綴点の送り込み側において正しい位置にあるか
或(・はそれからどちらの方向にずれたかを前記検出装
置により検知し、この検出装置からのずれ信号に伴い布
地と接触状態を保って(゛る前記送り込み制御装置の回
転輪をそれに応じた方向に回転、駆動させ、常に布地の
側端縁が正しく・位置を通過するように補正する。
(3)布端検出器の信号により逃げ側のずれのみを制御
し、喰込み側はストッパで規正する方法。
縫綴点の手前側において布地の側端縁が正しく・制御位
置にあるか或(・はそれから逃げ側(布地のlRr縁か
ら縫綴線までの距離を減少させる方向)に向ってずれた
かを検出装置によって検出し、上記側端縁が逃げ側にず
れた場合にのみ検出装置からのずれ信号に応答して布地
をその側端縁が制御位置にくるまで食込み側(布地の側
端縁から縫綴線までの距離を増大させる方向)に向って
引寄せると共に、前記側端縁が制御位置を越えて許容誤
差以上に食込み側にずれるのを機械的なストンパ部材に
よって制限する。
ミシン加工に供される布地の中には、2枚以上の加工布
の裁断縁を互にそろえてミシン等で縫合したものがしば
しばあり縫合後の縫合始点および縫合終点が通常第1図
口、ハのようにずれを生じ、まったく一致することはま
れである。
それは裁断時の不正確な裁断、ミシン機の送り機構の不
正確さ、縫合始めのセントの不正確さ、加工布の材質に
よるずれ等処理噴の問題から生じ、あるいは、まれには
意識的に裁断時に片方のみ長く裁断する場合もある。
こうして発生した不連続部を有する布地をさらにミシン
において処理する場合、人手による作業ではそれが不要
な不連続部であるが為に第2図イな(・し二に示すよう
に段差に対し十分長(・距離でスムージングするのが普
通である。
第2図にお(・て、Fは布地送り方向、Aは修正開始、
Bは修正修了、イ、ハは本縫ミシン、ロニはオーバロッ
クミシンメス付の場合を示す。
これに対し従来提案されて(・る前述の自動案内方法に
よれば、第3図イな(・し八に点線で示すよ“うな縫綴
線つまり縫目が形成される。
第3図イはメカニカルストッパに絶えず布地を押しつけ
て制御する方法による場合、第3図口は布端検出器の信
号により喰込み側、逃げ側両方のずれを制御する方法に
よる場合、第3図ハは布端検出器の信号により逃げ側の
ずれのみ制御し、喰込み側はストッパで規正する方法に
よる場合を示す。
第3図は、これら従来提案方法による標準的な状態にお
ける縫目形成状態を示し、同図にお(・て、Fは布送り
方向PおよびQはそれぞれ段部における制御の開始点と
終点を示し、各図の左側は送り方向に落込み段部のある
布地、右側は送り方向に立上り段部のある布地を示す。
第3図イないしハにおいて、制御開始点Pと制御終点Q
の間隔及び段部との関係位置は、装置を構成する各要素
の形状、修正速度、応答性、及び相互の位置関係の変更
によっては、それほど大きく変ると(゛つことはない。
それは、従来の装置に実際に布地を挿入するか、机上に
て布地の逐次移動状態を考察すれば容易に理解できる。
すなわち、これらの方法では、こうした段部を有する布
端縫製に対し全く無力であることが解る。
その最大の原因は、その修正間隔の狭さと、特に第3図
で明らかなように制御開始点Pが段部とほぼ一致する点
にある。
修正間隔の狭さに対する対処の一方法は、加工布の裁断
縁形状に関し、供給可能な曲率な低くしてしまって、布
に与える最大布移動速度を低く押えることであるが、ス
ムージングに十分な修正間隔まで伸ばすことはほぼ直線
に類する加工布裁断縁しか供給出来なくなり実用性にと
ぼしく゛。
従って、段部を検出して、十分な間隔でその区間だけ布
移動速度を著しく減するように供給装置を改良する必要
がある。
また制御開始点と布地段部の一致に対する対処の一方法
は、布地規正を行う前にすなわち布地案内装置に不連続
点がさしかかる前に、不連続点を検出し、布地案内装置
ある(゛は別途設置された不連続点のみ布地位置を規正
するような特別な装置を設ける必要がある。
かくして、従来種々提案されているミシン機に於ける自
動布地案内方法および装置では、裁断縁が不連続部を含
む形状の場合、その裁断縁の形状に従って忠実に所定の
距離を保った縫目を形成すべく工夫されて(・る為、第
3図に示すように不連続部に於て、縫目の著しい蛇行を
伴(・、場合によっては、加工布から縫目が飛び出すよ
うな状態もあった。
したがって、この不具合を防ぐために不連続部を、布地
位置規正前に、電気的、光学的その他の検出装置を設置
して検出し、別途設置された不連続部のみ布地位置を規
正するような特別な装置でもって不連続部近傍のみ特別
な動作をさせると(・う高価で繁雑な方法を用いる必要
があった。
本発明は、か\る段部のような不連続な側端縁形状を有
する布地に対し、当該自動案内装置に対し特段の改変を
加えることなく、また何等特段の装置を付加することも
なく、きわめて簡便な方法でもって手作業によるスムー
ジングとはC同様の縫目つまり縫綴線を形成することの
できる方法および装置を提供せんとするものである。
本発明によれば、縫綴点から手前側に位置した検出点で
被加工材料の側端縁が制御位置から逃げ側にずれたとき
のみこれを検出して信号を作り出し、この検出信号に応
答して被加工材料をその側端縁が制御位置にくるまで引
き寄せる一方、検出点の手前側に位置した制限点で被加
工材料の側端縁が許容範囲を越えて喰込み側にずれるの
を機械的に制限した上、縫綴点に向は送られろ被加工材
料の側端縁が段部の如き不連続部を有することがあって
も、か\る不連続部がもたらす段差に対し十分修正動作
を行うに足る間隔をもって前記検出点から離隔した前記
制限点に対し、被加工材料の側端縁の不連続部を接触か
つ案内させ、これにより被加工材料の不連続部に沿って
人手による作業とはζ同様の滑らかな縫綴線が形成され
る。
また本発明によれば、被加工材料の側端縁の不連続部が
もたらす段差に対し十分修正動作を行うに足る間隔をも
って、機械的ストッパ部材の接触部を検出装置の位置か
ら離隔配置することで所期の効果が達成され、何等特段
の改変もまた装置を付加することもな(・。
本発明の上記並びに他の目的および利点は、添附図面に
関連してなされる以上の説明から明らかとなろう。
先ず本発明の理解の便のため、本発明を適用した自動布
地案内装置の一例についてその概要を説明することにす
る。
前記自動案内装置1は第4図および第5図にみられる如
く、被加工材料である布地の側端縁が許容範囲を越えて
食込み側(図にお(・て右側)にずれるのを機械的に阻
止するストッパ部材88と、ミシン加工の操作中布地の
側端縁を検知してそれが逃げ側(図において左側)にず
れたときのみずれ信号を出す検出装置22、およびこの
検出装置22からのずれ信号に応答して布地をその側端
縁が所定の制御位置をとるまで食込み側に引寄せる役目
を果す布地の送り込み制御装置2を備えるカバ一部材3
と、二〇2カバ一部材30基端側に位置して配設した取
付部材4とからなる。
取付部材4は、台座5とその中心部分に回動自在に嵌挿
した旋回軸6、およびこの旋回軸6の上部に軸7を介し
て上下方向に揺動可能に支架した取付座8とでかたちづ
くられ。
台座5をミシン本体10上に固定することにより、ミシ
ン本体10の針中心11を基準にして所定の位置に取付
けられる。
一方、カバ一部材3は、その基端側下部を前記取付部材
4の取付座8に着脱自在に取付けられており、この取付
座8を通して軸7のまわりに俯仰自在に、かつ同時に旋
回軸6を介して台座5の中心部分まわりに回動自在に配
設される。
カバ一部材3に配設する布地の送り込み制御装置2は、
その本体部分がアーム23によってかたちづくられて(
゛ると共に、このアーム230基端が膨出して支持ブロ
ック部26を形成し、この支持ブロック部26を通して
軸27によりカバ一部材3に対して上下方向に揺動自在
に支架される。
一方、アーム23は、支持ブロック部26から左方へと
斜め下方に向って延び、その先端はミシン本体10の針
中心11を超えて針板31と対向して(゛る。
アーム23の先端には下面に開口する窪み内に位置して
ピニオン状の回転輪33がその下部をアーム23の下面
から突出させて被加工材料である布地の送り方向線とほ
ぼ平行する軸34によりその周りに回動自在に支架され
て(・る。
回転軸33に対して回転運動を与えるために、アーム2
3内には軸方向に沿って伝動軸が回転自在に支持されて
おり、電動モータ42の回転は、減速機40から伝動軸
を介して回転輪33に伝わり、この回転輪33を軸34
のまわりに回転運動させる。
アーム23を軸27のまわりに揺動操作させるために作
動部材24が用いられる。
この作動部材24はエヤーシリンダ49で構成されてお
り、その基端がカバ一部材3に軸52で揺動自在に支架
され、かつ、ピストンロッド53の先端がアーム23の
支持ブロック部26から上方に向って起立する連結腕5
4の先端に軸55でヒンジ結合して(・る。
エヤーシリンダ49は、制御動作時にお(・て基端側に
圧縮空気を供給され、伸長動作してアーム23を軸27
のまわりに反時計方向に回動させつつその先端の回転輪
33を布地の面に押付け、これら回転輪33とミシン本
体10の表面との間で布地を挟圧する。
したがって、この状態から電動モータ42に回転指令を
与えて回転輪33を反時計方向に回転駆動してやれば、
この回転輪33で布地を右方にすなわち食込み側にずら
せることができる。
さらに、カバ一部材3には保持板63が摺動自在に設け
られて(・る。
この保持板63は、アーム23と並んで水平に延び、そ
の先端部分がカバ一部材3の先部から外方に突出し、か
つカバ一部材3に対し調整可能に出入りし得るようにな
って(・る。
ミシン加工の操作中被加工材料である布地の側端縁が許
容範囲を越えて食込み側、すなわち右側にずれるのを機
械的に阻止するストッパ部材88は、たとえば第6図に
示されるような形状の平板、部分88bと取付部分88
aとで構成されており、この取付部分88aに穿った長
孔98を用いて第4図および第5図のように送り込み制
御装置2におけるアーム23の手前側に位置してねじ9
0により保持板63の先端下面に対し縦方向に調整可能
に取付けられる。
そして、このストッパ部材88は、自動案内装置1が使
用位置にセットされた状態にお(・てその下面がミシン
本体10の表面に接し、かつ、このミシン本体10の表
面と送り込み制御装置2における回転輪33との間に亘
って供給された布地がミシン本体10側の送り機構76
によって所定の方向に送られるとき、布地の側端縁が許
容範囲を越えて食込み側にずれるのを平板部分88bの
前縁つまり接触部8gで阻止する。
ストッパ部材88の上下面から左方に突出して押え板8
7と底板57とを取付け、上方の押え板87は、たとえ
ば第6図にみられる如く三角形状の平板から形成されて
おり、かつ、その下側に対して布地のセントを容易にす
るために左端縁87aを上方に向って斜めに折曲げであ
る。
また下方の底板57は、同じく第6図にみられるように
極めて薄(・四角形状の平板として構成されて(゛る。
そして、これら押え板87と底板57をストッパ部材8
8における平板部分88bの上下面にねじ89で取付け
、かつ、これらの間を通して布地をセントしてやる。
さらに、ストッパ部材88は、必ずしも図示の形状に限
られることはなく、その他の適宜の形状またはピンを用
いて構成スるようにしてもよ(・0 一力、ミシン加工の操作中にお(・て被加工材料である
布地の側端縁位置を検知する検出装置22は、第7図に
入られる如くホルダ56とその先部下面に対しねじ止め
した反射板58とからなる。
ホルダ56は、取付孔59を備え、かつ反射板58との
間に一定の間隙60を保ち、この反射板58と対向する
面がV字状に形成されていてこのV字状をした内面には
、その部分に露呈して一対の検出素子である発光ダイオ
ード61とフォトトランジスタ62とが二組設けられて
(゛る。
そして、この検出装置22は第5図にみられる如く、ミ
シン本体10の針中心11と送り込み制御装置2におけ
るアーム23との間に位置して、先に述べた保持板63
の先端に対しホルダ56の取付孔59を用(゛てねじに
より取付けられる。
検出装置22における二組の検出素子のうち先端側に設
けられた一対の発光ダイオード61とフォトトランジス
タ62は被加工材料である布地の終端縁を検知するため
のものであって、ミシン加工の操作中は常に布地により
覆われて(゛ると共に。
布地の終端縁がその部分を通過したときにのみそれを検
知して所定の部分に終了信号を与える。
それに対し、基端側に設けられた一対の発光ダイオード
61とフォトトランジスタ62は布地の側端縁を検知す
るためのもので、布地の側端縁があらかじめセントされ
た制御位置から逃げ側すなわち左側にずれたときにのみ
それを検知して送り込み制御装置2の電動モータ42に
回転指令を与え。
先に述べた如く回転輪33を反時計方向に回転駆動させ
て布地を右側すなわち食込み側に引寄せ。
かくして、布地の側端縁が正しい制御位置に戻ったとこ
ろで電動モータ42に対する回転指令を断つ働きを行な
う。
以上のことから、今、ストッパ部材88における押え板
87と底板57の間、および送り込み制御装置2におけ
るアーム23の先端なる回転輪33の下、ならびに検出
装置22におけるホルダ36と反射板58との間なる間
隙60とを通して被加工材料である布地をセントし、か
つ、ミシン本体10にスタート信号を与えると共に、送
り込み制御装置2におけるアーム23の作動部材24で
あるエキ−シリンダ49に圧縮空気を送って回転輪33
によりミシン本体10の針板31の表面との間に布地を
挾持してやれば、その状態を保って布地はミシン本体1
0の送り機構76により所定の方向へと送られてゆくこ
とになる。
そして布地は、ミシン加工の操作中その側端縁が右側す
なわち食込み側にずれるのをストッパ部材88によって
制限され、左側へのずれすなわち逃げ側へのずれは検出
装置22と送り込み制御位置2の回転輪33との協働操
作によって直ちに修正され、このようにして布地は常に
その側端縁が正しく・制御位置を保ちながら縫製点に向
って供給されることになり、かくして、側端縁に沿(・
一定の縫代を保って自動的にミシン加工を施こしてゆく
ことが可能になるのである。
また2上記ミシン加工の操作時における縫代の太きさは
、検出装置220基端側検出素子とミシン本体10の針
中心11間の距離によって決まることから、保持板63
と共に検出装置22とストッパ部材88とを出入れする
ことにより容易に変えることができる。
以上は、一枚の布地の側端縁位置ケ自動制御する場合の
例について述べてきたが、上下二枚の布地の位置をそれ
ぞれ自動制御することも可能である。
この場合の装置としては、第8図に示すように上下一対
の自動案内装置83.84が用(・られる。
この上部自動案内装置83は、先のストッパ部材88と
底板57を下方の布地用にすると共に。
押え板87を上方の布地用として使用し、これらの間に
分離板85と上方の布地用のストッパ部材86を介装す
るようにした点、および検出装置113が上下二枚の布
地の側端縁をそれぞれ独立して検知することができるよ
うになって(・る点を除いては、基本的に先に述べた自
動案内装置1とまったく同一の構造になって(゛る。
一方、下部自動案内装置84はミシンテーブルの下方に
位置して上部自動案内装置83と対称的に取付けられる
下部自動案内装置84における送り込み制御装置112
0本体部分であるアーム96は、上部自動案内装置83
側のアーム23と同一構造になっており、右方へと斜め
上方に向つて延び、その先端上面側には回転輪100が
軸101で回転自在に支架されており、この回転輪10
0が上部自動案内装置83側の回転輪33と分離板85
を挾んで対向する。
この回転輪100も、上部自動案内装置83の場合と同
様に作動する。
互に縫合される上下二枚の布地は、あらかじめ分離板8
5を挾んで上方の回転輪33と下方の回転輪100との
間にセントされると共に、制御動作時にはア・−ム23
,96側の回転輪33゜100を分離板85に押付σ、
これら回転輪33゜100と分離板85との間で上下二
枚の布地をそれぞれ挾持する。
かくして、この場合にあっても上下二枚の布地は、それ
ぞれの側端縁が右側すなわち食込み側にずれるのを各ス
トッパ部材86.88によって制限されると共に、逆に
左側すなわち逃げ側にずれた場合にはそれらのずれを検
出装置113によって個々に検知し、それらと対応する
回転輪33゜100をそれぞれ独立的に回転駆動して各
布地の側端縁を正しい制御位置に修正し、このようにし
て、上下二枚の布地の側端縁を互に揃えながら一定の縫
代を保って縫合してゆくことができる。
第9図イは、布端に全く不連続部を有していない側端縁
形状の布地の案内を示しており、同図において、Fは布
送り方向、11は縫綴点、Dは検出点、Wは縫い代、S
はストッパ部材の布地接触部つまり制限点である。
同図の案内方法につ(テは、先に概要を説明した自動布
地案内装置の内容並びに図示の状態から容易に理解出来
よう。
第9図口ないしチは、先に概要を説明した自動布地案内
装置を用いて、本発明に従い、図示のような2種の不連
続部近傍での布地案内方法を図解して示すものである。
第9図の各固在側に示すように布端が喰込み側(図では
上方)に突出する段部について、段部が口およびハ図に
示すように制限点Sに当たると。
裁断縁はちょうど1lJIs1点Sをのり越えるように
移動し、乗越えてしまうと段部に続く裁断縁Eが制限点
Sに接触する。
このとき検出点りでは布端は当然逃げ側C図では下方)
に移動するので自動布地案内装置が働き段部より前の布
端な常に検出点に合わせる。
Cは自動布地案内゛装置の布地送り込み制御装置によっ
て布地を喰込み側に引き寄せる引き寄せ動作を示す。
段部が検出点りを通過すると、へおよびト図に示すよう
に布端があたかも検出点りより喰込み側に移動したかの
ような状態になり、チ図に示す状態からさらに進んで布
端が逃げ側に移動するまで自動布地案内装置は働かな(
・。
第9図の各固有側に示すように布端が逃げ側に引込んで
(゛るような段部について、段部がハ図に示すように制
限点を通過すると、布地は後で述べる現象により、制限
点に当たるように移動する。
すなわちニないしへ図に示すように検出点では布端は少
なくともへ図に示す状態まで噴込側に移動しているので
、布地案内装置は働かな(゛。
以上のような布地供給過程によって人手による作業と同
様のスムージングが行われる。
スムージングの量すなわち修正間隔の大きさは、第9図
から明らかなように、検出点りと制限点Sの位置にほぼ
一致する為、段部の大きさに従って決める必要がある。
すなわち段部が大きい程スムージング長さを太きく取る
方がより実際的であり、従ってそのミシン機の当該工程
の最大膜長で十分なスムージングが行なわれるように選
ぶのが良い。
そして制限点が縫綴点、検出点から著しく遠ざかるよう
な場合には、段部な有しかつ曲率の高い裁断縁に対して
は良好な縫目が期待できなくなるので、か\る場合には
段部な前工程まで低く押えて制限点を著しく遠ざけるの
を避ける必要がある。
こうして本発明によれば、検出点りと制限点S間を、縫
綴点11に向は送られる被加工材料の側端縁が段部の如
き不連続部を有することがあっても、か\る不連続部が
もたらす段差に対し十分修正動作を行うに足る間隔Tと
することによって、いわゆる修正間隔が従来提案方法に
比し広く、また制御動作が布地の段部から上記間隔Tを
おいたところで開始するようになって(・る。
また本発明によれば、布地のもつ段部の大きさに従い修
正間隔の大きさつまり検出点と制限点位置間の距離を設
定することにより、各種火きさの段部をもった布地に対
処することができる。
布地がミシン機の布送り機構によって送られるとき、そ
の送り部分が、布巾に比して、布裁断縁に近く、従って
布とテーブル、布と布など被制御加工布と他の部材との
摩擦、布地のテーブルからのたれ下がり、ある(゛は布
地の慣性などのため布地の喰込み側への移動が起る。
つまり布地がストッパに突き当る。
仮に加工布がエアテーブルとかコンベアなどの手段によ
り、加工布の非加工部分の送り方向移動を補助されてい
て、喰込み方向の移動が全く期待できない場合には、従
来から用(・もれる公知の種々の布地移動力法のうち一
つを設けるか、あるいは、布地案内装置が常時加工布と
適当な接触力で接触して(・るような場合、その加工接
触部すなわち加工布への作用点を布地送り機構の送り中
心より布地に対する引き寄せ力つまり規正力を損なわな
(・程度に逃げ側に設けてもよい。
この際、喰込み側布地移動の力が、布地規正力に比して
十分小さく、本来の布地位置制御への影響がほとんど無
視できるのは云うまでもない。
なお、本発明は、先に概要を説明した自動布地案内装置
ばかりでなく、第10および11図に示す如き布地送り
込み制御装置を備えた自動布地案内装置にも適用するこ
とができる。
第10図イ9口に示す布地送り込み制御装置100は、
ミシンテーブル10上に架台130を介して取付けたエ
アシリンダまたはソレノイド142と、基端部がソレノ
イド142のプランジャ143にピン131で連結され
かつ針板31に向は伸長するアーム123からなり、ア
ーム123は架台130にピン132で枢着されてソレ
ノイドプランジャ143の伸縮に従い上下に枢動する。
ミシンの送り機構76により縫綴点11へ向は押え板お
よび底板間を通って送られる布地の側端縁が検出装置2
2に至って逃げ側にずれていると、検出装置22がこれ
を検知し、検出装置からの信号に応じてソレノイド14
2が付勢され、そのプランジャ143が伸長する。
これによりアーム123が下向きに枢動してその先端に
設けたピボット133を送り機構76の中心より左側で
布地に押付ける。
そこで布地の側端縁が喰込み側つまり図の右側へひきず
られる。
第11図イ1口に示す布地送り込み制御装置200は、
アーム223の先端に回転輪233を取付けた以外は、
第10図に示すものと同じ構造である。
回転輪233は布送り方向と時計方向に一定角度を有し
てアーム223の先端に取付けられ、ソレノイド142
の付勢によりアーム223が下向きに枢動して回転輪2
32が布地に押付けられた際、布地は矢印方向に寄せら
れる。
第10および11図において、検出装置22はガイドブ
ロック163にねし止めされ、ガイドブロック163は
長穴164を介してミシンテーブル上に横方向に調整可
能にねじ止めされて(・る。
またストッパ部材88は長大98を介してガイドブロッ
ク163に縦方向に調整可能に、ねじ止めされている。
かくて、本発明の教示に従い、ストッパ部材の接触部8
8′を制御位置に関し所望位置に配置することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、ミシン加工に供される布地の側端縁を示す図
で、イないしハはそれぞれ布地の断面、平面および裏面
図、第2図は、第1図に示す布地に対し人手による作業
で形成さる縫目並びに切断線を示す図で、イおよびハ図
は縫目を示し、口および二部は切断線を示す図、第3図
は第1図に示す布地に対して従来方法による縫目形成状
態を示す図、第4図は本発明を適用した自動布地案内装
置を一部断面で示す側面図、第5図は、第4図の自動布
地案内装置の平面図、第6図は、ストッパ部材とその周
りの部材を示す斜視図、第7図は検出装置を示す斜視図
、第8図は、二枚の布地用の自動布地案内装置を二部断
面で示す側面図、第9図は本発明の方法を示す図であっ
て、イ図は平担な側端縁の場合を示し、口ないしチ図は
段部を有する側端縁に対する修正動作を順次示して(・
る図、第10図は本発明を適用することのできる他の自
動布地案内装置を示す図で、イおよびロスはそれぞれ断
面および平面図、第11図は第10図と同様の作動布地
案内装置を示す図で、イおよびロスはそれぞれ断面およ
び平面図である。 11・・・縫綴点、D・・・検出点、S・・・制御位置
、22・・・検出装置、23,123・・・引寄せ部材
、2゜100.200・・・送り込み制御装置、88・
・・機械的ストッパ部材、88′・・・接触部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 縫綴点の手前側に位置して被加工材料の側端縁が逃
    げ側にずれたときのみぞれを検知する検出装置と、該検
    出装置の手前側にあって該検出装置からの信号に応じて
    被加工材料をその側端縁が制御位置にくるまで引き寄せ
    る引き寄せ部材を有する被加工材料の送り込み制御装置
    と、該送り込み制御装置の手前側にあって被加工材料の
    側端縁の不連続部がもたらす段差に対し十分修正動作を
    行うに足る間隔をあけて検出装置の位置から離れて位置
    決めされた接触部を有する機械的ストッパ部材とを備え
    て成るミシンにおける被加工材料の自動案内装置。 2 機械的ストッパ部材が布送り方向に移動調節可能と
    なっている特許請求の範囲第1項記載のミシンにおける
    被加工材料の自動案内装置。 3 機械的ストッパ部材が布送り方向を横断する方向に
    移動調節可能となっている特許請求の範囲第2項記載の
    ミシンにおける被加工材料の自動案内装置。
JP3790576A 1976-02-27 1976-04-05 不連続な側端縁形状を有する被加工材料のミシン加工における自動案内装置 Expired JPS5921637B2 (ja)

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JP3790576A JPS5921637B2 (ja) 1976-04-05 1976-04-05 不連続な側端縁形状を有する被加工材料のミシン加工における自動案内装置
IT67422/77A IT1073268B (it) 1976-02-27 1977-02-25 Metodo e dispositivo di guida automatica per un pezzo da lavorare in una macchina per cucire
CH241677A CH622842A5 (ja) 1976-02-27 1977-02-25
SU772456902A SU1217264A3 (ru) 1976-02-27 1977-02-25 Автоматическа швейна машина
US05/772,340 US4159687A (en) 1976-02-27 1977-02-25 Automatic guiding method for workpiece in sewing machine
DE2708338A DE2708338C2 (de) 1976-02-27 1977-02-25 Vorrichtung zum automatischen Führen eines im Abstand zu einer seiner Seitenkanten mit einer Naht zu versehenden Werkstückes in einer Nähmaschine
GB8341/77A GB1577897A (en) 1976-02-27 1977-02-28 Automatic guidance of a workpiece in a sewing machine

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