JPS5919355B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS5919355B2
JPS5919355B2 JP52127633A JP12763377A JPS5919355B2 JP S5919355 B2 JPS5919355 B2 JP S5919355B2 JP 52127633 A JP52127633 A JP 52127633A JP 12763377 A JP12763377 A JP 12763377A JP S5919355 B2 JPS5919355 B2 JP S5919355B2
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幸二 新美
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories
    • G10H7/06Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories in which amplitudes are read at a fixed rate, the read-out address varying stepwise by a given value, e.g. according to pitch
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/02Preference networks
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、押下鍵の音高に関連した周波数情報に基づ
き、該音高に対応した速度で変化し、かつ楽音波形の各
サンプル点を順次指定するためのアドレス信号を形成し
、このアドレス信号にしたがつて楽音波形の各サンプル
点における波形振幅値を発生させるようにした電子楽器
に関し、特に上記アドレス信号形成動作に用いる周波数
情報を所定タイミングで第1の周波数情報から第2の周
波数情報に切換え、楽音波形の形状を適宜変化し得るよ
うにした電子楽器に関するものである。
A 従来技術の説明従来において、押下鍵の音高に関連
した周波数情報に基づき、該音高に対応した速度で変化
し、かつ楽音波形の各サンプル点を順次指定するための
アドレス信号を形成し、このアドレス信号にしたがつて
楽音波形の各サンプル点における波形振幅値を発生させ
るようにした電子楽器がある。
例えば、波形メモリ読出し方式の電子楽器である。波形
メモリ読出し方式の電子楽器は、例えば各鍵の音高に対
応した周波数情報Fを記憶した周波数情報メモリを設け
、この周波数情報メモリを押下鍵を表わす鍵情報によつ
てアドレスして対応する周波数情報Fを読み出し、この
読み出された周波数情報Fを一定速度で繰返し累算して
累算値qF(q■1、2、3・・・・・・)を形成し、
この累算値qFで所望の楽音波形1周期の順次サンプル
点振幅値を記憶している波形メモリをアドレスすること
により各サンプル点振幅値を順次読み出して楽音信号を
得るものである。第1図は従来の波形メモリ読出し方式
の電子楽器の一例を示すプロツク図である。
同図において1は鍵盤部におけるキースイツチ回路であ
り、このキースイツチ回路1は各鍵(例えば61鍵)に
設けられたキースイツチを有し、各キースイツチの出力
はキーデータKDとして送出されるように構成されてい
る。2はキーデータKDを入力とする優先回路であつて
、同時に複数の鍵が操作された場合に予め定められた優
先順位(例えば低音優先)にしたがつて1個のキーデー
タKD(キースイツチ出力)のみを出力するとともに、
いずれかの鍵が押下されていることを表わすキーオン信
号KONを出力する。
3は優先回路2から出力されるキーオン信号KONの立
上りを微分して微分パルスDPを出力する微分回路、4
はリード・ライト制御端子4aに前記微分回路3から出
力される微分パルスDPの供給時に優先回路2から供給
されるキーデータKD′を書き込み、微分パルスDPが
供給されない場合にはすでに書き込まれているキーデー
タKD′を読み出して出力し続けるリード・ライトメモ
リ、5は各鍵の音高に対応した周波数情報Fが記憶され
ている周波数情報メモリであつて、リード・ライトメモ
リ4から出力されるキーデータKD′によつてアドレス
されて対応する周波数情報Fが読み出される。
6は周波数情報メモリ5から出力される周波数情報Fを
クロツクパルスφのタイミングで順次累算するアキユム
レータ、7は所望の楽音波形1周期の順次サンプル点振
幅値が各アドレスに記憶され、アキユムレータ6からの
累算値QF(q=1,2・・・)によつてアドレスされ
て該アドレスに記憶された波形振幅値が読み出される波
形メモリ、8はキーオン信号KONの発生により動作を
開始して楽音波形のアタツク,サステインおよびデイケ
イ等のエンベロープを制御するエンベロープ波形信号E
Cを発生するエンベロープ波形発生器、9は波形メモリ
7から読み出された楽音波形に前記エンベロープ波形発
生器8から出力されるエンベロープ波形信号ECを乗算
して楽音波形に音量エンベロープを付与する乗算器、1
0は乗算器9からの音量エンベロープが付与された楽音
波形を演奏音として発音するサウンドシステムである。
このように構成された波形メモリ読出し方式の電子楽器
において、鍵盤部である鍵を押鍵すると、この押鍵に対
応したキースイツチが動作し、キースイツチ回路1の該
キースイツチに対応する出力線から信号11″がキーデ
ータKDとして優先回路2に出力される。
優先回路2は入力されるキーデータKD(動作したキー
スイツチの出力)のうち、優先順位の最も高いキースイ
ツチに対応するキーデータKDを選択してキーデータK
D′として出力するとともに、いずれかの鍵が押鍵中で
あることを表わすキーオン信号KONを送出する。微分
回路3はこのキーオン信号KONの立上り部分を微分し
て立上りに同期した幅の狭い微分パルスDPをリード・
ライトメモリ4のリードライト制御端子4aに供給する
。リード・ライトメモリ4は微分回路3から微分パルス
DPが供給されている期間においてその記憶内容を優先
回路2から供給されるキーデータKD″に書き変えて記
憶する〇従つて、リード・ライトメモリ4からは、次の
新たな押鍵操作が行なわれてキーオン信号KONが発生
されるまで同一のキーデータKD′が出力し続けられる
ことになる。一方、周波数情報メモリ5は、リード・ラ
イトメモリ4から出力されるキーデータKD′によつて
アドレスされ、これによつて押下鍵の音高に対応した、
例えば第1表に示す周波数情報Fが読み出されて出力し
続けられる。
この周波数情報メモリ5から読み出された押下鍵の音高
に対応した周波数情報Fは、アキユムレータ6において
クロツクパルスφの周期で繰返し累算され、その累算値
QFが出力される。
そして、この累算値QFは波形メモリ7を順次アドレス
することにより、各アドレスに記憶されている波形振幅
値を順次読み出す。一方、優先回路2から出力されるキ
ーオン信号KONはエンベロープ波形発生器8にも供給
されており、エンベロープ波形発生器8からはキーオン
信号KONの発生に伴なつてアタツク部およびサステイ
ン部のエンベロープ波形信号ECが発生され、また離鍵
に伴なつてキーオン信号KONが消滅すると、これに伴
なつてデイケイ部のエンベロープ波形信号ECが発生さ
れる。
このようにして発生されたエンベロープ波形信号ECは
乗算器9に供給され、ここにおいて波形メモリ7から読
み出された楽音波形と乗算されて音量エンベロープが付
与される。この音量エンベロープが付与された楽音波形
はサウンドシステム10において楽音に変換されて発音
される。ここで、あるキーデータKD′に応じてある周
波数情報Fが周波数情報メモリ5から読み出された場合
、アキユムレータ6のモジユロ(法)をMとし、クロツ
クパルスφの周波数をF。
とすれば、波形メモリ7から読み出される楽音波形の周
波数FTは、として表わすことができる。
なお、このような電子楽器は特開昭49一130213
号(発明の名称「電子楽器」)明細書等に開示されてい
る波形メモリ読出し方式の電子楽器における単音構成の
場合と同様である。
ところで、前記構成による電子楽器においては、各鍵の
音高に対応した周波数情報Fを周波数情報メモリ5に記
憶し、押鍵によつてこの押下鍵の音高に対応する周波数
情報Fを読み出してこの読み出した周波数情報Fを一定
速度で累算した累算値QPで波形メモリ7に記憶された
楽音波形1周期の順次サンプル点振幅値を読み出すよう
に構成されているために、波形メモリ7の記憶波形を一
旦設定してしまうと読み出される楽音波形の形状は常に
同じとなり波形形状(すなわち音色)の変更が行なえな
くなつてしまう不都合がある。このような問題を解決し
ようとしたものとしては、互いに異なる波形形状の楽音
波形を記憶した波形メモリ7を複数個設け、この複数の
波形メモリ7を選択してアドレスすることにより発生さ
れる楽音の波形形状(音色)の変更を行なうようにした
ものが提案されている。
しかしながら、上記構成による電子楽器は、複数の波形
メモリを必要とするために構成が複雑になるとともに、
複雑な波形形状を有する楽音波形を波形メモリに記憶さ
せることが困難になる等の種々の欠点を有している。
B この発明の目的および発明の概要説明この発明の目
的は、上述したような電子楽器、すなわち発生すべき楽
音の音高に関連した周波数情報に基づき該周波数情報に
対応した速度で値が順次変化するアドレス信号を形成し
、このアドレス信号に従つて楽音波形の各サンプル点振
幅値を順次発生させて楽音波形を得る方式の電子楽器に
おいて、簡単な構成で得られる楽音波形の波形形状を容
易に変化させることができる電子楽器を提供することで
ある。
このため、この発明においては、上述したアドレス信号
を形成するための周波数情報を、発生楽音の音高に対応
した繰返し周期ごとにその周期内の所定タイミングで少
くとも1回変更制御するようにしたものである〇以下、
図面を用いて詳細に説明する。
C この発明の構成および動作説明 1この発明の全体構成 第2図はこの発明による電子楽器の一実施例を示すプロ
ツク図であつて、同図において第1図と同一部分は同一
記号を符してその説明を省略する。
同図において、11a,11bはり一ドライト・メモリ
4から出力されるキーデータKD′によつてそれぞれア
ドレスされる周波数情報メモリとチエンジアドレスメモ
リであつて、周波数情報メモリ11aの各アドレスには
例えば各鍵の音高に対応する正規の周波数情報F(第1
表)に対して正方向に多少ずれた周波数情報FAおよび
負方向に多少ずれた周波数情報FBが記憶され、またチ
エンジアドレスメモリ11bには周波数情報FA,FB
の切替え時点を波形メモリ7のアドレス値で表わしたチ
エンジアドレスCAが記憶されている。なお、この周波
数情報FA,FBについては後述詳細に説明する。12
はチエンジアドレスメモリ11bから出力されるチエン
ジアドレスCAをX入力とし、アキユムレータ6の累算
値出力をY入力として両者を比較する比較器であつて、
X<Yの場合のみ比較信号CSを出力する。
13は周波数情報メモリ11aから出力される周波数情
報FA,FBをAおよびB入力とするセレクタであつて
、常時はA入力に供給される周波数情報FAを選択して
アキユムレータ6に供給し、比較器12から比較信号C
Sが供給されるとB入力に供給される周波数情報FBを
選択してアキユムレータ6に供給する。
の この実施例の動作説明 このように構成された電子楽器において、鍵盤部である
鍵が押鍵されると、この押下鍵に対応したキーデータK
Dがキースイツチ回路1から出力される0このキーデー
タKDは優先回路2において優先順位の高いものが選択
されてキーデータKD5として出力されるとともに、い
ずれかの鍵が押鍵中であることを表わすキーオン信号K
ONを発生する。
このキーオン信号KONは微分回路3において微分され
てその立上りに同期した微分パルスDPをリード・ライ
トメモリ4のリード・ライト制御端子4aに供給する。
この結果、リード・ライトメモリ4の内容は微分パルス
DPの供給時に優先回路2から出力されるキーデータK
D′に書き変えられ、以後は次の微分パルスDPが供給
されるまで保持して出力し続ける。そして、周波数情報
メモIJllaおよびチエンジアドレスメモリ11bは
、リード・ライトメモリ4から出力されるキーデータK
D′に対応するアドレスがそれぞれ制御されて該アドレ
スに記憶されている周波数情報FA,FBおよびチエン
ジアドレスCAがそれぞれ読み出される。一方、押鍵当
初においては、アキユムレータ6の累算値QF′は零で
あるために、比較器12からは比較信号CSが出力され
ておらず、従つてセレクタ13はA入力に供給される周
波数情報FAを選択してアキユムレータ6に供給する。
アキユムレータ6は、セレクタ13から供給される周波
数情報FAをクロツクパルスφの周期で順次加算し、そ
の累算値QF′(QFA)によつて波形メモリ7をアド
レスする0ここで、アキユムレータ6のモジユロ(法)
をMとして、アキユムレータ6の累算値QF′の時間的
変化を表わすと第3図に示すようになり、最初は周波数
情報FAによつて直線Aで示すように累算値QF″が押
下鍵音高に対応した正規の周波数情報F(第1表)を累
算した累算値QFの増加を示す点線Cよりも急速度で増
加する。そして、アキユムレータ6の累算値QF/(Q
FA)がチエンジアドレスメモリ11bから出力されて
いるチエンジアドレスCAよりも大きくなると、比較器
12は比較信号CSを出力してセレクタ13に供給する
。この結果、セレクタ13はB入力に供給されている周
波数情報FBを選択してアキユムレータ6に供給する。
アキユムレータ6はこの時点から周波数情 5報FAよ
りも小さな値である周波数情報FBをクロツクパルスφ
のタイミングで順次加算してその累算値QF″(QFB
)を波形メモリ7にアドレスとして供給することになる
。従つて、累算値QF″の時間的変化は、第3図に示す
ようにア 10キユムレータ6の累算値QF′がチエン
ジアドレスCA以上となつた時点Pからは、その増加率
が点線Cよりも小さくなつて直線Bで示すように増加す
る。そして、アキユムレータ6の累算値QF′が第3図
の点QにおいてモジユロMに達 15すると、アキユム
レータ6はオーバーフローし、これに伴なつて比較器1
2の比較信号CSがゞO″となつてセレクタ13は再び
周波数情報FAを選択してアキユムレータ6に供給する
〇以後はこのような動作を順次行ないながら、第 20
3図に直線A,Bで示すように1周期の途中(チエンジ
アドレスCAに対応)において増加率が変化する累算値
QF′が作られる。このようにして変化するアキユムレ
ータ6の累算値QF5は、波形メモリ7にアドレス信号
として供給さ 25れて各アドレスに記憶されている波
形の順次サンプル点振幅値が順次読み出されて楽音信号
が得られる。この場合、波形メモリ7の最大アドレスが
Mでかつ各アドレスに正弦波1周期の各サンプル 30
点振幅値が記憶されているものとすると、従来の方法(
第1図)では第3図に点線Cで示す一定率で増加するア
キユムレータ6の累算値QFを用いて波形メモリ7をア
ドレスしているために、波形メモリ7からはその記憶波
形(正弦波)35がそのまま楽音波形として読み出され
る。
しかし、第3図に直線A,Bで示すように1周期の途中
で増加率が変化する累算値QF″(QFA,qFB)を
波形メモリ7のアドレスとして用いると、波形メモリ7
の読み出しアドレスがチエン 40ジアドレスCAに達
するまでは早い速度で読み出され、またチエンジアドレ
スCAから最大アドレスMに達するまでは遅い速度で読
み出される。この結果、正弦波が記憶されている波形メ
モリ7からは第4図に示すようにチエンジアドレスCA
までに記憶されていた部分が圧縮されるとともに、チエ
ンジアドレスCAから最大アドレスMまでに記憶されて
いた部分が延ばされた状態に変形された波形が楽音波形
として読み出される。従つて、この正弦波波形が変形さ
れて読み出された波形メモリ7からの楽音波形を乗算器
9においてエンベロープ波形発生器8から出力されるエ
ンベロープ波形信号ECと乗算して音量エンベロープを
付与し、これをサウンドシステム10において楽音に変
換して発音すると、楽音波形の波形形状の変化に伴なつ
て正弦波波形の楽音信号の場合と異なつた音色となるO
この結果、周波数情報FA,FBおよびチエンジアドレ
スCAを適宜選定することによつて、波形メモリ7に記
憶されている記憶波形を自由に変形させて読み出すこと
ができ、これによつて種々の波形形状の楽音波形が得ら
れることになる0この場合、クロツクパルスφの周波数
Fcとすると、得られる楽音一波形の周期は、となる。
従つて、得られる楽音(波形メモリ7の出力)の周波数
FT′は、となる。
ここで、周波数情報FA−FBおよびチエンジアドレス
CAの設定に際しては、上記周波数FT″が押下鍵の音
高に対応した周波数FTと同じになるように選定する必
要がある。例えば波形メモリ7の最大アドレスMを10
24、クロツクパルスφの周波数Fcを28.16K1
1z1チエンジアドレスCAを768とした場合、周波
数FT=27.5Hz(周期36.3636ms)の楽
音信号を得るための周波数情報FA−FBの組合せ例と
しては第2表に示すものなどがある。なお、第2表にお
いてチエンジタイミングCTしA1 1は、−・−=C
Tとして算出したものであり、丁1t周波数情報FAか
らFBに切り換わるタイミンまた、第2表のI〜の各周
波数情報FA・FBを適用した場合におけるアキユムレ
ータ6の累算値QF′の時間的変化を表わすと第5図に
示すようになつて、周波数情報FA−FBが等しい場合
(第2表1)には直線となつて従来の波形メモリ読出し
と同じになり、また第2表の,,・・・のように周波数
FA−FBの差が順次大きくなるにしたがつて累算値Q
F′のチエンジアドレスCAまでの変化時間が早く、ま
たチエンジアドレスCAから最大アドレスMまでの変化
時間が遅くなる。
従つて、周波数情報FA−FBの差を大きく設定するに
したがつて、これらを累算した累算値QF′を用いて読
み出された波形メモリ7の出力波形は波形メモリ7に記
憶されている記憶波形から変形されることになり、波形
メモリ7からはその記憶波形とは異なつた波形形状の楽
音波形が出力される。これは、例えば第2表のIで示さ
れる周波数情報FA,FBの累算値QF″を用いて正弦
波波形が記憶されている波形メモリ7をアドレスした場
合には、第6図にIで示すようにメモリ7の記憶波形(
正弦波)と同一の正弦波が読み出されるのに対し、例え
ば第2表ので示される周波数情報FA−FBの累算値Q
F′を用いて前述した正弦波波形が記憶された波形メモ
リ7をアドレスすると、波形メモリ7からは第6図にで
示すように正弦波の前半が極端に圧縮され、かつ後半が
大幅に延ばされた波形が出力される〇以上説明したよう
に、波形メモリのアドレス信号を形成するアキユムレー
タの累算定数としての周波数情報を波形メモリアドレス
の1周期途中において変更することにより、波形メモリ
に記憶されている記憶波形を種々変更して読み出すこと
ができ、この波形メモリの出力波形を楽音信号とするこ
とによつて、単一の波形メモリを用いた場合においても
楽音の音色変更が容易に行なえる。
) この発明の他の実施例 0この実施例の構成 第7図はこの発明による電子楽器の他の実施例を示すプ
ロツク図であり、第2図と同一部分は同一記号を用いて
ある。
同図において、14a,14bはリード・ライトメモリ
4から出力されるキーデータKD′によつてそれぞれア
ドレスされる周波数情報メモリおよびチエンジアドレス
メモリであつて、このメモリ14a,14bの各アドレ
スには、3種の周波数情報FA−FB,FOおよび2種
のチエンジアドレスCA,,CA2がそれぞれ記憶され
ている0この場合、周波数情報FA,FB,FOはFA
>Fc>FBに設定され、またチエンジアドレスCAl
,CA2はCA,〈CA,に設定されているものとして
以下の説明を行なう〇15はチエンジアドレスメモリ1
4bから出力されるチエンジアドレスCAlをX入力と
しアキユムレータ6の累算値QF′をY入力として両者
を比較する第1の比較器であつて、X<Yの場合のみ比
較信号CS,を出力する。
16はチエンジアドレスメモリ14bから出力されるチ
エンジアドレスCA2をz入力とし、アキユムレータ6
の累算値QF′をQ入力として両者を比較する第2の比
較器であつて、Z<Qの場合のみ比較出力CS2を出力
する。
17は比較信号CS,を入力とするインバータ、18は
比較信号CS2を入力とするインバータ、19はインバ
ータ17,18の出力の一致を求めるアンドゲート、2
0は比較信号CS,とインバータ18の出力の一致を求
めるアンドゲート、21は比較信号CS,,CS2の一
致を求めるアンドゲート、22は周波数情報メモリ14
aから出力される周波数情報FA,FB,FCをA−C
入力とし、かつアンドゲート19〜21の各出力をセレ
クト制御信号SCとして制御端a−cに入力するセレク
タであつて、セレクト制御信号SCが供給される制御端
a−cに対応するA〜C入力を選択してアキユムレータ
6に供給する。
)この実施例の動作説明このように構成された電子楽器
において、鍵盤部である鍵が押鍵されると、この押下鍵
に対応したキーデータKDがキースイツチ回路1から出
力される。
このキーデータKDは優先回路2において優先順位の高
いものが選択されてキーデータKD′として出力される
とともに、いず 5れかの鍵が押鍵中であることを表わ
すキーオン信号KONを発生する。このキーオン信号K
ONは微分回路3において微分されてその立上りに同期
した微分パルスDPをリード・ライトメモリ4のリード
・ライト制御端子4aに供 10給する。
この結果、リード・ライトメモリ4の内容は微分パルス
DPの供給時に優先回路2から出力されるキーデータK
D5に書き変えられ、以後の次の微分パルスDPが供給
されるまで保持して出力し続ける。そして、周波数情報
メモ 15リ14aおよびチエンジアドレスメモリ14
bは、それぞれリード・ライトメモリ4から出力される
キーデータKD′に対応するアドレスが制御されて該ア
ドレスに記憶されている周波数情報FA,FB,FCお
よびチエンジアドレスCA,,2OCA2がそれぞれ読
み出される。一方押鍵当初においては、アキユムレータ
6の累算値QF′は零であるために、比較器15,16
の比較信号CSl,CS2は共にゞO″である。
この結果、比較信号CS,,CS2を反転す 25るイ
ンバータ17,18の出力は共にゞ111となり、これ
に伴なつてアンドゲーロ9の出力のみがゞ1″となつて
セレクタ22の制御端aにセレクト制御信号SCが供給
される。セレクタ22は制御端aにセレクト制御信号S
Cが供 30給されると、この制御端aに対応するA入
力に供給される周波数情報FAを選択してアキユムレー
タ6に供給する。アキユムレータ6はクロツクパルスφ
のタイミングで周波数情報FAを順次加算してその累算
値QF″(=QFA)を波形 35メモリ7のアドレス
として出力する。この場合、周波数情報FAは前述した
ように大きな値(FA>Fc>FB)であるためにアキ
ユムレータ6の累算値QF″は第8図に実線aで示すよ
うに急激に増加し、これに伴なつて波形メモリ7 40
のアドレス移動が早くなる。
そして、このアキユムレータ6の累算値QF″が第8図
の時間T,においてチエンジアドレスCA,以上になる
と、比較器15の比較信号CS,がS1″となる〇この
結果、アンドゲ゛一ト20の出力のみがゞ12となつて
セレクタ22の制御端bにセレク 制御信号SCが供給
され、これによつてセレクタ22はB入力に供給される
周波数情報FBを選択してアキユムレータ6に供給する
。アキユムレータ6は周波数情報FBをクロツクパルス
φのタイミングで更に順次加算し、その累算値QF′に
よつて波形メモリ7をアドレスする。この場合、周波数
情報FBは前述したように小さな値(FA>FB>Fc
)であるために累算値QF′の増加率も第8図に直線b
で示すように小さなものとなり、これに伴なつて波形メ
モリ7のアドレス移動も遅くなる。そして、アキユムレ
ータ6の累算値QF′が第8図の時間T2においてチエ
ンジアドレスCA2以上になると、チエンジアドレスC
A2とアキユムレータ6の累算値QF″とを比較する比
較器16の比較信号SC2もゞ1″となり、これに伴な
つてアンドゲート21からセレクタ22の制御端Cにセ
レクト制御信号SCが供給される。この結果、セレクタ
22は制御端Cに対応するC入力に供給される周波数情
報Fcを選択してアキユムレータ6に供給する。アキユ
ムレータ6は周波数情報Fcをクロツクパルスφのタイ
ミングで更に順次加算し、その累算値QF′によつて波
形メモIJ7をアドレスする。この場合、周波数情報F
cは周波数゜情報FA,FBの間に位置する値であるた
めに、その累算値QF′の増加率は第8図に直線Cで示
すように比較的急な上昇となる。そして第8図に示す時
間T3においてアキユムレータ6の累算値QF′が波形
メモリ7の最大アドレスMに達し、オーバーフローする
0以後、アキユムレータ6は同様な動作を続ける。従つ
て、上述した構成による電子楽器においては、波形メモ
リ7を読み出すためのアドレスの移動が、第8図に示す
ように波形メモリアドレスの1周期間に2度変化するこ
とになる。
つまり、チエンジアドレスCAlまでの間においてはア
ドレス移動が極めて早くなり、またチエンジアドレスC
A,,CA2の間は遅いアドレス移動となり、さらにチ
エンジアドレスCA2と最大アドレスMの間は比較的早
いアドレス移動となる。この結果、上述した変化特性を
有するアキユムレータ6の累算値QF′によつて、例え
ば正弦波波形の各サンプル点振幅値が各アドレスに記憶
されている波形メモリ7をアドレスすると、波形メモリ
7からは第9図に示すように正弦波波形が極めて複雑に
変形された波形として読み出される。そしてこの波形メ
モリ7の出力波形を乗算器9においてエンベロープ波形
発生器8から供給されるエンベロープ波形信号ECと乗
算して音量エンベロープを付与した後サウンドシステム
10に供給すると、このサウンドシステム10からは波
形メモリ7の出力波形に対応した複雑な音色を有する楽
音が発生される。なお、周波数情報FA,FB,FCお
よびチエンジアドレスCA,,CA2の設定に際しては
、前述した場合と同様に、アキユムレータ6の累算値Q
F′によつてアドレスされて読み出される波形メモリ7
の出力波形の周波数が押下鍵の音高に対応する周波数と
なるように設定する必要があることは言うまでもない0
また、上述した実施例においては、3種の周波数情報F
A,FB,Fcと2種のチエンジアドレスCA,,CA
2とを用い波形メモリアドレスの1周期中においてアキ
ユムレータに供給する周波数情報を2度変更した場合に
ついて説明したが、波形メモリアドレスの1周期中に更
に多くの変更を行なうことによつて、波形メモリに記憶
されている記憶波形を更に複雑に変形させて読み出すよ
うにしてもよいことは言うまでもない。
以上説明したように、波形メモリアドレスの1周期中に
おいて、アドレス移動速度を複数回変更することによつ
て波形メモリに記憶されている記憶波形を複雑に変化さ
せて読み出すことができ、これに伴なつて発生楽音の音
色を複雑にかつ微妙に変化させることができる。
E この発明による更に他の実施例 1この実施例の構成 第10図はこの発明による電子楽器の更に他の実施例を
示すプロツク図であつて、第2図と同一部分は同一記号
を用いてある。
同図において、23はリード・ライトメモリ4から出力
されるキーデータKD′によつてアドレスされるノート
・オクターブメモリであつて、このノート・オクターブ
メモリ23の各アドレスには、各鍵の音高に対応したノ
ート信号NSとオクターブ信号0Sがそれぞれ記憶され
ている。24,25はアタツククロツクおよびデイケイ
クロツク発振器、26は10ビツトカウンタであつて、
各ビツトのカウント値を並列に出力するように構成され
ている。
27は優先回路2から出力されるキーオン信号KONを
反転するインバータ、28はカウンタ26から出力され
るカウント信号CPの最上位ビツト信号(10ビツト目
)を反転するインバータ、29はアタツククロツク発振
器24からのアタツククロツクAClキーオン信号KO
Nおよびインバータ28の出力の一致を求めるアンドゲ
ート、30はデイケイクロツク発振器25からのデイケ
イクロツクDC、インバータ27の出力およびカウンタ
26から出力されるカウント信号CPの最上位ビツト信
号の一致を求めるアンドゲート、31はアンドゲート2
9,30の出力をカウンタ26のカウント入力端に供給
するオアゲート、32は後述詳記するようにカウンタ2
6の10ビツト出力を入力として後述するエンベロープ
波形発生器38の出力変化に対応した第3表に示す6ビ
ツトのアドレス信号ASを出力するアドレスデコーダで
ある。
33a,33bはアドレスデコーダ32から出力される
アドレス信号ASによつてそれぞれアドレスされる定数
メモリおよびチエンジアドレスメモリであつて、このメ
モリ33a,33bの各アドレスには各鍵の音高に対応
する周波数情報形成の基となる定数KA,KB(多少異
なつた値)およびチエンジアドレスCAがそれぞれ記憶
されている。
34,35は定数メモリ33aから出力される定数KA
,KBにノート・オクターブメモリ23から出力される
ノート信号NSをそれぞれ乗算して出力する乗算器、3
6,37は乗算器34,35の乗算出力をノート・オク
ターブメモリ23から出力されるオクターブ信号0Sに
対応してそれぞれシフトすることによつて押下鍵の音高
にほぼ対応した周波数情報FA,FBを形成し、この周
波数情報FA,FBをセレクタ13のA,B入力にそれ
ぞれ供給するシフト回路、38はカウンタ26のカウン
ト信号CPを入力としてエンベロープ波形信号ECを発
生するエンベロープ波形発生器である。
そして、このエンベロープ波形発生器38は前述した第
3表に示すアドレスデコーダ32の出力1〜に対応して
第11図aに示す第1アタツク部A,、第2アタツク部
A2、第1デイケイ部D,、第2デイケイ部D2、サス
テイン部Sおよび第3デイケイ部D3からなるエンベロ
ープ波形信号ECを発生するものであつて、例えば波形
メモリ7と同様な構成となつている。なお、第11図b
はキーオン信号KONを示したものである。2アドレス
デコーダ32の詳細説明 第12図はアドレスデコーダ32の具体例を示す回路図
であつて、同図において、39〜41はカウンタ26か
ら出力されるカウント信号CPの上位3ビツト信号をそ
れぞれ反転するインバータ、42はカウント信号CPの
下位7ビツト信号を入力とするオアゲート、43はオア
ゲート42の出力を反転するインバータ、44はインバ
ータ39,40,41の出力の一致を求めるアンドゲー
ト、45はインバータ39,40の出力とカウント信号
CPの上位第3ビツト目の信号との一致を求めるアンド
ゲート、46はインバータ39,41の出力とカウント
信号CPの上位第2ビツト目の信号の一致を求めるアン
ドゲート、47はインバータ39の出力とカウント信号
CPの上位第2、第3ビツト信号の一致を求めるアンド
ゲート、48はイジバータ40,41,43の出力とカ
ウント信号Cpの最上位ビツト信号の一致を求めるアン
ドゲート、49はカウント信号CPの最上位ビツト信号
を入力とするアンドゲート、50はアンドゲート48の
出力を反転するインバータ、51はアンドゲート49と
インバータ50の出力の一致を求めるアンドゲートであ
る。
このように構成されたアドレスデコーダ32は、カウン
ト信号CPが「0」〜「127」の期間においてはアン
ドゲート44の出力1のみ力げ1”となり、「128」
〜「255」の期間はアンドゲート45の出力のみが6
1″となり、「256」〜「383」の期間においては
アンドゲート46の出力のみが617となり、「384
」〜「511」の期間においては、アンドゲート47の
出力のみが01nとなり、「512」の状態においては
アンドゲート48の出力のみが11″となり、「513
」〜「1023」の期間においてはアンドゲート51の
出力のみが61″となつて、前述した第3表に示す入出
力特性が得られる。
1この実施例の動作説明 このように構成された電子楽器において、鍵盤部である
鍵が押鍵されると、この押下鍵に対応したキーデータK
Dがキースイツチ回路1から出力される。
このキーデータKDは優先回路2において優先順位の高
いものが選択されてキーデータKD′として出力される
とともに、いずれかの鍵が押鍵中であることを表わすキ
ーオン信号KONを発生する。このキーオン信号KON
は微分回路3において微分されてその立上りに同期した
微分パルスDPをリード・ライトメモリ4のリード・ラ
イト制御端子4aに供給する。
この結果リード・ライトメモリ4の内容は微分パルスD
Pの供給時に優先回路2から出力されるキーデータKD
′に書き変えられ、以後は次の微分パルスDPが供給さ
れるまで保持して出力し続ける。そして、ノート・オク
ターブメモリ23は、リード・ライトメモリ4から出力
されるキーデータKD′5に対応するアドレスが制御さ
れて該アドレスに記憶されている上記押下鍵の音高に対
応したノート信号NSとオクターブ信号0Sが読み出さ
れる〇一方、カウンタ26はそのカウント値がオールゼ
ロであるために、そのカウント信号CPの最上位ビツト
信号(MSB)を入力とするインバータ28の出力はゞ
1″であり、この状態においてキーオン信号KONが発
生されると、アンドゲート29が開いてアタツククロツ
ク発振器24から出力されるアタツククロツクACがオ
アゲート31を介してカウンタ26に供給される0この
結果、カウンタ26はアタツクパルスACを順次カウン
トしてそのカウント値が上昇する。
そして、カウンタ26のカウント信号CPが「512」
に達して最上位ビツト信号が 5ゞ1″になると、イン
バータ28の出力が10″となつてアンドゲート29が
閉じるために、カウンタ26はカウントアツプ動作を停
止する。その後離鍵されてキーオン信号KONが立下る
(10″になる)と、インバータ27の出力が 101
1″となり、これに伴なつてアンドゲート30が開いて
デイケイクロツク発振器25から出力されるデイケイク
ロツクDCがオアゲート31を介してカウンタ26に供
給されてカウントされる。この結果、カウンタ26は「
513」15からデイケイクロツクDCをカウントして
そのカウント値が順次上昇し、そのカウント値が「10
23」に達した後に+1カウントするとオーバフローし
てカウント値がオールゼロとなり、これに伴なつてアン
ドゲート29,30が 20共に閉じられてカウント動
作を停止する。従つて、カウンタ26は、キーオン信号
KONの発生時からカウント値が「512」に達するま
では周期が比較的短いアタツククロツク発振器24から
出力されるアタツククロツクACを力 25ウントし、
カウント値が「512」に達すると離鍵に伴なつてキー
オン信号KONが立下るまでカウント動作を停止してそ
の状態を保持する。そして、キーオン信号KONが立下
ると、デイケイクロツク発振器25から出力されるデイ
ケ 30イクロツクDCをカウントしてカウント値を上
昇し、カウント値が「1023」を越えてオーバフロー
するとカウント値はオールゼロとなつてカウント動作を
停止する0このような動作を行なうカウンタ26のカウ
ント信号CPは、ア 35ドレスデコーダ32およびエ
ンベロープ波形発生器38にそれぞれ供給される。アド
レスデコーダ32は、前述したカウント信号CPを入力
として第3表に示す6ビツトのアドレス信号ASに変換
して定数メモリ33aおよびチエン 40ジアドレスメ
モリ33bをアドレスする。従つて、定数メモリ33a
およびチエンジアドレスメモリ33bからは、アドレス
デコーダ32からのアドレス信号ASの内容(1〜)に
対応して6種類の定数KA,KBおよびチエソジアドレ
スCAが順次読み出されることになる0このようにして
読み出された定数KA,KBは、乗算器34,35にお
いてノート・オクターブメモリ23から供給される押下
鍵のノートに対応したノート信号NSとそれぞれ乗算さ
れ、更にシフト回路36,37においてノート・オクタ
ーブメモリ23から供給される押下鍵のオクターブに対
応したオクターブ信号0Sによつてそれぞれシフトされ
て押下鍵音高に対応した周波数情報FA,FBが形成さ
れ、この周波数情報FA,FBはセレクト回路13のA
,B入力端にそれぞれ供給される。なお、この場合定数
メモリ33aに記憶されている定数KA,KBが例えば
C−Bの12ノート(音名)のうち最も高いノートBに
対応しているものであると、ノート・オクターブメモリ
23から出力されるノート信号NSの内容は、第4表に
示すようになる〇(例えば第6オクターブ)に対応して
いる場合におけるオクターブ信号0Sの内容は第5表に
示すものとなる。
すなわち、ノート・オクターブメモリ23からは上記第
4表および第5表に示す内容のノート信号NSおよびオ
クターブ信号0Sが読み出されるのもで、この結果シフ
ト回路36,37から出力される信号は、押下鍵音高に
対応した周波数情報FA,FBとなる。
ここで、定数KA,KBおよびチエンジアドレスCAは
前述したように、キーオン信号KONの発生時からデイ
ケイ終予時までの間に5回変化するために、周波数情報
FA,FBもこれに対応して変化する。
従つて、周波数情報FA,FBおよびチエンジアドレス
CAについて考えて見ると、上述した第2図に示す実施
例においては押鍵操作に伴うキーオン信号KONの発生
時からデイケイ終了時まで一定で時間的変化がなかつた
のに対し、この実施例においてはキーオン信号KONの
発生時からカウンタ26のカウント信号CPの値によつ
て時間とともに変化することになる。そして、比較器1
2は第2図の場合と同様に、アキユムレータ6の累算値
QF″とチエンジアドレスCAを比較し、その比較結果
を比較信号CSとしてセレクタ13に供給してセレクタ
13を制御し、これによつてアキユムレータ6に供給す
る周波数情報FA,FBを選択しているために、波形メ
モリ7のアドレス信号となるアキユムレータ6の累算値
QF″は、第2図の場合と同様に1周期の途中(チエン
ジアドレスCAに対応)でその増加率が変化するものと
なる。このような累算値QF′をアドレス信号として波
形メモリ7を読み出すことにより、波形メモリ7に記憶
されている例えば正弦波等の記憶波形を変形した状態で
楽音波形として読み出すことができる。そして、この波
形メモリ7から読み出される楽音波形の波形形状は、キ
ーオン信号KONの発生時から時間とともに周波数情報
FA,FBおよびチエンジアドレスCAが変更されるの
に対応して順次変化する。一方、カウンタ26のカウン
ト信号CPはエンベロープ波形発生器38にも供給され
ており、このエンベロープ波形発生器38は前述したよ
うにアドレスデコーダ32から出力されるアドレス信号
ASの変化に対応して第11図aに示すように第1,第
2アタツク部Al,A2、第1,第2デイケイ部Dl,
D2、サステイン部Sおよび第3デイケイ部D3のエン
ベロープ波形信号ECを発生する0このようにして発生
されたエンベロープ波形信号ECは乗算器9において波
形メモリ7から読み出された楽音波形と乗算されて音量
エンベロープが付与される。
このようにして音量エンベロープが付与された楽音信号
は、サウンドシステム10において楽音として発音され
る。この場合、アドレスデコーダ32から出力されるア
ドレス信号ASの変化時点とエンベロープ波形信号EC
の変化点とを前述しよように一致させているために、音
量エンベロープの第1、第2アタツク部A,,A2、第
1、第2デイケイ部Dl,D2、サステイン部S1およ
び第3デイケイ部D3にそれぞれ対応して定数KA,K
B(周波数情報FA,FB)およびチエンジアドレスC
Aが変化し、これに伴なつて発生楽音の音色が音量エン
ベロープに対応して変化して音楽的に豊かな演奏音とな
る。従つて、このように構成される電子楽器においては
、波形メモリから出力される楽音波形の波形形状を任意
に制御できるとともに更に時間的にも変化させることが
でき、これにより発生楽音の音色を任意に設定できると
ともに、その音色を時間的に変化させることができる。
F この発明による更に他の実施例 Dこの実施例の構成 第13図はこの発明による電子楽器の更に他の実施例を
示すプロツク図であつて、第2図と同一部分は同一記号
を用いてある。
同図において、40a,40bはリード・ライトメモリ
5から出力されるキーデータKD′によつてそれぞれア
ドレスされて読出し制御される周波数情報メモリおよび
累算回数情報メモリであつて、この周波数情報メモリ4
0aおよび累算回数情報メモリ40bは各アドレスに各
鍵の音高に関連 5した周波数情報FA,FBおよび累
算回数情報N,,N2(周波数情報FA,FBを切替え
る時間)がそれぞれ記憶されている。41は入力端A,
Bにそれぞれ供給される累算回数情報N,,N2を選択
して出力するセレクタ、42は入力端A,lOBにそれ
ぞれ供給される周波数情報FA,FBを選択して出力す
るセレクタ、43はクロツクパルスφを順次カウントす
るカウンタ、44はセレクタ41からの累算回数情報(
N,またはN2)とカウンタ43のカウント値とを比較
して両者 15が一致すると一致信号EQを出力する一
致回路、45は一致信号EQによつてトリガされるT型
のフリツプフロツプであつて、そのりセツト出力Qによ
つてセレクタ41,42の選択動作制御を行なつている
2046は一致回路44か
らの一致信号EQまたは微分回路3からの微分パルスD
Pをカウンタ43のりセツト端子Rに供給するオアゲー
トである。 .2この実施例の動作説
明 25このように構成された電
子楽器において、鍵盤部である鍵が押鍵されると、この
押下鍵に対応したキーデータKDがキースイツチ回路1
から出力される。
このキーデ・一タKDは優先回路2において優先順位の
高いものが選択されてキ 30−データKD″として出
力されるとともに、いずれかの鍵が押鍵中であることを
表わすキーオン信号KONを発生する。このキーオン信
号KONは微分回路3において微分されてその立上りに
同期した微分パルスDPをリード・ライ 35トメモリ
4のリード・ライト制御端子4aに供給する。
この結果、リード・ライトメモリ4の内容は微分パルス
DPの供給時に優先回路2から出力されるキーデータK
D′に書き変えられ、以後は次の微分パルスDPが供給
されるまで保 必持して出力し続ける。そして、周波数
情報メモリ40aおよび累算回数情報メモリ40bは、
リード・ライトメモリ4から供給されるキーデータKD
′によつてそれぞれアドレスされて押下鍵の音高に関連
した周波数情報FA−FBおよび累算回数情報Nl,N
2がそれぞれ読み出される。
一方、カウンタ43は押鍵開始時に発生される微分パル
スDPがオアゲート46を介してりセツト端子Rに供給
されることによつてりセツトされ、以後クロツクパルス
φを順次カウントしてカウントアツプする0従つて、押
鍵開始時においては一致回路44からは一致信号EQが
出力されず(EQ=10″)、フリツプフロツプ45は
りセツト出力Qをセレクタ41,42に出力してセレク
タ41,42の各入力端Aに供給されている累算回数情
報N1および周波数情報FAを選択して出力させる。こ
の結果、アキユムレータ6はクロツクパルスφのタイミ
ングでカウンタ43のカウントタイミングと同期してセ
レクタ42から出力される周波数情報FAを順次累算し
、その累算値QF′(QFA,q=0,1,2・・・)
をアドレス信号として波形メモリ7に供給する。従つて
、カウンタ43のカウント値とアキユムレータ6の累算
回数とは一致していることになる。そして、カウンタ4
3のカウント値が順次上昇してそのカウント値がセレク
タ41から出力される累算回数情報N,と一致すると一
致回路44から一致信号EQが出力される(EQ=ゞ1
/′)。この一致信号EQによりフリツプフロツプ45
は反転してそのりセツト出力QがゞO″となり、これに
伴なつてセレクタ41,42はそれぞれ入力端Bに供給
されている累算回数情報N2および周波数情報FBを選
択して出力する。この結果、アキユムレータ6は前述し
た場合と異なる値の周波数情報FBをクロツクパルスφ
のタイミングで更に順次累算してその累算値QF′(Q
FB)を波形メモリ7にアドレス信号として供給する。
また、一致回路44からの一致信号EQによりカウンタ
43はリセツトされて再び前述した場合と同様にクロツ
クパルスφのカウント動作を行ない、このカウント値が
セレクタ41から出力される累算回数情報N2と一致す
ると、一致回路44から一致信号EQが出力されてカウ
ンタ43がりセツトされるとともに、フリツプフロツプ
45が再び反転してセレクタ41,42の入力端Aにそ
れぞれ供給される累算回数情報N,および周波数情報F
Aを選択して出力するようになる。このような動作を順
次行ない、アキユムレータ6からは所定時間毎(累算回
数情報N,およびN2に対応)に切替えられた周波数情
報FAまたはFBを順次累算した累算値QF′が出力さ
れることになる。
このようにしてアキユムレータ6から出力された累算値
QF″は、波形メモリ7をアドレスして該メモリ7の各
アドレスに記憶されている所望の楽音波形の各サンプル
点振幅値を順次読み出して楽音波形を発生させる。波形
メモリ7から読み出された楽音波形は乗算器9において
エンベロープ制御波形発生器8から出力されるエンベロ
ープ波形信号ECと乗算されて音量エンベロープが付与
され、この音量工ンベロープが付与された楽音信号はサ
ウンドシステム10において楽音に変換されて発音され
るOここで、前述したアキユムレータ6から出力される
累算値QF″と波形メモリ7から読み出される楽音波形
との関係について検討して見る〇まず、周波数情報FA
,FBを累算回数情報Nl,N2に対応してそれぞれN
,,N2回累算したとすると、その累算値QF′はQF
′二N,・FA+N2・FBとなり、これに要する時間
はクロツクパルスφの周波数をfφとすれば(N1+N
2)・一となる。
そして、上記「N,・FA+N2・FB」?値を波形メ
モリ7のアドレス数M(最大アドレス:M、例えば10
24)と等しくなるよう周波数情報FA,FBおよび累
算回数情報Nl,N2の値をそれぞれ設定するとアキユ
ムレータ6が(N,+N2)回の累算を行なつた時点に
おいて波形メモリ7に記憶されている楽音波形の一波形
が読み出されることになる。この場合、アキユムレータ
6に入力される周波数情報はN,回の累算動作を行なつ
た時点において周波数情報FAから周波数情報FBに切
替るため、これに伴なつてアキユムレータ6の累算値Q
F′の変化率(上昇率)が波形メモリアドレスの1周期
の途中において変化することになる(周波数情報FA,
FBの関係をFA<FBとした場合には累算値QF″の
変化率は前半小さく後半大きくなり、またFA>FBと
した場合には前半大きく後半小さくなる)0この結果、
アキユムレータ6から出力される累算値QF″による波
形メモリ7のアドレス移動速度がアドレスの1周期の途
中(累算回数情報N,に対応)で変化することになり、
これに伴なつて前述した第2図の場合と同様に波形メモ
リ7から読み出される楽音波形の波形形状が変化するこ
とになる。
次に、前記「N,・FA+N2・FB」の値を波形メモ
リ7のアドレス数Mよりも大きく設定すると、アキユム
レータ6が(N,+N2)回の累算を行なつた時点では
、波形メモリ7に対するアドレスが(N,・FA+N2
・FB−M)だけ1周期分より行きすぎることになる(
アキユムレータ6の累算値QF′はN1・FA+N2・
FB−Mとなつている)。
すなわち、波形メモリ7からは記憶波形1周期分十「α
](αは上記アドレスの行き過ぎ分に相当)だけ読み出
されることになる。そしてこの場合、アキユムレータ6
に入力される周波数情報FA−FBの切替時点における
その累算値QF″は、前記「α」の存在によつて「N,
・FA+N2・FB」の各累算周期毎に変化することに
なり、これに伴なつて周波数情報FA,FBの切替時点
における波形メモリ7のアドレスの値が該累算周期ごと
に変化して波形メモリ7から読み出される記憶波形形状
がそのアドレス1周期ごとに変化する。このように、波
形メモリ7から読み出される記憶波形の波形形状はその
アドレス1周期ごとに変化するものであるが、この波形
形状の変化に対する周期性について以下検討して見る。
アキユムレータ6において、「N1・FA+N2・FB
」を1フレームとしてこれをxフレーム(xは正の整数
)繰り返すと、その累算値はx・(N,・FA+N2・
FB)となるが、アキユムレータ6の実際の累算値QF
′(波形メモリ7の現在のアドレス)はx・(N,・F
A+N2・FB一M)となる。ここで、上記値x・(N
,・FA+N2・FB−M)が波形メモリ7のアドレス
数M(最大アドレスM)と等しくなつた場合のX(これ
をX。とする)を求めるとであるから となる。
すなわち、アキユムレータ6において「N,・FA+N
2・FB」の累算動作をX。回繰り返した時点では(累
算値QFlはMとなる)、波形メモリ7からは記憶波形
が「XO+1」回読み出されることになる〇そして、波
形メモリTからは、アキユムレータ6が上述の[N,・
FA+N2・FB」の累算動作をX。
回繰り返すごとに同一パターンの波形出力が発生される
。したがつて、この場合には波形メモリ7からは記憶波
形X。+1個を1周期とする楽音波形が得られることに
なる0そして、この楽音波形の周波数をFcとすると、
、、となる。なお、fφはクロツクパルスφの周波数で
ある。一方、アキユムレータ6におけるクロツクパ繁:
=ニリニリ:=峠X,lO二=噌噌 1上 周期は一=−・(N1+N2)となる。
従つJj..て、波形メモリ7から読み出される楽音波
形は!0その1周期のなかでFrn(Fml,.一,)
回波形形状が変化するもので、したがつて該楽音波形は
Frnの周波数で周波数変調を受けていることになる。
このため、波形メモリ7から読み出 3される楽音波形
は「Fc±Nfm」(n=1,2,3・・・)からなる
周波数成分を有していることになる。次に、以上のこと
を具体的に説明する。
今、波形メモリ7の各アドレスに正弦波波形1周期 j
の順次サンプル点振幅値が記憶されているものとし、ま
た波形メモリ7のアドレス数M、クロツクパルスφの周
波数fφ、周波数情報FA,FBおよび累算回数情報N
,,N,を、M=1024,fφ=28.16KBz,
FA=6360,FB=1.0,N1=N,=32とし
た場合を考える。すなわち、周波数情報FA=63.0
をN,=32回累算すると「2016」となるが、モジ
ユロを「1023」とするアキユムレータ6は第14図
aに示すように2周期目の「993」(2016−10
23)まで累算した状態となる。この状態においてセレ
クタ41,42は累算回数情報N2=32、周波数情報
FB=1.0を選択して出力するために、アキユムレー
タ6は「993」からクロツクパルスφのタイミングで
「1.0」を32回累算することになる0そして、アキ
ユムレータ6のN=N,+N2=32+32=64回の
累算においてその累算値QF′は「1023」となつて
1動作を終了する0このように変化するアキユムレータ
6の累算値QF″(第14図a)によつて正弦波波形1
周期が記憶されている波形メモリ7をアドレスすると、
波形メモリ7からは第14図bに示すように正弦波波形
が複雑に変形された2個の波形を1波形単位(1周期)
とする楽音波形が読み出されることになり、この場合、
読み出される楽音波28.16KHz形の周波数Fcは
Fc=?=440Hz となる。
また、M=1024,fφ=28.16KHz,N,=
18,N2=16,FA=16,FB=62とした場合
におけるアキユムレータ6の累算値QF゛の変化を表わ
すと第15図aのようになり、アキユムレータ6が5周
期した時点において始めて、その累算値QF′がM=1
024と一致し(アキユムレータ6は「N1・FA+N
2・FB」の累算動作を4回繰り返している)、これに
伴なつてこの5周期、すなわち(N,+N2)・4=3
4×4=136回の累算を行なう毎に累算値QF5の1
周期の動作が完了することになる。
このように、複雑に変化する累算値QF″をアドレス信
号として正弦波波形1周期が記憶されている波形メモリ
7をアドレスすると、波形メモリ7から読み出される出
力波形は第15図bに示すように複雑に変形された波形
5個を1波形単位(1周期)とすると楽音波形となる〇
ここで、前述の変調周波数Fmを求めて見ると下記の通
りとなる。
従つて、得られる楽音信号が有する周波数成分は、FO
′:I:Nf.であるために、第15図bに示す楽音波
形は奇数次高調波成分のみを有するものとなる。
この場合、高調波成分の分布特性によつて音色が決定さ
れるものであるために、各種情報Nl,N2,FA,F
Bの設定によつて発生楽音の音色制御が行なわれること
になる。なお、上記説明においては、[N,・FA+N
2・FB」をアキユムレータ6のアドレス数Mよりも大
きく設定した場合について説明したが、「N,・FA+
N2・FB」をアドレス数Mよりも小さく設定しても同
様に発生楽音の音色変化が得られるものであるが、これ
に関する説明は上述の場合と同様に考えればよいので省
略する。このように、第13図に示す実施例による電子
楽器は、アキユムレータ6に供給する周波数情報FA,
FBの切替をアキユムレータ6の累算回数によつて指定
するように構成したものであるために、この周波数情報
FA,FBの切替をアキユムレータ6の連続累算動作の
1周期内あるいは複数周期内のいずれにおいても自由に
選定することができるもので、これがこの実施例の特長
である。この場合、アキユムレータ6の連続累算動作の
複数周期において周波数情報FA,FBの切替を行なう
ようにすると、波形メモリ7から読み出される記憶波形
の波形形状が波形メモリアドレス1周期毎にある周期を
有して変化するものとなり、これに伴なつて更に複雑に
変化する楽音波形が得られることになる。なお、上述し
た各実施例においては、複数組の周波数情報(FA,F
B,Fc)を周波数情報メモリから読み出した場合につ
いて説明したが、この発明はこれに限定されるものでは
なく、周波数情報メモリからは1組の周波数情報(FA
,FB,Fcのいずれか1つ)を読み出し、この読み出
した周波数情報を演算処理して複数組の周波数情報を発
生させるようにしても良い。
Gこの発明による効果 以上説明したように、この発明による電子楽器は、楽音
波形の各サンプル点振幅値を順次発生させるためのアド
レス信号の変化速度を、押下鍵の音高に対応した繰返し
周期ごとに該周期内の所定タイミングで変化させるよう
に構成したので、1つの楽音波形発生回路(波形メモリ
)から種々の波形形状を有する楽音波形を得ることがで
きるとともに、その構成も簡単である等の優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の波形メモリ読出し方式の電子楽器を説明
するためのプロツク図、第2図はこの発明による電子楽
器の一実施例を示すプロツク図、第3図は第2図に示す
アキユムレータの累算値変化を示す図、第4図は第2図
の波形メモリの出力波形を示す図、第5図は第2図の周
波数情報Fl,F2の組合せとアキユムレータの累算値
変化との関係を示す図、第6図は第5図に示す周波数情
報F,,F2の組合せ例を用いて正弦波波形が記憶され
ている波形メモリをアドレスした場合の出力波形を示す
図、第7図はこの発明による電子楽器の他の実施例を示
すプロツク図、第8図は第7図に示すアキユムレータの
累算値の時間的変化を示す図、第9図は第8図に示す累
算値によつて正弦波波形が記憶されている波形メモリを
アドレスした場合の出力波形を示す図、第10図はこの
発明による電子楽器の更に他の実施例を示すプロツク図
、第11図A,bは第10図におけるエンベロープ波形
信号およびキーオン信号の波形形状を示す図、第12図
は第10図におけるアドレスデコーダの具体例を示す回
路図、第13図はこの発明による電子楽器の更に他の実
施例を示すプロツク図、第14図A,bおよび第15図
A,bは第13図におけるアキユムレータの累算値変化
と波形メモリの出力波形の具体例を示す波形図である。 1・・・・・・キースイツチ回路、2・・・・・・優先
回路、3・・・・・・微分回路、4・・・・・・リード
・ライトメモリ、5・・・・・・周波数情報メモリ、6
・・・・・・アキユムレータ、7・・・・・・波形メモ
リ、8,38・・・・・・エンベロープ波形発生器、9
,34,35・・・・・・乗算器、10・・・・・・サ
ウンドシステム、11a,14a,40a・・・・・・
周波数情報メモリ、11b,14b,33b・・・・・
・チエンジアドレスメモリ、12,15,16・・・・
・・比較器、13,22,41,42・・・・・・セレ
クタ、23・・・・・・ノート・オクターブメモリ、2
4・・・・・・アタツククロツク発振器、25・・・・
・・デイケイクロツク発振器、26,43・・・・・・
カウンタ、32・・・・・・アドレスデコーダ、33a
・・・・・・定数メモリ、36,37・・・・・・シフ
ト回路、38・・・・・・エンベロープ波形発生器、4
0b・・・・・・累算回数メモリ、44・・・・・・一
致回路、45・・・・・・フリツプフロツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発生すべき楽音の音高に関連した周波数情報を発生
    する周波数情報発生手段と、上記周波数情報に基づき該
    周波数情報に対応した速度で値が順次変化するアドレス
    信号を形成して出力するアドレス信号形成手段と、上記
    アドレス信号に従つて楽音波形の各サンプル点振幅値を
    順次発生する楽音波形発生手段と、上記サンプル点振幅
    値に基づき楽音を発音する発音手段と、上記楽音の音高
    に対応した繰返し周期のそれぞれにおいて該周期内の所
    定タイミングで上記周波数情報を少なくとも1回変更制
    御する制御手段とを備えてなる電子楽器。 2 制御手段はアドレス信号が所定値に達したことを検
    出して周波数情報の変更制御を行なう特許請求の範囲第
    1項記載の電子楽器。 3 制御手段は繰返し周期内の所定時間ごとに周波数情
    報の変更制御を行なう特許請求の範囲第1項記載の電子
    楽器。 4 楽音波形発生手段は所望の楽音波形の順次サンプル
    点振幅値を各アドレスに記憶し、アドレス信号によつて
    アドレスされる波形メモリで構成する特許請求の範囲第
    1項記載の電子楽器。 5 アドレス信号形成手段は周波数情報を繰返し累算す
    ることによりアドレス信号を形成し、制御手段は繰返し
    累算が所定回数に達したことを検出して周波数情報の変
    更制御を行なう特許請求の範囲第3項記載の電子楽器。
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