JPS6140118B2 - - Google Patents

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JPS6140118B2
JPS6140118B2 JP53116692A JP11669278A JPS6140118B2 JP S6140118 B2 JPS6140118 B2 JP S6140118B2 JP 53116692 A JP53116692 A JP 53116692A JP 11669278 A JP11669278 A JP 11669278A JP S6140118 B2 JPS6140118 B2 JP S6140118B2
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JP
Japan
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harmonic
amplitude
level difference
amplitude level
output
Prior art date
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JP53116692A
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JPS5543552A (en
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Masanobu Chibana
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Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Gakki Co Ltd filed Critical Nippon Gakki Co Ltd
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Publication of JPS5543552A publication Critical patent/JPS5543552A/ja
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Publication of JPS6140118B2 publication Critical patent/JPS6140118B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
    • G10H1/06Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour
    • G10H1/14Circuits for establishing the harmonic content of tones, or other arrangements for changing the tone colour during execution
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories
    • G10H7/06Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories in which amplitudes are read at a fixed rate, the read-out address varying stepwise by a given value, e.g. according to pitch

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、基本波(基音)およびその高調波
(倍音)の各成分をそれぞれ対応する振幅係数に
より振幅設定した後、それらを合成することによ
り楽音を形成する高調波合成方式の電子楽器に関
し、特に簡単な構成で上記各成分に対する振幅係
数を発生し得るようにした電子楽器に関するもの
である。 A 従来技術とその欠点 デイジタル技術を利用した高調波合成方式の電
子楽器としては、特公昭53−12172号公報に開示
されているものが代表的であるが、この電子楽器
においては、所望の音色のフオルマントエンベロ
ープ(スペクトルエンベロープ)における各高調
波成分(周波数成分)の振幅レベルを各高調波毎
にそのままメモリに記憶しておき、この記憶され
ている振幅レベルを表わすデータを振幅係数とし
てそれぞれ対応する高調波成分の振幅設定を行な
うようにしているため、メモリに記憶する情報量
が多くなり大容量のメモリが必要となる。しか
も、このような各高調波成分毎の振幅レベルの記
憶は各音色毎に行なう必要があるので、電子楽器
において発生可能な音色の数が多くなればなる
程、全体としてのメモリ容量が大型化してしまう
という欠点を有している。 このことは、電子楽器において発生される楽音
の音色を自然楽器音のように時間的に変化させよ
うとする場合についても同様である。すなわち、
音色を時間的に変化させることは、時間経過の各
時点毎にその時の音色に対応して各高調波成分の
振幅レベルを記憶しておかなければならず、やは
り大容量のメモリが必要となつてしまう。 B この発明の目的と概要説明 この発明は、上述した従来の電子楽器の欠点に
鑑みなされたもので、その目的とするところは簡
単な構成で各高調波成分に対する振幅係数を発生
できるようにした電子楽器を供給することにあ
る。 このためにこの発明においては、高調波成分の
隣接する次数または周波数相互間における振幅レ
ベル差情報を各高調波成分に対応して繰返し累算
し、その累算過程で得られる各累算値を振幅係数
として用いるようにしている。このようにすれ
ば、振幅係数を発生させるためのメモリを小容量
化することができる。すなわち、一般に自然楽器
等の楽音のフオルマントエンベロープは、隣り合
う高調波成分(周波数)の間で急激に変化するこ
とはなく、滑らかに変化しており、隣り合う高調
波成分の振幅レベル差はそれ程大きくはない。従
つて、従来のように各高調波成分の振幅レベルを
それぞれそのまま直接記憶するよりも、隣接する
高調波成分の振幅レベル差を記憶するようにした
方が記憶する情報量が少なくなるため、メモリ容
量が小さくてすみ、振幅係数発生のための構成が
簡単になる。 また、この発明においては、上述の振幅レベル
差情報の累算演算により振幅係数を発生するにつ
き、より複雑なフオルマントエンベロープに対応
して各振幅係数を発生できるようにするために、
上述の累算演算の途中において累算すべき振幅レ
ベル差情報を切換え変更するようにしている。 すなわち、各高調波成分の次数または周波数を
示す高調波ナンバ情報を発生する高調波ナンバ情
報発生手段と、所定の次数または周波数を示す基
準高調波ナンバ情報を発生する基準高調波ナンバ
情報発生手段と、上記各成分の隣接する次数相互
間または周波数相互間における振幅レベル差情報
を発生する複数の振幅レベル差情報発生手段と、
上記高調波ナンバ情報発生手段から発生される上
記各成分に関する高調波ナンバ情報と上記基準高
調波ナンバ情報発生手段から発生される基準高調
波ナンバとをそれぞれ比較する比較手段と、上記
比較手段の比較出力に基づいて上記複数の振幅レ
ベル差情報発生手段から発生される振幅レベル差
情報の1つを選択して出力する選択出力手段とを
設け、上記選択出力手段から選択出力される振幅
レベル情報を累算手段により繰返し累算するよう
にしている。 なお、この発明において、楽音の音色を時間的
に変化させるようにするためには、前記基準高調
波ナンバ情報および前記振幅レベル差情報を適宜
時間変化させるようにすればよい。このようにす
れば、高調波成分の数よりはるかに少ない情報を
時間変化させるだけでよいので、構成が非常に簡
単となる。 原理説明 まず、この発明の原理的特徴について説明す
る。この発明による電子楽器の特徴を簡単に説明
すれば、一次関係f(x)の変数xを適宜切換え
て得た値を各高調波成分に対応する振幅係数f
(x)としていることである。例えば、可動フオ
ルマント特性の楽音を発生させるにつき、第1図
に示すような折れ線状の特性を有する振幅係数f
(x)を得たい場合、振幅係数f(x)の第1の
変化点に対応する基準次数数値b1で示される高調
波成分に至るまでは、この基準次数数値b1に至る
までの各高調波成分相互間の振幅レベル差a1に対
応してf(x)の変数xをx=a1とし、この変数
x=a1を順次加算する。これによつて、基準次数
数値b1に至るまでの各高調波次数に対する振幅係
数f(x)が求められる。次に、振幅係数f
(x)の第2の変化点に対応する基準次数数値b2
で示される高調波次数に至るまでは、この基準次
数数値b2に至るまでの間における各高調波成分相
互間の振幅レベル差−a2に対応してf(x)の変
数xをx=−a2とし、この変数x=−a2をb1で示
される高調波次数における振幅係数f(x)に順
次加算する。これによつて、基準次数数値b2に至
るまでの各高調波成分に対する振幅係数f(x)
が求められる。次の第W次高調波に至るまでも同
様にして、一次関係f(x)の変数xをx=−a3
とすることにより各高調波成分に対する振幅係数
f(x)が求められる。従つて、このような原理
によれば、一次関係f(x)の変数x(a1,−
a2,−a3)および切換え点に対応する基準次数数値
b1,b2を適宜設定することにより各高調波に対す
る所望の振幅係数が簡単に求められる。なお、変
数xおよび基準次数数値b1,b2を時間変化させる
ことにより、複雑に時間変化する振幅係数を得る
ことができる。 なお、固定フオルマント特性の楽音に対する振
幅係数f(x)を発生させる場合、第2図に示す
ように、振幅係数f(x)を各高調波の周波数
nR(n:次数ナンバ、R:周波数ナンバ)毎に
設定すればよいわけであるから、変数xの切換え
周波数を示す数値b1,b2を基準周波数数値として
設定すればよい。 C この発明の構成および動作説明 (1) この発明の構成説明 第3図はこの発明による電子楽器の一実施例を
示すブロツク図である。同図において、1は鍵盤
部に設けられたキースイツチ回路であつて、鍵盤
部の各鍵に対応したキースイツチを有し、ある鍵
が押鍵されると対応するキースイツチが動作し、
その出力に論理“1”の信号を出力すると共に、
いずれかの鍵が押鍵されたことを示すキーオン信
号KONを出力する。2はキースイツチ回路1か
ら出力されるキーオン信号KONの立上りでトリ
ガされ幅の狭いキーオンパルスKONPを出力する
ワンシヨツト回路、3は各アドレスに各鍵の音高
に対応した周波数ナンバRを記憶している周波数
ナンバメモリであつて、この周波数ナンバメモリ
3はキースイツチ回路1の出力によつてアドレス
されてその出力から押下鍵音高に対応した周波数
ナンバRが読み出される。4は一定周期のクロツ
クパルスtcを出力するクロツク発振器、5はクロ
ツクパルスtcをカウントしてその出力から各高調
波(基本波は第1高調波に相当する)の次数に対
応する高調波計算タイミング信号tc1〜tcw(w:
1サンプル点において合成しようとする高調波の
総数)を出力するカウンタ、6は高調波計算タイ
ミング信号tcwを一定時間だけ遅延してその出力
を計算区間タイミング信号txとして出力する遅延
回路、7はクロツクパルスtcをカウントしてその
出力から各高調波の次数を示す次数ナンバnを出
力するモジユロ(法)wのカウンタ、8はカウン
タ7から出力される次数ナンバnと周波数ナンバ
メモリ3から出力される周波数ナンバRとを乗算
してその乗算値nRを各高調波の周波数を示す高
調波周波数ナンバnRとして出力する乗算器(高
調波ナンバ情報発生手段)、9は周波数ナンバメ
モリ3から出力される周波数ナンバRを所定速度
で演算して対数化した各高調波の正弦振幅値log
sinπ/wnqRを順次時分割的に発生する高調波成分 発生回路であつて、遅延回路6から出力される計
算区間タイミング信号txの発生毎にゲート9aを
介して入力される周波数ナンバRを累算して楽音
波形振幅の計算すべきサンプル点を指定する累算
値qR(q=1,2,3……)を出力する音程区
間加算器9bと、この累算値qRをクロツクパル
スtcの発生毎に通過させて出力するゲート9c
と、ゲート9cからクロツクパルスtcの発生毎に
入力される累算値qRを順次累算して各サンプル
点における第n次(n:1,2,……w)高調波
の位相を示す累算値nqRを形成する高調波区間加
算器9dと、累算値nqRをメモリアドレスデコー
ダ9eにおいてデコードし、このデコード出力に
よつて各アドレスに対数化されて記憶されている
正弦波形1周期の各サンプル点振幅値のうち該累
算値nqRに対応するサンプル点振幅値が各高調波
の正弦振幅値log sinπ/wnqRとして読み出される 正弦関係メモリ9fとを備えている。10および
11は各高調波振幅係数を設定する上で基準とな
る基準高調波周波数ナンバnRを示す数値b1,b2
を時間的に変化させて時間的に変化する基準周波
数情報b1(t),b2(t)として出力する第1、
第2の基準周波数情報発生器(基準高調波ナンバ
発生手段)であつて、該第1、第2の発生器1
0,11は第1の発生器10を第4図に代表して
詳細に示すように、周波数可変型の低周波パルス
発振器10aと、上記数値b1(デイジタル値)を
複数組記憶している第1の基準周波数情報メモリ
10bと、キーオンパルスKONPでリセツトされ
た後アンドゲート10cを介して入力される低周
波パルスをカウントとし、そのカウント値を第1
の基準周波数情報メモリ10bにアドレス信号と
して供給するカウント10dと、カウント10d
のカウント値が最大値になるとその最大値出力信
号Mを反転してアンドゲート10cに禁止信号と
して出力するインバータ10eとから構成されて
いる。従つて、鍵操作によつてキーオンパルス
KONPがワンシヨツト回路2から出力されると、
カウンタ10dはキーオンパルスKONPによつて
リセツトされた後、低周波パルス発振器10aか
ら出力されている低周波パルスを順次カウントし
始め、そのカウント値をアドレス信号として第1
の基準周波数情報メモリ10bに出力する。する
と、第1の基準周波数情報メモリ10bからは各
アドレスに記憶されている数値b1がアドレス信号
の変化毎にb1(t1),b1(t2)……という具合に時
間的に変化する基準周波数情報b1(t)として読
み出される。そして、カウンタ10dのカウント
値が最大値に達すると、アンドゲート10cが不
導通となりカウンタ10dはカウント動作を停止
する。この場合、低周波パルス発振器10aの低
周波パルス信号周期は前述したクロツクパルスtc
よりもはるかに長く設定してある。なお、第2の
基準周波数情報発生器11は、基準周波数情報メ
モリ10bに記憶する数値b1がb2に代わるだけで
ハード的な構成は同一であり、この場合、数値b1
とb2との関係はb1<b2となるように設定してあ
る。12は乗算器8から出力される高調波周波数
ナンバnRと第1の基準周波数情報発生器10か
ら出力される基準周波数情報b1(t)とを比較
し、nR>b1(t)の条件で論理“1”の比較出
力S1を出力する第1の比較器、13は高調波周
波数ナンバnRと第2の基準周波数情報発生器1
1から出力される基準周波数情報b2(t)とを比
較し、nR>b2(t)の条件で論理“1”の比較
出力S2を出力する第2の比較器であつて、これ
ら第1、第2の比較器12,13の比較出力S
1,S2を整理すると、次の第1表に示すような
ものとなる。
【表】 14,15,16は高調波周波数成分間の振幅
レベル差を示す数値a1,a2,a3を時間的に変化さ
せて振幅レベル差情報a1(t),a2(t),a3
(t)としてそれぞれ出力する振幅レベル差情報
発生器であつて、そのハード的な構成は前述した
第1の基準周波数情報発生器10と同一であり、
相違点はメモリの記憶内容が数値b1に代えて数値
a1,a2,a3となつていることと、低周波パルス発
振器10aの発振周期がそれぞれτa1,τa2,τ
a3となつていることである。 17は振幅レベル差情報発生器14,15,1
6から出力される振幅レベル差情報a1(t),a2
(t),a3(t)の1つを第1および第2の比較器
12,13の比較出力S1,S2に基づいて次の
第2表のセレクト条件に従つて選択し、その選択
出力を隣接する高調波周波数成分相互間の振幅レ
ベル差を示す振幅レベル差情報f′(x)として出
力するセレクタ(選択出力手段)である。
【表】 従つて、例えば時刻t1において基準周波数情報
b1(t),b2(t)がb1(t1),b2(t1)となつてい
る時、高調波周波数ナンバnRが変化すると、こ
のセレクタ17からは次の第3表で示すような振
幅レベル差情報f′(x)が出力される。
【表】 18は発生すべき楽音の基本成分(第1高調
波)に対する振幅レベル情報Cを時間的に変化さ
せて基準振幅レベル情報C(t)として出力する
基準振幅レベル情報発生器であつて、そのハード
的な構成は前述した第1の基準周波数情報発生器
10と同一であり、相違点はメモリの記憶内容が
数値b1に代えて数値Cとなつていることと、低周
波パルス発振器の発振周期がτcとなつているこ
とである。 19はカウンタ5から出力される高調波計算タ
イミング信号tc1(第1高調波成分を計算するタ
イミングを示す信号)が論理“1”のとき、A側
入力に入力されている基準振幅レベル情報C
(t)をセレクトし、計算タイミング信号tc1が論
理“0”のとき、すなわち高調波計算タイミング
信号tc2〜tcwにおいてはB側入力に入力されてい
る振幅レベル差情報f′(x)をセレクトして出力
するセレクタ、20はセレクタ19から高調波計
算タイミング信号tc1の発生時に入力される基準
振幅レベル情報C(t)を初期値として、続く高
調波計算タイミング信号tc2〜tcwの発生区間にお
いてセレクタ19から入力される振幅レベル差情
報f′(x)をクロツクパルスtcの発生毎に累算
し、その累算値
【式】を高 調波成分発生回路9から発生される各高調波の正
弦振幅値log sinπ/wnqRに対し振幅値設定を行う ための振幅係数として出力する累算器であつて、
累算値f(x)を格納するレジスタ20aと、ゲ
ート20bを介して入力される累算値f(x)と
セレクタ19の出力を加算する加算器20cと、
高調波計算タイミング信号tc1を反転してその反
転信号をゲート20bにゲート制御信号として出
力するインバータ20dとからなり、高調波計算
タイミング信号tc1の発生時にはゲート20bは
不導通となつて加算器20cにおいてはセレクタ
19から出力される基準振幅レベル情報C(t)
のみが加算入力となり、該情報C(t)がクロツ
クパルスtcでレジスタ20aに格納される。そし
て、続く高調波計算タイミング信号tc2の発生時
にはゲート20bは開状態となり、またセレクタ
19はセレクタ17から出力されている振幅レベ
ル差情報f′(x)をセレクトして加算器20cの
B側入力に入力する。従つて、高調波計算タイミ
ング信号tc2においては、レジスタ20aに格納
された基準振幅レベル情報C(t)と振幅レベル
差情報f′(x)とが加算器20cにおいて加算さ
れ、その加算値「C(t)+f′(x)」がレジスタ
20aに格納される。そして、続く高調波計算タ
イミング信号tc3の発生時にはレジスタ20aに
格納されている累算値f(x)=C(t)+
f′(x)とセレクタ19から出力されている振幅
レベル差情報f′(x)とが加算器20cにおいて
加算され、その加算値「C(t)+f′(x)」+
「f′(x)」がレジスタ20aに累算値f(x)と
して格納される。したがつて、累算値f(x)
は、f(x)=C(t)+2・f′(x)となる。こ
のような累算動作が高調波計算タイミング信号
tc2〜tcwの発生毎に行なわれる結果、高調波計算
タイミング信号tcwにおいてはレジスタ20aの
累算値f(x)は、
【式】 となる。 21は高調波成分発生回路9から出力される各
高調波の正弦振幅値log sinπ/wnqRと上記累算器 20から出力される振幅係数f(x)とを加算処
理して各高調波成分の振幅値Fn=log sinπ/wnqR +f(x)を出力する高調波振幅加算器、22は
高調波振幅加算器21から出力される振幅値Fn
を自然数に変換する対数−自然数変換器である。
この場合、振幅値Fnは対数値log sinπ/wnqRと自 然数f(x)の加算処理で得るようにしている
が、これはフオルマントエンベロープが不自然に
なるのを防ぐためである。つまり、振幅値Fn
は、 Fn=log sinπ/wnqR+f(x) =log sinπ/wnqR+log〔exp・f(x)〕 となり、この振幅値Fnを自然数に変換すると、 Fn=sinπ/wnqR×ef(x) となる。従つて、対数−自然数変換器22におい
て自然数に変換された振幅値Fnは、累算値(振
幅係数)f(x)が第5図の記号で示すように
直線状に変化しても、その変化は第5図の記号
でで示すように指数曲線のようになり、フオルマ
ントエンベロープの自然性を増すことができる。
また、同時に振幅係数f(x)が少数ビツトであ
つても、大きな振幅値を表わすことができる。 23は各高調波別の振幅値Fnを計算区間タイ
ミング信号txの1周期時間内において順次累算し
てその累算値
【式】をアナログ信号に変換し て楽音信号として出力する楽音信号発生回路、2
4は楽音信号発生回路23から出力される楽音信
号を楽音として発音するサウンドシステムであつ
て、このサウンドシステム24にはキースイツチ
回路1から出力されるキーオン信号KONによつ
て動作を開始するエンベロープ波形発生器が設け
られており、このエンベロープ波形発生器から出
力されるエンベロープ波形に基づいて発生楽音に
アタツク、サステイン、デイケイなどの振幅エン
ベロープが付与される。 (2) この実施例の動作説明 このように構成された電子楽器において、鍵盤
部である鍵が押鍵されると、対応するキースイツ
チが閉じて、キースイツチ回路1の対応する出力
線に“1”信号が出力される。このキースイツチ
回路1の出力信号は、周波数ナンバメモリ3をア
ドレスして押下鍵の音高に対応した周波数ナンバ
Rを読み出す。この周波数ナンバRは高調波成分
発生回路9および乗算器8に入力される。そし
て、高調波成分発生回路9に入力された周波数ナ
ンバRは計算区間タイミング信号txの発生毎に開
となるゲート9aを介して音程区間加算器9bに
入力され、この音程区間加算器9bにおいて楽音
波形振動の計算すべきサンプル点を指定する累算
値qRが形成される。この累算値qRはクロツクパ
ルスtcによつて開となるゲート9cを介して高調
波区間加算器9dに入力される。すると、高調波
区間加算器9dは累算値qRを計算区間タイミン
グ信号txの1周期内においてクロツクパルスtcの
タイミングで1qR,2qR,3qR……と順次累算し
て、各高調波の当該サンプル点における正弦波振
幅値の位相を指定する累算値nqRを発生する。こ
の累算値nqRはメモリアドレスデコーダ9eにお
いてデコードされた後、正弦関数メモリ9fをア
ドレスして各高調波の正弦振幅値log sinπ/wnqR を時分割的に読み出す。このような動作は計算区
間タイミング信号txの発生毎に、押下鍵音高に対
応した楽音波形の各サンプル点に対して同様に行
なわれる。 一方、カウンタ7はクロツクパルスtcをカウン
トしてそのカウント出力を乗算器8に対して次数
ナンバnとして出力する。この次数ナンバnは乗
算器8において周波数ナンバRと乗算され、その
乗算値nRは発生すべき各高調波成分の周波数を
示す高調波周波数ナンバnRとして第1および第
2の比較器12,13に入力される。 ここで、第1、第2の基準周波数情報発生器1
0,11および振幅レベル差情報発生器14,1
5,16ならびに基準振幅レベル情報発生器18
のそれぞれのメモリの各アドレスには第6図A〜
Fに示すような数値b1(t),b2(t),a1
(t),a2(t),a3(t),C(t)が記憶されて
いるものとすると、これらの情報発生器10,1
1,14,15,16,18はそれぞれ独自の速
度で上記数値をメモリから読み出し、時間的に値
の変化する基準振幅レベル情報C1(t)、基準周
波数情報b1(t),b2(t)、振幅レベル差情報a1
(t),a2(t),a3(t)として出力する。この
場合、これらの情報発生器10,11,14〜1
6,18から出力される情報は、カウンタ10d
がキーオンパルスKONPによつてリセツトされて
から順次カウントアツプするため、まずメモリの
始端アドレスに記憶された内容がC1(t1),b1
(t1),b2(t1),a1(t1),a2(t1),a3(t1)とし

読み出され出力される。 このようにして発生される情報のうち基準振幅
レベル情報C(t1)はセレクタ19において高調
波計算タイミング信号tc1の発生の間セレクトさ
れて累算器20に振幅係数f(x)の初期値とし
て入力される。すると、累算器20においては高
調波計算タイミング信号tc1によつてゲート20
bが閉状態となつているため、セレクタ19から
入力された基準振幅レベル情報C(t1)をそのま
まクロツクパルスtcでレジスタ20aに格納し、
このレジスタ20aに格納された基準振幅レベル
情報C(t1)を第1高調波(基本波)に対する振
幅係数f1(x)として出力する。 そして、続いて高調波計算タイミング信号tc2
の期間になると、この高調波計算タイミング信号
tc2と同期して次数ナンバnもn=2となる。こ
れによつて乗算器8から出力される高調波周波数
ナンバnRは「2・R」となり、第1および第2
の比較器12,13においてはこの高調波周波数
ナンバ「2・R」と基準周波数情報b1(t1),b2
(t1)とが第1表で示したような比較条件で比較さ
れる。この比較の際、2R≦b1(t1),2R≦b2
(t1)であれば第1、第2の比較器出力S1,S2
はS1=“0”,S2=“0”となる。すると、セ
レクタ17はこの比較出力S1=“0”,S2=
“0”に基づいて振幅レベル差情報発生器14か
ら出力されている振幅レベル差情報a1(t1)を選
択し、第1高調波と第2高調波周波数成分の振幅
レベル差情報f′1(x)として出力する。このセ
レクタ17から出力された振幅レベル差情報f′1
(x)はセレクタ19を介して累算器20に入力
される。累算器20に入力された振幅レベル差情
報f′1(x)(=a1(t1)は、先の高調波計算タイミ
ング信号tc1においてレジスタ20aに格納され
た基準振幅レベル情報C1(t1)と加算器20cに
おいて加算され、その加算値「C(t1)+f′1
(x)」はクロツクパルスtcで再びレジスタ20a
に格納され、2・Rに対応する高調波周波数成分
の振幅係数f2(x)として出力される。つまり、
第2高調波に対する振幅係数f2(x)として出力
される。 続いて、高調波計算タイミング信号tc3の期間
になると、上述した高調波計算タイミング信号
tc2の期間における動作と同様に、第1および第
2の比較器12,13において、高調波周波数ナ
ンバ3Rと基準周波数情報b1(t1),b2(t1)の比
較が行なわれ、3R≦b1(t1),3R≦b2(t1)であれ
ば第1および第2の比較器出力S1,S2はS1
=“0”,S2=“0”となり、セレクタ17から
は振幅レベル差情報a1(t1)が第2高調波周波数
成分と第3高調波周波数成分の振幅レベル差情報
f′2(x)として出力される。この振幅差レベル
差情報f′2(x)は累算器20においてレジスタ
20aに格納されている累算値f2(x)=C(t1
+f′1(x)と加算されその加算値「C(t1)+f′1
(x)+f′2(x)」=「C(t1)+2f′1(x)」は
レジス
タ20aに再び格納され、この新たな累算値は
3・Rに対応する高調波周波数成分振幅係数f3
(x)として出力される。 このような動作が各高調波計算タイミング信号
tc4〜tcwにおいて同様に行なわれ、高調波周波数
ナンバnRがnR>b1(t1),nR≦b2(t1)になる
と、第1の比較器12の比較出力S1はS1=
“1”、第2の比較器13の比較出力S2はS2=
“0”となる。このため、セレクタ17はこの比
較出力S1=“1”,S2=“0”に基づいて振幅
レベル差情報発生器15から出力されている振幅
レベル差情報a1(t1)をセレクトし、(n−1)R
に対応する高調波周波数成分とnRに対応する高
調波周波数成分の振幅レベル差情報f′n(x)と
して出力する。この振幅レベル差情報f′n(x)
は累算器20において高調波計算タイミング信号
tc1〜tco-1までの累算値fo-1(x)と加算され、
この新たな加算値fn(x)=fo-1(x)+
fn′(x)がnRに対応する高調波周波数成分の振
幅係数として出力される。そして、高調波周波数
ナンバnRがさらに大きな値を示し、nR>b1
(t1),nR>b2(t1)となると、第1、第2の比較
器12,13の比較出力S1,S2は、S1=
“1”,S2=“1”となり、セレクタ17は振幅
レベル差情報発生器16から出力されている振幅
レベル差情報a3(t1)をセレクトして振幅レベル
差情報f′(x)として出力する。 従つて、基準周波数情報b1(t1),b2(t1)およ
び振幅レベル差情報a1(t1),a2(t1),a3(t1)な
らびに基準振幅レベル情報C(t1)の時間パラメ
ータが全てt1の条件の下では、隣接する高調波周
波数成分相互間の振幅レベル差情報f′(x)が基
準周波数情報b1(t1),b2(t1)を基準変化点とし
てa1(t1)→a2(t1)→a3(t1)という具合に高調波
周波数ナンバnRの変化に伴つて切換えられてい
ることになる。このため、高調波計算タイミング
信号tc1〜tcwの間においては、累算器20から出
力される高調波振幅係数f(x)は第7図の曲線
(t1)で示すように、高調波周波数ナンバnRの
変化に伴つて隣接する周波数との振幅レベル差が
変化する。この場合、曲線(t1)は振幅レベル
差情報a1(t1),a2(t1),a3(t1)を正の値にする
と高調波周波数ナンバnRの変化に伴つて上昇カ
ーブとなり、負の値にすると下降カーブとなる。
従つて、振幅レベル差情報数値a1,a2,a3を正、
負の値で適宜設定することにより振幅係数f
(x)の変化特性を自由に変更できる。 ところで、第7図の曲線(t1)のように変化
する振幅係数f(x)は、基準周波数情報b1
(t),b2(t)および振幅レベル差情報a1
(t),a2(t),a3(t)の時間パラメータtがt1
の間繰り返し累算器20から出力されるが、時間
パラメータtがt2になると、新たな基準周波数情
報b1(t2),b2(t2)および振幅レベル差情報a1
(t2),a2(t2),a3(t2)が発生される。また、基準
振幅レベル情報C(t1)も新たなC(t2)となる。
このため、時間「t2」の条件の下では、振幅係数
f(x)の初期値はC(t2)となり、その変化は
第7図の曲線(t2)で示すようになる。そし
て、さらに時間が経過して時間t3においては振幅
係数f(x)は第7図の曲線(t3)で示すよう
な変化を示すものとなる。従つて、振幅係数f
(x)は時間経過に伴つて種々の態様で変化し、
その基準変化点も時間変化するものとなる。この
場合、振幅係数f(x)の高調波周波数の変化に
伴うエンベロープは、基準周波数情報b1(t),
b2(t)および振幅レベル差情報a1(t),a2
(t),a3(t)を適当な値で選ぶことによつて決
定できる。このことは、発生すべき楽音のフオル
マントエンベロープをこれらの情報数値によつて
自由に決定できることを意味し、発生楽音のフオ
ルマントエンベロープを音感と一致させて制御で
きるものとなる。 このようにして累算器20の出力に得られた隣
接する高調波周波数成分相互間の振幅レベル差が
時間的に変化する各高調波周波数ナンバnRに対
応する振幅係数f(x)は、高調波成分発生回路
9から出力される各高調波の正弦振幅値log sin
π/wnqRと高調波振幅加算器21において加算処理 され、各高調波の正弦振幅値log sinπ/wnqRに対 する振幅値Fnの設定が行なわれる。この高調波
振幅加算器21から出力される振幅値Fn=log
sinπ/wnqR+f(x)は対数−自然数変換器22 において自然数に変換されてFn=sinπ/wnqR×ef (x) となつて楽音信号発生回路23に入力され
る。 楽音信号発生回路23は、この対数−自然数変
換器22から入力される各高調波周波数別の振幅
値Fnを計算区間タイミング信号txの1周期時間
内において累算し、その累算値
【式】を対応 するアナログ信号に変換し、楽音信号としてサウ
ンドシステム24に供給する。すると、サウンド
システム24からは予め設定した基準振幅レベル
情報C(t),基準周波数情報b1(t),b2(t)
および振幅レベル差情報a1(t),a2(t),a3
(t)で決定されるフオルマントエンベロープに
対応した時間的に音色が変化する固定フオルマン
ト特性の楽音が発生される。 なお、上記動作説明において、各情報C
(t),b1(t),b2(t),a1(t),a2(t),a3
(t)の時間変化速度は全て同一のものとして説
明したが、これは説明を簡単にするための便宜的
なものであつて、実際にはこれらの情報の時間変
化速度は構成説明で述べたように各々異なつてい
る。 従つて、実際には第7図で示した振幅係数f
(x)のエンベロープはさらに複雑な変化を示す
ものとなる。 D この発明の他の実施例 第8図はこの発明による電子楽器の他の実施例
を示すブロツク図であつて、振幅係数f(x)の
演算をクロツクパルスtcの周期より遅い周期で演
算するようにしたものである。同図において、第
3図に示したブロツク図との相違点のみを説明す
ると、25はクロツクパルスtcのパルス周期より
かるかに長い周期の低周波クロツクパルスtc′を
出力する低周波パルス発振器、26は低周波クロ
ツクパルスtc′をカウントしてその出力から各高
調波次数に対応する振幅係数f(x)の計算を行
うための計算タイミング信号tc′1〜tc′wを出力す
るカウンタであつて、このカウンタ26から出力
される計算タイミング信号tc′1は累算器20のイ
ンバータ20dに入力され、また前記低周波クロ
ツクパルスtc′は累算器20のレジスタ20aに
セツトタイミング信号として入力されると共に、
次数ナンバnを出力するカウンタ7のカウント信
号として入力されている。従つて、カウンタ7か
ら出力される次数ナンバnは低周波クロツクパル
スtc′の周期に対応して長い周期で変化するもの
となり、また、累算器20による振幅レベル差情
報f′(x)の累算動作も長い周期で行なわれるよ
うになる。この結果、累算器20から出力される
振幅係数f(x)は低周波クロツクパルスtc′の
発生周期毎に順次変化するものとなる。27は累
算器20から出力される振幅係数f(x)を一時
記憶して短い周期の高調波計算タイミング信号
tc1〜tcwで順次続み出し、この読み出し出力を高
調波振幅加算器21に対して各高調波別の振幅値
Fnの設定を行うための振幅係数f(x)として
出力するバツフアメモリであつて、クロツクパル
スtcが論理“1”のときリードモード、論理
“0”のときライトモードとなる。28はクロツ
クパルスtcが論理“1”のときA側入力に入力さ
れている短い周期の計算タイミング信号tc1〜tcw
をセレクトし、クロツクパルスtcが論理“0”の
ときB側入力に入力されている長い周期の計算タ
イミング信号tc′1〜tc′wをセレクトしてその出力
をバツフアメモリ27に対してアドレス信号とし
て供給するセレクタである。従つて、このように
構成すると、振幅レベル差情報f′(x)の累算器
20による累算動作は低周波クロツクパルス
tc′の周期に対応して長い周期で行なわれ、この
累算結果はクロツクパルスtcが論理“0”のとき
バツフアメモリ27の計算タイミング信号tc′1
tc′wに対応するアドレスに記憶される。そして、
その記憶内容(f(x))はクロツクパルスtcが
論理“1”のとき、短い周期の高調波計算タイミ
ング信号tc1〜tcwによつて読み出され、対応する
高調波の正弦振幅値log sinπ/wnqRに対する振幅 係数f(x)として出力される。従つて、この実
施例においても第1図で示した実施例の電子楽器
と同様な効果が得られる。特にこの実施例の場
合、振幅係数f(x)の演算を遅い周期で行うよ
うにしているため、該振幅係数f(x)を得るた
めの演算回路をマイクロコンピユータで構成する
ことができ、構成を簡易化できる利点がある。 なお、第3図および第8図に示したこの発明の
実施例において、振幅係数f(x)は、発生すべ
き楽音を構成する各高調波成分の周波数を示す高
調波周波数ナンバnRによつて順次変化させるよ
うにしているが、次数ナンバnのみによつて順次
変化させるようにしてもよい。この場合、発生楽
音は可動フオルマント特性を示すものとなる。つ
まり、基準周波数情報b1(t),b2(t)を基準
次数情報b1(t),b2(t)とし、比較器12,
13のA側入力に入力する情報をカウンタ7から
出力される次数ナンバnとすればよい。 E この発明の効果 以上説明したようにこの発明による電子楽器
は、振幅レベル差情報を繰返し累算することによ
り各高調波成分に対する振幅係数を発生するよう
にしているので、従来のように大容量のメモリを
用いることなく、きわめて簡単な構成で振幅係数
を発生することができる。そして、これに伴ない
音色の変更が自由に行なえるようになるととも
に、また音色の時間的変化も容易に実施できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明による電子楽器
の原理的特徴を説明するための図、第3図はこの
発明による電子楽器の一実施例を示すブロツク
図、第4図は第3図に示した基準周波数情報発生
器の詳細を示す回路図、第5図は第3図に示した
対数−自然数変換器から出力される各高調波別の
振幅値Fnの変化を示す図、第6図は第3図に示
した基準周波数情報発生器、振幅レベル差情報発
生器および基準振幅レベル情報発生器におけるメ
モリの記憶内容の一例を示す図、第7図は振幅係
数f(x)の変化態様を示す図、第8図はこの発
明による電子楽器の他の実施例を示すブロツク図
である。 1……キースイツチ回路、3……周波数ナンバ
メモリ、8……乗算器、9……高調波成分発生回
路、10,11……基準周波数情報発生器、1
2,13……比較器、14,15,16……振幅
レベル差情報発生器、17……セレクタ、18…
…基準振幅レベル情報発生器、20……累算器、
21……高調波振幅加算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 楽音を構成する基本波およびその高調波に対
    応する各成分をそれぞれ対応する振幅係数によつ
    て振幅設定した後、これらを合成することにより
    楽音を形成する高調波合成方式の電子楽器におい
    て、上記各成分の隣接する次数相互間または周波
    数相互間における振幅レベル差情報を発生する振
    幅レベル差情報発生手段と、上記振幅レベル差情
    報発生手段から発生される振幅レベル差情報を上
    記各成分に対応して順次累算する累算手段とを具
    備し、該累算手段から出力される累算値出力を上
    記振幅係数とすることを特徴とする電子楽器。 2 楽音を構成する基本波およびその高調波に対
    応する各成分をそれぞれ対応する振幅係数によつ
    て振幅設定した後、これらを合成することにより
    楽音を形成する高調波合成方式の電子楽器におい
    て、上記各成分の次数または周波数を示す高調波
    ナンバ情報を発生する高調波ナンバ情報発生手段
    と、所定の次数または周波数を示す基準高調波ナ
    ンバ情報を発生する基準高調波ナンバ情報発生手
    段と、上記各成分の隣接する次数相互間または周
    波数相互間における振幅レベル差情報を発生する
    複数の振幅レベル差情報発生手段と、上記高調波
    ナンバ情報発生手段から発生される上記各成分に
    関する高調波ナンバ情報と上記基準高調波ナンバ
    情報発生手段から発生される基準高調波ナンバと
    をそれぞれ比較する比較手段と、上記比較手段の
    比較出力に基づいて上記複数の振幅レベル差情報
    発生手段から発生される振幅レベル差情報の1つ
    を選択して出力する選択出力手段と、上記選択出
    力手段の出力を上記各成分に対応して順次累算す
    る累算手段とを具備し、上記累算手段から出力さ
    れる累算値出力を上記振幅係数とすることを特徴
    とする電子楽器。 3 上記基準高調波ナンバ情報発生手段から発生
    される基準高調波ナンバ情報および前記複数の振
    幅レベル差情報発生手段から発生される振幅レベ
    ル差情報の少なくとも1つを時間的に変化させる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の電
    子楽器。
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