JPS5914548A - 自動車のリヤシ−トベルト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車のりャシート、特にパンタイプ等の車輌
に用いられる折たたみ式リヤシートに適用されるリヤシ
ートベルト装置に関するものである。

上記折たたみ式リヤシートは、車体フロアに前端部が回
動可能に取付けられたシートクッションと、該シートク
ッション後部に前傾ｉＪ能にヒンジ結合されたシートバ
ックとより構成され、シートクッション後部及びシート
バックには、それぞれ車体内板に着脱可能に係止するた
めのロック部材が設けられている。従ってリヤシートを
前方に倒すには、シートバックのロック部材の保合を外
し、該シートバックを前に倒し、ついでシートクッショ
ンのロック部材を外すことにより、該シートクッション
はシートバックと共に前方に直立状欣喜こ傾倒されるも
のである。

ところでリヤシートベルトは、車輌が急停車したとき等
該リヤシートベルトに荷重が加えられたときこれを確実
に支持するため、該リヤシートベルトの一方はタイヤハ
ウスインナパネル等車体内板の側部に、他方は車体フロ
アに固着されている。

このため前記の如くリヤシートを前方に倒したとき、リ
ヤシートベルトは車体フロアに残り、リヤシートを使用
位置に復帰させたときは、リヤシートベルトはりャシー
トの下に挾まれ、特に車体フロアに取付けられたりャシ
ートベルトの一方（通常バックルが取付けられている）
の取出しが困難である等の問題かあ このため上記リヤシートベルトの一方を、シートクッシ
ョンを車体フロアに掛止するロック部材に取付け、該ロ
ック部材を介してリヤシートベルトを車体フロアに固定
する構造が提案さｎている（例えば特開昭５５−７．２
４５９号）。

しかし何れにしても、上記シートクッションに設けられ
たロック部材の保合を外すには、前記の如（その操作が
きわめて面倒である。

本発明はかかる点に鑑み、リヤシートベルトをリヤシー
ト後部に取付けられるベルトロック部材に取付け、該ベ
ルトロック部材は車体フロアとのロック手段を有すると
共にシートバックのロック部材と連結部材によって連結
さｎ、該ロック部材ロック或はアンロックさせ、リヤシ
ートの前方への傾倒操作を容易ならしめると共に、該リ
ヤシートの前方への傾倒時にはりャシートベルトは車体
フロアから外されてリヤシートのロック部材に支持され
、前記欠点を解消するようにしたりャシートベルト装置
を提供することにある。

以下、本発明を実施例について図面に基づいて説明する
。

実施例／ 本例は第１図乃至第３図に示す。リヤシート１は、シー
トクッション２と、該シートクッション２の後部におい
て連結具６によりヒンジ結合されたシートバック４とよ
りなり、シートクッション２の前端下部は、蝶番等のヒ
ンジ機構５により車体フロア６に回動可能に取付けられ
ている。

１０は、上記リヤシート１に付設される一方のりャシー
トベルトであり、該リヤシートベルト１０の一端は車体
フロア６に対し係脱可能のロック手段１２を備えたベル
トロック部材１１に止着されており、該ベルトロック部
材１１の上端は、シートバック４の下部に取付けられ・
たブラケット１３の支軸１４に回動自在に枢着され、こ
ｎによって該ベルトロック部材１１は、リヤシートベル
ト１０を車体フロア６に係止せしめると共に、リヤシー
ト１の後部を車体フロア６に係止せしめる作用を有する
ものである。

上記ロック手段１２は、車体フロア６に取付けられたス
トライカ１５と、ベルトロック部材１１の先端に形成さ
れたフック１６とよりなるもので、フック１６は、スト
ライカ１５に対し後方から保合されるように形成されて
おり、リヤシートベルト１０に前方への引張り作用が加
えられても、保合が外れることがない。

前記シートバック４には、該シートバック４を車体内板
７にロックするためのロック部材１７が設けられ、該ロ
ック部材１７は、前記ベルトロック部材１１と連結部材
１８により連結され、前記リヤシートベルト１０と、ベ
ルトロック部材１１と、上記ロック部材１７及び連結部
材１８とにより、リヤシートベルト装置２０が構成さｎ
ている。

上記ロック部材１７は、シートバック４の背面側の・左
右両側に、かつ比較的上方に位置して設けられた左右の
ロックアーム２１（但し図面は一方のみを示し、他方は
省略する）と、左右のロックアーム２１を連結するロッ
ド・２２並びに車体内板７に取付けられるストライカ２
３とを主体として構成され、ロックアーム２１には上記
ストライカ２３に掛合されるフック２４が形成さｎｌか
つ少くとも一方のロックアーム２１には操作レバー２５
が設けられている。上記ロッド２２は、シートバック４
に取付けられた軸受金具２６に回動自在に嵌挿され、中
央部にはカム板２７が取付けられており、゛該カム板２
７と前記ベルトロック部材１１とは、前記連結部材１８
によって連結されている。

尚図中２８は、リヤシートベルト１０に取付けられるバ
ックルである。

次にその作用について説明する。

リヤシート１の使用時には、シートバック４はロック部
材１７により車体内板７にロックされており、リヤシー
トベルト１０及びリヤシート後方下部は共にベルトロッ
ク部材１゛１を介して車体フロア６に連結されている。

従って走行中急停車等によってリヤシートベルト１０に
荷重が加えられても、該リヤシートベルトは車体フロア
６により強固に保持され、外れることがない。

ついでリヤシート１の前倒に際しては、ロック部材１７
の操作レバー２５を回動することによりロックアーム２
１はストライカ２３との保合が解除されると共に、連結
部材１８を介してベルトロック部材１１を回動し、ロッ
ク手段１２を解除する。これによってシートバック４は
前方に折たたまれ、ついで折たたまれたりャシート１を
第１図に銅線で示すように前方に直立状態に倒すことが
できる。

このときりャシートベルト１０は、ベルトロック部材１
１に取付けられている故、車体フロア乙に残ることがな
く、シートバック４と共に上方位置に移行されている。

ついでリヤシート１を鎖線で示す直立位置から実線で示
す使用位置に復帰させるときは、上記リヤシートベルト
１０はベルトロック部材１１と共に下降し、前記操作レ
バー２５を逆方向に回転することにより、ロック部材１
７のロックと共にベルトロック部材１１は車体フロア６
にロックされ、リヤシートベルト１０は、車体フロア６
に連繋された状態に復帰する。

、実施例２ 本例は第７図及び第５図に示す。リヤシートベルト装置
６０は、前例と同様のリヤシートベルト１０とベルトロ
ック部材１１と共に、シートバック４の両側方に出没さ
れるピン３３．３４を備えたロック部材３１及び該ロッ
ク部−材３１と上記ベルトロック部材１１とを連結する
連結部材３２とより構成される。

ロック部材３１は、上記左右のピン６３．３４と、該ピ
ン３３．３４を連動せしめるリンク機構３．５及び車体
側壁８に設けられ、かつ上記ピン３３゜３４の嵌入孔３
７を備えた止金具３８とよりなるもので、リンク機構６
５は、シートバック４の後部中央上部に取付けられる回
動レバー４ｏと、該回動レバー４０の両端と上記それぞ
れのピン６３゜６４とを連結する連結ロッド４１．４２
及び回動レバー操作ハンドル４３とよりなり１回動レバ
ー４０は、中央が軸支され、かつ適所にアーム４４が突
設され、該アーム４４と前記ベルトロック部材１１とは
連結部材３２により連結されている。

これによって操作レバー４３の回動は、左右のピン３３
．３４を出没せしめると同時に連結部材３２を介してベ
ルトロック部材１１を支軸１４を支点として回動せしめ
るものであり、その他の作動要領は前例と同一であり、
説明を省略する。

実施例３ ０１ｊ記実施例／及び２は、パンタイプ又はワゴンタイ
プの車輛のリヤシートに本発明のリヤシートベルト装置
を適用した例を示したが、本実施例は通常の乗用車タイ
プに適用したもので、！＠乙図及び第７図に示す。

リヤシートベルト装置５０は、前記各実施例と同様のり
ャシートベルト１０と、ベルトロック部材１１と共に、
リヤパッケージトレイ５６にロックされるシートバック
４のロック部材５１及び該ロック部材５１と上記ベルト
ロック部材１１とを連結する連結部材５２とより構成さ
れる。

ロック部材５１は、一端がシートバック４にピン５５に
より軸支されるロックアーム５６と、車体のりャパッケ
ージトレイ５３の受金具５４に取付けられ、かつ前記ロ
ックアーム５６に形成された掛合爪５７が掛合される掛
金具５４とよりなるもので、ロックアーム５６の先端は
、操作に便ならしめるため把手部５９が突設されている
。該ロックアーム５６の下面にはボス部６０が突設され
、該ボス部６０とベルトロック部材１１とは前記連結部
材５２により連結されている。

これによってロックアーム５６を上方に回動することに
よりロック部材５１の保合は解かれ、同時に連結部材５
２を介してベルトロック部材１１は支軸１４を支点とし
て回動され、ロック手段１２の保合も解除され、シート
バック４を前に倒すことによりトランクルーム６１と車
室内とは連通され、更にリヤシート１を前方に倒すこと
により、トランクルーム６１の容量を太き（することが
できる。その他の作動要領は前記各実施例と同一であり
、説明を省略する。

以上の如（本発明によるときは、リヤシートベルトは、
車体フロアとのロック手段を有するベルトロック部材に
取付けられているから、使用時は車体フロアにより強固
に支持さｎており、該ベルトロック部材はリヤシートに
取付けられているから、リヤシートを前方に倒したとき
、リヤシートベルトは該リヤシートと共に移動し、車体
フロアに残ることがない。また上記ベルトロック部材は
シートバックのロック部材と連結部材により連結され連
動されるから、該ロック部材のロック或はアンロックの
操作のみにてリヤシートベルトはリヤシートと共に車体
フロアにロック或はアンロックされ、その操作がきわめ
て簡単である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示し、第１図乃至第３図は
実施例／に関し、第１図はりャシートを７縦断した全体
側面図、＠２図はアンロック状態をの全体斜視図、第ｙ
図及び第５図は実施例！に関し、第７図はりャシートベ
ルト装置の全体斜視図、第５図はピンと止金具との係合
状態を示す説明図。 第６図及び第７図は実施例３に関し％第２図はリヤシー
トを縦断した全体側面図、第７図はりャシートベルト装
置の全体斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （Ａ　車体フロアに前端部が回動可能に取付けられたシ
   ートクッションと、前傾可能なシートバックとがヒンジ
   結合され、かつリヤシートベルトを備えたリヤシートに
   おいて、リヤシートベルトは、一端が前記リヤシートに
   取付けられるベルトロック部材に止着され、該ベルトロ
   ック部材は車体フロアに係脱可能のロック手段を備え、
   上記シートバックを車体にロックするロック部材がシー
   トバック上部に取付けられ、該ロック部材と上記ベルト
   ロック部材とは連結部材によって接続され、ロック部材
   のロッ１り、アンロックに連動してベルトロック部材が
   車体フロアにロック、アンロックされることを特徴とす
   る自動車のりャシートベルト装置。