JPS59103065A - 車輌用動力伝達装置の制御方法 - Google Patents

車輌用動力伝達装置の制御方法

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Publication number
JPS59103065A
JPS59103065A JP21378382A JP21378382A JPS59103065A JP S59103065 A JPS59103065 A JP S59103065A JP 21378382 A JP21378382 A JP 21378382A JP 21378382 A JP21378382 A JP 21378382A JP S59103065 A JPS59103065 A JP S59103065A
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JP
Japan
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gear
reverse
vehicle
clutch
speed
Prior art date
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Application number
JP21378382A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
寛 伊藤
Shigemichi Yamada
山田 繁道
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車等の車輌に用いられる動力伝達装置の
制御方法に係り、特に摩擦クラッチを有し、該摩擦クラ
ッチの係合により原動機の回転動力を変速装置を経て駆
動車輪へ伝達するよう構成された動力伝達装置の制御方
法に係る。
自動車等の車輌は前進走行と後進走行とを選択的に行う
ようになっている必要があり、原動機が内燃機関の如き
一方向の回転動力のみを発生する型のものに於ては、動
力伝達装置に設けられている歯車式の変速装置の歯車の
噛合切換によりその出力回転動、力の回転方向が選択的
に変換され、前進走行と後進走行が選択的に行われるよ
うになっている。
上述の如き変速装置は前進走行を達成するための前進段
と後進走行を達成するための後進段とを有しており、前
進段と後進段との切換制御は運転者により決められるマ
ニュアルシフトレンジに応じて行われる。運転者により
決められたマニュアルシフトレンジと原動機の出力状態
と車輌の走行状態に応じて変速装置の切換制御及び摩擦
クラッチの係合制御を行い、車輌の自動発進及び自動変
速を行うようになっている助力伝達装置に於ては、マニ
ュアルシフトレンジが後進レンジに設定されると、自動
的に後進段が達成され、車輌が自動発進するため、車輌
の前進走行中に誤ってマニュアルシフトレンジが後進レ
ンジに設定されると、動力伝達装置は前進走行中に於て
も車輌を後進走行させるべく前進段より後進段への切換
制御を実行する。
流体式トルクコンバータを有する自動変速装置に於ては
、車輌の前進走行中のマニュアルシフトレンジが後進レ
ンジに設定されても流体式トルクコンバータの滑りによ
って乗員にざほど大き、いショックを与えることなく原
動機がストールして車輌が停止するが、上述の如く流体
式トルクコンバータを有しておらず、原動機と変速装置
とが摩擦クラッチにより選択的に接続される自動変速装
置に於ては、車輌の前進走行中に後進段が達成されると
、車輌は乗員に大きなショックを与えて停止する。変速
装置の後進段は一般に同期装置を右していないので、前
進走行中に後進段を達成するための歯車の噛合が開始さ
れても殆どの場合、その噛合が行われず、歯車の欠損及
び一般にギア鳴りといわれている大きい異音が発生ずる
本発明は自動変速機能を有づ−る動力伝達装置に於て、
車輌が停止している時のみ後進段が達成され、車輌の前
進走行中には危険防止のために後進段が達成されること
を禁止する制御方法を提供することを目的としている。
かかる目的は上述の如き車輌用動力伝達装置の制御方法
にして、車速を検出し、前記マニュアルシフトレンジが
後進レンジに設定され且前記車速が実質的に零である時
のみ後進段を達成づ−る歯車の噛合を行う如き制御方法
によって達成される。
以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。第1図は本発明による制御方法の実施に適
した車輌用動力伝達装置の一つの実施例を示す縦断面図
、第2図は第1図に示された車輌用動力伝達装置のスケ
ルトン図である。これらの図に於て、1は摩擦クラッチ
を、2は歯車変速装置を各々示している。
歯車変速装置2は歯車ケース52内に軸受53.54に
より該歯車ケースに回転自在に支持された中空の第一の
入力II!lI3と該入ツノ軸3の中空部を貫通して設
けられた第二の入力軸4とを有し、第一の入力軸3には
第1速用駆動歯車5と第3連用駆動歯車6と後進用駆動
歯車7とが固定されており、また第二の入力軸4には第
2速用駆動歯車8と第4連用駆動歯車9とが固定されて
いる。
歯車変速装置2は歯車ケース52内に前記入力軸に対し
平行に設けられ軸受55.56により歯車ケース52に
回転自在に支持された一つの出力軸10を有している。
出力軸10には第1速用従動歯車11と第2速用従動歯
車12と第3連用従動歯車13と第4速用従動歯車11
4Iとが各々回転自在に設けられており、また出力歯車
15が固定されている。第1速乃至第4速用従動歯車1
1〜14は各々第1速乃至第4連用駆動歯車に常時噛合
している。
出力軸10には第1速−第3速用同期装置16と第2速
−第4速用同期装置17とが設けられている。これら同
期装置はボルグヮーナ式シンクロメツシュ装置として知
られているそれ自身周知のイナーシャロック方式のもの
であり、クラッチハブ16a、17aと、コーン部材1
6b、160及び17b、、17Cと、シンクロナイザ
リング16d、16e及び17d、17eと、シンクロ
ナイザスリーブ16f、、17f、シフティングキー1
6g、17gとを含んでいる。第1速−第3速用同期装
置16は第1速用従動歯車11と第3速用従動歯車13
のいずれか一方を選択的に出力軸10に1〜ルク伝達関
係に接続し、第1速段と第3速段のいずれか一方を選択
的に達成するようになっている。また第2速−第4速用
同期装置17は第2速用従動歯車12と第4速用従動歯
車111のいずれか一方を選択的に出力軸10にトルク
伝達関係に接続し、第2速段と第4速段のいずれか一方
を選択的に達成するようになっている。
第1速−第3速用同期装置16のシンクロナイザスリー
ブ16[には後進用従動歯車18が一体に設けられてい
る。歯車変速装置2は、第2図に示されている如く、軸
19にその軸線方向に摺動可能に且回転自在に取付けら
れた後進用中間歯車20を有しており、この中間歯車2
0は図にて左方へ移動することにより後進用駆動歯車7
と後進用従動歯車18どに同時に噛合して選択的に後進
段を達成するようになっている。
歯車変速装置2は歯車ケース52内に入力軸3.4及び
田力@10に対し平行に設けられ歯車ケース52にその
軸線方向に移動自在に支持された二つのフA−り軸58
.59を有している。フォーク@58には第1速−第3
速用同期装置16のシンクロナイザスリーブ16fに係
合してこれを軸線方向に駆動するフォーク部材60が固
定されてイル。フA−り軸5つには第2速−第4速用同
期装置17のシンクロナイザスリーブ17fに係合して
これを軸線方向に駆動するフA−り部材61が固定され
ており、また後進用中間歯車2oを軸19に沿って移動
させるフA−り部材57が軸線方向に移動可能に設けら
れている。フォーク軸58と59には各々三つのクリッ
クストップ溝62〜64及び65〜67が各々設けられ
ており、これらのクリックストック溝には歯車ケース5
2に設けられた図示されていないチェックボールが選択
的に係合するようになっている。このクリックストップ
機構によりフォーク軸58.5つは各々、図示されてい
る如き中立位置と、この中立位置より図にて右方へ移動
した右側位置と、前記中立位置より図にて左方゛へ移動
した左側位置との間に節度感をもって移動する。
第1速−第3速用同期装置16はフA−り軸58が中立
位置にある時には中立位置にあって第1速用従動歯車1
1と第3速用従動歯車13を共に出力軸10より切離し
、これに対しフォーク軸58が右側位置にある時にはシ
ンクロナイザスリーブ16fが図にて右方へ駆動される
ことにより第1速用従動歯車11を出力軸10にトルク
伝達関係に接続し、またフA−り軸58が左側位置にあ
る時にはシンクロナイザスリーブ16fが図にて左方へ
駆動されることにより第3速用従動歯車13を出力軸1
0にトルク伝達関係に接続するようになっている。
第2速−第4速用同期装置17はフォーク軸59が中立
位置にある時には中立位置にあって第2速用従動歯車1
2と第4速用従動歯車14を共に出力軸10より切離し
、これに対しフォーク軸5つが右側位置にある時にはシ
ンクロナイザスリーブ16fが図にて右方へ駆動される
ことにより第2速用従動歯車12を出力軸10にトルク
伝達関係に接続し、またフォーク軸59が左側位置にあ
る時にはシンクロナイザスリーブ17[が左方へ駆動さ
れることにより第4速用従@m市14を出力軸10にト
ルク伝達関係に接続するようになっている。
フォーク軸58及び59は各々シフトレリーズシリンダ
装置68.69によって中立位置と右側位置と左側位置
との間に駆動されるようになっている。シフトレリーズ
シリンダ装置68.6つは各々歯車ケース52の一端に
固定されたエンド)jバー70に取付けられている。シ
フトレリーズシリンダ装置68はピストン71の両側に
設けられた油室72.73のいずれにも油圧を導入され
ていない時にはばね74.750作用によって図示され
ている如き中立位置にあってフォーク軸58を中立位置
にもたらし、これに対し油室72に油圧を導入された時
にはフォーク軸58を右側位置へ駆動し、また油室73
に油圧を導入された時にはフA−り軸58を左側位置へ
駆動するようになっている。シフトレリーズシリンダ装
置69はそのピストン76の両側に設けられた油室77
.78のいずれにも油圧を導入されていない時には図示
されている如く中立位置にあってフォーク軸59を中立
位置にもたらし、これに対し油室79に油圧を導入され
た時にはフォーク@59を右側位置へ駆動し、また油室
78に油圧を導入された時にはフォーク軸5つを左側位
置へ駆動するようになっている。
フA−り部材57にはシフトレリーズシリンダ装置81
(第3図参照)が駆動連結されている。
このシフトレリーズシリンダ装置81はビス1ヘン82
の一万の側に設けられた油室83に油圧を導入されてい
ない時にばばね84の作用によって右側位置にあり、フ
ォーク部材57を介して後進用中間歯車2oを後進用駆
動歯車7と後進用従動歯車18より離れた位置にもたら
し、これに対し油室83に油圧を導入された時にはフォ
ーク部材57を第1図で見て左方へ駆動し、中間歯車2
0を後進用駆動歯車7と後進用従動歯車18とに同時に
噛合する位置へ駆動するようになっている。
出力軸15は差動歯車装置85の入力歯車(リング歯車
)86に常時噛合している。差動歯車装置85は、それ
自身周知の形式のものであり、二対の傘歯車87.88
及び89.90を含み、このうち一対の傘歯車87.8
8は軸91によってケース92に回転自在に支持されて
入力歯車8Gに接続され、他の一対の傘歯車8つ、90
は各々傘歯車87.88に同時に噛合し、各々左右の出
力軸93.94に接続されている。出力軸93.94に
は左右の駆動車輪軸が接続される。
クラッチ1はクラッチハウジング21を有し、このクラ
ッチハウジング21内には入力部材であるフライホイー
ル23が設けられている。フライホイール23は図示さ
れていない内燃機関の如き原動機の出力部材に駆動連結
され、これによって入力軸の軸線の周りに回転するよう
になっている。
またフライホイール23は軸受24によって第二の入力
軸4の端部を支持している。
フライホイール23の一端面には円環状の第一の摩擦係
合面25が設けられている。またフライホイール23の
一端部に1まボルト26によってクラッチカバー27が
取付けられている。クラッチカバー27内には第一の摩
擦係合面25に対向して円環状のプレッシャプレート2
8がその軸線方向に移動自在に設けられている。またク
ラッチカバー27内にはダイヤフラムスプリング30が
設(プられており、このダイヤフラムスプリング30は
その中間部にてビン29によりクラッチカバー27に接
続され、外周縁部にて接続具28aによりプレッシャプ
レート28に接続され、また舌片状の内縁部にてクラッ
チレリーズ軸受31に係合し、プレッシャプレート28
を第一の摩擦係合面25/\向けて、即ち第1図にて右
方へ(vl勢している。クラッチレリーズ軸受31はク
ラッチハウジンク21にねじ32により取イ1けられた
スリーブ部材33の外周にその軸線方向に摺動可能に支
持されており、該クラッチレリーズ軸受にはクラツヂレ
リーズフォーク34の一端部が係合している。
このレリーズフA−り34はその中間部にて図示されて
いない枢支構造によりクラッチハウジング21に枢支さ
れ、他端にてクラッチレリーズシリンダ装置95(第3
図参照)のピストンロンドに係合し、該シリンダ装置に
より枢動駆動されるようになっている。フライホイール
23とプレッシャプレート28との間にはクラッチディ
スク部材35が設(プられている。このクラッチディス
ク部材35は、第一の入力軸3にスプライン結合された
ハブ部材36と、第一の摩擦係合面25どプレッシャプ
レート28の押圧面28bとの間に位置してそれらに対
向する部分にフェーシング37を備えたディスクプレー
ト38と、ハブ部材36とディスクプレート38とを接
続するトーション弾性部材39とにより構成されている
。上述したクラッチの構造は周知の乾式クラッチの構造
と同じである。
フライホイール23は第一の摩擦係合面25より内側の
部分に一端を該フライホイールにより実質的に閉じられ
た円筒部40を有しており、この円筒部には一端面に第
二の摩擦係合面41を備えた摩擦係合部材42が該円筒
部を他端を閉じるよう固定されている。また円筒部40
内には第二の摩擦係合面41と対向してプレッシャピス
トン43が軸線方向に移動自在に設けられており、この
プレッシャビス1〜ン43は摩擦係合部材42と反対の
側に油室44を郭定しており、リターンスプリング50
により第二の摩擦係合面41より離れる方向、即ち図に
て右方ヘイ」勢されている。油室44には第二の入力軸
4に設けられた油路51より油圧が選択的に供給される
ようになっている。
摩擦係合部材42とプレッシャピストン43との間には
クラッチディスク部材11.5が設けられている。クラ
ッチディスク部材45は、摩擦係合部材42及びプレッ
シャピストン43を貫通して延在する第二の入力軸4に
スプライン結合されたハブ部材4Gと、第二の摩擦係合
面41とプレッシャピストン43の押圧面4.3 aと
の間に位置してそれらに対向する部分にフェーシング4
7を備えたディスクプレート48と、ハブ部材46とデ
ィスクプレー1へ48とを接続するトーションスプリン
グ4つとを有している。
クラッチレリーズシリンダ装置95の油室9Gに所定値
以上の油圧が供給されている時にはクラッチレリーズフ
A−り34の枢動により該クラッチレリーズフォーク3
4の図示されている端部が図にて右方へ移動することに
よりクラッチレリーズ軸受31がスリーブ部材33に案
内されて図にて右方へ移動し、これに伴いダイヤフラム
スプリング30がビン29を枢点として弾性変形するこ
とによりプレッシャプレート28が図にて左方へ移動し
、クラッチディスク部材35のフェーシング37がフラ
イホイール23の第一の摩擦係合面25及びプレッシャ
プレート28の押圧面28bより離れ、フライホイール
23と第一の入力軸3とが切離される。クラッチレリー
ズフォーク34の前記端部はクラッチレリーズシリンダ
装置95の油室96の油圧の低下に伴い図にて左方へ移
動し、これに伴いクラッチレリーズ軸受31がスリーブ
部材33に案内されて図にて左方へ移動することにより
プレッシャプレート28はダイヤフラムスプリング3o
を介して図にて右方へ移動し、前記油圧が所定値以下に
なると、プレッシャプレート28がクラッチディスク部
材35に当接し、ダイヤフラムスプリング30のばね力
によりクラッチディスク部材35のフェーシング37が
フライホイール23の第一の係合面25とプレッシャプ
レート28の押圧面28aとに挾まれてこれらより挟圧
され、それらの間の摩擦力によりフライホイール23と
第一の入力軸3とが駆動連結される。前記挟圧力、即ち
クラッチの係合荷重は油室96の油圧の低下に伴うクラ
ッチレリーズフォーク34の前記端部に図にて左方への
移動量、即ちクラッチストロークの増大に応じて比例的
に増大する。このクラッチの作動及びクラッチ特性は従
来から知られている一般的な乾式クラッチのそれと実質
的に同じである。
油室44に所定値以上の油圧が供給されていない時には
プレッシャピストン43がリターンスプリング50のば
ね力によって図にて右方へ変位していることによりこれ
が摩擦係合面41より遠去かり、クラッチディスク部材
45のフェーシング47と摩擦係合部材42の第二の摩
擦係合面41及びプレッシャピストン43の押圧面43
aとの間に実質的な摩擦ツノが生じていないことにより
フライホイール23と第二の入力軸4とが切離される。
これに対し油室44に油路51より油圧が供給されると
、その油圧によってプレッシャピストン13がリターン
スプリング50の作用に抗して図にて左方へ移動し、こ
れによりクラッチディスク45のフェーシング47が摩
擦係合部材42の第二の摩擦係合面41とプレッシャピ
ストン43の押圧面43aとに挾まれてこれらに挟圧さ
れ、それらの間の摩擦力によってフライホイール23と
第二の入力軸4とが駆動連結される。このタラッチ係合
荷重は油室44の油圧の増大に応じて比例的に増大する
クラッチ1の油室44、クラッチレリーズシリンダ装置
95の油室96、シフトレリーズシリング装置68.6
9の油室73.74.77.78に対する給油及び排油
は第゛3図に示されている如き油圧回路装置により制御
される。
第3図に於て、1ootま油ポンプを示しており、該油
ポンプ100は油タンク101より作動油を吸入し、油
圧を発生する。この油圧は調圧弁102によって調圧さ
れ、一定のライン油圧をとして導@103に供給される
。導管103は導管104〜110を経て各々電磁切換
弁111〜117の一つのポート8に接続されている。
電磁切換弁111〜117は各々三方向切換弁として構
成され、ポートa以外に二つのポート0及びCを有して
いる。電磁切換弁111のポートbは導管118を経て
油室96に、電磁切換弁112のポートbは導管119
を経て油室44に、電磁切換弁113のポートbは導管
120を経て油室72に、電磁切換弁114のポートb
は導管121を経て油室77に、電磁切換弁115のポ
ートbは導管122を経て油室73に、電磁切換弁11
6のポートbはs管123を経て油v78に、電磁切換
弁117のポートl)は導管124を経て油室83に各
々接続されている。電磁切換弁111〜117のポート
Cは各々ドレン導管125〜131を経て油タンク10
1に接続されている。
電磁切換弁111〜117.132.133は各々、通
電時にはポートbをポートaに接続し、これに対し非通
電時にはポートbをポートCに接続するようになってい
る。これら電磁切換弁に対する通電の制御は電気式の制
御iIl装@140により行われる。
制御装置140ばCPUヤ記憶装置を備えた一般的なマ
イクロコンピュータと人出ノコ回路等を含んでおり、ス
ロツ1〜ル開度センサ141により検出されたスロット
ル開度と、車速センサ142により検出された車速と、
シフトレバ−スイッチ143により検出されたマニュア
ルシフトレンジと、回転数センサ144により検出され
た原動機の回転数と、シフト完了検出センサ145によ
り検出されたシフト完了に関する情報を与えられ、これ
ら情報に応じて予め定められた変速パターンに従って所
定の変速が行われるよう、またクラッチ1の断続が行わ
れるよう、電磁切換弁111〜117の各々へ選択的に
オン・オフ信号又は所定のデユーティ比のパルス信号を
出力するようになっている。
上述の如き構成からなる動力伝達装置を備えた車輌に於
ては、前進発進はマニュアルシフトレンジがDレンジの
如き前進走行レンジに設定されたことに基き、第1速−
第3速用同期装置16によって第1速用従動歯車11が
出力軸10にトルク伝達関係に接続され、即ち前進第1
速が達成され、この後に原動機の回転数が所定値以上に
なり、クラッチディスク部材35がプレッシャプレート
28とフライホイール23との間に挾まれ、これによっ
て図示されていない原動機より第一の入力軸3へ回転動
力が伝達されることにより行われる。
車輌の前進走行中に於ける変速は、予めスロットル開度
と車速とに応じて定められた変速パターンに従って第1
速−第3速用同期装置16と第2速−第4速用同期装置
17により従動歯車11〜14の出力軸10に対する切
換接続とクラッチ1がイihえている二つのクラッチ機
構の反転断続により行われる。クラッチ1が備えている
二つのクラッチ機構は通常走行時にはその一方のみが接
続状態に保たれ、他方が解放(切断)されており、変速
時には今まで解放状態にあったクラッチ機構の接続が開
始されると共に今まで係合状態にあったクラッチ機構の
解放が開始され、その二つのクラッチ機構の断続状態が
反転する。
後進発進はマニュアルシフトレンジが後進レンジに設定
されたことがシフトレバ−スイッチ143により検出さ
れ且このとき車速センサ142により検出される車速が
O或いは0に近い所定値■0に等しいかこれ以下の時に
のみシフトレリーズシリンダ装置81によってフォーク
部材57が駆動され、これにより後進用中間歯車2oが
後進用駆動歯車7と後進用従動歯車18とに同時に噛合
することによって後進段が達成され、この後に原動機の
回転数が所定値以上になり、クラッチディスク部材35
がプレッシャプレート28とフライホイール23との間
に挾まれ、これによって図示されていない原動機より第
一の入力軸3へ回転動力が伝達されることにより行われ
る。
第4図は後進発進時の制御のフローチャートを示してい
る。このフローチャートは先ずステップ1に於て、シフ
トレバ−スイッチ143により検出されるマニュアルシ
フトレンジに基きマニュアルシフトレンジが後進レンジ
であるい否かの判別を行う。マニュアルシフトレンジが
後進レンジでない時には後進段以外の変速制御が所定の
順序にて実行される。
マニュアルシフトレンジが後進段である時にはステップ
2へ進み、このステップに於ては、車速センサ142に
より検出された車速Vが0或いはOに近い所定値V。に
等しいが或いはそれより小さいかの判別が行われる。V
≦Voでない時にはステップ1へ戻り、V≦Voである
時には、即ち車輌が実質的に停止している時にはステッ
プ3へ進み、上述の如き後進段を達成する後進段制御が
実行される。次にステップ4に於ては、シフト完了検出
センサ145の信号に基いて後進段が実際に達成された
か否かの判別が行われる。この時後進段が達成されてい
なければステップ1へ戻り、これに対し後進段が達成さ
れていればステップ5へ進み、クラッチの接続を行う発
進制御が行われ、車輌が後進発進する。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本
発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業
者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による制御方法を適用するに適した車輌
用動力伝達装置の一つの実施例を示す縦断面図、第2図
は第1図に示された車輌用動力伝達装置のスケルトン図
、第3図は本発明による制御方法の実施に使用する制′
a装置の制御回路図、第4図は本発明による制御方法の
実施要領を示すフローチャートである。 1・・・クラッチ、2・・・歯車変速装置、3・・・第
一の入力軸、4・・・第二の入力軸、5〜9・・・駆動
歯車。 10・・・出力軸、11〜14・・・従動歯車、15・
・・出力歯車、16.17・・・同期装置、18・・・
後進用従動歯車、19・・・軸、20・・・後進用中間
歯車、21・・・クラッチハウジング、23・・・フラ
イホイール。 24・・・軸受、25・・・第一の摩擦係合面、26・
・・ボルト、27・・・クラッチカバー、28・・・プ
レッシャプレート、2つ・・・ビン、30・・・ダイヤ
フラムスプリング、31・・・クラッチレリーズ軸受、
32・・・ねじ、33・・・スリーブ部材、34・・・
クラッチレリーズフA−り、・35・・・クラッチディ
スク部材、36・・・ハブ部材、37・・・フェーシン
グ、38・・・ディスクプレート、39・・・トーショ
ン弾性部材、40・・・筒状部、41・・・第二の摩擦
係合面、42・・・摩擦係合部材、43・・・プレッシ
ャピストン、44・・・油室。 45・・・クラッチディスク部材、46・・・ハブ部材
。 47・・・フェーシング、48・・・ディスクプレート
。 4つ・・・トーションスプリング、50・・・リターン
スプリング、51・・・油路、5?・・・歯車ケース、
53〜56・・・軸受、57・・・フA−り部材、58
.59・・・フォーク軸、60,61・・・フォーク部
材、62〜67・・・クリックストップ溝、68.69
・・・シフトレリーズシリンダ装置、70・・・エンド
カバー。 71・・・ピストン、72.73・・・油室、74.7
5・・・ばね、76・・・ピストン、77.78・・・
油室、79.80・・・ばね、81・・・シフトレリー
ズシリンダ装置、82・・・ピストン、83・・・油室
、84・・・ばね。 85・・・差動歯車装置、86・・・入力歯車、87−
90・・・傘歯車、91・・・軸、92・・・ケース、
93.94・・・出力軸、95・・・クラッチレリーズ
シリンダ装置、96・・・油室、100・・・油ポンプ
、101・・・油タンク、102・・・調圧弁、1o3
〜110・・・導管。 111〜117・・・電磁切換弁、118〜124・・
・導管、125〜131・・・ドレン導管、140・・
・制御装置、141・・・スロットル開度センサ、14
2・・・車速センサ、143・・・シフトレバ−スイッ
チ。 144・・・回転数センサ、145・・・シフト完了検
出センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 摩擦クラッチと、原動機の回転動力を前記摩擦クラッチ
    を経て選択的に入力され前進段と後進段との間で切換わ
    る変速装置と、運転者により決められたマニュアルシフ
    トレンジと原動機の出ツノ状態ど車輌の走行状態に応じ
    て前記変速装置の切換制御と前記摩擦クラッチの係合制
    御を行い自動発進及び自動変速を行う制御装置とを有す
    る車輌出動ノ〕伝達装置の制御方法にして、車速を検出
    し、前記マニュアルシフ1〜レンジが後進レンジに設定
    され且前配車速が実質的に零である時のみ後進段を達成
    する歯車の噛合を行うことを特徴とする車輌用動力伝達
    装置の制御方法。
JP21378382A 1982-12-06 1982-12-06 車輌用動力伝達装置の制御方法 Pending JPS59103065A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01502351A (ja) * 1986-05-02 1989-08-17 ツァーンラートファブリーク、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 自動車の自動変速機
JP2006153173A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Aisin Ai Co Ltd 自動変速制御装置

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