JPS5838521Y2 - 偏向ヨ−ク - Google Patents

偏向ヨ−ク

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Publication number
JPS5838521Y2
JPS5838521Y2 JP13843279U JP13843279U JPS5838521Y2 JP S5838521 Y2 JPS5838521 Y2 JP S5838521Y2 JP 13843279 U JP13843279 U JP 13843279U JP 13843279 U JP13843279 U JP 13843279U JP S5838521 Y2 JPS5838521 Y2 JP S5838521Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic piece
misconvergence
deflection yoke
magnetic
magnetic field
Prior art date
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Expired
Application number
JP13843279U
Other languages
English (en)
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JPS5656160U (ja
Inventor
一郎 新津
昌之 阿部
厚 竹山
悦夫 横松
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立製作所 filed Critical 株式会社日立製作所
Priority to JP13843279U priority Critical patent/JPS5838521Y2/ja
Publication of JPS5656160U publication Critical patent/JPS5656160U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5838521Y2 publication Critical patent/JPS5838521Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受信機の偏向ヨークに関するもの
である。
従来、水平偏向コイルがくら形、垂直偏向コイルがトロ
イダル形に形成され、画面歪補正回路を不要とし、偏向
ヨーク(以下DYと呼ぶ)単体で画面歪を補正できる偏
向ヨークにおいては、第1図の如く垂直コイル1のネッ
ク部側1aの内部に磁性片2を配置し、垂直コイル1の
ネック部側1aを樽形磁界、開口部側1bを糸巻形磁界
にしていた。
また樽形磁界を作るためにネック部側1aの内部に配置
する磁性片2の位置および大きさは、第2図のY−Y軸
を0°とした場合+30°の範囲に置いていた。
具体的な寸法で示すと、ブラウン管(図示せず)のネッ
ク部3の径が29.1・mmの場合、コア12の内径は
59mmとするのが普通であり、第2図に示す磁性片2
の直線的な長さは最大で50mm x sin 30°
=25mmであった。
しかしこの従来の磁性片2は次に述べる欠点があった。
第3図はブラウン管ネック部3における磁性片2とイン
ライを形ブラウン管の電子ビーム5,5.7の位置関係
を示したものである。
今、水平偏向コイル(図示せず)に鋸歯状歯型流を流し
ビーム5,6.7を偏向する場合、DY内部には交番磁
界が生じる。
ビーム5゜6.7を画面左に偏向する時点でみればその
磁束の向きは第3図4の如くなっている。
この交番磁界により磁化される磁性片2の磁化の強さは
第4図のグラフに示すいわゆるヒステリシスカーフ゛に
なる。
第4図において、横軸は、磁性片2に加わる磁界の強さ
であり、この場合は水平偏向コイルに流れる偏向電流の
大きさと考えて良い。
従って、第4図の点9はビームが画面左に偏向されてい
る時、点10はビームが画面布に偏向されている時、実
線は走査期間、点線の部分は帰線期間と考えてよい。
第4図でわかるように、走査期間において磁性片2の磁
化の強さは左右対称でなく、また交番磁界が零になった
点8でも磁性片2には残留磁気が残る。
この残留磁気は第5図のような磁界11をつくる。
ここで両側ビーム5,7の間隔Sに比し磁性片2の長さ
Lが短かい場合、第5図に示すように残留磁気のつくる
磁界11の強さは3本のビームに対して均等でなく、中
心ビーム6の場所で最も強い磁界をつくる。
これは磁性片2の残留磁気により、画面中央で中心ビー
ム6のミスコンバーゼンスをひきおこすことを意味して
いる。
また画面両端、つまり第4図の点9,10に相当する所
において磁性片2の磁化がミスコンバーゼンスに与える
影響を考えると、第4図かられかるように磁化の強さは
同じで向きが違うため、画面左右端では同量で違う方向
に中心ビームのミスコンバーゼンスをおこす。
従って第5図のような磁性片の場合、磁性片2の磁化の
影響だけによる中心ビームのミスコンバーゼンスを図示
すると、第6図の如くなる。
第6図のミスコンバーゼンスを、いわゆるスタティック
コンバーゼン又と呼ばれる外部磁界で補正すると第7図
の如く、画面の左右で非対称なミスコンバーゼンスにな
る。
ところで偏向ヨークの磁界は、設計的に常に左右対称で
あり第7図のようなミスコンバーゼンスは補正できない
従来は解決手段が見つからなかったため、第7図のよう
なミスコンバーゼンスはそのままに放置されており、コ
ンバーゼンス性能の劣化をひきおこしていた。
以上は説明を簡単にするために第5図の如く両側ビーム
の間隔Sに比し磁性片2の長さLが短かい場合について
説明したが、従来のDYに用いられる磁性片2はビーム
間隔Sに比し長さが充分でないため、全てこの非対称な
ミスコンバーゼンスが存在している。
本考案の目的は上記した従来技術の欠点である画面左右
での非対称なミスコンバーゼンスをなくすことにある。
本考案は、上記した目的を達するために、両側ビームの
間隔に対応して適切な長さ形状をもつ磁性片を提供する
ことである。
以下本考案の実施例について説明する。
第8図a、l)は本考案の偏向ヨークに使用する磁性片
の実施例を示す斜視、及び磁性片2′と電子ビームの位
置関係を表わしたものである。
第8図の如く、磁性片2′は弓形に湾曲され、かつビー
ム間距離Sに対して磁性片2′の長さLは長く形成され
ている。
この磁性片2′の残留磁界は、第9図の如くなり、3本
のビームに対して均等にすることができる。
従って磁性片2′に残留磁気があっても画面中央で中心
ビームのミスコンバーゼンスはおこらず、画面左右のミ
スコンバーゼンスを対称とするこができる。
実験の結果、磁性片2′の長さLが両側ビームの間隔S
の2.2倍以上2.7倍であれば、残留磁気にるるミス
コンバーゼンスは検知できないほど小さいことがわかっ
た。
具体的な数値で示すとブラウン管のネック径が29.1
mmの場合、両側ビーム間の寸法Sは13.2mmが普
通であり、この場合磁性片2′の長さLは29 mmか
ら35mmが適切な長さである。
また磁性片2′の湾曲の度合は、コア内部に置きかつ偏
向ヨークのモールド枠にとりつける都合上、曲率半径1
5R〜25Rが適切である。
尚磁性片2′の長さLを余り長くしすぎると、垂直コイ
ルネック部で樽形磁界をつくることができなくなるが、
上記した寸法だとそういう不都合はない。
以上説明したように本考案によれば、垂直コイルのネッ
ク部側に磁性片を配置して、樽形磁界を形成する偏向ヨ
ークにおいて、上記磁性片に生じる水平偏向磁界の残留
磁気によって生じるミスコンバーゼンスを解消すること
ができる。
しかも、磁性片の寸法及び形状を変形することのみによ
って、ミスコンバーゼンスを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁性片を有する偏向ヨークの垂直コイル
の斜視図、第2図はそのネック部側の断面図で、磁性片
の位置を示す図、第3図は磁性片と電子ビーム及び水平
偏向磁界を示すパターン図、第4図は磁性片の磁化曲線
を示す図、第5図は磁性片の残留磁気による磁界を示す
パターン図、第6図は磁性片の磁化による中心ビームと
、両側ビームのミスコンバーゼンスを示すパターン図、
第7図は第6図の画面中央におけるミスコンバーゼンス
をスタティックマグネットで補正した場合のミスコンバ
ーゼンスを示すパターン図、第8図a。 bは本考案による磁性片の形状とビームの位置関係を示
す図、第9図は本考案による磁性片の残留磁気による磁
界を示すパターン図である。 1・・・・・・垂直コイル、2,2′・・・・・・磁性
片、5,6.7・・・・・・ビーム、L・・・・・・磁
性片の長さ、S・・・・・・両側ビームの間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インライン型ブラウン管と組み合せて使用されるセミト
    ロイダル型偏向ヨークであって、垂直コイルのネック側
    内部の上下対称の位置に、1対の磁性体が配置された偏
    向ヨークにおいて、上記磁性片は弓形に湾曲して形成さ
    れ、かつ、この直線的な長さが、ブラウン管ネックにお
    ける両側ビームの間隔の2.2倍から2.5倍であるこ
    とを特徴とする偏向ヨーク。
JP13843279U 1979-10-08 1979-10-08 偏向ヨ−ク Expired JPS5838521Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13843279U JPS5838521Y2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 偏向ヨ−ク

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JP13843279U JPS5838521Y2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 偏向ヨ−ク

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Publication Number Publication Date
JPS5656160U JPS5656160U (ja) 1981-05-15
JPS5838521Y2 true JPS5838521Y2 (ja) 1983-08-31

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ID=29369783

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JP13843279U Expired JPS5838521Y2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 偏向ヨ−ク

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196538A (ja) * 1983-04-20 1984-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 偏向ヨ−ク
JPH0619947B2 (ja) * 1984-11-27 1994-03-16 ソニー株式会社 カラ−受像管装置

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Publication number Publication date
JPS5656160U (ja) 1981-05-15

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