JPS5814803A - 複合電力線用光通信線及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、架空地線、架空送電線、電カケープル等と光
通信線とが複合された複合電力線用の光通信線及びその
製造方法に関するものである。

例えば、架空地線と光通信線との複合電力線に使用する
光通信線の場合には、気候の変化や通電による温度変化
、或は落雷による急激表温度変化等の厳しい各条件を満
足しなければならない。

この種の用途に使用する光通信線として、金属パイプ内
に光フアイバ心線を収容した構造のものが提案されてい
る。

このような光通信線は、長尺の金属・昔イブを製造して
からその中に光ファイ／４心線を挿入することが技術的
に困難なので、光フアイバ心線にアルミニウムテープ等
の金属テープを縦添え被覆しつつこの金属テープの合せ
目を溶接して金属／ｆイブとすると云った、金属ノ譬イ
ブの形成と光フアイバ心線の挿入とを同時に行う方法が
検討されている３しかしながらこのような製造方法では
、金属テープは熱伝導率が良いので、金属テープの合せ
目の溶接時に溶接時の熱がこの金属テープを伝わって光
フアイバ心線（光ファイバの外周にプラスチックの保護
被覆を設けたもの）の保頗被覆が熱的に損傷される欠点
があった。また、合せ目の溶接時に溶接火花等で光ファ
イ・骨心線の保護被覆が熱的に損傷される欠点があった
。

一方、従来の光通信線では、金属ノヤイグの中に単に光
フアイバ心線が収容されているだけなので、複合電力線
の中に組込まれた使用状態においては前述したような厳
しい温度条件を満足させにくい欠点があった。

本発明の目的は、前述した製造上の問題点及び使用中の
問題点を解法できる複合電力線用光通信線及びその製造
方法を提供するにある。

本発明に係る複合電力線用光通信線は、金属パイプの内
面に硬化状態のノリプレグテープ層を有し、とのノリプ
レグテープ層で囲まれた中に光フアイバ心線が収容され
た構造となっている。

本発明に係る複合電力線用光通信線の製造方法は、金属
テープにノリプレグテープを重ねて光フアイバ心線に縦
添え被覆し、光フアイバ心線の外周をノリプレグテープ
層で包囲して保護した状態で金属テープの合せ目を溶接
するものである。

以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明に係る複合電力線用光通信線１の第１実
施例を示したものである。この光通信線１は、アルミニ
ウムテープの如き金属テープ２′がその幅方向の両端を
突き合せるように丸めて合せ目を溶接部３で連結封止し
た金属・母イブ２を有し、その内面に硬化状態のノリプ
レグテープ５′の層５を有し、このノリプレグテープ層
５で囲まれた中に光フアイバ心線６が収容された構造と
なっている。ノリプレグチーｆ　５’は、ガラスファイ
バの如き補強繊維の層にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂
を含浸塗布してテープ状に成型し、熱硬化性樹脂を半硬
化させたものであって、可撓性があ如、べとつかない性
質をもっている。本実施例では、ノリプレグチーｆ　５
’はその幅方向の両端が突き合わされている。このよう
なノリプレグテープ層５は加熱されて硬化されている。

光フアイバ心線６は、光ファイバ６Ａの外周にシリコン
ゴム等の１次被覆層、弾性のよいシリコンゴム等の緩衝
層、ナイロン等の２次被覆層からなる保護被覆６Ｂを備
えた層構造になっている。

このような光通検線１は、使用中に金属・ｆイノ２を経
て熱が加わった場合には、ノリプレグテープ層５が遮熱
層として作用し、光フアイバ心線６を熱から保護する。

第２図は本発明に係る複合電力線用光通信ｋＡ１の第２
実施例を示したものである。この光通信線１においては
、ノリプレグチーｆ　５’の幅方向の両端を重ね合せた
重ね合せ部５Ａを有する点で第１実施例と相違するのみ
で、その他の点は第１実施例と同様に形成されている。

このような光通信゛線１も、第１実施例と同様の効果を
得ることができる。特に本実施例によれば、後述するよ
うに製造時に第１実施例よシ優れた効果を得ることがで
きる。

第３図は上述した本発明の複合電力線用光通信線１の製
造方法の具体例を示したものである。図示のように光フ
ァイバ心ａ６が所定速度で供給されると、この光ファイ
バ心＃６に対してノリプレグチーｆ　５’と金属チー７
°２′がノリプレグテープ５′を上にして重ね合せ状態
で縦添えされ、ロールフォーミング又はダイスフォーミ
ング等で順次パイプ形状に成形される。このとき、ノリ
プレグテープ５′の幅方向の両端は第１図に示すように
突き合（５） わされるか、或は第２図に示すように重ね合わされる。

このようにしてグリルグテープダで光フアイバ心線６の
外周が包囲された状態で、金属テープ２′の合せ目が溶
接電極７によ）順次アーク溶接され、金属ノ４イｆ２が
順次形成される。金属チーｆ２’の合せ目の溶接にあた
っては、光フアイバ心線６の外周がノリプレグテープ５
′で包囲されているので、溶接熱で金属テープ２′が加
熱されても、その熱はノリプレグテープ５′で遮熱され
、光フアイバ心線６にその熱がそのまま伝達されるのを
阻止し、光フアイバ心線６を溶接熱から保護する。

このとき、プリプレグチーｆ　５’は熱硬化される。

また、溶接時に火花が金属チーｆ　２’の合せ目から内
側に入ろうとするが、内側にはノリプレグテープ層５が
存在し溶接火花を辿えぎるので、溶接火花で光フアイバ
心線６が損傷されることはない。

特に、第２図に示すようにノリプレグテープ５′の幅方
向の両端が重ね合わされていると、ノリプレグテープ５
′の合せ目が確実に塞がれ、溶接火花の侵入を確実に阻
止することができる。このように、（６） 本発明によれば浴接時に光フアイバ心線６を溶接熱、溶
接火花から保護することができる。

第４図は本発明の光通信線１を用いた複合電力線の一例
としての光通信線入多送電線路用複合撚線８の具体例を
示したものである。この複合撚線８は、本発明の光通信
線１を中心においてその外周にアルｉ線等の複数本の金
属線９を撚シ合せて構成されている。

このような複合撚線８は、例えば架空地線或は架空送電
線として使用でき、光フアイバ心線６を利用して変電所
間等の通信を誘導障害を受けずに行うことができる。ま
た、複合撚ｌｓｓ内の光通信線ｌは、前述したように金
属ノ苛イノ２の内側にノリプレグテープ層５よシなる遮
熱壁を有するので、光フアイバ心線６を熱から保護する
ことができる。

第５図は本発明の光通信線１を用いた複合電力線の他の
例としての光通信線入シ複合電カケ−プル１０の具体例
を示したものである。この複合電カケープルｌＯは、３
条の絶縁電１ｓ１１を撚シ合せると共に、その隙間に本
発明の光通信線１を介在させ、外周に押え巻き１２を介
してケーブルシース１３を施した構造になっている。

このような複合電カケープルＩＯにおいても第４図の実
施例と同様の効果を得ることができる。

以上説明したように本発明に係る複合電力線用光通信線
においては、金属Ａ？イグと光フアイバ心線の間に硬化
状態のノリプレグテープ層を有し、このノリプレグ層が
遮熱層として光フアイバ心線を包囲しているので、光フ
アイバ心線を複合電力線の使用中の温度から保護するこ
とができる。また、金属・母イブの内面に硬化状態のノ
リプレグテープ層を設けると、金属パイグの肉厚を薄く
しても硬化状態のノリプレグテープ層で補強することが
でき、光フアイバ心線を確実に保護することができる。

更に、金属・母イブの肉厚を薄くできると、金属テープ
が薄くなシ、ノリプレグチーブを重ねた状態の成形でも
容易に行うことができる。次に、本発明の製造方法にお
いては、光フアイバ心線の外周をノリプレグテープ層で
包囲した状態で、その外周の金属テープの合せ目を溶接
するので、溶接熱で金属テープが加熱されてもその熱は
ノリプレグチーブで遮熱され、光フアイバ心線を溶接熱
から保護することができる。また、金属チーブの合せ目
の溶接時に溶接火花が合せ目からその内側に入るが、内
側にはノリプレグテープ層が存在して溶接火花の侵入を
阻止するので、光フアイバ心線が溶接火花で損傷される
のを防止することができる。かつまた、ノリプレグテー
プ層は金属テープの縦添え被覆時に一緒に縦添え被覆す
るので、手数がかからず好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係る光通信線の２種の例を
示す横断面図、第３図は発明に係る光通信線の製造方法
の一例を示す説明図、Ｍ４図及び第５図は本発明に係る
光通信線を用いた複合電力線の２種の例を示す横断面図
である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属ノやイゾの内面に硬化状態のプリプレグテー
   プ層を有し、前記プリプレグテープ層で囲まれた中に光
   ７アイノ４心線が収容されていることを特徴とする複合
   電力線用光通信線。
2. （２）金属テープにプリプレグテープを重ねて光フアイ
   バ心線に縦添え被覆し、前記光フアイバ心線の外周を前
   記プリプレグテープで包囲した状態で前記金属チーブの
   合せ目を溶接することを特徴とする複合電力線用光通信
   線の製造方法。