JPS642499Y2 - - Google Patents

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JPS642499Y2
JPS642499Y2 JP1982065822U JP6582282U JPS642499Y2 JP S642499 Y2 JPS642499 Y2 JP S642499Y2 JP 1982065822 U JP1982065822 U JP 1982065822U JP 6582282 U JP6582282 U JP 6582282U JP S642499 Y2 JPS642499 Y2 JP S642499Y2
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JP
Japan
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lead
welding position
thermosetting resin
metal wire
tightly wound
Prior art date
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JP1982065822U
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English (en)
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JPS58168828U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鉛被ケーブルの鉛被溶接位置の補強部
に関するものである。
第1図に示すように鉛被ケーブルは導体1上に
絶縁層2を介して鉛被層3が設けられており、こ
の鉛被ケーブルの接続部は導体1相互を接続した
後、導体1の接続部を覆つて絶縁補強層4を設
け、しかる後ケーブルの鉛被3と絶縁補強層4上
に位置させたスリーブ状の鉛被3′とを突合せ溶
接して形成している。このような接続部の鉛被の
溶接位置Aは機械的強度が弱いため通常該位置の
外周に補強部を設けている。
従来の鉛被溶接位置の補強部は第2図ないし第
4図に示すような構造となつている。すなわち第
2図のものは、鉛被3,3′の溶接位置Aを覆つ
てスリーブ状の補強鉛管5を覆せ、該鉛管5の両
端を溶接Bによつて鉛被3,3′に固定するもの
である。この補強部は鉛被3,3′の溶接位置A
の補強は可能であるが、曲げを加えると鉛管5の
両端溶接箇所Bに位置した鉛被3,3′が破断す
るという問題がある。この原因は、鉛管5の溶接
熱により鉛被3,3′の機械的強度が低下し、し
かもこの部分は、一方には鉛管5が被せてあるが
他方は鉛被3,3′だけであるので剛性に著しい
差があるためである。
そこでこれを防止するため、第3図に示すよう
に、補強鉛管5の溶接位置Bを、エポキシ樹脂等
の熱硬化性樹脂6で補強したもの、又は第4図に
示すように急激なケーブル剛性変化を避けるため
に鉛被3,3′の溶接位置Aの外周に直接エポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂6を設けたものがある。
しかし上記各構造では、ケーブルに繰返し曲げ
が加わると鉛被とエポキシ樹脂間で剥離が生じ、
一度剥離が生じるとこの部分に応力が集中し早期
に鉛被が切断するという問題があつた。この原因
は次の理由にあると考えられる。すなわちエポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂は機械的強度が大きく伸
びが極めて少ないという特徴があるのに対し、鉛
被は機械的強度が小さく伸びが極めて大きいとい
う特徴がある。このため鉛被上をエポキシ樹脂で
補強したケーブルに繰返し曲げを加えると鉛被と
エポキシ樹脂との間でエポキシ樹脂に徴少なクラ
ツクが多数発生し、このため鉛被破壊へとつなが
るものである。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
曲げに対して強い鉛被溶接位置の補強部を提供す
るものであり、その構成は、鉛被相互を溶接して
なる鉛被溶接位置の補強部において、前記鉛被溶
接位置の外周に密巻金属線を設け、該密巻金属線
を覆つて熱硬化性樹脂層を設けたことを特徴とす
るものである。
本考案の一実施例を第5図ないし第7図を参照
して詳細に説明するに、第5図に示したものは鉛
被3,3′の溶接位置Aの外周には密巻金属線7
が配置してあり、該密巻金属線7を覆つてエポキ
シ樹脂のような熱硬化性樹脂層6が設けてある。
密巻金属線の材質としては鉛より機械的強度の強
い金属線たとえば銅線等が使用される。密巻金属
線7を覆つて熱硬化性樹脂層を設けると、熱硬化
性樹脂は流動性があるため第6図に示すように密
巻金属線間の隙間および鉛被表面にも浸入し、し
かも熱硬化性樹脂は金属に対して接着力が強いた
め鉛被と密巻金属線と熱硬化性樹脂とは一体的に
形成される。このような補強部は密巻金属線7が
熱硬化性樹脂層6の中に埋設された形となるた
め、曲げが加わつた場合は、熱硬化性樹脂中の密
巻金属線が曲げ応力の大部分を分担し、熱硬化性
樹脂の応力負担が小さくなる。このため熱硬化性
樹脂に徴少なクラツクが発生することなく曲げに
強い鉛被溶接位置の補強部を得ることができる。
第7図は本考案の他の実施例を示すもので、鉛
被3,3′相互を突合せ溶接した溶接位置Aの外
周にスリーブ状の補強鉛管5を被せ、該補強鉛管
5の両端を鉛被3,3′に溶接Bし、該溶接位置
Bを覆つて密巻金属線7を配置し、該密巻金属線
7を覆つてエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂層6が
設けてある。このような構造であると補強鉛管5
の両端の溶接位置Bを補強するのに有効である。
次に本考案に係る鉛被溶接位置の補強部の具体
的実施例について説明する。
実施例 1 鉛被ケーブルの接続部において、鉛被相互を突
合せ溶接後、該溶接位置の外周に直径2mmの錫メ
ツキ銅線を密巻きし、その外周エポキシ樹脂層を
設けた。
実施例 2 鉛被ケーブルの接続部において、鉛被相互を突
合せ溶接後、該溶接位置の外周にスリーブ状の補
強鉛管を被せ、該補強鉛管の両端を鉛被に溶接
後、該溶接位置の外周に直径3mmの鉄線を密巻き
し、その外周にエポキシ樹脂層を設けた。
比較例 1 鉛被ケーブルの接続部において、鉛被を突合せ
溶接後、該溶接位置を覆つてエポキシ樹脂層を設
けた。
比較例 2 鉛被ケーブルの接続部において、鉛被を突合せ
溶接後、該溶接位置の外周にスリーブ状の補強鉛
管を被せ、該補強鉛管の両端を鉛被に溶接し、し
かる後その外周にエポキシ樹脂層を設けた。
上記各補強部にケーブル鉛被外径の20倍の曲げ
を3往復加えた。その結果実施例1および実施例
2は共に全く問題がなかつたのに対し、比較例1.
および比較例2.は1往復目でエポキシ樹脂の剥離
が見られ2往復で剥離箇所の鉛被が破断した。
なお、本考案の熱硬化性樹脂層は、ガラステー
プ等に含浸させそれを密巻金属線上に巻付けて形
成してもよく、又鉛被と熱硬化性樹脂層との接着
を良好にするため、まず鉛被上に熱硬化性樹脂層
を設け、その上に密巻金属線を配置し、その上に
さらに熱硬化性樹脂層を設けてもよい。この場合
密巻金属線の上下に位置させる熱硬化性樹脂層
は、ガラステープ等に含浸させたものでもよいこ
とは勿論である。
以上のように本考案に係る鉛被溶接位置の補強
部は、鉛被相互の溶接位置の外周に密巻金属線を
設け、該密巻金属線を覆つて熱硬化性樹脂層を設
けたので、熱硬化性樹脂に加わる曲げ応力が軽減
され、曲げに対して強い補強部を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉛被ケーブルの接続部の半分欠裁断面
図、第2図ないし第4図は従来の鉛被溶接位置の
補強部の異なる実施例を示す要部断面図、第5図
は本考案に係る鉛被溶接位置の補強部の一実施例
を示す要部断面図、第6図は第5図の拡大断面
図、第7図は本考案の他の実施例の要部断面図で
ある。 1は導体、2は絶縁層、3,3′は鉛被、4は
絶縁補強層、5は鉛管、6は熱硬化性樹脂層、7
は密巻金属線、A,Bは溶接位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉛被相互を溶接してなる鉛被溶接位置の補強部
    において、前記鉛被溶接位置の外周に密巻金属線
    を設け、該密巻金属線を覆つて熱硬化性樹脂層を
    設けたことを特徴とする鉛被溶接位置の補強部。
JP6582282U 1982-05-06 1982-05-06 鉛被溶接位置の補強部 Granted JPS58168828U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6582282U JPS58168828U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 鉛被溶接位置の補強部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6582282U JPS58168828U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 鉛被溶接位置の補強部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58168828U JPS58168828U (ja) 1983-11-10
JPS642499Y2 true JPS642499Y2 (ja) 1989-01-20

Family

ID=30075755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6582282U Granted JPS58168828U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 鉛被溶接位置の補強部

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JP (1) JPS58168828U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58168828U (ja) 1983-11-10

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