JPH04488Y2 - - Google Patents
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- JPH04488Y2 JPH04488Y2 JP1984112306U JP11230684U JPH04488Y2 JP H04488 Y2 JPH04488 Y2 JP H04488Y2 JP 1984112306 U JP1984112306 U JP 1984112306U JP 11230684 U JP11230684 U JP 11230684U JP H04488 Y2 JPH04488 Y2 JP H04488Y2
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- strength member
- sheath
- covered
- inner sheath
- tether cable
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- Expired
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は海底調査用、海底監視用等の無人機と
母船の管制装置間で信号の授受を行うべく使用さ
れるエレクトロメカニカルケーブル、すなわちい
わゆるテザーケーブルの構造に係り、特にケーブ
ル外径を小径化するに好適なテザーケーブルに関
するものである。
母船の管制装置間で信号の授受を行うべく使用さ
れるエレクトロメカニカルケーブル、すなわちい
わゆるテザーケーブルの構造に係り、特にケーブ
ル外径を小径化するに好適なテザーケーブルに関
するものである。
海底開発用の無人水中航走体の如き無人機と母
船上の管制装置間にはテザーケーブル(Tether
Cable)が架設され、信号の授受を行う。
船上の管制装置間にはテザーケーブル(Tether
Cable)が架設され、信号の授受を行う。
第5図に従来一般に使用されているテザーケー
ブル1の断面構造を示す。
ブル1の断面構造を示す。
その中心部には絶縁材2により被包された複数
本(図では3本)の電力線3と、介在物4と共に
結束されてる複数本(図では3組)の信号線5と
が配置され、電力線3と信号線5とは適宜ピツチ
で撚合されてケーブルの芯部を形成する。この撚
合された電力線3および信号線5は内部シース6
により被包される。内部シース6は芯部へ海水が
浸入するのを防止するためのジヤケツトである。
テザーケーブル1は海水とほぼ同一の比重に形成
されることが必要のため、内部シース6は1.0よ
りも低い比重の材料、例えばエチレンプロピレン
ラバー(EPR)やサーモプラスチツクラバー
(TPR)等とから形成される。
本(図では3本)の電力線3と、介在物4と共に
結束されてる複数本(図では3組)の信号線5と
が配置され、電力線3と信号線5とは適宜ピツチ
で撚合されてケーブルの芯部を形成する。この撚
合された電力線3および信号線5は内部シース6
により被包される。内部シース6は芯部へ海水が
浸入するのを防止するためのジヤケツトである。
テザーケーブル1は海水とほぼ同一の比重に形成
されることが必要のため、内部シース6は1.0よ
りも低い比重の材料、例えばエチレンプロピレン
ラバー(EPR)やサーモプラスチツクラバー
(TPR)等とから形成される。
内部シース6の外周側には強度メンバー7がこ
れを覆つて設けられている。強度メンバー7はテ
ザーケーブル1の引張り強度等を所定値に保持せ
しめるためのもので、素線を内部シース6上に編
組したものから形成される。ここで素線には比重
が小さく、強度の大きいポリアミド系の化学繊維
が用いられる。
れを覆つて設けられている。強度メンバー7はテ
ザーケーブル1の引張り強度等を所定値に保持せ
しめるためのもので、素線を内部シース6上に編
組したものから形成される。ここで素線には比重
が小さく、強度の大きいポリアミド系の化学繊維
が用いられる。
強度メンバー7の外側にはこれを被包して外部
シース8が設けられる。なお外部シース8は一般
に内部シースとほぼ同一の材料から形成され、内
部シースと同じ機能を有するものである。
シース8が設けられる。なお外部シース8は一般
に内部シースとほぼ同一の材料から形成され、内
部シースと同じ機能を有するものである。
第6図に従来のテザーケーブル1の各層ごとに
階段的に剥き出した長手方向の形状を示す。第7
図は強度メンバー7の編組の状態を拡大的に示し
たもので、この場合には素線7a,7bは密に編
組され、その間に隙間等が形成されない。第8図
は第7図の−矢視断面を示すもので、内部シ
ース6と外部シース8間は強度メンバー7により
仕切られている。
階段的に剥き出した長手方向の形状を示す。第7
図は強度メンバー7の編組の状態を拡大的に示し
たもので、この場合には素線7a,7bは密に編
組され、その間に隙間等が形成されない。第8図
は第7図の−矢視断面を示すもので、内部シ
ース6と外部シース8間は強度メンバー7により
仕切られている。
以上の構成の従来のテザーケーブル1の外部シ
ース8に傷が生ずると、海水がこの傷から内部に
浸入し強度メンバー7に到る。強度メンバー7は
前記の如く編組状に形成されているため、海水が
強度メンバー7に接触すると水ばしりが生じ、強
度メンバー7の全長にわたつて海水が浸入してし
まう。これによりテザーケーブル1の比重が大と
なり使用不能のものとなる。これを防止するた
め、従来技術では外部シース8の厚みを大にする
手段が採用されているが、これに伴つてテザーケ
ーブル1の外径が大きくなり、使用中に潮流、海
流の影響を受け易くなる欠点があつた。
ース8に傷が生ずると、海水がこの傷から内部に
浸入し強度メンバー7に到る。強度メンバー7は
前記の如く編組状に形成されているため、海水が
強度メンバー7に接触すると水ばしりが生じ、強
度メンバー7の全長にわたつて海水が浸入してし
まう。これによりテザーケーブル1の比重が大と
なり使用不能のものとなる。これを防止するた
め、従来技術では外部シース8の厚みを大にする
手段が採用されているが、これに伴つてテザーケ
ーブル1の外径が大きくなり、使用中に潮流、海
流の影響を受け易くなる欠点があつた。
本考案は前記欠点を解決するもので、その目的
は海水等の浸入によつても比重が変化せず、かつ
小径化が可能で、潮流、海流の顕著な海域で使用
できるテザーケーブルを提供することにある。
は海水等の浸入によつても比重が変化せず、かつ
小径化が可能で、潮流、海流の顕著な海域で使用
できるテザーケーブルを提供することにある。
本考案は前記目的を達成するために、電力線お
よび信号線からなる芯部を被包する内部シースの
外周側を極めて薄いジヤケツトで被覆された偏平
状の素線を空隙部を有する荒目状に編組してなる
強度メンバーで覆つた後、該強度メンバーを外部
シースで被包し、前記空隙部を介して前記内部シ
ースと外部シースとを一体的に結合して形成され
るテザーケーブルを問題解決の手段としたもので
ある。
よび信号線からなる芯部を被包する内部シースの
外周側を極めて薄いジヤケツトで被覆された偏平
状の素線を空隙部を有する荒目状に編組してなる
強度メンバーで覆つた後、該強度メンバーを外部
シースで被包し、前記空隙部を介して前記内部シ
ースと外部シースとを一体的に結合して形成され
るテザーケーブルを問題解決の手段としたもので
ある。
強度メンバーは前記の如くジヤケツトで被覆さ
れて外部シースと内部シース間に介設され、かつ
外部シースと内部シースとが一体的に結合されて
いるため、あたかもシース内に素線状の強度メン
バーが介在しているが如き構造となり、海水が外
部シースの傷部から浸入しても水ばしりが生ぜず
海水は強度メンバーの長手方向に浸入しない。従
つて比重が変化せず、外部シースの肉厚を厚くす
る必要もない。
れて外部シースと内部シース間に介設され、かつ
外部シースと内部シースとが一体的に結合されて
いるため、あたかもシース内に素線状の強度メン
バーが介在しているが如き構造となり、海水が外
部シースの傷部から浸入しても水ばしりが生ぜず
海水は強度メンバーの長手方向に浸入しない。従
つて比重が変化せず、外部シースの肉厚を厚くす
る必要もない。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1図は第6図と同一内容のテザーケーブル1
の長手方向の形状を示すものであるが、強度メン
バー7′が異る。すなわち、強度メンバー7′は第
2図に示す如く、偏平状の素線7a′,7b′を0.05
mmないし0.1mm程度の極めて薄いビニールからな
るジヤケツト9で被覆したものを荒目状に編組し
たものから形成される。素線7a′,7b′の材料は
従来技術のものと同じく比重が小さく、かつ強度
の大きいポリアミド系の化学繊維から形成され
る。また素線7a′,7b′をジヤケツト9で被覆す
るのは、ジヤケツト9がないと編組加工が円滑に
できないこと、ジヤケツト9により素線7a′,7
b′の摩耗による強度劣化が防止されること等によ
る。また薄い被覆としたのはテザーケーブル1の
外径を極力小さくするためである。
の長手方向の形状を示すものであるが、強度メン
バー7′が異る。すなわち、強度メンバー7′は第
2図に示す如く、偏平状の素線7a′,7b′を0.05
mmないし0.1mm程度の極めて薄いビニールからな
るジヤケツト9で被覆したものを荒目状に編組し
たものから形成される。素線7a′,7b′の材料は
従来技術のものと同じく比重が小さく、かつ強度
の大きいポリアミド系の化学繊維から形成され
る。また素線7a′,7b′をジヤケツト9で被覆す
るのは、ジヤケツト9がないと編組加工が円滑に
できないこと、ジヤケツト9により素線7a′,7
b′の摩耗による強度劣化が防止されること等によ
る。また薄い被覆としたのはテザーケーブル1の
外径を極力小さくするためである。
第3図および第4図に示す如く、ジヤケツト9
で被覆された素線7a′,7b′を荒目状に編組する
と、空隙部10が形成される。従つて、前記芯部
を内部シース6で被包し、前記素線7a′,7b′を
内部シース6の外側に被せ、適切の時間内に外部
シース8を適圧を加えながら強度メンバー7′の
外側に被包せしめると、外部シース8は空隙部1
0を介し内部シース6と溶着し、外部シース8と
内部シース6とが一体化する。これに対してジヤ
ケツト9を構成する薄いビニールは内外シースと
部分的に付着することはあつても溶着一体化はな
い。ビニールはあくまでケブラー7a′,7b′の移
動時のケブラー同士の直接摺動による摩耗を防止
するためのものである。見方を変えると一体化し
た外部シース8と内部シース6間に強度メンバー
7′が介在しているが如き形態を呈す。
で被覆された素線7a′,7b′を荒目状に編組する
と、空隙部10が形成される。従つて、前記芯部
を内部シース6で被包し、前記素線7a′,7b′を
内部シース6の外側に被せ、適切の時間内に外部
シース8を適圧を加えながら強度メンバー7′の
外側に被包せしめると、外部シース8は空隙部1
0を介し内部シース6と溶着し、外部シース8と
内部シース6とが一体化する。これに対してジヤ
ケツト9を構成する薄いビニールは内外シースと
部分的に付着することはあつても溶着一体化はな
い。ビニールはあくまでケブラー7a′,7b′の移
動時のケブラー同士の直接摺動による摩耗を防止
するためのものである。見方を変えると一体化し
た外部シース8と内部シース6間に強度メンバー
7′が介在しているが如き形態を呈す。
以上により、外部シース8に傷が生じ、これが
強度メンバー7′にまで達してもテザーケーブル
全長にわたり水ばしりが発生することがない。従
つて前記した如くテザーケーブル1の比重は変化
せず、外部シース8は最小限の肉厚を形成するだ
けでよく、ケーブル外径の小径化が可能となる。
強度メンバー7′にまで達してもテザーケーブル
全長にわたり水ばしりが発生することがない。従
つて前記した如くテザーケーブル1の比重は変化
せず、外部シース8は最小限の肉厚を形成するだ
けでよく、ケーブル外径の小径化が可能となる。
以上の説明によつて明らかな如く、本考案によ
れば、海水の浸入によつて比重が変化せず、ケー
ブル外径の小径化が可能となり、潮流、海流の顕
著な海域で使用し得る効果が上げられる。
れば、海水の浸入によつて比重が変化せず、ケー
ブル外径の小径化が可能となり、潮流、海流の顕
著な海域で使用し得る効果が上げられる。
第1図は本考案の一実施例のケーブル長手方向
の各層ごとの剥き出し形状を示す説明図、第2図
は強度メンバーを形成する素線の詳細を示す断面
図、第3図は強度メンバーの詳細を示す一部拡大
図、第4図は第3図の−線矢視断面図、第5
図は従来のテザーケーブルの横断面図、第6図は
従来のテザーケーブルの第1図と同一内容の説明
図、第7図は従来技術における強度メンバーの詳
細を示す一部拡大図、第8図は第7図の−矢
視断面図である。 1……テザーケーブル、2……絶縁材、3……
電力線、4……介在物、5……信号線、6……内
部シース、7,7′……強度メンバー、7a,7
b,7a′,7b′……素線、8……外部シース、9
……ジヤケツト、10……空隙部。
の各層ごとの剥き出し形状を示す説明図、第2図
は強度メンバーを形成する素線の詳細を示す断面
図、第3図は強度メンバーの詳細を示す一部拡大
図、第4図は第3図の−線矢視断面図、第5
図は従来のテザーケーブルの横断面図、第6図は
従来のテザーケーブルの第1図と同一内容の説明
図、第7図は従来技術における強度メンバーの詳
細を示す一部拡大図、第8図は第7図の−矢
視断面図である。 1……テザーケーブル、2……絶縁材、3……
電力線、4……介在物、5……信号線、6……内
部シース、7,7′……強度メンバー、7a,7
b,7a′,7b′……素線、8……外部シース、9
……ジヤケツト、10……空隙部。
Claims (1)
- 複数本の電力線および信号線を撚合したものを
1.0より小さな比重を有する材料からなる内部シ
ースで被包し、更に素線を編組してなる強度メン
バーでこれを覆い、該強度メンバーを前記内部シ
ースとほぼ同材料の外部シースで被包してなるテ
ザーケーブルにおいて、前記強度メンバーを極め
て薄いジヤケツトで被覆した偏平状の素線を空隙
部を有する荒目状に編組してなるものから形成す
ると共に、前記空隙部を介して前記内部シースと
外部シースとを加熱モールドすることにより一体
的に接着結合すべく形成されることを特徴とする
テザーケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11230684U JPS6128219U (ja) | 1984-07-24 | 1984-07-24 | テザ−ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11230684U JPS6128219U (ja) | 1984-07-24 | 1984-07-24 | テザ−ケ−ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6128219U JPS6128219U (ja) | 1986-02-20 |
JPH04488Y2 true JPH04488Y2 (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=30671368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11230684U Granted JPS6128219U (ja) | 1984-07-24 | 1984-07-24 | テザ−ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128219U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018113200A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 住友電気工業株式会社 | 通信用集合ケーブル |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5668917U (ja) * | 1979-10-29 | 1981-06-08 |
-
1984
- 1984-07-24 JP JP11230684U patent/JPS6128219U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018113200A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 住友電気工業株式会社 | 通信用集合ケーブル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6128219U (ja) | 1986-02-20 |
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