JPH1160126A - エスカレータにおける踏段脱着装置および脱着方法 - Google Patents

エスカレータにおける踏段脱着装置および脱着方法

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JPH1160126A
JPH1160126A JP23109097A JP23109097A JPH1160126A JP H1160126 A JPH1160126 A JP H1160126A JP 23109097 A JP23109097 A JP 23109097A JP 23109097 A JP23109097 A JP 23109097A JP H1160126 A JPH1160126 A JP H1160126A
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JP
Japan
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steps
escalator
lifting device
attached
comb plate
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Pending
Application number
JP23109097A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Okada
泰彦 岡田
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エスカレータの車椅子用踏段を脱着するため
吊り上げる際、踏段の姿勢を変化させずに吊ることがで
きるエスカレータにおける踏段脱着装置および脱着方法
の提供。 【解決手段】 車椅子用踏段3、3B、3Cを吊るため
の吊り具11を、2個以上の係止部11A、11B、1
1Cを有する機構とし、吊る踏段3、3B、3Cの重心
位置に応じて、吊りロープ10のフックを掛ける係止部
を11A、11B、11Cの中から選択できるように
し、吊り位置と踏段3、3B、3Cの重心とを一致させ
て吊り上げるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエスカレータにおけ
る踏段脱着装置および脱着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平7−277648号公報に示すよ
うに車椅子エスカレータは、通常の踏段と例えば2つの
車椅子用の踏段とを備え、この車椅子用踏段は、駆動に
より上下動するようになっている。このような車椅子エ
スカレータでは、車椅子用踏段の踏面を上部の踏段の踏
面と同等の高さ位置まで上昇させることにより、これら
の踏段で比較的広い面積を有する水平面を形成し、車椅
子を搭載可能としている。上述した従来の車椅子用エス
カレータでは、車椅子用の踏段に駆動機構や電源用バッ
テリーを備えることから、通常の踏段が25Kgの重さ
であるのに対し、車椅子用の踏段は約150Kgもの大
きな重量がある。そこで、従来は特開平7−27764
8号公報に記載されているように、左右両側にハンドレ
ールを含んでなるエスカレータの踏段を乗降口から搬出
入するエスカレータの踏段運搬装置において、前記左右
両側のハンドレール上に対称的に設けられるガイドレー
ルと、このガイドレール上をそれぞれ転動する車輪と、
これらの車輪により支持されるとともに前記左右両側の
ハンドレールに跨る梁体と、この梁体に設けた前記踏段
を吊持する揚重装置とを備えた構成のものが提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車椅子用の踏
段は1個当り100Kg〜200Kgもある上、3個と
も重心の位置がそれぞれ異なり、揚重装置により吊り上
げる際、装着されていた姿勢を保ったまま真上に上昇さ
せることが難しかった。また、エスカレータから取外し
た踏段を揚重装置から降ろした際、エスカレータの乗降
口(コームプレート)からトラックや保管場所へ運搬す
るのも容易でない。揚重装置から台車上に降ろそうとし
ても、踏段をあまり高い位置まで吊り上げられないこ
と、コームプレートの端部にくし板(プラスチック製)
があるとともに、その先が開口となっている等のため、
台車を踏段の下に位置させるのは難しく、結局乗降口付
近での踏段の移動は人手によるしかなかった。
【0004】本発明の第1の目的は、重心位置の異なる
踏段を、その姿勢を維持した状態で吊り、上下方向に移
動できるエスカレータにおける踏段の脱着状態で吊り、
上下方向に移動できるエスカレータにおける踏段脱着装
置を提供することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、エスカレータ乗降
口付近での踏段の移動を簡単にかつ特別の器材を用いる
ことなく行えるようにするエスカレータにおける踏段脱
着方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、後輪
が取付けられた複数個の踏段と、この踏段の両側に配置
されたハンドレールとを有するエレベータにおける踏段
脱着装置において、ハンドレール間に跨りかつハンドレ
ールの延長方向に移動可能な梁部材と、この梁部材に設
けられた揚重装置と前記踏段に端部が取付けられる吊り
具であって、少なくとも2箇所の係止部を有する吊り具
とを備え、前記揚重装置により吊り具を介して踏段を上
下方向に移動させるようにしたことにより達成される。
【0007】上記第2の目的は、後輪が取付けられた複
数個の踏段と、この踏段の両側に配置されたハンドレー
ルとを有するエスカレータにおける踏段脱着方法であっ
て、梁部材に取付けられた揚重装置により吊りロープを
介して踏段を吊り上げた状態で、梁部材をハンドレール
の延長方向に沿って移動させ、踏段をコームプレートの
上方位まで運んだ後、コームプレート上に降ろすことに
よって踏段をエスカレータから取外し、また、コームプ
レート上まで運搬した後、揚重装置により吊りロープを
介して踏段を持ち上げて取外し時とは逆方向に移動させ
ることによって踏段をエスカレータに装着するものにお
いて、取外し時にあっては、踏段を揚重装置により吊り
上げている状態において当該踏段の前輪側の位置に補助
輪を取付け、装置時にあっては、踏段をコームプレート
上に運搬する以前に、当該踏段の前輪側の位置に補助輪
を取付けられる構成としたことにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態を図1
〜図5により説明する。図1はエスカレータの踏段脱着
装置の側面図、図2はその正面図、図3〜図5は車椅子
用踏段のための吊り具の詳細図、図6は車椅子用踏段に
補助輪を取付けた状態の詳細図である。
【0009】これらの図において、1はエスカレータの
乗降口のコームプレート、2はプレートの端部に取付け
られたくし板、3は乗降口から運び込まれこれから装着
されようとしている車椅子用踏段、4は左右両側に設け
られたハンドレール、5はハンドレール4の水平部に上
方からそれぞれ嵌合される金属製ガイドレール、6はガ
イドレール5上を転動する車輪で、車輪6は片側のガイ
ドレール5に対して2個配設されている。7は左右ハン
ドレール5に跨り車輪6で前後進可能に支持される梁部
材で、梁部材7には車輪6が回転自在に取付けられてい
る。8は梁部材7の上部中央部に配設される自動車等で
用いられるパンタグラフジャッキ、9は梁部材7に回転
自在に取付けられたロープガイドプーリー、10はフッ
ク付きロープ、11は複数個たとえば3個の係止部、1
1A、11B、11Cが形成された吊り具、12は踏段
1に螺合されたアイボルト、13は補助輪を示してい
る。尚3B、3Cは既に装置された車椅子用踏段、3D
は後輪である。また各踏段3、3B、3Cは重心位置が
異なっている。
【0010】前記吊り具10は、重心位置が異なる各踏
段3、3B、3Cを吊る際吊りロープ係止部11A、1
1B、11Cの中から選択することによって、重心位置
と吊りロープによる吊り揚げ位置とをほぼ一致させるこ
とができる。前記補助輪13は、エスカレータから取外
された車椅子用踏段、3、3B、3Cに取付けられるも
ので、前輪軸が結合される箇所に各踏段につき2個取付
けられる。補助輪13は、これが取付けられた踏段3、
3B、3Cを乗降口(コームプレート1)を移動させる
場合に必要なものであって少なくともこの時期に踏段
3、3B、3Cに装置されていればよい。
【0011】次に前記実施形態における車椅子用踏段2
のエスカレータの乗降口からの搬入作業について説明す
る。車椅子用踏段3をエスカレータの乗降口から搬入す
るにあたっては、まず、図1に示すように、左右のハン
ドレール4の乗降口水平部に金属製ガイドレール5をセ
ットし、この金属製ガイドレール5の上に梁部材7を、
車輪6が載るように梁部材7をセットするとともに、ガ
イドプーリー9に吊りロープ10を掛ける。一方、図6
に示すように補助輪13を取付けた状態の踏段3を押し
ながらコームプレート1上に移動させ、踏段3の両端側
のアイボルトに吊り具11を取付け、その係止部11A
に吊りロープ10のフックを係合させ、パンタグラフジ
ャッキ8を操作して踏段3を少し後輪3D、補助輪13
が浮かない程度に吊り上げ、この状態で補助輪13を取
外す。その後踏段3を少し持ち上げ、梁部材7を押して
装置箇所まで移動し、静かに下降させる。エスカレータ
に装置されている踏段を取外す場合は前述と逆に行えば
よいので、その説明を省略する。上記のように、吊り上
げ位置と踏段3、3B、3Cの重心を一致させる吊り具
を用いたので、フックと吊り具との係止位置がずれず、
吊っている間に踏段3、3B、3Cの姿勢が変わってし
まうことを防止し、吊り上げた当初の姿勢を維持でき
る。また補助輪を取付け、装着時にあっては乗降口のコ
ームプレート上まで押しながら移動できるようにし、取
外し時にあっては乗降口のコームプレート上から、トラ
ックや台車、または保管場所まで押しながら移動できる
から、人手によって持ち上げて運搬する必要がなくなる
とともに迅速に揚重装置の下方、すなわちコームプレー
ト上まで移動させ、またはコームプレート上から運び出
すことができる。さらにコームプレート上と揚重装置間
の狭い場所に台車を持ち込む必要もなくなる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
効果がある。
【0013】(1)重心位置の異なる踏段を、その姿勢
を維持したまま吊り、上下方向に移動できるエスカレー
タにおける踏段の脱着装置を提供することができる。
【0014】(2)エスカレータの乗降口付近での踏段
の移動を簡単にかつ特別の器材を用いることなく行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エスカレータ踏段脱着装置の側面図である。
【図2】エスカレータ踏段脱着装置の正面図である。
【図3】車椅子用踏段のための吊り具の詳細図である。
【図4】車椅子用踏段のための吊り具の詳細図である。
【図5】車椅子用踏段のための吊り具の詳細図である。
【図6】車椅子用踏段に補助輪を取付けた状態の詳細図
である。
【符号の説明】
1 コームプレート 2 くし板 3、3B、3C 車椅子用踏段 4 ハンドレール 5 金属製ガイドレール 6 車輪 7 梁部材 8 パンタグラフジャッキ 9 ロープガイドプーリー 10 フック付きロープ 11 吊り具 11A、11B、11C 係止部 12 アイボルト 13 補助輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪が取付けられた複数個の踏段と、こ
    の踏段の両側に配置されたハンドレールとを有するエレ
    ベータにおける踏段脱着装置において、ハンドレール間
    に跨りかつハンドレールの延長方向に移動可能な梁部材
    と、この梁部材に設けられた揚重装置と前記踏段に端部
    が取付けられる吊り具であって、少なくとも2箇所の係
    止部を有する吊り具とを備え、前記揚重装置により吊り
    具を介して踏段を上下方向に移動させるようにしたこと
    を特徴とするエスカレータにおける踏段脱着装置。
  2. 【請求項2】 後輪が取付けられた複数個の踏段と、こ
    の踏段の両側に配置されたハンドレールとを有するエス
    カレータにおける踏段脱着方法であって、梁部材に取付
    けられた揚重装置により吊りロープを介して踏段を吊り
    上げた状態で、梁部材をハンドレールの延長方向に沿っ
    て移動させ、踏段をコームプレートの上方位まで運んだ
    後、コームプレート上に降ろすことによって踏段をエス
    カレータから取外し、また、コームプレート上まで運搬
    した後、揚重装置により吊りロープを介して踏段を持ち
    上げて取外し時とは逆方向に移動させることによって踏
    段をエスカレータに装着するものにおいて、取外し時に
    あっては、踏段を揚重装置により吊り上げている状態に
    おいて当該踏段の前輪側の位置に補助輪を取付け、装置
    時にあっては、踏段をコームプレート上に運搬する以前
    に、当該踏段の前輪側の位置に補助輪を取付けられるこ
    とを特徴とするエスカレータにおける踏段脱着方法。
JP23109097A 1997-08-27 1997-08-27 エスカレータにおける踏段脱着装置および脱着方法 Pending JPH1160126A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011037526A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 乗客コンベアの作業用安全具の支持金具
JP2018144909A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エスカレーターの保護板位置決め具、及びエスカレーターの保護板位置決め方法

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