JP2018144909A - エスカレーターの保護板位置決め具、及びエスカレーターの保護板位置決め方法 - Google Patents
エスカレーターの保護板位置決め具、及びエスカレーターの保護板位置決め方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】エスカレーターの保護板位置決め具21は、エスカレーター5からデルタ部10へ突出した状態で一対の移動手摺9に載せられる長尺部材22と、長尺部材22に設けられ、隣接構造部3aの下面に接触することにより隣接構造部3aに印を付ける基準用マーキング部材23とを有している。長尺部材22が一対の移動手摺9に水平に載せられた状態で基準用マーキング部材23が隣接構造部3aの下面に付けた印の位置は、固定保護板11の設置位置の基準となる基準位置Pとなる。
【選択図】図4
Description
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレーターを示す側面図である。また、図2は、図1のエスカレーターのデルタ部を示す拡大図である。図において、上階1と下階2との間には、上階1と下階2とを水平に仕切る階間構造物3が設けられている。階間構造物3には、階間構造物3を貫通する開口部4が設けられている。エスカレーター5は、開口部4に通された状態で階間構造物3と交差して設置されている。これにより、階間構造物3の一部は、エスカレーター5に隣接する隣接物である隣接構造部3aとなっている。
図7は、この発明の実施の形態2による保護板位置決め具を示す斜視図である。長尺部材22は、第1のスライド部材221と、第1のスライド部材221に設けられ、長尺部材22の長手方向へ第1のスライド部材221に対してスライド可能な第2のスライド部材222とを有している。長尺部材22は、第1のスライド部材221に対する第2のスライド部材222のスライドによって長尺部材22の長手方向へ伸縮可能になっている。
図8は、この発明の実施の形態3による保護板位置決め具の掛止部材が移動手摺の側面に掛かっている状態を示す要部断面図である。移動手摺9は、欄干8に固定された手摺レール31に沿って移動される。また、移動手摺9は、手摺レール31の上面に重なる手摺本体部91と、手摺本体部91の幅方向両端部に設けられ、手摺レール31を幅方向両側から囲むようにそれぞれ湾曲した一対の手摺耳部92とを有している。移動手摺9の断面形状は、手摺本体部91及び一対の手摺耳部92によってC字状になっている。移動手摺9の側面は、手摺耳部92の湾曲によって曲面になっている。
図9は、この発明の実施の形態4による保護板位置決め具の掛止部材が移動手摺の側面に掛かっている状態を示す要部断面図である。掛止部材24は、長尺部材22に固定されている固定部材32と、固定部材32に設けられている保持具である押圧ボルト33とを有している。
図10は、この発明の実施の形態5による保護板位置決め具を示す斜視図である。アーム25には、プレート部材41がアーム25の長手方向に沿って設けられている。プレート部材41は、アーム25に固定されている固定板部41aと、固定板部41aに立てて固定されている印用板部41bとを有している。プレート部材41の断面形状は、固定板部41a及び印用板部41bによってL字状になっている。
Claims (16)
- エスカレーターに隣接する隣接物の下面と、前記エスカレーターの一対の移動手摺のうち前記隣接物に近い側の前記移動手摺との間に存在する空間であるデルタ部に固定保護板を設置するときに、前記固定保護板の設置位置の基準となる基準位置を前記隣接物に設定するエスカレーターの保護板位置決め具であって、
前記エスカレーターから前記デルタ部へ突出した状態で前記一対の移動手摺に載せられる長尺部材、及び
前記長尺部材に設けられ、前記隣接物の下面に接触することにより前記隣接物に印を付ける基準用マーキング部材
を備え、
前記長尺部材が前記一対の移動手摺に水平に載せられた状態で前記基準用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印の位置は、前記基準位置となるエスカレーターの保護板位置決め具。 - 前記長尺部材に設けられている掛止部材
を備え、
前記長尺部材が前記一対の移動手摺に載せられた状態では、前記掛止部材が前記一対の移動手摺の少なくともいずれかの側面に掛かる請求項1に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。 - 前記掛止部材は、前記移動手摺の側面に掛かった状態で、前記一対の移動手摺に対する前記長尺部材の位置を保持可能になっている請求項2に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。
- 前記長尺部材は、前記長尺部材の長手方向へ伸縮可能になっている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。
- 前記長尺部材に設けられ、前記長尺部材に対して回転可能なアーム
を備え、
前記アームには、第1の取付用マーキング部材が設けられ、
前記第1の取付用マーキング部材は、前記基準用マーキング部材が前記隣接物の下面に接触した状態で、前記アームの回転によって前記隣接物の下面に接触することにより、前記隣接物の下面に印を付け、
前記第1の取付用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印の位置は、前記隣接物に前記固定保護板を取り付ける取付具が配置される位置を特定する第1の取付特定位置となる請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。 - 前記基準位置は、前記デルタ部に設置される可動警告板の設置位置の基準にもなっており、
前記アームには、第2の取付用マーキング部材が設けられ、
前記第2の取付用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印の位置は、前記隣接物に前記可動警告板を取り付ける取付具が配置される位置を特定する第2の取付特定位置となる請求項5に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。 - 前記第1の取付用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印と、前記第2の取付用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印とは、互いに識別可能になっている請求項6に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。
- 前記アームは、前記第1の取付用マーキング部材が設けられた第1のアーム部材と、前記第2の取付用マーキング部材が設けられ、前記アームの長手方向へ前記第1のアーム部材に対してスライド可能な第2のアーム部材とを有している請求項6又は請求項7に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。
- 前記長尺部材に設けられ、前記長尺部材に対して回転可能なアーム
を備え、
前記アームには、印用穴が設けられた印用板部を有するプレート部材が設けられ、
前記印用板部は、前記基準用マーキング部材が前記隣接物の下面に接触した状態で、前記アームの回転によって前記隣接物の側面に対向し、
前記印用板部が前記隣接物の側面に対向している状態では、前記印用穴を通して前記隣接物の側面に印を付与可能になっており、
前記印用穴を通して前記隣接物の側面に付けた印の位置は、前記隣接物に前記固定保護板を取り付ける取付具が配置される位置を特定する第1の取付特定位置となる請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。 - 前記基準位置は、前記デルタ部に設置される可動警告板の設置位置の基準にもなっており、
前記アームには、第2の取付用マーキング部材が設けられ、
前記第2の取付用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印の位置は、前記隣接物に前記可動警告板を取り付ける取付具が配置される位置を特定する第2の取付特定位置となる請求項9に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。 - 前記印用穴を通して前記隣接物の側面に付けた印と、前記第2の取付用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印とは、互いに識別可能になっている請求項10に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。
- 前記アームは、前記プレート部材が設けられた第1のアーム部材と、前記第2の取付用マーキング部材が設けられ、前記アームの長手方向へ前記第1のアーム部材に対してスライド可能な第2のアーム部材とを有している請求項10又は請求項11に記載のエスカレーターの保護板位置決め具。
- エスカレーターに隣接する隣接物の下面と、前記エスカレーターの一対の移動手摺のうち前記隣接物に近い側の前記移動手摺との間に存在する空間であるデルタ部に固定保護板を設置するときに、前記固定保護板の設置位置の基準となる基準位置を保護板位置決め具によって前記隣接物に設定するエスカレーターの保護板位置決め方法であって、
前記保護板位置決め具に含まれる長尺部材の一部を前記エスカレーターから前記デルタ部へ突出させた状態で前記長尺部材を前記一対の移動手摺に載せる位置決め具配置工程、及び
前記位置決め具配置工程の後、前記長尺部材を前記一対の移動手摺に載せたまま前記移動手摺の長手方向へ前記保護板位置決め具を移動させることにより、前記長尺部材に設けられた基準用マーキング部材を前記隣接物の下面に接触させて前記隣接物の下面に印を付け、前記基準用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印の位置を前記基準位置とする基準用印付け工程
を備えているエスカレーターの保護板位置決め方法。 - 前記基準用印付け工程の後、前記長尺部材に設けられたアームを前記長尺部材に対して回転させて、前記アームに設けられた第1の取付用マーキング部材を前記隣接物の下面に接触させることにより、前記隣接物の下面に印を付け、前記第1の取付用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印の位置を、前記隣接物に前記固定保護板を取り付ける取付具が配置される位置を特定する第1の取付特定位置とする取付用印付け工程
を備えている請求項13に記載のエスカレーターの保護板位置決め方法。 - 前記基準用印付け工程の後、前記長尺部材に設けられたアームを前記長尺部材に対して回転させて、前記アームに固定されたプレート部材の印用板部を前記隣接物の側面に対向させた後、前記印用板部に設けられた印用穴を通して前記隣接物の側面に印を付け、前記印用穴を通して前記隣接物の側面に付けた印の位置を、前記隣接物に前記固定保護板を取り付ける取付具が配置される位置を特定する第1の取付特定位置とする取付用印付け工程
を備えている請求項13に記載のエスカレーターの保護板位置決め方法。 - 前記取付用印付け工程では、前記アームに設けられた第2の取付用マーキング部材を前記隣接物の下面に接触させることにより、前記隣接物の下面に印を付け、前記第2の取付用マーキング部材が前記隣接物の下面に付けた印の位置を、前記隣接物に可動警告板を取り付ける取付具が配置される位置を特定する第2の取付特定位置とする請求項14又は請求項15に記載のエスカレーターの保護板位置決め方法。
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