JPH1151999A - プリント配線基板の検査装置、プレート状検査治具及び検査方法 - Google Patents

プリント配線基板の検査装置、プレート状検査治具及び検査方法

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JPH1151999A
JPH1151999A JP9220786A JP22078697A JPH1151999A JP H1151999 A JPH1151999 A JP H1151999A JP 9220786 A JP9220786 A JP 9220786A JP 22078697 A JP22078697 A JP 22078697A JP H1151999 A JPH1151999 A JP H1151999A
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printed wiring
wiring board
plate
positioning
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JP9220786A
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Inventor
Hideo Okamoto
秀男 岡本
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MOZU DENSHI KOGYO KK
Original Assignee
MOZU DENSHI KOGYO KK
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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査プローブを精度高く検査接点に導いて確
実な検査を行えるとともに、多数個取り基板の検査を極
めて簡単にかつ低コストでを行う。 【解決手段】 プリント配線基板41を一体的に保持す
る基板保持領域とこの基板保持領域の周囲に配置される
基板位置決め領域とを備えるプレート状検査治具34
と、検査テーブルないし上記基板位置決め領域に設けら
れ、上記プレート状検査治具を検査テーブルの所定位置
に位置決めできる位置決め手段38とを備え、上記プリ
ント配線基板を上記プレート状検査治具を介して上記検
査テーブルの所定の検査位置に位置決めするように構成
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント配線基
板の検査装置、プレート状検査治具及び検査方法に関す
る。詳しくは、プリント配線基板を所定の検査位置に位
置決めするとともに、検査プローブをプリント配線基板
の検査接点に精度高く導いて、検査作業を精度高くかつ
迅速に行うことのできるプリント配線基板の検査装置、
プレート状検査治具及び検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の電子機器に採用されているプリン
ト配線基板は、絶縁基板の表面あるいは内部に回路パタ
ーンを形成して構成されており、表面に設けた接続端子
に半導体等の電子部品を搭載して電子装置を構成する。
【0003】近年、製品の小型化の進展にともなって、
電子部品の高密度実装技術が製品開発に大きな影響を及
ぼすようになってきた。すなわち、ベアチップを多層配
線基板上に直接接続したMCM(マルチ・チップ・モジ
ュール)等の採用によって、プリント配線基板に搭載さ
れる電子部品の実装密度が高くなるとともに、各電子部
品の接続端子間隔が小さくなり、それに応じて基板上に
形成される導体パターンの間隔も小さくなっている。
【0004】このようなプリント配線基板における導電
パターン等の接続不良を検査するために、たとえば、特
開平4─95881号公報に記載されているような検査
装置が用いられる。この検査装置は、プリント配線基板
の接続端子やスルーホールにスプリング付の検査プロー
ブを接触させて、電気的に導電パターンの接続状態を検
出するように構成されており、検査接点に対応する多数
の検査プローブを精度高く配列した検査ヘッドを備えて
構成されている。
【0005】上記のようなプリント配線基板の検査装置
においては、検査プローブが基板上の検査接点に正確に
接触しなければならない。このため、上記公報に記載さ
れている検査装置においては、検査対象であるプリント
配線基板の位置決め精度及び検査ヘッドの位置決め精度
を高める種々の手法が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の検査装置におい
ては、プリント配線基板に直接位置決め孔を形成すると
ともに検査テーブル上の所定位置に位置決めピンを設
け、上記位置決め孔に上記位置決めピンを係入させるこ
とにより、プリント配線基板を検査テーブル上に位置決
めして検査を行っていた。
【0007】ところが、導電パターンによっては、プリ
ント配線基板上に位置決めピンを係入させる位置決め孔
を設けることができない場合がある。特に、製造コスト
を低減させるには、基板の縁部にまで隙間なく導電パタ
ーンを形成して基板を有効利用する必要があり、検査用
の位置決め孔を基板上の都合のよい位置に設けることが
できない場合も多い。
【0008】このような場合、プリント配線基板のエッ
ジを利用してテーブル上に位置決めすることが多いが、
プリント配線基板の外形精度が高いとは限らない。ま
た、それぞれのプリント配線基板に対応した位置決め装
置を設ける必要が生じ、検査装置のコストが増加する。
【0009】また、電子部品の実装密度が高まるととも
に、接触プローブを接触させる端子数も激増しており、
その分極めて小さな間隔で多数の接触プローブを設けな
ければならない。ところが、多数の接触プローブを検査
ヘッドに植設する精度にも限度がある。また、多数の接
触プローブのうちの一つの接触プローブが何らかの理由
で少しでも撓むと、検査を行なえなくなってしまう。
【0010】また、近年、プリント配線基板が組み込ま
れる製品のライフサイクルが短くなり、多品種少量生産
に対応しなければならなくなった。一方、上記公報に記
載されている検査装置は、多数のプリント配線基板を自
動的に検査装置に搬送して検査を行うことを目的として
おり、昇降装置等の検査装置自体の精度が確保されてい
ることを前提としている。このため、検査装置自体が高
価となり、上記のような検査装置で多品種少量のプリン
ト配線基板を検査するのはコスト的に見合わない。
【0011】さらに、多品種少量生産に対応するととも
に製造効率を高めるため、複数の電子装置に対応する導
電パターンを一つの基板に形成した、いわゆる多数個取
りのプリント配線基板が制作されることが多くなった。
このような多数個取り基板には、数個から数十個の電子
装置に対応する導電パターンが形成されており、一度に
検査を行うには、検査装置の検査ヘッドにこれら導電パ
ターンに対応する極めて多数の接触プローブを植設しな
ければならない。このため、多数の接触プローブを高い
精度で配列しなければならなくなり、検査装置が極めて
高価になる。この結果、製造数量の少ないプリント配線
基板には対応することができない。
【0012】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、上記従来の問題を解決し、検査プロ
ーブを精度高く検査接点に導いて確実な検査を行えると
ともに、多数個取り基板の検査を極めて簡単にかつ低コ
ストでを行うことができるプリント配線基板の検査装
置、プレート状検査治具及び検査方法を提供することを
その課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0014】本願の請求項1に記載した発明は、所定の
検査位置にプリント配線基板を位置決め保持できる検査
テーブルと、検査プローブを上記プリント配線基板に対
して接触離間可能に保持する検査ヘッドとを備えるプリ
ント配線基板の検査装置であって、上記プリント配線基
板を一体的に保持する基板保持領域とこの基板保持領域
の周囲に配置される基板位置決め領域とを備えるプレー
ト状検査治具と、上記検査テーブルないし上記基板位置
決め領域に設けられ、上記プレート状検査治具を検査テ
ーブルの所定位置に位置決めできる位置決め手段とを備
え、上記プリント配線基板を上記プレート状検査治具を
介して上記検査テーブルの所定の検査位置に位置決めす
るように構成したことを特徴とする。
【0015】本願発明は、プレート状検査治具を介して
プリント配線基板を検査テーブルに位置決めして検査を
行うことを特徴とするものである。
【0016】プレート状検査治具は、ポリカーボネート
等の樹脂製プレートあるいは金属製プレートを利用して
形成できるため、極めて安価に製作できる。
【0017】しかも、本願発明に係るプレート状検査治
具は、プリント配線基板を一体的に保持するとともに、
プリント配線基板を検査テーブル上の所定位置に位置決
めするための位置決め手段を備えている。
【0018】すなわち、プリント配線基板が上記基板保
持領域に一体的に保持された状態で検査テーブルに載置
され、上記基板位置決め領域に設けた位置決め手段によ
って上記プレート状検査治具と一体的に所定位置に位置
決めされる。
【0019】上記位置決め手段として種々のものを採用
することができる。たとえば、請求項5に記載した発明
のように、従来から採用されている構成の位置決めピン
を検査テーブル上に設けるとともに、基板位置決め領域
に上記位置決めピンに係合する位置決め孔を設けること
もできる。
【0020】また、光学的位置決めマークを基板位置決
め領域に形成するとともに、X−Yテーブル等を用いて
この位置決めマークを基準にプリント配線基板を自動的
に位置決めすることもできる。さらに、プレート状検査
治具に位置決め用の突起を設ける一方、検査テーブルに
この位置決め突起が係入する位置決め孔を設けることも
できる。
【0021】上記基板位置決め領域を設けることによ
り、検査しようとするプリント配線基板の大きさ、形
状、導電パターン等に左右されることなく、検査を行う
のに最も都合のよい位置に、位置決め孔等の位置決め手
段を設けることができる。しかも、位置決め手段の大き
さ、形状的な制限がほとんどない。このため、プリント
配線基板を、所定の検査位置に精度高く位置決めするこ
とが可能となる。
【0022】プリント配線基板をプレート状検査治具に
一体的に保持させる手段として種々のものを採用でき
る。たとえば、上記プリント配線基板に積層貼着するこ
とにより、プリント配線基板を保持するように構成する
ことができる。この場合、粘着テープを用いてプリント
配線基板を保持させることができる。また、両面粘着テ
ープを利用することもできる。さらに、基板保持領域に
あらかじめ粘着材を塗着しておいてもよい。
【0023】また、請求項2に記載した発明のように、
上記プレート状検査治具に、上記プリント配線基板を挟
むようにして配置されるとともに配線パターン及び/又
は搭載された電子部品を保護する補助プレートを設ける
ことができる。すなわち、プリント配線基板をプレート
状検査治具と補助プレートとの間に挟み込むようにして
保持するように構成するのである。
【0024】上記補助プレートは、上記プレート状検査
治具と同様の方法でプリント配線基板に貼着等すること
ができる。また、補助プレートとプレート状検査治具と
を一体的に形成することもできる。
【0025】本願発明に係る検査装置においては、プレ
ート状検査治具及び/又は補助プレートと、プリント配
線基板とが検査前にあらかじめ一体的に接合される。こ
れらは、プリント配線基板上の導電パターン等を利用す
るとともに顕微鏡等を用いて、迅速にかつ精度高く接合
することができる。また、検査テーブルから離れた場所
でこれらの接合作業を行うことができるため、プレート
状検査治具を複数用意することにより、多数のプリント
配線基板を連続的に検査することもできる。
【0026】また、プレート状検査治具は、プリント配
線基板の少なくとも片面に積層貼着されてプリント配線
基板を保持するように構成できる。上記プレート状検査
治具は上記プリント配線基板と一体化され、プリント配
線基板とともに搬送され、検査テーブル上の所定の検査
位置に位置決めされる。
【0027】プレート状検査治具及び補助プレートをプ
リント配線基板に積層貼着することにより、基板を取り
扱う場合に、プリント配線基板及び表面の導電パターン
を保護する効果を期待できる。また、基板の表面全域に
導電パターンが形成されていても、導電パターンに手指
が触れることもなくなる。このため、基板の取り扱いが
容易になる。特に、柔軟性のあるフレキシブルプリント
配線基板や損傷しやすいセラミック基板においては高い
効果を期待できる。
【0028】プレート状検査治具は、プリント配線基板
の少なくとも片面に設ければよい。位置決め領域に設け
た位置決め手段によってプリント配線基板を精度高く位
置決めできればよいからである。なお、プレート状検査
治具の強度等を補う必要等があれば、プリント配線基板
の両面にプレート状検査治具を設けることができる。
【0029】また、請求項3に記載した発明のように、
基板保持領域に各検査プローブをプリント配線基板の検
査接点に誘導案内するプローブ案内孔を形成することが
できる。このプローブ案内孔は、プリント配線基板の検
査接点に応じて基板保持領域に設けられ、各接触プロー
ブを通挿案内できる形状寸法に形成される。たとえば、
検査プローブの外形より若干大きな直径の円孔を形成す
ることができる。上記円孔の寸法精度及び配列精度を確
保することにより、検査プローブを検査接点に精度高く
確実に誘導案内することができる。
【0030】しかも、検査中にプリント配線基板等から
検査プローブに不用意な力が作用するのを防止し、検査
プローブの撓み等を防止して確実な検査を行うことがで
きる。また、検査プローブを損傷等から保護できるた
め、検査装置の寿命延長にもつながる。
【0031】さらに、上記プローブ案内孔によって、プ
リント配線基板の所定の検査接点まで検査プローブの先
端を確実に導くことができるため、上記検査プローブの
配列精度あるいは検査ヘッドの案内精度が多少低下して
も検査を行うことが可能となる。このため、検査装置に
高い精度が要求されることがなくなり、検査装置の製造
コストを低減させることも可能となる。
【0032】請求項4に記載した発明は、上記プレート
状検査治具及び/又は補助プレートに、プリント配線基
板に搭載された電子部品との干渉を避ける切欠き部を形
成したものである。プリント配線基板に一部の電子部品
を搭載した半完成品、あるいは全ての電子部品を搭載し
た完成品の検査に対応したものである。上記切欠き部を
形成することにより、検査中に電子部品が損傷を受ける
ことがなくなり、基板の取り扱いが容易になるととも
に、製品の歩留りが向上する。上記切欠き部の形状は特
に限定されることはなく、搭載部品を収容できる凹部
や、穴部を形成すればよい。
【0033】本願の請求項5に記載した発明は、上記位
置決め手段が、上記検査テーブルに設けた位置決めピン
と、上記基板位置決め領域に形成されて上記位置決めピ
ンが係入させられる位置決め孔とを備えて構成されるも
のである。
【0034】上記位置決め孔は、基板保持領域の周囲に
設けられた位置決め領域に形成される。このため、プリ
ント配線基板の大きさ、形状、導電パターン等に左右さ
れることなく、位置決め孔を最適な位置に精度高く形成
することができる。
【0035】また、位置決め孔を形成するためのスペー
スを充分に確保できるため、複数の位置決めピン及び位
置決め孔を形成して、プリント配線基板を精度高く位置
決めすることもできる。
【0036】本願の請求項6に記載した発明は、複数の
電子装置に対応する複数の検査領域を備えるプリント配
線基板の検査を行うプリント配線基板の検査装置であっ
て、上記検査ヘッドが、一つの検査領域に対応する検査
プローブを備える一方、上記位置決め手段は、上記プリ
ント配線基板を、上記各検査領域が上記検査プローブに
対向する複数の検査位置に、順次位置決めして検査を行
うように構成されているものである。
【0037】本願発明は、一つのプリント配線基板に複
数の電子装置に対応した導電パターンを形成した、いわ
ゆる多数個取りのプリント配線基板に対応したものであ
る。
【0038】従来は、複数の導電パターンの全てに対応
する検査プローブを備える検査ヘッドを用いて、上記複
数の電子装置に対応する多数個取り基板の検査を一度に
行っていた。このため、検査ヘッドに極めて多数の検査
プローブを設ける必要があった。また、各検査領域の良
否を判断するため回路等も、各検査領域の数だけ必要で
あった。この結果、検査ヘッドや案内装置に高い精度が
要求されて検査装置が極めて高価になり、少量生産され
る電子装置用のプリント配線基板には対応することがで
きなかった。
【0039】本願発明は、プレート状検査治具を用いる
ことにより、各電子装置に対応する検査領域を検査位置
に順次位置決めすることにより、一つの電子装置に対応
する検査ヘッドを備える検査装置によって、多数個取り
基板を検査できるように構成したものである。
【0040】本願発明に係る検査装置においては、プレ
ート状検査治具の位置決め領域に、上記複数の電子装置
に対応する検査領域を検査テーブルの所定の検査位置に
順次位置決めできる位置決め手段が設けられる。すなわ
ち、この位置決め手段によって、プリント配線基板を、
検査テーブル上で複数の位置に位置決めして検査を行う
のである。
【0041】上記プレート状検査治具の位置決め作業
は、作業者が手を用いて直接行うこともできるし、ステ
ッピングモータ等を用いて自動的に行うこともできる。
【0042】上記構成によって、検査装置のコストを大
幅に低減させることができるとともに、検査精度を確保
することが可能となる。また、プレート状検査治具を変
更するだけで種々のプリント配線基板の検査を行うこと
が可能となり、多品種少量生産されるプリント配線基板
の検査に対応することも可能となる。
【0043】上記多数個取りプリント配線基板を位置決
めする位置決め手段として、請求項7に記載した発明の
ように、上記位置決め手段を、上記検査テーブルに設け
た位置決めピンと、プリント配線基板の上記各検査領域
に対応して上記基板位置決め領域に設けた複数組の位置
決め孔とを備えて構成し、上記位置決めピンを上記位置
決め孔に順次係入させることにより、プレート状検査治
具を介してプリント配線基板の各検査領域を所定の検査
位置に順次位置決めできるように構成することができ
る。
【0044】本願発明に係るプレート状検査治具におい
ては、位置決め孔を形成するための領域に制限がほとん
どないため、複数の検査領域に対応する多数の位置決め
孔を形成しても問題が生じることはない。
【0045】本願の請求項8に記載した発明は、両面に
検査領域を備えるプリント配線基板の検査を行うプリン
ト配線基板の検査装置であって、検査テーブルに位置決
め保持されるプリント配線基板を挟むようにして配置さ
れる一対の検査ヘッドを設けたものである。
【0046】両面に検査接点を備えるプリント配線基板
に対応したものであり、基板の両側に電子部品を装着す
るプリント配線基板等の検査を容易に行うことができ
る。
【0047】本願の請求項9に記載した発明は、検査位
置に位置決めされたプリント配線基板の検査領域を識別
する検査領域識別手段を設けたものである。
【0048】多数個取りのプリント配線基板を検査する
場合、電子装置に対応する導電パターンの数が多くなる
と、どの検査領域を検査しているかを識別するのが困難
になる場合がある。
【0049】本願発明は、このような場合に対応したも
のであり、検査している導電パターンを容易に認識し
て、不良な導電パターンを容易に識別できるように構成
したものである。
【0050】上記検査領域識別手段として、たとえば、
基板保持領域の周囲に設けられる位置決め領域の一部に
上記各検査領域に対応する識別孔を形成し、対応する検
査領域が検査テーブルの検査位置に位置決めされたと
き、上記識別孔の下方に設けた光源から光を照射するよ
うに構成することができる。
【0051】また、各検査領域に対応する識別標識を位
置決め領域等に設けておき、この識別標識を光学的認識
装置によって識別させてどの検査領域の検査を行ってい
るかを表示するシステムを構成することもできる。
【0052】本願の請求項10に記載した発明は、検査
テーブル上でプリント配線基板を所定の検査位置に位置
決めするためのプレート状検査治具に係る発明であっ
て、上記プリント配線基板を一体的に保持する基板保持
領域と、上記基板保持領域の周囲に配置された基板位置
決め領域とを備え、上記基板位置決め領域に、上記検査
テーブルに設けた位置決め手段と共働して、プリント配
線基板を所定の検査位置に位置決めする位置決め手段を
設けたことを特徴とする。
【0053】本願の請求項11に記載した発明は、上記
プレート状検査治具に、プリント配線基板を挟むように
して配置されるとともに配線パターン及び/又は搭載さ
れた電子部品を保護する補助プレートを設けたものであ
る。
【0054】上記補助プレートは、上記プレート状検査
治具と別体に形成して、プリント配線基板に積層して一
体化されるように構成することができる。また、プレー
ト状検査治具と補助プレートの縁部を互いに回動可能に
接合して一体的に形成し、プリント配線基板を挟み込む
ようにして保持させることもできる。
【0055】本願の請求項12に記載した発明は、上記
プレート状検査治具の基板保持領域及び/又は補助プレ
ートに、プリント配線基板に搭載された電子部品との干
渉を回避する切欠き部を設けたものである。上記切欠き
部を設けることにより、プリント配線基板に、一部又は
全部の電子部品を搭載した状態で検査を行うことが可能
となる。このため、半完成品あるいは完成品の電子装置
の検査を行うことができる。
【0056】なお、上記切欠き部を設ける場合、少なく
とも搭載される電子部品の高さ以上の厚さを備えるプレ
ート状材料から、上記プレート状検査治具及び補助プレ
ートを形成するのが望ましい。
【0057】本願の請求項13に記載した発明は、各検
査プローブを案内してプリント配線基板の検査接点に誘
導するプローブ案内孔を備えるプレート状検査治具に係
るものである。
【0058】本願の請求項14に記載した発明は、基板
位置決め領域に形成される位置決め手段として、検査テ
ーブルに設けた位置決めピンに係合する位置決め孔を形
成したものである。
【0059】本願の請求項15に記載した発明は、複数
の電子装置に対応した複数の検査領域を備えるプリント
配線基板の位置決めを行うプレート状検査治具であっ
て、位置決め領域に形成された位置決め手段が、上記プ
リント配線基板を、上記各検査領域が上記検査プローブ
に対向する複数の検査位置に、検査テーブルに設けた位
置決め手段と共働して順次位置決めして検査を行うよう
に構成されているものである。
【0060】本願の請求項16に記載した発明は、所定
の検査位置にプリント配線基板を位置決め保持できる検
査テーブルと、検査プローブを上記プリント配線基板に
対して接触離間可能に保持する検査ヘッドとを備えるプ
リント配線基板の検査装置における検査方法であって、
上記検査テーブルに設けた位置決め手段と共働して位置
決めを行う位置決め手段を備えるプレート状検査治具に
上記プリント配線基板を貼着保持させ、上記プレート状
検査治具を介して、上記プリント配線基板を所定の検査
位置に位置決めして検査を行うことを特徴としている。
【0061】本願の請求項17に記載した発明は、一の
電子装置に対応する検査プローブを設けた検査装置を用
いて、複数の電子装置に対応した複数の検査領域を備え
るプリント配線基板の検査を行うプリント配線基板の検
査方法であって、複数の検査位置に位置決めできる位置
決め手段を設けたプレート状検査治具に上記プリント配
線基板を貼着保持させ、上記プレート状検査治具を介し
て、上記プリント配線基板の各検査領域を、上記検査プ
ローブに対向する所定の検査位置に順次位置決めして検
査を行うことを特徴とする。
【0062】本願の請求項18に記載した発明は、検査
プローブを、各検査領域に対応して上記プレート状検査
治具に形成された案内孔を介して、上記プリント配線基
板の接触ポインイトに誘導接触させるプリント配線基板
の検査方法に係るものである
【0063】本願の請求項19に記載した発明は、搭載
されるべき一部又は全部の電子部品を搭載したプリント
配線基板の検査方法であって、プレート状検査治具の基
板保持領域及び/又は補助プレートに形成した切欠き部
に、プリント配線基板に搭載された電子部品を収容して
検査を行うことを特徴とするものである。
【0064】プリント配線基板を検査する場合、一部の
電子部品をプリント配線基板に搭載した状態で中間検査
を行う場合がある。特に、高価な演算装置等を装着する
前にプリント配線基板の不良を発見できれば、製品の歩
留りが向上する。また、全ての電子部品を搭載して完成
した電子装置の検査を行う必要もある。本願発明はこの
ような場合に対応したものである。
【0065】本願の請求項20に記載した発明は、プリ
ント配線基板に電子部品を搭載したのと同様の条件で検
査を行うものである。すなわち、上記プリント配線基板
に搭載されていない電子部品を、上記電子部品の接続部
位に接触する検査プローブの基端部に接続して検査を行
うことを特徴とするものである。
【0066】上記請求項16に記載した発明において、
プリント配線基板自体あるいはこれに搭載された一部の
電子部品の作動を、搭載していない電子部品との関係で
検査する場合が考えられる。本願発明はこのような場合
に対応したものであり、一定の性能が担保された標準的
な電子部品を検査プローブの基端部に接続した状態で検
査を行うことができる。この方法によって、電子装置の
製造行程の中間段階において、完成品としての機能を発
揮できるか否かの検査を行うことが可能となる。また、
上記検査方法によって、電子部品を搭載した状態におけ
るプリント配線基板の特性を検査することが可能とな
り、プリント配線基板の多面的な検査を行うことも可能
となる。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
に基づいて具体的に説明する。
【0068】図1に本願発明に係るプリント配線基板の
検査装置の正面図を、図2に側面図を示す。これらの図
に示すように、本実施の形態に係る検査装置1は、机上
に載置される台板2と、この台板2の上面後部に固定さ
れて垂直に立ち上がるスタンド3と、このスタンド3に
沿って昇降可能に保持されるとともに上部検査ヘッド4
を保持する昇降ブロック5と、上記昇降ブロック5に対
向するように上記台板2の前部に設けられるとともに下
部検査ヘッド6を保持する検査テーブル装置7と、上記
昇降ブロック5をスタンド3に沿って昇降させる昇降手
段8とを備える。
【0069】昇降ブロック5は、上記スタンド3の前面
に設けた案内面9に沿って上記検査テーブル装置7に対
して近接離間させられる。上記昇降手段8は、スタンド
3の側面に回動可能に設けられた操作アーム10と、上
記スタンド3の内部に設けられた図示しない駆動機構と
を備えて構成されており、上記操作アーム10の回転操
作を上記昇降ブロック5の上下動に変換するように構成
される。上記駆動機構は、周知の歯車機構等を用いて構
成することができ、操作アーム10を手前に回動させる
ことにより、上記昇降ブロック5が案内面9に沿って下
降するように構成されている。
【0070】上記検査テーブル装置7は、X−Y位置決
め装置11を介して台板2に保持されており、つまみ1
2、13を回動させることにより検査テーブル装置に保
持される下部検査ヘッド6を移動させ、上部検査ヘッド
4に対向する位置に位置決めできるように構成されてい
る。
【0071】図3に、上部検査ヘッド4及び検査テーブ
ル装置7の断面を示す。
【0072】この図に示すように、上部検査ヘッド4
は、上記昇降ブロック5に設けた固定装置14に固定さ
れる円柱状の取付けブロック15と、この取付けブロッ
ク15の下面に一体的に接合されるとともに昇降ブロッ
ク5の下面に対接させられる取付けプレート16と、上
記検査テーブル装置7に対向するヘッドプレート18
と、上記取付けプレート16と上記ヘッドプレート18
とを所定間隔をあけて接続する複数の支柱19とを備え
る。さらに、上記ヘッドプレート18には、複数の支柱
20を介してプローブ保持プレート21が設けられてお
り、このプローブ保持プレート21に植設される検査プ
ローブ17の先端部がヘッドプレート18に設けた通挿
孔を介してヘッドプレート18の下面から下方に向けて
突出させられている。
【0073】上記検査プローブ17は周知の構造を備え
ており、図示はしないが、上記プローブ保持プレート2
1に基端部が保持される円筒管と、この円筒管内に所定
範囲摺動可能に保持されるプローブ針と、このプローブ
針を開口端に向けて弾力付勢するバネとを備えて構成さ
れている。上記プローブ針の先端部がプリント配線基板
の検査接点に圧接される一方、上記検査プローブの基端
部に接続されたリード線22を介して検査信号を取り出
せるように構成されている。
【0074】検査テーブル装置7は、位置決め装置11
上に固定されるべースプレート23と、このベースプレ
ート23上に複数の支柱24を介して支持されるテーブ
ル板25と、このテーブル板25の上面に、自然状態で
所定高に弾性的に浮き上がった状態で保持される浮き上
がりプレート26とを備える。なお、図3に示す浮き上
がりプレート26は、図を判りやすくするために、テー
ブル板25に密着させた状態を表している。
【0075】上記テーブル板25の中央部下部には、下
部検査ヘッド6が設けられている。この下部検査ヘッド
6は、上記テーブル板25の下面に取付けられる取付け
プレート27と、この取付けプレート27に複数の支柱
28を介して支持されるプローブ保持プレート29とを
備えており、このプローブ保持プレート28に検査プロ
ーブ30の基端部が植設されているとともに、検査プロ
ーブ30の先端部がテーブル板25から上方に向けて突
出させられている。なお、上記検査プローブ30の構造
及び取付け構造は、上記上部検査ヘッド4に設けたもの
と同様であるのでその説明は省略する。
【0076】上記浮き上がりプレート26は、上記テー
ブル板25から弾力付勢されつつ突出させられる浮き子
31によって、所定高さに持ち上げられるように構成さ
れている。
【0077】上記浮き子31は、図3、図7及び図8に
示すように、上記テーブル板25に形成された保持孔3
2に、バネ33によって弾力付勢されつつ上記テーブル
板25の表面から退避可能に突出して保持されており、
検査プローブ30の先端部が浮き上がりプレート26の
上面から相対的に沈み込む位置まで、上記浮き上がりプ
レート26を持ち上げるように構成されている。
【0078】本願発明に係る検査装置1においては、上
記検査テーブル装置27上に、検査対象たるプリント配
線基板41を、プレート状検査治具34と一体的に位置
決め載置し、上記上部検査ヘッド4に保持された検査プ
ローブ17と上記テーブル板25に保持される検査プロ
ーブ30を上下方向から接触させて検査を行う。
【0079】本実施の形態に係る上記プレート状検査治
具34は、厚さ約0.5mmのポリカーボネート製の薄
板矩形状の透明プレートから形成されている。図4及び
図5に示すように、このプレート状検査治具34には、
プリント配線基板41を保持する基板保持領域35が中
央部に設けられているとともに、この基板保持領域35
の両側部に複数の位置決め孔36a〜36iを形成した
位置決め領域37が設けられている。
【0080】一方、図3、図7及び図8に示すように、
上記テーブル板25には、上記位置決め孔36a〜36
iに係入する4本の位置決めピン38が突設されてい
る。
【0081】上記位置決めピン38は、上記テーブル板
25に形成された保持孔39に、バネ40によって弾力
付勢されつつ上記テーブル板25及び浮き上がりプレー
ト26の表面から先端部を突出させて保持されている。
上記プレート状検査治具34の位置決め孔36a〜36
iに、上記位置決めピン38が係入することにより、プ
レート状検査治具34及びこれに保持されるプリント配
線基板41を上記テーブル板25上の所定位置に位置決
めする。
【0082】上記位置決めピン38の突出高さは、図8
に示すプリント配線基板41の検査状態においては、上
記位置決め孔36a〜36iに深く係入してプレート状
検査治具34を移動不可能に固定できるように設定され
る。一方、図7に示す位置決め状態においては、位置決
めピン38の頭部が位置決め孔36a〜36iに係合し
てこれを位置決めできるとともに、上記係合をバネ39
の弾力に抗して容易に解除できるように設定されてい
る。上記プレート状検査治具34を浮き上がりプレート
26の上面を摺動させることにより、位置決めピン38
を上記位置決め孔36a〜36iに順次係入させて、上
記プレート状検査治具34を所定の検査位置に順次位置
決めできるように構成している。
【0083】本実施の形態においては、上記位置決めピ
ン38とプレート状検査治具34を用いて、9箇所の検
査領域41a〜41iを備えるプリント配線基板41、
換言すれば、9個取りのプリント配線基板の各検査領域
を、一つの検査領域に対応する検査プローブを備える上
下の検査ヘッド4,6によって検査できるように構成し
ている。
【0084】すなわち、図4に示すように、本実施の形
態に係るプレート状検査治具34には、上記各検査領域
41a〜41iに対応するピッチで、位置決め孔36a
〜36iが両側部にそれぞれ形成されており、これら位
置決め孔36a〜36iに左右の2箇所にそれぞれ設け
た位置決めピン38を順次係入させることにより、上記
位置決め孔36a〜36iに対応する各検査領域41a
〜41iを、上下の検査ヘッド4,6に対向する検査位
置に順次位置決めすることができる。
【0085】たとえば、図7に示す上部検査ヘッド4を
上昇させた状態で、下部検査ヘッド6の前後左右に設け
た4本の位置決めピン38を、図4に示す左右の36e
で示す位置決め孔に係入させることにより、中央部の検
査領域41eを検査ヘッド4,6に対向する検査位置に
位置決めできる。
【0086】上記位置決め状態で、操作アーム10を回
動させて上部検査ヘッド4を下降させていくと、図8及
び図9に示すように、ヘッドプレート18から突出する
各検査プローブ17の先端部が、上記プレート状検査治
具34の各プローブ案内孔42に突入してプリント配線
基板41の上面の検査接点に接触させられるとともに、
ヘッドプレート18の下面がプレート状検査治具34及
びプリント配線基板41を下方に押圧する。これによ
り、浮き子31に支持された浮き上がりプレート26が
下方に変位し、下側検査プローブ30が浮き上がりプレ
ート26の上面から上方に突出してプリント配線基板4
1の下面の検査接点に接触させられる。この状態で、各
検査プローブ17,30に通電して、プリント配線基板
41の検査が行われる。
【0087】上記検査終了後、操作アーム10を回動さ
せて上部検査ヘッド4を上昇させると、上側検査プロー
ブ17がプローブ案内孔42から抜け出るとともに、バ
ネ33によって弾力付勢された浮き子31に押圧された
浮き上がりプレート26がテーブル板25から浮き上が
り、下側検査プローブ30の先端部がプリント配線基板
41から離間して、図7に示す状態に復帰する。
【0088】図7に示す状態においては、プレート状検
査治具34及びプリント配線基板41が、位置決めピン
38と位置決め孔36eとの係合によって仮止めされた
状態となる。このため、上記位置決めピン38と位置決
め孔36eとの係合を、位置決めピン38の弾力に抗し
て解除する等して、プレート状検査治具34を図4の矢
印で示す方向に想像線で示す位置まで移動させ、次の検
査領域を検査位置に位置決めすることができる。しか
も、上記位置決めピン38の弾力によって、所望の位置
に段階的に係止することができるため、プレート状検査
治具34の位置決め作業を容易に行うことができる。
【0089】本実施の形態においては、プレート状検査
治具34の下面にプリント配線基板41を貼着保持して
検査を行う。上記プレート状検査治具34の基板保持領
域35には、図4に示すように、プリント配線基板41
を貼着固定するための一対の矩形開口部43が形成され
ており、図6に示すように、この開口部43を介して粘
着テープ44をプレート状検査治具34とプリント配線
基板41とに掛け渡し状に貼りつけることにより、上記
プリント配線基板41をプレート状検査治具34に貼着
保持させる。これにより、図5に示すように、上記プリ
ント配線基板41とプレート状検査治具34とが一体的
に貼着接合される。
【0090】粘着テープ44を用いることにより、プレ
ート状検査治具34に対するプリント配線基板41の貼
着作業を容易に行うことができる。
【0091】さらに、図7ないし図9に示すように、上
記プレート状検査治具34には、プリント配線基板41
の検査接点に対応したプローブ案内孔42が、それぞれ
の検査領域41a〜41iに対接する部分に形成されて
いる。このプローブ案内孔42は、図9に示すように、
検査プローブ17の外径より若干大きな内径で形成され
ており、検査プローブの配列精度が多少低下しても、各
検査プローブ17を所定の検査接点まで確実に案内する
ことができる。したがって、検査を精度高く、また確実
に行うことができる。
【0092】また、プローブ案内孔によって検査中の検
査プローブ17を保護できるため、検査中に検査プロー
ブ17が曲折したり、損傷を受けたりするのを防止でき
る。
【0093】さらに、上記プローブ案内孔42とプリン
ト配線基板41上の検査接点とを重ね合わせることによ
り、プリント配線基板41をプレート状検査治具34に
精度高く位置決めして保持させることができる。
【0094】さらに、本実施の形態においては、特にプ
リント配線基板41の上面に、プローブ案内孔42を形
成したプレート状検査治具34を貼着している。これに
よって、上記昇降手段8の精度を補うことが可能とな
り、廉価な検査装置を提供することができる。
【0095】図10及び図11に、多数個取りプリント
配線基板の検査を行う場合に、検査位置に位置決めされ
たプリント配線基板41の各検査領域41a〜41iを
識別するための検査領域識別手段の一例を示す。
【0096】図10に示すように、プレート状検査治具
45の手前側に、プリント配線基板41の各検査領域4
1a〜41iに対応した配列及びピッチA,Bで、識別
孔46a〜46iが形成されている。一方、図11に示
すように、検査テーブル装置7の手前下面には、光源装
置47が設けられており、テーブル装置7に形成した照
射孔48を介して上方に向けて光を照射できるように構
成されている。
【0097】上記照射孔48は、プリント配線基板41
の所定の検査領域が検査位置に位置したとき、この検査
領域に対応して形成された識別孔と重なるように形成さ
れている。たとえば、検査領域41eが検査位置に位置
決めされたとき、識別孔46eが上記照射孔48に対応
するように構成されている。したがって、検査位置に位
置決めされた検査領域に対応する識別孔から光が照射さ
れ、検査されている検査領域がプレート状検査治具34
上に表示される。
【0098】上記構成によって、多数個取り基板の検査
作業を迅速に行うことができるとともに、再検査を行う
場合でも、プリント配線基板41の所望の検査領域を容
易に位置決めすることができる。
【0099】図12に、電子部品を搭載した状態でプリ
ント配線基板41の検査を行うことのできる検査装置に
係る実施の形態を示す。
【0100】図12は、電子部品50,51,52を上
面に、電子部品53,54,55,56を下面に搭載し
たプリント配線基板41を検査する検査装置の要部の断
面を表している。
【0101】この図に示すように、本実施の形態におい
ては、プリント配線基板41の上側に補助プレート57
が積層貼着されている一方、下側にプレート状検査治具
58が積層貼着されている。
【0102】上側に貼着される補助プレート57には、
プリント配線基板41の上面に搭載された電子部品5
0,51,52を各々収容して、ヘッドプレート18と
プリント配線基板との干渉を回避する切欠き穴部59,
60,61が形成されている。また、検査プローブ17
をプリント配線基板41の検査接点に誘導案内するプロ
ーブ案内孔62が形成されている。
【0103】一方、下側に貼着されるプレート状検査治
具58には、電子部品53,54,55,56を一括し
て収容する一つの切欠き穴部63が形成されている。ま
た、基板保持領域64の両側に、位置決めピン38に係
合する位置決め孔36を形成した基板位置決め領域65
が設けられているのは、上述した実施の形態と同様であ
る。
【0104】上記補助プレート57とプレート状検査治
具58は、基板保持領域64の縁部に設けた位置決めス
ペーサ66によって連結されている。この位置決めスペ
ーサ66は、補助プレート57及びプレート状検査治具
58に形成した係合孔67,68に係合して、補助プレ
ート57及びプレート状検査治具58を互いに連結する
連結凸部69,70を備えるとともに、補助プレート5
7及びプレート状検査治具58をプリント配線基板41
の厚さに対応して保持するスペーサ部71とを備えて構
成されている。
【0105】上記補助プレート57及びプレート状検査
治具58は、上記位置決めスペーサ66を介して精度高
く接合されるとともに、中間部に電子部品を搭載したプ
リント配線基板41を保持する。
【0106】上記補助プレート57及びプレート状検査
治具58の厚さは、対接する面に搭載される電子部品の
高さに対応した厚さに設定されているため、各電子部品
を補助プレート57あるいはプレート状検査治具58の
表面から突出することなく保持することができる。この
ため、プレート状検査治具とともにプリント配線基板を
摺動させて、各検査領域を順次検査位置に位置決めして
検査を行うことができる。これにより、電子部品を搭載
したプリント配線基板を効率よく検査することができ
る。
【0107】なお、検査装置の他の構成は、図7に示す
ものと同様であるので説明は省略する。
【0108】図13は、プリント配線基板に搭載されて
いない電子部品を、上記電子部品の接続部位に接触する
検査プローブの基端部に接続して検査を行う検査装置の
要部断面図である。
【0109】この図に示すように、プリント配線基板4
1の下面には、電子部品72,73,74が搭載されて
いるとともに、補助プレート80が積層貼着されてい
る。一方、プリント配線基板41の上面には電子部品は
装着されておらず、プレート状検査治具81が積層貼着
されている。そして、上記プリント配線基板41に搭載
されるべき電子部品75は、上部検査ヘッド4の上面に
突出する検査プローブ76の基端部に接続されている。
【0110】上記電子部品75は、あらかじめ性能が確
認された標準電子部品であり、この装置によってプリン
ト配線基板41の検査を行うことにより、中間工程にお
いて、全ての電子部品を搭載したものとしてプリント配
線基板41の検査を行うことができる。
【0111】上記検査を行うことにより、片面に電子装
置72,73,74を搭載したプリント配線基板41を
検査して、基板等の不良を確認することが可能となり、
基板あるいは電子部品の修理交換を容易に行うことがで
きる。また、演算装置等の高価な電子部品を組み付ける
前にプリント回路基板あるいは他の電子部品の良否をチ
ェックできるため、製品の歩留りが向上しコストの削減
に寄与することもできる。
【0112】本願発明の範囲は、上述の実施の形態に限
定されることはない。
【0113】実施の形態においては、9個取りのプリン
ト配線基板に本願発明を適用したが、1個取りのプリン
ト配線基板、あるいは10個以上の電子装置に対応した
多数個取りのプリント配線基板に適用することができ
る。
【0114】また、プリント配線基板とプレート状検査
治具との接合方法も実施の形態に限定されることはな
く、たとえば、プリント配線基板に形成した位置決め穴
等を利用して接合することができる。
【0115】また、実施の形態においては、透明な樹脂
材料から形成されたプレート状検査治具を採用したが、
金属材料等他のプレート状材料を採用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る検査装置の正面図である。
【図2】本願発明に係る検査装置の側面図である。
【図3】検査装置の要部を示す拡大断面図である。
【図4】プレート状検査治具にプリント配線基板を保持
させた平面図である。
【図5】図4に示すプレート状検査治具の側面図であ
る。
【図6】図4におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】検査装置の要部の断面図であり、上部検査ヘッ
ドが離間した状態を示す図である。
【図8】検査装置の要部の断面図であり、プリント配線
基板の検査を行っている状態を示す図である。
【図9】図8の要部の拡大断面図である。
【図10】検査領域識別手段の一例を示す平面図であ
る。
【図11】図10のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】電子部品を搭載したプリント配線基板の検査
を行う検査装置の要部断面図である。
【図13】一部の電子部品を検査プローブに接続して検
査を行う検査装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 検査装置 4 上部検査ヘッド 6 下部検査ヘッド 7 検査テーブル 17 検査プローブ 30 検査プローブ 34 プレート状検査治具 35 基板保持領域 36 位置決め孔 37 基板位置決め領域 38 位置決めピン 41 プリント配線基板 42 プローブ案内孔 57 補助プレート

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の検査位置にプリント配線基板を位
    置決め保持できる検査テーブルと、検査プローブを上記
    プリント配線基板に対して接触離間可能に保持する検査
    ヘッドとを備えるプリント配線基板の検査装置であっ
    て、 上記プリント配線基板を一体的に保持する基板保持領域
    と、この基板保持領域の周囲に配置される基板位置決め
    領域とを設けたプレート状検査治具と、 上記検査テーブルないし上記基板位置決め領域に設けら
    れ、上記プレート状検査治具を検査テーブルの所定位置
    に位置決めする位置決め手段とを備え、 上記プリント配線基板を上記プレート状検査治具を介し
    て上記検査テーブルの所定の検査位置に位置決めするよ
    うに構成したことを特徴とする、プリント配線基板の検
    査装置。
  2. 【請求項2】 上記プレート状検査治具は、上記プリン
    ト配線基板を挟むようにして配置されるとともに配線パ
    ターン及び/又は搭載された電子部品を保護する補助プ
    レートを備える、請求項1に記載のプリント基板の検査
    装置。
  3. 【請求項3】 上記プレート状検査治具及び/又は補助
    プレートに、各検査プローブをプリント配線基板の検査
    接点に誘導案内するプローブ案内孔を設けた、請求項1
    又は請求項2のいずれかに記載のプリント配線基板の検
    査装置。
  4. 【請求項4】 上記プリント配線基板及び/又は補助プ
    レートに、プリント配線基板に搭載された電子部品との
    干渉を避ける切欠き部が形成されている、請求項1から
    請求項3のいずれかに記載のプリント配線基板の検査装
    置。
  5. 【請求項5】 上記位置決め手段は、上記検査テーブル
    に設けた位置決めピンと、上記基板位置決め領域に形成
    されて上記位置決めピンが係入させられる位置決め孔と
    を備えて構成される、請求項1から請求項4のいずれか
    に記載のプリント配線基板の検査装置。
  6. 【請求項6】 複数の電子装置に対応する複数の検査領
    域を備えるプリント配線基板の検査を行うプリント配線
    基板の検査装置であって、 上記検査ヘッドが、一つの検査領域に対応する検査プロ
    ーブを備える一方、 上記位置決め手段は、上記プリント配線基板を、上記各
    検査領域が上記検査プローブに対向する複数の検査位置
    に、順次位置決めして検査を行うように構成されてい
    る、請求項1から請求項5のいずれかに記載のプリント
    配線基板の検査装置。
  7. 【請求項7】 上記位置決め手段は、上記検査テーブル
    に設けた位置決めピンと、プリント配線基板の上記各検
    査領域に対応して上記基板位置決め領域に設けた複数組
    の位置決め孔とを備えて構成されており、 上記位置決めピンを上記位置決め孔に順次係入させるこ
    とにより、プレート状検査治具を介してプリント配線基
    板の各検査領域を所定の検査位置に順次位置決めできる
    ように構成した、請求項6に記載のプリント配線基板の
    検査装置。
  8. 【請求項8】 両面に検査領域を備えるプリント配線基
    板の検査を行うプリント配線基板の検査装置であって、 検査テーブルに位置決め保持されるプリント配線基板を
    挟むようにして配置される一対の検査ヘッドを設けた、
    請求項1から請求項7のいずれかに記載のプリント配線
    基板の検査装置。
  9. 【請求項9】 検査位置に位置決めされたプリント配線
    基板の検査領域を識別する検査領域識別手段を設けた、
    請求項6から請求項8のいずれかに記載のプリント配線
    基板の検査装置。
  10. 【請求項10】 所定の検査位置にプリント配線基板を
    位置決め保持できる検査テーブルと、検査プローブを上
    記プリント配線基板に対して接触離間可能に保持する検
    査ヘッドとを備えるプリント配線基板の検査装置におけ
    る上記検査テーブル上で、プリント配線基板を所定の検
    査位置に位置決めするためのプレート状検査治具であっ
    て、 上記プリント配線基板を一体的に保持する基板保持領域
    と、上記基板保持領域の周囲に配置された基板位置決め
    領域とを備え、 上記基板位置決め領域に、上記検査テーブルに設けた位
    置決め手段と共働して、プリント配線基板を所定の検査
    位置に位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴と
    する、プレート状検査治具。
  11. 【請求項11】 上記プレート状検査治具は、プリント
    配線基板を挟むようにして配置されるとともに配線パタ
    ーン及び/又は搭載された電子部品を保護する補助プレ
    ートを備える、請求項10に記載のプレート状検査治
    具。
  12. 【請求項12】 上記プレート状検査治具の基板保持領
    域及び/又は補助プレートに、プリント配線基板に搭載
    された電子部品との干渉を回避する切欠き部を設けたこ
    とを特徴とする、請求項10又は請求項11のいずれか
    に記載のプレート状検査治具。
  13. 【請求項13】 上記プレート状検査治具の基板保持領
    域及び/又は補助プレートに、各検査プローブを案内し
    てプリント配線基板の検査接点に誘導するプローブ案内
    孔を設けた、請求項10から請求項12のいずれかに記
    載のプレート状検査治具。
  14. 【請求項14】 基板位置決め領域に形成された位置決
    め手段が、検査テーブルに設けた位置決めピンに係合す
    る位置決め孔である、請求項10から請求項13のいず
    れかに記載のプレート状検査治具。
  15. 【請求項15】 複数の電子装置に対応した複数の検査
    領域を備えるプリント配線基板の位置決めを行うプレー
    ト状検査治具であって、 基板位置決め領域に形成された位置決め手段は、上記プ
    リント配線基板を、上記各検査領域が上記検査プローブ
    に対向する複数の検査位置に、検査テーブルに設けた位
    置決め手段と共働して順次位置決めして検査を行うよう
    に構成されている、請求項10から請求項14のいずれ
    かに記載のプレート状検査治具。
  16. 【請求項16】 所定の検査位置にプリント配線基板を
    位置決めする検査テーブルと、検査プローブを上記プリ
    ント配線基板に対して接触離間可能に保持する検査ヘッ
    ドとを備えるプリント配線基板の検査装置における検査
    方法であって、 上記検査テーブルに設けた位置決め手段と共働して位置
    決めを行う位置決め手段を備えるプレート状検査治具に
    上記プリント配線基板を貼着保持させ、 上記プレート状検査治具を介して、上記プリント配線基
    板を所定の検査位置に位置決めして検査を行う、プリン
    ト配線基板の検査方法。
  17. 【請求項17】 一つの電子装置に対応する検査プロー
    ブを設けた検査装置を用いて、複数の電子装置に対応す
    る複数の検査領域を備えるプリント配線基板の検査を行
    うプリント配線基板の検査方法であって、 複数の検査位置に位置決めできる位置決め手段を設けた
    プレート状検査治具に上記プリント配線基板を貼着保持
    させ、 上記プレート状検査治具を介して、上記プリント配線基
    板の各検査領域を、上記検査プローブに対向する所定の
    検査位置に順次位置決めして検査を行う、プリント配線
    基板の検査方法。
  18. 【請求項18】 検査プローブが、各検査領域に対応し
    て上記プレート状検査治具に形成されたプローブ案内孔
    を介して、上記プリント配線基板の検査接点に誘導接触
    させられる、請求項16又は請求項17のいずれかに記
    載のプリント配線基板の検査方法。
  19. 【請求項19】 搭載されるべき一部又は全部の電子部
    品を搭載したプリント配線基板の検査方法であって、プ
    レート状検査治具の基板保持領域及び/又は補助プレー
    トに形成した切欠き部に、プリント配線基板に搭載され
    た電子部品を収容して検査を行うことを特徴とする、請
    求項16から請求項18のいずれかに記載のプリント配
    線基板の検査方法。
  20. 【請求項20】 一部の電子部品を搭載したプリント配
    線基板の検査を行うプリント配線基板の検査方法であっ
    て、 上記プリント配線基板に搭載されていない電子部品を、
    上記電子部品の接続部位に接触する検査プローブの基端
    部に接続して検査を行う、請求項16から請求項19の
    いずれかに記載のプリント配線基板の検査方法。
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