JPH11506515A - 圧縮空気コンディショナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 圧縮空気コンディショナーは圧力調整器、オイル噴霧器（１′′′）、凝縮液分離器（１′）のような容易に交換可能な個別的なモジュール（１）からなっている。個々のモジュール（１）は場合によっては、瞬時の運転状態およびまたは予め設定された限界値のための発信器（８）を備えている。圧縮空気コンディショナーは、個々のモジュール（１′，１′′′）に加えて、表示兼監視モジュール（１″）を備えている。この表示兼監視モジュール（１″）は、個々のモジュール（１）によって検出された運転状態およびまたは故障状態のための光学式およびまたは音響式報知器（１０）を備えている。その際、この報知器（１０）はモジュール（１）の所属の発信器（８）に容易に接続可能である。それによって、必要なメンテナンス作業または故障を容易に認識可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 圧縮空気コンディショナー 本発明は、圧力調整器、オイル噴霧器、凝縮液分離器のような容易に交換可能 な個別的なモジュールからなり、個々のモジュールが場合によっては、瞬時の運 転状態およびまたは予め設定された限界値のための発信器を備えている、圧縮空 気コンディショナー（圧縮空気メンテナンス装置）に関する。 このような圧縮空気コンディショナーはドイツ連邦共和国特許出願公開第４０ ３２５１５号公報によって知られている。個々のモジュールの運転状態の監視は 、報知器の構造が異なるために困難である。故障または必須のメンテナンス作業 は認識が困難であり、必要なメンテナンス作業を行うことができないという危険 がある。個々のモジュールの形が異なることにより、このようなコンディショナ ーの好ましくない全体的印象が生じる。開放配置された点検窓のために、いろい ろな国において、損傷時に環境を損なわないようにするために、被覆のための規 定があり、そして付加的なカバーまたはケーシング部品が必要である。 上記の欠点を避けるために、本発明の根底をなす課題は、必要なメンテナンス 作業または故障を容易に認識可能であるように、冒頭に述べた種類の圧縮空気コ ンディショナーを改良することである。 この課題を解決するために、本発明では、個々のモジュールに加えて、表示兼 監視モジュールが設けられ、この表示兼監視モジュールが、個々のモジュールに よって検出された運転状態およびまたは故障状態のための光学式およびまたは音 響式報知器を備え、この報知器がモジュールの所属の発信器に容易に接続可能で ある。運転圧力の報知器の配置と、対応するモジュールの充填レベル限界値の報 知器の配置が特に重要である。 運転にとって重要なすべての報知器を、１個のモジュールに集中させて配置し たことにより、監視が一目瞭然であり、かつ簡単である。制御機器、付加的な報 知器等との電子的な接続は短い距離で行うことができる。なぜなら、表示兼監視 モジュールのタップを１個だけしか必要としないからである。 報知器の一目瞭然の配置と共に視覚的に推察される外観は、個々のモジュール がアンダーカットされた縦溝を有する中空成形体を備え、隣接するモジュールが この縦溝を介して容易に交換可能に相互連結されていることによって得られる。 このように並べて配置されたモジュールはその形状が互いに最適に適合し、最適 な工業デザインを保証する。 隣接するモジュールを容易に交換可能に連結するために、Ｕ字形のクリップが 設けられ、このクリップの脚部は連結すべきモジュールの隣接する縦溝に収容さ れている。それによって、個々のモジュールの交換が工具なしに少ない操作で可 能である。 各々の中空成形体は好ましくは少なくとも４つの縦溝を備えている。それによ って、場合によっては貫通する供給通路を漏れないように接続するための他の手 段を必要としないで、隣接する２つのモジュールを１個のクリップによってばら ばらにならないように保持することができる。 表示兼監視モジュールは、異なる使用要求に容易に適合可能に、交換可能な挿 入部材を備えることができる。この挿入部材には、報知器の電子装置のための少 なくとも１つの基板が保持されている。この場合、基板はモジュールの発信器に 通じる導線のためのソケットを支持している。要求に対応して、適当な挿入部材 を選択可能であり、かつ表示兼監視モジュールに使用可能である。簡単な部材交 換によって、メンテナンスおよび特に修理が少ないコストでかつ短時間で、しか も運転中に可能である。 挿入部材は好ましくは、中空成形体に軸方向に挿入可能に形成されている。挿 入部材は更に、ソケットに装着される、モジュールの発信器からの導線を供給す るために、下側が開放するように形成されている。 挿入部材は中空成形体の前にある点検板を備え、この点検板内に、報知器の光 学式表示装置が見ることができるように配置されていると、構造的コストが少な くて済む。 運転中も運転を妨害しないで挿入部材の交換を可能にするために、挿入部材は 空気継手を備え、この空気継手を介して、表示兼監視モジュールのマノメータカ プセルがすべてのモジュールを通過する空気通路に接続され、挿入部材を表示兼 監視モジュールから取り外す際に空気継手が自動的に閉じる。そのために、空気 継手は挿入部材に固定連結された突棒突出部を備え、空気継手の弁体がこの突棒 突出部によってその“据え付け位置”に保持されている。 いろいろなモジュールのためにできるだけ多くの同じ部品を使用できるように するために、各々のモジュールは中空成形体を上側から閉鎖する頭部材を備え、 この頭部材を通って空気通路が案内されている。更に、中空成形体を有する各々 のモジュールは、下側から中空体を閉鎖する底部材を備え、発信器と報知器を接 続する導線がこの底部材内を案内され、場合によっては付加的なカバーの背後で 案内されている。モジュールの重要な機能要素は頭部材と底部材によって支持さ れるので、この機能要素は予め組み立てられ、最終組み立て時に中空成形体に簡 単に嵌め込まれる。頭部材と底部材はそれぞれ、所属の中空成形体を密閉するの で、個々の要素によって付加的なシール手段が不要である。 例えばオイル噴霧器の貯蔵オイルの充填レベルまたは凝縮液分離器の充填レベ ルを容易に認識できるようにするために、点検窓によって密閉された少なくとも １つのスリット状の貫通穴が中空成形体に設けられていると、製作コストが非常 に少なくて済む。 本発明の他の実施形は従属請求項から推察可能であり、その効果と共に、次の 記載において添付の図に基づいて詳しく説明する。 図１は圧縮空気コンディショナーの正面図、 図２は図１に示した調節器の断面図、 図３は図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った表示兼監視モジュールの断面図、そし て、 図４はモジュール組み込み体を省略した、図２のＩＶ−ＩＶ線に沿った他の断 面図である。 圧縮空気コンディショナー（圧縮空気メンテナンス装置）の図示実施の形態に は３個のモジュール１、すなわち凝縮液分離器１′、表示兼監視モジュール１″ およびオイル噴霧器１′′′が設けられている。 個々のモジュール１はそれぞれ、押出し成形された、特にアルミニウムからな る中空成形体２′，２″，２′′′を備えている。この中空成形体はそれぞれ、 上側 が頭部材３′，３″，３′′′によって閉鎖され、下側が底部材４′，４″，４ ′′′によって閉鎖されている。 頭部材３′，３″，３′′′を通って空気通路５が案内されている。凝縮液分 離器１′内では公知のごとく、空気通路５を通って案内される空気から凝縮液が 分離され、中空成形体１′の下側に捕集される。捕集された凝縮液は保護フィル タ６を経て排出弁７から排出可能である。 凝縮液分離器１′の底部材４′には、充填レベルプローブの形をした２個の発 信器（センサ）８が設けられている。この発信器の上側の自由端は、凝縮液の液 面がそこまで上昇するときに、導線９を経て報知器１０に信号を供給する。 中空成形体２′の貫通穴１１には更に、その都度の凝縮液のレベルを容易に認 識できるようにするために、点検窓１２が設けられている。凝縮液分離器の構造 は、主要な部品が頭部材３′または底部材４′によって保持されていることを除 いて知られているので、機能の詳しい説明は不要でる。 オイル噴霧器１′′′についても同様である。オイル噴霧器の場合、２個の発 信器（センサ）８が底部材４′′′内に設けられている。この発信器を介して充 填レベルが検出され、それによって公知のごとく、導線９′を介して表示兼監視 モジュール１″の報知器１０′で、オイルレベル限界が認識可能である。 表示兼監視モジュール１″は下側から中空成形体１″に挿入可能な挿入部材１ ３を備えている。この挿入部材内には、図３に示すように、電子表示装置、特に 必要な電子部品を備えた１個または複数の基板１４が収納されている。この基板 １４の少なくとも１つは、導線９，９′のプラグ１６のためのソケット１５を備 えている。１個の基板１４は、図１，３から判るように、光学式表示要素を収容 するための点検基板１４′として形成可能である。この場合、例えば瞬時の運転 圧力のためのデジタル式圧力表示器１７を設けることもできる。 挿入部材３内に更に、空気通路５の運転圧力を監視するための圧力センサ１８ を設けると合目的である。 運転中、挿入部材１３を交換できるようにするために、頭部材３″内に空気継 手１９が設けられている。この空気継手は弁体２０を備え、この弁体は挿入部材 １３の突捧突出部２１を介して、挿入部材の組み込み状態で開放保持され、通路 ５を圧力センサ１８に接続する。 個々のモジュール１は、特に図４から判るように、クリップ２２を介して互い に連結されている。そのために、中空成形体２はアンダーカットされた縦溝２３ を有する。各々の中空成形体２′，２″，２′′′はこのような縦溝２３を少な くとも４つ備えている。この縦溝はＬ字形の横断面を有し、Ｕ字形のクリップ２ ２の脚部はこの縦溝に適合したＵ字形の横断面を有する。 凝縮液分離器１′とオイル噴霧器１′′′の中空成形体２′，２′′′は同一 に形成されているので、経済的な製作が可能である。この中空成形体２′，２′ ′′は付加的な縦溝２３′を備えている。この縦溝は例えば圧縮空気コンディシ ョナーを壁に付加的に固定する働きをする。しかし、調節補助等のためのシール ドを収容する働きをしてもよい。 報知器１０を表示兼監視モジュール１′にまとめたことにより、全体の運転チ ェックがひと目で可能であるので、最適な調節および運転が達成される。任意の 場所から監視およびチェックを可能にするために、全体の監視装置は１個の接続 部材を介して工場のＥＤＶシステムに接続可能である。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年１月２４日 【補正内容】 請求の範囲 １．圧力調整器、オイル噴霧器（１′′′）、凝縮液分離器（１′）のような容 易に交換可能な個別的なモジュール（１）からなり、個々のモジュール（１）が 瞬時の運転状態およびまたは予め設定された限界値のための少なくとも１個の発 信器（８）を備えている、圧縮空気コンディショナーにおいて、個々のモジュー ル（１′，１′′′）に加えて、表示兼監視モジュール（１″）が設けられ、こ の表示兼監視モジュール（１″）か、個々のモジュール（１）によって検出され た運転状態およびまたは故障状態のための光学式およびまたは音響式報知器（１ ０）を備え、この報知器（１０）がモジュール（１）の所属の発信器に容易に接 続可能であることを特徴とする圧縮空気コンディショナー。 ２．個々のモジュール（１）がアンダーカットされた縦溝（２３）を有する中空 成形体を備え、隣接するモジュール（１）がこの縦溝を介して容易に交換可能に 相互連結されていることを特徴とする請求項１記載の圧縮空気コンディショナー 。 ３．隣接するモジュールを容易に交換可能に連結するために、Ｕ字形のクリップ （２２）が設けられ、このクリップの脚部（２４）が連結すべきモジュール（１ ）の隣接する縦溝（２３）に収容されていることを特徴とする請求項２記載の圧 縮空気コンディショナー。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キュテル、ルドヴィッヒ ドイツ連邦共和国 デー−71111 ヴァル デンブッハ マリエンバデル ヴェーク ８ (72)発明者 シュルツ、クリストフ ドイツ連邦共和国 デー−70565 シュト ゥットガルト オステルブロンシュトラー セ 63 (72)発明者 テテーカ、ウルリーケ ドイツ連邦共和国 デー−72766 レウト リンゲン ゴトリエーブ−ハルツァー−ヴ ェーク 37

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．圧力調整器、オイル噴霧器（１′′′）、凝縮液分離器（１′）のような容 易に交換可能な個別的なモジュール（１）からなり、個々のモジュール（１）が 場合によっては、瞬時の運転状態およびまたは予め設定された限界値のための発 信器（８）を備えている、圧縮空気コンディショナーにおいて、個々のモジュー ル（１′，１′′′）に加えて、表示兼監視モジュール（１″）が設けられ、こ の表示兼監視モジュール（１″）が、個々のモジュール（１）によって検出され た運転状態およびまたは故障状態のための光学式およびまたは音響式報知器（１ ０）を備え、この報知器（１０）がモジュール（１）の所属の発信器に容易に接 続可能であることを特徴とする圧縮空気コンディショナー。 ２．個々のモジュール（１）がアンダーカットされた縦溝（２３）を有する中空 成形体を備え、隣接するモジュール（１）がこの縦溝を介して容易に交換可能に 相互連結されていることを特徴とする請求項１記載の圧縮空気コンディショナー 。 ３．隣接するモジュールを容易に交換可能に連結するために、Ｕ字形のクリップ （２２）が設けられ、このクリップの脚部（２４）が連結すべきモジュール（１ ）の隣接する縦溝（２３）に収容されていることを特徴とする請求項２記載の圧 縮空気コンディショナー。 ４．各々の中空成形体（２）が少なくとも４つの縦溝（２３，２３′）を備えて いることを特徴とする請求項２または３記載の圧縮空気コンディショナー。 ５．２つの縦溝（２３）がモジュール（１）の互いに接する側において互いに間 隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項４記載の圧縮空気コンディシ ョナー。 ６．縦溝（２３）がＬ字形横断面を有し、クリップ（２２）の脚部（２４）がこ の縦溝に適合したＵ字形の横断面を有することを特徴とする請求項３〜５のいず れか一つに記載の圧縮空気コンディショナー（図４）。 ７．表示兼監視モジュール（１″）が交換可能な挿入部材（１３）を備え、この 挿入部材内に、報知器（１０）の電子装置用の少なくとも１個の基板（１４） が保持され、基板（１４）がモジュールの発信器（８）に通じる導線（９，９′ ）のためのソケット（１５）を支持していることを特徴とする請求項１記載の圧 縮空気コンディショナー。 ８．挿入部材（１３）が中空成形体（２″）に軸方向に挿入可能であり、更に、 ソケット（１５）に差込み可能である、モジュール（１′，１′′′）の発信器 （８）からの導線（９，９′）のプラグ（１６）を導入するために、挿入部材（ １３）の下側が開放形成されていることを特徴とする請求項７記載の圧縮空気コ ンディショナー。 ９．挿入部材（１３）が中空成形体（２″）の前にある点検板（１４）を備え、 この点検板内に、報知器（８）の光学式表示装置が見ることができるように配置 されていることを特徴とする請求項７または８記載の圧縮空気コンディショナー 。 10．挿入部材（１３）が空気継手（１９）を備え、この空気継手を介して、表示 兼監視モジュール（１″）のマノメータカプセル（１８）がすべてのモジュール （１）を通過する空気通路（５）に接続され、挿入部材（１３）を表示兼監視モ ジュール（１″）から取り外す際に空気継手（１９）が自動的に閉じることを特 徴とする請求項７または８記載の圧縮空気コンディショナー。 11．空気継手（１９）が挿入部材（１３）に連結された突棒突出部（２１）を備 え、空気継手（１９）の弁体（２０）がこの突棒突出部によってその“据え付け 位置”に保持されていることを特徴とする請求項１０記載の圧縮空気コンディシ ョナー。 12．中空成形体（２）を有する各々のモジュール（１）が、中空成形体（２）を 上側から閉鎖する頭部材（３）を備え、この頭部材を通って空気通路（５）が案 内され、中空成形体（２）を有するモジュール（１）がそれぞれ、下側から中空 体（２）を閉鎖する底部材（４）を備え、発信器（８）と報知器（１０）を接続 する導線（９）がこの底部材（４）内を案内され、場合によっては付加的なカバ ーの背後で案内されていることを特徴とする請求項２〜１１のいずれか一つに記 載の圧縮空気コンディショナー。 13．頭部材（３）と底部材（４）がそれぞれ中空成形体（１）を密閉し、中空成 形体（１）が頭部材（３）および底部材（４）と共に、圧力調整器、凝縮液分離 器（１′）、オイル噴霧器（１′′′）等のためのモジュール（１）を形成して いることを特徴とする請求項１２記載の圧縮空気コンディショナー。 14．点検窓（１２）によって密閉された少なくとも１つのスリット状の貫通穴（ １１）が中空成形体（２）に設けられていることを特徴とする請求項１〜１３の いずれか一つに記載の圧縮空気コンディショナー。