JPH11501089A - ポリアリーレンスルフィド溶融ブロー成形の方法および製品 - Google Patents

ポリアリーレンスルフィド溶融ブロー成形の方法および製品

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ポリアリーレンスルフィドとポリオレフィンとのブレンドを溶融ブロー成形するステップを含み、前記ポリオレフィンの量は、全ブレンドの約40重量%までである、ポリアリーレンスルフィド繊維、特にポリフェニレンスルフィド繊維の製造方法を提供する。また、本発明は、本発明の方法により製造した繊維、ウェブ、および他の製品も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアリーレンスルフィド溶融ブロー成形の方法および製品 技術分野 本発明は、一般に、ポリアリーレン(polyarylene)スルフィド樹脂溶融ブロ ー成形の方法(melt blowing methods)および製品に関する。特に、本発明は、ポ リフェニレンスルフィド(PPS)溶融ブロー成形方法、溶融ブロー成形した繊 維、および他の製品、特に種々のフィルター用途で有用な繊維ウェブ、に関する 。 発明の背景 PPSによって例示されるポリアリーレンスルフィド樹脂は、その耐薬品性お よび耐熱性で知られている。例えば、PPS不織布は、190℃もの高温で長時 間にわたり使用できる。このことは、ポリプロピレン繊維での80℃ポリエステ ル繊維での120℃ないし130℃という典型的な連続使用最高温度とは対照的 である。また、PPS繊維は優れた耐湿熱性(wet heat resistance)をも有し 、例えば、それは160℃までの温度の水蒸気中で使用できる。その優れた耐熱 性、耐湿熱性、耐薬品性、および難燃特性の結果、ポリアリーレンスルフィドは 、フィルター、難燃性電気絶縁材料、電池セパレータ、および水の電気分解によ り水素と酸素とを製造するのに用いられる電解槽(electrolyzer)用セパレータ 等の、広範な製品で使用されてきた。 アリーレンスルフィドポリマー、特にPPS、からの繊維および繊維状製品の 製造は、従前から知られている。一般に、PPS等のポリアリーレンスルフィド ポリマーは、エクストルーダ中で溶融される。次いで、該溶融ポリマーは、複数 のオリフィスから押し出される。加熱された高圧ガスが各オリフィスの両側に供 給され、溶融ポリマー流をブローする。溶融ポリマーは延伸されて細くなり、微 細繊維と成される(set to)。次いで、該繊維は、スクリーンコレ クタ上でウェブとして収集される。 高温にて、ポリマーを少なくとも部分的に硬化させることにより、溶融流量な いしメルトインデックスが75ないし800の範囲のポリマーを生成させるのに 充分な時間、固有粘度が0.15ないし0.25であるPPSポリマーを加熱する ことによって、PPS繊維が調製できるという示唆もある。次いで、上記の部分 的に硬化されたポリマーは、オリフィスを通して溶融紡糸された後、該溶融紡糸 されたフィラメントは溶融状態のまま延伸(drawing)される。 不幸にも、ポリアリーレンスルフィド樹脂、特にPPS樹脂の溶融ブロー成形 は、多くの困難に遭遇してきた。他の溶融プロセスよりも、一般的に、最大で約 40ないし70℃高い溶融ブロー成形で使用される高温、ポリアリーレンスルフ ィドの付随する重合、そしてチャー(char)の分解と生成により、溶融ブロー成 形は、最も困難な溶融押出しプロセスを代表するものである。ポリアリーレンス ルフィド樹脂を加熱し、溶融樹脂を適切な繊維化(fiberizing)ノズルに通過さ せることを含む、この溶融ブロー繊維成形の間、該溶融樹脂は重合および/また は架橋する傾向を有し、それにより、”ぶつ”(spitting)、ショット、または ボールが形成され、繊維化ノズルが目詰まりするとともに、形成された繊維の繊 度と品質が制限されてしまうのが一般的である。 業界では、これらの困難のいくつかを克服しようとする試みがなされてきた。 例えば、溶融PPSポリマーを、約125μmを超えない最大絶対孔等級(maxi mum absolute pore rating)を有する一次フィルター手段を通過させて、一次濾 過された溶融ポリマーを得てから、この一次濾過溶融ポリマーを、80μm超え ない最大絶対孔等級を有する二次フィルター手段を通過させて、二次濾過された ポリマーを得る。報告によれば、このような方法は、実質的にポリマー・ボール を有しない微細なPPS繊維から成る不織布の製造を見込んでいる(allows for )。この方法は、架橋タイプのポリアリーレンスルフィドと比較して、溶融状態 での高い熱安定性および良 好な流動性を有する線状高分子構造を持つPPSを使用する。 前記困難のいくつかを克服しようとする、もうひとつの試みにおいて、溶融ブ ロー設備は、頻繁な始動と遮断、および/または、通常はポリプロピレン等のポ リオレフィンで、定期的にパージされる。しかし、このような手法は、前記困難 を一次的に緩和するに過ぎず、繊維の製造効率、ならびに生産された繊維の質と 量を損なう。 かくして、実施が比較的容易でありながら、溶融ブロー成形装置でのショット の形成や目詰まりなどの前記困難を少なくとも部分的に回避する、ポリアリーレ ンスルフィドを溶融ブロー成形する改良された方法に対する要望が存在する。 本発明の目的は、このようなポリアリーレンスルフィドの溶融ブロー成形方法 、ならびにその結果として得られる、ポリアリーレンスルフィド繊維と他の製品 とを提供することにある。本発明の、これら目的および他の目的、そして利点は 、本明細書中での本発明の記載から明らかになるであろう。 発明の概要 本発明は、ポリアリーレンスルフィド繊維、特にPPS繊維の製造方法を提供 し、この製造方法は、ポリアリーレンスルフィドとポリオレフィンとのブレンド を溶融ブロー成形するステップを含み、ここに、該ブレンド中のポリオレフィン の量は、全ブレンド量の約40重量%までである。また、本発明は、本発明の方 法によって製造された繊維、ウェブ、および他の製品をも提供する。 図面の簡単な説明 図1は、PPSとポリプロピレンとのブレンドから製造した繊維状ウェブ試料 の示差走査熱量計(DSC)サーモグラムを示し、ここでポリプロピレンの量は 、全ブレンド量の3重量%である。x軸は走査の温度を表し、y軸は試料からの 、または試料への熱流(ワット/グラム)を表す。ピーク「A」はPPSの溶融 発熱を表し、ピーク「B」はポリプロピレンの溶融発熱を表す。 好ましい実施例の詳細な説明 本発明は、ポリアリーレンスルフィド中に、比較的低い百分率でポリオレフィ ンを含ませると、ポリアリーレンスルフィド単独の溶融ブロー成形に伴う加工上 の多くの欠点もなく、得られた溶融ブロー成形ポリアリーレンスルフィド製品に 悪影響を与えることなく、ポリアリーレンスルフィドの溶融ブロー成形が可能に なり、もっと驚くべきことに、得られた製品を特定の点で現実に改良するという 驚くべき発見に、少なくとも部分的に基づいている。かくして、溶融ブロー成形 装置、特に繊維化ノズル装置でのショット形成や目詰まりも無く、溶融ブロー成 形プロセスをかなり長時間にわたって連続的に操作できる。さらに、本発明によ る溶融ブロー成形を用いて、より小径の繊維が、より容易に製造できる。 いかなる特定の理論に束縛されことを求めるわけではないが、ポリオレフィン は、ポリアリーレンスルフィドとともにひとつのブレンドとして共存し、溶融ブ ロー成形プロセスにおける潤滑剤として効果的に機能すると考えられる。この潤 滑剤は、溶融ブロー成形装置の内部部品および押出しオリフィス、例えばノズル 、上へのポリアリーレンスルフィド樹脂の堆積(build up)を防ぐか、あるいは 少なくとも遅延させると考えられる。さもなければ、この樹脂は分解して問題の チャーになってしまう。溶融ブロー成形されたポリアリーレンスルフィド製品中 に残留する比較的少量のポリオレフィンは、何らの悪影響を及ぼさず、事実、偶 然にも、その溶融ブロー成形製品の望ましい繊維特性に対して有利な効果をもた らす。 本発明から得られる溶融ブロー成形ポリアリーレンスルフィド製品は、何点か の改良された望ましい特性を有する。例えば、本発明によるPPS繊維は、ポリ オレフィン添加剤を使用しないで製造した製品よりも白い。繊維の色は、加熱オ ーブン中で焼成した場合、ポリオレフィン添加剤を使用しないで製造した繊維よ りも良好なままであった。 繊維の耐油性は、ポリオレフィンを使用しないで製造した繊維よ りも良好であった。特に、5重量%ポリプロピレンを用いて製造した繊維は、ポ リプロピレンを用いずに製造した繊維よりも、204℃(400°F)での大豆 油浸漬に対して、より良好に耐えた。また、本発明の方法によって、もっと細い 繊維を製造することも可能であった。 従って、本発明は、ポリアリーレンスルフィドとポリオレフィンを含むブレン ドを溶融ブロー成形することによって、ポリアリーレンスルフィド繊維、特にP PS繊維を製造する方法を提供する。好ましくは、このブレンドは、実質的に( essentially)、そして最も好ましくは、ポリアリーレンスルフィドとポリオレ フィンとから成る(consists of)。 本発明においては、任意の適切なポリアリーレンスルフィドを使用することが できる。一般に、ポリアリーレンスルフィドは、第一義的には、式−(Ar−S )−(式中、Arはアリーレン基である)によって表される反復単位を含む。適 切なアリーレン基は、p−フェニレン、m−フェニレン、o−フェニレン、およ び置換されたフェニレン基(ここに、置換基は、好ましくは1個ないし5個の炭 素原子を有するアルキル基、またはフェニル基である。)を含む。アリーレン基 の更なる例は、p,p’−ジフェニレンスルホン、p,p’−ビフェニレン、p ,p’−ジフェニレンエーテル、p,p’−ジフェニレンカルボニル、ナフタレ ン基、ならびにその置換された誘導体(ここに、置換基は、好ましくは1個ない し5個の炭素原子を有するアルキル基、またはフェニル基である。)を含む。ま た、本発明では、2種類以上のポリアリーレンスルフィドのブレンドを用いるこ ともできる。本発明では、前記アリーレン基のうちの1を越える種類を含有する アリーレンスルフィドコーポリマーを用いることができる。ポリ(p−フェニレ ンスルフィド)とは、通常はポリアリーレンスルフィド(PPS)のことであり 、本発明で用いるポリアリーレンスルフィドは、好ましくはPPSであることが 理解されるべきである。 本発明では、任意の適切なグレードのPPSを用いることができる。適切なP PS樹脂は、Toray PPS Co.(日本)、Kureha Chemical Co.(日本)、および Philips Petroleum Co.(米国)が市販しているような、硬化PPS、半硬化P PS、または線状PPSを含む。 ポリアリーレンスルフィド、特にPPSは、線状であることが好ましい。この 線状ポリアリーレンスルフィドは、約225℃以下、より好ましくは約170〜 200℃の範囲の、低い溶融結晶化温度(melt crystallization temperature; Tmc)を有することが、より好ましい。 ポリアリーレンスルフィド、特にPPSは、任意の適切な溶融流量を持つこと ができ、好ましくは、318℃で5kgの負荷をかけて測定して、約2,000 g/10分以下、好ましくは約600g/10分以下、最も好ましくは約300 g/10分以下(例えば50−300g/10分)の溶融流量を有することが望 ましい。市販で入手できるいくつかのPPS樹脂の溶融流動特性を、表1に記載 する。 PPS樹脂は、任意の適切な溶融流量、好ましくは約600から約4,000( 100秒-1)ポイズまでを持ち得る。 いくつかのPPS樹脂の物理的特性を、表2に記載する。 本発明で使用できるポリオレフィン樹脂は任意の適切なポリオレフィンでよく 、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、3−メチ ルブテン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1、デセン−1等、および その組合せによって例示されるα−オレフィン等のオレフィンのホモポリマーお よびコポリマーを含む。特に、ポリアリーレンスルフィドがPPSであって、か つ特に、他の成分が存在しない場合、ポリオレフィンは、好ましくはホモポリマ ーであり、最も好ましくはポリプロピレンである。 任意の適切なポリプロピレンを使用することができる。適切なポリプロピレン の例には、ExxonのPP3045が含まれる。これは、318℃にて5kgの負 荷をかけて測定して、35〜40g/10分の溶融流量を持つ。 本発明で使用するポリアリーレンスルフィドとポリオレフィンとのブレンドを 得るために、ポリアリーレンスルフィドに適切な任意量のポリオレフィンを添加 することができる。一般に、添加するポリオレフィンの量は、ポリアリーレンス ルフィド製品の望ましい特性に悪影響を及ぼすことなく、プロセス上の望ましい 利点を提供する量である。 ポリオレフィンは、望ましくは、全ブレンドの約40重量%まで、例えば約1 −40重量%の量でブレンド中に存在することが好ましい。ポリオレフィンは、 全ブレンドの約20重量%まで、例えば約2−20重量%で、より好ましくは全 ブレンドの約2−15重量%で、最も好ましくは全ブレンドの約2−10重量% で、特には全ブレンドの3−7重量%で、ブレンド中に存在することが、より好 ましい。ある。最適なポリオレフィン量は、全ブレンドの約5重量%である。 本発明において、任意の適切な分子量、または溶融流量ないしインデックス、 例えば、約1200g/10分以下の溶融流量を有するポリオレフィンを使用で きる。ポリオレフィンの溶融流量の範囲は、好ましくは約300g/10分ない し約10g/10分、より 好ましくは約100g/10分ないし約20g/10分、最も好ましくは約50 g/10分ないし約25g/10分である。 本発明のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物は、任意の適切な方法を用いる 溶融ブロー成形のために調製できる。例えば、該ブレンドは一軸または二軸スク リュー押出機、バンバリ(Banberry)ミキサー、プラストミル(Plastomill)ま たはブラベンダー・プラストグラフで加工することができる。 該ブレンドは、さらに、他の樹脂、難燃剤、安定化剤、可塑剤、潤滑剤、顔料 、充填材等の他の添加剤を、少量含有することができる。適切な他の樹脂は、ナ イロン−6、ナイロン−66、ナイロン−46およびナイロン−12、ポリアミ ドイミド等のポリアミドを含む。適切な難燃剤は、リン酸トリフェニル、リン酸 トリクレジル等のリン酸エステルを含む。適切な安定化剤は、立体障害フェノー ル、有機ホスファイト、シュウ酸ジアジド、立体障害アミン等を含む。適切な顔 料には、二酸化チタン、硫化亜鉛等を含む。適切な充填材は、粘土、雲母、炭酸 カルシウム等を含む。適切な任意量の前記他の添加剤を用いることができるが、 何れの添加剤も、全組成物の約5重量%未満の量であることが好ましく、全組成 物の約2重量%未満であることがより好ましく、全く存在させないkとが最も好 ましい。 本発明に関係して利用される溶融ブロー成形プロセスは、任意の適切な溶融ブ ロー成形プロセスであってよい。適切な溶融ブロープロセスは当該分野でよく知 られており、例えば、米国特許第3,825,380号、米国特許第4,021,2 81号、ならびに米国特許出願第08/281,772号、およびPCT出願P CT/US95/09972号に記載されている。 上記'772号および'972の出願は、平行な2列の直線状に配置された実質 的に等しい間隔のノズルから溶融樹脂を押し出して、これらノズルの列に平行に 配置された(arranged)長軸を有する円筒状コレクタの表面上に繊維を形成させ 、ここで、ノズルの列を相 互にオフセットさせ、相互に角度を持たせるようにした、溶融ブロー成形繊維状 不織ウェブの製造方法を開示している。繊維収集プロセス中では、該コレクタを ノズルに対して並進させる(translate)ことが望ましい。 米国特許第4,021,281号は、溶融体を連続的に紡糸ダイに通した繊維を 回転マンドレルに紡糸し、偏平なチューブ状の材料からウェブを連続的に引き抜 くことにより、特定の熱可塑性繊維から可撓性チューブ状の不織ウェブを連続的 に生産する方法を開示している。好ましいタイプの紡糸ダイは、オリフィスの中 央軸に沿って高速ではあるが制御された速度で、ガスを放出するように配置され た個々のオリフィスまわりの円周方向に配置された開口を有する。ガス状ブラス トは、繊維を微細化し(attenuate)、それらを別個の(discrete)長さに砕け るように粉砕(disrupt)して、その長さは、ガス状ブラストの速度と体積によ り調整できる。回転マンドレルと、溶融ポリマー材料が通過して紡糸される紡糸 ダイとの間の距離を制御することによって、ウェブの密度は、制御される。 加えて、米国特許第3,825,380号は、熱可塑性材料から非常に細い繊維 を製造するのに適した、断面がほぼ三角形の特殊ノーズ構成のダイを開示してい る。三角形の2辺の交点に形成されたエッジ先端に、複数のオリフィスが位置す る。このエッジを含む夾角(included angle)は、30°ないし90°の範囲内 である。溶融ブロー成形プロセス中にポリマーを収集できるデッドスペースは、 実質的にないと述べられている。 ポリオレフィンは、一般に、ポリアリーレンスルフィドよりも低い融点を有す る。従って、例えば、ポリエチレンの融点は112−140℃の範囲にあり、ポ リプロピレンの融点は138−186℃の範囲にある(J.Brandrup および E.H .Immergut編,Polymer Handbook,第3版,V/19およびV/29頁(1989年))。ポリ オレフィンは、ポリアリーレンスルフィドよりも低い融点を有するので、ポリア リーレンスルフィドとポリオレフィンとのブレンドを本発明により溶 融ブロー成形する温度は、ポリアリーレンスルフィドの通常の溶融ブロー成形温 度よりもかなり低くすることができる。こうして、例えば、PPSとポリプロピ レンとのブレンドは、後述の例に示すように、PPS単独の溶融ブロー成形で典 型的に利用される温度よりも低い温度で溶融ブロー成形できる。該低い溶融ブロ ー成形温度は、加熱/冷却コストの低減、そしてPPSと繊維の熱劣化の低減を 含め、いくつかの利点を提供する。 従って、本発明は、1個以上の繊維化ノズル、オリフィス、または適切な開口 を通して、ポリアリーレンスルフィドと比較的少量のポリオレフィンとのブレン ドを溶融ブロー成形することを含む、ポリアリーレンスルフィド・ウェブの製造 方法を提供する。得られた繊維は適切な収集面に収集されて、ウェブが得られる 。本発明のウェブは、任意の適切なボイド体積%を持ち得る。該ボイド体積%は 、約60−90%、より好ましくは約70−85%であるのが好ましい。 また、本発明は、本発明の製造方法で製造された繊維をも提供する。特に、本 発明は、本質的に、かつ好ましくは、ポリアリーレンスルフィドとポリオレフィ ンとから成り(consisting of)、ここにポリオレフィンの量は、全ブレンドの 約40重量%まで、例えば約1−40重量%の量であり、好ましくは全ブレンド の約20重量%まで、例えば約2−20重量%の量であり、より好ましくは全ブ レンドの約2−15重量%の量であり、最も好ましくは全ブレンドの約2−10 重量%であり、特には全ブレンドの3−7重量%である。ポリオレフィンの最適 量は、全ブレンドの約5重量%である。本発明の方法に関する記載および優先性 は本発明の繊維に適用でき、例えば、ポリアリーレンスルフィドはPPSである ことが好ましく、ポリオレフィンはポリプロピレンであることが好ましい。 本発明の繊維は任意の適切な直径を持ち得る。従って、例えば、本発明の繊維 の直径の範囲は、1μm未満ないし約12μm以上の範囲であり得る。好ましく は、本発明の繊維の直径の範囲は、約1 0μm以下、より好ましくは5μm以下、最も好ましくは約4μm以下である。 本発明は、さらに、本発明に従って調製した、および/または、本発明の繊維 を含む溶融ブロー成形ウェブを提供する。従って、例えば、本発明は、本質的に 、および好ましくは、ポリアリーレンスルフィドと、全ブレンドの約40重量% までのポリオレフィンとから成る(consisting of)ブレンドの繊維の溶融ブロ ー成形繊維状不織ウェブを提供する。本発明の繊維状ウェブは、通常は、種々の 直径の繊維から成るが、本発明の繊維状ウェブの繊維の平均直径は、好ましくは 約5μm以下、例えば約3−5μm、より好ましくは約4μm以下である。 さらに、本発明は、本質的に、かつ好ましくは、ポリアリーレンスルフィドと ポリオレフィンから成る(consisting of)樹脂組成物を提供する。本発明の樹 脂組成物は、ポリオレフィンを全ブレンドの約40重量%まで、例えば約1−4 0重量%含み、好ましくは全ブレンドの約20重量%まで、例えば約2−20重 量%含み、より好ましくは全ブレンドの約2−15重量%含み、最も好ましくは 全ブレンドの約2−10重量%含み、特には全ブレンドの3−7重量%含む。最 適には、樹脂組成物は、本質的かつ理想的に、ポリアリーレンスルフィドとポリ オレフィンとから成り(consists of)、ここでポリオレフィンは、全ブレンド の約5重量%の量で存在する。本発明の方法に関する樹脂組成物に関する記載お よび優先性は、本発明の樹脂組成物に関して適用できる。 本発明の繊維、ウェブおよび他の製品は、所望の特性を付与するように処理で きる。このような処理は、例えば、加熱処理、表面改質等を含む。 本発明の繊維、ウェブ、および他の製品は、任意の適切な方法で熱処理、例え ばアニーリングすることが可能である。このような加熱処理は、より高度の耐熱 性を、本発明の繊維、ウェブ、および他の製品に付与することができる(例えば 、ポリマーをアモルファス 相から結晶相に変化させることによって)。特に、非加熱処理のポリアリーレン スルフィド繊維、ウェブ、または他の製品は、ポリアリーレンスルフィドの融点 よりも著しく低い温度で変形し得る。適切に加熱処理またはアニーリングされた ポリアリーレンスルフィド繊維、ウェブ、または他の製品は、ポリアリーレンス ルフィドの融点に比較的近い温度であっても、高度な構造一体性(integrity) を保有し得る。従って、本発明の繊維、ウェブ、および他の製品は、特に高温環 境での使用を意図する場合、加熱処理またはアニーリングすることが好ましい。 このような加熱処理またはアニーリングを達成するためには、本発明の繊維、 ウェブ、および他の製品を、所望の特性を提供するのに充分な時間、適切な条件 下(例えば、支持体と共に)で、加熱処理すべき繊維、ウェブ、または他の製品 中のポリアリーレンスルフィドのガラス転移点(Tg)と融点(Tm)との間の温度 、好ましくはそれらの間の結晶化温度(Tc)を超える温度、に曝すことが望まし い。最も好ましくは、本発明の繊維、ウェブ、または他の製品が、Tcを幾分超 えた温度、例えばTcを約1−40℃、好ましくは約1−10℃超えた温度を一 様に達成するよう加熱処理される。該繊維、ウェブ、または他の製品は、このよ うな温度で任意の適切な時間、一般的には少なくとも約10−15分、典型的に は約1時間程保持することができる。通常、加熱処理は、繊維、ウェブ、または 他の製品に所望の特性をなお付与するような最低温度で行うことが好ましい。 この加熱プロセスは、任意の適切な装置、例えばオーブンによって行うことが できる。加熱プロセス中、加熱処理すべき繊維、ウェブまたは他の製品を、典型 的には、望ましくない変形を避けるために支持し、または拘束する(restrain) 必要があろう。例えば、チューブ状のウェブは、該チューブ状ウェブの中央に、 無理なく嵌めされる(fits snugly)金属スリーブによって支持することができ る。任意の適切な支持手段、好ましくは、繊維、ウェブ、または他の製 品の加熱に悪影響を与えないもの、を利用することもできる。 加熱処理後、繊維、ウェブ、または他の製品を任意の適切な技術で冷却して室 温まで戻すことができる。繊維、ウェブ、または他の製品は急速に冷却、例えば 急冷、することができるが、該製品をゆっくりと、例えば数時間にわたって(一 晩冷却等)、室温まで戻すようにすることが好ましい。 ポリアリーレンスルフィドがPPSである場合、繊維、ウェブ、または他の製 品は、望ましくは約88−97℃(Tg)を超える温度で、好ましくは約97℃(J .BrandrupおよびE.H.Immergut編、Polymer Handbook,第3版,VI/80頁(1989 年)で報告されているTg)を超える温度まで加熱する。より好ましくは、繊維、 ウェブ、または他の製品は、約117−147℃(Tc)を超える温度まで加熱す る。実際のTcは、個々のPPS樹脂および/またはポリオレフィン、例えばポ リプロピレンの含有量によって変化し得る。繊維、ウェブ、または他の製品は、 好ましくは(J.BrandrupおよびE.H.Immergut編,Polymer Handbook,第3版,V I/242頁(1989年)によって報告されているTmの範囲である)約290−315℃ を超える温度までは加熱しない。典型的には、このような繊維、ウェブ、または 他の製品は、該繊維、ウェブ、または他の製品に所望の特性を付与するのに充分 な時間、約120−170℃、より典型的には約130−160℃まで、最も典 型的には約130−150℃まで加熱する。 本発明の製品、特に本発明の繊維とウェブは、任意の適切な方法で表面を改質 、例えば、化学的に改質することができる。例えば、繊維またはウェブを親水性 としたり、フルオロポリマーなどの疎水性基を繊維またはウェブの表面に結合さ せることができる。このような表面改質は、前記した加熱処理の後に行うのが望 ましい。 多くの用途に対して、本発明の繊維とウェブは、特定の臨界湿潤表面張力(C WST)を有するのが望ましい。CWSTは、米国特許第4,880,548号に 詳細に記載されている。多孔性媒体のCWSTは、2種類の液体の液滴を多孔性 媒体の表面に付けた場合、 そのうちの一方の液体が吸収され、その吸収された液体よりわずかにより高い、 例えば2mN/m高い表面張力を持つ液体の液滴は吸収されないような、2種の 液体の表面張力の平均値に等しいと定義される。本発明の繊維とウェブは、約7 0mM/m(約70ダイン/cm)以上、より好ましくは約100mN/m(約 100ダイン/cm)以上、最も好ましくは約115mN/m(約115ダイン /cm)以上のCWSTを有することが好ましい。本発明の繊維とウェブの望ま しい特性は、水酸化カリウム(38−42%)水溶液中での湿潤性である。約1 15mN/m(約115ダイン/cm)以上のCWSTを有する繊維またはウェ ブは、このような水酸化カリウム水溶液によって容易に濡れる。 本発明の繊維とウェブは、任意の適切な手法によって、任意の適切なCWST に表面改質することができる。繊維とウェブは、例えば、プラズマ処理やコロナ 処理し、あるいはクロム酸、次亜塩素酸塩、硝酸、またはオゾン等の適切な酸化 剤で処理して、CWSTを改質することができる。 本発明の繊維とウェブは、ガスプラズマ処理に付して、ウェブのCWSTを実 質的に増加させることが好ましい。当業者に公知の、バッチ式または連続式のプ ラズマ処理法も使用できる。例えば、繊維またはウェブを、排気した石英チャン バーに入れて、適切なガスまたは蒸気を該チャンバーに導入する。適切な電圧を 、チャンバー中に適切に位置決めした電極間にかける。発生したプラズマを、表 面改質を生じさせるのに充分な時間維持する。親水性表面改質は、有利なことに は、プラズマ媒体として空気または酸素等の極性ガスを使用して生成させること ができる。このように、適切な圧力、例えば約20ないし700μmHgの圧力 で酸素をチャンバーに導入し、プラズマを発生させてCWSTに所望の変化を起 こさせる時間、それを維持する。観察によれば、本発明の繊維とウェブのCWS Tは、酸素プラズマ処理して、約50mN/mから約115mN/m以上に増加 させることができる。プラズマ処理された本発明の繊維 とウェブは、45%水酸化カリウム水溶液によって容易に濡れることが判明した 。 代替として、繊維またはウェブの表面は、当業者に知られている親水性または 疎水性モノマーをグラフトすることによって改質することもできる。適切な親水 性モノマーは、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー ト、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート等を 含む。適切な疎水性モノマーは、オレフィン、アルキルアクリレートおよびメタ クリレート、ハロオレフィン、ハロアルキルアクリレートおよびメタクリレート を含み、ここで、該アルキル基は1−20個の炭素原子を有する。ハロゲンは任 意の適切なハロゲンであり、好ましくはフッ素である。放射線照射グラフティン グ(radiation grafting)を含む任意の適切なグラフティング方法を使用できる 。照射源は、例えば、コバルト60、ストロンチウム90、およびセシウム13 7のような放射性同位体からのもの、あるいはX線機器、電子加速器、および紫 外線装置等からのものである。グラフティングは、典型的には、繊維またはウェ ブを照射し、次いで、それを適切なモノマー溶液に暴露することによって達成さ れる。代替として、適切なモノマー溶液に暴露しつつ、繊維またはウェブに照射 を行うこともできる。何れの手法を用いるかとは関係なく、グラフティングは酸 素の無い状態で、例えば、窒素雰囲気下で行うべきである。というのは、酸素は 照射暴露で生じた反応性部位と反応し、それにより所望のポリマー結合に利用で きる部位の数を減少させてしまうからである。モノマー溶液中への浸漬前に繊維 またはウェブに照射を行う場合は、繊維またはウェブをモノマー溶液にできるだ け素早く接触させて、繊維またはウェブの表面にポリマーを結合させるための反 応性部位の喪失をもたらす望ましくない反応を避けるべきである。モノマー溶液 は、グラフト重合される任意の適切濃度のモノマーを含んでいて、一般的には、 水自体、またはt−ブチルアルコール等の適切なアルコールを加えた溶媒系中に 、1−10容量%のモノマ ーを含む濃度である。例えば、モノマー溶液を、1.5体積%のヒドロキシプロ ピルアクリレート、25体積%のt−ブチルアルコール、および73.5体積% の脱イオン水を含む溶液とすることができる。繊維のポリマーグラフティングの 詳細とパラメータは、当該分野でよく知られている。 グラフト重合は架橋剤が無くても行うことができるが、特に既述のアクリレー トモノマーを繊維の表面にグラフト重合させる場合には、架橋剤を使用すること が好ましい。任意の適切な架橋剤を、本発明の関連において使用することができ る。適切な架橋剤は、ジオールおよびポリオールの、特にエチレングリコール、 1,2−プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー ル、ジペンチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ ール、ポリテトラメチレン−オキシドグリコール、およびポリ(エチレンオキシ ド−コプロピレン−オキシド)グリコール等の線状または分岐鎖状の脂肪族ジオ ールの、ジ−もしくはポリ−アクリレートおよびメタクリレート、ならびにトリ メチロープロパントリアクリレート等のトリオールアクリレートを含む。本発明 で使用できる他の架橋剤モノマーは、アリル(allyls)、マレイミド、不飽和ジ カルボン酸、芳香族ビニル化合物、ポリブタジエン、およびトリメリット酸エス テルを含む。 本発明の繊維、ウェブ、および樹脂組成物は、これに限定されるものではない が、現在通常のポリアリーレンスルフィド繊維、ウェブ、および樹脂組成物を利 用する製品と用途を含めた種々の製品と用途に使用できる。例えば、本発明のウ ェブは、汚染された液体流やガス流から粒子を除去するために、(例えば、濾過 装置またはアセンブリを形成するための適切なハウジングと組み合わせて)フィ ルター要素として、またミクロ濾過膜として使用することができる。このウェブ は、限外濾過膜または逆浸透圧膜の一体部品(integralpart)として、例えば、 膜支持材料として供することもできる。さらに、ウェブ、特に本発明の繊維から 製造される織布は、熱および 有害化学薬品に対して有効な保護服に製造できる。加えて、本発明の繊維状不織 ウェブは、例えば電池および電解槽における多孔性セパレータとして使用できる 。 本発明の繊維とウェブは、平坦なシート、ひだ付きシート、(継目のある、ま たは継目無しの)管状、波形、およびラセン構成を含めた任意の適切な構成とす ることができる。また、本発明の樹脂は適切な溶融プロセスを施して、フィラメ ント、ネット、および中空繊維等の他の製品とすることもできる。 以下の実施例は本発明をさらに説明するが、勿論、いかなる面においても本発 明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。 実施例1 本例は、PPS樹脂のみの溶融ブロー成形に伴う困難、およびポリオレフィン 添加剤、特にポリプロピレン(PP)を、該PPSとともに用いる利点を説明す る。 本明細書に記載する溶融ブロー成形操作で用いたPPS樹脂は、Toray PPS In c.のE2481樹脂であった。使用したポリプロピレンは、Exxon PP3 045であった。 上記PPS樹脂を先ず、圧力スイング式2コラム乾燥剤乾燥機、特にWHITLOCK (商標)乾燥機(A.C.Whitelock Inc.,Wood Dale,イリノイ州、製)中で、 149℃(300°F)、6時間乾燥し、乾燥エア中で冷却し、使用するまで気 密ホッパー中に入れておいた。次いで、ギアポンプと、各々が繊維化ノズルのセ ットを有する2個のダイと、直径19mm(0.75インチ)の円筒状マンドレ ルとを装備したエクストルーダを使用して、それを(全ブレンド重量に基づく種 々の量のポリプロピレンを添付したものと添付しないものとを)溶融ブロー成形 した。ダイとマンドレルの軸との距離は、86mm(3.4インチ)であった。 マンドレルを前後方向に並進させて、ノズルから溶融ブロー成形された、ウェブ 状ないしフェルト状の繊維を収集した。溶融ブロー成形装置および手順のこれ以 上の詳細は、米国特許出願番号08/281,772およびPCT出願/US9 5 /09972に記載されている。 繊維調製条件と、得られた特性を表3に記載する。溶融樹脂の温度は、エクス トルーダの長さに沿った2ケ所で測定した。例えば、ラン1Aについては、2ケ 所の温度は、383℃(722°F)と347℃(656°F)であった。左側 ダイは362.8℃(685°F)であり、右側ダイは363.3℃(686°F )であった。ダイにおける圧力は、3.58−4.27MPa(520−620p si)の範囲であった。また、得られたウェブのボイド体積%および性能評価を 表3に示す。 ウェブのボイド体積%は以下の通り測定した。 ボイド体積%=100×[1−(実際の密度)/(理論密度)] ウェブの実際密度はウェブの重量から決定され、その体積は、その厚さと面積 から計算された。ウェブの理論密度は以下の式から決定した: (W1d1 + W2d2 +・・・・・)/(W1 + W2 +・・・・・) 式中、W1とW2は繊維成分の重量であり、d1とd2は繊維成分の密度であ る。 使用したPPSとポリプロピレンの密度は、各々、1.36および0.90g/m lであった。 表3に示すごとく、PPS単独のラン1Aのプロセスは、短時間の間は良好に 作動した。繊維の平均直径は5−7μmであった。しかしながら、約2時間の作 動後、ノズルは溶融ポリマーを滴らせ、作動を維持できなかった。 さらに、ラン1Bは、溶融ブロー成形PPS樹脂のみに伴う難しさを示してい る。PPS樹脂を乾燥、冷却して、前記のように貯蔵した。表3から分かるよう に、エクストルーダからの溶融ポリマーのひどい漏れにより、プロセスを放棄せ ねばならなかった。ダイ(dies)における圧力は4.48−4.82MPa(65 0−700psi)の範囲であり、前述のランで遭遇した圧力よりも高かった。 この漏れは、架橋された物質またはチャー化された物質により生じたダイでの過 剰圧によるものと考えられる。 ラン1Cは、溶融ブロー成形PPS繊維状ウェブの調製における添加剤として 、全ブレンド重量の3%のポリプロピレンを使用した利点を示している。PPS を乾燥して、前述のように貯蔵した。ポリプロピレンを乾燥PPSに添加し、均 一な混合物が得られるまで混合した。テスト条件と結果とを、表3に記載する。 製造されたウェブのボイド体積は、許容し得る76.0体積%であった。繊維の 平均直径は3−4μmであった。2.5時間の間は、トラブルなく機械は作動し たが、その時点で、1個のノズルから滴り始めた。約3時間後、何個かのノズル が滴り始め、溶融ブロー成形をその時点で停止せねばならなかった。 ラン1Dは、溶融ブロー成形PPS繊維状ウェブの調製における添加剤として 、全ブレンド重量の5%ポリプロピレンを使用する利点を示している。機械は、 ひどい困難に遭遇することなく2時間は良好に作動した。時折、ノズルにいくら か注意しなければならなかった。しかし、最小の努力でノズルは回復した。ウェ ブのボイド体積は、許容し得る76.4%であった。繊維の平均直径は3−4μ mであった。 ラン1Eは、溶融ブロー成形PPS繊維状ウェブの調製における 添加剤として、全ブレンド重量の10%ポリプロピレンを使用する利点を示して いる。機械は何らの困難にも遭遇することなく2時間は良好に作動した。得られ たウェブのボイド体積は、許容し得る75.9%であった。繊維の平均直径は、 3−4μmであった。 ラン1Fは、溶融ブロー成形PPS繊維状ウェブの調製における添加剤として 、全ブレンド重量の20%ポリプロピレンを使用する利点を示している。まず、 機械は良好に作動し、次いで、徐々に(progressively)悪化した。繊維流はシ ョットで汚染されたが、できあがったウェブのボイド体積は許容し得る77.1 %であった。 ラン1Gは、溶融ブロー成形PPS繊維状ウェブを調製するための溶融ブロー 成形操作の連続的作動における添加剤として、全ブレンド重量の5%のポリプロ ピレンを使用する利点を示している。機械は何らかの困難に遭遇することなく8 時間は良好に作動した。得られたウェブのボイド体積は、許容値し得る76.9 %であった。繊維の平均直径は3−4μmであった。 実施例2 本例は、本発明のポリアリーレンスルフィドブレンド繊維に、ポリプロピレン が存在していることを示している。 全ブレンド重量の3%ポリプロピレンを有し、例1のラン1Cのように調製し た繊維状ウェブを、DSC分析に供した。得られたサーモグラムを図1に示す。 該DSCサーモグラムは、2ケ所のピークを示した。約283℃を中央とするピ ーク「A」は、PPSの融解に対応する。約155℃を中央とするピーク「B」 は、ポリプロピレンの融解に対応する。かくして、DSC分析により、溶融ブロ ー成形PPSブレンド繊維中のポリプロピレンの存在が確認された。 実施例3 本例は、本発明のポリアリーレンスルフィドブレンド繊維にポリプロピレンが 存在することを、更に示している。 PPSのみから製造した繊維の硫黄含有量、およびPPSと全ブレンド重量の 5%ポリプロピレンとから製造した繊維の硫黄含有量 を測定した。PPSのみの繊維(3試料)の平均硫黄含有量は29.44%±0. 12%であり、ブレンド繊維(3試料)の硫黄含有量は28.43%±0.06% であった。 PPSの理論硫黄含有量は、その分子式C6H4Sから計算して29.65%で ある。PPSだけの繊維の理論硫黄含有量と実際の硫黄含有量との間の差異は、 溶融ブロー成形操作の間にPPSの分解によって形成された、ほぼ約1重量%の 炭化水素不純物に起因するかもしれない。 PPSと、全ブレンドの5重量%ポリプロピレンとを含むブレンドの理論硫黄 含有量は、28.17%である。実際の硫黄含有量、すなわち28.43%±0. 06%により、ポリプロピレンは約5%の濃度で溶融ブロー成形PPSブレンド 繊維中に存在することが確認された。 実施例4 本例は、本発明のポリアリーレンスルフィドブレンド繊維中にポリプロピレン があることを更に示し、ポリプロピレンがポリアリーレンスルフィドブレンド繊 維中にしっかりと結合していることを確認する。 例1のラン1Gのように調製した、PPSと、全ブレンド重量の5%ポリプロ ピレンを含有する繊維状ウェブの8.7119gを、沸騰キシレン250mlと 共に12時間還流した。次いで、キシレン相をウェブから分離し、蒸発させて残 渣72.8mgを得た。 もう1つの実験において、PPSのみを含有する繊維状ウェブ9.9938g を、沸騰キシレン250mlと共に12時間還流した。次いで、キシレン相を蒸 発させて残渣40.2gを得た。 キシレン250mlを蒸発させることによってコントロール実験を行い、残渣 0.9mgを得た。 上記結果より、PPSのみの繊維は、その重量の0.40%を喪失し、PPS ブレンド繊維はその重量の0.83%喪失したことが計算された。遊離ポリプロ ピレンはキシレンに溶解し、従って、もしポ リプロピレンがブレンド中に遊離状態で存在すれば、沸騰キシレンによって容易 に抽出されるであろう。しかし、キシレン抽出中での比較的小重量のPPS喪失 は、ポリプロピレンがPPSマトリックスにしっかりと結合していることを示す 。 実施例5 本例は、本発明のポリアリーレンスルフィド繊維の調製における添加剤として ポリプロピレンを使用する利点を、さらに示している。 内径22.4mm(0.875インチ)および外径32mm(1.25インチ) である、PPSのみの繊維状ウェブと全ブレンド重量の5%ポリプロピレンとを 含有するPPSブレンド繊維状ウェブのドーナツ形試料とを、空気循環オーブン 中へ、148℃(300°F)、171℃(340°F)、および227°(4 40°F)にて2時間並べて載置した。 148℃において、PPSだけの試料は暗化し、サイズが収縮し、非常に剛直 で堅くなった。個々の繊維は分離できなかった。対照的に、PPSブレンド試料 は充分に耐えた。色は明るく、繊維状構造も、なお明瞭であった。 171℃および227℃において、PPSのみの試料は非常に暗くなり、著し い収縮および歪みを示した。対照的に、PPSブレンド試料は色がより明るく、 熱処理には耐え、PPSだけの試料よりも歪みが小さかった。 かくして、本発明の繊維は加熱空気に暴露された場合、改良された安定性を呈 する。 実施例6 本例は、本発明のポリアリーレンスルフィド繊維の調製において添加剤として ポリプロピレンを使用する利点をさらに示している。内径22.4mm(0.87 5インチ)および外径32mm(1.25インチ)である、PPSのみの繊維状 ウェブと全ブレンド重量の5%ポリプロピレンを含有するPPSブレンド繊維状 ウェブのドーナツ形試料を、パイプボンベ中の脱イオン水に浸漬した。パイプボ ン ベを177℃(350°F)に維持した。1週間後、PPSのみのウェブは、サ イズがわずかに減少するとともに、いくらか硬化した。PPSブレンドウェブは 、変化がないままだった。 従って、熱水に暴露された場合、本発明の繊維は改良された安定性を呈する。 実施例7 本例は、本発明のポリアリーレンスルフィド繊維の調製において添加剤として ポリプロピレンを使用する利点をさらに示している。 内径22.4mm(0.875インチ)および外径32mm(1.25インチ) である、PPSのみの繊維状ウェブと、全ブレンド重量の5%ポリプロピレンを 含有するPPSブレンド繊維状ウェブのドーナツ形試料を、パイプボンベ中の大 豆油に浸漬した。パイプボンベを227℃(400°F)に維持した。 1週間後、PPSのみのウェブは、繊維状層にいくらかの硬化といくらかの脱 ラミネーションを示した。PPSブレンドは変化しないままであった。第2週の 終わりに、PPSのみのウェブは剛直になった。PPSブレンドは変化しないま まであった。第3週の終わりに、PPSのみのウェブのサイズはかなり減少し、 表面に気泡が生成した。PPSブレンドウェブは、わずかな膨張を示したに過ぎ ず、層はより目視可能となり、脱ラミネーションを示した。 かくして、本発明の繊維は、熱大豆油に暴露された場合、改良された安定性を 呈する。 実施例8 本例は、本発明のポリアリーレンスルフィド繊維の調製において添加剤として ポリプロピレンを使用する利点をさらに示している。 内径22.4mm(0.875インチ)および外径32mm(1.25インチ) である、PPSのみの繊維状ウェブと全ブレンド重量の5%ポリプロピレンを含 有するPPSブレンド繊維状ウェブのドーナツ形試料を、174℃(345°F )のパイプボンベ中の30%KOH溶液に浸漬した。 1週間後、PPSのみのウェブはいくらかの収縮を示した。PPSブレンドウ ェブは、変化がないままであった。かくして、本発明の繊維は、熱アルカリ溶液 に暴露された場合、改良された安定性を呈する。 実施例9 本実施例は、本発明のポリアリーレンスルフィド繊維の調製において、添加剤 としてポリプロピレンを使用する利点をさらに示している。 走査型電子顕微鏡−X線発光分光法を使用して、PPSのみの溶融体ブロー成 形中の溶融体ブロー成形設備の要素(component)上に堆積したやっかいな黒皮 (black scale)を調べた。該SEM−XES分析により、黒皮中には硫黄の存 在が確認され、硫黄は、分析で同定された主要元素であった。加えて、チタン、 鉄、ケイ素、塩素、およびある種の他の元素が、痕跡レベルで同定された。SE M−XESは、炭素および水素を同定することができない。黒皮は、重合したP PSであると考えられる。対照的に、PPS/ポリプロピレンブレンドの溶融ブ ロー成形中は、設備には黒皮は実質的になかった。 かくして、本発明は、得られたポリアリーレンスルフィド繊維の所望の特性を 保持し、少なくともいくつかの点ではそれを増強しつつ、ポリアリーレンスルフ ィドに対して優れた溶融ブロー成形法を提供する。 実施例10 本例は、本発明において、ポリアリーレンスルフィドとポリオレフィンのブレ ンドから調製された熱処理製品の利点を説明する。 PPSと全ブレンド重量の5%ポリプロピレンとのブレンドから、一連のチュ ーブ状繊維不織ウェブを製造した。チューブ状ウェブの内部に、滑り嵌めする( snugly fit)薄壁アルミニウムスリーブでウェブを支持し、次いで、空気循環オ ーブン中で、約82℃ないし約154℃の範囲の種々の温度で、約10分間また は約1時間加熱 した。ウェブをオーブン中で一晩冷却するか、またはそれらをオーブンから室温 に取り出して急冷した。対照ウェブには、何らの熱処理も施さなかった。 次いで、種々のチューブ状ウェブを、DSC分析に付し、および/または支持 体または拘束体(restraint)なしで、約138℃の温度に約1時間暴露するこ とによって、耐高温変形に対するテストを行った。 何らの加熱処理にも付さなかった対照ウェブのDSC分析では、ウェブは実質 的に結晶状態になかったことが明らかになった。加熱テスト中に、対照ウェブは 収縮して皺が寄り、環状を維持できなかった。同様に、約82℃、すなわちTg 未満で、1時間の熱処理に付し、一晩冷却したウェブのDSC分析では、ウェブ は熱処理中は結晶化せず、変形することなく加熱テストに耐えないことが明らか になった。 約96℃、すなわち、ほぼ約Tgの温度で1時間熱処理し、一晩冷却したウェ ブのDSC分析では、ウェブが実質的に結晶化したことが明らかになったが、加 熱テスト中、該ウェブはわずかな収縮を示した。約110℃、121℃、129 ℃および135℃、すなわちTcよりわずかに低い温度ないしTcよりいくぶん高 い温度で、1時間熱処理し、一晩冷却したウェブのDSC分析では、ウェブが実 質的に結晶化したことが明らかとなった。同様に、約154℃、すなわちTcよ りかなり高い温度で10分間熱処理し、一晩冷却したウェブのDSC分析では、 ウェブが実質的に結晶化したことが明らかとなった。約154℃で10分間にわ たって熱処理し、直ちにオーブンから室温に取り出した、すなわち急冷したウェ ブのDSC分析では、ウェブは、大規模ではあるが、実質的にではなく結晶化し たことが明らかであった。実質的な結晶化を示す種々のウェブは、加熱テストで 何らの変形も示さず、それにより、本発明の繊維、ウェブ、および他の製品の熱 処理またはアニーリングによって得られる所望の耐熱性が証明される。 本明細書で引用した文献および刊行物の全ては、それらの全体で(in their e ntireties)、ここにレファレンスとして包含される。 本発明を好ましい具体例について強調して記載してきたが、好ましい具体例の 種々の変形を成すことができ、本発明は本明細書に特に記載したもの以外でも実 施できることは、当業者に明らかである。従って、本発明は、以下の請求範囲に よって定義される本発明の精神および範囲内に含まれる全ての変更を包含する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D01F 6/46 D01F 6/46 C 6/94 6/94 Z D04H 3/00 D04H 3/00 E 3/16 3/16 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),JP (72)発明者 グセル,トーマス,シー. アメリカ合衆国 ニューヨーク州 グレン ヘッド ワシントン アヴェニュー 19

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 1個かたはそれを越える繊維化ノズルないしオリフィスを通して、ポリア リーレンスルフィド樹脂とポリオレフィン樹脂とのブレンドを溶融ブロー成形す るステップを有し;前記ポリオレフィン樹脂の量が全ブレンドの約40重量%ま でである、ポリアリーレンスルフィド繊維の製造方法。 2. 前記ポリオレフィン樹脂の量が、全ブレンドの約20重量%までである請 求項1に記載の方法。 3. 前記ポリアリーレンスルフィドがポリフェニレンスルフィドである請求項 1または2に記載の方法。 4. 前記ポリオレフィンがポリプロピレンである請求項1−3の何れかに記載 の方法。 5. 前記ポリプロピレンのが、全ブレンドの約2−10重量%の量で存在する 請求項4に記載の方法。 6. 前記ポリプロピレンのが、全ブレンドの約5重量%の量で存在する請求項 5に記載の方法。 7. 溶融ブロー成形した後、前記ポリアリーレンスルフィド繊維を収集面に収 集して繊維状ウェブを形成する請求項1−6の何れかに記載の方法。 8. さらに、ポリアリーレンスルフィドを結晶性相へ実質的に変化させるのに 充分な条件下で、前記ウェブを熱処理するステップを有する請求項7に記載の方 法。 9. 前記ウェブを、約Tgと約Tmの間の温度で熱処理する請求項8に記載の方 法。 10. 前記ウェブを、約Tcと約Tmの間の温度で熱処理する請求項9に記載の 方法。 11. 前記ウェブを、Tcを約1−40℃超える温度で熱処理する請求項10 にに記載の方法。 12. 請求項1−6の何れかに記載の方法によって製造された溶 融ブロー成形ポリアリーレンスルフィド繊維。 13. 請求項7−11の何れかに記載の方法によって製造された溶融ブロー成 形ポリアリーレンスルフィド繊維状ウェブ。 14. ポリアリーレンスルフィドとポリオレフィンとから実質的に成り(cons isting essentially of)、前記ポリオレフィンが、全ブレンドの約40重量% までの量で存在する溶融ブロー成形繊維。 15. 前記ポリアリーレンスルフィドが、全ブレンドの約20重量%までの量 で存在する請求項14に記載の繊維。 16. 前記ポリアリーレンスルフィドがポリフェニレンスルフィドである請求 項14または15に記載の繊維。 17. 前記ポリオレフィンがポリプロピレンである請求項14−16の何れか に記載の繊維。 18. 前記ポリプロピレンが、全ブレンドの約2−10重量%の量で存在する 請求項17に記載の繊維。 19. 前記ポリプロピレンが、全ブレンドの約5重量%の量で存在する請求項 18に記載の繊維。 20. 前記ポリアリーレンスルフィドが実質的に結晶性相である請求項14− 19の何れかに記載の繊維。 21. 請求項14−20の何れかに記載の複数の(multitude)繊維を有する 溶融ブロー成形繊維状不織ウェブ。 22. 前記ウェブが、約5μm以下の平均直径を有する繊維からなる請求項2 1に記載の溶融ブロー成形繊維状不織ウェブ。 23. 硬化させた、または半硬化させたポリアリーレンスルフィドと、ポリオ レフィンとから本質的に成り、前記ポリオレフィンが、全ブレンドの約40重量 %までの量で存在する樹脂組成物。 24. 前記ポリオレフィンが、全ブレンドの約20重量%までの量で存在する 請求項23に記載の樹脂組成物。 25. 前記ポリアリーレンスルフィドがポリフェニレンスルフィドである請求 項23または24に記載の樹脂組成物。 26. 前記ポリオレフィンがポリプロピレンである請求項23− 25の何れかに記載の樹脂組成物。 27. 前記ポリプロピレンが、全ブレンドの約2−10重量%の量で存在する 請求項26記載の樹脂組成物。 28. 前記ポリプロピレンが、全ブレンドの約5重量%の量で存在する請求項 27記載の樹脂組成物。 29. ハウジングと、請求項13、21または22に記載の溶融ブロー成形繊 維状不織ウェブとからなる濾過装置。
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