JPH1148711A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH1148711A JPH1148711A JP9212954A JP21295497A JPH1148711A JP H1148711 A JPH1148711 A JP H1148711A JP 9212954 A JP9212954 A JP 9212954A JP 21295497 A JP21295497 A JP 21295497A JP H1148711 A JPH1148711 A JP H1148711A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タイヤの耐久性を損なうことなく、帯電防止
を確実に確保し得る空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド部の少なくともタイヤ半径方向
外方区域に加硫硬化後の固有抵抗値が108Ω・cm以
上であるゴム層が配置された空気入りタイヤであって、
前記ゴム層が、タイヤ幅方向の少なくとも1箇所におい
て、実質上該ゴム層の全厚みにわたり周方向に延びる固
有抵抗値106Ω・cm以下の導電分離ゴム層により同
幅方向に分離されてなる空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層がその幅0.3〜3.0mmにて前記ゴ
ム層の厚み方向または周方向の少なくともいずれか一方
の方向に波形形状を呈して延在する。
を確実に確保し得る空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド部の少なくともタイヤ半径方向
外方区域に加硫硬化後の固有抵抗値が108Ω・cm以
上であるゴム層が配置された空気入りタイヤであって、
前記ゴム層が、タイヤ幅方向の少なくとも1箇所におい
て、実質上該ゴム層の全厚みにわたり周方向に延びる固
有抵抗値106Ω・cm以下の導電分離ゴム層により同
幅方向に分離されてなる空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層がその幅0.3〜3.0mmにて前記ゴ
ム層の厚み方向または周方向の少なくともいずれか一方
の方向に波形形状を呈して延在する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐久性の改善され
た帯電防止型空気入りタイヤに関する。
た帯電防止型空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気入りタイヤにおいては、トレ
ッドゴムにカーボンブラックが適量含まれており、タイ
ヤの電気抵抗に関する問題や帯電量の蓄積に関する問題
は存在し得なかった。しかしながら、近年環境問題が大
きく取り上げられ、低燃費化への動きが加速されてい
る。低燃費化、即ち転がり抵抗の低減をトレッドゴムの
改良により達成するためには、ヒステリシスロスを発生
させる原因となるカーボンブラックを減らす必要があ
り、今日では低燃費性能に優れたトレッドゴムとして、
カーボンブラックの配合量を減らしてシリカを含有した
トレッドゴムが注目され、タイヤの運動性能と低燃費性
能とを高い水準で両立させるために、特にキャップ/ベ
ース構造を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、シ
リカ多量配合ゴムをキャップ層のゴムに使用するケース
が増加する傾向にある。その結果、電気抵抗に関する問
題および帯電量の蓄積に関する問題が新たに浮上してき
ている。
ッドゴムにカーボンブラックが適量含まれており、タイ
ヤの電気抵抗に関する問題や帯電量の蓄積に関する問題
は存在し得なかった。しかしながら、近年環境問題が大
きく取り上げられ、低燃費化への動きが加速されてい
る。低燃費化、即ち転がり抵抗の低減をトレッドゴムの
改良により達成するためには、ヒステリシスロスを発生
させる原因となるカーボンブラックを減らす必要があ
り、今日では低燃費性能に優れたトレッドゴムとして、
カーボンブラックの配合量を減らしてシリカを含有した
トレッドゴムが注目され、タイヤの運動性能と低燃費性
能とを高い水準で両立させるために、特にキャップ/ベ
ース構造を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、シ
リカ多量配合ゴムをキャップ層のゴムに使用するケース
が増加する傾向にある。その結果、電気抵抗に関する問
題および帯電量の蓄積に関する問題が新たに浮上してき
ている。
【0003】かかる問題を解決する方法として、例え
ば、欧州特許第658 452号明細書に開示されてい
るように、導電性ゴム層20をトレッド10の幅方向中
央部にトレッド表面からトレッド下層ゴムまで挟み込む
手法が知られている(図6)。
ば、欧州特許第658 452号明細書に開示されてい
るように、導電性ゴム層20をトレッド10の幅方向中
央部にトレッド表面からトレッド下層ゴムまで挟み込む
手法が知られている(図6)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記欧
州特許第658 452号明細書等に開示されているよ
うに導電ゴム層をシリカ配合のトレッドに表面から下層
ゴムまで挟み込むと、特に高速走行時に車両が横風を受
けてタイヤに横方向からの入力を受けたような場合、図
7に示すように、導電ゴム層20が他のトレッド10部
分と異質ゴムであるが故に境界面より剥離が発生し、こ
の剥離がタイヤ周上に連続して延びるという問題があ
る。かかる問題は旋回走行時にも同様に生じ得るもので
ある。一旦剥離が発生するとタイヤの耐久性は著しく低
下する。
州特許第658 452号明細書等に開示されているよ
うに導電ゴム層をシリカ配合のトレッドに表面から下層
ゴムまで挟み込むと、特に高速走行時に車両が横風を受
けてタイヤに横方向からの入力を受けたような場合、図
7に示すように、導電ゴム層20が他のトレッド10部
分と異質ゴムであるが故に境界面より剥離が発生し、こ
の剥離がタイヤ周上に連続して延びるという問題があ
る。かかる問題は旋回走行時にも同様に生じ得るもので
ある。一旦剥離が発生するとタイヤの耐久性は著しく低
下する。
【0005】そこで本発明の目的は、タイヤの耐久性を
損なうことなく、帯電防止を確実に確保し得る空気入り
タイヤを提供することにある。
損なうことなく、帯電防止を確実に確保し得る空気入り
タイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、導電ゴム層をトレッドに
適用して通電経路を形成せしめるにあたり、一の導電ゴ
ム層を厚さ方向および周方向の少なくともいずれか一方
に連続して波形に延在せしめることにより、タイヤ横方
向の入力が効果的に分散されて導電ゴム層の動きと境界
面でのゴムの変形が拘束され、導電ゴム層の剥離を防止
することができることを見出し、本発明を完成するに至
った。
解決すべく鋭意検討した結果、導電ゴム層をトレッドに
適用して通電経路を形成せしめるにあたり、一の導電ゴ
ム層を厚さ方向および周方向の少なくともいずれか一方
に連続して波形に延在せしめることにより、タイヤ横方
向の入力が効果的に分散されて導電ゴム層の動きと境界
面でのゴムの変形が拘束され、導電ゴム層の剥離を防止
することができることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】すなわち、本発明の空気入りタイヤは下記
の通りである。 (1)トレッド部の少なくともタイヤ半径方向外方区域
に加硫硬化後の固有抵抗値が108Ω・cm以上である
ゴム層が配置された空気入りタイヤであって、前記ゴム
層が、タイヤ幅方向の少なくとも1箇所において、実質
上該ゴム層の全厚みにわたり周方向に延びる固有抵抗値
106Ω・cm以下の導電分離ゴム層により同幅方向に
分離されてなる空気入りタイヤにおいて、前記導電分離
ゴム層がその幅0.3〜3.0mmにて前記ゴム層の厚
み方向および周方向の少なくともいずれか一方の方向に
波形形状を呈して延在することを特徴とする空気入りタ
イヤである。
の通りである。 (1)トレッド部の少なくともタイヤ半径方向外方区域
に加硫硬化後の固有抵抗値が108Ω・cm以上である
ゴム層が配置された空気入りタイヤであって、前記ゴム
層が、タイヤ幅方向の少なくとも1箇所において、実質
上該ゴム層の全厚みにわたり周方向に延びる固有抵抗値
106Ω・cm以下の導電分離ゴム層により同幅方向に
分離されてなる空気入りタイヤにおいて、前記導電分離
ゴム層がその幅0.3〜3.0mmにて前記ゴム層の厚
み方向および周方向の少なくともいずれか一方の方向に
波形形状を呈して延在することを特徴とする空気入りタ
イヤである。
【0008】(2)前記空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層が前記ゴム層の厚み方向に波形に延在す
る長さの全長が該ゴム層の全厚みの120〜200%で
ある空気入りタイヤである。
導電分離ゴム層が前記ゴム層の厚み方向に波形に延在す
る長さの全長が該ゴム層の全厚みの120〜200%で
ある空気入りタイヤである。
【0009】(3)前記空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層が前記ゴム層の周方向に波形に延在する
長さの全長が該ゴム層の全周長さの150〜300%で
ある空気入りタイヤである。
導電分離ゴム層が前記ゴム層の周方向に波形に延在する
長さの全長が該ゴム層の全周長さの150〜300%で
ある空気入りタイヤである。
【0010】(4)前記空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層の幅が0.5〜2.0mmである空気入
りタイヤである。
導電分離ゴム層の幅が0.5〜2.0mmである空気入
りタイヤである。
【0011】(5)前記空気入りタイヤにおいて、前記
トレッド部が半径方向外方区域に配置された前記ゴム層
と、半径方向内方区域に配置された加硫硬化後の固有抵
抗値が106Ω・cm以下の内層ゴム層との少なくとも
2層構造で形成されてなる空気入りタイヤである。
トレッド部が半径方向外方区域に配置された前記ゴム層
と、半径方向内方区域に配置された加硫硬化後の固有抵
抗値が106Ω・cm以下の内層ゴム層との少なくとも
2層構造で形成されてなる空気入りタイヤである。
【0012】(6)前記空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有抵抗値が106Ω・
cm以下のゴムセメント層からなる空気入りタイヤであ
る。
導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有抵抗値が106Ω・
cm以下のゴムセメント層からなる空気入りタイヤであ
る。
【0013】(7)前記空気入りタイヤにおいて、前記
導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有抵抗値が106Ω・
cm以下の導電性シートからなる空気入りタイヤであ
る。
導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有抵抗値が106Ω・
cm以下の導電性シートからなる空気入りタイヤであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明における、固有抵抗値が1
06Ω・cm以下の導電分離ゴム層用のゴム組成物に使
用するジエン系ゴムは、スチレンブタジエンゴム(SB
R)、ブタジエンゴム(BR)または天然ゴム(NR)
の少なくとも1種を含むことが耐久性の観点より好まし
い。
06Ω・cm以下の導電分離ゴム層用のゴム組成物に使
用するジエン系ゴムは、スチレンブタジエンゴム(SB
R)、ブタジエンゴム(BR)または天然ゴム(NR)
の少なくとも1種を含むことが耐久性の観点より好まし
い。
【0015】また、前記導電分離ゴム層用ゴム組成物に
は、窒素吸着比表面積(N2SA)が130m2/g以
上でかつジブチルフタレート吸油量(DBP)が110
ml/100g以上のカーボンブラックを使用すること
が好ましい。このゴム組成物では、かかる小粒径でかつ
高ストラクチャーのカーボンブラックを使用すること
で、通電経路を形成するゴム層の耐久性を向上させ、タ
イヤの走行末期まで帯電防止効果を発揮し得るようにす
る。ここでN2SAはASTM D3037−89に、
またDBPはASTM D2414−90に夫々準拠し
て求められる値である。
は、窒素吸着比表面積(N2SA)が130m2/g以
上でかつジブチルフタレート吸油量(DBP)が110
ml/100g以上のカーボンブラックを使用すること
が好ましい。このゴム組成物では、かかる小粒径でかつ
高ストラクチャーのカーボンブラックを使用すること
で、通電経路を形成するゴム層の耐久性を向上させ、タ
イヤの走行末期まで帯電防止効果を発揮し得るようにす
る。ここでN2SAはASTM D3037−89に、
またDBPはASTM D2414−90に夫々準拠し
て求められる値である。
【0016】かかるカーボンブラックの配合量がジエン
系ゴム100重量部に対して40重量部未満では補強性
が十分ではなく、一方100重量部を超えると軟化剤が
少ない場合には加硫後に硬くなり過ぎ、割れ等が発生
し、また軟化剤が多い場合には耐摩耗性が低下する。な
お、カーボンブラック以外の配合剤としては、ゴム製品
において通常用いられる配合剤、例えば加硫剤、加硫促
進剤、加硫促進助剤、軟化剤、老化防止剤等が通常用い
られる配合量にて適宜配合されている。
系ゴム100重量部に対して40重量部未満では補強性
が十分ではなく、一方100重量部を超えると軟化剤が
少ない場合には加硫後に硬くなり過ぎ、割れ等が発生
し、また軟化剤が多い場合には耐摩耗性が低下する。な
お、カーボンブラック以外の配合剤としては、ゴム製品
において通常用いられる配合剤、例えば加硫剤、加硫促
進剤、加硫促進助剤、軟化剤、老化防止剤等が通常用い
られる配合量にて適宜配合されている。
【0017】本発明においては、前記導電分離ゴム層は
硫黄硬化後の固有抵抗値が106Ω・cm以下のゴムセ
メント層または導電性シートからなることが好ましい。
ここでゴムセメント層は、水を溶媒として用いることも
可能であるが、有機溶媒をベースに得るのが品質安定上
好ましい。有機溶媒としては、ヘキサン、石油エーテ
ル、ヘプタン、テトラヒドロフラン(THF)、シクロ
ヘキサン等を挙げることができ、好ましくはヘキサンを
挙げることができる。ゴムセメント層は、トレッドの波
形の切れ目に流し込むかまたはトレッド表面から底面に
わたって塗布する。切れ目は切断手段(カッター等)に
より形成される。ゴムセメントは切れめに良好に充填し
やすい。また、導電性シートはタイヤ成形時にトレッド
に入れた切れ目に挟み込む。
硫黄硬化後の固有抵抗値が106Ω・cm以下のゴムセ
メント層または導電性シートからなることが好ましい。
ここでゴムセメント層は、水を溶媒として用いることも
可能であるが、有機溶媒をベースに得るのが品質安定上
好ましい。有機溶媒としては、ヘキサン、石油エーテ
ル、ヘプタン、テトラヒドロフラン(THF)、シクロ
ヘキサン等を挙げることができ、好ましくはヘキサンを
挙げることができる。ゴムセメント層は、トレッドの波
形の切れ目に流し込むかまたはトレッド表面から底面に
わたって塗布する。切れ目は切断手段(カッター等)に
より形成される。ゴムセメントは切れめに良好に充填し
やすい。また、導電性シートはタイヤ成形時にトレッド
に入れた切れ目に挟み込む。
【0018】次に、本発明の空気入りタイヤの構造につ
いて具体的に説明する。本好適実施形態の空気入りタイ
ヤでは、図1に示すように、導電分離ゴム層2が、固有
抵抗値108Ω・cm以上のタイヤトレッド1に踏面か
らその幅方向の少なくとも1箇所において実質上該トレ
ッド1の全厚みにわたり周方向に延在し、該導電分離ゴ
ム層によりトレッド1が幅方向に分離されている。本発
明においては、導電分離ゴム層2がその幅0.3〜3.
0mm、好ましくは0.5〜2.0mmにてトレッド1
の厚み方向および周方向の少なくともいずれか一方の方
向に波形形状を呈して延在することが重要である。図1
に示す本好適実施態様においては、1本の導電分離ゴム
層2がトレッド1の厚み方向および周方向の双方に波形
形状を呈して延在している。
いて具体的に説明する。本好適実施形態の空気入りタイ
ヤでは、図1に示すように、導電分離ゴム層2が、固有
抵抗値108Ω・cm以上のタイヤトレッド1に踏面か
らその幅方向の少なくとも1箇所において実質上該トレ
ッド1の全厚みにわたり周方向に延在し、該導電分離ゴ
ム層によりトレッド1が幅方向に分離されている。本発
明においては、導電分離ゴム層2がその幅0.3〜3.
0mm、好ましくは0.5〜2.0mmにてトレッド1
の厚み方向および周方向の少なくともいずれか一方の方
向に波形形状を呈して延在することが重要である。図1
に示す本好適実施態様においては、1本の導電分離ゴム
層2がトレッド1の厚み方向および周方向の双方に波形
形状を呈して延在している。
【0019】導電分離ゴム層2の幅が0.3mm以上で
あれば導電分離ゴム層をセメント状にして充填する際の
充填不良を生ずることがなく、導電分離ゴム層がトレッ
ドの全幅にわたり確実に充填される。また、3.0mm
以下であればタイヤの転がり抵抗が悪化することもな
く、またトレッドゴムと導電分離ゴム層との境界面から
の剥離に影響を及ぼすこともない。また、導電分離ゴム
層2は、トレッドゴム層の厚み方向および周方向の少な
くともいずれか一方の方向に波形形状を呈して延在する
ことにより、タイヤ横方向の入力が効果的に分散され、
導電分離ゴム層の動きと、導電分離ゴム層−トレッドゴ
ム境界面でのゴムの変形とが拘束され、該導電分離ゴム
層の剥離を防止することができる。
あれば導電分離ゴム層をセメント状にして充填する際の
充填不良を生ずることがなく、導電分離ゴム層がトレッ
ドの全幅にわたり確実に充填される。また、3.0mm
以下であればタイヤの転がり抵抗が悪化することもな
く、またトレッドゴムと導電分離ゴム層との境界面から
の剥離に影響を及ぼすこともない。また、導電分離ゴム
層2は、トレッドゴム層の厚み方向および周方向の少な
くともいずれか一方の方向に波形形状を呈して延在する
ことにより、タイヤ横方向の入力が効果的に分散され、
導電分離ゴム層の動きと、導電分離ゴム層−トレッドゴ
ム境界面でのゴムの変形とが拘束され、該導電分離ゴム
層の剥離を防止することができる。
【0020】導電分離ゴム層2のトレッド厚さ方向の波
形形状は、導電分離ゴム層2の、トレッドゴム1の厚み
方向に対する全長、即ち波形に沿って計測した長さが該
トレッドゴム1の全厚みの120〜200%であること
が好ましい。120%未満ではトレッド厚さ方向の力の
分散が不十分で、耐久性の向上が望めず、一方200%
を超えると耐久性の向上が飽和する。また、タイヤ周方
向の波形形状は、導電分離ゴム層2の、トレッドゴム1
の周方向に対する全長、即ち波形に沿って計測した長さ
が該トレッドゴム1の全周長さの150〜300%であ
ることが好ましい。150%未満ではタイヤ周方向の力
の分散が不十分で、耐久性の向上が望めず、一方200
%を超えると耐久性の向上が飽和する。
形形状は、導電分離ゴム層2の、トレッドゴム1の厚み
方向に対する全長、即ち波形に沿って計測した長さが該
トレッドゴム1の全厚みの120〜200%であること
が好ましい。120%未満ではトレッド厚さ方向の力の
分散が不十分で、耐久性の向上が望めず、一方200%
を超えると耐久性の向上が飽和する。また、タイヤ周方
向の波形形状は、導電分離ゴム層2の、トレッドゴム1
の周方向に対する全長、即ち波形に沿って計測した長さ
が該トレッドゴム1の全周長さの150〜300%であ
ることが好ましい。150%未満ではタイヤ周方向の力
の分散が不十分で、耐久性の向上が望めず、一方200
%を超えると耐久性の向上が飽和する。
【0021】なお、タイヤの湿潤路面に対する運動性能
と低燃費性能とを高い水準で両立させるためにトレッド
ゴムにシリカを添加することが行われるが、これにより
タイヤトレッド1の固有抵抗値は108Ω・cm以上と
なる。
と低燃費性能とを高い水準で両立させるためにトレッド
ゴムにシリカを添加することが行われるが、これにより
タイヤトレッド1の固有抵抗値は108Ω・cm以上と
なる。
【0022】また、本発明においては、トレッド部がタ
イヤ半径方向外方区域に配置された固有抵抗値108Ω
・cm以上の外層ゴム層と、半径方向内方区域に配置さ
れた加硫硬化後の固有抵抗値が106Ω・cm以下の内
層ゴム層との少なくとも2層構造で形成し、導電分離ゴ
ム層が実質上外層ゴム層の全厚みにわたり周方向に延び
るようにしても、前記と同様の本発明の効果を得ること
ができる。
イヤ半径方向外方区域に配置された固有抵抗値108Ω
・cm以上の外層ゴム層と、半径方向内方区域に配置さ
れた加硫硬化後の固有抵抗値が106Ω・cm以下の内
層ゴム層との少なくとも2層構造で形成し、導電分離ゴ
ム層が実質上外層ゴム層の全厚みにわたり周方向に延び
るようにしても、前記と同様の本発明の効果を得ること
ができる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明を実施例、従来例および比較
例に基づき具体的に説明する。下記の表1、2に示す配
合処方に従い、空気入りラジアルタイヤのトレッドゴム
および導電ゴム層に用いるゴム組成物を夫々調製した。
例に基づき具体的に説明する。下記の表1、2に示す配
合処方に従い、空気入りラジアルタイヤのトレッドゴム
および導電ゴム層に用いるゴム組成物を夫々調製した。
【0024】 (表1:トレッドゴム) キャップゴム スチレンブタジエンゴム*1 96(重量部) ブタジエンゴム*2 30 SiO2 *3 60 カーボンブラック(N234)*4 20 シランカップリング剤*5 6 ZnO 3 ステアリン酸 2 アロマオイル 10 加硫促進剤(CBS)*6 1.5 加硫促進剤(DPG)*7 2硫黄 1.5 *1 日本合成ゴム(株)製SBR1712 *2 96%シス結合 *3 ニプシルVN3 *4 N2SA:126m2/g DBP:125ml/100g *5 DEGUSSA社製 Si69 *6 N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド *7 ジフェニルグアニジン
【0025】 (表2:導電ゴム) ゴム組成物 天然ゴム 40(重量部) スチレンブタジエンゴム*8 60 カーボンブラック(N134)*9 60 アロマオイル 15 ZnO 2 老化防止剤 *10 1 加硫促進剤(DPG) 0.2 加硫促進剤(NS)*11 0.8 硫黄 1.5 *8 日本合成ゴム(株)製SBR1500 *9 N2SA:146m2/g DBP:127ml/100g *10 N−(1,3−ジメチルブチル)−N´−フェニル−p−フェニレンジ アミン *11 N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド
【0026】得られた導電ゴムを図2、3、4および6
に示すようにしてトレッド1に導電分離ゴム層2として
適用し、サイズ185/65R14の空気入りラジアル
タイヤを試作した。
に示すようにしてトレッド1に導電分離ゴム層2として
適用し、サイズ185/65R14の空気入りラジアル
タイヤを試作した。
【0027】実施例1では、図2に示すように、1本の
導電分離ゴム層2をトレッド1の厚さ方向に波形形状に
して、トレッド1の厚みにわたり周方向に配置してあ
る。この導電分離ゴム層2の幅は1mmであり、またト
レッド1の全厚みに対する導電分離ゴム層2の厚み方向
の全長、即ち波形に沿って計測した長さの割合(以下
「トレッド厚さ方向長さ」と略記する)は150%であ
る。
導電分離ゴム層2をトレッド1の厚さ方向に波形形状に
して、トレッド1の厚みにわたり周方向に配置してあ
る。この導電分離ゴム層2の幅は1mmであり、またト
レッド1の全厚みに対する導電分離ゴム層2の厚み方向
の全長、即ち波形に沿って計測した長さの割合(以下
「トレッド厚さ方向長さ」と略記する)は150%であ
る。
【0028】実施例2では、図3に示すように、1本の
導電分離ゴム層2をトレッド1の周方向に波形形状にし
て、トレッド1の厚みにわたり周方向に配置してある。
この導電分離ゴム層2の幅は1mmであり、またトレッ
ド1の全周長さに対する導電分離ゴム層2の周方向長
さ、即ち波形に沿って計測した長さの割合(以下「トレ
ッド周方向長さ」と略記する)は200%である。
導電分離ゴム層2をトレッド1の周方向に波形形状にし
て、トレッド1の厚みにわたり周方向に配置してある。
この導電分離ゴム層2の幅は1mmであり、またトレッ
ド1の全周長さに対する導電分離ゴム層2の周方向長
さ、即ち波形に沿って計測した長さの割合(以下「トレ
ッド周方向長さ」と略記する)は200%である。
【0029】実施例3では、図4に示すように、キャッ
プ/ベース構造のトレッドにおいて、1本の導電分離ゴ
ム層2をトレッドの厚さ方向に波形形状にして、ベース
層下面まで達するようにして周方向に配置してある。こ
の導電分離ゴム層2の幅は1mmであり、またトレッド
厚さ方向長さは150%である。
プ/ベース構造のトレッドにおいて、1本の導電分離ゴ
ム層2をトレッドの厚さ方向に波形形状にして、ベース
層下面まで達するようにして周方向に配置してある。こ
の導電分離ゴム層2の幅は1mmであり、またトレッド
厚さ方向長さは150%である。
【0030】従来例は、図5に示すように、導電分離ゴ
ム層2を挿入しない他は前記実施例と同様のタイヤの例
である。
ム層2を挿入しない他は前記実施例と同様のタイヤの例
である。
【0031】比較例は、図6に示すように、幅5mmの
導電ゴム層をタイヤ中央にて周方向に連続して形成せし
めた他は前記実施例と同様のタイヤの例である。
導電ゴム層をタイヤ中央にて周方向に連続して形成せし
めた他は前記実施例と同様のタイヤの例である。
【0032】これらのタイヤの抵抗値(電気抵抗値)
は、次のようにして求めた。即ち、GERMAN AS
SOCIATION OF RUBBER INDUS
TRYのWdK 110 シート3に準拠してヒューレ
ットパッカード(HEWLETT PACKARD)社
製モデルHP4339Aのハイレジスタンスメーターを
使用し、図8のようにして測定した。図中、11はタイ
ヤ、12は鋼板、13は絶縁板、14はハイレジスタン
スメーターであり、絶縁板13上の鋼板12とタイヤ1
1のリムとの間に1000Vの電流を流して測定した。
は、次のようにして求めた。即ち、GERMAN AS
SOCIATION OF RUBBER INDUS
TRYのWdK 110 シート3に準拠してヒューレ
ットパッカード(HEWLETT PACKARD)社
製モデルHP4339Aのハイレジスタンスメーターを
使用し、図8のようにして測定した。図中、11はタイ
ヤ、12は鋼板、13は絶縁板、14はハイレジスタン
スメーターであり、絶縁板13上の鋼板12とタイヤ1
1のリムとの間に1000Vの電流を流して測定した。
【0033】また、導電分離ゴム層2の固有抵抗値は、
次のようにして求めた。即ち、円盤形状のサンプルを作
製し、半径:r=2.5cm、厚さ:t=0.2cmの
部分の電気抵抗値Rを、図9に示すアドバンス社製絶縁
抵抗試験箱を用いて測定し、次式により固有抵抗値ρを
計算した。 ρ=(a/t)R 式中、aは断面積(=π×r2)、tは厚さである。な
お、図9中、Aは主電極、Bは対電極、Cはガード電
極、tは試料の厚さを示す。
次のようにして求めた。即ち、円盤形状のサンプルを作
製し、半径:r=2.5cm、厚さ:t=0.2cmの
部分の電気抵抗値Rを、図9に示すアドバンス社製絶縁
抵抗試験箱を用いて測定し、次式により固有抵抗値ρを
計算した。 ρ=(a/t)R 式中、aは断面積(=π×r2)、tは厚さである。な
お、図9中、Aは主電極、Bは対電極、Cはガード電
極、tは試料の厚さを示す。
【0034】供試タイヤを実車に装着し、R80mで
0.4〜0.5Gの横Gの条件下にて円旋回させ、20
周後の導電分離ゴム層のトレッドゴムとの境界面での剥
離の有無を調べた。明らかに剥離が発生している場合を
耐久性×、剥離なしの場合を耐久性○とした。得られた
結果を下記の表3に併記する。
0.4〜0.5Gの横Gの条件下にて円旋回させ、20
周後の導電分離ゴム層のトレッドゴムとの境界面での剥
離の有無を調べた。明らかに剥離が発生している場合を
耐久性×、剥離なしの場合を耐久性○とした。得られた
結果を下記の表3に併記する。
【0035】(表3)
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の空気
入りタイヤにおいては、導電ゴム層をトレッドに適用し
て通電経路を形成せしめるにあたり、一の導電ゴム層を
厚さ方向および周方向の少なくともいずれか一方に連続
して波形に延在せしめたことにより、タイヤ横方向の入
力が効果的に分散されて導電ゴム層の剥離防止がなさ
れ、耐久性を損なうことなく、帯電防止を確実に確保す
ることができる。
入りタイヤにおいては、導電ゴム層をトレッドに適用し
て通電経路を形成せしめるにあたり、一の導電ゴム層を
厚さ方向および周方向の少なくともいずれか一方に連続
して波形に延在せしめたことにより、タイヤ横方向の入
力が効果的に分散されて導電ゴム層の剥離防止がなさ
れ、耐久性を損なうことなく、帯電防止を確実に確保す
ることができる。
【図1】本発明の一例空気入りタイヤのトレッド部を模
式的に示す断面斜視図である。
式的に示す断面斜視図である。
【図2】本発明の他の一例空気入りタイヤのトレッド部
を模式的に示す断面斜視図である。
を模式的に示す断面斜視図である。
【図3】本発明の更に他の一例空気入りタイヤのトレッ
ド部を模式的に示す断面斜視図である。
ド部を模式的に示す断面斜視図である。
【図4】本発明の更に他の一例空気入りタイヤのトレッ
ド部を模式的に示す断面斜視図である。
ド部を模式的に示す断面斜視図である。
【図5】従来例の空気入りタイヤのトレッド部を模式的
に示す断面斜視図である。
に示す断面斜視図である。
【図6】比較例で用いた空気入りタイヤのトレッド部を
模式的に示す断面斜視図である。
模式的に示す断面斜視図である。
【図7】比較例で用いた空気入りタイヤのトレッド部の
剥離発生の様子を模式的に示す断面斜視図である。
剥離発生の様子を模式的に示す断面斜視図である。
【図8】実施例で使用した固有抵抗値測定装置の概略図
である。
である。
【図9】固有抵抗値の測定法を示す説明図である。
1,10 トレッド 2 導電分離ゴム層 3 キャップ層 4 ベース層 11 タイヤ 12 鋼板 13 絶縁板 14 ハイレジスタンスメーター 20 導電ゴム層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B60C 1/00 B60C 1/00 A
Claims (7)
- 【請求項1】 トレッド部の少なくともタイヤ半径方向
外方区域に加硫硬化後の固有抵抗値が108Ω・cm以
上であるゴム層が配置された空気入りタイヤであって、
前記ゴム層が、タイヤ幅方向の少なくとも1箇所におい
て、実質上該ゴム層の全厚みにわたり周方向に延びる固
有抵抗値106Ω・cm以下の導電分離ゴム層により同
幅方向に分離されてなる空気入りタイヤにおいて、 前記導電分離ゴム層がその幅0.3〜3.0mmにて前
記ゴム層の厚み方向および周方向の少なくともいずれか
一方の方向に波形形状を呈して延在することを特徴とす
る空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記導電分離ゴム層が前記ゴム層の厚み
方向に波形に延在する長さの全長が該ゴム層の全厚みの
120〜200%である請求項1記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項3】 前記導電分離ゴム層が前記ゴム層の周方
向に波形に延在する長さの全長が該ゴム層の全周長さの
150〜300%である請求項1または2記載の空気入
りタイヤ。 - 【請求項4】 前記導電分離ゴム層の幅が0.5〜2.
0mmである請求項1〜3のうちいずれか一項記載の空
気入りタイヤ。 - 【請求項5】 前記トレッド部が半径方向外方区域に配
置された前記ゴム層と、半径方向内方区域に配置された
加硫硬化後の固有抵抗値が106Ω・cm以下の内層ゴ
ム層との少なくとも2層構造で形成されてなる請求項1
〜4のうちいずれか一項記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項6】 前記導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有
抵抗値が106Ω・cm以下のゴムセメント層からなる
請求項1〜5のうちいずれか一項記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項7】 前記導電分離ゴム層は硫黄硬化後の固有
抵抗値が106Ω・cm以下の導電性シートからなる請
求項1〜5のうちいずれか一項記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9212954A JPH1148711A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9212954A JPH1148711A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148711A true JPH1148711A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16631054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9212954A Pending JPH1148711A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1148711A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0895878A2 (en) * | 1997-08-07 | 1999-02-10 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire and method of manufacturing the same |
JP2001047525A (ja) * | 1999-08-06 | 2001-02-20 | Bridgestone Corp | タイヤ製造装置及びタイヤ製造方法 |
JP2002504454A (ja) * | 1998-02-26 | 2002-02-12 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン−ミシュラン エ コムパニー | 導電性タイヤ、および導電性インサートを備えたセクションの押出し成形装置 |
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US6868878B2 (en) | 2002-10-14 | 2005-03-22 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Pneumatic tire including belt cushion section and having conductive path between belt layer and carcass and method of making same |
EP1533143A1 (en) * | 2003-11-18 | 2005-05-25 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tire with electrically non-conductive tread which contains a self locking electrically conductive rubber strip extending through said tread to its running surface |
EP1859966A1 (en) * | 2005-03-16 | 2007-11-28 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire |
JP2009298221A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
WO2017025828A1 (fr) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | Compagnie Générale Des Établissements Michelin | Pneumatique comprenant un fil conducteur |
DE102017122284A1 (de) | 2016-10-11 | 2018-04-12 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP9212954A patent/JPH1148711A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107914525A (zh) * | 2016-10-11 | 2018-04-17 | 东洋橡胶工业株式会社 | 充气轮胎 |
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---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050705 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050812 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051228 |