JPH1147859A - アルミ合金パネルの製造方法 - Google Patents
アルミ合金パネルの製造方法Info
- Publication number
- JPH1147859A JPH1147859A JP9199969A JP19996997A JPH1147859A JP H1147859 A JPH1147859 A JP H1147859A JP 9199969 A JP9199969 A JP 9199969A JP 19996997 A JP19996997 A JP 19996997A JP H1147859 A JPH1147859 A JP H1147859A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum alloy
- sheets
- joined
- core
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D26/00—Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces
- B21D26/02—Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces by applying fluid pressure
- B21D26/053—Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces by applying fluid pressure characterised by the material of the blanks
- B21D26/055—Blanks having super-plastic properties
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K20/00—Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
- B23K20/12—Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
- B23K20/122—Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K2101/00—Articles made by soldering, welding or cutting
- B23K2101/04—Tubular or hollow articles
- B23K2101/045—Hollow panels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コアの断面形状が複雑で、高剛性かつ軽量な
アルミ合金パネルを低コストで製造できるものとする。 【解決手段】 複数枚のアルミ合金シート1,2,3を
重ね合わせ、摩擦攪拌接合6により接合し、金型7に入
れ、超塑性変形に適した温度に加熱した後、加圧手段
4,5により内部から加圧するものとする。
アルミ合金パネルを低コストで製造できるものとする。 【解決手段】 複数枚のアルミ合金シート1,2,3を
重ね合わせ、摩擦攪拌接合6により接合し、金型7に入
れ、超塑性変形に適した温度に加熱した後、加圧手段
4,5により内部から加圧するものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機、ロケッ
ト、人工衛星、高速車輌、高速船及び建造物等に適用さ
れるアルミ合金パネルの製造方法に関する。
ト、人工衛星、高速車輌、高速船及び建造物等に適用さ
れるアルミ合金パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアルミ合金パネルの製造方法の3
例について、図4乃至図6により以下に説明する。
例について、図4乃至図6により以下に説明する。
【0003】図4に示す従来の製造方法の第1例におい
ては、内部コア01と外面シート02を別々に製造した
後、溶接、ろう付け、接着等03により内部コア01と
外面シート02を接合することによりパネルを製造して
いた。
ては、内部コア01と外面シート02を別々に製造した
後、溶接、ろう付け、接着等03により内部コア01と
外面シート02を接合することによりパネルを製造して
いた。
【0004】図5に示す従来の製造方法の第2例におい
ては、複雑な断面形状をもつ押出し型材04を2個以上
組合せた後、それぞれを溶接05により接合することに
よりパネルを製造していた。
ては、複雑な断面形状をもつ押出し型材04を2個以上
組合せた後、それぞれを溶接05により接合することに
よりパネルを製造していた。
【0005】図6に示す従来の製造方法の第3例は、現
在チタン合金にしか適用されていない方法であり、この
製造方法の場合、チタン板材06を複数枚重ね、その一
部を溶接又は拡散接合07により接合した後、内部に圧
力を負荷して成形すると同時に、板同志を拡散接合する
ことにより内部にコアを有するパネルを製造していた。
なお、内部加圧により成形されるコアの形状は、図6
(a),(b)に示すように、板材同志の接合形態や枚
数の変更で調整可能である。
在チタン合金にしか適用されていない方法であり、この
製造方法の場合、チタン板材06を複数枚重ね、その一
部を溶接又は拡散接合07により接合した後、内部に圧
力を負荷して成形すると同時に、板同志を拡散接合する
ことにより内部にコアを有するパネルを製造していた。
なお、内部加圧により成形されるコアの形状は、図6
(a),(b)に示すように、板材同志の接合形態や枚
数の変更で調整可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のアルミ合金パネ
ルの製造方法において、第1例の場合、所定の形状の内
部コアと外面シートを別々に製作し、内部コアと外面シ
ートをろう付けや接着といった方法で接合するため、個
々の部品の精度、特に面同志の合わせ部の精度が高くな
ければならない。
ルの製造方法において、第1例の場合、所定の形状の内
部コアと外面シートを別々に製作し、内部コアと外面シ
ートをろう付けや接着といった方法で接合するため、個
々の部品の精度、特に面同志の合わせ部の精度が高くな
ければならない。
【0007】また、アルミのろう付けによる接合の場合
は、アルミ表面に形成されているアルミの酸化層を除去
するという前処理が不可欠であり、ろう付け時の加熱に
よりひずみが生じ、熱処理材では強度が低下するといっ
た課題があり、接着による接合の場合も、前処理が不可
欠であり、接合強度が低く、耐熱性が低いという課題が
あった。
は、アルミ表面に形成されているアルミの酸化層を除去
するという前処理が不可欠であり、ろう付け時の加熱に
よりひずみが生じ、熱処理材では強度が低下するといっ
た課題があり、接着による接合の場合も、前処理が不可
欠であり、接合強度が低く、耐熱性が低いという課題が
あった。
【0008】第2例の場合は、押出し型材の断面形状の
工夫により様々な断面をもつパネルの製作が可能で、溶
接法を工夫することにより歪の少ない高強度のパネルの
製作も可能である。
工夫により様々な断面をもつパネルの製作が可能で、溶
接法を工夫することにより歪の少ない高強度のパネルの
製作も可能である。
【0009】しかしながら、押出し型材を使うため、厚
さ1mm以下の部分をつくることは不可能であり、そのよ
うな部分を得るには、押出し後に機械加工を行うことに
より板厚を減らす必要があり、製作コストが高くなる。
また、押出し方向の断面は一定で、変化させることはで
きない。更に、溶接で接合するため、溶接できない高力
アルミ合金は使用することができないといった課題があ
った。
さ1mm以下の部分をつくることは不可能であり、そのよ
うな部分を得るには、押出し後に機械加工を行うことに
より板厚を減らす必要があり、製作コストが高くなる。
また、押出し方向の断面は一定で、変化させることはで
きない。更に、溶接で接合するため、溶接できない高力
アルミ合金は使用することができないといった課題があ
った。
【0010】これに対して、第3例の場合は、内部コア
と外面シートが拡散接合されたり、溶接接合されてお
り、強度は高い。また、コアの形状もシートの重ね方や
溶接部の形状変更により変更可能である。
と外面シートが拡散接合されたり、溶接接合されてお
り、強度は高い。また、コアの形状もシートの重ね方や
溶接部の形状変更により変更可能である。
【0011】しかし、この方法はチタン合金向けに開発
された方式で、この方式に使用されるシートは超塑性成
形が可能で、しかも、溶接等によりシート同志を接合で
きることが必要である。
された方式で、この方式に使用されるシートは超塑性成
形が可能で、しかも、溶接等によりシート同志を接合で
きることが必要である。
【0012】アルミ合金の場合、7475合金や508
3合金、8090合金等は超塑性特性を示すが、508
3合金を除いて溶接はできない。この5083合金につ
いても、これを溶接した場合、溶接部はミクロ組織が粗
くなり、超塑性特性を示さなくなるため、上記の方法で
のパネルの製造は難しく、また、5083合金は強度が
低いため、高強度のパネルはつくれないという課題があ
った。
3合金、8090合金等は超塑性特性を示すが、508
3合金を除いて溶接はできない。この5083合金につ
いても、これを溶接した場合、溶接部はミクロ組織が粗
くなり、超塑性特性を示さなくなるため、上記の方法で
のパネルの製造は難しく、また、5083合金は強度が
低いため、高強度のパネルはつくれないという課題があ
った。
【0013】本発明は、高強度のアルミ合金(7475
合金や8090合金)を用いて従来の方法の第3例に示
すような構造をつくり、複雑な形状のコアを有する高剛
性で軽量なパネルを製作することにより、従来の方法の
第1,2例における課題を解決しようとするものであ
る。
合金や8090合金)を用いて従来の方法の第3例に示
すような構造をつくり、複雑な形状のコアを有する高剛
性で軽量なパネルを製作することにより、従来の方法の
第1,2例における課題を解決しようとするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のアルミ合金パネ
ルの製造方法においては、複数枚のアルミ合金シートを
重ね合わせ、摩擦攪拌接合により接合し、金型に入れ、
超塑性変形に適した温度に加熱した後、加圧手段により
内部から加圧することを特徴としている。
ルの製造方法においては、複数枚のアルミ合金シートを
重ね合わせ、摩擦攪拌接合により接合し、金型に入れ、
超塑性変形に適した温度に加熱した後、加圧手段により
内部から加圧することを特徴としている。
【0015】本発明において用いる摩擦攪拌接合は、通
常の溶融溶接ができない超塑性特性を示す、例えば74
75合金や8090合金等の接合も可能であり、接合さ
れる金属が異種金属の場合も接合可能である。
常の溶融溶接ができない超塑性特性を示す、例えば74
75合金や8090合金等の接合も可能であり、接合さ
れる金属が異種金属の場合も接合可能である。
【0016】また、溶融溶接はできるが、接合後に接合
部の超塑性特性が失われる、例えば5083合金等の場
合にも、接合後の接合部が超塑性特性を損なうことがな
い。更に、加圧成形後の断面形状に影響を及ぼす接合部
の形状の変更が可能である。
部の超塑性特性が失われる、例えば5083合金等の場
合にも、接合後の接合部が超塑性特性を損なうことがな
い。更に、加圧成形後の断面形状に影響を及ぼす接合部
の形状の変更が可能である。
【0017】そのため、本発明においては、超塑性特性
を示す複数枚のアルミ合金について、同種金属の場合ば
かりでなく異種金属の場合であっても、その特性を失う
ことなく、接合部を任意形状として接合することが可能
となるため、コアの断面形状が複雑で、高剛性かつ軽量
なアルミ合金パネルを低コストで製作することが可能と
なる。
を示す複数枚のアルミ合金について、同種金属の場合ば
かりでなく異種金属の場合であっても、その特性を失う
ことなく、接合部を任意形状として接合することが可能
となるため、コアの断面形状が複雑で、高剛性かつ軽量
なアルミ合金パネルを低コストで製作することが可能と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係るアル
ミ合金パネルの製造方法について、図1により説明す
る。
ミ合金パネルの製造方法について、図1により説明す
る。
【0019】図1に示す本実施形態に係る製造方法にお
いては、まず、超塑性特性を示すアルミ合金(747
5,5083,8090合金等)よりなるコアシート2
にガス圧負荷用のチューブ5を取り付けた後、超塑性特
性を示すアルミ合金(7475,5083,8090合
金等)よりなるフェースシート1,3をそれぞれコアシ
ート2の上下面に配設し、重ね合わせる。
いては、まず、超塑性特性を示すアルミ合金(747
5,5083,8090合金等)よりなるコアシート2
にガス圧負荷用のチューブ5を取り付けた後、超塑性特
性を示すアルミ合金(7475,5083,8090合
金等)よりなるフェースシート1,3をそれぞれコアシ
ート2の上下面に配設し、重ね合わせる。
【0020】次に、重ね合わせたフェースシート1,3
とコアシート2は、ガスシールのためにその周囲を摩擦
攪拌接合6により接合するとともに、内側の一部につい
ても摩擦攪拌接合6により接合して積層体を形成する。
とコアシート2は、ガスシールのためにその周囲を摩擦
攪拌接合6により接合するとともに、内側の一部につい
ても摩擦攪拌接合6により接合して積層体を形成する。
【0021】次に、この積層体を金型7中にセットし、
アルミ合金が超塑性特性を示す温度(例えば、7475
合金の場合で515℃)になるまで加熱した後、チュー
ブ5を介してガスを供給し、ガス圧を負荷してそれぞれ
のシート1,2,3を変形させ、アルミ合金パネルの成
形を完了する。
アルミ合金が超塑性特性を示す温度(例えば、7475
合金の場合で515℃)になるまで加熱した後、チュー
ブ5を介してガスを供給し、ガス圧を負荷してそれぞれ
のシート1,2,3を変形させ、アルミ合金パネルの成
形を完了する。
【0022】なお、上記コアシート2へのチューブ5の
取り付けについては、通常の溶接が不可欠なため、溶接
可能なアルミ合金により図1(b),(c)に示すチュ
ーブ取付部4を製作し、このチューブ取付部4を摩擦攪
拌接合6によりコアシート2に取り付け、このチューブ
取付部4にチューブ5を溶融溶接接合する。
取り付けについては、通常の溶接が不可欠なため、溶接
可能なアルミ合金により図1(b),(c)に示すチュ
ーブ取付部4を製作し、このチューブ取付部4を摩擦攪
拌接合6によりコアシート2に取り付け、このチューブ
取付部4にチューブ5を溶融溶接接合する。
【0023】上記において、フェースシート1,3とコ
アシート2の重ね接合と、コアシート2とチューブ取付
部4の突き合わせ接合に用いる摩擦攪拌接合6は、図2
に示すように特殊形状のツールを用い、これを回転させ
ながら被接合部材の接合部に突き刺し、ツールと被接合
部材の間に生じる摩擦熱により被接合部材の接合部を軟
化させるとともに、軟化した接合部をツールでかきまぜ
ることにより接合部を接合させるものである。
アシート2の重ね接合と、コアシート2とチューブ取付
部4の突き合わせ接合に用いる摩擦攪拌接合6は、図2
に示すように特殊形状のツールを用い、これを回転させ
ながら被接合部材の接合部に突き刺し、ツールと被接合
部材の間に生じる摩擦熱により被接合部材の接合部を軟
化させるとともに、軟化した接合部をツールでかきまぜ
ることにより接合部を接合させるものである。
【0024】なお、突き合わせ接合の場合は、図2
(a)に示すように裏当て金を用いることにより、完全
溶け込みの接合が可能であり、重ね接合の場合は、図2
(b)に示すようにツールの長さを調整することにより
溶け込み量の調整ができ、部分的な固相接合を得ること
も可能であり、また、複数枚の被接合部材を重ねて同時
接合することも可能である。
(a)に示すように裏当て金を用いることにより、完全
溶け込みの接合が可能であり、重ね接合の場合は、図2
(b)に示すようにツールの長さを調整することにより
溶け込み量の調整ができ、部分的な固相接合を得ること
も可能であり、また、複数枚の被接合部材を重ねて同時
接合することも可能である。
【0025】上記摩擦攪拌接合6は、被接合部材の接合
部を摩擦熱により軟化させ、軟化した接合部をツールに
よりかきまぜて接合させるため、通常の溶融溶接ができ
ない高力アルミ合金(7475合金等)やアルミリチウ
ム合金(8090合金等)の接合が可能であり、異材の
接合も可能である。
部を摩擦熱により軟化させ、軟化した接合部をツールに
よりかきまぜて接合させるため、通常の溶融溶接ができ
ない高力アルミ合金(7475合金等)やアルミリチウ
ム合金(8090合金等)の接合が可能であり、異材の
接合も可能である。
【0026】また、シートの接合部の形状を変更するこ
とができ、コア部の断面形状を自由に変更することがで
きる。更に、摩擦攪拌接合6が施工された接合部のミク
ロ組織は母材より細かいため、5083合金の場合にも
接合部の機械的特性は劣化せず、超塑性特性を示す。
とができ、コア部の断面形状を自由に変更することがで
きる。更に、摩擦攪拌接合6が施工された接合部のミク
ロ組織は母材より細かいため、5083合金の場合にも
接合部の機械的特性は劣化せず、超塑性特性を示す。
【0027】そのため、本実施形態においては、フェー
スシート1,3とコアシート2が超塑性特性を示すいず
れのアルミ合金の場合であっても、また、互いに異種の
アルミ合金の場合であっても良好な接合を得ることが可
能となった。
スシート1,3とコアシート2が超塑性特性を示すいず
れのアルミ合金の場合であっても、また、互いに異種の
アルミ合金の場合であっても良好な接合を得ることが可
能となった。
【0028】また、フェースシート1,3とコアシート
2に超塑性特性を示すアルミ合金が用いられ、コアシー
ト2の一部が適宜上下のフェースシート1,3に接合さ
れるため、コアシート2に大きな歪を与えることがで
き、複雑な形状のコアを有する中空パネルの製造が可能
となった。
2に超塑性特性を示すアルミ合金が用いられ、コアシー
ト2の一部が適宜上下のフェースシート1,3に接合さ
れるため、コアシート2に大きな歪を与えることがで
き、複雑な形状のコアを有する中空パネルの製造が可能
となった。
【0029】本発明の実施の他の形態に係るアルミ合金
パネルの製造方法について、図3により説明する。な
お、本実施形態は、コアシートを2枚重ねとし、その上
下面にそれぞれフェースシートを設けたものである。
パネルの製造方法について、図3により説明する。な
お、本実施形態は、コアシートを2枚重ねとし、その上
下面にそれぞれフェースシートを設けたものである。
【0030】図3に示す本実施形態に係る製造方法にお
いては、まず、フェースシート1とコアシート2aを重
ね合わせ、それぞれの接触面の周囲と内側の一部を摩擦
攪拌接合6により接合するとともに、吸気チューブ12
を取り付ける。次に、コアシート2bをコアシート2a
に重ね合わせ、それぞれの接触面の周囲を摩擦攪拌接合
6により接合するとともに、排気チューブ11を取り付
ける。
いては、まず、フェースシート1とコアシート2aを重
ね合わせ、それぞれの接触面の周囲と内側の一部を摩擦
攪拌接合6により接合するとともに、吸気チューブ12
を取り付ける。次に、コアシート2bをコアシート2a
に重ね合わせ、それぞれの接触面の周囲を摩擦攪拌接合
6により接合するとともに、排気チューブ11を取り付
ける。
【0031】最後に、フェースシート3をコアシート2
bに重ね合わせ、それぞれの接触面の周囲と内側の一部
を摩擦攪拌接合6により接合すると同時に吸気チューブ
12を取り付け、積層体を形成する。
bに重ね合わせ、それぞれの接触面の周囲と内側の一部
を摩擦攪拌接合6により接合すると同時に吸気チューブ
12を取り付け、積層体を形成する。
【0032】次に、上記により形成された積層体を金型
7にセットし、排気チューブ11を介してコアシート2
a,2b間の真空引きを行い、この間を真空にした後、
上記積層体を超塑性成形が可能な温度まで加熱する。積
層体が所定の温度まで上昇した後は、コアシート2a,
2b間の真空引きを行いながら、吸気チューブ12を介
してガス圧を負荷してそれぞれのシート1,2a,2
b,3を変形させ、アルミ合金パネルの成形を完了す
る。
7にセットし、排気チューブ11を介してコアシート2
a,2b間の真空引きを行い、この間を真空にした後、
上記積層体を超塑性成形が可能な温度まで加熱する。積
層体が所定の温度まで上昇した後は、コアシート2a,
2b間の真空引きを行いながら、吸気チューブ12を介
してガス圧を負荷してそれぞれのシート1,2a,2
b,3を変形させ、アルミ合金パネルの成形を完了す
る。
【0033】上記においては、ガス圧の負荷によりコア
シート、フェースシートはともに成形され、コアシート
は伸ばされ、きれいな表面があらわれるため、成形と同
時に拡散接合され、複雑な形状のコアを有するパネルが
得られる。
シート、フェースシートはともに成形され、コアシート
は伸ばされ、きれいな表面があらわれるため、成形と同
時に拡散接合され、複雑な形状のコアを有するパネルが
得られる。
【0034】なお、図3(a)に示されたアルミ合金パ
ネルの形状は、前記一実施形態のものに類似している
が、本実施形態の場合には、図3(b)に示すようにコ
アシート2a,2b間にスペーサ13を設けることがで
き、これを設けることにより更に複雑な形状の断面をも
つコアを得ることができる。
ネルの形状は、前記一実施形態のものに類似している
が、本実施形態の場合には、図3(b)に示すようにコ
アシート2a,2b間にスペーサ13を設けることがで
き、これを設けることにより更に複雑な形状の断面をも
つコアを得ることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明のアルミ合金パネルの製造方法
は、複数枚のアルミ合金シートを重ね合わせ、摩擦攪拌
接合により接合し、金型に入れ、超塑性変形に適した温
度に加熱した後、加圧手段により内部から加圧するもの
としたことによって、超塑性特性を示す複数枚のアルミ
合金について、同種金属の場合ばかりでなく異種金属の
場合であっても、その特性を失うことなく、接合部を任
意形状としての接合が可能となるため、コアの断面形状
が複雑で、高剛性かつ軽量なアルミ合金パネルを低コス
トで製作することが可能となる。
は、複数枚のアルミ合金シートを重ね合わせ、摩擦攪拌
接合により接合し、金型に入れ、超塑性変形に適した温
度に加熱した後、加圧手段により内部から加圧するもの
としたことによって、超塑性特性を示す複数枚のアルミ
合金について、同種金属の場合ばかりでなく異種金属の
場合であっても、その特性を失うことなく、接合部を任
意形状としての接合が可能となるため、コアの断面形状
が複雑で、高剛性かつ軽量なアルミ合金パネルを低コス
トで製作することが可能となる。
【図1】本発明の実施の一形態に係るアルミ合金パネル
の製造方法の説明図で、(a)は製造工程の説明図、
(b)は(a)のA−A矢視図、(c)はチューブ取付
部の平面拡大図、(d)は(c)のB−B矢視図であ
る。
の製造方法の説明図で、(a)は製造工程の説明図、
(b)は(a)のA−A矢視図、(c)はチューブ取付
部の平面拡大図、(d)は(c)のB−B矢視図であ
る。
【図2】上記一実施形態に係る摩擦攪拌接合の説明図
で、(a)は突き合わせ接合の場合、(b)は重ね接合
の場合である。
で、(a)は突き合わせ接合の場合、(b)は重ね接合
の場合である。
【図3】本発明の実施の他の形態に係るアルミ合金パネ
ルの製造方法の説明図で、(a)は製造工程の説明図、
(b)はコアシート間にスペーサを設けた場合の説明図
である。
ルの製造方法の説明図で、(a)は製造工程の説明図、
(b)はコアシート間にスペーサを設けた場合の説明図
である。
【図4】従来のアルミ合金パネルの製造方法の第1例の
説明図である。
説明図である。
【図5】従来のアルミ合金パネルの製造方法の第2例の
説明図である。
説明図である。
【図6】従来のアルミ合金パネルの製造方法の第3例の
説明図で、(a)は内側と外側のチタン板材を接合した
場合、(b)は内側のチタン板材のみを接合した場合で
ある。
説明図で、(a)は内側と外側のチタン板材を接合した
場合、(b)は内側のチタン板材のみを接合した場合で
ある。
1 フェースシート 2,2a,2b コアシート 3 フェースシート 4 チューブ取付部 5 チューブ 6 摩擦攪拌接合 7 金型 11 排気チューブ 12 吸気チューブ 13 スペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】 複数枚のアルミ合金シートを重ね合わ
せ、摩擦攪拌接合により接合し、金型に入れ、超塑性変
形に適した温度に加熱した後、加圧手段により内部から
加圧することを特徴とするアルミ合金パネルの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9199969A JPH1147859A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | アルミ合金パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9199969A JPH1147859A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | アルミ合金パネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1147859A true JPH1147859A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16416616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9199969A Withdrawn JPH1147859A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | アルミ合金パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1147859A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6352193B1 (en) | 2000-08-01 | 2002-03-05 | General Electric Company | Apparatus for joining electrically conductive materials |
KR20020020033A (ko) * | 2000-09-06 | 2002-03-14 | 이경환 | 초소성 재료를 이용한 알루미늄 패널의 제작방법 |
US6712916B2 (en) * | 2000-12-22 | 2004-03-30 | The Curators Of The University Of Missouri | Metal superplasticity enhancement and forming process |
WO2004089571A1 (en) * | 2003-04-07 | 2004-10-21 | Luxfer Group Limited | Method of forming and blank therefor |
US6923362B2 (en) | 2002-09-30 | 2005-08-02 | The Curators Of University Of Missouri | Integral channels in metal components and fabrication thereof |
JP2005239160A (ja) * | 2005-05-09 | 2005-09-08 | Hitachi Ltd | 軌条車両 |
JP2006075863A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-23 | Nissan Motor Co Ltd | 予備成形体、液圧成形方法および液圧成形品 |
JP2009028761A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 熱間ブロー成形用成形材 |
JP2009107014A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Hitachi Ltd | 多層シート構造及びその製造方法 |
JP2010047885A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Sente Creations:Kk | 不織布溶着装置 |
WO2010084941A1 (ja) * | 2009-01-22 | 2010-07-29 | 株式会社Ihi | ファンブレードの前縁強化部材の製造方法 |
WO2010084942A1 (ja) * | 2009-01-22 | 2010-07-29 | 株式会社Ihi | ファンブレードの前縁強化部材の製造方法 |
CN103551444A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-02-05 | 深圳智慧能源技术有限公司 | 制造中空结构的方法 |
JP2017136631A (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 株式会社東芝 | 摩擦攪拌接合方法および接合体 |
CN109189025A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-11 | 上汽大通汽车有限公司 | 跨平台混流生产的三维动态控制***及方法 |
CN112975286A (zh) * | 2021-02-23 | 2021-06-18 | 哈尔滨工业大学 | 一种镁合金和铝合金多层结构的搅拌摩擦焊/超塑成形方法 |
US20210346996A1 (en) * | 2015-12-01 | 2021-11-11 | Kienle + Spiess Gmbh | Method for Producing a Clutch Pack Formed by Clutch Plates Arranged on Top of One Another, and Device for Carrying out a Method of This Type |
CN114871700A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-08-09 | 北京航星机器制造有限公司 | 一种铝合金/铝锂合金空心加强筋蒙皮成形方法及模具 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP9199969A patent/JPH1147859A/ja not_active Withdrawn
Cited By (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6352193B1 (en) | 2000-08-01 | 2002-03-05 | General Electric Company | Apparatus for joining electrically conductive materials |
KR20020020033A (ko) * | 2000-09-06 | 2002-03-14 | 이경환 | 초소성 재료를 이용한 알루미늄 패널의 제작방법 |
US6712916B2 (en) * | 2000-12-22 | 2004-03-30 | The Curators Of The University Of Missouri | Metal superplasticity enhancement and forming process |
US7354657B2 (en) | 2002-09-30 | 2008-04-08 | The Curators Of University Of Missouri | Integral channels in metal components and fabrication thereof |
US6923362B2 (en) | 2002-09-30 | 2005-08-02 | The Curators Of University Of Missouri | Integral channels in metal components and fabrication thereof |
WO2004089571A1 (en) * | 2003-04-07 | 2004-10-21 | Luxfer Group Limited | Method of forming and blank therefor |
US7523850B2 (en) | 2003-04-07 | 2009-04-28 | Luxfer Group Limited | Method of forming and blank therefor |
JP4706213B2 (ja) * | 2004-09-08 | 2011-06-22 | 日産自動車株式会社 | 予備成形体、液圧成形方法および液圧成形品 |
JP2006075863A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-23 | Nissan Motor Co Ltd | 予備成形体、液圧成形方法および液圧成形品 |
JP2005239160A (ja) * | 2005-05-09 | 2005-09-08 | Hitachi Ltd | 軌条車両 |
JP2009028761A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 熱間ブロー成形用成形材 |
JP2009107014A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Hitachi Ltd | 多層シート構造及びその製造方法 |
JP2010047885A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Sente Creations:Kk | 不織布溶着装置 |
US8814528B2 (en) | 2009-01-22 | 2014-08-26 | Ihi Corporation | Production method of leading edge reinforcement of fan blade |
JP5163756B2 (ja) * | 2009-01-22 | 2013-03-13 | 株式会社Ihi | ファンブレードの前縁強化部材の製造方法 |
JP5429193B2 (ja) * | 2009-01-22 | 2014-02-26 | 株式会社Ihi | ファンブレードの前縁強化部材の製造方法 |
WO2010084941A1 (ja) * | 2009-01-22 | 2010-07-29 | 株式会社Ihi | ファンブレードの前縁強化部材の製造方法 |
US9289816B2 (en) | 2009-01-22 | 2016-03-22 | Ihi Corporation | Production method of leading edge reinforcement of fan blade |
WO2010084942A1 (ja) * | 2009-01-22 | 2010-07-29 | 株式会社Ihi | ファンブレードの前縁強化部材の製造方法 |
CN103551444A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-02-05 | 深圳智慧能源技术有限公司 | 制造中空结构的方法 |
US20210346996A1 (en) * | 2015-12-01 | 2021-11-11 | Kienle + Spiess Gmbh | Method for Producing a Clutch Pack Formed by Clutch Plates Arranged on Top of One Another, and Device for Carrying out a Method of This Type |
US11738419B2 (en) * | 2015-12-01 | 2023-08-29 | Kienle + Spiess Gmbh | Method for producing a clutch pack formed by clutch plates arranged on top of one another, and device for carrying out a method of this type |
JP2017136631A (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 株式会社東芝 | 摩擦攪拌接合方法および接合体 |
US10549379B2 (en) | 2016-02-05 | 2020-02-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Friction stir welding method and joined body |
CN109189025A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-11 | 上汽大通汽车有限公司 | 跨平台混流生产的三维动态控制***及方法 |
CN112975286A (zh) * | 2021-02-23 | 2021-06-18 | 哈尔滨工业大学 | 一种镁合金和铝合金多层结构的搅拌摩擦焊/超塑成形方法 |
CN114871700A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-08-09 | 北京航星机器制造有限公司 | 一种铝合金/铝锂合金空心加强筋蒙皮成形方法及模具 |
CN114871700B (zh) * | 2022-05-27 | 2023-11-07 | 北京航星机器制造有限公司 | 一种铝合金/铝锂合金空心加强筋蒙皮成形方法及模具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1147859A (ja) | アルミ合金パネルの製造方法 | |
US3072225A (en) | Honeycomb sandwich structure | |
US5821506A (en) | Superplastically formed part | |
US5141146A (en) | Fabrication of superplastically formed trusscore structure | |
US4530197A (en) | Thick core sandwich structures and method of fabrication thereof | |
US4351470A (en) | Method of making a stiffened panel | |
US5797239A (en) | Titanium reinforced structural panel having a predetermined shape | |
US7790294B2 (en) | System, method, and apparatus for three-dimensional woven metal preform structural joint | |
JP2014176896A (ja) | 超塑性成形され超音波溶接された金属構造体 | |
JPH1147959A (ja) | 外板の製造方法 | |
JPH08230098A (ja) | 金属サンドイッチ構造体およびその製造方法 | |
JPH1052772A (ja) | ハニカムパネルの製作方法及びハニカム構造体 | |
US4582244A (en) | Curved core sandwich structure forming method | |
JPH07164172A (ja) | 金属板の重ね合せ接合方法 | |
JPS58141880A (ja) | 超硬合金の接合方法 | |
JPH0450106B2 (ja) | ||
JP3341831B2 (ja) | 摩擦接合方法とその構造体及び摩擦接合装置 | |
JPS60222665A (ja) | アルミニウム・ベロ−ズ及びその製造方法 | |
JPH06106357A (ja) | 金属製ハニカム構造体の製造方法 | |
CN107790540B (zh) | 用于超塑性成形具有单片附接构件的多层结构的方法 | |
JP2580287B2 (ja) | 金属サンドイツチパネルの製作方法 | |
JPH06190573A (ja) | 中空構造材の製造方法 | |
JPH11169977A (ja) | 超塑性金属の一体成形方法 | |
JPH05212477A (ja) | 高剛性構造部材 | |
JPH02121734A (ja) | 金属サンドイツチパネルの製作方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |