JPH1146474A - 永久磁石型ステッピングモータ及びその製造方法 - Google Patents

永久磁石型ステッピングモータ及びその製造方法

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JPH1146474A
JPH1146474A JP9199993A JP19999397A JPH1146474A JP H1146474 A JPH1146474 A JP H1146474A JP 9199993 A JP9199993 A JP 9199993A JP 19999397 A JP19999397 A JP 19999397A JP H1146474 A JPH1146474 A JP H1146474A
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JP
Japan
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magnetic pole
pole teeth
stator
stator core
magnet rotor
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Application number
JP9199993A
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English (en)
Inventor
Hirohito Oba
啓仁 大場
Asao Kino
朝男 木野
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の高い加工を必要としないステータコア
材を用いてステータの磁極歯がマグネットロータと接触
するのを未然に防止することができる永久磁石型ステッ
ピングモータを提供することにある。 【解決手段】 マグネットロータ19の外周には折り曲
げによって対向配置された複数本の磁極歯28を有する
ステータコア20a,20bが配置されている。前記磁
極歯28は、マグネットロータ19の軸線方向に対して
同ロータ19に遠ざかる方向に傾斜して形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は永久磁石型ステッピ
ングモータ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平4−224775号
公報に示すような永久磁石型ステッピングモータは、回
転可能に支持された出力軸に固着された円筒状のマグネ
ットロータの外周にステータが配設されている。ステー
タは、一対の第1、第2ステータコアを備えている。各
ステータコアは、ボビンにコイルワイヤを巻回して形成
された励磁コイルの両側にそれぞれステータコア材を配
置してできている。ステータコア材は、ボビンの側面に
当接する鍔状のプレートの中央部に形成された中心孔か
らその中心軸線と平行に延びる複数本の磁極歯が直角に
折り曲げ形成され、その磁極歯がボビンの内周面に沿っ
て配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステータコ
ア材に形成した各磁極歯は、内側に配設されているマグ
ネットロータに接触しないことが必要である。従って、
前記プレートに対して直角に磁極歯を折り曲げる必要が
ある。そのため、ステータコア材をプレス成形加工にて
成形する場合、非常に精度の高い折り曲げ加工が要求さ
れていた。
【0004】本発明の目的は、上記問題点を解消するた
めになされたものであって、精度の高い加工を必要とし
ないステータコア材を用い、ステータの磁極歯が内側に
あるマグネットロータと接触するのを未然に防止するこ
とができる永久磁石型ステッピングモータ及びその製造
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マグネットロータと、前記マグネットロータの外周
面に折り曲げによって対向配置された複数本の磁極歯を
有するステータとを備えた永久磁石型ステッピングモー
タにおいて、前記磁極歯は、前記マグネットロータの軸
線方向に対して傾斜した方向に形成されている。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の永久磁石型ステッピングモータにおいて、前記磁極歯
は、前記マグネットロータの外周面から遠ざかる方向に
向けて傾斜している。
【0007】請求項3に記載の発明は、マグネットロー
タの外周面に対向する複数本の磁極歯とその磁極歯を支
持するプレートを有するステータをハウジング内に配設
し、前記ステータのプレートに前記マグネットロータの
軸線方向から押圧力を与え、その押圧力によって前記磁
極歯を前記マグネットロータの軸線方向に対して傾斜し
た方向に傾けた永久磁石型ステッピングモータの製造方
法である。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の永久磁石型ステッピングモータの製造方法において、
前記押圧力によって傘状のプレートを平板状に変形させ
ると同時に、前記磁極歯の先端側を前記マグネットロー
タの前記外周面から遠ざかる方向に向けて傾斜させた。
【0009】請求項1及び2の発明によれば、磁極歯は
マグネットロータの軸線方向に対して傾斜した方向に形
成されている。従って、精度の高い加工を必要とせず、
しかも、磁極歯の内側にあるマグネットロータと接触す
ることがないステータを用いることができる。
【0010】請求項3及び4の発明によれば、ステータ
のプレートにマグネットロータの軸線方向から押圧力を
与えるだけで、磁極歯を前記マグネットロータの軸線方
向に対して傾斜した方向に傾けることができる。従っ
て、精度の高い加工技術を必要としないステータを用い
てマグネットロータと接触しないステータを簡単に組み
付けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1は永久磁石型ステッ
ピングモータの断面を示す。この永久磁石型ステッピン
グモータ10は車両用ヘッドライトの光軸調整のために
使用される。
【0012】モータケース11は、ハウジング12とハ
ウジングカバー13とから構成されている。ハウジング
12は有底筒状に形成され、その底部中央には下方に膨
出した凹部12aが形成されている。該凹部12aに円
筒状のメタル軸受14が収容固着されている。又、ハウ
ジング12はその一側(図1において右側)が切りかか
れていて、その切りかかれた箇所にコネクタハウジング
15が装着される。
【0013】ハウジングカバー13は、前記ハウジング
12の対向する側に大径凹部13aが凹設され、その大
径凹部13aの中央部に小径凹部13bが凹設されてい
る。小径凹部13bの壁面であって前記ハウジング12
の凹部12aに相対向する位置には、貫通孔13cが形
成されている。小径凹部13bには、前記貫通孔13c
を囲むようにガイド筒13dが大径凹部13a側に向か
って延出形成されている。
【0014】出力軸16は、ハウジングカバー13の貫
通孔13cから嵌挿され、その基端部が前記メタル軸受
14に対して軸線方向に移動可能に支持されている。出
力軸16の前記ガイド筒13dの位置には回転止め16
aが設けられ、その回転止め16aにより出力軸16の
先端側はガイド筒13dに対して回転不能且つ軸線方向
に移動可能に支持される。従って、出力軸16は前記メ
タル軸受14とガイド筒13dにより両側が回転不能且
つ軸線方向に移動可能に支持される。
【0015】出力軸16の略中央部分には、ネジ部16
bが形成され、そのネジ部16bには合成樹脂製のカラ
ム17が螺合している。カラム17の先端部外周面には
転がり軸受18の内輪と連結固定されている。転がり軸
受18の外輪は前記ハウジングカバー13の大径凹部1
3aの内側面に対して固定されている。従って、転がり
軸受18に支持されたカラム17は同軸受18に対して
回転可能且つ軸線方向に移動不能に支持される。その結
果、カラム17が正逆回転すると、同カラム17と螺合
している出力軸16は、図1において上下方向に移動す
る。カラム17の外周部にはマグネットロータ19が固
着されている。マグネットロータ19の外周部には、公
知の方法で磁極が形成されている。
【0016】ステータ20は、マグネットロータ19の
外周を取り囲むようにハウジング12内に配設されてい
る。ステータ20は、前記転がり軸受18の外輪にて押
圧され、ハウジング12との間で挟持固定される。
【0017】ステータ20は第1、第2ステータコア2
0a,20b及びスペーサ20cとからなり、第1ステ
ータコア20aと第2ステータコア20bをスペーサ2
0cを挟んで上下に重ね合わせることによって構成され
ている。第1ステータコア20aと第2ステータコア2
0bは共に同じ構成なので、第1ステータコア20aの
構成を説明し第2ステータコア20bの構成の説明は省
略する。図2及び図3に示すように、第1ステータコア
20aは励磁コイル21と第1及び第2のステータコア
材22a,22bにて構成されている。励磁コイル21
はボビン23とコイルワイヤ24とからなり、ボビン2
3にコイルワイヤ24を巻回することにより形成されて
いる。ボビン23に形成された貫通穴の内周面23aは
その貫通穴の中心軸線L1に平行な面である。又、ボビ
ン23の両側に外方延出形成された鍔部23bの面は前
記中心軸線L1に対して直交する面となっている。
【0018】第1のステータコア材22aと第2のステ
ータコア材22bは、同一材質で同一形状なので、説明
の便宜上、第1のステータコア材22aについて説明し
て第2のステータコア材22bの説明は省略する。第1
のステータコア材22aは、プレス用板材をプレス成形
加工にて成形され、その中央部に中心孔25が形成され
ている。その中心孔25の外側に形成された鍔状の部分
をプレート27としている。又、中心孔25の周端には
先端に向かうほど細くなる複数本の磁極歯28が形成さ
れている。各磁極歯28とプレート27とのなす角度θ
1は、モータ組み付け前において90度未満の角度にな
るようにプレス加工にて成形されている。詳述すると、
各磁極歯28が中心孔25の中心軸線L2に対して平行
に形成され、プレート27の面が前記中心軸線L2に対
して直交する面に対して外周ほど磁極歯28側に向かっ
て離間する角度θ2となるように、各磁極歯28とプレ
ート27を折り曲げ形成している。即ち、プレート27
は傘状に形成されている。
【0019】そして、第1及び第2のステータコア材2
2a,22bを、自身の磁極歯28間に相手のコア材の
磁極歯28が介在するように互いに合わせる。この時、
第1及び第2のステータコア材22a,22bのプレー
ト27と各磁極歯28とで囲まれる空間に、前記コイル
ワイヤ24を巻回したボビン23を配置して合わせるこ
とによって、第1ステータコア20aが形成される。
【0020】このように形成された第1ステータコア2
0aの各磁極歯28は、同ステータコア20aの中心軸
線(即ち、中心孔25の中心軸線L2)に対して磁極歯
28が平行にならない。即ち、磁極歯28は先端に行く
ほど中心軸線L2から離間する方向、即ち内側に配置さ
れたマグネットロータ19から遠ざかる方向に傾斜して
いる。そして、第2ステータコア20bも第1ステータ
コア20aと同様に形成される。
【0021】第1ステータコア20a及び第2ステータ
コア20bの各ボビン23の一側から延びる給電ターミ
ナル29は、前記コネクタハウジング15に配置され
る。そして、給電ターミナル29を介して駆動電源が供
給されると、マグネットロータ19が回転する。そし
て、カラム17も回転することから同カラム17と螺合
している出力軸16は軸線方向に移動する。
【0022】次に、前記した各磁極歯28が、マグネッ
トロータ19から遠ざかる方向に傾斜するメカニズムに
ついて図4に従って説明する。図4及び図5は、第1ス
テータコア20a及び第2ステータコア20bよりなる
ステータ20のハウジング12への組み付けを説明する
ための模式図である。
【0023】ハウジング12の底部に、第2ステータコ
ア20bを構成する第1及び第2のステータコア材22
a,22bを、自身の磁極歯28間に相手のコア材の磁
極歯28が介在するように互いに合わせた状態に配置す
る。この時、第1及び第2のステータコア材22a,2
2bのプレート27と各磁極歯28とで囲まれる空間
に、前記ボビン23を介在させる。続いて、第2ステー
タコア20bの上部にスペーサ20cを載置する。次
に、スペーサ20cの上に、第2ステータコア20bの
ときと同様な方法で、第1ステータコア20aを構成す
る第1及び第2のステータコア材22a,22b及びボ
ビン23を配置する。この状態では、ボビン23の中心
軸線L1と第1及び第2のステータコア材22a,22
bの中心軸線L2が一致するように配置されている。
【0024】この時、各ステータコア20a,20bの
第1及び第2のステータコア材22a,22bは、各磁
極歯28が中心孔25の中心軸線L2に対して平行に形
成され、プレート27の面が中心軸線L2に直交する面
に対して外周ほど離間する角度θ2となるように折り曲
げ形成されている。一方、各ステータコア20a,20
bにおいて、第1及び第2のステータコア材22a,2
2bの間に配置されるボビン23はその内周面23aが
中心軸線L1に平行であるとともに鍔部23bの面が中
心軸線L1に対して直交する面となっている。
【0025】その結果、ボビン23の鍔部23bの外周
部にステータコア材22a,22bのプレート27の外
周部が当接し、ステータコア材22a,22bのプレー
ト27の内周部がボビン23の鍔部23bから離間した
状態になっている。
【0026】この状態から、転がり軸受18の外輪を第
1ステータコア20aを構成している第1のステータコ
ア材22aのプレート27に当接し、その外輪にてその
プレート27の内周部を下方に押圧する。
【0027】この押圧に基づいて、ボビン23の鍔部2
3bから離間していたステータコア材22a,22bの
プレート27の内周部分は、ボビン23の鍔部23bに
当接する。つまり、ボビン23の鍔部23bとステータ
コア材22a,22bのプレート27とが密接した状態
になり、相対向するステータコア材22a,22bのプ
レート27は互いに平行となるとともに、そのプレート
27の面は中心軸線L2と直交する面となる。
【0028】プレート27の面が中心軸線L2と直交す
ることによって、ステータコア材22a,22bの磁極
歯28の先端部は、ボビン23の内周面23a側に案内
され、各磁極歯28は中心孔25の中心軸線L2に対し
て平行でなくなる。つまり、各磁極歯28は先端に行く
ほど中心軸線L2、即ち内側に配置されたマグネットロ
ータ19から遠ざかる方向に傾斜することになる。
【0029】この状態はハウジング12とハウジングカ
バー13が互いに図示しないねじによって連結固定する
ことにより保持され、ステータ20はモータケース11
内に組み付けられる。尚、図2〜図6は、理解を容易に
するために、プレート27と磁極歯28のなす角度を誇
張して表現している。
【0030】このように本実施形態では、ステータ20
の各磁極歯28は先端に行くほど内側に配置されたマグ
ネットロータ19から遠ざかる方向に傾斜するように形
成されている。従って、ステータ20の内側に配置され
るマグネットロータ19と接触しないように、従来のよ
うに、プレート27と各磁極歯28との折り曲げ角度が
正確に直角になるようにステータコア材を加工する必要
がない。
【0031】つまり、各磁極歯28とプレート27との
なす角度θ1を正確に90度に設定する必要がなく、9
0度未満の角度になるようにプレス加工するだけでよい
ので、第1ステータコア20a及び第2ステータコア2
0bを成形するための高精度なプレス加工は要求されな
い。
【0032】しかも、転がり軸受18の外輪にて第1の
ステータコア材22aのプレート27にて押圧する簡単
な方法で、磁極歯28をマグネットロータ19と接触し
ない同ロータから遠ざかる方向に傾けることができる。
【0033】さらに、本実施形態では、第1及び第2の
ステータコア材22a,22bのプレート27と各磁極
歯28は、ボビン23に当接していることにより弾性変
形している。即ち、プレート27はボビン23の鍔部2
3bを弾圧し、各磁極歯28はボビン23の内周面23
aを弾圧している。従って、第1及び第2のステータコ
ア材22a,22bは、ボビン23、即ち励磁コイル2
1をがた付くことなくより強固に保持することができ
る。
【0034】尚、実施の形態は上記のものに限定される
ものではなく、以下のように実施してもよい。 ○上記実施形態では、各磁極歯28が中心孔25の中心
軸線L2に対して平行に形成され、プレート27の面が
前記中心軸線L2に直交する面に対して外周ほど磁極歯
28側に向かって離間するようにして各磁極歯28とプ
レート27とのなす角度θ1を90度未満にした。しか
し、要は、ステータを組み付けた時、ステータの各磁極
歯が先端に行くほど内側に配置されたマグネットロータ
から遠ざかる方向に傾斜するようになればよく、例え
ば、図7〜図9に示す第1及び第2のステータコア材3
1a,31bにて実施してもよい。即ち、図7に示すよ
うに、第1及び第2のステータコア材31a,31bに
おいて、そのプレート32の面が中心孔33の中心軸線
L2に対して直交する面に対して平行となるとともに、
各磁極歯34が先端部に向かうほど前記中心軸線L2か
ら遠ざかるようにプレート32に対して折り曲げ形成さ
れている。従って、プレート32と磁極歯34とのなす
角度θ1が90度未満となる。
【0035】そして、図8に示すように、ハウジング1
2の底部に、第2ステータコア20bを構成する第1及
び第2のステータコア材31a,31bを、自身の磁極
歯34間に相手のコア材の磁極歯34が介在するように
互いに合わせた状態に配置する。この時、第1及び第2
のステータコア材31a,31bのプレート32と各磁
極歯34とで囲まれる空間に、前記コイルワイヤ24を
巻回したボビン23を介在させる。続いて、第2ステー
タコア20bの上部にスペーサ20cを載置する。次
に、スペーサ20cの上に、第2ステータコア20bの
ときと同様な方法で、第1ステータコア20aを構成す
る第1及び第2のステータコア材31a,31b及びボ
ビン23を配置する。この状態では、ボビン23の中心
軸線L1と第1及び第2のステータコア材31a,31
bの中心軸線L2が一致するように配置されている。
【0036】この状態から、転がり軸受18の外輪を第
1ステータコア20aを構成している第1のステータコ
ア材31aのプレート32に当接し、その外輪にてその
プレート32の内周部を下方に向かって押圧する。この
押圧に基づいて、図9に示すように、ボビン23の鍔部
23bとステータコア材31a,31bのプレート32
は互いに当接する。従って、ボビン23の鍔部23bと
ステータコア材31a,31bのプレート32とが密接
した状態になることから、各磁極歯34はボビン23の
内周面23a側に案内される。この時、各磁極歯34
は、プレート32に対して90度未満に折り曲げ形成さ
れていることから、先端に行くほどマグネットロータ1
9から遠ざかる方向に傾斜する。従って、この場合に
も、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
尚、図7〜図9は、理解を容易にするために、磁極歯3
4の傾斜の度合を誇張して表現している。 ○上記実施形態では、ステータコア材22a,22b,
31a,31bの形状に特徴を持たせたが、図10及び
図11に示すように、励磁コイルを構成するボビン38
の形状に特徴を持たせてもよい。図10において、ワイ
ヤコイル39を巻回したボビン38は、その上下両側の
鍔部38aを外周端部に向かうほど上下方向に拡開する
ように形成した。一方、第1及び第2のステータコア材
41a,41bの形状は、プレート42と磁極歯44と
のなす角度をほぼ90度程度に折り曲げ形成されてい
る。そして、上記のように、第1及び第2のステータコ
ア材41a,41bを、自身の磁極歯44間に相手のコ
ア材の磁極歯44が介在するとともに、ステータコア材
41a,41bのプレート42と各磁極歯44とで囲ま
れる空間にボビン38が介在するように互いに合わせた
状態に配置する。
【0037】この状態から、転がり軸受18の外輪にて
そのプレート42の内周部を下方に向かって押圧する
と、ボビン38の鍔部38aから離間していたステータ
コア材41a,41bのプレート42の内周部分は、ボ
ビン38の鍔部38aに当接する。つまり、それぞれ上
下方向に拡開した鍔部38aに対してプレート42が密
接した状態になり、プレート42は鍔部38aに沿って
傾斜する。この傾斜によりプレート42と磁極歯44と
のなす角度が開き、磁極歯44は元の状態に復帰しよう
とする力が発生し、図11に示すように先端に行くほど
中心軸線L2、即ち内側に配置されたマグネットロータ
19から遠ざかる方向に傾斜することになる。従って、
この場合にも、上記実施形態と同様な効果を得ることが
できる。尚、図10及び図11は、理解を容易にするた
めに、ボビン38における鍔部38aの拡開の度合、及
び磁極歯44の傾斜の度合を誇張して表現している。 ○上記実施形態では、転がり軸受18の外輪にて第1の
ステータコア材31aのプレート32を下方に向かって
押圧するようにしたが、例えばハウジングカバー13に
て直接第1のステータコア材31aのプレート32を押
圧するように構成してもよい。
【0038】上記実施の形態から把握できる請求項に記
載した技術的思想以外の技術的思想について、以下にそ
の作用とともに記載する。 ○励磁コイルの両側に配設され、その励磁コイルとでス
テータを形成するステータコア材であって、励磁コイル
の側面に配置されるプレートと励磁コイルの内周に配置
される磁極歯とがなす角度が90度未満であるステータ
コア材。このように構成されたステータコア材は、高精
度な加工を必要とすることなく製造することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、精度の
高い加工を必要とせず、しかも、磁極歯の内側にあるマ
グネットロータと接触することがないステータを用いる
ことができるという優れた効果を有する。
【0040】請求項3及び4の発明によれば、精度の高
い加工技術を必要としないステータを用いてマグネット
ロータと接触しないステータを簡単に組み付けることが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の永久磁石型ステッピングモータの
断面図。
【図2】同じくステータコアの断面図。
【図3】同じくステータコアの組み付け前の分解断面
図。
【図4】同じくステータの組み付け前の状態を示す要部
断面図。
【図5】同じくステータの組み付け後の状態を示す要部
断面図。
【図6】同じくステータの磁極歯とマグネットロータの
状態を示す要部断面図。
【図7】別例のステータコアの組み付け前の分解断面
図。
【図8】同じくステータの組み付け前の状態を示す要部
断面図。
【図9】同じくステータの組み付け後の状態を示す要部
断面図。
【図10】ボビンが相違する別例を示すステータコアの
分解断面図。
【図11】同じくステータコアの組み付け後の状態を示
す要部断面図。
【符号の説明】
10…永久磁石型ステッピングモータ、11…モータケ
ース、12…ハウジング、13…ハウジングカバー、1
8…転がり軸受、19…マグネットロータ、20…ステ
ータ、20a,20b…第1及び第2ステータコア、2
0c…スペーサ、21…励磁コイル、22a,22b…
第1及び第2のステータコア材、23…ボビン、27…
プレート、28…磁極歯。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットロータと、 前記マグネットロータの外周面に折り曲げによって対向
    配置された複数本の磁極歯を有するステータとを備えた
    永久磁石型ステッピングモータにおいて、 前記磁極歯は、前記マグネットロータの軸線方向に対し
    て傾斜した方向に形成されていることを特徴とする永久
    磁石型ステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の永久磁石型ステッピン
    グモータにおいて、前記磁極歯は、前記マグネットロー
    タの外周面から遠ざかる方向に向けて傾斜している。
  3. 【請求項3】 マグネットロータの外周面に対向する複
    数本の磁極歯とその磁極歯を支持するプレートを有する
    ステータをハウジング内に配設し、 前記ステータのプレートに前記マグネットロータの軸線
    方向から押圧力を与え、その押圧力によって前記磁極歯
    を前記マグネットロータの軸線方向に対して傾斜した方
    向に傾けたことを特徴とする永久磁石型ステッピングモ
    ータの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の永久磁石型ステッピン
    グモータの製造方法において、 前記押圧力によって傘状のプレートを平板状に変形させ
    ると同時に、前記磁極歯の先端側を前記マグネットロー
    タの前記外周面から遠ざかる方向に向けて傾斜させた。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013211967A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Minebea Co Ltd ステッピングモータ
JP2014036516A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Minebea Co Ltd クローポール型モータ

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