JP2006345672A - 回転電機の固定子 - Google Patents

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Masakazu Kobayashi
正和 小林
Jun Watanabe
純 渡辺
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Abstract

【課題】組み立てし易く、性能の向上及びコストの低減が可能である回転電機の固定子を提供する。
【解決手段】回転子11に対向する端面を拡径した鍔部を有する突極17を、磁束方向に分割した複数のティース部18を組み合わせて形成した。複数のティース部18は、鍔部を構成する先端突起18aを有する鍔構成部と、先端突起18aを有しない歯構成部とからなる。鍔構成部は、間に空間を有して両側に配置される一対のティース側端部20,21からなり、歯構成部は、両側に配置されたティース側端部20,21の対向面に沿った移動により空間に格納されるティース中央部22からなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、回転電機の固定子に関し、特に、ディスクロータを備えたアキシャルギャップ型構造を有する回転電機の固定子に関する。
従来、電動機のステータコアは、珪素鋼板等の電磁鋼板を回転軸方向に積層した積層コアにより形成する他、鉄合金粉末やフェライト粉末等の強磁性体粉末と絶縁性粘結剤との混合物を圧縮焼成又は圧縮成形した圧粉コアにより形成することが知られている。積層コアにより形成する場合、電磁鋼板を積層して立方体形状にした積層鋼板をワイヤーカットにより所望の形状に切断成形する。
また、コア本体を軟磁性金属系粉末にて一体に成形した「モータ用コア及び直流モータ」(特許文献1参照)が知られている。この「モータ用コア及び直流モータ」は、大型化の防止を目的として、アキシャルギャップ電動機のモータ用コアの分割構成に関し、突極と補助突極ヨーク(継鉄部)とティース(歯部)の形状及び嵌合方法について開示している。
特開2003−79120号公報
しかしながら、電磁鋼板を用いてモータ用コアを製造する場合、実質的にワイヤーカットにより切断して成形するしかないため、コストが高くなってしまうのが避けられず、また、ヨークに余剰部分が多くなって重くなってしまう。更に、ティースとヨークの接合部でループ損失が出易い。また、コギングトルクを低減するためのティース部先端突起(鍔)構造を形成することが容易ではなく、ティース部先端突起(鍔)構造を形成したとしても、組み立てがし難くなってしまう。更に、組立工程を容易にするコイルのボビン巻を使い難い。
一方、圧粉材料を用いてティース部先端突起(鍔)構造を形成する場合、アンダーカットが存在するため、プレス成形で製造することができず、また、圧粉材料を用いて全体を形成した場合、トルク性能が電磁鋼板を用いた場合に比べ低下してしまい、更に、低回転域の効率が低下する可能性がある。
この発明の目的は、組み立てし易く、性能の向上及びコストの低減が可能である回転電機の固定子を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る回転電機の固定子は、回転子に対向する端面を拡径した鍔部を有する突極を、磁束方向に分割した複数の歯部を組み合わせて形成している。
この発明によれば、固定子を構成する、回転子に対向する端面を拡径した鍔部を有する突極を、磁束方向に分割した複数の歯部を組み合わせることにより形成することができる。このため、組み立てし易く、性能の向上及びコストの低減が可能である。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、この発明の第1実施の形態に係る固定子を有する回転電機の断面図である。図1に示すように、回転電機の固定子(ステータ)10は、回転子(ディスクロータ)11と共に回転電機12を構成しており、回転電機12は、固定子10と回転子11の対向面が、回転軸13の中心軸方向に直交して配置されているアキシャルギャップ型構造を有する。回転子11の固定子10との対向面側には、磁石11aが埋設されている。
この回転電機12の外装部は、有低円筒状のフロントケース14と円筒状のリアケース15を円筒状に一体的に組み合わせ、リアケース15の開口を、カバー16で塞ぐことにより形成される。回転子11と一体化した回転軸13は、フロントケース14に軸受け14aを介して、リアケース15に軸受け15aを介して、回転自在に保持されている。回転軸13の一端は、駆動力取り出し部として、シール部材14bに封止されてフロントケース14から突出し、他端は、シール部材16aに封止されてカバー16に覆われている。
固定子10は、回転軸13の周囲に位置するようにフロントケース14の内部に固着されており、突出端を回転子11に対向させ略等間隔離間して配置された複数の突極17(図2参照)を有する。この突極17は、フロントケース14に固着された円環状のバックコア部(図示しない)に突設されている。
図2は、図1の固定子の突極を示し、(a)は全体斜視図、(b)は固定子コイルにティース側端部を装着する説明図、(c)はティース側端部の間にティース中央部を装着する説明図である。図2に示すように、突極17は、固定子周方向(回転軸13の軸線方向に直交する方向)に沿う断面が、内周側(回転軸13側)と外周側の両辺端部をそれぞれ等しい長さの斜辺で結んだ外周側が広い台形状を有しており、ティース(歯)部18と、ティース部18の周囲に装着された固定子コイル19からなる((a)参照)。
ティース部18は、回転子11に対向する先端側に、固定子周方向に沿って両側に拡大した鍔(外向きフランジ)状の先端突起18aを有し、バックコア部に装着される基端側に、固定子周方向に沿って両側に拡大したヨーク部18bを有している((a),(b)参照)。
ティース部18は、磁束方向である固定子周方向に沿って3分割されており、2個のティース側端部20,21と、両ティース側端部20,21の間に挟持されるティース中央部22からなる((a)参照)。ティース中央部22は、下端(バックコア部側)のヨーク部両側に突出する段差凸部22aを有する、固定子周方向に沿う断面が長方形となる立方体状に形成されている((c)参照)。2個のティース側端部20,21は、ティース部18からティース中央部22を除いて回転軸13の中心軸方向に沿って二分した、対向面を対称面とする面対称形状(即ち、鏡に映した形状)に形成されている((b)参照)。
また、2個のティース側端部20,21のそれぞれの外側面には、先端突起18a及びヨーク部18bが形成されており、それぞれの内側面には、ティース中央部22の段差凸部22aが上方移動不能に嵌合係止する溝状凹部20a,21aが形成されている((b)参照)。
このティース部18の一部とヨーク部18bを構成するティース側端部20,21は、圧粉材料を用いて、ティース側端部20,21とヨーク部18b側で嵌合しティース部18の一部を構成するティース中央部22は、電磁鋼板或いは圧粉材料を用いて、それぞれ形成される。
固定子コイル19は、ティース部18の先端突起18aとヨーク部18bの間の外周形状に対応した形状を有するボビン23に、予め、コイル24を巻回して形成されている((b)参照)。固定子コイル19が装着されたティース部18は、コイル24の上方に先端突起18aが、下方にヨーク部18bが、それぞれ露出している((a)参照)。
このような構成を有することにより、突極17は、以下の工程を経て形成される。先ず、予めコイル24を巻回したボビン23の内部に、背中合わせにした両ティース側端部20,21を挿入する((b)参照)。次に、ボビン23内の両ティース側端部20,21をそれぞれボビン23に密着させて互いに離間させ、両ティース側端部20,21の間に空間を形成し、この空間に、両ティース側端部20,21の下方からティース中央部22を挿入する((b)参照)。
空間に挿入したティース中央部22が上方移動して、段差凸部22aが、両ティース側端部20,21の溝状凹部20a,21aに嵌合係止する。この結果、ティース中央部22は、上方移動不能に両ティース側端部20,21の間に嵌合状態に装着されて、両ティース側端部20,21と一体化し、突極17が形成される((a)参照)。
上述したように、この固定子10は、各突極17を構成するティース部18を、回転子11に対向する先端部の磁束方向に、3分割して形成している。このため、ティース部18を分割することで、ボビン23を用いて鍔状の先端突起18aを有するステータコアを形成することができる。また、ステータコアの一部を電磁鋼板で置き換えることが可能になるので、固定子10の性能を向上させると共にコストを低減することができる。
また、ステータコアの構成部品を圧粉材料で形成する場合に、構成部品からネック部を無くすことができるので、熱間プレスを用いた製造が可能になる。また、両ティース側端部20,21とティース中央部22がヨーク部18b側で嵌合しているため、ティース部18に電磁吸引力がかかっても、抜けることはない。また、電磁鋼板は、通常の打ち抜きで製造できる形状にすることができるため、コストも低減できる。
なお、ティース部18は、3分割に限らず、4以上に分割しても良く、2個のティース側端部20,21は、固定子周方向に沿う断面形状を台形状に形成する他、固定子周方向に沿う断面形状を矩形状に形成しても良い。固定子周方向に沿う断面形状を矩形状に形成した場合、ティース中央部22の固定子周方向に沿う断面形状を台形状に形成して対応する。これにより、2個のティース側端部20,21を同一形状に形成して、単一部品とすることができる。
また、ティース部18に形成した、ティース中央部22の上方移動を規制する嵌合部は、段差形状(段差凸部22aと溝状凹部20a,21a)に限るものではなく、上方が狭まったテーパ形状でも良い。なお、ティース中央部22を電磁鋼板を用いて形成した場合、両ティース側端部20,21との間に電気的な絶縁を施す。
(第2実施の形態)
図3は、この発明の第2実施の形態に係る固定子の突極の構成を示す斜視図である。図3に示すように、ティース部25は、2個のティース側端部20,21に代えて、ヨーク部25bの固定子周方向外側に、互いに組み合わされる段差状の係止部が形成された、2個のティース側端部26,27を有する。その他の構成及び作用は、ティース部18と同様である。
2個のティース側端部26,27には、隣接するティース部25の隣り合うティース側端部27とティース側端部26が、相互に係止するように、ティース側端部26に、段差凸部26aが、ティース側端部27に、段差凸部26aに対応する段差凹部27aが、それぞれ形成されている。従って、隣接するティース部25の隣り合うティース側端部27とティース側端部26は、段差凹部27aに段差凸部26aが挿入係止することにより、嵌合状態となって一体化し位置決め固定される。
なお、隣り合う両ティース側端部26,27の合わせ面は、ティース側端部26に段差凹部を形成し、ティース側端部27に段差凸部を形成しても良く、段差凸部と段差凹部に代えて、相互に対応するテーパ形状としても良い。
(第3実施の形態)
図4は、この発明の第3実施の形態に係る固定子の突極を示し、(a)は全体斜視図、(b)は固定子コイルにティース側端部を装着する説明図、(c)はティース側端部の間にティース中央部を装着する説明図である。図4に示すように、突極30は、両ティース側端部20,21とティース中央部22からなるティース部18に代えて、ヨークを形成するティース側端部と先端突起を形成するティース中央部からなるティース部31を有する。その他の構成及び作用は、突極17と同様である。
突極30は、ティース部31と、ティース部31の周囲に装着された固定子コイル19からなる((a)参照)。ティース部31は、ヨーク部31aを有する二種類のティース側端部32,33と、両ティース側端部32,33の間に挟持されて先端突起31bを有するティース中央部34からなる((a),(b),(c)参照)。
ティース側端部32は、固定子周方向に沿う断面が長方形となる立方体の下端(バックコア部側)にヨーク部31aを有すると共に、上端が鍔(外向きフランジ)状に僅かに突出するL字状に形成されている。ティース側端部33は、2個のティース側端部32,32を背中合わせに、即ち、ヨーク部31aの突出端同士を突き合わせて一体化した、略U字状に形成されている((b)参照)。
ティース中央部34は、固定子周方向に沿う断面が、内周側(回転軸13側)と外周側の両辺端部をそれぞれ等しい長さの斜辺で結んだ外周側が広い台形状を有しており、両ティース側端部32,33の間に挟持される。
ティース中央部34を両ティース側端部32,33の間に挟持した状態で、ティース部31は、ティース部18と同様の台形状に形成され、ティース部18のヨーク部18bと同様のヨーク部31aと共に、全周囲に広がった先端突起31bを有する。
このティース部18の一部とヨーク部31aを構成するティース側端部32,33は、電磁鋼板或いは圧粉材料を用いて、先端突起31bを有しティース部18の一部を構成するティース中央部34は、圧粉材料を用いて、それぞれ形成される。
このような構成を有することにより、突極30は、以下の工程を経て形成される。先ず、固定子コイル19を2個並べて、両固定子コイル19の接触部分を挟み込むように、下方からティース側端部33を装着する((b)参照)。また、各固定子コイル19の内部に、下方から、ティース側端部33とは反対側に位置するようにティース側端部32を挿入配置する。次に、各固定子コイル19の両ティース側端部32,33の間に形成された空間に、上方からティース中央部34を挿入する((c)参照)。この結果、ティース中央部34は、両ティース側端部32,33の間に嵌合状態に装着されて、両ティース側端部32,33と一体化し、突極30が形成される((a)参照)。
上述したように、この突極30は、ティース部18を、ティース部18の一部とヨーク部31aを有するティース側端部32、ティース部18の一部とヨーク部31aを有して隣り合う2個の突極30にかかるティース側端部33、及びティース部18の一部と先端突起31bを有するティース中央部34で構成している。
このように、ティース部18の両端部材を、隣接するコア同士で共有しているので、円環状の固定子全体が連結した状態になり、強度が増す。また、中心部材(ティース中央部34)を圧粉で作製する際、ネック部がないので、熱間プレスで製造することができる。また、両端部材(ティース側端部32,33)は、圧粉材料の他、電磁鋼板を使用することができ、性能が向上する。また、電磁鋼板は、通常の打ち抜きで製造できる形状にすることができるため、コストも低減できる。更に、両端部材に電磁鋼板を用いた場合、固定子の剛性が向上する。
なお、突極30は、両ティース側端部32,33を電磁鋼板を用いて形成した場合でも、ティース中央部34と逆側の側面は導電体に接していないので、ティース中央部34との境界面に、必ずしも絶縁処理を施さなくても良い。
(第4実施の形態)
図5は、この発明の第4実施の形態に係る固定子の突極の固定状態を示し、(a)は、ティース部に設けた係止穴の説明図、(b)は、係止穴に爪が係止した状態の説明図である。図6は、この発明の第4実施の形態に係る固定子の突極の他の固定状態を示し、(a)は、ティース部に設けたねじ穴の説明図、(b)は、ねじ穴に係止ねじが係止した状態の説明図である。
図5に示すように、ティース部18を構成するティース側端部20,21のヨーク部18b外周面に、切欠き状の係止凹部35を形成する((a)参照)。ティース部18に固定子コイル19を装着した突極17を、フロントケース14(図1参照)に配置し、フロントケース14の内周面側の係止凹部35に対応する位置に、係止用の爪36を、係止凹部35に対して進出退避自在に装着する。
この爪36のフロントケース14側の端部に当接するように、フロントケース14には、爪36に対し進出退避自在にねじ37が羅着されている。従って、ねじ37をフロントケース14に押し込んだねじ37の進出時、爪36はティース部18に向かって進み、その進出端が係止凹部35に入り込んで、突極17をフロントケース14に固着することができる。フロントケース14の所定位置に複数の突極17を配置固定することにより、固定子10が形成される。
図6に示すように、ティース部18を構成するティース側端部20,21の底面(ヨーク部18b側の端面)に、雌ねじ38を形成する((a)参照)。ティース部18に固定子コイル19を装着した突極17を、フロントケース14(図1参照)に配置し、フロントケース14の回転軸13突出端側の雌ねじ38に対応する位置に、雄ねじ39を、雌ねじ38に対して進出退避自在に装着する。従って、雄ねじ39を雌ねじ38にねじ込むことにより、突極17をフロントケース14に固着することができる。フロントケース14の所定位置に複数の突極17を配置固定することにより、固定子10が形成される。
なお、ティース側端部20,21の間に挟持されるティース中央部22の固定は、例えば、接着材を用いて行うが、これに限らず、他の固定方法を用いても良い。また、この実施の形態では、ティース部18について説明したが、ティース部25、ティース部31についても同様である。
(第5実施の形態)
図7は、この発明の第5実施の形態に係る固定子のティース部を示し、(a)はコギング低減溝の斜視説明図、(b)は他のコギング低減溝の斜視説明図、(c)は更に他のコギング低減溝の斜視説明図である。図7に示すように、ティース部40は、回転子11側端面に、端面放射方向に沿ってコギング低減溝を有している。
コギング低減溝41aは、両ティース側端部20,21(図2参照)と、ティース中央部22(図2参照)の回転子11対向面両側の稜線部分を段差状に切り欠いたティース中央部42を組み合わせて形成されている((a)参照)。また、両ティース側端部20,21(図2参照)の回転子11対向面内側の稜線部分を段差状に切り欠いた両ティース側端部43,44と、ティース中央部22(図2参照)を組み合わせて((b)参照)、コギング低減溝41bを形成しても良く、或いは、両ティース側端部43,44とティース中央部42を組み合わせて((c)参照)、コギング低減溝41cを形成しても良い。
上述したように、ティース部40の回転子11側端面に、2本のコギング低減溝41a(41b,41c)を形成することにより、回転子11の回転時に発生するコギングを低減することができる。なお、コギング低減溝41a(41b,41c)は、2本に限らず1本或いは3本以上でも良い。
上記各実施の形態において説明したように、この発明に係る回転電機の固定子10は、回転子11に対向する端面を拡径した鍔部(先端突起18a)を有する突極17を、磁束方向に分割した複数の歯部を組み合わせて形成しており、複数の歯部は、鍔部を構成する突起部を有する鍔構成部である、間に空間を有して両側に配置される一対のティース側端部20,21と、突起部を有しない歯構成部である、両側に配置された鍔構成部の対向面に沿った移動により空間に格納されるティース中央部22とからなる。
そして、一対のティース側端部20,21とティース中央部22は、ティース中央部22の上方移動によって空間に格納され、格納時より上方への移動を規制する規制手段(溝状凹部20a,21a及び段差凸部22a)を有する。
また、歯構成部は、間に空間を有して両側に配置されるティース側端部32、及び隣接する突極を形成するために隣り合うティース側端部32を一体化して形成した略U字状ティース側端部33からなり、鍔構成部は、両側に配置されたティース側端部32と略U字状ティース33の対向面に沿った移動により空間に格納されるティース中央部34からなる。そして、ティース側端部32及び略U字状ティース側端部33とティース中央部34は、ティース中央部34の下方移動によって空間に格納される。
このように、この発明によれば、固定子を構成する、回転子に対向する端面を拡径した鍔部を有する突極を、磁束方向に分割した複数の歯部を組み合わせることにより形成することができるので、組み立てし易く、性能の向上及びコストの低減が可能である。
この発明の第1実施の形態に係る固定子を有する回転電機の断面図である。 図1の固定子の突極を示し、(a)は全体斜視図、(b)は固定子コイルにティース側端部を装着する説明図、(c)はティース側端部の間にティース中央部を装着する説明図である。 この発明の第2実施の形態に係る固定子の突極の構成を示す斜視図である。 この発明の第3実施の形態に係る固定子の突極を示し、(a)は全体斜視図、(b)は固定子コイルにティース側端部を装着する説明図、(c)はティース側端部の間にティース中央部を装着する説明図である。 この発明の第4実施の形態に係る固定子の突極の固定状態を示し、(a)は、ティース部に設けた係止穴の説明図、(b)は、係止穴に爪が係止した状態の説明図である。 この発明の第4実施の形態に係る固定子の突極の他の固定状態を示し、(a)は、ティース部に設けたねじ穴の説明図、(b)は、ねじ穴に係止ねじが係止した状態の説明図である。 この発明の第5実施の形態に係る固定子のティース部を示し、(a)はコギング低減溝の斜視説明図、(b)は他のコギング低減溝の斜視説明図、(c)は更に他のコギング低減溝の斜視説明図である。
符号の説明
10 固定子
11 回転子
11a 磁石
12 回転電機
13 回転軸
14 フロントケース
14a,15a 軸受け
14b,16a シール部材
15 リアケース
16 カバー
17,30 突極
18,25,31,40 ティース部
18a,31b 先端突起
18b,25b,31a ヨーク部
19 固定子コイル
20,21,26,27,32,33,43,44 ティース側端部
20a,21a 溝状凹部
22,34,42 ティース中央部
22a 段差凸部
23 ボビン
24 コイル
35 係止凹部
26a 段差凸部
27a 段差凹部
36 爪
37 ねじ
38 雌ねじ
39 雄ねじ
41 コギング低減溝

Claims (7)

  1. 回転子に対向する端面を拡径した鍔部を有する突極を、磁束方向に分割した複数の歯部を組み合わせて形成した回転電機の固定子。
  2. 前記複数の歯部は、前記鍔部を構成する突起部を有する鍔構成部と、前記突起部を有しない歯構成部とからなる請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記鍔構成部は、間に空間を有して両側に配置される一対のティース側端部からなり、前記歯構成部は、両側に配置された前記鍔構成部の対向面に沿った移動により前記空間に格納されるティース中央部からなる請求項2に記載の回転電機の固定子。
  4. 前記鍔構成部と前記歯構成部は、前記歯構成部の上方移動によって前記空間に格納され、格納時より上方への移動を規制する規制手段を有する請求項3に記載の回転電機の固定子。
  5. 前記歯構成部は、間に空間を有して両側に配置されるティース側端部、及び隣接する突極を形成するために隣り合う前記ティース側端部を一体化して形成した略U字状ティース側端部からなり、前記鍔構成部は、両側に配置された前記ティース側端部と前記略U字状ティースの対向面に沿った移動により前記空間に格納されるティース中央部からなる請求項2に記載の回転電機の固定子。
  6. 前記歯構成部と前記鍔構成部は、前記鍔構成部の下方移動によって前記空間に格納される請求項5に記載の回転電機の固定子。
  7. 前記鍔構成部は圧粉材料により、前記歯構成部は電磁鋼板或いは圧粉材料により、それぞれ形成する請求項2から7のいずれか一項に記載の回転電機の固定子。
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