JPH1143603A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH1143603A
JPH1143603A JP25367297A JP25367297A JPH1143603A JP H1143603 A JPH1143603 A JP H1143603A JP 25367297 A JP25367297 A JP 25367297A JP 25367297 A JP25367297 A JP 25367297A JP H1143603 A JPH1143603 A JP H1143603A
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sulfide resin
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さちの 蛭田
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正司 吉村
Takayasu Kido
敬恭 木戸
Hiroyasu Ochi
広泰 大地
Tomoaki Sato
友章 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】芳香族ポリスルホン樹脂にオリゴマー量が
1重量%以下のポリフェニレンスルフィド樹脂を添加す
ることを特徴とする樹脂組成物。 【効果】芳香族ポリスルホン樹脂の良好な耐熱性、熱安
定性及びウェルド強度を損なうことなく流動性が改善さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族ポリスルホ
ン樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、流動性に優
れ、均一な外観を示し、ウェルド強度が良好であり、耐
熱性および熱安定性に優れた芳香族ポリスルホン系樹脂
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリスルホン樹脂は耐熱性、機械
的強度、難燃性などの特徴に優れ、エンジニアリングプ
ラスチックとして金属代替分野に幅広く用いられてい
る。近年、該樹脂は電気・電子部品の分野、例えばバー
ンインソケットやPGAソケットなどのソケット関連材
料としての用途が多くなってきている。この種の用途で
は、その製品形状が複雑な為、良好な成形品を得る為に
樹脂の良好な流動性が重要である。当該樹脂の一般的な
流動性を向上する目的で当該樹脂よりも耐熱性の低い樹
脂とのアロイ化が広く検討されており、例えば特公昭4
6−37896号公報には芳香族ポリスルホン樹脂とA
BSとのアロイ、また特開昭53−129248号公報
にはポリアミド樹脂とのアロイに関する技術が開示され
ている。しかしこれらの系では流動性は向上するものの
ウェルド強度、耐熱性及び熱安定性に劣る問題がある。
また、芳香族ポリスルホン樹脂とポリフェニレンスルフ
ィド樹脂とのアロイも検討されている。例えば特公昭6
0−11063号公報が挙げられる。しかし、従来より
ポルスルホン樹脂の成形温度の様な高温での成形で、ポ
リフェニレンスルフィド樹脂の熱安定性が悪い為、流動
性が悪化する等の現象があり、実用的ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
対し、熱安定性、ウェルド強度及び耐熱性を保持した、
流動性が改良された芳香族ポリスルホン系樹脂系樹脂組
成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究を行った結果、芳香族ポリスルホン
樹脂と、オリゴマー含有量が1重量%以下のポリフェニ
レンスルフィド樹脂とを配合することにより、上記目的
を達成することを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】即ち本発明は、次の1)〜5)の樹脂組成
物に関する。 1)式(1)および/または式(2)(化3)で表され
る構造単位を有する芳香族ポリスルホン樹脂99〜60
重量部と、式(3)(化4)で表される構造単位を有
し、オリゴマー含有率が1重量%以下のポリフェニレン
スルフィド樹脂1〜40重量部よりなる樹脂組成物。
【化3】
【化4】 −[Ph−S−]− (3) (式中、−Ph−はフェニレン基を表す。)
【0006】2)ポリフェニレンスルフィド樹脂が重量
平均分子量5千〜6万のポリフェニレンスルフィド樹脂
である上記1)記載の樹脂組成物。 3)ポリフェニレンスルフィド樹脂がリニア型ポリフェ
ニレンスルフィド樹脂であり、かつ、末端のSX基(X
はアルカリ金属もしくは水素)に対してSH基を30%
以上含むポリフェニレンスルフィド樹脂である上記1)
記載の樹脂組成物。 4)ポリフェニレンスルフィド樹脂がリニア型ポリフェ
ニレンスルフィド樹脂であり、末端のSX基(Xはアル
カリ金属もしくは水素)に対してSH基を30%以上含
み、かつ、重量平均分子量5千〜6万のポリフェニレン
スルフィド樹脂である上記1)記載の樹脂組成物。 5)上記1)〜4)のいずれか1項に記載の樹脂組成物
100重量部及び繊維状補強材1〜60重量部とからな
る樹脂組成物。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に使用する芳香族ポリスル
ホン樹脂は、式(1)〜式(2)の様な構造単位を有す
るポリマーであり、式(1)に示される構造単位のみか
ら成るもの、式(2)の構造単位のみから成るもの、両
者の構造単位を含むもの、もしくは式(1)に示される
構造単位のみから成るものと式(2)の構造単位のみか
ら成るものを任意の割合で混合したものである。両者の
構造単位を含むという意味は、ジフェニルスルホン残基
に対するビスフェノールA残基の量が0〜50モル%の
範囲で変動しても差し支えないことを指す。これらの芳
香族ポリスルホン樹脂は、二官能性フェノールにアルカ
リを作用させジフェノラートとしたモノマーと電子吸引
性スルホンで活性化された二官能性の芳香族ハロゲン基
を有するモノマーとを非プロトン性極性溶媒中で縮合反
応させることにより得られる重合体であり、例えば特公
昭40−10067号公報、特公昭42−7799号公
報および特公昭47−617号公報などに記載の方法で
容易に製造できる。本発明に用いられる芳香族ポリスル
ホン樹脂の重量平均分子量は、好ましくは5千〜10万
の範囲のもの、さらに好ましくは1万〜8万の範囲のも
のが好適に用いられる。本発明に使用するポリフェニレ
ンスルフィド樹脂は前記の式(3)の構造単位を有する
オリゴマー含有量が1重量%以下の樹脂である。ポリフ
ェニレンスルフィド樹脂は一般に、架橋型とリニア型の
二つに大別され、本願発明ではいずれかを単独で用いて
も、両方を任意の割合で混ぜて用いてもよいが、熱安定
性が良好なリニア型ポリフェニレンスルフィド樹脂が好
ましい。本発明に用いられるポリフェニレンスルフィド
樹脂の重量平均分子量は、好ましくは5千〜6万の範囲
のもの、さらに好ましくは1万〜3万の範囲のものが好
適に用いられる。更に、末端のSX基(Xはアルカリ金
属もしくは水素)に対してSH基を30%以上含むポリ
フェニレンスルフィド樹脂がより好ましく、重量平均分
子量5千〜6万であるポリフェニレンスルフィド樹脂が
最も好ましい。架橋型ポリフェニレンスルフィド樹脂と
しては、ハロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの
反応による方法(米国特許第2513188号、特公昭
45−3368号公報)等で重合した後、架橋して高分
子量化するものである。架橋型ポリフェニレンスルフィ
ド樹脂の具体例としては、ライトンPR−6(フィリッ
プスペトローリアム社製)が挙げられる。
【0008】リニア型ポリフェニレンスルフィド樹脂と
は、重合段階で高分子量化された直鎖状重合体のポリフ
ェニレンスルフィド樹脂である。リニア型ポリフェニレ
ンスルフィド樹脂の製造方法は、重合の際にアルカリ金
属の酸化物あるいは水酸化物を共存させる方法(特開昭
60−55029号公報、特開昭60−5030号公
報)及び一定量の水分量下で反応缶の気相部分を冷却し
気相の一部を凝縮させ液相に還流せしめる方法(特開平
5−222196号公報)等が挙げられる。リニア型ポ
リフェニレンスルフィド樹脂の具体例としては、LN−
01G((株)トープレン製)が挙げられる。
【0009】本発明に用いるリニア型のポリフェニレン
スルフィド樹脂は、一定量の水分量下で反応缶の気相部
分を冷却し気相の一部を凝縮させ液相に還流せしめる方
法(特開平5−222196号公報)によって得られる
ポリフェニレンスルフィド樹脂がより好ましい。
【0010】特開平5−222196号公報に記載のポ
リフェニレンスルフィド樹脂の製造方法において概略を
以下に記載する。不活性ガス雰囲気下で、N−メチル−
2−ピロリドン等のアミド系溶媒中の硫化ソーダ等のア
ルカリ金属硫化物の水分量が所定の量となるよう、必要
に応じて脱水または水添加する。水分量が0.5〜2.
5モル(アルカリ金属硫化物1モル当たり)であること
が好ましい。0.5モル未満では、反応速度が速すぎ、
副反応等の好ましくない反応が生じるし、2.5モルを
越えると反応速度が小さくなり、しかも反応終了後の濾
過中にフェノール等の副生成物量が増大し、重合度も上
がらない。ハロゲン置換芳香族化合物は最初から反応系
に入れておいても良いし、脱水終了後に加えても良い。
使用量はアルカリ金属硫化物1モルに対して、0.9〜
1.1モルの範囲が高分子量のポリフェニレンスルフィ
ド樹脂を得るには望ましい。反応時の気相部の冷却は、
一定温度での1段反応の場合では、反応開始時から行う
ことが望ましいが、少なくとも250℃以下の昇温途中
から行わなければならない。多段階反応では、第1段階
の反応から冷却を行うことが望ましいが、遅くとも第1
段階反応の終了後の昇温途中から行うことが好ましい。
冷却効果の度合いは、通常反応缶内圧力が最も適した指
標である。圧力の絶対値については、反応缶の特性、攪
拌状態、系内水分量、ハロゲン置換芳香族化合物とアル
カリ金属硫化物とのモル比等によって異なる。しかし、
同一反応条件下で冷却しない場合に比べて、反応缶圧力
が低下すれば、リフラックス量が増加して、反応溶液気
液界面における温度が低下していることを意味してお
り、その相対的な低下の度合いが水分含有量の多い層
と、そうでない層との分離の度合いを示していると考え
られる。そこで、冷却は反応缶内圧が、冷却をしない場
合と比較して低くなる程度に行わなければならない。冷
却の程度は、都度の使用する装置、運転条件などに応じ
て、当業者が適宜設定できる。
【0011】ポリフェニレンスルフィドのオリゴマー含
有量は1重量%以下であり、さらに好ましくは0.7重
量%以下のものが好適である。オリゴマー含有量が1重
量%を大幅に超えると得られる樹脂組成物の熱安定性及
び荷重たわみ温度に劣る場合がある。
【0012】オリゴマー含有量とは、塩化メチレンの抽
出を受けて溶出する低分子量のポリフェニレンスルフィ
ド樹脂を主とする物質の、抽出前のポリフェニレンスル
フィド樹脂に対する重量%で示される物質量である。具
体的なオリゴマー量の定量方法は、以下の様に求めた値
である。ポリフェニレンスルフィド樹脂粉末4gを塩化
メチレン80gに加え、4時間ソックスレー抽出を実施
した後、室温まで冷却し、抽出後の塩化メチレン溶液を
秤量ビンに移す。さらに、上記の抽出に使用した容器を
塩化メチレン合計60gを用いて、3回に分けて洗浄
し、該洗浄液を回収後、上記秤量ビン中にまとめる。次
に、約80℃に加熱して、該秤量ビン中の塩化メチレン
を蒸発させて除去した。該秤量ビンの重量から秤量ビン
の風袋をさし引いた値をポリフェニレンスルフィド樹脂
の重量4gで割り、100を乗じた値がオリゴマー含有
量(重量%)である。オリゴマー含有量を1重量%以下
に抑える為には、ポリフェニレンスルフィド樹脂の製造
工程において、十分に高分子量化したスラリー状のポリ
フェニレンスルフィド樹脂(好ましくは重量平均分子量
が5千〜6万の範囲もの、さらに好ましくは1万〜3万
の範囲のもの)を、有機溶媒中での洗浄、続いて水洗浄
を行うのが好ましい。本発明においては、有機溶媒中で
の洗浄と水洗浄を両方おこなっても良いし、オリゴマー
含有量が1重量%以下に低減できるのであれば有機溶媒
中での洗浄か水洗浄かどちらか片方の洗浄方法のみの洗
浄をおこなうのでもかまわない。
【0013】有機溶媒中での洗浄は以下に示す様に行う
のが好ましい。上記工程で生成したポリフェニレンスル
フィド樹脂のスラリーを濾過した後、重量で好ましく
は、0.5〜10倍の有機溶媒中に投入して、好ましく
は10分間〜10時間攪拌混合した後、濾過する。該攪
拌混合及び濾過操作を好ましくは1〜10回繰り返す。
該洗浄に使用する有機溶媒としては、N−メチルピロリ
ドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、N−メチルカプロラクタム等の有機ア
ミド系溶媒、あるいはキシレン等が挙げられる。特に好
ましくは、N−メチルピロリドンが使用される。
【0014】水洗浄は以下に示す様に行うのが好まし
い。上記有機溶媒中で洗浄した後に得られたポリフェニ
レンスルフィド樹脂の濾過ケーキを、重量で好ましくは
1〜5倍の水中に投入して、好ましくは常温〜90℃
で、好ましくは5分間〜10時間攪拌混合した後、濾過
する。該攪拌混合及び濾過操作を好ましくは2回〜10
回繰り返すことにより、ポリフェニレンスルフィド樹脂
に付着した溶媒及び副生成塩の除去を行うことができ
る。
【0015】本発明において用いられるポリフェニレン
スルフィド樹脂は、末端のSX基(XはNa、K、L
i、RbまたはCsなどのアルカリ金属もしくは水素)
に対してSH基を30%以上含むポリフェニレンスルフ
ィド樹脂が好ましく、さらに50%以上のものが好まし
い。ポリフェニレンスルフィド樹脂の末端が、SX基
(XはNa、K、Li、RbまたはCsなどのアルカリ
金属もしくは水素)に対してSH基が30%未満の場合
は、ポリフェニレンスルフィド樹脂中に分岐構造が生じ
易く熱安定性が劣る場合がある。
【0016】本発明においては、上記の様にして得られ
たポリフェニレンスルフィド樹脂に、さらに酸処理を施
すのがより好ましい。この酸処理によって、ポリフェニ
レンスルフィド樹脂のSY末端(Yはアルカリ金属を示
す)をSH末端に転化することができる。
【0017】酸処理方法は以下に示す様な方法が好まし
い。該酸処理は、100℃以下の温度、好ましくは40
℃〜80℃の温度で実施される。該温度が上記上限を超
えると、酸処理のポリフェニレンスルフィド樹脂の分子
量が低下するため好ましくない。また、40℃以下で
は、残存している無機塩が析出してスラリーの流動性を
低下させ、連続処理のプロセスを阻害するため好ましく
ない。該酸処理に使用する酸溶液の濃度は、好ましくは
0.01〜5.0重量%である。また、該酸溶液のpH
は、酸処理後において、好ましくは4.0〜5.0であ
る。上記のpHを採用することにより、被処理物である
SY(Yはアルカリ金属を示す)末端の大部分をSH末
端に転化することができるとともに、プラント設備等の
腐食を防止し得るため好ましい。該酸処理に要する時間
は、上記酸処理温度及び酸溶液の濃度に依存するが、好
ましくは5分間以上、特に好ましくは10分間以上であ
る。上記未満ではポリフェニレンスルフィド樹脂中のS
Y末端をSH末端に十分に転化できず好ましくない。
【0018】上記酸処理には、例えば酢酸、ギ酸、シュ
ウ酸、フタル酸、塩酸、リン酸、硫酸、亜硫酸、硝酸、
ホウ酸、炭酸等が使用され、酢酸が特に好ましい。
【0019】本発明の樹脂組成物では芳香族ポリスルホ
ン樹脂99〜60重量部に対しポリフェニレンスルフィ
ド樹脂1〜40重量部の範囲で添加することが好まし
い。さらに好ましくは、芳香族ポリスルホン樹脂99〜
80重量部に対しポリフェニレンスルフィド樹脂を1〜
20重量部の範囲で添加する。ポリフェニレンスルフィ
ド樹脂が1重量部未満の場合は本発明の目的である流動
性の改良効果は小さく、40重量部を越える場合には、
成形品のウェルド強度及び耐熱性に劣る為、好ましくな
い。
【0020】本願発明の樹脂組成物には、本発明の特性
を損なわない範囲において他の熱可塑性樹脂、各種エラ
ストマー、各種添加剤、また各種のフィラー等を目的、
用途に応じ使用することができる。特に、繊維状補強材
を添加した本発明の樹脂組成物は有用である。
【0021】本発明に用いられる繊維状補強材は、繊維
状の物質であれば特に限定はしないが、ガラス繊維、炭
素繊維、セラミックファイバー、アラミド繊維、金属繊
維、チタン酸カリウムウィスカ、ほう酸アルミニウムウ
ィスカ、珪酸カルシウムウィスカ、炭酸カルシウムウィ
スカおよび酸化亜鉛ウィスカが好適に用いられ、特にガ
ラス繊維が好ましい。繊維状補強材の添加量は、樹脂組
成物100重量部に対して1〜60重量部であるのが好
ましく、より好ましくは樹脂組成物100重量部に対し
て5〜40重量部である。繊維状補強材の添加量が1重
量部未満では繊維状強化材の補強効果が発現せず、60
重量部以上では成形性に劣るため好ましくない場合があ
る。
【0022】本樹脂組成物の製造方法については特に制
限がなく、通常公知の方法を採用することができるが、
芳香族ポリスルホン樹脂とポリフェニレンスルフィド樹
脂を均一混合した後、一軸あるいは多軸の押出機、混合
ロール、ニーダー、ブラベンダー等で溶融混練する方法
等で製造できる。また、上記した芳香族ポリスルホン樹
脂とポリフェニレンスルフィド樹脂よりなる樹脂組成物
は、射出成形法、押出成形法、トランスファー成形法等
の公知の成形法により種々の形状の製品に成形すること
ができる。このようにして成形された本発明の樹脂組成
物は、良好な流動性を有し、かつ芳香族ポリスルホン樹
脂の特徴である高い耐熱性、熱安定性およびウェルド強
度を保持しているため、電気・電子部品、機械部品、自
動車部品等の成形品形状が複雑であり、高度な耐熱性を
要求される分野にも使用でき、大変有用である。
【0023】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。なお、実施例、比較例における樹脂の物性測
定、評価は以下の要領で実施した。 (1)スパイラルフロー 金型温度150℃、幅10mm×厚さ1mmのスパイラ
ルフロー金型を用いて樹脂温度330℃、350℃及び
370℃、射出圧力1500Kg/cm2 の条件で射出
成形を行い、流動長を測定した。流動長が長い程、成形
加工性が良好であることを意味する。 (2)MI滞留試験 JIS−K7210に準拠し、荷重2.16kgf、温
度400℃でのMIを 測定した。また、通常の測定で
は樹脂をシリンダーに投入後6分後に測定開始するが、
測定開始時間を30分に延長した測定も行った。また、
両者の値の比を取って、MI保持率とした(MI保持率
=30分滞留時MI値/6分滞留時MI値×100)。
MI保持率が100に近い程、熱安定性が良好であるこ
とを意味する。MI保持率が100を大幅に下回る場合
は、樹脂組成物のゲル化が進行している可能性が高く、
射出成形時に樹脂の粘度が増加する傾向があり、好まし
くない。また、MI保持率が100を大幅に上回る場合
は、樹脂組成物の分解が進んでいる可能性があり、射出
成形時にガスが多く、充填不足やシルバーの原因となる
場合があり、好ましくない。 (3)引張強度 JIS−K7113に準拠した。ここでは試験片の中央
部にウェルドを持つものと持たないものの両者を評価し
た。また、両者の値の比を取って、引張強度保持率とし
た(引張強度保持率=ウェルドあり試験片の引張強度/
ウェルドなし試験片の引張強度×100)。引張強度保
持率が100に近い程、ウェルド強度が良好であること
を意味する。 (4)荷重たわみ温度 JIS−K7110に準拠した。曲げ応力は18.56
Kg/cm2 とした。荷重たわみ温度が高い程、耐熱性
が良好であることを意味する。
【0024】実施例1〜4 前記式(1)で表される構造単位を有する芳香族ポリス
ルホン樹脂(BASF社製、商品名ウルトラゾーンE−
1010、以下『芳香族ポリスルホン樹脂1』、重量平
均分子量29000)とオリゴマーを0.5重量%含
み、重量平均分子量が18000〜20000であり、
SX基(Xはアルカリ金属もしくは水素)に対して10
0%SH末端を有するリニア型ポリフェニレンスルフィ
ド樹脂((株)トープレン製、商品名LN−01G、以
下『ポリフェニレンスルフィド樹脂1』)を表1に示す
割合で配合したのちタンブラーミキサーで十分に混合し
て、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出機
にて320℃、スクリュー回転数100rpmで溶融混
合し、押出してペレット状の樹脂組成物を得た。このペ
レットを320〜340℃に設定した射出成型機で試験
片に成型し、引張破断強度および荷重たわみ温度を評価
した。また、このペレットを用いてスパイラルフロー及
びMI滞留試験を行った。結果を表1に示す。いずれの
樹脂組成物も良好な流動性、熱安定性、耐熱性、ウェル
ド強度を示す。
【0025】
【表1】
【0026】実施例5〜8 芳香族ポリスルホン樹脂1とポリフェニレンスルフィド
樹脂1とガラスファイバーTP78(日本板ガラス
(株)製)を表2に示す割合で配合したのちタンブラー
ミキサーで十分に混合して、スクリュー径37mm、L
/D=32の二軸押出機にて360℃、スクリュー回転
数100rpmで溶融混合し、押出してペレット状の樹
脂組成物を得た。このペレットを340〜360℃に設
定した射出成型機で試験片に成型し、引張破断強度およ
び荷重たわみ温度を評価した。また、このペレットを用
いてスパイラルフロー及びMI滞留試験を行った。結果
を表2に示す。いずれの樹脂組成物も良好な流動性、熱
安定性、耐熱性、ウェルド強度を示す。
【0027】
【表2】
【0028】実施例9〜10 ポリフェニレンスルフィド樹脂としてオリゴマーを0.
5重量%含み、重量平均分子量が18000〜2000
0であり、SX基(Xはアルカリ金属もしくは水素)に
対して70%SH末端を有するリニア型ポリフェニレン
スルフィド樹脂((株)トープレン製、商品名LR−0
1、以下『ポリフェニレンスルフィド樹脂2』)を表3
に示す割合で配合した他は実施例5同様として評価し
た。結果を表3に示す。いずれの樹脂組成物も良好な流
動性、熱安定性、耐熱性、ウェルド強度を示す。
【0029】実施例11〜12 ポリフェニレンスルフィド樹脂としてオリゴマーを0.
5重量%含み、重量平均分子量が18000〜2000
0であり、SH末端を有しない架橋型ポリフェニレンス
ルフィド樹脂((株)トープレン製、商品名H−1、以下
『ポリフェニレンスルフィド樹脂3』)を表3に示す割
合で配合した他は実施例5同様として評価した。結果を
表3に示す。いずれの樹脂組成物も良好な流動性、熱安
定性、耐熱性、ウェルド強度を示す。
【0030】
【表3】
【0031】実施例13〜14 ポリフェニレンスルフィド樹脂としてオリゴマーを0.
5重量%含み、重量平均分子量が36000であり、S
H末端を70%有するリニア型ポリフェニレンスルフィ
ド樹脂((株)トープレン製、商品名LC−5、以下『ポ
リフェニレンスルフィド樹脂4』)を表4に示す割合で
配合した他は実施例5同様として評価した。結果を表4
に示す。いずれの樹脂組成物も良好な流動性、熱安定
性、耐熱性、ウェルド強度を示す。
【0032】実施例15〜16 ポリフェニレンスルフィド樹脂としてオリゴマーを0.
5重量%含み、重量平均分子量が35000であり、S
H末端を有しない架橋型ポリフェニレンスルフィド樹脂
((株)トープレン製、商品名K−4、以下『ポリフェニ
レンスルフィド樹脂5』)を表4に示す割合で配合した
他は実施例5同様として評価した。結果を表4に示す。
いずれの樹脂組成物も良好な流動性、熱安定性、耐熱
性、ウェルド強度を示す。
【0033】
【表4】
【0034】実施例17〜18 芳香族ポリスルホン樹脂として前記式(2)で表される
構造単位を有する芳香族ポリスルホン樹脂(BASF社
製、商品名ウルトラゾーンS−1010、以下『芳香族
ポリスルホン樹脂2』)を表5に示す割合で配合した他
は実施例1同様として評価した。結果を表5に示す。い
ずれの樹脂組成物も良好な流動性、熱安定性、耐熱性、
ウェルド強度を示す。
【0035】実施例19〜20 芳香族ポリスルホン樹脂2を表5に示す割合で配合した
他は実施例5同様として評価した。結果を表5に示す。
いずれの樹脂組成物も良好な流動性、熱安定性、耐熱
性、ウェルド強度を示す。
【0036】
【表5】
【0037】比較例1 実施例5のポリフェニレンスルフィド樹脂の添加量を好
適な範囲を超えたものとし、その他の条件は実施例4同
様として評価した。結果を表6に示す。荷重たわみ温度
が低下し耐熱性に劣り、またウェルド強度が低下する為
好ましくない。
【0038】比較例2 実施例5のポリフェニレンスルフィド樹脂の添加量を好
適な範囲未満とし、その他の条件は実施例4同様として
評価した。結果を表6に示す。スパイラルフロー値が低
く成形加工性に劣る為、好ましくない。
【0039】比較例3 ポリフェニレンスルフィド樹脂として、オリゴマーを
1.2重量%含み、重量平均分子量が18000〜20
000であり、SH末端を有しない架橋型ポリフェニレ
ンスルフィド樹脂((株)トープレン製、商品名H−
1、以下『ポリフェニレンスルフィド樹脂6』)を表6
に示す割合で配合した他は実施例5同様とした。結果を
表6に示す。MI保持率が低く熱安定性に劣り、好まし
くない。
【0040】比較例4 芳香族ポリスルホン樹脂1とポリアミド樹脂(三井石油
化学(株)製、商品名アーレンA3000、以下『ポリア
ミド樹脂1』とガラスファイバーTP78(日本板ガラ
ス(株)製)を表6に示す割合で配合し、その他の条件は
実施例5と同様とした。結果を表6に示す。荷重たわみ
温度が低く耐熱性に劣り、またMI保持率が高く熱安定
性に劣り、好ましくない。
【0041】
【0042】比較例5 芳香族ポリスルホン樹脂1単独での評価を行った。結果
を表7に示す。スパイラルフロー値が低く成形加工性に
劣る為、好ましくない。
【0043】比較例6 芳香族ポリスルホン樹脂2単独での評価を行った。結果
を表7に示す。スパイラルフロー値が低く成形加工性に
劣る為、好ましくない。
【0044】比較例7 実施例5においてポリフェニレンスルフィド樹脂を添加
しないこと以外は実施例5と同様として評価した。結果
を表7に示す。スパイラルフロー値が低く成形加工性に
劣る為、好ましくない。
【0045】比較例8 実施例19においてポリフェニレンスルフィド樹脂を添
加しないこと以外は実施例19と同様として評価した。
結果を表7に示す。スパイラルフロー値が低く成形加工
性に劣る為、好ましくない。
【0046】
【表7】
【0047】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、良好な流動性を
有し、かつ芳香族ポリスルホン樹脂の特徴である高い耐
熱性、熱安定性およびウェルド強度を保持しているた
め、電気・電子部品、機械部品、自動車部品等の成形品
形状が複雑であり、高度な耐熱性を要求される分野にも
使用でき、大変有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大地 広泰 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 佐藤 友章 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)および/または式(2)(化
    1)で表される構造単位を有する芳香族ポリスルホン樹
    脂99〜60重量部と、式(3)(化2)で表される構
    造単位を有し、オリゴマー含有率が1重量%以下のポリ
    フェニレンスルフィド樹脂1〜40重量部よりなる樹脂
    組成物。 【化1】 【化2】 −[Ph−S−]− (3) (式中、−Ph−はフェニレン基を表す。)
  2. 【請求項2】 ポリフェニレンスルフィド樹脂が重量平
    均分子量5千〜6万のポリフェニレンスルフィド樹脂で
    ある請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリフェニレンスルフィド樹脂がリニア
    型ポリフェニレンスルフィド樹脂であり、かつ、末端の
    SX基(Xはアルカリ金属もしくは水素)に対してSH
    基を30%以上含むポリフェニレンスルフィド樹脂であ
    る請求項1記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ポリフェニレンスルフィド樹脂がリニア
    型ポリフェニレンスルフィド樹脂であり、末端のSX基
    (Xはアルカリ金属もしくは水素)に対してSH基を3
    0%以上含み、かつ、重量平均分子量5千〜6万のポリ
    フェニレンスルフィド樹脂である請求項1記載の樹脂組
    成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹
    脂組成物100重量部及び繊維状補強材1〜60重量部
    とからなる樹脂組成物。
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