JPH11350356A - ゴム補強用繊維の製造方法およびゴムホ―ス - Google Patents

ゴム補強用繊維の製造方法およびゴムホ―ス

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JPH11350356A
JPH11350356A JP7737499A JP7737499A JPH11350356A JP H11350356 A JPH11350356 A JP H11350356A JP 7737499 A JP7737499 A JP 7737499A JP 7737499 A JP7737499 A JP 7737499A JP H11350356 A JPH11350356 A JP H11350356A
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JP
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rubber
fiber
latex
reinforcing
acrylonitrile
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JP7737499A
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Yasumi Kanda
やすみ 神田
Masaharu Taniguchi
雅春 谷口
Yasuhiro Sato
康裕 佐藤
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Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性のすぐれた塩素化ポリエチレンゴムや
エピクロルヒドリン系ゴムと、ゴムホースなどのゴム製
品の補強材として使用される繊維であって、上記ゴムと
の間ですぐれた接着性を有し、しかも柔軟なゴム補強用
繊維の製造方法を提供する。 【解決手段】 レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合
物とアクリロニトリル−ブタジエン系共重合体ゴムラテ
ックスおよび/またはカルボキシル基変性クリロニトリ
ル−ブタジエン系共重合体ゴムラテックスとの混合物を
含有する接着処理剤をポリアミド繊維またはポリエステ
ル繊維に付与し、熱処理することを特徴とするゴム補強
用繊維の製造方法。上記の製造方法で得られたゴム補強
用繊維で塩素化ポリエチレン系ゴムまたはエピクロルヒ
ドリン系ゴムが補強されてなることを特徴とするゴムホ
ース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力伝達ベルト、
搬送用ベルトおよびゴムホースなどに用いられるゴム補
強用繊維の製造方法およびゴムホースに関するものであ
る。さらに詳しくは、塩素化ポリエチレン系ゴムまたは
エピクロルヒドリン系ゴムを繊維で接着補強してなるゴ
ム製品のゴムと繊維との接着性、繊維の柔軟性にすぐれ
たゴム補強用繊維の製造方法およびゴムと補強繊維との
接着性が良好なゴムホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤコード、動力伝達ベルト、搬送用
ベルトおよびゴムホースなど、各種産業用途のゴム製品
の補強材としては、ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、ポリビニルアルコール繊維、およびレーヨン繊維な
どの合成繊維が従来から一般的に使用されてきた。
【0003】その中でも、ポリヘキサメチレンアジパミ
ド(N66)で代表されるポリアミド繊維は、高強力、
高接着性を有し、耐久性に優れている等の特性を有して
いるので、従来からゴム製品の補強用繊維として用いら
れており、ゴムホースの具体的用途としては、ラジエタ
ホース、ヒーターホース、オイルホース、パワステアリ
ングホースおよび燃料ホースなどの自動車ホースが挙げ
られる。また、ポリエチレンテレフタレートで代表され
るポリエステル繊維は、強度、モジュラスが大きく、伸
度、クリープが小さくかつ疲労性に優れている等の物理
的特性を有しており、従来からゴム製品の補強用繊維と
して用いられており、ゴムホースの具体的用途として
は、燃料ホース、エアコンホースおよびブレーキホース
などの自動車ホースが挙げられる。
【0004】一方、近年の自動車のエンジンルームの高
温化やメンテナスフリー化に伴い、自動車用ゴムホース
のさらなる耐熱性および耐久性の向上が求められてお
り、耐熱性の優れたゴム素材への転換が進んでおり、例
えば、従来はクロロプレンゴム(CR)が主に用いられ
てきた用途においても、さらに耐熱性がすぐれた塩素化
ポリエチレン(CPE)系ゴムやエピクロルヒドリン
(CO)系ゴムを用いる検討がなされている。
【0005】ところで、自動車用ゴムホースなどのゴム
製品の補強材として繊維を用いる場合、その機能を十分
発揮させるために、繊維とゴムとを強固に接着させる必
要がある。一般に、繊維とゴムとを接着させる場合に
は、繊維に接着処理剤であるレゾルシン・ホルムアルデ
ヒド初期縮合物(RF)とゴムラテックス(L)との混
合物(RFL)を付与し、乾燥、ベーキングして処理コ
ードを得たのち、この処理コードとゴムとを加硫接着す
るという方法が用いられる。
【0006】しかるに、従来のRFLを付与した繊維で
は、塩素化ポリエチレン系ゴムやエピクロルヒドリン系
ゴムに対する強固な接着性を得ることは困難であったた
め、これらのゴムを用いた繊維補強ゴム製品、とくにゴ
ムホース用途への展開は進んでいないのが実情であっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。したがって、本発明の課題は、
塩素化ポリエチレン系ゴムやエピクロルヒドリン系ゴム
との接着性、柔軟性がすぐれたゴム補強用繊維の製造方
法およびこの繊維の製造方法で得られる繊維で補強され
た接着性が良好なゴムホースを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のゴム補強用繊維の製造方法は主として次の
構成を有する。すなわち、レゾルシン・ホルムアルデヒ
ド初期縮合物とアクリロニトリル−ブタジエン共重合体
ラテックスおよび/またはカルボキシル基変性アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体ラテックスとの混合物を
含有する接着処理剤をポリアミド繊維またはポリエステ
ル繊維に付与し、熱処理処理することを特徴とするゴム
補強用繊維の製造方法である。
【0009】また、本発明のゴムホースは、主として次
の構成を有する。すなわち、上記の製造方法で得られた
ゴム補強用繊維で塩素化ポリエチレン系ゴムまたはエピ
クロルヒドリン系ゴムが補強されてなることを特徴とす
るゴムホースである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳述する。
本発明でいう塩素化ポリエチレン(CPE)系ゴムと
は、ポリエチレンを水中サスペンション法により塩素化
することにより合成されるものであり、通常その塩素含
有量が30〜40重量%程度のものである。本発明の効
果を阻害しない範囲であれば、ニトリルゴムやアクリル
ゴムなどの他のゴムをブレンドして用いてもよい。塩素
化ポリエチレン系ゴムは二重結合が存在しないため、硫
黄単独加硫は難しく、加硫方法としては金属酸化物と多
硫黄含有促進剤を併用したものが好ましく使用される。
【0011】また、本発明でいうエピクロルヒドリン
(CO)系ゴムとは、エピクロルヒドリンのカチオン単
独重合、またはアリルグリシジルエーテルとの共重合で
合成されたゴムやエピクロルヒドリンとエチレンオキシ
ドとを約等モル共重合したエピクロルヒドリン−エチレ
ンオキシドゴムをいう。また、本発明の効果を阻害しな
い範囲であれば、ニトリルゴムやアクリルゴムなどの他
のゴムをブレンドして用いてもよい。エピクロルヒドリ
ン(CO)系ゴムには二重結合が存在しないため、硫黄
単独加硫は難しく、加硫を行う場合には側鎖のクロルメ
チル基を利用するジアミン系、イミダゾリン系、チオウ
レア系およびトリアジン系などの加硫系が好ましく使用
される。
【0012】本発明で使用されるポリアミド繊維とは、
脂肪族ポリアミドを素材としてなるマルチフィラメント
であり、具体的にはポリε−カプロラクタム(N6)や
ポリヘキサメチレンアジパミド(N66)などが挙げら
れるが、強力や耐熱性の点からヘキサメチレンアジパミ
ド(N66)の繰り返し単位が95モル%以上であり、
蟻酸相対粘度が3.0以上であるN66繊維が好ましく
使用される。また、本発明の効果を損なわない程度に共
重合成分を含むポリアミドのコポリマーであってもよ
い。さらには、製糸性改善や最終製品の品質改善のため
に、共重合成分を添加したり、その他顔料などの粒子を
添加したポリアミドであっても何ら差し支えない。具体
的な共重合成分としては、ε−カプロラクタム、テトラ
メチレンアジパミド、ヘキサメチレンセバカミド、ヘキ
サメチレンイソフタラミド、テトラメチレンテレフタラ
ミド、およびキシリレンフタラミドなどが挙げられる。
また、汚染性を改善するために、特許第2,821,4
87号に記載されるようなアルカリ金属塩を含有するス
ルホン化した共重合ポリアミドを使用してもよい。
【0013】なお、原料ポリアミド中には、必要に応じ
て艶消し剤、例えば酸化チタン、上記着色用顔料などに
加えて、染料、耐候剤、耐熱剤、老化防止剤、および酸
化防止剤などの慣用の添加剤を併用添加してもよい。ポ
リアミド繊維の製糸方法は、紡糸・延伸を二段階に分け
て行なう方法であっても、またこの両工程を一段階で行
なう方法であってもよい。
【0014】本発明で使用されるポリエステル繊維は、
エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位とするジ
カルボン酸とグリコールからなるポリエステルを素材と
してなるマルチフィラメントであり、ジカルボン酸成分
の90モル%以上がテレフタル酸からなり、グリコール
成分の90モル%以上がエチレングリコールからなる、
ポリエチレンテレフタレートが好適である。またイソフ
タル酸成分等を共重合しないポリエチレンテレフタレー
トや無機粒子等の添加剤を実質的に含有しないポリエチ
レンテレフタレートであることが好ましい。さらに、ポ
リエステル繊維の強度およびゴム中での劣化特性を確保
するうえで、極限粘度が0.80以上でカルボキシル基
末端の量が20当量/トン以下、さらには18当量/ト
ン以下であるものが、耐熱性、耐加水分解性に優れてい
る点で好ましい。極限粘度の上限は溶融紡糸が可能であ
れば特に限定する必要はないが、通常は1.2以下が好
ましい。ポリエステル繊維の製糸方法は、紡糸・延伸を
二段階に分けて行なう方法であっても、またこの両工程
を一段階で行なう方法であってもよい。
【0015】該ポリエステル繊維の接着性を向上させる
ために、製糸工程でエポキシ化合物やブロックドイソシ
アネート化合物やアミン化合物などを付与しても良い。
また、製糸工程で原糸を巻取った後、下記RFL接着処
理剤を付与する前に、エポキシ化合物を含む液を付与し
てもよい。
【0016】なお、本発明で用いるポリアミド繊維また
はポリエステル繊維とは、上記繊維を素材としてなるフ
ィラメント糸の他、このフィラメント糸からなるコー
ド、織物および織布などの形態をも含むものであり、繊
維の収束性を向上させるために撚りをかけるほうが好ま
しいが、実質的に無撚りの状態でもかまわない。後述す
る接着処理剤による処理は、その任意の形態の繊維に施
されればよい。
【0017】本発明に使用される接着処理剤は、レゾル
シン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(RF)とゴムラ
テックス(L)との混合物を固形分として含有するもの
であり、以下、RFLと記する。本発明において、接着
処理剤とするRFLのゴムラテックス成分としては、ア
クリロニトリル−ブタジエン系共重合体ゴムラテックス
(NBRラテックス)および/またはカルボキシル基変
性アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックス
(以下、カルボキシル基変性NBRラテックスまたはC
NBRラテックス)が用いられる。NBRラテックスは
アクリロニトリルおよびブタジエンを乳化重合して製造
される。
【0018】カルボキシル基変性NBRラテックスは、
ラテックス中のゴム成分をエチレン系不飽和酸で変性し
たものであり、一般的にアクリロニトリル、ブタジエン
およびアクリル酸を乳化重合して製造される。その中で
もエチレン系不飽和カルボン酸で変性されたカルボキシ
ル基変性NBRラテックスは、RFLの安定性に優れて
おり、特に好ましい。
【0019】接着処理剤のゴムラテックス成分として、
アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体ゴムラテック
スの代わりに、ポリブタジエンラテックス(PBラテッ
クス)、スチレン−ブタジエン系共重合体ゴムラテック
ス(SBRラテックス)、ビニルピリジン−スチレン−
ブタジエン共重合体ゴムラテックス(VPラテック
ス)、ブチルゴムラテックス(IIRラテックス)、ア
クリレート系ゴムラテックスおよび天然ゴムラテックス
(NRラテックス)、クロロプレン系ゴムラテックス
(CRラテックス)などの他のゴムラテックスを用いた
場合には、塩素化ポリエチレン系ゴム、エピクロルヒド
リン系ゴムと繊維との良好な接着性が得られない。
【0020】本発明においては、ラテックス成分とし
て、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体ゴムラテ
ックスおよび/またはカルボキシル基変性アクリロニト
リル−ブタジエン共重合体ラテックスのみを使用するこ
とが好ましいが、本発明の効果を妨げない範囲であれ
ば、ラテックス固形分100重量部のうち先述した他の
ラテックスを10重量部以下の範囲で混合してもよい。
【0021】アクリロニトリル−ブタジエン系共重合体
ゴムラテックスおよび/またはカルボキシル基変性アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックスの中でも
特に、ゴム固形分としてアクリロニトリルを25〜42
重量%、さらには31〜35重量%共重合成分として含
有する共重合体ラテックスであることが好ましい。アク
リロニトリル含有量をこの範囲とすることで特に優れた
接着性を得ることができる。
【0022】該ラテックスの平均粒子径は、0.2μm
以下さらには0.15μm以下の場合にRFLの安定性
に優れるので好ましい。
【0023】本発明で使用される接着処理剤において、
レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合物とは、アルカ
リ触媒または酸触媒の存在下で、レゾルシンとホルムア
ルデヒドを縮合させたものであって、レゾルシンとホル
ムアルデヒドのモル比が1:0.3〜1:5.0、特に
1:1.0〜1:3.0の範囲であることが好ましい。
繊維/ゴム複合体が自動車等に使われるゴムホースであ
った場合には、レゾルシンとホルムアルデヒドのモル比
を該範囲とすることで、ゴムホースに使用される際にも
高い接着性が確保でき、しかも繊維を柔らかく仕上げる
ことができ、ホースの製造工程で粘着性のカスが発生し
にくく工程安定性が確保しやすい。
【0024】さらには、レゾルシン・ホルムアルデヒド
初期縮合物として、あらかじめジヒドロキシベンゼンと
ホルムアルデヒドとを無触媒または酸性触媒の下で反応
させて得られるノボラック型の樹脂を用いることが好ま
しい。具体的には、この化合物は、例えばレゾルシン1
モルに対してホルムアルデヒド0.7モル以下とで縮合
した化合物(例えば、商品名“スミカノール700”登
録商標、住友化学(株)製)である。該レゾルシンとホ
ルムアルデヒドのノボラック型縮合物を使用するに際し
ては、アルカリ触媒水分散液に溶解後、ホルムアルデヒ
ドを添加し、レゾルシンとホルムアルデヒドのモル比を
1:1〜1:5に調整することが好ましい。
【0025】また、本発明で使用される接着処理剤にお
いて、レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合物(R
F)とゴムラテックス(L)の固形分重量比の好適な範
囲はRF/L=1/4〜1/8である。レゾルシン・ホ
ルムアルデヒド初期縮合物の比率をかかる好ましい範囲
とすると、繊維を柔らかくでき、しかも、ゴムとの接着
性を優れたものとできる。
【0026】本発明においては、接着処理剤としてのR
FLを一段で付与する1浴処理によって繊維に付与する
ことも、また、該RFLを第1接着処理剤と第2接着処
理剤の二段に分けて繊維に付与する2浴処理によって繊
維に付与することもできる。
【0027】また、本発明で使用される接着処理剤に
は、特開昭61−19878号公報等に記載されている
ようにポリオルガノシロキサン化合物や酸化ポリエチレ
ンワックスや酸化ポリプロピレンワックス等の滑剤とし
ての成分を添加することも可能である。なかでも、ポリ
オルガノシロキサン化合物がすぐれており、分子量10
00〜2000のものが含まれていることが好ましい。
このように、ポリオルガノシロキサン化合物を含有する
接着処理剤とすることで、繊維/ゴム複合体の製造工程
の各種ガイドと繊維との摩擦抵抗を下げることや繊維が
通過した箇所へのカスの蓄積を抑制することが可能とな
る。ポリオルガノシロキサン化合物のなかでも、ポリジ
メチルシロキサンが特に好ましい。
【0028】接着処理剤の総固形分濃度は、5〜20
%、さらには7〜15%で使用するのが好ましい。総固
形分濃度をかかる範囲とすると、液の安定性を良好に保
つことができる。接着処理剤を繊維に付着させる手法と
しては、浸漬、ノズル噴霧、ロ−ラ−による塗布などの
任意の手法を採用することができる。
【0029】繊維への接着処理剤の付着率はゴム/繊維
複合体製品の必要とする接着性に応じて適宜選定され
る。特に、本発明により得られる繊維がゴムホースの補
強糸として使用される場合には、乾燥重量比で繊維に対
し0.5〜10.0重量%、さらには2.0〜5.0重
量%の範囲とするのが好ましい。かかる範囲とする場合
は接着力を優れたものとするとともに、繊維の収束性を
良くでき、ホース製造工程の工程通過性を優れたものと
でき、しかも繊維を柔らかくでき、ホースの品質を優れ
たものとできる。
【0030】次に、本発明のゴム補強用繊維の製造手順
の例について説明する。まず、繊維を接着処理剤に浸漬
させ、70〜150℃程度の温度で乾燥した後、170
〜250℃程度の温度で熱処理する。
【0031】RFLが固化せずローラーに付着して繊維
への付着量が減少するのを防ぐと共に、RFLの付着ム
ラが生じてゴムとの接着性が悪くなるのを防ぎ、さらに
ブリスター(カス)が発生するのを防ぐ観点から、上記
温度範囲で乾燥することが好ましい。また、ゴムとの接
着性が低下するのを防ぐ一方、RFLが劣化してゴムと
の接着性が低下するのを防ぐ観点からも、上記温度範囲
で熱処理することが好ましい。
【0032】次に、本発明のゴムホースについて説明す
る。本発明のゴムホースの形状としては、従来から周知
のものを適用することができるが、内層ゴムの上に1層
または2層以上に補強用繊維を巻き回し、その上に外層
ゴムを被覆したものが好ましい。
【0033】補強用繊維の巻き回し方法としては、一方
の繊維と他方の繊維が上下交互に巻き回すブレード方
式、一方の繊維を巻き回した上から他方の繊維を巻き回
すスパイラル方式などがあり、補強用繊維が互いに密着
した形状や、補強用繊維が互いに間隔をおいている形状
があるが、特に指定はない。
【0034】ゴムホースの加硫方法としては乾熱下での
加硫と水蒸気下での加硫があり、通常、150℃〜16
0℃で30分〜1時間で行うが、加硫方法、加硫時間お
よび加硫温度などの条件は適宜選択すればよい。
【0035】本発明のホースにおいては、補強繊維に触
れる状態で塩素化ポリエチレン系ゴムまたはエピクロル
ヒドリン系ゴムが配置されていればよく、内層ゴムと外
層ゴムの種類が異なっても支障はない。例えば、パワー
ステアリングホースの場合には、未加硫のNBRゴム組
成物の内管上に補強用繊維を2重に編組し、その上に未
加硫の塩素化ポリエチレン系ゴムを被覆したのち、加硫
される。
【0036】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明の構成および
効果をより具体的に説明する。なお、以下の実施例にお
ける各測定値は下記の方法により求めたものである。 (1)接着処理剤付着量 JIS L 1017(1995)のディップピックア
ップ−質量法により求めた。 (2)接着力 A.塩素化ポリエチレンゴム <ゴム配合処方> (部) 塩素化ポリエチレンゴム 100 MDCA 2.5 TCA 1.5 MgO #150 10.0 カーボンブラック SRF 50.0 アデカサイザー C−9N 30.0 ここで、MDCAとは2−メルカプトベンゾチアゾール
のジシクロヘキシルアミン塩を表す。 B.塩素化ポリエチレンゴム <ゴム配合処方> (部) エピクロルヒドリンゴム(CHC) 100 ステアリン酸 2.0 カーボンブラック FEF 40.0 MgO 3.0 CaCO3 3.0 TTCA 0.9 サントガード(Santogard) PVI 1.0 NBC 1.0 ここで、TTCAとは2,4,6-トリメルカプト-S-トリア
ジンを、NBCとはニッケルジブチルジチオカーボネー
ト(Nickel dibutyl dithiocarbonate)を表す。直径10
cm、長さ6cmのアルミニウム製のパイプに内側ゴム
として上記配合の未加硫ゴムを貼り付け、その上に処理
コードを隙間がないように巻きつけ、その上に外側ゴム
として内側ゴムと同一の配合物の未加硫ゴムを貼り付け
てコード・ゴム複合体とした後、ラッピングクロス(東
レ(株)製)を巻き付け、蒸気釜中にて150℃で30
分間加硫した。放冷後、ラッピングクロスを取り除き、
コード・ゴム複合体をアルミニウム製パイプから剥がし
取り、コードと水平方向に幅1インチに切ってタンザク
状の試験片とし、JIS K 6301(1995年)
に基づき、処理コードと外側ゴムの界面を50cm/m
inの速度で剥離し、1インチあたりの剥離力を測定し
た。 (3)コードの硬さ ガーレー曲げ指数を指標とした。試料を20℃、65%
RTの温調室に24時間以上放置した後、繊維を1.5
インチ長に切断し、JIS L 1096(1995)
のガーレー曲げ試験法に準拠し、コードゲージを幅と置
き換え、繊維1本の曲げ剛性を測定した。値が小さいほ
ど柔軟であることを表す。 (4)ゴム中でのコードの強力保持率 厚さ1mmの前記配合ゴムのシート2枚の間に処理コード
を平行に並べて挟み、150℃で50分間プレス加硫を
おこない、コード・ゴム複合体を作成した。該、コード
・ゴム複合体を乾熱オーブン中に700時間放置した後
の残存強力を測定し、劣化後強力を得た。処理コード強
力T0、劣化後コード強力T1から、T1/T0を計算し、
百分率で表し、強力保持率とした。コード強力は、JI
S L 1017(1995)によって測定した。すな
わち、コードを20℃、65%RTの温調室で24時間
以上放置した後、20℃、65%RTの温調室で“テン
シロン”を使用して測定した。 (5)ホースの柔軟性 上記の接着力評価に記載のゴム配合物を押出し機で押出
して内管とし、その上に処理コードを密にブレード編組
し、その外側に内管ゴムと同一の配合物を外管として押
出し、被覆した。それを長尺巻取成形し、150℃で3
0分の蒸気缶加硫を行い、内径16mm、外径24mm
のホースを作成した。ホースを長さ300mmに切り、
該ホースの両端を両手で持ってホースを曲げ、曲がるも
のを「○」、曲がらないものまたは折れ曲がってしまう
ものを「×」と評価した。 (6)ホース接着ゴム付き JIS K 6330−6(1998年)により、加硫
したあとのホースを幅1インチのリング状に切断して試
験片とし、処理コードと外側ゴムの界面を50cm/m
inの速度で剥離した。剥離面を目視し、繊維へのゴム
の付着状態が極めて良好なものを「◎」、良好なものを
「○」、悪いものを「×」とした。
【0037】[実施例1]98%硫酸相対粘度が3.7
0のナイロン66(N66)を溶融紡糸し、延伸した1
260デニール204フィラメントの原糸2本を引き揃
え、1mあたり50回のS撚りを施して未処理コードと
した。アルカリ触媒の存在下で、“スミカノール70
0”(登録商標、住友化学工業(株)製、ノボラック型
RF縮合体)/ホルマリンを固形分重量比87/13の
割合で混合し、2時間熟成することにより固形分濃度
6.5%のRF初期縮合物を得た。一方、アクリロニト
リル−ブタジエン共重合体ゴムラテックス(NBRラテ
ックス)100部に対し、28%アンモニア水10部を
混合した。次に、上記混合ラテックス100部に対し、
上記RF初期縮合物18部を混合し、24時間熟成する
ことにより、固形分濃度20重量%のRFLを調製し
た。このRFLを水にて希釈し、固形分濃度15%のも
のを処理剤として使用した。コンピュートリータ処理機
(リッツラー社製)を用いて、未処理コードを前記RF
L(第1接着処理剤)に浸漬し、130℃で100秒間
乾燥し、続いて230℃で40秒間熱処理した。さら
に、前記第1処理剤と同様の組成からなるRFL(第2
接着処理剤)に浸漬し、130℃で100秒間乾燥し、
続いて230℃で60秒間熱処理することによる2浴処
方で接着処理を施した後、コードの柔軟化処理を行な
い、得られた処理コードをワインダーで巻き取った。評
価結果を表1に示した。
【0038】
【表1】 表1中、ゴムラテックスの種類の項の略号は、NBR:
アクリロニトリルーブタジエン共重合体ゴムラテック
ス、CNBR:カルボキシル基変性アクリロニトリルー
ブタジエン共重合体ゴムラテックス、VP:ビニルピリ
ジン−スチレン−ブタジエン共重合体ゴムラテックス、
SBR:スチレン−ブタジエン共重合体ゴムラテック
ス、CR:クロロプレン系ゴムラテックス、CSM:ク
ロルスルホン化ポリエチレン系ゴムラテックスをそれぞ
れ表す。また、表1中、Aゴム:塩素化ポリエチレンゴ
ム、Bゴム:エピクロルヒドリンゴムをそれぞれ表す。
表1の結果から明らかなように、実施例1のゴム補強用
繊維の製造方法では塩素化ポリエチレンゴムおよびエピ
クロルヒドリンゴムとポリアミド繊維との接着性がきわ
めて良好な繊維補強ゴム製品を効率的に製造することが
できる。
【0039】[実施例2〜4]表1に記載したようにN
BRラテックスのアクリロニトリル含有量を変更したも
の、NBRラテックスをカルボキシル基変性NBRラテ
ックスに変更し、それ以外については、全て実施例1と
同様の操作を行ない、得られた処理コードの評価結果を
表1に併記した。
【0040】[実施例5]実施例1のRFL固形分10
0部に対して“デナボンド”(登録商標、ナガセ化成
(株)製、クロロ変性レゾルシン)を20部添加したR
FLを用いた以外については、全て実施例1と同様の操
作を行ない、得られた処理コードの評価結果を表1に併
記した。表1の結果から明らかなように、実施例5のゴ
ム補強用繊維の製造方法では塩素化ポリエチレンゴムお
よびエピクロルヒドリンゴムとポリアミド繊維との接着
性がきわめて良好な繊維補強ゴム製品を効率的に製造す
ることができる。
【0041】[比較例1〜3]RFL中のゴムラテック
スの種類を表1に記載したとおりに変更した以外につい
ては、全て実施例1と同様の操作を行ない、得られた処
理コードの評価結果を表1に併記した。比較例1のラテ
ックスは、“ニッポール2518FS”(登録商標、日
本ゼオン(株)製、VPラテックス)と“ニッポールL
X112”(登録商標、日本ゼオン(株)製、SBRラ
テックス)を固形分重量比50/50の割合で混合した
混合ラテックスを用い、比較例2は“ネオプレン65
0”(登録商標、デュポン・ダウ・エラストマー・ジャ
パン(株)製、CRラテックス)、比較例3は“CSM
450”(登録商標、住友精化(株)製、CSMラテッ
クス)を用いた。
【0042】[実施例6]25℃のo−クロルフェノー
ル中で測定した極限粘度が0.95でカルボキシル基末
端量が17当量/トンのポリエチレンテレフタレート
(PET)を溶融紡糸、延伸した1500デニール36
0フィラメントを、1mあたり100回のS撚りを施し
て未処理コードとした。アルカリ触媒の存在下で、“ス
ミカノール700”(登録商標、住友化学工業(株)
製、ノボラック型RF縮合体)/ホルマリンを固形分重
量比87/13の割合で混合し、2時間熟成することに
より固形分濃度6.5%のRF初期縮合物を得た。一
方、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムラテッ
クス(NBRラテックス)100部に対し、28%アン
モニア水10部を混合した。次に、上記混合ラテックス
100部に対し、上記RF初期縮合物18部を混合し、
24時間熟成することにより、固形分濃度20重量%の
RFLを調製した。このRFLを水にて希釈し、固形分
濃度15%のものを処理剤として使用した。コンピュー
トリータ処理機(リッツラー社製)を用いて、未処理コ
ードを前記RFLに浸漬し、130℃で100秒間乾燥
し、続いて240℃で60秒間熱処理した後、コードの
柔軟化処理を行ない、得られた処理コードをワインダー
で巻き取った。評価結果を表2に示した
【0043】
【表2】 表2の結果から明らかなように、実施例6のNBRラテ
ックスおよびカルボキスル基変性NBRラテックスを用
いることにより、塩素化ポリエチレンゴムやエピクロル
ヒドリンゴムとポリエステル繊維との接着性がきわめて
良好で、柔軟な補強ゴム製品を効率的に製造することが
できる。
【0044】[実施例7〜9]表2に記載したようにN
BRラテックスのアクリロニトリル含有量を変更したも
の、NBRラテックスをカルボキシル基変性NBRラテ
ックスに変更し、それ以外については、全て実施例6と
同様の操作を行ない、得られた処理コードの評価結果を
表2に併記した。表2の結果から明らかなように、実施
例7〜9のNBRラテックスおよびカルボキスル基変性
NBRラテックスを用いることにより、塩素化ポリエチ
レンゴムやエピクロルヒドリンゴムとポリエステル繊維
との接着性がきわめて良好で、柔軟な補強ゴム製品を効
率的に製造することができる。
【0045】[比較例4〜6]RFL中のゴムラテック
スの種類を表2に記載したとおりに変更した以外につい
ては、全て実施例6と同様の操作を行ない、得られた処
理コードの評価結果を表2に併記した。比較例4のラテ
ックスは、“ニッポール2518FS”(登録商標、日
本ゼオン(株)製、VPラテックス)と“ニッポールL
X112”(登録商標、日本ゼオン(株)製、SBRラ
テックス)を固形分重量比50/50の割合で混合した
混合ラテックスを用い、比較例5は“ネオプレン65
0”(登録商標、デュポン・ダウ・エラストマー・ジャ
パン(株)製、CRラテックス)、比較例6は“CSM
450”(登録商標、住友精化(株)製、CSMラテッ
クス)を用いた。
【0046】[実施例10]25℃のo−クロルフェノ
ール中で測定した極限粘度が0.95でカルボキシル基
末端量が17当量/トンのポリエチレンテレフタレート
(PET)を溶融紡糸、延伸し、巻取る前に、“デナコ
ールEX313”(登録商標、ナガセ化成工業(株)
製、グリシジルエーテル型ポリエポキシド)を水に分散
した固形分濃度50重量%の水分散液を付与して230
℃のローラーで加熱してから巻き取った1500デニー
ル360フィラメントの原糸2本を引き揃え、1mあた
り100回のS撚りを施して未処理コードとした。アル
カリ触媒の存在下で、“スミカノール700”(登録商
標、住友化学工業(株)製、ノボラック型RF縮合体)
/ホルマリンを固形分重量比87/13の割合で混合
し、2時間熟成することにより固形分濃度6.5%のR
F初期縮合物を得た。一方、アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体ゴムラテックス(NBRラテックス)10
0部に対し、28%アンモニア水10部を混合した。次
に、上記混合ラテックス100部に対し、上記RF初期
縮合物18部を混合し、24時間熟成することにより、
固形分濃度20重量%のRFLを調製した。このRFL
を水にて希釈し、固形分濃度15%のものを処理剤とし
て使用した。コンピュートリータ処理機(リッツラー社
製)を用いて、未処理コードを前記RFLに浸漬し、1
30℃で100秒間乾燥し、続いて240℃で60秒間
熱処理した後、コードの柔軟化処理を行ない、得られた
処理コードをワインダーで巻き取った。評価結果を表3
に示した
【0047】
【表3】 表3の結果から明らかなように、実施例10のNBRラ
テックスおよびカルボキスル基変性NBRラテックスを
用いることにより、塩素化ポリエチレンゴムやエピクロ
ルヒドリンゴムとポリエステル繊維との接着性がきわめ
て良好で、柔軟な補強ゴム製品を効率的に製造すること
ができる。
【0048】[実施例11〜13]表3に記載したよう
にNBRラテックスのアクリロニトリル含有量を変更し
たもの、NBRラテックスをカルボキシル基変性NBR
ラテックスに変更し、それ以外については、全て実施例
10と同様の操作を行ない、得られた処理コードの評価
結果を表3に併記した。表3の結果から明らかなよう
に、実施例11〜13のNBRラテックスおよびカルボ
キスル基変性NBRラテックスを用いることにより、塩
素化ポリエチレンゴムやエピクロルヒドリンゴムとポリ
エステル繊維との接着性がきわめて良好で、柔軟な補強
ゴム製品を効率的に製造することができる。
【0049】[比較例7〜9]RFL中のゴムラテック
スの種類を表3に記載したとおりに変更した以外につい
ては、全て実施例6と同様の操作を行ない、得られた処
理コードの評価結果を表3に併記した。比較例7のラテ
ックスは、“ニッポール2518FS”(登録商標、日
本ゼオン(株)製、VPラテックス)と“ニッポールL
X112”(登録商標、日本ゼオン(株)製、SBRラ
テックス)を固形分重量比50/50の割合で混合した
混合ラテックスを用い、比較例8は“ネオプレン65
0”(登録商標、デュポン・ダウ・エラストマー・ジャ
パン(株)製、CRラテックス)、比較例9は“CSM
450”(登録商標、住友精化(株)製、CSMラテッ
クス)を用いた。
【0050】
【発明の効果】本発明の補強ゴム製品の製造方法によれ
ば、ゴムと繊維との間の接着性がすぐれ、柔軟な補強ゴ
ム製品を効率的に製造することができ、得られた補強ゴ
ム製品は、動力伝達ベルト、搬送用ベルトおよびゴムホ
ースなど、なかでもラジエターホース、ヒーターホー
ス、パワーステアリングホースおよび燃料ホースなどの
自動車ホースに適用した場合にすぐれた性能を発揮す
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合
    物とアクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックス
    および/またはカルボキシル基変性アクリロニトリル−
    ブタジエン共重合体ラテックスとの混合物を含有する接
    着処理剤をポリアミド繊維またはポリエステル繊維に付
    与し、熱処理処理することを特徴とするゴム補強用繊維
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
    ラテックスおよび/またはカルボキシル基変性アクリロ
    ニトリル−ブタジエン共重合体ラテックスが、アクリロ
    ニトリルを25〜42重量%共重合成分として含有する
    共重合体ラテックスであることを特徴とする請求項1に
    記載のゴム補強用繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリエステル繊維がエポキシ化合物を含
    む処理剤を付与されたものであることを特徴とする請求
    項1〜2のいずれかに記載のゴム補強用繊維の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の製造方
    法で得られたゴム補強用繊維で塩素化ポリエチレン系ゴ
    ムまたはエピクロルヒドリン系ゴムが補強されてなるこ
    とを特徴とするゴムホース。
JP7737499A 1998-03-30 1999-03-23 ゴム補強用繊維の製造方法およびゴムホ―ス Pending JPH11350356A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003082939A1 (fr) * 2002-03-28 2003-10-09 Zeon Corporation Latex, traitement d'un fluide pour le rendre adhesif, elements fibreux, et composites d'elements fibreux et d'elements de caoutchouc vulcanise

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003082939A1 (fr) * 2002-03-28 2003-10-09 Zeon Corporation Latex, traitement d'un fluide pour le rendre adhesif, elements fibreux, et composites d'elements fibreux et d'elements de caoutchouc vulcanise

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