JPH1134903A - 単レバー操向装置を具備したクローラ車輌 - Google Patents

単レバー操向装置を具備したクローラ車輌

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JPH1134903A
JPH1134903A JP20733997A JP20733997A JPH1134903A JP H1134903 A JPH1134903 A JP H1134903A JP 20733997 A JP20733997 A JP 20733997A JP 20733997 A JP20733997 A JP 20733997A JP H1134903 A JPH1134903 A JP H1134903A
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JP
Japan
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lever
clutch
steering
steering device
crawler vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP20733997A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Yoshimura
高義 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバー長を長くした一本レバーの単レバー操
向装置を具備し、片手で、軽微な力で操向操作が可能な
操作性のよいクローラ車輌を提供する。 【解決手段】 レバー長を長くした一本の操向レバー4
に固着された揺動子6とクラッチワイヤー12を、間に
緩衝部材を介して連結してなる単レバー操向装置2を具
備したクローラ車輌。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラ車輌に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】サイドクラッチ方式のミッションを用い
たクローラ車輌において、機体の左右への方向変換は、
クローラ車輌の左右のそれぞれのハンドル部に装着され
たクラッチレバーのいずれかを握ることにより、クラッ
チワイヤーが牽引され、ミッション部に装置されたクラ
ッチが切られ、クローラに伝達されるエンジンからの回
転動力を遮断することにより行われている。すなわち、
右のハンドルに装着されたクラッチレバーを握ると、ミ
ッションの右クラッチが切られエンジン回転力は、右側
のクローラに伝達されず、右側のクローラは停止する。
しかし、左側のクローラにはエンジンからの回転力が伝
達されているので、左側のクローラは回転を続け、結局
機体は右方向に方向変換を行う。左のハンドルに装着さ
れたクラッチレバーを握ると、同様に、機体は左方向に
方向変換を行う。このように二個のクラッチレバーを操
作することにより方向変換を行うクローラ車輌のみが提
供されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サイドクラッチ方式の
ミッションを用いたクローラ車輌においては、左右のハ
ンドル部に各々クラッチレバーが装着されており、いず
れかのクラッチレバーを握ることによって、機体の同方
向への方向変換が行われるがごとく構成されている。こ
のクラッチレバーを握るという操作には多大の握力が必
要とされ、かつ、クラッチレバーの開度が大きく、特に
高齢者及び手の小さい婦人などには扱いにくく、また、
小刻みな方向変換時には常に両手をクラッチレバーにか
けておく必要があるなど、機体の操向操作には難渋をき
わめていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】クローラ車輌に、レバー
長を長くした一本の操向レバーで二本のクラッチワイヤ
ーを独立に操作しうる単レバー操向装置を、運転操作者
の操作容易な部に装着した。
【0005】
【発明の実施の形態】レバー長を長くした操向レバーと
中空軸と揺動子を一体に固着し、操向レバーが支軸の回
りに揺動可能なごとく中空軸に支軸を枢着し、支軸をベ
ース金具に固着する。揺動子には緩衝部を介してクラッ
チワイヤーを連結し、単レバー操向装置とし、車輌操作
者の操作の容易なクローラ車輌の部分に装置する。操向
レバーを左方に倒せば、揺動子が右方に傾き、遊嵌子、
スライドピンからなる緩衝部材を介して、左側のクラッ
チワイヤを牽引し、サイドクラッチ方式のミッションに
装置された左側クラッチが操作され、エンジンの回転動
力を遮断し、ミッション左側出力軸の回転は停止し、左
クローラは停止する一方、クラッチの継続されたままの
右クローラは回転を続け、機体は左側に方向変換する。
操向レバーを右方に倒せば、同様に、機体は右側に方向
変換する。また、操向レバーの長さをクラッチレバーの
長さより長くすることにより操作力は軽微とすることが
できる。すなわち、従来技術における右側及び左側のハ
ンドル部に装着されたいずれかのクラッチレバーを握っ
たと同様の効果が、一本の操向レバーを左又は右に傾倒
するだけで、片手で、軽微な力で操向操作をすることが
可能なクローラ車輌を提供できる。
【0006】
【実施例】一実施例について図面に基づき説明する。1
は車体、2は操向装置である。一本のレバーを備えた操
向装置から二本のクラッチワイヤーがサイドクラッチ方
式のミッション部に装置されたクラッチに連結されたこ
とを特徴とするクローラ車輌において、操向装置部につ
いて詳細に説明する。操向レバー4と揺動子6は、中空
軸5の軸心に直交する線を中心線とし軸心に対向させ中
空軸5に固着し一体化する。中空軸5を支軸7により操
向装置のベース金具3に揺動自在に枢着する。揺動子6
の操向レバーの対側には中心線からの距離を同じくしス
ライドピン10a、10bにてスライドピン10に対し
回転及びすべり運動が可能な長穴を有する遊嵌子8を係
着する。遊嵌子8の他端にはクラッチワイヤー12のク
レビス9をスライドピン11にて回転、すべり運動可能
なごとく係着する。クレビス9にはクラッチワイヤー1
2がケーブルエンド11にて係着されている。中立位置
ではクレビス9及びクラッチワイヤー12により牽引さ
れ、遊嵌子8とスライドピン10、11の間に遊隙がな
いように構成され、単レバー操向装置を成す。本装置を
クローラ車輌操作者の操作しやすい場所に装置する。一
般には、両ハンドル部の中央部が適当である。
【0007】操向レバー4を左側に傾倒すると揺動子6
は右方に傾倒する。左側遊嵌子8b、クレビス9bは右
方に牽引されクラッチワイヤー12bは引き出され、ミ
ッションに装置されたサイドクラッチを遮断する。一
方、右側遊嵌子8aはスライドピン10a,11aとの
間で回転、すべり運動が惹起され、緩衝部材となり、右
側クレビス9aは揺動子6の運動の影響を受けず、右側
のクラッチワイヤーは操作されず、ミッションのサイド
クラッチは連結されたままとなり、車体は、左側に方向
変換を行う。操向レバー4を右側に傾倒すると、上記の
左右逆の同様な機能が働き、車体は右側に方向変換を行
う。
【0008】図6に他の実施例を示す。図6に示すごと
きワイヤーの可撓性を利用した簡易的な機構においても
同様の目的を達することができる。揺動子6は支軸7の
軸と平行に中空軸5に固着され、支軸7の軸心に垂直に
揺動子6に二本の長穴14a、14bを穿孔し、クラッ
チワイヤー12をそれぞれの穴14a,14bに左右か
ら貫通し、ケーブルエンド13を取着し抜け止めとする
構成を成し、単レバー操向装置を成し、クローラ車輌操
作者の操作しやすい場所に装置する。一般には、両ハン
ドル部の中央部が適当である。
【0009】操向レバー2を左側に傾倒すると揺動子6
は右方に傾倒する。左クラッチワイヤー12bは引き出
され、ミッションに装置されたサイドクラッチを遮断す
る。一方、右クラッチワイヤー12aは揺動子6に穿孔
された長穴14aをすべりかつ撓み、揺動子6は緩衝部
材となり、右側クラッチワイヤー12aは揺動子6の運
動の影響を受けず、右側のクラッチワイヤー12aは操
作されず、ミッションのサイドクラッチは連結されたま
まとなり、車体は、左側に方向変換を行う。操向レバー
2を右側に傾倒すると、上記の左右逆の同様な機能が働
き、車体は右側に方向変換を行う。
【0010】他の実施例として、図2に示す遊嵌子8の
代わりに数個の要素からなる鎖状体を代用し、揺動子6
の運動の影響を受けないようにしても同様である。
【0011】これらの実施例において、レバー長は、従
来のクラッチレバーのレバー長に比し長くすることによ
り、てこの原理から操作力はかなり軽減される。
【0012】
【発明の効果】操向レバーが一本になったことにより、
また操向レバーの長さを従来のクラッチレバーの長さよ
りも長くできることにより、片手で、かつ軽微な力で操
作できるため、高齢者、婦人などにも容易に扱えるよう
になった。また、片手で操向操作ができるため、狭い場
所での運転も楽に行えるようになった。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部説明図である。
【図2】操向装置の要部説明図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】操作説明図である。
【図5】他の実施例の要部説明図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】操作説明図である。
【図8】従来技術におけるクローラ車輌の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1・・クローラ車輌 2・・操向装置 3・・ベース金具 4・・操向レバー 5・・中空軸 6・・揺動子 7・・支軸 8・・遊嵌子 9・・クレビス 10・・スライドピン 11・・スライドピン 12・・クラッチワイヤー 13・・ケーブルエンド 14・・長穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台、その下方に走行車輪、後方にハン
    ドルを含む運転装置等を備え、運転操作者の操作容易な
    部に装置した単レバー操向装置を具備したクローラ車
    輌。
  2. 【請求項2】 請求項1のクローラ車輌において、両ハ
    ンドルの中央部に単レバー操向装置を具備したクローラ
    車輌。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2のクローラ車輌に
    おいて、一本の操向レバーと二本のクラッチワイヤーの
    間に緩衝部材を介在させてなる単レバー操向装置を具備
    したクローラ車輌。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2又は請求項3のク
    ローラ車輌において、単レバー操向装置は、操向レバー
    (4)の支軸(7)の対側に固着された揺動子(6)に
    二本のクラッチワイヤー(12)を緩衝部材を介して連
    結したことを特徴とする単レバー操向装置を具備したク
    ローラ車輌。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2又は請求項3又は
    請求項4のクローラ車輌において、ミッションにサイド
    クラッチ方式を採用し、単レバー操向装置を具備したク
    ローラ車輌。
JP20733997A 1997-07-15 1997-07-15 単レバー操向装置を具備したクローラ車輌 Pending JPH1134903A (ja)

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Family

ID=16538114

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JP20733997A Pending JPH1134903A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 単レバー操向装置を具備したクローラ車輌

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101767604A (zh) * 2008-12-30 2010-07-07 卡特彼勒公司 用于工程机械的转向控制装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101767604A (zh) * 2008-12-30 2010-07-07 卡特彼勒公司 用于工程机械的转向控制装置

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