JPH1134387A - 光ビーム走査装置 - Google Patents

光ビーム走査装置

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JPH1134387A
JPH1134387A JP18958797A JP18958797A JPH1134387A JP H1134387 A JPH1134387 A JP H1134387A JP 18958797 A JP18958797 A JP 18958797A JP 18958797 A JP18958797 A JP 18958797A JP H1134387 A JPH1134387 A JP H1134387A
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light beam
rollers
transport
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JP18958797A
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Takeshi Tanabe
剛 田辺
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光材料をカットシートとした後に、デジタル
露光等を行う、デジタルフォトプリンタ等に用いられ、
簡素かつ安価な装置構成で、シート状の感光材料や蓄積
性蛍光体シートなどのシート状被走査体の先端、後端に
おいても濃度ムラの無い、高画質な画像記録・画像読取
などを行う光ビーム走査装置の提供。 【解決手段】被走査体を主走査位置において前記光ビー
ムによって画成される主走査線を含む平面状に保持する
搬送台と、この搬送台の上流側および下流側に前記被走
査体の長さより短い間隔で配置される、前記被走査体を
挟持して搬送する2組の搬送ローラ対と、前記搬送台の
上流側および下流側の少なくとも一方に配置され、前記
主走査位置の上流側および下流側の少なくとも一方にあ
る前記被走査体を前記光ビームを照射する面に対して凹
状に湾曲させる手段を有することにより、上記課題を解
決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル処理を行
う画像記録装置や画像読取装置等に用いられる、2組の
搬送ローラ対からなる副走査搬送機構を有する光ビーム
走査装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、フィル
ムの投影光を感光材料に入射して、この投影光で感光材
料を面露光する、いわゆる直接(アナログ)露光によっ
て行われている。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、現像処
理を施してプリント(写真)として出力するデジタルフ
ォトプリンタが実用化された。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、フィルムを
光電的に読み取り、画像(信号)処理によって階調補正
等が行われて露光条件が決定される。そのため、画像処
理による複数画像の合成や画像分割等のプリント画像の
編集や、色/濃度調整、輪郭強調等の各種の画像処理も
自由に行うことができ、用途に応じて自由に処理したプ
リントを出力できる。また、プリント画像の画像データ
をコンピュータ等に供給することができ、また、フロッ
ピーディスク等の記録媒体に保存しておくこともでき
る。さらに、デジタルフォトプリンタによれば、従来の
直接露光によるプリントに比して、分解能、色/濃度再
現性等に優れた、より画質の良好なプリントが出力可能
である。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、スキャナ(画像読取装置)と画像処理装置とを
有する入力機、および焼付装置と現像機とを有する出力
機より構成される。スキャナでは、光源から射出された
読取光をフィルムに入射して、フィルムに撮影された画
像を担持する投影光を得て、この投影光を結像レンズに
よってCCDセンサ等のイメージセンサに結像して光電
変換することにより画像を読み取り、フィルムの画像デ
ータ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画
像処理装置は、スキャナから送られた画像データに所定
の画像処理を施し、画像記録のための出力画像データ
(露光条件)として焼付装置に送る。焼付装置は、例え
ば、光ビーム走査露光を利用する装置であれば、画像処
理装置から送られた画像データに応じて光ビームを変調
して、この光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主
走査方向と直交する副走査方向に感光材料(印画紙)を
搬送することにより、光ビームによって感光材料を走査
露光(焼付け)して潜像を形成し、また、バックプリン
トを記録する。現像機では、露光済の感光材料に、所定
の現像処理等を施して、フィルムに撮影された画像が再
生されたプリントとする。
【0006】ところで、このようなデジタルフォトプリ
ンタのみならず、通常の直接露光によるフォトプリンタ
の焼付装置においては、未使用の感光材料はロール状に
巻回されて遮光性の筐体に収納されてマガジン化されて
おり、マガジンごと焼付装置に装填され、このマガジン
から引き出されて搬送され、露光等に供される。ここ
で、通常のフォトプリンタでは、感光材料を途中で切断
することはなく、長尺なまま露光、バックプリントの記
録、現像処理、乾燥等を終了した後に、最後に感光材料
を所定長に切断して1枚のプリントとする。
【0007】これに対し、デジタルフォトプリンタにお
いても、長尺状の感光材料をプリント一枚に対応して切
断してカットシートとした後に、露光を行う構成とし
て、装置を小型化し、装置コストやランニングコストの
大幅な低減が可能な焼付装置(以下、カットシートタイ
プの画像記録装置という)の実現が望まれている。しか
しながら、このようなカットシートタイプの画像記録装
置は未だ実現されていないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カットシートタイプの画像記録装置においては、ロール
状に巻回されていた感光材料が、所定長のシート状に切
断されるため、1枚のシート状の感光材料は、完全な平
面状ではなく、若干ではあるがカールをおびている。す
なわち、感光材料は乳剤面を外側にしてロール状に巻回
されているのが、慣例となっており、これをシート状に
切断すると、乳剤面を外側とした凸状のカールが残って
しまう。このように感光材料がカールをおびていると、
感光材料の先端部分および後端部分に濃度ムラが生じる
おそれがある。すなわち、デジタルフォトプリンタにお
いては、2組のローラ対間の記録位置において画像露光
が行われるが、シート状の感光材料の先端から画像露光
が行われる場合には、シート状感光材料の先端が上流側
のローラ対を通過し、下流側のローラ対に到達するまで
の間、シート状感光材料が上流側のローラ対のみの片側
だけが挟持された状態で副走査搬送されつつ露光が行わ
れる。
【0009】このため、カールをおびたシート状感光材
料は、このカールした面に画像露光が行われてしまい、
適切な露光条件で露光することができずに、この感光材
料の先端部分において露光ムラが生じやすく、高画質が
得られなくなるおそれがある。また、このような問題は
シート状感光材料の後端が上流側のローラ対を通過し、
下流側のローラ対に到達するまでの間においても、同様
に起こりうる。
【0010】このようにカールをおびたシート状の被走
査体を平面性を保持しながら副走査搬送する系として、
サクション機構を設け、このサクション機構により吸着
しながら、カールした被走査体を平面状を保持しつつ、
副走査搬送を行う技術が知られている。従って、このよ
うなサクション機構をカットシートタイプの画像記録装
置において採用すれば、シート状感光材料の平面性を保
持しつつ画像露光を行うことも考えられる。
【0011】しかしながら、このようなサクション機構
は、吸引源、チャンバ等が必要となってしまい、装置が
複雑化かつ大型化し、コストも増大してしまうという問
題がある。また、サクション機構と感光材料の相対的な
位置関係に応じて、感光材料に加わる吸引力が変化し
て、負荷変動を生じてしまう。このため、このような負
荷変動の影響を排除するために、トルクの大きいモータ
が必要となり、さらにコストが上昇するという問題があ
る。
【0012】一方、このようなサクション機構を不要と
して、高能力化およびコストダウンを図ることができ
る、シート状の被走査体の副走査装置として、特開昭6
2−135064号、同62−167150号、同63
−67859号の各公報には、シート状の被走査体先端
が下流側のローラ対に突入する際、および、後端が上流
側ローラ対から離脱する際にそれぞれのニップ側ローラ
がそれぞれ退避するような構成とし、被走査体のローラ
対への突入時および離脱時における負荷変動を低減する
技術が提案されている。
【0013】このような構成とすれば、2組のローラ対
間で被走査体に対して画像記録を行うような系において
は、下流側のローラ対に感光材料の先端が突入する際、
および、感光材料を挟持搬送している上流側ローラ対か
ら感光材料の後端が離脱する際に生じる負荷変動を低減
し、濃度ムラをある程度低減することが可能となる。し
かしながら、それでもなお、シート状感光材料の先端が
上流側のローラ対を通過し、下流側のローラ対に到達す
るまでの間は、シート状感光材料が上流側のローラ対の
みで片側だけが挟持された状態で副走査搬送されつつ露
光が行われるので、この区間において十分な平面性が保
持できず、やはり露光ムラが生じるおそれがある。ま
た、感光材料の後端においても、同様の問題が起こりう
る。上述した様々な問題は、蓄積性蛍光体シートなどの
担持画像を読み取る放射線画像読取装置などの光ビーム
走査装置においても同様である。
【0014】本発明の目的は、感光材料をカットシート
とした後に、デジタル露光やバックプリントの記録等を
行う、デジタルフォトプリンタ等に利用される画像記録
装置や、放射線画像を担持する蓄積性蛍光体シートから
の読取を行う放射線画像読取装置などに用いられ、サク
ション機構などの複雑な機構を設けることのない、簡素
かつ安価な装置構成で、シート状の感光材料や蓄積性蛍
光体シートなどのシート状被走査体の先端および/また
は後端においても濃度ムラの無い、高画質な画像記録や
画像読取などの光ビーム走査を行うことができる光ビー
ム走査装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、シート状の被走査体に1次元方向に偏向
された光ビームを照射して主走査を行うとともに、前記
主走査方向と略直交する方向に前記被走査体を搬送して
副走査を行い、前記被走査体を2次元的に走査する光ビ
ーム走査装置であって、前記被走査体を前記主走査位置
において前記光ビームによって画成される主走査線を含
む平面状に保持する搬送台と、この搬送台の上流側およ
び下流側に前記被走査体の長さより短い間隔で配置され
る、前記被走査体を挟持して搬送する2組の搬送ローラ
対と、前記搬送台の上流側および下流側の少なくとも一
方に配置され、前記主走査位置の上流側および下流側の
少なくとも一方にある前記被走査体を前記光ビームを照
射する面に対して凹状に湾曲させる手段を有する光ビー
ム走査装置を提供する。
【0016】ここで、前記被走査体の凹状湾曲手段は、
前記上流側搬送ローラ対の上流側および前記下流側搬送
ローラ対の下流側の少なくとも一方に配設される、前記
被走査体の光ビーム照射面側に対して凹状に湾曲するガ
イド板であるのが好ましい。
【0017】また、前記2組の搬送ローラ対は、それぞ
れ、前記被走査体の前記搬送台による保持面側と接触し
て前記被走査体を搬送駆動する駆動ローラと、これらの
駆動ローラによって搬送駆動される前記被走査体の光ビ
ーム照射面側と接触して従動する従動ローラとを有し、
前記被走査体の凹状湾曲手段は、前記従動ローラ間の距
離が前記駆動ローラ間の距離よりも短くなるように配置
された前記2組の搬送ローラ対であるのが好ましい。
【0018】さらに、前記被走査体の凹状湾曲手段は、
前記主走査位置よりも下方から搬送される被走査体を一
旦前記主走査位置よりも上方に搬送した後、前記上流側
搬送ローラ対に搬入する手段および前記下流側搬送ロー
ラ対から搬出される被走査体を一旦前記主走査位置より
も上方に搬送した後、前記主走査位置よりも下方に搬送
する手段の少なくとも一方であってもよい。
【0019】また、前記被走査体の先端が前記上流側の
搬送ローラ対に突入する時、および、前記被走査体の後
端が前記下流側の搬送ローラ対から離脱する時の少なく
とも一方において、それぞれの搬送ローラ対の、前記被
走査体の光ビーム照射面側と接触して従動する従動ロー
ラを退避可能とするのが好ましい。
【0020】なお、前記被走査体は、シート状写真感光
材料であるのが好ましく、さらに、前記シート状写真感
光材料は、乳剤面を外側にして巻回された長尺の写真感
光材料を所定長に切断したものであるのが好ましい。ま
た、前記被走査体は、シート状蓄積性蛍光体シートであ
ってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ビーム走査装置
について、添付の図面に示される好適実施例をもとに、
詳細に説明する。以下の説明においては、本発明の光ビ
ーム走査装置を画像記録装置に利用した例を代表例とす
るが、本発明はこれに限定されず、蓄積性蛍光体シート
の担持する放射線画像を読み取る画像読取装置に利用可
能なことはいうまでもない。
【0022】図1に、本発明の光ビーム走査装置を利用
する画像記録装置の概念図を示す。図1に示される画像
記録装置10(以下、記録装置10とする)は、長尺な
感光材料を作成するプリントに応じた所定長に切断して
カットシートとした後に、バックプリントの記録(裏印
字)およびデジタル露光を行い、露光済の感光材料Zを
現像機(プロセサ)に供給する装置で、感光材料供給部
12、バックプリント部14、記録部52および振り分
け手段18を有して構成される。なお、装置の基本的な
構成を明瞭にするために図示を省略しているが、記録装
置10には、搬送ローラ等の感光材料Zの搬送手段や搬
送ガイド、感光材料検出のためのセンサ等、公知の画像
記録装置に配置される各種の部材が、必要に応じて配置
されている。ここで、搬送手段として設けられる搬送ロ
ーラの間隔は、感光材料Zの搬送方向に支障がないよう
に、切断後のシート状感光材料Zのとりうる最小長さよ
りも小さく設定されている。
【0023】感光材料供給部12には、乳剤面(感光
面)を外側にしてロール状に巻回された長尺な感光材料
Zを遮光性の筐体に収納してなるマガジン20および2
2が装填される装填部54および56が配置され、装填
部54には引き出しローラ対24が、装填部56には引
き出しローラ対26が、さらに、装填部54に対応して
カッタ28aが、装填部56に対応してカッタ28b
が、それぞれ引出しローラ対24,26の下流側に近接
して配置される。図1に示されるように、記録装置10
においては、装填部54の下方に装填部56が配置され
ており、記録位置Xはその上方に位置している。
【0024】図示例の記録装置10は、2つのマガジン
20および22を装填可能な装置で、両者は通常、サイ
ズ(幅)、面種(シルクやマット等)、仕様(厚さやベ
ースの種類等)等、互いに種類の異なる感光材料Zを収
納する。なお、本発明の記録装置10においては、装填
可能なマガジン数は図示例の2個に限定はされず、1個
であってもよく、あるいは3個以上のマガジンが装填可
能であってもよい。
【0025】このような感光材料供給部12において
は、引き出しローラ対24および26によって対応する
マガジンの感光材料Zを引き出して、下流のバックプリ
ント部14に搬送する。この搬送は、カッタ28a,2
8bより下流に搬送された感光材料Zが作成するプリン
トに応じた長さになった時点で停止し、次いで、カッタ
28a,28bが作動して、感光材料Zが所定長のカッ
トシートとされる。
【0026】図1に示される記録装置10は、2つのマ
ガジン20および22の個々に対してカッタ28aおよ
び28bを設け、これらのマガジンから引き出された感
光材料Zを別個のカッタ28a,28bでそれぞれ切断
する構成としているが、本発明はこれに限定はされず、
共通の1つのカッタで切断する構成としてもよい。この
ように感光材料供給部12から引き出されて、切断され
たシート状の感光材料Zは、上方のバックプリント部1
4に搬送される。
【0027】バックプリント部14は、感光材料Zの裏
面(非乳剤面)に、写真の撮影日、プリント焼付日、コ
マ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用したカ
メラのID番号、フォトプリンタのID番号等の各種の
情報、いわゆるバックプリントを記録(裏印字)する部
位である。このようなバックプリント部14は、例え
ば、接触型の印字装置として、ドットインパクト方式の
プリンタ58であって、ガイド60に案内されて搬送さ
れる感光材料Zにバックプリントを記録するが、バック
プリントの記録方法(プリンタ)はこれに限定されず、
インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ等、公知のフ
ォトプリンタに用いられるバックプリントの記録方法が
各種利用可能である。中でも、非接触であるためにバッ
クプリントの記録が走査搬送に与える負荷変動を無くす
ことができる点で、インクジェットプリンタのような非
接触型の記録方法は好適に利用可能であり、特に、非水
溶性で常温で固体の熱溶融性インクを用いたインクジェ
ットプリンタは好ましく例示される。また、バックプリ
ント部14は、新規格の新写真システム(Advanced Phot
o System) に対応して、2行以上の印字が可能に構成す
るのが好ましい。このようにして、所定長に切断され、
バックプリントを記録された感光材料Zは、次いで、記
録部52(副走査搬送手段62)に搬送される。
【0028】記録部52は、露光光学ユニット(以下、
露光ユニットとする)16および副走査搬送手段(機
構)62を有して構成される。図示例において、露光ユ
ニット16による画像記録は、シート状の感光材料Zを
走査搬送しつつ、デジタルの画像データに応じて変調さ
れ、副走査搬送手段62による走査搬送方向と直交する
主走査方向(図1紙面と垂直方向)に偏向した光ビーム
を記録光Lとして、記録(露光)位置Xにおいて感光材
料Zを露光する、いわゆるデジタルの走査露光によって
行われる。
【0029】露光ユニット16は、このようなデジタル
露光を行う光学ユニットであって、例えば、感光材料Z
の赤(R)露光、緑(G)露光および青(B)露光のそ
れぞれに対応する光ビームを射出する光源、前記光源か
ら射出された光ビームをデジタルの画像データに応じて
変調するAOM(音響光学変調器)等の変調手段、変調
された光ビームを前記走査搬送方向と直交する主走査方
向に偏向するポリゴンミラー等の光偏向器、主走査方向
に偏向された光ビームを記録位置X(走査線)上の所定
位置に所定のビーム系で結像させるfθ(走査)レンズ
等を有して構成される、公知の光ビーム走査装置であ
る。
【0030】なお、本発明の露光ユニット16は、この
ような光ビーム走査装置に限定されず、前記走査搬送方
向と直交する方向に延在する各種の発光アレイや空間変
調素子アレイ等を用いるデジタルの露光手段が各種利用
可能である。具体的には、PDP(プラズマディスプレ
イ)アレイ、ELD(エレクトロルミネセントディスプ
レイ)アレイ、LED(発光ダイオード)アレイ、LC
D(液晶ディスプレイ)アレイ、DMD(デジタルマイ
クロミラーデバイス)アレイ、レーザアレイ等を用いる
デジタル露光手段が例示される。
【0031】図2に副走査搬送手段62の概念図を示
す。同図に示されるように、副走査搬送手段62は、記
録位置(主走査線)Xを挟んで、その間隔が使用しうる
最小サイズの感光材料Zのシート長よりも短くなるよう
に配置される2組の搬送ローラ対64および66と、露
光搬送ガイド68と、曲面ガイド80,82とを有する
ものであり、露光搬送ガイド68によって感光材料Zを
記録位置Xに保持しつつ、搬送ローラ対64および66
によって、主走査方向と直交する副走査方向に搬送す
る。ここで、前述のように、光ビームは主走査方向に偏
向されているので、感光材料Zは、光ビームによって2
次元的に走査露光され、潜像が形成される。ここで、各
搬送ローラ対64および66は、それぞれ感光材料Zの
乳剤面に接触して従動する従動ローラ64aおよび66
aと、感光材料Zの裏面に接触して駆動する駆動ローラ
64bおよび66bとから構成され、従動ローラ64a
および66aが駆動ローラ64bおよび66bに対して
上下動可能に構成され、互いに接離可能に設けられる。
【0032】ところで、前述したように、露光が行われ
る感光材料Zは、ロール状に巻回されていた感光材料
が、所定長に切断してシート状に形成されたものである
ため、1枚のシート状感光材料は、完全な平面状ではな
く、若干ではあるが乳剤面を外側にして凸状のカールを
おびている。このため、感光材料Zの先端または後端が
入側の搬送ローラ対64と出側の搬送ローラ対66との
間を通過している間においては、感光材料Zが片側の搬
送ローラ対64または66のみに挟持された状態で副走
査搬送されつつ露光が行われることになり、感光材料Z
は露光搬送ガイド68上に拘束されるわけではないの
で、この感光材料Zの先後端の凸状のカールして浮き上
がった面に画像露光が行われてしまい、露光ムラが生
じ、この先後端部分において十分な高画質が得られなく
なる場合も考えられる。
【0033】そこで、本発明は、図2に示されるよう
に、2組の搬送ローラ対64および66のうち、入側の
搬送ローラ対64の上流側、および出側の搬送ローラ対
66の下流側に、曲面ガイド80,82をそれぞれ設け
ることを特徴とする。曲面ガイド80および82は、そ
れぞれ搬送ローラ対64の直前および搬送ローラ対66
の直後の搬送経路を形成する曲面状の案内板である。曲
面ガイド80および82は、それぞれ記録位置Xの上流
側および下流側において、光ビームLを照射する側の所
定の位置を中心とする所定の曲率で湾曲するような曲面
状、すなわち、光ビームLを照射する面に対して感光材
料Zを凹状に湾曲させるような曲面状に配置される。
【0034】これにより、本来乳剤面を外側にして凸状
にカールしている感光材料Zを、露光直前において乳剤
面を内側にした凹状のカールに一旦反転させて記録位置
Xに搬入することができる。従って、カールが反転され
た感光材料Zにはもとのカールに戻ろうとする復元力が
働き、先端または後端が搬送ローラ対64および66間
にある場合においても、その先端または後端もしくはそ
の中間であっても、それらを平面状の露光搬送ガイド6
8に押しつけながら、光源側(乳剤面側)に凸状にカー
ルさせることなく、主走査線位置(記録位置)では主走
査線を含む平面状に感光材料Zを保持させながら露光を
行うことができる。従って、感光材料Zの先端および後
端においても、さらに、その中間部分においても、露光
ムラのない、適切な画像露光を行うことができ、高画質
な画像記録を行うことができる。
【0035】図2に示される記録部52における感光材
料Zの搬送は、以下に示すソフトランディング動作によ
り行うのが望ましい。図3にソフトランディング動作に
おける、搬送ローラ対の一連の動きを説明する模式図を
示す。なお、同図には、搬送ローラ対64の上流側に所
定距離離間して設けられ、感光材料Zの先端および後端
を検出する検出センサ69も図示してある。
【0036】まず、感光材料Zが搬入される前の初期状
態として、上側の従動ローラ64aおよび66aは、下
側の駆動ローラ64bおよび66bに対して上方に退避
して、挟持を解除した状態となっている(図3
(a))。次に、感光材料Zが検出センサ69の直下を
通過すると、検出センサ69が感光材料Zを検知し(図
3(b))、従動ローラ64aが下降して駆動ローラ6
4bに接触する(図3(c))。ここで、感光材料Zは
搬送ローラ対64により挟持搬送されて、記録位置Xに
到達すると、画像露光が開始される(図3(d))。感
光材料Zはさらに所定のパルス分搬送されて、出側の搬
送ローラ対66の中心位置を通過した後、上側の従動ロ
ーラ66aが所定の落下速度(例えば、解除高さ1mm
に対し1秒以下)で下降して下側の駆動ローラ66bと
の間で感光材料Zを挟持する(図3(e)〜(f))。
このように、感光材料Zの先端の搬送ローラ対66への
突入時に、従動ローラ66aを上方に退避させること
で、感光材料Zの厚みに起因する負荷変動を防止する。
【0037】ここで、図3(a)〜(f)に示される一
連の動作において、搬送ローラ対66は、搬送ローラ対
64と同程度の速度(例えば、両搬送ローラ対64およ
び66の速度差を0.1%以内)で回転させておくのが
好ましく、特に出側の搬送ローラ対66が感光材料Zを
挟持する際(図3(f))に、従動ローラ66aも搬送
ローラ対64と同速度で回転させることで、感光材料Z
に対してスムーズに接触し挟持することができ、余分な
負荷変動をより一層低減することができる。
【0038】なお、このように従動ローラ66aを入側
の搬送ローラ対64と同程度の速度で回転させる機構と
しては、例えば、図3に示されるように、アイドラ65
を従動ローラ64aおよび66aのいずれにも上方から
接触可能に設け、これらが一体となって従動するように
構成すればよい。この場合には、アイドラ65は常に従
動ローラ64aおよび66aの両方に追随し、接触を保
ちながら従動する。
【0039】このようにして、感光材料Zは記録位置X
において、両搬送ローラ対64および66により挟持搬
送されつつ、画像露光が行われる(図3(g))。さら
に感光材料Zが搬送され、感光材料Zの後端が検出セン
サ69の直下に到達すると、検出センサが感光材料Zの
後端を検知し(図3(h))、その直後に従動ローラ6
4aを上方に所定距離(例えば、1mm)退避させて、
挟持を解除し(図3(i))、前述のように感光材料Z
の厚みに起因する負荷変動を防止する。なお、この時に
おいても、感光材料Zの速度変動が起こらないように搬
送ローラ対64は駆動させておく。さらに感光材料Zの
後端が所定パルス数搬送されて記録位置Xに到達する
と、画像露光が終了する(図3(j))。感光材料Zの
後端はさらに出側の搬送ローラ対66により所定パルス
数搬送され(図3(k))、搬送ローラ対66から離脱
した後、従動ローラ66aは上方に退避して上記初期状
態に戻る(図3(l))。
【0040】なお、検出センサ69は、公知の種々のセ
ンサが使用可能であり、特に限定されないが、例えば、
図3に示されるように、板状の検出部材を搬送経路の下
端まで回動自在に垂下させておき、通過する感光材料Z
の厚みによって回動させ、この回動を検知することによ
り行うことができる。
【0041】このように、感光材料Zの先端が出側の搬
送ローラ対66に突入する際に、および、感光材料Zの
後端が入側の搬送ローラ対64から離脱する際に、感光
材料Zの先端または後端に対応する位置の搬送ローラ対
を離間させる構成とすることで、感光材料Zの先端が搬
送ローラ対66に突入する際、および感光材料Zの後端
が搬送ローラ対64を離脱する際における感光材料Zの
厚みにより生じうる負荷変動を防止し、この負荷変動に
起因する露光ムラをさらに防止し、画質をより向上する
ことができる。
【0042】なお、搬送ローラ対64および66による
感光材料Zの挟持の順序としては、上記例に限定され
ず、種々の順序で行うことができる。例えば、感光材料
Zの先端の突入時において、搬送ローラ対64および6
6はいずれも離しておき、感光材料Zの先端が出側の搬
送ローラ対66を通過した後に搬送ローラ対64および
66で挟持する構成としてもよい。この場合には、曲面
ガイド80により感光材料Zに生じた復元力を搬送ロー
ラ対64および66間を通過する感光材料Zの先端に、
より伝達しやすくすることができ、この区間を通過する
感光材料Zの先端部分の平面性がより確保しやすくな
る。
【0043】また、特に感光材料Zの先後端の通過によ
る負荷変動が記録画像に影響を与えない程度であれば、
各搬送ローラ対64および66を予め接触させておき、
感光材料Zをその後端が離脱するまで挟持する構成とし
てもよい。
【0044】さらには、入側の搬送ローラ対64を有し
ない構成としてもよい。この場合には、直前の曲面ガイ
ド80の形成する感光材料Zの厚さ方向の間隔を十分に
狭くし、上流側のローラ対84で搬送する構成とすれば
よく、上記同様に、露光ムラのない、高画質な画像記録
を行うことができる。
【0045】図4には、副走査搬送手段の他の態様の一
例が示される。同図に示される副走査搬送手段92は、
記録位置X(走査線)を挟んで配置される2組の搬送ロ
ーラ対94および96と、この搬送ローラ対94および
96との間で感光材料Zを平面状に保持する露光搬送ガ
イド98とを有する。各搬送ローラ対94および96
は、それぞれ感光材料Zの乳剤面に接触して従動する従
動ローラ94aおよび96aと、感光材料Zの乳剤面と
反対側の面に接触して駆動する駆動ローラ94bおよび
96bとから構成され、従動ローラ94aおよび96a
間の距離Aが、駆動ローラ94bおよび96bの距離B
よりも短くなるように配置される。なお、従動ローラ9
4aおよび96aは、駆動ローラ94bおよび96bに
対して上下に駆動可能に構成され、互いに接離可能に設
けられる。
【0046】こうすることにより、入側の搬送ローラ対
94を通過した感光材料Zの先端部分を露光搬送ガイド
98と搬送ローラ対94との間で乳剤面を内側として凹
状に曲げて、感光材料Zのカールを相殺しながら、記録
位置Xに搬入することができる。また、感光材料Zの後
端部分が記録位置Xを通過する際においても、入側の搬
送ローラ対94を通過した感光材料Zの後端部分を露光
搬送ガイド98と搬送ローラ対96との間で乳剤面側に
凹状に曲げて、感光材料Zのカールを相殺しながら、記
録位置Xを通過させることができる。従って、図2の場
合と同様に、感光材料Zの先端および後端の平面性を保
持しつつ、露光ムラを防止し、高画質な画像記録を行う
ことができる。
【0047】なお、この場合における、搬送ローラ94
および96による感光材料Zの挟持の順序としては、上
記同様に種々の順序で行うことができ、特に限定される
ものではない。例えば、搬送ローラ対94は、従動ロー
ラ94aおよび駆動ローラ94bを始めから接触させて
おく構成とすればよい。また、搬送ローラ対96は、従
動ローラ96aおよび駆動ローラ96bを予め離してお
き、感光材料Zの先端が通過した後、挟持する構成とす
ればよい。
【0048】本発明の画像記録装置は、これらのいずれ
の態様においても、シート状感光材料Zのカールによら
ず、露光ムラのない、高画質な画像記録を行うことがで
きる。なお、本発明においては、露光搬送ガイド68の
上流側および下流側の少なくとも一方において、感光材
料Zを光ビームを照射する面に対して凹状に湾曲する構
成を有するのであれば、上述した態様に限らず、種々の
態様を採用することが可能である。このようにして、記
録部52において、平面状を保持しつつ画像露光が行わ
れた感光材料Zは、振り分け手段18に搬送される。
【0049】振り分け手段18は、感光材料Zを搬送方
向(現像機による搬送方向に対応)と直交する方向(以
下、直交方向とする)に振り分けるものである。現在、
写真のプリントに利用される一般的な銀塩写真感光材料
では、現像処理と露光とでは現像処理のほうが時間がか
かるため、連続的に露光を行うと、現像処理が間に合わ
ない。振り分け手段18は、この不都合を解消するため
に配置されるものであり、感光材料Zを直交方向に振り
分けて、搬送方向には重なる複数列にすることにより、
現像装置における処理能力の向上、例えば、2列であれ
ば単列の2倍弱、3列であれば3倍弱の処理を行うこと
を可能とし、現像処理と露光との処理時間差を相殺する
ものである。
【0050】振り分け手段18における振り分け方法と
しては、各種のシート材の振り分け方法が利用可能であ
り、例えば、軸を中心に回転するターレットを用いて振
り分ける方法や、感光材料Zの搬送手段を複数、例えば
3つのブロックに分けて、その内の真ん中のブロックを
直交方向に移動して振り分ける方法等が例示される。ま
た、感光材料Zを載置して搬送する下流方向への搬送手
段としてのベルトコンベアと、吸盤等を利用して感光材
料Zを持ち上げて直交方向に搬送するリフト搬送手段と
を用い、上流からベルトコンベアに搬入され所定位置に
搬送された感光材料Zを、リフト搬送手段によって直交
あるいは斜め横(下流側)方向に搬送して、振り分ける
方法も例示される。
【0051】このようにして、振り分け手段18におい
て、必要に応じて複数列に振り分けられた感光材料Z
は、次いで、搬送ローラ対70によって現像機72に搬
送され、感光材料Zに応じた、現像槽、定着槽、水洗槽
等の各処理が施され、乾燥され、プリントとされる。
【0052】以上説明したように、図示例の画像記録装
置は、感光材料供給部が装置下方に設けているため、供
給部から引き出した感光材料Zを一旦記録位置よりも上
方にまで搬送させた後、記録位置にまで下降させつつ、
上述の曲面ガイド80および82、または、上述の傾斜
して配置したローラ対94および96を介して、露光搬
送ガイド68上の記録位置において感光材料Zの平面性
を保持する構成としているが、本発明は、これに限定さ
れず、種々の態様の画像記録装置に適用することができ
る。
【0053】例えば、横方向に感光材料Zを取り出し、
そのまま横方向に搬送しつつ、画像露光を行い、現像装
置へ投入する構成としてもよく、この場合は、そのまま
横方向に搬送し、記録部52において搬送経路を斜め下
方に下降させる構成とし、この下降させた搬送経路に、
上述の曲面ガイド80および82、あるいは、上述の傾
斜して配置したローラ対94および96を設けてもよ
い。これらの場合においても、記録位置において、感光
材料Zの平面性を十分に保持することができ、露光ムラ
のない、高画質な画像記録を行うことができる。
【0054】以上、本発明の光ビーム走査装置について
詳細に説明したが、本発明は以上の例に限定はされず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や
変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、感光材料をカットシートとした後に、デジタル
露光やバックプリントの記録等を行う、デジタルフォト
プリンタ等に利用される画像記録装置や、放射線画像を
担持する蓄積性蛍光体シートからの読取を行う放射線画
像読取装置などに用いられる光ビーム走査装置であっ
て、サクション機構などの複雑な機構を設けることのな
い、簡素かつ安価な装置構成で、シート状の感光材料や
蓄積性蛍光体シートなどのシート状被走査体の先端およ
び/または後端においても濃度ムラの無い、高画質な画
像記録や画像読取などの光ビーム走査を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ビーム走査装置を用いる画像記録
装置の一例の基本構成を示す概念図である。
【図2】 図1に示される副走査搬送手段の一例を示す
概念図である。
【図3】 (a)〜(l)は、図2に示される副走査搬
送手段の一例における、感光材料の副走査搬送方法を示
す模式図である。
【図4】 図1に示される副走査搬送手段の他の一例を
示す概念図である。
【符号の説明】
10 (画像)記録装置 12 感光材料供給部 14 バックプリント部 16 露光ユニット 18 振り分け手段 20,22 マガジン 24,26 引き出しローラ対 28,28a,28b カッタ 52 記録部 54,56 装填部 58 プリンタ 60 ガイド 62,92 副走査搬送手段 64,66,70,94,96 搬送ローラ対 64a,66a,94a,96a 従動ローラ 64b,66b,94b,96b 駆動ローラ 65 アイドラ 68,98 露光搬送ガイド 69 検出センサ 80,82 曲面ガイド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の被走査体に1次元方向に偏向さ
    れた光ビームを照射して主走査を行うとともに、前記主
    走査方向と略直交する方向に前記被走査体を搬送して副
    走査を行い、前記被走査体を2次元的に走査する光ビー
    ム走査装置であって、 前記被走査体を前記主走査位置において前記光ビームに
    よって画成される主走査線を含む平面状に保持する搬送
    台と、 この搬送台の上流側および下流側に前記被走査体の長さ
    より短い間隔で配置される、前記被走査体を挟持して搬
    送する2組の搬送ローラ対と、 前記搬送台の上流側および下流側の少なくとも一方に配
    置され、前記主走査位置の上流側および下流側の少なく
    とも一方にある前記被走査体を前記光ビームを照射する
    面に対して凹状に湾曲させる手段を有する光ビーム走査
    装置。
  2. 【請求項2】前記被走査体の凹状湾曲手段は、前記上流
    側搬送ローラ対の上流側および前記下流側搬送ローラ対
    の下流側の少なくとも一方に配設される、前記被走査体
    の光ビーム照射面側に対して凹状に湾曲するガイド板で
    ある請求項1に記載の光ビーム走査装置。
  3. 【請求項3】前記2組の搬送ローラ対は、それぞれ、前
    記被走査体の前記搬送台による保持面側と接触して前記
    被走査体を搬送駆動する駆動ローラと、これらの駆動ロ
    ーラによって搬送駆動される前記被走査体の光ビーム照
    射面側と接触して従動する従動ローラとを有し、前記被
    走査体の凹状湾曲手段は、前記従動ローラ間の距離が前
    記駆動ローラ間の距離よりも短くなるように配置された
    前記2組の搬送ローラ対である請求項1または2に記載
    の光ビーム走査装置。
  4. 【請求項4】前記被走査体の凹状湾曲手段は、前記主走
    査位置よりも下方から搬送される被走査体を一旦前記主
    走査位置よりも上方に搬送した後、前記上流側搬送ロー
    ラ対に搬入する手段および前記下流側搬送ローラ対から
    搬出される被走査体を一旦前記主走査位置よりも上方に
    搬送した後、前記主走査位置よりも下方に搬送する手段
    の少なくとも一方である請求項1〜3のいずれかに記載
    の光ビーム走査装置。
  5. 【請求項5】前記被走査体の先端が前記上流側の搬送ロ
    ーラ対に突入する時、および、前記被走査体の後端が前
    記下流側の搬送ローラ対から離脱する時の少なくとも一
    方において、それぞれの搬送ローラ対の、前記被走査体
    の光ビーム照射面側と接触して従動する従動ローラを退
    避可能とする請求項1〜4のいずれかに記載の光ビーム
    走査装置。
  6. 【請求項6】前記被走査体は、シート状写真感光材料で
    ある請求項1〜5のいずれかに記載の光ビーム走査装
    置。
  7. 【請求項7】前記シート状写真感光材料は、乳剤面を外
    側にして巻回された長尺の写真感光材料を所定長に切断
    したものである請求項1〜6のいずれかに記載の光ビー
    ム走査装置。
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