JPH11258699A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH11258699A
JPH11258699A JP34419798A JP34419798A JPH11258699A JP H11258699 A JPH11258699 A JP H11258699A JP 34419798 A JP34419798 A JP 34419798A JP 34419798 A JP34419798 A JP 34419798A JP H11258699 A JPH11258699 A JP H11258699A
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photosensitive material
image
cut
photosensitive
exposure
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JP34419798A
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Naoyuki Morita
直之 森田
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定サイズの感光材料を多数露光する場合にお
いて、画像合成や画像分割等によるプリント画像の編集
を自由に行うことができるデジタル露光の特徴を利用し
て、複数個の画像を画像合成して同時に複数列に感光材
料にデジタル露光し、複数列の露光済みの感光材料を現
像処理装置に排出することによって、デジタルフォトプ
リンタの生産性を向上させる。 【解決手段】感光材料供給部から供給された感光材料を
カットシートに切断するカッタと、この切断された感光
材料を複数列に振り分ける振り分け装置と、複数列に振
り分けられた感光材料を搬送する走査搬送手段と、複数
個の画像を同時にデジタル露光する露光ユニットとを具
備し、所定長の感光材料を複数列に振り分け、この複数
列に振り分けられた感光材料に複数個の画像を同時にデ
ジタル露光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状の長尺の
感光材料を所定長に切断してカットシートとして供給
し、このカットシートに切断された感光材料に、デジタ
ル画像データとして収録された所定の画像のデジタル露
光を行い、この露光された感光材料を次の現像処理装置
に排出する画像記録装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来は、ネガフィルム、リバーサルフィ
ルム等の写真フィルム(以下、フィルムという)に撮影
された画像を印画紙等の感光材料へ焼付(露光)するに
は、フィルムの画像を感光材料に投影して面露光する直
接(アナログ)露光によって行われてきた。これに対し
て、現在では、例えばフィルムに撮影された画像情報を
光電的に読み取り、これをデジタル信号化して種々の画
像処理(データ処理)を施して記録用の画像データとし
た後、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、現像処
理を施してプリント(写真)として出力するデジタルフ
ォトプリンタが実用化された。
【0003】デジタルフォトプリンタでは、フィルムの
画像情報を光電的に読み取り、画像処理によって階調補
正等が行われて露光条件が決定される。そのため、画像
処理による複数画像の合成や画像分割等のプリント画像
の編集や、色や濃度の調整、輪郭強調等の各種の画像処
理も自由に行うことができ、用途に応じて自由に処理し
たプリントを出力することができる。また、プリント画
像の画像データをコンピュータ等に供給することがで
き、フロッピーディスク等の記録媒体に保存しておくこ
ともできる。さらに、デジタルフォトプリンタによれ
ば、従来の直接露光によるプリントに比して、分解能、
色や濃度の再現性等に優れた、より画質の良好なプリン
トが出力可能である。
【0004】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、フィルムに記録された画像データを読み取る画
像読取装置(スキャナ)と画像読取装置で読み取られた
画像データに各種の画像処理(データ処理)を施すデー
タ処理部等とを有する入力機と、感光材料供給部とこの
感光材料供給部から供給された感光材料の搬送機構、お
よび画像処理後の画像データに応じて感光材料をデジタ
ル露光する画像記録部等を有する出力機とからなる画像
記録装置(プリンタ)、露光済みの感光材料を現像する
現像装置(プロセッサ)、および、デジタルフォトプリ
ンタ全体を制御し管理する制御装置により構成される。
【0005】入力機では、まず、画像読取装置におい
て、例えばフィルムに撮影された画像データを読み取る
場合であれば、光源から射出される読取光がフィルムに
入射され、フィルムに撮影された画像を担持する投影光
が結像レンズによってCCDセンサ等のイメージセンサ
に結像され、イメージセンサにより光電変換されて画像
が読み取られ、必要に応じて各種の画像処理が施された
後、フィルムに撮影された画像に対応する入力画像デー
タとしてデータ処理部に供給される。
【0006】続いて、データ処理部では、画像読取装置
から入力されてデジタルデータ化された画像データが、
あるいは、あらかじめデジタルデータ化されて入力され
た画像データが、あらかじめ設定されている画像処理条
件に従って、あるいは、オペレータの指示またはこの画
像データに応じて変更される各種の画像処理条件に従っ
て、画像データに各種のデータ処理が施されるととも
に、この画像データに適した露光条件が決定され、出力
画像データとして出力機の画像記録部に転送される。
【0007】出力機では、画像記録部において、例えば
光ビーム走査露光を利用する装置であれば、データ処理
部から転送された画像データに応じて光ビームが変調さ
れ、この光ビームが主走査方向に偏向されると同時に感
光材料が主走査方向とほぼ直交する副走査方向に搬送さ
れることによって、感光材料が2次元的に走査露光され
て感光材料に潜像が記録される。潜像が記録された感光
材料は、現像処理装置において、感光材料に応じた現像
処理が施されて画像が顕像化され、水洗、乾燥されて仕
上りプリント(写真)となる。
【0008】このデジタル露光を利用するデジタルフォ
トプリンタでは、画像処理によって階調補正、色や濃度
の補正が行われて露光条件も決定されるため、1画像当
たりの露光に要する時間が短時間で済み、露光時間も画
像サイズに応じて一定であるため、従来の直接(アナロ
グ)露光の場合と比較して迅速な露光を行うことができ
る。また、画像合成や画像分割等によるプリント画像の
編集や、色や濃度の調整、輪郭強調等の画像処理も自由
に行うことができ、用途に応じて自由に編集、画像処理
を施した仕上りプリントを出力することができる。
【0009】しかも、仕上りプリントの画像データをフ
ロッピーディスク等の光磁気ディスクによる記録媒体に
保存できるため、記録媒体に保存しておけば、焼増し等
の作業において、例えばフィルムを再読み取りしたり露
光条件を再度決定したりする必要はなく、作業が非常に
迅速かつ容易である。さらに、従来の直接露光によるプ
リントでは困難であった分解能、色や濃度の再現性等の
点においても、デジタル露光を利用するデジタルフォト
プリンタでは、記録されている画像データをほぼ完全に
再生したプリントの出力が可能である等の利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなデ
ジタルフォトプリンタは、前記のような長所を数多く有
しているものであるが、価格はどうしても高価にならざ
るを得ないので、コストパフォーマンスの点では、依然
として、従来のフィルムの画像を感光材料に直接投影し
て面露光する直接(アナログ)露光によるアナログフォ
トプリンタに及ばないものである。
【0011】通常の写真の焼付けにおいては、Lサイズ
などの同一サイズのプリントのみを多数露光することも
多い。一方、フォトプリンタで焼付けるプリントには、
ポストカードのように、多数の同じ写真を、同じサイズ
のプリントに露光するものもある。ところが、アナログ
フォトプリンタでは、ネガフィルムなどの原画フィルム
は、一枚しかないため、一枚ずつ露光焼き付けを行う必
要があるという問題があった。このため、生産性の向上
が難しく、効率の良いデジタルフォトプリンタが求めら
れていた。特に、ポストカードの場合には、短い期間に
大量のプリントを露光、焼付けすることが求められるの
で、より効率の高いデジタルフォトプリンタが求められ
ていた。また、同一画像や同一サイズの写真プリントを
露光、焼き付けする場合のみならず、異なるサイズの写
真プリントを露光する場合においても、処理時間を短縮
化して生産性を向上させることが望まれていた。
【0012】本発明の目的は、前記従来技術に基づく問
題点に鑑みて、デジタルフォトプリンタの生産性を向上
するために、感光材料を多数露光する場合において、前
記の画像合成や画像分割等によるプリント画像の編集を
自由に行うことができるデジタル露光の特徴を利用し
て、同一または異なる複数個の画像を、同時に、複数列
に配列された感光材料にデジタル露光し、複数列の露光
済みの感光材料を現像処理装置に排出することが可能な
デジタルフォトプリンタの画像記録装置を提供するもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ロール状の長尺の感光材料を収納し、こ
の感光材料を所定長に切断してカットシートとして供給
する感光材料供給部と、このカットシートに切断された
感光材料を所定の搬送経路に沿って搬送する感光材料搬
送機構と、この感光材料搬送機構の搬送経路内に設けら
れ、所定の画像を前記感光材料にデジタル露光する画像
記録部とを具備し、この露光された感光材料を前記感光
材料搬送機構で次の現像処理装置に排出する画像記録装
置であって、前記感光材料供給部から供給された感光材
料をカットシートに切断するカッタと、このカットシー
トに切断された感光材料を複数列に振り分ける振り分け
装置と、複数列に振り分けられた感光材料を搬送する走
査搬送手段と、複数個の画像を同時にデジタル露光する
露光ユニットとを具備し、前記カットシートとして供給
された感光材料を複数列に振り分け、この複数列に振り
分けられた感光材料に前記複数個の画像を同時にデジタ
ル露光することを特徴とする画像記録装置を提供するも
のである。ここで、前記カットシートに切断された感光
材料は、前記カッタによって一定長のカットシートに切
断された感光材料であることが好ましい。また、前記複
数列に振り分けられた感光材料に同時にデジタル露光さ
れる前記画像は同一の画像であることが好ましい。ま
た、前記カットシートに切断された感光材料が、ポスト
カード用の感光材料であることが好ましい。
【0014】さらに、前記画像記録部によるデジタル露
光に先立って前記振り分け装置によって前記複数列に振
り分けられた感光材料を整列させる整列手段を有するこ
とが好ましい。さらに、前記振り分け装置によって前記
複数列に振り分けられた、前記感光材料搬送機構によっ
て搬送される感光材料を検出するために、前記画像記録
部の上流側に近接して前記複数列の各列毎に配設される
検出センサと、この検出センサによって検出された、前
記複数列に振り分けられた感光材料の各列の検出タイミ
ングの差に基づいて、前記複数列に振り分けられた感光
材料に露光すべき各画像の画像データを合成する画像デ
ータ合成手段とを有することが好ましい。また、前記画
像記録部によって前記感光材料にデジタル露光される前
記所定の画像は、フィルムに記録された画像またはデジ
タルカメラで収録された画像であることが好ましい。ま
た、前記画像記録部によって前記感光材料にデジタル露
光される前記所定の画像は、フィルムに記録された画像
またはデジタルカメラで収録された画像と予め用意され
た画像と文字画像との合成画像であることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の画像記録装置を詳細に説明す
る。図1は、本発明の画像記録装置の一実施例を示す概
略図である。図において、本発明の画像記録装置(プリ
ンタ)10は、感光材料供給部12に装填されたマガジ
ン24、26に収納されたロール状の長尺の感光材料A
を、作成する仕上りプリントに応じた所定長に、それぞ
れカッタ32、34で切断してカットシートとした後、
感光材料搬送機構22で搬送し、この感光材料搬送機構
22の搬送経路に沿って配置されたバックプリント部1
4でバックプリント(裏印字情報の記録)を行い、振り
分け装置18で感光材料Aを複数列に振り分け、この複
数列に振り分けられた感光材料Aに、画像記録部16で
フィルムの複数コマの画像を同時に感光材料Aに露光す
る複数列のデジタル露光(潜像の形成)を行った後、現
像処理装置(プロセッサ)20に供給するものである。
【0016】図示例の画像記録装置10には、感光材料
供給部12からバックプリント部14、振り分け装置1
8を経由して画像記録部16まで感光材料Aを搬送し、
露光が終了した感光材料Aを現像処理装置20に搬送す
る搬送手段として、複数の搬送ローラ対等からなる感光
材料搬送機構22が配置されている。
【0017】この感光材料搬送機構22には、画像記録
装置の感光材料搬送機構として配置される公知の各種部
材、例えば感光材料の搬送手段や各種のセンサ等が必要
に応じて配置されている。そして、感光材料搬送機構2
2を構成する感光材料Aの搬送手段は、実施例に限定さ
れるものではなく、搬送ローラ対の他、ベルトコンベ
ア、ニップベルト、吸着等を用いたリフト搬送等、公知
のシート材の搬送方法がすべて利用可能である。
【0018】感光材料供給部12には、長尺の感光材料
Aをロール状に巻回して収納するマガジン24、26が
装填されている。本実施例では、2つのマガジン24、
26が描かれているが、マガジンの個数は2個に限定さ
れるものではない。これら複数個のマガジン24、26
には、目的に応じて、サイズ(幅)、面種(シルクやマ
ット等)、仕様(ベースの厚さや種類等)等、互いに種
類の異なる感光材料Aが収納される。また、同一種類の
感光材料しか用いない場合には、一つのマガジンのみを
感光材料供給部12に装填するように構成してもよい。
【0019】感光材料供給部12に装填されたマガジン
24、26は、それぞれ記録面(乳剤面)を外側にして
ロール状に巻回された長尺の感光材料Aを収納する遮光
性の筐体である。図示例においては、感光材料Aを引き
出す供給ローラ28、30がそれぞれマガジン24、2
6の内部に設けられており、マガジン24、26が所定
の装填位置に装填されることにより、供給ローラ28、
30の図示しない駆動源に係合する。この供給ローラ2
8、30の回転によってマガジン24、26から長尺の
ロール状に巻回された感光材料Aが引き出され、カッタ
32、34より搬送方向下流側に搬送された感光材料が
所定のプリントサイズの長さとなった時点で停止し、カ
ッタ32、34で切断されて所定の長さのカットシート
となって感光材料供給機構22に供給される。
【0020】ここで、露光される感光材料のサイズは様
々であるが、同じサイズの感光材料のみを露光する場合
には、全部の感光材料Aを一定長のカットシートに切断
して供給する。例えば、ポストカード用の感光材料に画
像を記録する場合には、幅102mmの感光材料をマガ
ジンに収納し、長さ148mmに切断してカットシート
とする。また、Lサイズのプリントを専用に行うフォト
プリンタのときには、幅89mmの感光材料を長さ12
7mmに切断する。また、近年普及しているパノラマ写
真や迫力ビジョン等を含む場合には、例えば図3に示す
ように、感光材料の送り方向に異なる長さにカットされ
た、異なるサイズの感光材料を多数列に配列して記録す
ることもできる。
【0021】感光材料供給部12の搬送方向下流側に
は、図1に示すように、バックプリント部14が配置さ
れている。バックプリント部14は、感光材料Aの裏面
(非乳剤面)に、写真の撮影日、プリント焼付日、コマ
番号、フィルムID番号、撮影に使用したカメラのID
番号、デジタルフォトプリンタのID番号等の各種の情
報である裏印字情報(バックプリント)を記録するもの
で、カットシートとされた感光材料Aは、バックプリン
ト部14によって裏印字情報が記録される。
【0022】バックプリント部14のプリンタの型式は
特に制限されず、例えばドットインパクトプリンタ、熱
転写プリンタ、インクジェットプリンタ等の公知のバッ
クプリンタに用いられるプリンタが利用可能であるが、
インクジェットプリンタのような非接触型の記録方法は
好適に採用可能であり、特に、非水溶性で、かつ常温で
固体の熱溶融性インクを用いたインクジェットプリンタ
は、最も好適なものとして例示される。また、このバッ
クプリント部14は、新規格の新写真システム(Advanc
ed Photo System )に対応して、2行以上の印字を可能
に構成するのが好ましい。
【0023】また、図1の図示例においては、バックプ
リント部14を振り分け装置18および画像記録部16
の前に配置しているが、バックプリント部14の位置は
これに限定されず、バックプリント部14を振り分け装
置18または画像記録部16よりも下流側に配置する構
成としてもよいし、振り分け装置18の上流側および画
像記録部16の下流側の両方に配置する構成としてもよ
い。しかし、バックプリント部14を振り分け装置18
の後に配置すると、振り分け装置18で複数列に振り分
けた感光材料のそれぞれに裏印字情報を印字しなければ
ならないので、振り分け装置18で振り分けた感光材料
の列数と同数のプリンタを設けるか、プリンタを横方向
(搬送方向に直交する方向)に移動させて順番に印字し
なければならないので、振り分け装置18より上流側に
バックプリント部14を配置することが好ましい。ま
た、カッタ32の下流側にバックプリント部14を配置
することによって、マガジン24と振り分け装置18と
の間の空きスペースを有効利用できるので、全体として
省スペース化を図ることができる。
【0024】なお、バックプリント部14を画像記録部
16より下流側に設ける場合には、振り分け装置18に
よる振り分けを行わずに通過させた感光材料Aが搬送さ
れる位置のみにプリンタを設け、振り分け装置18の上
流側にバックプリント部14を配置しなくてもよい。こ
の構成においては、ポストカード用プリントのように複
数列同時露光が有効で、裏面貼り合わせを行うためにバ
ックプリントを省略できるので、バックプリント部14
によるバックプリントを行わず、通常のカラーネガフィ
ルムやカラーリバーサルフィルムなどの通常のプリント
のような場合には、単列露光を行い、画像記録部16の
下流のバックプリント部14で裏印字を行うようにして
もよい。こうすることにより、通常のプリントを行う装
置構成の簡単な装置改良で、ポストカード用プリントの
場合には大幅な生産向上を図ることができる。
【0025】バックプリント部14の下流側には、振り
分け部18が配置されている。本発明の振り分け部18
は、感光材料搬送機構22によって一列に搬送されてき
た感光材料Aを搬送方向に対して複数列に振り分け、画
像記録部16に複数列の感光材料を同時に供給し、画像
記録部16における処理能力を向上させるものであっ
て、図示例においては、ベルトコンベア46、補助ベル
トコンベア48、図示しない吸引手段に接続される2つ
の吸盤をそれぞれ有する2つの吸着ユニット50および
52等を有する。
【0026】バックプリントの終了した感光材料Aは、
ベルトコンベア46および補助ベルトコンベア48によ
って挟持して搬送されるのではなく、ベルトコンベア4
6上に載置されて下流側に搬送される。補助ベルトコン
ベア48は、ベルトコンベア46の幅方向の中心線上
に、ベルトコンベア46に対して若干間隔を開けて配置
されている。補助ベルトコンベア48は、感光材料Aの
カール(湾曲)を押さえ、ベルトコンベア46による搬
送および吸着ユニット50および52による感光材料A
の吸着保持を補助するもので、幅方向の最小サイズの感
光材料Aであっても、吸着ユニット50および52によ
る吸着保持が可能である細幅のエンドレスベルトを用い
る。
【0027】吸着ユニット50および52は、補助ベル
トコンベア48の幅方向の両側に各々配置されている。
図中手前側の吸着ユニット50は、感光材料Aがバック
プリントを終了して、ベルトコンベア46によって所定
位置まで搬送された後、感光材料Aを吸着保持して若干
持ち上げ、感光材料Aの搬送方向に対して右(図1の紙
面に対して手前)斜め下流側に移動し、吸着を開放して
感光材料Aを右側に振り分ける。同様に、図中奥側の吸
着ユニット52は、感光材料Aを左側に振り分ける。
【0028】例えば、吸着ユニット50による右方向へ
の振り分け、吸着ユニット52による左方向への振り分
け、振り分けを行わない直線的な搬送を順次繰り返し行
うことにより、感光材料Aを3列に振り分けることがで
きるし、吸着ユニット50および52による左右方向の
振り分けのみを交互に行うことにより、感光材料Aを2
列に振り分けることもできる。また、振り分けを行わな
い直線的な搬送のみを行うことにより、感光材料Aを単
列のままで画像記録部16に供給することもできる。
【0029】なお、吸着ユニット50および52の移動
手段は特に限定されず、例えばリンクを利用する移動手
段、カムを利用する移動手段、ガイドレールやガイド孔
を利用する移動手段、ならびに、これらの移動手段を適
宜組み合わせた移動手段等、公知の方法が各種利用可能
である。
【0030】また、振り分け部18も特に限定されず、
シート材を複数列に振り分ける方法が各種利用可能であ
り、例えば軸を中心に回転する円形のターレットを用い
て振り分けるものや、感光材料Aの搬送手段を搬送方向
に複数のブロック、例えば3ブロックに分けて、その内
の中央のブロックを横方向に移動して振り分けるもの等
が例示される。
【0031】また、本発明の画像記録装置10において
は、必ずしも全てのサイズの感光材料Aを複数列に振り
分けるものではなく、例えば、ポストカードのための幅
102mmの感光材料は2列に振り分け、Lサイズのプ
リントのための幅89mmの感光材料は3列に振り分け
る等、異なる列数に振り分けを行ってもよい。
【0032】振り分け部18の搬送方向下流側には、画
像記録部16が配置されている。画像記録部16は、こ
の出力画像データに応じて変調した記録光を感光材料A
に走査して投射し、デジタル露光を行うものであって、
感光材料Aを主走査方向(図1の紙面に対して垂直方
向)に走査露光する露光ユニット36、および、主走査
方向に対してほぼ直交する副走査方向(図中矢印B方
向)に感光材料Aを一定の速度で搬送する走査搬送手段
38を有する。
【0033】また、画像記録部16は、図示しない画像
読取装置とデータ処理部とを有する入力機と接続されて
いる。画像読取装置は、図示しない光源から射出した読
取光をフィルムに入射し、フィルムに撮影された画像を
担持する投影光として結像レンズによってCCDセンサ
等のイメージセンサに結像させ、イメージセンサにより
光電変換し、フィルムに撮影された画像に対応する入力
画像データとして入力する。そして、必要に応じて各種
の画像処理を施した後、データ処理部に供給する。デー
タ処理部は、この画像読取装置から入力されてデジタル
データ化された画像データ、あるいは、予めデジタルデ
ータ化されて入力された画像データに対し、予め設定さ
れている画像処理条件に従って、あるいはオペレータの
指示またはこの画像データに応じて変更される各種の画
像処理条件に従って各種のデータ処理を施すとともに、
この画像データに適した露光条件を決定し、出力画像デ
ータとする。
【0034】なお、各々の感光材料Aに露光されるべき
出力画像データとしては、ネガフィルムやリバーサルフ
ィルムなどのフィルムに記録された画像から収録された
デジタル画像データ、または、デジタルカメラやデジタ
ルビデオカメラ等によって収録されたデジタル画像デー
タや、これらの収録されたデジタル画像データと、予め
用意されているデジタル画像データと、文字(ビットマ
ップ展開)画像のデジタル画像データとの合成デジタル
画像データ、例えばポストカードまたはプルーフ用デジ
タル画像データや、コンピュータ等によって作成された
デジタル画像データ、例えばグラフィックス画像データ
等を用いることができる。画像記録部16は、この出力
画像データに基づいて、図1に示す露光位置Xにおい
て、感光材料Aにデジタル露光を行う。
【0035】ここで、画像記録部16は、多画像データ
合成部35により同時に露光される複数枚のプリントに
対応するフィルムの複数コマの画像データ、もしくは1
コマの複数画像分の画像データを、複数列に分配される
感光材料Aに画像記録部16で同時に露光するように画
像合成された画像データに編集して、作成し、この画像
合成されて編集された画像データに、感光材料Aに投射
する記録光Yの走査角度の補正を加えて、出力画像デー
タとし、露光ユニット36により感光材料を露光する。
ところで、同一サイズであっても、異なるサイズであっ
ても、複数列に振り分けられた感光材料Aを整列させ
て、例えば先端を揃えて、同時に露光する場合には、画
像記録部16で合成、編集しなくてもよいように、入力
機のデータ処理部で予め、各々の感光材料Aに露光すべ
き画像データを合成し、1つの画像の出力画像データと
しておくこともできる。このように、入力機のデータ処
理部で予め画像データを合成して出力画像データとして
おくことにより、画像記録装置10、特に画像記録部1
6での画像データの合成の手間や必要性を省くことがで
きるので、画像記録装置10における写真プリント(露
光、焼き付け)の生産性を向上させることができる。な
お、画像データの合成に際し、感光材料Aが存在しない
部分の画素の出力画像データは、記録光を点灯しない、
もしくは感光材料Aが感光しない光強度、あるいは、白
(感光材料Aのベース濃度)に相当するデータとするの
がよい。
【0036】露光ユニット36は、感光材料AのR(赤
色)、G(緑色)、B(青色)の各露光にそれぞれ対応
する光ビームを射出する3つの光源、光源から射出され
た光ビームを画像データに応じて変調するAOM(音響
光学変調器)等の変調手段、変調された光ビームを主走
査方向に偏向するポリゴンミラー等の光偏向器、主走査
方向に偏向された光ビームを露光位置(走査線)X上の
所定位置に所定のビーム径で結像させるfθ(走査)レ
ンズ等からなる光ビーム走査装置である。
【0037】なお、露光ユニット36としては、上記光
ビーム走査装置の他、PDP(プラズマディスプレイ)
アレイ、ELD(エレクトロルミネセントディスプレ
イ)アレイ、LED(発光ダイオード)アレイ、LCD
(液晶ディスプレイ)アレイ、DMD(デジタルマイク
ロミラーデバイス)アレイ、レーザアレイ等の走査搬送
方向と直交する方向に延在する各種の発光アレイや空間
変調素子アレイ等を用いるデジタルのラスター露光手段
が各種利用可能である。
【0038】また、走査搬送手段38は、露光位置Xを
挟んだ前後に配置される一対の搬送ローラ対40および
42、ならびに、感光材料Aをより高精度に露光位置X
に保持するための露光ガイド44等から構成され、図示
B方向に感光材料Aを搬送する。ここで、図2に示すよ
うに、一定長にカットされた感光材料を露光する場合に
は、この走査搬送手段38は、複数列に配列された感光
材料を搬送するものであって、搬送ローラ対40によっ
て挟持する際に、感光材料Aを正確に位置決めするよう
に、感光材料にトップレジストおよびサイドレジストを
行い、複数列に配列された感光材料の先端の位置および
間隔を正確に位置決めして、搬送ローラ対40によって
挟持される。すなわち、搬送ローラ対40は、レジスト
ローラ対として機能し、複数列に配列された感光材料A
の先端を揃える。
【0039】また、図3に示すように、異なるサイズの
感光材料を露光する場合にも、走査搬送手段38は、レ
ジストローラ対としての搬送ローラ対40により、複数
列に配列された感光材料Aの先端を揃えて、挟持、搬送
する。図示例においては、走査搬送手段38の搬送ロー
ラ対40をレジストローラとしても用いているが、搬送
ローラ対40及び42は、感光材料Aを走査精度よく、
かつソフトに搬送するために複雑に制御されているの
で、搬送ローラ対40の上流側に別途レジストローラを
設け、このレジストローラでトップレジストおよびサイ
ドレジストを取るようにするのが好ましい。なお、走査
搬送手段38は、上記構成に限定されず、感光材料Aを
露光位置Xに保持しつつ搬送する露光ドラム、および、
露光位置Xを挟んで露光ドラムに当接する2本のニップ
ローラを用いる走査搬送手段、エンドレスベルトと2本
のニップローラからなる走査搬送手段、エンドレスベル
トのみからなる走査搬送手段等が好適に例示される。
【0040】本実施形態では、露光ユニット36によ
り、前述したように多画像データ合成部35または入力
機のデータ処理部で複数枚のプリントを同時に露光すべ
く画像合成されて編集された画像データに応じて、変調
された記録光Yを主走査方向に偏向して投射するととも
に、走査搬送手段38の搬送ローラ対40および42に
より、複数枚の感光材料を露光ガイド44に沿って露光
位置Xに保持しながら主走査方向とほぼ直交する副走査
方向に搬送することによって、感光材料Aを2次元的に
走査露光して潜像を記録する。このとき、上に述べたよ
うに複数列に配列された感光材料はその先端が揃えられ
て搬送されるため、この複数列の感光材料に対応して合
成された画像データを容易に、これら複数の感光材料に
同時に露光することができる。
【0041】一般に、デジタルフォトプリンタにおい
て、露光ユニット36における露光のために光ビームが
主走査方向に偏向する範囲は、10インチ(254m
m)または12インチ(304.8mm)あり、ポリゴ
ンミラー等の光偏向器は、プリントのサイズにかかわら
ず、毎回、この全走査範囲を走査している。一方、感光
材料Aのサイズは、前記したように、ポストカードで
は、幅102mm×長さ148mmであり、Lサイズの
プリントでは、幅89mm×127mmなので、ポスト
カードでは2枚、Lサイズのプリントでは3枚(10イ
ンチの場合には2枚)を同時に露光するに十分な走査範
囲を有している。
【0042】また、前述したように、入力機のデータ処
理部または画像露光部16の多画像データ合成部35
は、画像合成や画像分割等によるプリント画像の編集
や、色や濃度の調整、輪郭強調等の画像処理をも自由に
行うことができるので、これらの編集や画像処理が施さ
れた出力画像データを受け取る、デジタル露光による露
光ユニット36は、用途に応じて自由に編集、画像処理
が施された仕上りプリントを露光、焼き付けすることが
でき、出力することができる。そこで、本実施形態で
は、2〜3枚の感光材料を走査搬送手段38で横に並べ
て搬送し、露光ユニット36では、同じ2〜3枚の感光
材料に対応するフィルムの画像を合成して、同時に走査
露光することによって、画像記録部16における露光を
2〜3倍に効率的に行うことができる。
【0043】このとき、同時に露光する複数枚の感光材
料に長さが異なるものが混在している場合や同じ長さの
感光材料を整列させないで(先端揃えをしないで)搬送
しつつ露光する場合には、感光材料、例えば短い感光材
料が搬送ローラ対40や42に入ったり外れたりする際
に、他の露光中の感光材料、例えば長い感光材料の搬送
に影響を与えて露光ムラが生じる虞があるが、図2のよ
うに感光材料を一定長にカットし、同じ長さの感光材料
のみを整列させて(先端を揃えて)使用する場合には、
このような露光ムラの発生を完全に防止することができ
る。しかし、長さの異なる感光材料であっても、また同
じ長さの感光材料を整列させないでも、搬送ローラ対4
0や42に入ったり外れたりしても、他の露光機の感光
材料への影響が小さい場合や、露光ムラが目立たない
か、もしくはそれほど露光ムラが問題にならない画像の
場合には、そのまま同時に露光して生産性を上げること
ができる。特に、長さの異なる感光材料を同時に露光す
る場合には、図3のように異なる長さの感光材料の先端
を揃えて搬送し、同時に露光することで処理の迅速化を
達成することができる。
【0044】ここで、同時に露光する複数枚の感光材料
に露光する画像は、ポストカードのように、同じ画像を
繰り返して露光してもよく、通常の写真の焼付けにおけ
るLサイズのプリントの露光のように、それぞれ異なっ
ている画像を露光するものであってもよい。
【0045】図2および図3は、図1の実施例における
主な工程を展開して描いた概念図である。ここで図2
は、感光材料を一定長にカットする場合を、また、図3
は、感光材料を異なるサイズにカットする場合を示して
いる。図2において、マガジン24(26)から供給さ
れた感光材料Aは、カッタ32(34)で所定の一定長
に切断され、振り分け装置18で複数列(実施例は3
列)に振り分けられて、走査搬送手段38の搬送ローラ
対40で挟持されて露光位置(走査線)X上に供給され
る。露光位置Xでは、露光ユニット36による記録光Y
によって走査露光され、露光の完了した感光材料Aは、
搬送ローラ対42で挟持されて次工程の現像処理装置2
0に排出される。
【0046】ここで、図2および図3に示す、マガジン
24(26)、カッタ32(34)、振り分け装置1
8、および画像記録部16のそれぞれは、必ずしも連続
して配置されているものではなく、中間に他の装置が配
置されていてもよいことを示すために、これらの図で
は、矢印を挿入して描いてある。この矢印の部分には、
必要に応じて、感光材料搬送機構を設け、あるいは、感
光材料Aのバッファを設けることが好ましい。また、実
際の配置は、図1に示すように、画像記録装置10の下
部から上昇して上部に至っているが、図2および図3で
は、説明を容易にするために、平面状の1列に描かれて
いる。
【0047】画像記録部16で露光された搬送方向に重
なる複数列の感光材料は、複数列に配列されたまま、図
1に示すように、搬送ローラ対54によって、排出口5
6を経て現像処理装置20に排出される。現像処理装置
20においては、例えば銀塩写真感光材料の現像の場
合、発色現像、漂白定着、水洗等の感光材料Aに応じた
所定の現像処理を施されて潜像が顕像化された後、乾燥
されて仕上りプリントとされ、フィルムの撮影順の単列
に集積され、ソータ等に排出される。
【0048】なお、上記実施形態では、感光材料のサイ
ズが同じ場合も、異なる場合もいずれもその先端を揃え
て複数列に整列し、搬送しているが、このように先端を
揃えた場合には、前述したように、入力機のデータ処理
部で複数画像の画像データを合成しておくこともできる
し、画像記録部16の多画像データ合成部35での複数
画像データの合成も容易であるので、複数画像を同時に
露光するのが容易である。しかし、複数列への整列の仕
方はこの先端揃えに限定されるものではなく、整列させ
なくてもよいし、他の整列方法を採用してもよい。
【0049】例えば、感光材料のサイズが同じであって
も異なっていても、先端揃えを行わない場合には、搬送
ローラ対40の上流側において、複数列の感光材料の各
列ごとに感光材料を検出するセンサ、例えば先端検出セ
ンサ(図示せず)を設けておく必要がある。振り分け装
置18は、長さの同じまたは異なる感光材料を適当に複
数列に振り分け、そのまま搬送する。そして先端検出セ
ンサにより各列の感光材料が検出されると、その検出信
号を受けた画像記録部16の多画像データ合成部35
は、各列の感光材料の検出タイミングの差(検出信号の
時間差)、感光材料の搬送速度および光ビームの走査周
期ならびに感光材料が検出されてから露光位置Xまでの
搬送量に基づいて、各列の感光材料に露光すべき三画像
の露光開始ライン差を算出し、このライン差に基づい
て、各画像の画像データを合成し、合成画像データを露
光ユニット36に送り、露光ユニット36は、送られた
合成画像データに基づいて、整列されていないサイズの
同じ、または異なる感光材料にそれぞれ複数の画像を同
時に露光することができる。
【0050】先端検出センサによる各列の感光材料の先
端検出から、各列の感光材料が露光位置Xに搬送される
までの間に各列の感光材料に露光さるべき各画像データ
の全てを合成することができない場合には、必ずしも1
つの完全な合成画像を作成する必要はなく、多画像デー
タ合成部35のデータ合成能力や露光ユニット36の処
理能力に応じて、各列の感光材料に出力されるべき画像
データを複数ラインずつ用意して、複数ラインのトグル
メモリに記憶させて、順次露光ユニット36が読み出す
ようにしてもよい。各ラインの画像データは、感光材料
の先端が揃っていないため、あるいは長さが異なるた
め、感光材料が存在しない部分は、前述したように、画
像データは白色光、非感光、無発光となり、感光材料が
ある部分の画素のみ、発色可能な有効画像データが配列
される。そして露光ユニット36により、そのラインに
ついては、画像データがある部分の画素のみが感光材料
に適切に露光されることとなる。
【0051】もちろん同一サイズの場合に、レジストロ
ーラで先端を揃えるようにするのがもっとも簡単で好ま
しいが、上述のように先端を揃えずに搬送して、露光し
てもよい。なお、感光材料のサイズが異なる場合に、後
端や中央を揃えるようにしてもよい。後端揃えのときに
は、搬送ローラ40はレジストローラとしての機能は有
せず、通常の走査搬送ローラとして、その上流側にレジ
ストローラを設け、このレジストローラと搬送ローラ4
0の間に先後端入れ換えのためにターレットを設ける。
そして、複数列に振り分けられた感光材料の先端をレジ
ストローラにより、一旦揃え、それをターレットで反転
すればよい。感光材料の後端を揃えた場合には、先端は
不揃いとなるが、このときは、各列毎にセンサを設けて
感光材料を検出して、上に述べたのと同様にして露光す
ればよい。
【0052】以上、本発明の画像記録装置について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発
明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更
をしてもよいのはもちろんである。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
画像記録装置は、感光材料供給部から供給された感光材
料を所定長のカットシートに切断するカッタと、この所
定長のカットシートとされた感光材料を複数列に振り分
ける振り分け装置と、複数列に振り分けられた感光材料
を整列させて搬送する走査搬送手段と、フィルムに記録
された画像の複数個を同時にデジタル露光する露光ユニ
ットとを具備し、所定長のカットシートとして供給され
た感光材料を複数列に振り分けて整列し、この複数列に
振り分けられた感光材料にフィルムに記録された画像の
複数個を同時にデジタル露光する。従って、本発明の画
像記録装置は、複数枚の感光材料を同時に露光すること
により、複数枚のプリントを同時に仕上げることがで
き、多数の感光材料を露光するにあたり、デジタルフォ
トプリンタの生産性を向上させる上で、多大な効果を有
するものである。また特に、デジタルフォトプリンタに
オプション機能として付加できるように構成すると、通
常の画像処理を行うと共に、ポストカードやLサイズの
プリントのみを大量に行う場合のように、同じサイズの
感光材料のみを多数露光する場合には複数枚のプリント
を同時に仕上げることができ、さらに大きな効果が得ら
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の感光材料供給部をデジタル画像記録
装置に適用した一実施例を示す概略図である。
【図2】 図1の実施例で同じサイズの感光材料のみを
多数露光する場合における主な工程を展開して描いた概
念図である。
【図3】 同じく図1の実施例で異なるサイズの感光材
料を同時に露光する場合における主な工程を展開して描
いた概念図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置(プリンタ) 12 感光材料供給部 14 バックプリント部 16 画像記録部 18 振り分け装置 20 現像処理装置(プロッセサ) 22 感光材料搬送機構 24、26 マガジン 28、30 供給ローラ対 32、34 カッタ 35 多画像データ合成部 36 露光ユニット 38 走査搬送手段 40,42,54 搬送ローラ対 44 露光ガイド 46 ベルトコンベア 48 補助ベルトコンベア 50,52 吸着ユニット 56 排出口 A 感光材料 X 露光位置(走査線) Y 記録光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状の長尺の感光材料を収納し、この
    感光材料を所定長に切断してカットシートとして供給す
    る感光材料供給部と、このカットシートに切断された感
    光材料を所定の搬送経路に沿って搬送する感光材料搬送
    機構と、この感光材料搬送機構の搬送経路内に設けら
    れ、所定の画像を前記感光材料にデジタル露光する画像
    記録部とを具備し、この露光された感光材料を前記感光
    材料搬送機構で次の現像処理装置に排出する画像記録装
    置であって、 前記感光材料供給部から供給された感光材料をカットシ
    ートに切断するカッタと、このカットシートに切断され
    た感光材料を複数列に振り分ける振り分け装置と、複数
    列に振り分けられた感光材料を搬送する走査搬送手段
    と、複数個の画像を同時にデジタル露光する露光ユニッ
    トとを具備し、 前記カットシートとして供給された感光材料を複数列に
    振り分け、この複数列に振り分けられた感光材料に前記
    複数個の画像を同時にデジタル露光することを特徴とす
    る画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記カットシートに切断された感光材料
    は、前記カッタによって一定長のカットシートに切断さ
    れた感光材料であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像記録装置。
  3. 【請求項3】前記複数列に振り分けられた感光材料に同
    時にデジタル露光される前記画像は同一の画像である請
    求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】前記カットシートに切断された感光材料
    が、ポストカード用の感光材料であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
JP34419798A 1998-01-12 1998-12-03 画像記録装置 Pending JPH11258699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34419798A JPH11258699A (ja) 1998-01-12 1998-12-03 画像記録装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP396898 1998-01-12
JP10-3968 1998-01-12
JP34419798A JPH11258699A (ja) 1998-01-12 1998-12-03 画像記録装置

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JP34419798A Pending JPH11258699A (ja) 1998-01-12 1998-12-03 画像記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008139750A1 (ja) * 2007-05-16 2008-11-20 Sharp Kabushiki Kaisha 基材処理装置及びそれを用いた基材処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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