JPH11336792A - 特にクラッチ用のレリ―ズ装置 - Google Patents

特にクラッチ用のレリ―ズ装置

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JPH11336792A
JPH11336792A JP11067151A JP6715199A JPH11336792A JP H11336792 A JPH11336792 A JP H11336792A JP 11067151 A JP11067151 A JP 11067151A JP 6715199 A JP6715199 A JP 6715199A JP H11336792 A JPH11336792 A JP H11336792A
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ウルリッヒ・ロース
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ハンス・ロース
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/12Details not specific to one of the before-mentioned types

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常にコンパクトで、かつ所望な力増大を
可能にする、特にクラッチ用のレリーズ装置を提供す
る。 【解決手段】 特にクラッチ用のレリーズ装置は、エネ
ルギー蓄積部材5を備え、切離しの際にこのエネルギー
蓄積部材はエネルギーを放出し、反対方向の操作の際に
エネルギーを蓄積する。レリーズ装置はその中で発生す
る力に依存して、エネルギー蓄積部材5内のエネルギー
を増大させるための手段6,8,9と、力の方向を変え
る手段、すなわち案内面とエネルギー蓄積部材5に作用
連結された傾斜面によって案内される転動体4を備えて
いる。更に、エネルギー蓄積部材5の構造グループと駆
動装置2,3は、それらを互いに平行に力で付勢するこ
とができるように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にクラッチ用の
レリーズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなレリーズ装置は例えばドイツ
連邦共和国特許出願公開第3806642号公報によっ
て知られている。このレリーズ装置は切離しの際にエネ
ルギーを放出し、反対方向の操作の際にエネルギーを蓄
積する、エネルギー蓄積部材を備えている。この場合、
エネルギー蓄積部材としては、レリーズピストンに対し
て垂直に配置された2個のばねが役立つ。このばねは力
カプラとしての働きをする転動体およびレリーズピスト
ンと相互作用する。この転動体はレリーズピストンのほ
ぼ円錐形のカム軌道に沿って案内されている。摩耗に依
存して、カム軌道を有する構造グループはレリーズピス
トンに沿って摺動する。それによって、クラッチ摩耗を
自動的に考慮することができる。この場合、この構造グ
ループの摺動はレリーズピストンの変位に比例して行わ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、非常
にコンパクトで、それにもかかわらず所望な力の状態を
生じることができる、特にクラッチ用のレリーズ装置を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題の解決策とし
て、本発明は、エネルギー蓄積部材を備え、切離しの際
にこのエネルギー蓄積部材が切離し時に行うべき作業を
補助するためにエネルギーを放出し、反対方向の操作の
際にエネルギーを蓄積する、特にクラッチ用のレリーズ
装置において、レリーズ装置で発生する力に依存して、
エネルギー蓄積部材内のエネルギーを増大させるための
手段を備えていることを提案する。
【0005】このようなレリーズ装置は非常にコンパク
トに構成可能である。なぜなら、力の込め部が例えば液
圧装置によって非常に省スペース的に形成可能であるか
らである。
【0006】エネルギーの増大がレリーズ装置内で発生
する力に比例して行われると有利である。これは、大き
な力の場合に多くのエネルギーがエネルギー蓄積部材に
供給されることを意味する。装置は好ましくは、レリー
ズ装置内で発生する力またはそれに比例する圧力がエネ
ルギー蓄積部材によって加えられる値を超えるときに、
エネルギーがエネルギー蓄積部材に供給されるように構
成されている。
【0007】このような構造の簡単な実施は、エネルギ
ーを増大させるための手段が、逆止弁を備えた液圧装置
を含んでいることによって達成可能である。この液圧装
置は適当なピストンを経てエネルギーをエネルギー蓄積
部材に供給し、レリーズ装置内で発生する力が低下する
ときに、逆止弁がエネルギーの逆流を阻止する。
【0008】レリーズ装置自体が液圧装置を含み、エネ
ルギーを増大させるために役立つ液圧装置がレリーズ装
置のこの液圧装置によって駆動されると、構造が非常に
簡単になる。
【0009】摩耗に基づいて切離し(レリーズ)のため
に必要な力が増大し、それに比例して運転圧力を上昇さ
せるクラッチと協働して、本発明によるレリーズ装置が
使用されると、本発明による装置は、レリーズ装置で発
生する力に依存してエネルギー蓄積部材内のエネルギー
を高めるためのその手段に基づいて、エネルギー蓄積部
材内のエネルギーを相応して増大させることができる。
これは、エネルギー蓄積部材によって生じる力の付勢解
除がクラッチの耐久期間にわたって一定の係数で行われ
ることを意味する。
【0010】所望な場合には、この係数は変更可能に形
成することができる。これは例えば、クラッチの摩耗が
増大するときに力の付勢解除が同様に増大するので、運
転圧力の比例する上昇に対抗することができ、クラッチ
の操作のために必要な力が耐久期間にわたってほとんど
一定になるように行われる。このような機能を置換する
手段は例えば補正ばねである。補正ばねとしては例えば
皿ばねが使用される。この皿ばねは小さなたわみのとき
に大きなたわみの場合よりも大きな力を加える。このよ
うな皿ばねがレリーズ装置内で発生する力に直接反作用
すると、この皿ばねはクラッチの新品状態では大きな力
でシステム圧力に反作用し、クラッチが摩耗すると小さ
な力でシステム圧力に反作用する。
【0011】エネルギー蓄積部材がカム軌道に沿って案
内される力カプラ、特にカム軌道に沿って転動する転動
体によって、残りのレリーズ装置に連結されているレリ
ーズ装置の場合には、エネルギー蓄積部材と力カプラと
の間に、力の方向を変えるための手段が設けられている
と有利である。これにより、エネルギー蓄積部材はでき
るだけ省スペース的に、例えばレリーズピストンに対し
て平行に配置可能である。
【0012】このような力の変向手段は例えば逆方向の
案内カムである。この案内カムによって、例えば転動体
のような構造グループが所望な方向に力で付勢される。
【0013】このような力の変向手段を設けることによ
り、レリーズ装置に伝達される力の方向に関係なくかつ
レリーズ装置のその他の特徴に関係なく、空間的に或る
限界内でエネルギー蓄積部材を有利に使用することがで
きる。
【0014】エネルギー蓄積部材の構造グループが優先
する方向に力で付勢可能であり、ほぼ一方向に沿って移
動可能な駆動装置が配置され、その際両方向が互いにほ
ぼ平行に向くように、駆動装置が配置されていると、き
わめて簡単でかつ力を有利に分配するレリーズ装置が得
られる。このようなコンパクトな構造は、一方ではエネ
ルギー増大手段にとって、他方では場合によって必要な
力の変向手段にとって、非常に短い変位を可能にする。
このような短い変位は一方では小さな構造容積を生じ、
他方ではレリーズ装置に発生する力を有利に変えること
ができる。
【0015】優先する方向において力で付勢される構造
グループがばねであると、このばねは駆動装置の周りに
配置可能である。これは有利な特性を有する比較的に大
きなばねを、エネルギー蓄積のために使用することを可
能にする。
【0016】このような構造は、優先方向に力で付勢さ
れる構造グループと駆動装置との間で、レリーズ装置の
ために有利に使用可能である。
【0017】この場合、方向は任意の座標系で任意のあ
らゆる座標によって定めることができる。特に、この方
向は円筒座標またはデカルト座標で平行に選択すること
ができる。これは、方向が特に半径方向、軸方向または
線形に選択可能であることを意味する。
【0018】レリーズ装置の本発明による上記特徴は特
に、ほぼ線形に駆動されるレリーズピストンまたは類似
の駆動装置を備えているレリーズ装置に適している。他
方では、本発明による特徴は、あらゆる種類のレリーズ
装置において有利に使用可能である。その点では、レリ
ーズ装置の概念は、切離し操作過程に静的または可動的
に関与するあらゆる構造グループを含み、しかも個別的
にあるいは同様なレリーズ操作過程に関与し得る他の構
造グループと関連して含んでいる。
【0019】レリーズ装置が単に液圧接続部材のような
接続部材を介して、切り離される構造グループに間接的
に接続されていると特に有利である。接続部材は、例え
ばクラッチの押圧板またはこの押圧板を押す皿ばねやそ
の操作舌片のような、切り離される構造グループの或る
程度の独立性を保証する。
【0020】特に、レリーズ装置はクラッチペダルまた
は操作ペダルあるいは操作レバーに直接配置可能であ
る。連結部材はレリーズ装置から例えばクラッチのよう
な切り離すべき構造グループへの適当な力の伝達を行
う。
【0021】レリーズ装置と、クラッチのような切り離
される構造グループとを構造的に分離することにより、
レリーズ装置における力の状態の大部分を、クラッチま
たは切り離される構造グループで生じる力の状態と無関
係に選択することができる。
【0022】少なくとも1個の転動体を備え、この転動
体が案内面とエネルギー蓄積部材に作用連結された傾斜
面とによって案内され、駆動装置のプロフィルと相互作
用すると、レリーズ装置を構造的に簡単にかつコンパク
トに形成可能である。
【0023】傾斜面とプロフィルが互いにほぼ反対方向
に案内されていると有利である。これにより、レリーズ
駆動装置とエネルギー蓄積部材を軸方向に簡単に配向す
ることができる。このような構造の場合、プロフィルに
接触する転動体の範囲の半径と、傾斜面に接触する転動
体の範囲の半径は好ましくは、転動体が両面上でほぼ同
じ速度で転動し得るように選択されている。これによ
り、ほとんどスリップのない力変向が保証される。特
に、切離し操作中に傾斜面とプロフィルの相互の角度が
変更可能であるとき、転動体が相対回転可能に支承され
た少なくとも2つの構造グループを備え、この構造グル
ープの一方が傾斜面に接触し、他方がプロフィルに接触
すると有利である。これにより、場合によって存在する
スリップは転動体に伝達される。これには、小さな半径
ひいては小さな力で対処することができる。
【0024】案内面の摩擦を小さくするために、転動体
は回転可能に転動体に支承された少なくとも1個のガイ
ドを備え、このガイドが案内面上で案内される。これに
より、この個所で発生する摩擦が小さくなる。
【0025】エネルギー蓄積部材がばねのような機械的
なエネルギー蓄積部材を備えていると、レリーズ装置が
簡単で低コストの構造となる。
【0026】エネルギー蓄積部材は特に、レリーズ装置
の駆動装置に対して軸方向に配置されたばねを備えてい
る。このばねが駆動装置と同軸に配置されていると、レ
リーズ装置がきわめてコンパクトな構造となる。
【0027】これに関連して、駆動装置は例えば、長手
方向に沿って少なくとも1個の要素と共に移動する送り
棒または往復運動棒である。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面に基づいて、本
発明によるレリーズ装置の他の利点、目的および特徴を
説明する。図面には、本発明によるレリーズ装置の2つ
の実施の形態が例示的に示してある。
【0029】図1,2のレリーズ装置(切離し装置)
は、液圧式クラッチ操作装置のクラッチマスターシリン
ダ1を備えている。このクラッチマスターシリンダ内
で、ピストン2がレリーズ圧力を発生することができ
る。ピストン2はクラッチペダル棒3によって操作され
る。このクラッチペダル棒はクラッチペダルに作用連結
されている。シリンダ1はシール11,12によってシ
ールされ、ケーシング部分16によって取り囲まれてい
る。レリーズ装置は他のケーシング部分17を備えてい
る。このケーシング部分17は縁曲げ継手によってケー
シング部分16に連結されている。ケーシング部分17
とクラッチペダル棒3の間に配置されたベロー18によ
って、ケーシング16,17が完全に閉鎖されている。
【0030】ピストン2はそのペダル側の端部に、プロ
フィル(カム軌道、カム面)2′を備えている。このプ
ロフィル2′によって転動体4が動かされる。転動体4
はばね5によって付勢されている。力カプラ(力結合部
材)としての働きをする転動体4とばね5の間には、力
の方向を変えるための手段が設けられている。この手段
は傾斜面を有する力方向変更リング14と、案内面を有
するディスク15を含んでいる。ばね5、傾斜面および
案内面により、転動体4は、プロフィル2′に対して半
径方向内側に力を加えるように付勢される。クラッチペ
ダルを踏むと、転動体4はクラッチペダル棒3の方向に
移動する。それによって、力方向変更リング14はクラ
ッチペダル棒3の操作方向と反対方向に移動する。この
過程でばね5が減張し、適当な作業がピストン2に付与
される。クラッチが再び接続されると、クラッチの皿ば
ねまたは類似の部材がピストン2をその出発位置に戻
し、ばね5が再び圧縮される。
【0031】ピストンプロフィル2′の形状によって、
ペダルストロークにわたって所望の増幅(倍力)を任意
に達成可能である。
【0032】図から直に判るように、傾斜面とプロフィ
ル2′はほぼ互いに逆方向に案内されている。
【0033】転動体4は、特に図2に示すように、軸2
0に支承されたローラ21を備えている。この場合、ロ
ーラ21はプロフィル2′に接触し、軸20は力方向変
更リング14の傾斜面に接触する。ローラ21と軸20
の半径は、傾斜面の45°の傾斜角度に応じて、1:√
2の比に選択されている。従って、軸20とローラ21
が互いに固定連結されているときでも、転動体4のほと
んどスリップのない運動が保証される。プロフィル2′
の形状が非線形であるので、完全なスリップ防止は不可
能である。この理由から、摩擦損失を低減するために、
軸20とローラ21は一体に形成されず、互いに相対回
転運動可能である。
【0034】円板15の案内面の不必要な摩擦損失を回
避するために、各々のローラ21の両側において2個の
合成樹脂円板19が軸20に支承されている。この合成
樹脂円板19の直径はローラ21の直径よりも少しだけ
大きい。これにより、合成樹脂円板19は円板15の案
内面に支持され、各々のローラ21は円板15によって
妨害されない。他方では、合成樹脂円板の直径は、その
回転時にプロフィル2′によって妨害されないように小
さくなっている。このような形状は、図2から判るよう
に、プロフィル2′が円形横断面であるので可能であ
る。
【0035】新品のクラッチと摩耗したクラッチとの違
いに対してレリーズ装置を適合させるために、ばね5が
ピストン6に支持されている。このピストン自体はシリ
ンダ1から、液圧式クラッチ操作装置のシステム圧力に
よって付勢される。そのために、シリンダ1内の圧力が
取り出され、逆止弁8と内径を定めた絞り9を経て、ピ
ストン6に供給される。
【0036】クラッチが摩耗すると、クラッチを切る
(レリーズ)のために必要な力が増大する。それに比例
して運転圧力が上昇することになる。この圧力がピスト
ン6に加えられるので、システム圧力、ひいてはレリー
ズ力に比例してばね5の圧縮量が増大する。これは、ク
ラッチペダルの力の付勢解除がクラッチの耐久期間にわ
たって一定の係数(ファクタ)によって行われることを
意味する。システム内では小さな力だけが作用するの
で、この係数は大きくなり得る。ヒステリシスを考慮し
て、ペダル力が決して負にならないようにし、所望のク
ラッチ特性が維持されるようにするだけでよい。
【0037】更に、補正ばねとしての働きをし、システ
ム圧力と反対方向にピストン6に作用する皿ばね7によ
り、クラッチの摩耗が増大する際力の付勢解除の係数が
同様に増大するので、ペダル力が耐久期間にわたってほ
とんど一定である。というのは、これにより、摩耗によ
って高められたシステム圧力と反対の作用をするからで
ある。
【0038】この場合、皿ばねを使用することにより、
たわみが小さいときにたわみが大きい場合よりも大きな
力を加え、従ってクラッチの新品状態で大きな力が液圧
に反作用し、クラッチが摩耗すると、小さな力がシステ
ム圧力に反作用するように、皿ばねを設計することがで
きるという直接的な利点がある。
【0039】逆止弁8により、ピストン6に作用する圧
力、ひいてはばね5の予圧縮力がその最大値に維持され
る。他方では、長い運転時間の後で圧力がピストン6を
経て失われたときでも、絞りはクラッチの切離しを可能
にする。少ないクラッチ操作の後で、必要な圧力が再び
発生する。
【0040】レリーズ装置は更に、空気抜き穴22を備
えている。クラッチの交換時またはクラッチライニング
の交換時に、この空気抜き穴は液圧システムの付勢解除
を可能にする。
【0041】ピストン6は更に、空気排出穴を覆ってい
る。この空気排出穴は液圧システムの脱気口10に接続
されている。これにより、ピストン6はこの空気排出穴
を越えて移動不可能である。
【0042】シリンダ1によって駆動される液圧装置
は、連結部材として更に、クラッチに対するレリーズ装
置の有利な構造的独立を可能にする。
【0043】ケーシング16,17は更に、レリーズ装
置の固定のために役立つ接合片13を備えている。
【0044】円板15の内径は、プロフィル2′が円板
15を通過しないように小さく選択されている。これ
は、このレリーズ装置を組み立てる際に組み立て補助と
して役立つ。
【0045】エネルギーを高めるための液圧手段の代わ
りに、適当な機械的装置を使用することができる。
【0046】図3〜5に示した実施の形態は、前述の実
施の形態ほどコンパクトに形成されていない。しかし、
前述の実施の形態と実質的に同一に形成されている。両
実施の形態において、同じ部品には同じ符号がつけてあ
る。
【0047】第2のレリーズ装置はピストン2の両側に
配置された2個のばね5を備えている。このばねは本実
施の形態では、ピストン2に対して垂直に、従ってレリ
ーズ装置の駆動装置に対して垂直に力を加えることでき
る。第1の実施の形態に基づいて説明した転動体ガイド
等によって、この優先する方向は所望なように容易に変
更可能である。同様に、エネルギーを高めるための手段
の液圧管路がケーシング内に配置されているので、この
レリーズ装置は公知のレリーズ装置と比べてコンパクト
である。
【0048】図4から判るように、ばね5は摩耗状態で
高められたシステム圧力によって圧縮されるので、ばね
5、すなわちエネルギー蓄積部材に、大きなエネルギー
が蓄えられる。このエネルギーはレリーズ作業を容易に
するために利用可能である。
【0049】ペダル力の状態の改善が図5に示してあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のB−B線に沿って切断した第1のレリー
ズ装置を示す図である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断したレリーズ装置
を示す図である。
【図3】第2の実施の形態を図1と同様に示す概略図で
ある。
【図4】新品状態と摩耗した後の、図3のレリーズ装置
の作用を示す図である。
【図5】慣用のレリーズ装置のペダル力と本発明による
レリーズ装置のペダル力とを比較して示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 液圧装置 2 レリーズピストン 2′ カム軌道 3 クラッチペダル棒 4 力カプラ 5 エネルギー蓄積部材 6 ピストン 7 補正ばね 8 逆止弁 9 逆止弁 14 力方向変更リング 15 円板 19 ガイド 20 軸 21 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイートマール・ハイデイングスフエルト ドイツ連邦共和国、52078 アーヒエン、 ドクトル・ベルンハルト・クライン・スト ラーセ、4

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギー蓄積部材(5)を備え、切離
    しの際にこのエネルギー蓄積部材がエネルギーを放出
    し、反対方向の操作の際にエネルギーを蓄積する、特に
    クラッチ用のレリーズ装置において、レリーズ装置で発
    生する力に依存して、エネルギー蓄積部材(5)内のエ
    ネルギーを増大させるための手段(6,8,9)を備え
    ていることを特徴とするレリーズ装置。
  2. 【請求項2】 エネルギーの増大がレリーズ装置内で発
    生する力に比例して行われることを特徴とする請求項1
    記載のレリーズ装置。
  3. 【請求項3】 エネルギーを増大させるための手段が、
    逆止弁(9)を備えた液圧装置(8,9)を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のレリーズ装
    置。
  4. 【請求項4】 液圧装置(8,9)がレリーズ装置の液
    圧装置(1)によって駆動されることを特徴とする請求
    項3記載のレリーズ装置。
  5. 【請求項5】 エネルギーを増大させるための手段
    (6,8,9)が少なくとも1個の補正ばね(7)を備
    えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つ
    に記載のレリーズ装置。
  6. 【請求項6】 エネルギー蓄積部材(5)を備え、切離
    しの際にこのエネルギー蓄積部材がエネルギーを放出
    し、反対方向の操作の際にエネルギーを蓄積し、更にカ
    ム軌道(2′)に沿って案内される力カプラ(4)、特
    にカム軌道(2′)に沿って転動する転動体を備えてい
    る、特に請求項1〜5のいずれか一つに記載の、特にク
    ラッチ用のレリーズ装置において、エネルギー蓄積部材
    (5)と力カプラ(4)との間に、力の方向を変えるた
    めの手段(14,15)が設けられていることを特徴と
    するレリーズ装置。
  7. 【請求項7】 エネルギー蓄積部材(5)を備え、切離
    しの際にこのエネルギー蓄積部材がエネルギーを放出
    し、反対方向の操作の際にエネルギーを蓄積し、エネル
    ギー蓄積部材が優先する方向に力で付勢可能な構造グル
    ープを備え、更に、ほぼ一方向に沿って移動可能な駆動
    装置を備えている、特に請求項1〜6のいずれか一つに
    記載の、特にクラッチ用のレリーズ装置において、両方
    向が互いにほぼ平行に向くように、構造グループと駆動
    装置が配置されていることを特徴とするレリーズ装置。
  8. 【請求項8】 レリーズ装置、特に駆動装置(2,3)
    がほぼ線形に駆動されるレリーズピストン(2)を備え
    ていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに
    記載のレリーズ装置。
  9. 【請求項9】 レリーズ装置が液圧接続部材のような接
    続部材を介して、切り離される構造グループに間接的に
    接続されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    か一つに記載のレリーズ装置。
  10. 【請求項10】 エネルギー蓄積部材(5)を備え、切
    離しの際にこのエネルギー蓄積部材がエネルギーを放出
    し、反対方向の操作の際にエネルギーを蓄積する、特に
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の、特にクラッチ用
    のレリーズ装置において、少なくとも1個の転動体
    (4)を備え、この転動体が案内面とエネルギー蓄積部
    材(5)に作用連結された傾斜面とによって案内され、
    レリーズ駆動装置(2,3)のプロフィル(2′)と相
    互作用することを特徴とするレリーズ装置。
  11. 【請求項11】 傾斜面とプロフィル(2′)が互いに
    ほぼ反対方向に案内されていることを特徴とする請求項
    10記載のレリーズ装置。
  12. 【請求項12】 転動体(4)が相対的に回転可能に支
    承された少なくとも2つの構造グループ(20,2
    1))を備え、この構造グループの一方が傾斜面に接触
    し、他方がプロフィル(2′)に接触することを特徴と
    する請求項10または11記載のレリーズ装置。
  13. 【請求項13】 転動体(4)が回転可能に支承された
    少なくとも1個のガイド(19)を備え、このガイドが
    案内面と相互作用することを特徴とする請求項10〜1
    2のいずれか一つに記載のレリーズ装置。
JP06715199A 1998-03-13 1999-03-12 特にクラッチ用のレリーズ装置 Expired - Fee Related JP4358346B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19810955 1998-03-13
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