JPH11334334A - ダンパーマウント - Google Patents

ダンパーマウント

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Publication number
JPH11334334A
JPH11334334A JP14983598A JP14983598A JPH11334334A JP H11334334 A JPH11334334 A JP H11334334A JP 14983598 A JP14983598 A JP 14983598A JP 14983598 A JP14983598 A JP 14983598A JP H11334334 A JPH11334334 A JP H11334334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mount
hole
plate
inner cylinder
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP14983598A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Yamazaki
勝 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hokushin Industries Corp, Hokushin Industry Co Ltd filed Critical Hokushin Industries Corp
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Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】振動、乗り心地を悪化させずに、操安性を向上
させたダンパーマウントを提供する。 【課題手段】中央部に貫通孔を有するリング状の第1及
び第2のプレート11,12とこれらのプレートを接着
するリング状マウントラバー13を有するマウント用ブ
ッシュ15一組と、マウント用ブッシュの第2のプレー
トの貫通孔を貫通して第1のプレートの内面の貫通孔周
縁部で両端面を挟持される内筒20と、中心に内筒より
大径の貫通孔を有すると共に第2のプレートに当接する
当接面を有するマウントベース19と、内筒を貫通する
シャフト17とを具備し、マウント用ブッシュ15の第
2のプレートがマウントベース19の貫通孔19aに圧
入固定される軸方向突起部12bを有し、軸方向突起部
12bをマウントベース19の貫通孔19aに圧入する
と共にマウント用ブッシュ及び内筒をシャフトに固定す
ることにより、マウントベースをシャフトに支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の懸架装置等に
使用されるダンパーマウントに関し、振動、乗り心地を
悪化させずに操安性を向上できるように工夫したもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4には、ダブルウィッシュボーン方式
の自動車用懸架装置を示す。同図に示すように、ダンパ
ーユニット50は、車体52とサスペンションアーム5
4との間に設けられており、タイヤ56と車体52との
相対振動を減衰するようになっている。ダンパーユニッ
ト50の頂部には、弾性体を内蔵したダンパーマウント
60が取り付けられており、走行時におけるダンパーユ
ニット50の傾きや衝撃を吸収するようになっている。
【0003】ダンパーマウント60としては、例えば、
特開平7−69022号公報に開示されたものが知られ
ている。
【0004】このダンパーマウント60は、図5に示す
ように、マウントベース62を備えており、該マウント
ベース62の貫通孔62a内には、インナーパイプ64
が挿通されている。マウントベース62の貫通孔62a
の周縁部上下面には、筒形状のマウントラバー65が加
硫接着されている。
【0005】また、マウントラバー65の上下のそれぞ
れには、上側プレート66及び下側プレート68が密着
されている。上側プレート66及び下側プレート68の
中心には、それぞれ貫通孔66a及び68aが形成され
ている。上側プレート66及び下側プレート68の貫通
孔66a及び68aの内径は、インナーパイプ64の外
径と略同一である。
【0006】上側プレート66及び下側プレート68の
貫通孔66a及び68a、並びにこれらを連通する挿通
孔64aには、ロッド70が挿通されている。ロッド7
0には、インナーパイプ64の端面に当接する段差部7
0aが形成される一方、段差部70aの先端側の端部に
は上側プレート66の貫通孔66aから突出する雄ねじ
部70bが形成されている。そして、雄ねじ部70bに
ナット72を螺合することにより、段差部70aとナッ
ト72との間にインナーパイプ64及び上側プレート6
6を介して、マウントラバー65が保持されている。
【0007】かかるダンパーマウント60では、マウン
トベース62は、マウントラバー65を介してロッド7
0に保持されることになり、その軸方向バネ特性、軸直
角方向バネ特性及びこじりバネ特性は、マウントラバー
65の物性に依存して変化する。また、上述した公報に
開示された発明では、マウントラバー65の内周面とイ
ンナーパイプ64の外周面との間にスペースを設け、ま
た、マウントラバー65を上側プレート66及び下側プ
レート68を介して圧縮状態で保持されるようにするこ
とにより、上述した諸特性を改善する点が開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のダンパーマウントでは、マウントベース62に
マウントラバー65を加硫接着する必要があり、製造上
困難が伴うという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、このような事情に鑑
み、振動、乗り心地を悪化させずに、操安性を向上させ
たダンパーマウントを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、中央部に貫通孔を有するリング状の第1及び第2
のプレートとこれら第1及び第2のプレートを接着する
リング状マウントラバーとを有するマウント用ブッシュ
を一組と、前記一組のマウント用ブッシュの前記第2の
プレートの貫通孔を貫通して前記第1のプレートの内面
の前記貫通孔周縁部で両端面を挟持される内筒と、中心
に前記内筒より大径の貫通孔を有すると共に前記第2の
プレートに当接する当接面を有するマウントベースと、
前記内筒を貫通するシャフトとを具備し、前記一組のマ
ウント用ブッシュの前記第2のプレートが前記マウント
ベースの貫通孔に圧入固定される軸方向突起部を有し、
当該軸方向突起部を前記マウントベースの貫通孔に圧入
すると共に前記一組のマウント用ブッシュ及び前記内筒
を前記シャフトに固定することにより、前記マウントベ
ースを前記シャフトに支持することを特徴とするダンパ
ーマウントにある。
【0011】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記マウントラバーの内周面と前記内筒の外周面と
の間には、前記内筒の外周面を径方向内側に付勢するリ
ング状ゴム部材を有することを特徴とするダンパーマウ
ントにある。
【0012】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記マウントラバーは、前記第1のプレート
と前記第2のプレートとの間にリング状のインターリン
グを内蔵することを特徴とするダンパーマウントにあ
る。
【0013】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記内筒の軸方向の長さの変更によ
り、前記マウント用ブッシュの軸方向のバネ定数が変更
できることを特徴とするダンパーマウントにある。
【0014】本発明では、内筒を介してシャフトに支持
される第1のプレートと、マウントラバーの貫通孔に圧
入固定される第2のプレートとを有するマウント用ブッ
シュを一組用いてマウントベースを挟持してシャフトに
固着し、しかも、好適には内筒を径方向外側から押され
るリング状ゴム部材を用いたことにより、軸方向バネ定
数を大きくして操安性を確保すると共に、こじりバネ定
数を小さくして乗り心地を良好に確保することができ
る。
【0015】
【実施の形態】以下に、本発明を実施形態に基づいて詳
細に説明する。
【0016】図1には、本実施例に係るダンパーマウン
トの縦断面図を示す。同図に示すように、ダンパーマウ
ント10は、第1のリング状プレートであるアッパーフ
ランジ11と、第2のリング状プレートであるボトムフ
ランジ12とをマウントラバー13で加硫接着したマウ
ント用ブッシュ15を一組有する。ここで、アッパーフ
ランジ11には、シャフト17の外径と略同一で当該シ
ャフト17により挿通される貫通孔11aを有する。一
方、ボトムフランジ12は、シャフト17より大径の貫
通孔12aを有し、その周縁部にはアッパーフランジ1
1とは逆の軸方向に突設された突起部12bを有する。
また、マウントラバー13の内部には、リング状部材で
あるインターリング16が埋め込まれている。
【0017】マウントベース19は、ボトムフランジ1
2の突起部12bの外周面に嵌合する貫通孔19aを有
し、且つボトムフランジ12のアッパーフランジ11と
は逆側の面と当接する当設部19bが貫通孔19aの軸
方向両端から径方向外側に延設されている。
【0018】また、マウントベース19の貫通孔19a
の内方には、シャフト17が挿通されるインナーパイプ
20が配置され、インナーパイプ20の両端面は、アッ
パーフランジ11の貫通孔11aの周縁部の軸方向内側
により挟持されている。また、インナーパイプ20の軸
方向両端の外周面とマウントラバー13の内周面との間
には、リング状ゴム部材22が挟持されている。このリ
ング状ゴム部材22は、インナーパイプ20の両端の外
周面を径方向から固定するものである。
【0019】そして、一組のマウント用ブッシュ15
は、それぞれボトムフランジ12の突設部12bがマウ
ントベース19の貫通孔19aに圧入されてマウントベ
ース19の当接部19bがボトムフランジ12の外側面
と当接し且つインナーパイプ20の両端面がアッパーフ
ランジ11の貫通孔11aの周縁部に当接した状態で、
アッパーフランジ11の外側の面がシャフト17の段差
部17aとシャフト17の雄ねじ部17bにねじ込まれ
るナット25とにより挟持固定される。
【0020】従って、ボトムフランジ12の突設部12
bがマウントベース19の貫通孔19aに圧入されるこ
とによりボトムフランジ12がマウントベース19に保
持される一方、インナーパイプ20がシャフト17に固
定されることにより、一組のマウント用ブッシュ15を
介してマウントベース19はシャフト17に保持される
ことになる。
【0021】このようなダンパーマウント10における
軸方向の荷重とたわみとの関係を示す軸方向バネ特性を
図2に、軸を揺動する方向のトルクと軸の傾きとの関係
を示すこじりバネ特性を図3に示す。ここで、マウント
ラバー13のゴム材質は、天然ゴム(NR)とし、ゴム
硬度はHs50〜60(JIS A)とした。なお、比
較のため、図5に示したタイプのダンパーマウントにお
ける軸方向バネ特性及びこじりバネ特性をそれぞれ併せ
て示す。
【0022】これらの図に示すように、ダンパーマウン
ト10は、マウント用ブッシュ15を一組にしてマウン
トベース19に固定すると共に、インナーパイプ20の
長手方向の寸法を適宜調節することにより、軸方向のバ
ネ定数を高く設定できるので、従来の1ピースタイプの
ものより、軸方向バネ定数が高いがこじりバネ定数は小
さいという結果を示した。
【0023】また、上述した実施形態では、マウントラ
バー13内にインターリング16を内蔵することによ
り、軸方向のバネ定数をさらに向上させているが、イン
ターリング16は必ずしも設ける必要はない。
【0024】以上説明したように、本実施形態のダンパ
ーマウント10では、インナーパイプ20の長さを調節
することにより、マウントラバー13を軸方向に適度に
圧縮して軸方向のバネ定数のみを大きくできるので、ゴ
ム硬度を著しく大きくしなくても軸方向バネ定数を大き
くすることができ、これにより操安性を確保するができ
ると共に、良好な乗り心地を確保することができるとい
う効果を奏する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、マウン
トラバーを内蔵したマウント用ブッシュを一組用い、こ
れらでマウントベースを挟持してシャフトに保持し、し
かも、マウントラバーの軸方向の圧縮を適宜調整するこ
とができるようにしたので、軸方向バネ定数を大きくし
て操安性を確保すると共に、こじりバネ定数を小さくし
て乗り心地を良好に確保することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のダンパーマウントの縦断面
図である。
【図2】実施形態のダンパーマウントの軸方向荷重とた
わみとの関係を示す図である。
【図3】実施形態のダンパーマウントのトルクと角度と
の関係を示す図である。
【図4】自動車用懸架装置の一例を示す図である。
【図5】従来のダンパーマウントを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ダンパーマウント 11 アッパーフランジ 12 ボトムフランジ 12a 貫通孔 12b 突設部 13 マウントラバー 15 マウント用ブッシュ 17 シャフト 19 マウントベース 19a 貫通孔 19b 当設部 20 インナーパイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に貫通孔を有するリング状の第1
    及び第2のプレートとこれら第1及び第2のプレートを
    接着するリング状マウントラバーとを有するマウント用
    ブッシュを一組と、前記一組のマウント用ブッシュの前
    記第2のプレートの貫通孔を貫通して前記第1のプレー
    トの内面の前記貫通孔周縁部で両端面を挟持される内筒
    と、中心に前記内筒より大径の貫通孔を有すると共に前
    記第2のプレートに当接する当接面を有するマウントベ
    ースと、前記内筒を貫通するシャフトとを具備し、前記
    一組のマウント用ブッシュの前記第2のプレートが前記
    マウントベースの貫通孔に圧入固定される軸方向突起部
    を有し、当該軸方向突起部を前記マウントベースの貫通
    孔に圧入すると共に前記一組のマウント用ブッシュ及び
    前記内筒を前記シャフトに固定することにより、前記マ
    ウントベースを前記シャフトに支持することを特徴とす
    るダンパーマウント。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記マウントラバー
    の内周面と前記内筒の外周面との間には、前記内筒の外
    周面を径方向内側に付勢するリング状ゴム部材を有する
    ことを特徴とするダンパーマウント。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記マウント
    ラバーは、前記第1のプレートと前記第2のプレートと
    の間にリング状のインターリングを内蔵することを特徴
    とするダンパーマウント。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記内
    筒の軸方向の長さの変更により、前記マウント用ブッシ
    ュの軸方向のバネ定数が変更できることを特徴とするダ
    ンパーマウント。
JP14983598A 1998-05-29 1998-05-29 ダンパーマウント Pending JPH11334334A (ja)

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JP14983598A JPH11334334A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 ダンパーマウント

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JP (1) JPH11334334A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235801A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Tokai Rubber Ind Ltd 自動車用燃料電池の組付装置

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