JPH1133283A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

ドラム式洗濯乾燥機

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JPH1133283A
JPH1133283A JP9195901A JP19590197A JPH1133283A JP H1133283 A JPH1133283 A JP H1133283A JP 9195901 A JP9195901 A JP 9195901A JP 19590197 A JP19590197 A JP 19590197A JP H1133283 A JPH1133283 A JP H1133283A
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JP
Japan
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drum
drying
laundry
washing
motor
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JP9195901A
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Inventor
Minoru Miyajima
実 宮島
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手に欠け、また、精度の高い布量検知
は行えないと同時に検知時間が長く、そしてまた、最小
の電力では制御されていなかった。 【解決手段】 洗濯物が投入されているドラム4をモー
タ12が起動するのに要した周波数と電圧を回転速度検
知手段12で検知する第1検知手段と、ドラム4回転数
を洗濯物が張り付く臨界回転数以上まで上昇させ、回転
数が安定したのちにモータ12に制動を行った時点か
ら、ドラム4が停止するまでの時間を検知する第2検知
手段とを具備し、求めた両値を基準に洗濯物の容量検知
を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯から乾燥までを
1つのドラムで行うドラム式洗濯乾燥機に関するもの
で、特にドラム駆動モータにインバータ制御を行いドラ
ム内布量検知と乾燥終了検知制御を制度良く行い、乾燥
工程中の電力を少なくする制御を可能としたドラム式洗
濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラム洗濯にかかわる布量検知
(容量検知)としては、回転ドラム内に給水した実際の
給水量と、基準の給水量との間の差に基づいて、ドラム
内の洗濯物の量(容量)を判定しているものや、洗濯時
に撹拌モータへ供給されている大きな電力より小さな供
給電力で撹拌モータを回転させ、そのときの回転数から
中の布量の大,小を検知する方法や、洗濯物を収容した
ドラムを予め設定された第1の速度に達するまで漸増的
速度で回転するように駆動し、駆動されたモータが設定
された速度に到達した時間と、速度が予め設定された時
間維持され、その後モータ電源供給を遮断し、ドラムが
慣性力により回転し停止するまでの時間から、布量を検
知する方法等がある。
【0003】また、洗濯物を入れたドラムを回転駆動す
るモータ供給電圧を調節して、乾燥工程では洗濯工程の
場合より電圧を低下させる構成にしている。これによ
り、モータの回転トルクは各工程に応じたものになり、
乾燥工程に於いてはモータの無用の電力を削減する方法
等が発明されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、従来の
技術では、布量検知はドラム内に収容された洗濯物に給
水し、実際の給水量と基準の給水量との差に基づいて布
量を判断している。しかし、この方法では使用者が洗濯
する量を見てあらかじめ、それ相応の洗剤量を事前に入
れなければならず使い勝手に欠ける。
【0005】また、撹拌モータに供給する電力により布
量の大小を検知するには、駆動機構の各部の摩擦損失等
の影響は避けきれず精度の高い布量検知は行えない。そ
して、設定されたドラム回転速度までの立ち上がり時間
から、電源供給を遮断されてから慣性回転で停止するま
での時間で布量を判断する方法では、ドラム内の布張り
付き不均衡等で回転時間は大きく変わる可能性があり、
精度の高い布量検知は行えないと同時に検知時間が長い
という問題点もあった。
【0006】そしてまた、乾燥工程中に洗いの供給電圧
の平均値より少なくする方法では、単純に供給電圧の切
換となり乾燥進行状態により徐々に洗濯物の自重が軽く
なることには、考慮されておらず最小の電力では制御さ
れていなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のドラム式洗濯乾
燥機は上記のような課題を解決したもので、洗濯物をド
ラム内に投入し、ドラムを回転駆動するモータを低周波
低電圧から段階的に高くして行き、ドラムが起動したこ
とをモータ内部の回転速度検知手段で検知し、その時の
周波数と印加電圧値を求め、その後ドラムを臨界回転数
まで上昇させ安定回転に達してから制動を行い停止する
までの時間を求め、これら、両値に基づいて布量(洗濯
物の容量)の判断基準を求める構成にしたものであり、
また、乾燥工程中の回転数を一定に保つように、回転速
度検知手段の信号で絶えずモータ適性電圧に変化させ最
小の電力で駆動する構成にしたものである。
【0008】本発明のドラム式洗濯乾燥機は上記構成に
て、ドラムを駆動するモータの起動時の電圧は、布量を
含むドラムの慣性モーメントが大きくベルト等の摩擦損
失が大きいほど電圧は高くなり、また、臨界回転数から
制動を行い停止するまでの時間は、慣性モーメントが大
きくベルト等の摩擦損失が小さいほど長くなり、起動時
の電圧値と臨界回転数から制動を行い停止するまでの時
間とは、慣性モーメントの影響は同じであるが摩擦損失
の影響が相反しているので、両値に基づいて慣性モーメ
ントの影響の変化のみを短時間に検知することができ、
高精度の布量検知(容量検知)が行える。
【0009】上記のように高精度の布量検知を実施する
ことで給水前に使用者への洗剤投入量を知らせることが
可能となる。また、布容量によって洗濯あるいは乾燥工
程でのドラム回転数が設定され効率の良い洗濯、乾燥が
行える。乾燥工程では洗濯工程に比べ洗濯水や布量の含
水量が少なく、モータ供給電圧は少なくて済む。
【0010】そして、モータ回転速度を絶えず確認しド
ラムが一定回転維持できる最小電圧で駆動することで、
乾燥進行と共に変化する布の自重量にも対応した適切な
電圧で無用の電力を削減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のドラム式洗濯乾燥
機の実施の形態を図面とともに説明する。なお、この種
のドラム式洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥までを同一のド
ラムで行えるため洗濯・濯ぎ・脱水・乾燥までの機能を
兼ね備えた洗濯乾燥機の代表的なものとなっている。
【0012】まず、本発明のドラム式洗濯乾燥機の第1
の実施の形態について図1及び図2とともに説明する。
本発明のドラム式洗濯乾燥機は、図1及び図2に示すよ
うに、外箱1の内側に支持ロッド2で吊り下げられた水
槽3と、この水槽3の内側で水平軸を中心に回転するよ
うに配設されたドラム4との二重構造となっている。図
2の5は操作・表示部分であり、この裏側に制御装置6
が取り付けられている。
【0013】水槽3は運転中の振動を吸収するため支持
ロッド2で吊り下げられており、洗濯液や脱水液を貯え
かつ排出する機能を有している。ドラム4はその周壁全
体に洗濯時の給水、脱水時の排水および乾燥時の温風を
通過させるために多数の小孔7が設けられている。
【0014】水槽3の上部には乾燥用ユニット8が取り
付けられており、その乾燥用ユニット8は、内部に温風
を循環させるための送風機およびヒーターを備え、循環
用ダクト9に接続されている。本体の正面には洗濯物を
出し入れするための蓋10が設けられており、この蓋1
0は水槽3との間のパッキン11により密閉する構造と
なっている。12はドラム4を回転させるための駆動モ
ータであり、13は洗濯液等を機外に排出するための排
水ポンプである。14は水槽3と排水ポンプ13の間の
配管経路に設けられた糸屑フィルターケースである。
【0015】洗い工程はドラム4内に洗濯物を入れ、洗
剤ケース15に洗剤を入れ給水により洗剤を溶かし上方
から流し込んで洗濯物に含ませ、ドラム4を低速で正反
転に回転させることにより行われる。また、洗濯液の水
位は水位センサー16により検知される。
【0016】脱水工程はドラム4を高速回転させ、その
遠心力を利用して洗濯物をドラム4の周壁内面に押し付
けることで水はドラム4の小孔7から飛ばされ、水槽3
の内面を伝わってその下部に導かれ、排水ポンプ13に
より機外に排出される。乾燥工程は乾燥ユニット8によ
り加熱され高温となった空気をドラム4内に吹き込みな
がら、ドラム4を低速回転させて実行される。
【0017】操作スイッチ部18は、洗濯機本体17の
前面中央に設けた蓋装置10の上部に設け、使用者が選
択する複数の運転コーススイッチ183,電源スイッチ
181,スタートスイッチ182,乾燥スイッチ18
4,洗濯スイッチ185,予約スイッチ186、温水ス
イッチ187とを備えている。
【0018】制御装置6は、操作スイッチ部18により
入力設定された内容により駆動モータ12、排水ポンプ
13等の被制御部品を制御し、一連の洗濯から乾燥工程
を制御している。そして、制御装置6は、図8に示すよ
うに構成するものであり、図6において、8は乾燥ユニ
ット、12は駆動モータ、121は回転検知部、13は
排水ポンプ、131は循環ポンプ、132はドアロッ
ク、133は給水弁、18は操作スイッチ部、611は
電源プラグ、612は電源スイッチ、613は電源部、
614は報知部(表示部)、615は入力部、617は
マイコン(マイクロコンピュータ、制御部)、618は
駆動回路(ドライブ回路、出力部)、619はインバー
タ回路である。
【0019】蓋装置10は、運転中にロックして開かな
いようになり安全のため洗濯開始から終了までの間は、
蓋装置10が動作し、蓋を開けることはできない。終了
後は把手部(図示せず)を操作することにより、蓋装置
10を開けることができる構造となっている。また、把
手部は蓋本体内に一体構造となっている。そして、蓋ロ
ック装置(図示せず)は、洗濯機本体17内に設けられ
ており蓋本体に設けられた嵌合爪を洗濯機本体17内の
ロック装置で固定される。
【0020】上記のように構成してなるドラム式洗濯乾
燥機に於いて、本発明ではモータ12に内蔵された回転
速度検知器121を用い、ドラム4内に乾燥状態の洗濯
物を投入しモータ12からベルト20を介してドラム4
を回転させる起動電圧と周波数を検知し、臨界回転数か
らの制動(ブレーキング)で停止する時間を上記速度検
知手段で求め布量検知を行う。
【0021】以下、これを用いて動作原理を説明する。
モータ12内に設けられた回転速度検知器121は、一
般的にモータ回転軸に磁石を取り付け、その周りにコイ
ルを巻いた発電タイプのものやホール素子を用いたもの
が多く使用されている。
【0022】また、発電タイプのものでは、コイルに極
数がありモータが一回転すると極数分の信号が速度検知
器より出力され、その信号を制御装置6でカウントし、
モータ回転速度に変換する。この実施の形態の説明では
発電タイプを例にする。
【0023】まず、最初にドラム4内に洗濯物を投入
後、モータ12を図3に示すV/fパターン(出力周波
数に対する出力電圧の比率)に従って徐々に電圧,周波
数をモータに供給し、その都度回転速度検知器121に
よりモータ回転の有無を確認する。
【0024】このとき未だモータ12が起動しない場
合、上記パターンに従い電圧、周波数を高くし回転速度
検知器121からの信号を検知するまで繰り返す。こう
して回転速度検知器121により検知されると、そのと
きの電圧、周波数が制御装置内のマイコン617内に記
憶される。続いて、ドラム回転を臨界回転数以上で回転
させ一定回転数となった時点で制動を行う。
【0025】インバータの制動方式には、回転エネルギ
ーをモータの発電作用を利用して電気エネルギーに変
え、これを抵抗器等で熱エネルギーとして消費させる抵
抗器制動方式と、モータ巻線に直流電流を流しロータで
電力を消費する直流制動方式と、回転エネルギーをモー
タの発電作用を利用して電気エネルギーに変えこれを電
源回路へ返却する回生制動方式がある。
【0026】上記制動方式のいずれかを利用することで
慣性力で回るドラムを短時間に停止することが可能とな
る。こうして制動開始からモータ12が停止するまでの
時間を回転速度検知器121により確認し制御装置6内
マイコンに記憶する。マイコン内ではあらかじめ実験等
で求めた定数により両値の適合するパターンで認識を行
い布容量を算出する。
【0027】上記容量を検知後、制御装置6は図7に示
す表示・操作部18の洗剤量表示部189に示すように
洗剤量を表示し、使用者に洗剤容量を知らせ、それに従
い洗剤を投入し洗濯が開始される。
【0028】次に、本発明のドラム式洗濯乾燥機の第2
の実施の形態を説明する。布容量検知後、制御装置6で
は容量に合った給水量及び洗濯時間を設定し、あらかじ
め使用者が設定した選択コースを実行する。ドラム式洗
濯乾燥機の洗浄方法は、回転するドラム4内に設けられ
た複数のバッフル19に、洗濯物が持ち上げられ落ちる
動作(以下、タンブリングという)を繰り返す、たたき
洗い方式である。
【0029】洗濯物の汚れを取るにはタンブリング回数
が多いほど良くなるが、回数を多くすると逆に洗濯時間
は長くなる。また、逆に洗濯時間を短くすると汚れが落
ちないという問題があるが、布容量の検知を行い容量に
合ったドラム回転数を設定することで上記問題点を軽減
できる。
【0030】すなわち、ドラム回転数と遠心力には図5
に示すような関係があり小容量例えば1kgの時はドラ
ム内に洗濯物が張り付く回転数A点と低く、逆に大容量
例えば5kgと多い場合E点と高くなり、容量と回転数
は比例している。このことから、布容量に適切な回転を
選択することでより多くのタンブリングが得られ洗浄力
と洗濯時間の短縮が行える。
【0031】次に、本発明のドラム式洗濯乾燥機の第3
の実施の形態を説明する。図10は乾燥工程中のモータ
に印加される最小電圧の制御フローチャートであり、図
4はモータに供給される電圧の出力波形を発生する過程
を示す説明図で、三相交流の一相における0°〜180
°の範囲について図示している。
【0032】周波数及び振幅は一定の三角波信号Sとそ
れに同期した三相正弦波信号P1またはPnと比較して
短形波パルスVP1またはVPnを発生させ、それをモ
ータに印加する。ここでモータに印加する電圧は三相正
弦波信号の振幅値Aの大きさを変えることで、任意の電
圧設定が行われる。制御装置6は乾燥工程中の電力を低
くするため例えば、電圧VP1がモータに印加されたと
きの回転速度検知器121を確認する。
【0033】設定の回転速度と相違が無い場合は印加電
圧を(P1)−1する。すなわちP1より低い三相正弦
波波形でモータに印加される短形波パルスを小さくし、
モータの回転数が設定より低くなるまで(P1)−1を
繰り返し最小電圧値を探していく。また、逆にモータ回
転数が低くなった場合は(P1)+1を行い回転の回復
を行い安定した回転を維持する制御を行うものである。
上記制御を行うことで常に最小の電圧駆動が可能となり
無駄な電力を削減できる。
【0034】次に、本発明のドラム式洗濯乾燥機の第4
の実施の形態を説明する。乾燥の終了検知は初期に行っ
た布量検知の基準値を基に乾燥終了を行うもので、図9
のフローチャートをもとに説明する。
【0035】まず、終了検知を行う前に初期の基準値と
別な事前判断値を求める。布量検知段階で起動電圧(V
1)を求めた後に乾燥回転数例えば55rpmで回転が
維持できる最低電圧(V2)を求め、これが事前判断値
(M2)となる。この事前判断値(M2)を基に第3の
実施の形態に記載の制御を行い事前判断値(M2)と現
時点の最低電圧と、比較し両値が等しいかあるいは後者
の値が小さい場合に、最終判断となる布量検知を再び実
行する。これにより初期に得られた値と乾燥後に得られ
た値を比較し最終の乾燥終了の判断を行うものである。
【0036】次に、本発明のドラム式洗濯乾燥機の第5
の実施の形態を説明する。布容量検知後、制御装置では
容量に合った給水量及び洗濯時間を設定しあらかじめ使
用者が設定した選択コースを実行する。ドラム洗濯機の
乾燥方法は、図1に示す乾燥ユニット8からの温風を水
槽内に入れドラム4内部の洗濯物へと導かれる。
【0037】乾燥を促進するには温風と洗濯物との接触
や洗濯物の入れ替わりが多いほど良くなる傾向にある。
このことから回転するドラム内に設けられた複数のバッ
フルによってより多く撹拌されタンブリングされること
が乾燥促進に寄与し、布容量に合ったドラム回転数を設
定することで上記問題点を軽減できる。
【0038】すなわち、ドラム回転数と遠心力には図5
のような関係があり小容量例えば1kgの時はドラム内
に洗濯物が張り付く回転数A点と低く、逆に大容量例え
ば5kgと多い場合E点と高くなり、容量と回転数は比
例関係にあり布容量に適切な回転を選択することで、よ
り多くのタンブリングが得られ乾燥促進と時間の短縮が
行える。
【0039】次に、本発明のドラム式洗濯乾燥機の第6
の実施の形態を説明する。布容量検知後、制御装置6で
は容量に合った給水量及び洗濯時間を設定しあらかじめ
使用者が設定した選択コースを実行する。ドラム洗濯機
の乾燥方法は、第1図に示す乾燥ユニット8からの温風
を水槽内に入れドラム4内部の洗濯物へと導かれる。
【0040】乾燥を促進するには温風と洗濯物との接触
や洗濯物の入れ替わりが多いほど良い。しかしながら、
乾燥初期の洗濯物には多くの水が含まれておりこの状態
で通常の回転を行うとドラム内壁に洗濯物が落とされ布
痛みの原因になる。上記問題を防止するため乾燥初期に
は乾燥回転数を通常回転数以下から行い、乾燥進行とと
もに回転数を定常回転まで上げていく、このような制御
をすることで痛みを防止し皺の少ない乾燥が行える。
【0041】乾燥進行状況判断は、事前に行った布量検
知段階で起動電圧を求めた後に乾燥回転数例えば55r
pmで回転が維持できる最低電圧を求める。この値が洗
濯物の乾燥状態でこの電圧値に近付くにつれて乾燥進行
したと判断され回転数を上げる。
【0042】次に図6に従い動作を説明する。洗濯を終
了し、脱水工程で洗濯物に含まれる水分を除去し乾燥工
程に移る。乾燥工程では、スタート地点は定常より低い
回転からスタートする。乾燥が徐々に進行するとモータ
に印加する電圧は乾燥進行に従い低くなる。例えば乾燥
スタートの電圧Vsから現在の電圧Vn間で変化した場
合、回転数はA→B間で上昇する。このように印加電圧
の電圧値によって回転速度を可変し、乾燥進行状態と密
接連携する事で布痛みをなくし、短時間に乾燥を効率よ
く実施できる。
【0043】
【発明の効果】本発明のドラム式洗濯乾燥機は上記のよ
うな構成であるから、請求項1記載の発明は、ドラムを
回転駆動するモータの起動時の電圧周波数の値と臨界回
転数以上からの制動(ブレーキ)による停止時間との両
値からドラム内の布量判定を求めるのでベルト等の摩擦
損失の影響を少なくできて布検知精度が上がる。また、
停止時間を少なくするため制動(ブレーキ)制御を使用
することで短時間に布量判定が可能となる。
【0044】そして、請求項2記載の発明は、洗濯物を
投入し給水前に布量が判断され洗剤投入量が表示され使
用者に知らされるので使い勝手が向上され、しかも洗濯
の失敗等や洗剤の無駄使い等が防止できる。
【0045】そしてまた、請求項3記載の発明は、検知
された布量で洗濯工程中の回転数をかえることで、洗濯
物が少ない場合にはドラムに張り付く回転数は低くなり
逆に多い場合は回転数が高くなる特性があり、この特性
に合わせた回転数で最大限のタンブリング回転数を得る
ことが可能となり洗浄、すすぎ効果が最大限に発揮でき
る。
【0046】さらに、請求項4記載の発明は、乾燥工程
中にモータ回転数が一定となる最小制御電圧で乾燥工程
中の回転制御を行うことで乾燥初期の回転トルクは乾燥
進行と共に徐々に少なくなって行くそれと合わして最小
限の電圧でドラムが一定回転となる電圧に絶えず制御し
ているので不必要された電力をヒータに明け渡すことで
乾燥時間が短縮される。
【0047】さらにまた、請求項5記載の発明は、布量
検知で検知された値によって乾燥工程時の、布量検知で
の基準データ(起動電圧,駆動周波数)を基に乾燥終了
検知を行うことで精度の良い終了検知が行える。
【0048】また、請求項6記載の発明は、検知された
布量で乾燥工程中の回転数をかえることで、洗濯物が少
ない場合にはドラムに張り付く回転数は低くなり逆に多
い場合は回転数が高くなる特性があり、この特性に合わ
せた回転数で行うことで最大のタンブリング回数が得ら
れ温風と洗濯物との接触回数が増え乾燥効果が最大限に
発揮できる。
【0049】そして、請求項7記載の発明は、布の乾燥
の進行状態によってドラム回転数を変えることで初期は
回転を低くしタンブリング回数を減らし布痛みを抑え乾
燥が進むと回転を高めにして皺を防止すると同時にむら
なく温風が行き渡り効率の良い乾燥ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を示
す要部正面図である。
【図2】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を示
す要部側面図である。
【図3】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を示
すインバータモータのV/fの特性図である。
【図4】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を示
すインバータモータの印加電圧発生の原理図である。
【図5】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を示
す洗濯物が張り付く回転数の説明図である。
【図6】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を示
す乾燥工程での印加電圧と回転速度の制御状態の説明図
である。
【図7】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を示
す洗剤量表示例の説明図である。
【図8】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を示
す制御装置のブロック図である。
【図9】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を示
す乾燥工程での終了検知判定のフローチャートである。
【図10】本発明のドラム式洗濯乾燥機の実施の形態を
示す乾燥工程での最小電力制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1 外箱 3 水槽 4 ドラム 6 制御装置 7 小孔 8 乾燥用ユニット 12 駆動モータ 121 回転速度検知器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に配設された水槽と、水槽内で水
    平軸を中心に回転可能に支持された多数の小孔を有する
    ドラムと、ドラム内の洗濯物を乾燥させるヒータとを備
    え、洗濯から乾燥までを同一のドラムで行うドラム式洗
    濯乾燥機に於いて、モータを駆動制御する制御手段と、
    モータの回転速度を検知する回転速度検知手段と、洗濯
    物が投入されているドラムをモータが起動するのに要し
    た周波数と電圧を上記回転速度検知手段で検知する第1
    検知手段と、ドラム回転数を洗濯物が張り付く臨界回転
    数以上まで上昇させ、回転数が安定したのちにモータに
    制動を行った時点から、ドラムが停止するまでの時間を
    検知する第2検知手段とを具備し、求めた両値を基準に
    洗濯物の容量検知を行うことを特徴とするドラム式洗濯
    乾燥機。
  2. 【請求項2】 上記ドラム内の洗濯物の容量検知後に洗
    濯容量に合った洗剤投入量の表示をする表示手段を具備
    してなることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯
    乾燥機。
  3. 【請求項3】 上記検知された洗濯物の容量に応じて洗
    濯工程時のドラム回転数を決定することを特徴とする請
    求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 上記洗濯物の洗濯工程・乾燥工程を認識
    する手段を備え、乾燥工程中にモータ回転数が一定とな
    る最小電圧で回転制御を行うことを特徴とする請求項1
    記載のドラム式洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 上記洗濯物の乾燥工程時に検知された容
    量値と、最初に検知した基準値を基に乾燥終了検知を行
    うことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯乾燥
    機。
  6. 【請求項6】 上記洗濯物の検知された容量に応じて乾
    燥工程時のドラム回転数を決定することを特徴とする請
    求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。
  7. 【請求項7】 上記洗濯物の乾燥進行状態によってドラ
    ム回転数を決定することを特徴とする請求項1記載のド
    ラム式洗濯乾燥機。
JP9195901A 1997-07-22 1997-07-22 ドラム式洗濯乾燥機 Pending JPH1133283A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006223834A (ja) * 2005-02-14 2006-08-31 Lg Electronics Inc ドラム洗濯機及びその布量感知方法
JP2009011559A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Sharp Corp ドラム式洗濯機
KR101242798B1 (ko) * 2005-01-26 2013-03-12 베에스하 보쉬 운트 지멘스 하우스게랫테 게엠베하 함침 공정 뒤에 텍스타일을 스핀건조하기 위한 방법
JP2013128635A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Panasonic Corp ドラム式洗濯機

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