JPH1133174A - パチンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造 - Google Patents

パチンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造

Info

Publication number
JPH1133174A
JPH1133174A JP21001297A JP21001297A JPH1133174A JP H1133174 A JPH1133174 A JP H1133174A JP 21001297 A JP21001297 A JP 21001297A JP 21001297 A JP21001297 A JP 21001297A JP H1133174 A JPH1133174 A JP H1133174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
game
flowdown
game ball
game board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21001297A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
Fumiyoshi Taki
文良 滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansei KK
Original Assignee
Sansei KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sansei KK filed Critical Sansei KK
Priority to JP21001297A priority Critical patent/JPH1133174A/ja
Publication of JPH1133174A publication Critical patent/JPH1133174A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機特有の趣向感を損なうことな
く、パチンコ遊技機1台当たりの障害釘の使用量を低減
することが可能なパチンコ遊技機における遊技盤面の遊
技球流下構造を提供すること。 【解決手段】 球誘導レールで囲まれ、各種の入賞口、
入賞装置もしくは図柄表示装置が設けられた遊技盤14
面の遊技領域に、遊技球を転動流下させる障害釘68、
68・・・を部分的に設ける一方で、該障害釘68、6
8・・・に代えて、遊技球の転動流下方向を規制するた
めの球流下規制部材(例えば、複数個の入賞口61、6
1・・・を囲む側壁62a、62b及び該側壁62a、
62bの内側に固着された遊技球の流下方向に併設され
る複数段の流下棚62c、62c・・・からなる球流下
規制部材62、遊技球をジグザグに流下させるための複
数段の流下樋64、64・・・からなる球流下規制部材
63)を配設するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、さらに詳しくは、遊技盤面の球誘導レールで囲ま
れた遊技領域に各種の入賞口、入賞装置もしくは図柄表
示装置が設けられたパチンコ遊技機における遊技盤面の
遊技球流下構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ遊技機は、例え
ば、図4に示したように、遊技盤14面の内レール41
と外レール42とで囲まれた遊技領域に、天入賞口64
や、左右の袖入賞口65a、65b等の各種の入賞口、
第1種始動入賞口51、第1種特別電動役物52、普通
電動役物(第1種始動入賞口)53等の入賞装置、ある
いは特別図柄表示装置50、普通図柄表示装置57等の
各種の図柄表示装置が設けられている。
【0003】そして、遊技盤14面には、打球発射装置
によって弾発発射された遊技球の落下してくる方向を無
作為に変更させたり、打球の流下速度及び方向を変化さ
せる風車67、67や障害釘68、68・・・、あるい
は遊技の演出効果を高めるため、ある一定の条件発生を
契機として点灯(点滅)するランプ風車69、69等が
設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技盤
面の遊技領域を不規則に転動流下する遊技球の転動方向
及び速度を十分に制御するためには、パチンコ遊技機一
台当たり、極めて多数の障害釘を植設する必要があっ
た。例えば、図4の遊技盤においては、1台当たり約2
00本の障害釘を必要とする。しかも、障害釘の植設位
置、植設方向及び植設角度によって、遊技球が障害釘の
左右に振り分けられる確率が大きく変動するため、障害
釘の植設作業には高度の正確さが要求され、パチンコ遊
技機の製造経費のかなりの割合を占めているという問題
があった。
【0005】また、パチンコ遊技場においては、遊技盤
面上に植設された障害釘の向きを調整することにより、
遊技盤上を転動流下する遊技球の転動速度及び方向を変
化させ、これによって入賞口や入賞装置への入賞頻度を
調節することが行われているが、障害釘の植設本数が多
ければ多いほど、1台当たりの障害釘の調整に要する時
間が長くなり、保守、点検作業が繁雑になるという問題
があった。
【0006】一方、遊技盤上に植設する障害釘の本数を
減らせば、上述の問題は回避できる。しかしながら、障
害釘の本数を減らすと、遊技球と障害釘との衝突頻度が
減少し、遊技球の転動流下状態が単調となり、パチンコ
遊技機特有の趣向感が失われるという問題があった。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、パチン
コ遊技機特有の趣向感を失うことなく、障害釘の植設本
数を減らすことにより、製造経費を低減することを可能
とするパチンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構
造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に係るパチンコ遊技機における遊技盤面の遊
技球流下構造は、遊技盤面の球誘導レールで囲まれた遊
技領域に各種の入賞口、入賞装置もしくは図柄表示装置
が設けられているものであって、該遊技領域には、遊技
球を転動流下させる障害釘が部分的に設けられる一方
で、該障害釘に代わり遊技球の転動流下方向を規制する
球流下規制部材が配設されていることを要旨とするもの
である。
【0009】上記構成を有するパチンコ遊技機における
遊技盤面の遊技球流下構造によれば、遊技盤面の遊技領
域に遊技球を転動流下させる障害釘が部分的に設けられ
る一方で、該障害釘に代わり遊技球の転動流下方向を規
制する球流下規制部材が配設されているので、パチンコ
遊技機1台当たりに使用する障害釘の本数を著しく低減
することができ、遊技盤の製造経費を削減することが可
能となる。また、障害釘の植設本数が少なくなるので、
パチンコ遊技場における保守、点検の作業が簡略化され
る。
【0010】しかも、勝敗に直結する入賞口や入賞装置
の周囲には障害釘を植設し、釘の向きを調節することに
より入賞口等への入賞頻度を調節するようにすれば、パ
チンコ遊技機特有の趣向感が失われることもない。
【0011】また、遊技盤上に障害釘に代えて遊技球の
転動流下方向を規制する球流下規制部材が配設されてい
るので、該球流下規制部材によって遊技球の転動流下方
向及び速度が規制、制御され、遊技球の動きに不規則
性、非予測性が与えられる。その結果、パチンコ遊技機
に斬新な趣向感を与えることが可能となる。
【0012】ここで、「球流下規制部材」とは、遊技球
の転動流下方向及び速度を切替誘導可能な部材の集合体
を意味し、例えば、所定の径を有する杭を所定間隔で並
べたものや、所定の幅、厚さを有する板を所定角度及び
間隔で配列したもの、あるいは、これらの組み合わせ等
が好適なものとして挙げられる。さらには、これらの各
部材もしくはその集合体全体に回転、往復運動等を付与
する可動機構を備えたものでもよく、要するに遊技球の
動きに不規則性と非予測性を付与できるものであれば足
り、特に、これらに限定されるものではない。
【0013】しかしながら、前記球流下規制部材は、遊
技球の流下方向に併設される複数個の入賞口を囲む側壁
板と、該側壁板の内側に固着された複数段からなる遊技
球の流下棚とが設けられたものであることが特に望まし
い。このような構成の球流下規制部材を用いることによ
り、側壁板に囲まれた領域に侵入した遊技球の入賞口へ
の入賞確率を増大させることが可能になると供に、流下
棚により遊技球の動きに不規則性、非予測性が与えら
れ、パチンコ遊技機に斬新な趣向感を与えることが可能
となるからである。
【0014】また、前記球流下規制部材は、遊技球をジ
グザグに流下させる複数段からなる流下樋が設けられた
ものであることが特に望ましい。このような構成の球流
下規制部材を用いることにより、障害釘の植設本数を低
減できると供に、流下樋により遊技球の動きに不規則
性、非予測性が与えられ、パチンコ遊技機に斬新な趣向
感を与えることが可能となるからである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用さ
れるパチンコ遊技機の正面図、図2は、その外観斜視図
を示したものである。パチンコ遊技機10は、遊技機本
体側部を構成する外枠11と、該外枠の前面部に開閉可
能に取付られる内枠12とを備え、その内枠12の額縁
状に形成された開口内周縁には、金枠13が嵌められる
と共に、その金枠13には、遊技盤14の前面を覆うガ
ラス扉15が開閉可能に設けられる。
【0016】そして、ガラス扉15の下方位置には、打
球発射装置に供給される遊技球を貯留するための受け皿
(上受け皿)16が取り付けられ、さらにその下方に
は、賞品球の排出時に上受け皿16から溢れた球を貯留
するための球受け皿(下受け皿)17が設けられてい
る。なお、上受け皿16に設けられる球抜けボタン18
の操作により、上受け皿16内の遊技球が下受け皿17
に向けて抜き落とされる。
【0017】下受け皿17の図中右側位置には、遊技球
を遊技盤14面に向けて弾発発射する発射レバー20が
設けられ、この発射レバー20には、遊技球を一球毎に
発射するための単発スイッチ21が備えられる。発射レ
バー20の回動操作する量に応じて、遊技球を遊技盤1
4面に向けて弾発発射する程度が調整されると共に、所
定回動位置の検出により発射電源が投入されるようにな
っている。
【0018】前記内枠12の上辺縁から図中右側辺縁に
は、合成樹脂製のレンズ体で構成される枠トップ飾り2
3が設けられ、この枠トップ飾り23の内部には、枠飾
りランプ24、24、・・・や、前記ガラス扉15開閉
用の鍵穴25の周囲を飾る鍵飾りランプ26が設けられ
ている。
【0019】パチンコ遊技機10の一側には、プリペイ
ドカードによる球貸機(以下、「プリペイドカードユニ
ット」と称する)30が設置される。このプリペイドカ
ードユニット30は、1台の遊技機に1台づつ設置され
る。このプリペイドカードユニット30の設置に対応し
て、パチンコ遊技機10の前記上受け皿16には、プリ
ペイドカードによる遊技球の貸し出し操作を行うための
球貸し操作部31が設けられ、この球貸し操作部31に
は、プリペイドカードによる球貸し出しを操作する球貸
し出しボタン32、その球貸し出しの可能状態を示す球
貸し出しボタンランプ33、プリペイドカードを排出さ
せるカード返却ボタン34、プリペイドカードの残高表
示、及びエラー表示を行う度数表示部35等が備えられ
ている。
【0020】プリペイドカードの使用に際しては、プリ
ペイドカードユニット30に備えられるカード利用可表
示ランプ36の点灯中にカード挿入口37にプリペイド
カードを挿入し、金額設定ボタン38を操作することに
より、貸出金額(100円、200円、300円、50
0円等)を選択することができる。前記上受け皿16に
備えられる球貸し操作部31の球貸し出しボタン32を
操作することにより、予め選択された金額の遊技球が貸
し出されることになる。
【0021】前記内枠12の前面に設けられる遊技盤1
4は、遊技盤面に装着された金属製の内レール41、打
球槌により打球発射位置より弾発発射された遊技球を盤
面に向けて誘導するための外レール42、打球位置及び
発射レールより転動し遊技盤面に至った球の跳ね返り作
用により再び打球が発射レールや打球位置に戻ることを
防止するファール止43、打球位置より転動してきた過
大な飛送力を有する球を遊技盤右上部において衝撃を吸
収しつつ停止阻止し、遊技盤面下に向けて落下させる返
しゴム44等によりその周囲が構成され、その内側に遊
技領域が形成される。
【0022】図3は、遊技盤面の詳細な構成を示したも
のである。遊技盤14の遊技領域のほぼ中央に設けられ
た中央図柄表示装置49は、特別図柄表示装置50と、
普通図柄表示装置57とを備えている。特別図柄表示装
置50は、液晶、回転ドラム等により図柄変動される3
つの特別図柄表示部(図中、左から順に、左図柄表示部
50A、中図柄表示部50B、右図柄表示部50C)が
設けられる。また、普通図柄表示装置57は、7セグデ
ジタル表示により複数の図柄(通常、6種類程度)を表
示できるようになっている。
【0023】尚、特別図柄表示装置50の両側部には、
特別図柄用記憶表示LED(貯留ランプ)56a〜56
dが設けられ、普通図柄表示装置57の両側部には、普
通図柄用記憶表示LED(貯留ランプ)58a〜58d
が設けられている。
【0024】中央図柄表示装置49の真下には、第1種
始動入賞口51が設けられ、この第1種始動入賞口51
には、所定角度まで開閉可能な左右一対の可動翼片5
3、53が備えられている。該可動翼片53、53は、
通常、図3の点線に示すように、上方を向いており、第
1種始動入賞口51へは上方向からのみ遊技球が入賞で
きるようになっている。
【0025】さらに、第1種始動入賞口51の下方位置
には、第1種特別電動役物52が設けられている。第1
種特別電動役物52は、通常は閉じている大入賞口54
と、その大入賞口54が開放されたときに遊技球の入賞
が可能な特定領域入賞口55とを備えている。
【0026】遊技盤14面の両サイド位置には、それぞ
れ複数の入賞口61、61・・・が縦方向に等間隔で併
設された普通役物60、60が備えられる。該普通役物
60、60は、側方からの遊技球の進入を阻止するため
の左右側壁板62a、62bの内壁面に下向き傾斜状の
流下棚62c、62c・・・が複数段にわたって設けら
れた第1の球流下規制部材62によって囲まれている。
そして、該第1の球流下規制部材62の開放上端部に
は、遊技球をこの普通役物60、60へ誘導可能となる
ように障害釘68、68・・・が配設されている。該各
普通役物60、60の各入賞口61、61・・・への遊
技球の入賞は、前記普通図柄表示装置57の図柄変動を
開始させるものである。
【0027】一方、第1種始動入賞口51と普通役物6
0、60との間には、第2の球流下規制部材63、63
が設けられている。該球流下規制部材63、63は、障
害釘68、68・・・の代わりに、転動流下する遊技球
の速度及び方向を切替誘導する機能を有するものであ
り、本実施例の場合は、長さの異なる複数段からなる流
下樋64、64・・・を両サイドから中央に向けて下向
き傾斜状に配設し、途中、遊技球の落下口64a、64
a・・・が形成されている。これにより、遊技球の大半
が第1種特別電動役物52に集中するようになると供
に、遊技球の一部は、流下樋64、64・・・の落下口
64a、64a・・・からそのまま真下に落下するの
で、遊技球の動きに不規則性と非予測性を与えることが
可能となる。
【0028】障害釘68は、前記普通役物60、60・
・・の真上位置に植設されているほか、遊技球の入賞の
妨害及び誘導のため、第1種始動入賞口51の真上位置
及び両側部に植設されている。また、大入賞口54の開
放動作の継続を容易化するため、大当たり時に特定領域
入賞口55に遊技球が集中するよう、第1種特別電動役
物52の真上位置に植設されているのみである。
【0029】その他、遊技盤14上には、前記中央図柄
表示装置49の左右両側上部及び両側下部に、それぞれ
遊技の演出効果を高めるためにある一定の遊技状態を契
機として点灯(点滅)を行うランプ風車69、69、及
び遊技球の流下速度及び方向を変化させるための風車6
7、67、が設けられている。また、遊技盤14の下端
には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球(アウト
球)を回収し、集合処理するアウト口71が設けられて
いる。
【0030】さらに、遊技盤14の遊技領域外側には、
入賞の発生により払出される賞球数を表示する賞球表示
部72、賞球の払い出し動作時に点灯(点滅)表示駆動
される球払い出しLED73、タンクやタンクレール上
の遊技球が所定量以下になったときに点灯(点滅)し、
その旨を表示する球切れLED74等が設けられてい
る。
【0031】次に、上記構成を有するパチンコ遊技機に
よる遊技状態について説明する。遊技者が発射レバー2
0を用いて遊技球を弾発発射させると、遊技球は、遊技
盤14上を転動流下し、その一部は、中央図柄表示装置
49の両側面部を通り、あるいは、中央図柄表示装置4
9の両側下部に設けられた風車67、67により遊技球
がはね飛ばされて、第1種始動入賞口51の真上に誘導
される。そして、第1種始動入賞口51の真上には、遊
技球の入賞を妨害するための左右一対の障害釘68、6
8が植設されており、タイミング良く障害釘68、68
の間に落下した遊技球のみが第1種始動入賞口51内に
入賞することが可能となる。
【0032】一方、中央図柄表示装置49の側壁部及び
ランプ風車67、67にはね飛ばされた遊技球の一部
は、遊技盤14の両側部に設けられた普通役物60、6
0へと向かう。普通役物60、60の真上に落下した遊
技球の大半は、普通役物60、60上に植設された障害
釘68、68・・・により、普通役物60、60内部へ
の進入を妨害される。遊技球の一部は、タイミング良く
障害釘68、68・・・を通過するが、その大半は、左
右側壁板62a、62b及び流下棚62c、62c・・
・に転動方向及び速度を変えられながら、真下に落下
し、障害釘68、68・・・を通過した遊技球の一部の
みが、いずれかの入賞口61に入賞する。
【0033】そして、遊技球がいずれかの入賞口61に
入賞すると、普通図柄表示装置57が変動を始め、一定
時間経過後に停止する。停止時の図柄が所定の図柄でな
い場合は、「はずれ」となり、次の入賞口61への入賞
を待って、図柄の変動、停止を繰り返す。一方、所定の
図柄(例えば、「7」)で停止した場合には、「当た
り」となり、第1種始動入賞口51に備えられた可動翼
片53、53が、図3の実線で示すように、一定時間開
放され、第1種始動入賞口51への入賞頻度が著しく増
大するようになる。なお、普通図柄表示装置57が変動
中に入賞口61に遊技球が入賞した場合には、その入賞
個数が最大4個まで記憶され、普通図柄用記憶表示LE
D58a〜58dが点灯すると供に、その記憶された回
数分だけ、普通図柄表示装置57の変動、停止が繰り返
される。
【0034】第1種始動入賞口51に遊技球が入賞する
と、特定図柄表示装置50に設けられた3つの図柄表示
部50A、50B、50Cが変動を始め、一定時間経過
後に各図柄が停止する。図柄が特定の図柄で揃わなかっ
た場合は、「はずれ」となり、第1種特別電動役物52
は作動せず、次の第1種始動入賞口51への入賞を待っ
て、再度、図柄の変動、停止を繰り返す。なお、特定図
柄表示装置50が変動中に第1種始動入賞口51に遊技
球が入賞した場合には、その入賞個数が最大4個まで記
憶され、特定図柄用記憶表示LED56a〜56dが点
灯すると供に、その記憶された回数分だけ、特定図柄表
示装置50の変動、停止が繰り返される。
【0035】一方、図柄が特定の図柄で揃った場合に
は、「大当たり」となり、第1種特別電動役物52が作
動を開始する。「大当たり」が発生すると、第1種特別
電動役物52に備えられた大入賞口54が一定時間(通
常、30秒程度)開放される。第1種特別電動役物52
上に設けられた第2の球流下規制部材63は、遊技球が
大入賞口54に集中するように構成され、又、第1種特
別電動役物52の真上位置に植設された障害釘68、6
8・・・は、遊技球が大入賞口54内の特定領域入賞口
55に集中するように構成されているので、一旦大当た
りが発生すると、大量の遊技球が大入賞口54及び特定
領域入賞口55に流れ込むようになる。通常は、一定時
間経過前であっても、大入賞口54に一定数量の入賞が
あった時点で、大入賞口54が閉じるようになってい
る。
【0036】そして、大入賞口54が開放中又は閉じた
後に、遊技球が特定領域入賞口55に入賞したか否かが
判定される。特定領域入賞口55に入賞した場合には、
大入賞口54の開放動作終了後、再度、大入賞口54の
開放動作が行われる。そして、「大入賞口54の開放・
特定領域入賞口55への入賞」動作が所定回数繰り返さ
れるか、あるいは、特定領域入賞口55へ遊技球が入賞
することなく大入賞口54が閉じることにより、「大当
たり」動作が終了するものである。
【0037】以上のように、上記実施の形態に係るパチ
ンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造によれ
ば、パチンコ遊技機特有の趣向感を損なうことなく、パ
チンコ遊技機1台当たりの障害釘の消費量を大幅に削減
することが可能になるとともに、役物と球流下規制部材
との適宜な組み合わせにより、斬新な趣向感をパチンコ
遊技機に与えることが可能となる。
【0038】なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内で、種々の改変が可能である。例えば、上記実施の
形態では、いわゆるフィーバータイプのパチンコ遊技機
について適用した例について説明したが、役物の種類は
これに限定されるものではなく、各種の役物を備えたパ
チンコ遊技機に適用することができる。また、障害釘の
配列や本数、球流下規制部材の形状や配置等も、遊技盤
上に配置する役物の種類に応じて適宜変更することが可
能であり、上記実施の形態に何ら限定されるものではな
い。
【0039】さらに、上記実施の形態では、長さの異な
る板状の側壁板、流下棚、流下樋を固着させた球流下規
制部材を採用しているが、一定の径を有する杭を配置し
た球流下規制部材としたり、あるいは、これらの部材を
配置した球流下規制部材全体に回転、往復運動等を行わ
せたり、球流下規制部材に設けられた側壁板、流下棚、
流下樋、杭等を可動とする機構等をさらに追加してもよ
く、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るパチンコ遊技機における遊
技盤面の遊技球流下構造によれば、遊技盤面の入賞口あ
るいは入賞装置の始動口など、限られた部位にのみ障害
釘を植設し、それ以外の領域では、障害釘に代えて球流
下規制部材を設けて遊技球の転動流下方向を規制(制
御)するようにしたので、パチンコ遊技機1台当たりの
障害釘の消費量を大幅に削減でき、これによりパチンコ
遊技機の製造経費を低減することが可能となる。
【0041】また、障害釘の全部を遊技盤から取り除か
ないようにした構造でもあるので、遊技球が障害釘に衝
突することに伴って生ずるパチンコ遊技機特有の趣向感
をそのまま維持できるという効果がある。
【0042】さらに、障害釘に代えて遊技球の転動流下
する状態を球流下規制部材により制御するようにしたの
で、斬新な趣向感をパチンコ遊技機に与えることができ
るとともに、各種役物との組み合わせにより遊技盤自体
の趣向感を新規なものに設定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】図1の外観斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るパチンコ遊技機に
おける遊技盤の平面図である。
【図4】従来の実施の形態に係るパチンコ遊技機におけ
る遊技盤の平面図である。
【符号の説明】
50 特別図柄表示装置 51 第1種始動入賞口 52 第1種特別電動役物 54 大入賞口 57 普通図柄表示装置 60 普通役物 61 入賞口 62 球流下規制部材 62a 左側壁板 62b 右側壁板 62c 流下棚 63 球流下規制部材 64 流下樋 68 障害釘

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面の球誘導レールで囲まれた遊技
    領域に各種の入賞口、入賞装置もしくは図柄表示装置が
    設けられているものであって、該遊技領域には、遊技球
    を転動流下させる障害釘が部分的に設けられる一方で、
    該障害釘に代わり遊技球の転動流下方向を規制する球流
    下規制部材が配設されていることを特徴とするパチンコ
    遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造。
  2. 【請求項2】 前記球流下規制部材は、遊技球の流下方
    向に併設される複数個の入賞口を囲む側壁板と、該側壁
    板の内側に固着された複数段からなる遊技球の流下棚と
    が設けられたものであることを特徴とする請求項1記載
    のパチンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造。
  3. 【請求項3】 前記球流下規制部材は、遊技球をジグザ
    グ状に流下させる複数段からなる流下樋が設けられたも
    のであることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技
    機における遊技盤面の遊技球流下構造。
JP21001297A 1997-07-17 1997-07-17 パチンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造 Pending JPH1133174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21001297A JPH1133174A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 パチンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21001297A JPH1133174A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 パチンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1133174A true JPH1133174A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16582374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21001297A Pending JPH1133174A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 パチンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1133174A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010234009A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2019013823A (ja) * 2018-10-31 2019-01-31 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010234009A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2019013823A (ja) * 2018-10-31 2019-01-31 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5667217A (en) Roll-down arcade game
US20010024970A1 (en) Electronic video gambling device with player controlled amusement feature
JP5215809B2 (ja) 弾球遊技機
JP3339809B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2799556B2 (ja) 弾球遊技機
JP2003154086A (ja) 遊技機
WO2007108310A1 (ja) 遊技機
JPH1133174A (ja) パチンコ遊技機における遊技盤面の遊技球流下構造
JP2006051290A (ja) 弾球遊技機
JP2003251013A (ja) パチンコ遊技機
JP6745146B2 (ja) 遊技機
JP4598497B2 (ja) 遊技機
JPH10211315A (ja) アレンジボール機
JP2000070454A (ja) 遊技機
JP2000325580A (ja) 遊技機
JP3005274B2 (ja) 弾球遊技機
JP2000167136A (ja) パチンコ遊技機
JP4046150B2 (ja) 組合せ式弾球遊技機
JP2017099430A (ja) 遊技機
JP2005080823A (ja) 遊技機
JP3568200B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2825853B2 (ja) 弾球遊技機
JP4049334B2 (ja) 組合せ式弾球遊技機
JP2000197745A (ja) パチンコ遊技機
JPH0418626Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20040628

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Effective date: 20040629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080229

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080310

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080630

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02