JPH11324481A - 挟み込み防止機能を有するパワーウインドウ装置 - Google Patents

挟み込み防止機能を有するパワーウインドウ装置

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JPH11324481A
JPH11324481A JP10138748A JP13874898A JPH11324481A JP H11324481 A JPH11324481 A JP H11324481A JP 10138748 A JP10138748 A JP 10138748A JP 13874898 A JP13874898 A JP 13874898A JP H11324481 A JPH11324481 A JP H11324481A
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JP
Japan
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speed
speed fluctuation
threshold value
power window
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JP10138748A
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English (en)
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Noriaki Terajima
規朗 寺島
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/08Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors
    • H02H7/085Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load
    • H02H7/0851Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load for motors actuating a movable member between two end positions, e.g. detecting an end position or obstruction by overload signal
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/006Calibration or setting of parameters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/08Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors
    • H02H7/093Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against increase beyond, or decrease below, a predetermined level of rotational speed

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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路規模の増大やプログラミング工数の増大を
抑止しつつ挟み込み以外の要因による回転速度変動の挟
み込み判定への影響を軽減可能な挟み込み防止機能を有
するパワーウインドウ装置を提供すること。 【解決手段】速度変動率の算出値(S122)及び検出
あるいは算出された窓位置(S116)に基づいてしき
い値を補正(S126)し、この補正されたしきい値と
算出された速度変動率とを比較することによりモータの
閉動動作時の速度変動率が(特に回転速度の減少方向
へ)しきい値より増大する場合に挟み込みと判定する
(S128)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のパワーウイ
ンドウやスライドルーフなどに適用される挟み込み防止
機能を有するパワーウインドウ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーウインドウ装置の挟み込み防止装
置として、実願平5−53088号公報は、ウインドウ
昇降用モータの回転角度を示すパルスの入力毎に速度変
動率を算出して記憶し、直近の閉動回転速度及び記憶し
た速度変動率から現時点の回転速度を予測して予測現在
速度とし、この予測現在速度が検出現在速度未満の場合
に挟み込みと判定して窓を下降させることを提案してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウイン
ドウ昇降用モータの回転速度は、電圧や雰囲気温度等の
外的条件の影響により変動するので、予測回転速度と検
出回転速度との比較を行う上記従来技術の方法では、上
記回転速度の変動(挟み込み以外による変動)により挟
み込み判定精度が低下するという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、挟み込み以外の要因による回転速度変動の挟み込
み判定への影響を軽減可能な挟み込み防止機能を有する
パワーウインドウ装置を提供することを、その目的とし
ている。もちろん、上記従来技術においても、上記各種
外的条件と回転速度との関係を予め記憶しておき、この
記憶データに基づいて検出回転速度を補正すれば上記外
的条件変動の挟み込み判定への悪影響を軽減できる筈で
あるが、回路規模の増大、プログラミング工数が増大す
るという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、回路規模の増大やプログラミング工数の増大を抑
止しつつ挟み込み以外の要因による回転速度変動の挟み
込み判定への影響を軽減可能な挟み込み防止機能を有す
るパワーウインドウ装置を提供することを、その目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成によ
れば、速度変動率の算出値及び検出あるいは算出された
窓位置に基づいて速度変動率またはしきい値を補正し、
この少なくとも一方が補正された速度変動率及びしきい
値を互いに比較することによりモータの閉動動作時の速
度変動率が(特に回転速度の減少方向へ)しきい値より
増大する場合に挟み込みと判定する。すなわち、本構成
によれば、算出した回転速度(V)ではなく、その速度
変動率(ΔV/Δt)により挟み込み判定を行ってい
る。
【0007】このようにすれば、従来の回転速度に基づ
いて挟み込み判定を行う場合に比較して電圧や雰囲気温
度等の外的条件の影響による挟み込み判定精度の低下を
防止することができる。更に具体的に説明すると、速度
変動率は、今回検出した回転速度Vpと、前回検出した
回転速度Vbとの差を抽出する。したがって、外的条件
変動により今回検出した回転速度Vpが、外的条件変動
がない場合の今回検出した回転速度Vp0と外的条件変
動による変化分ΔVpとの和であり、外的条件変動によ
り前回検出した回転速度Vbが、外的条件変動がない場
合の前回検出した回転速度Vb0と外的条件変動による
その変化分ΔVbとの和であると仮定すれば、速度変動
率(ΔV/Δt)は次式で表される。
【0008】 ΔV/Δt=(Vp0+ΔVp−Vb0−ΔVb)/Δt =(Vp0+ΔVp−Vb0−ΔVb)/Δt ={(Vp0−Vb0)/Δt}+{(ΔVp−ΔVb)/Δt} 一般に、前回速度検出時と今回の速度検出時とにおける
上記外的条件の変化は小さいので、速度変動率(ΔV/
Δt)に対する外的条件変動の影響は小さくなる。
【0009】あるいは、速度変動率(ΔV/Δt)は、
現時点以前に算出した回転速度をVb、現時点の回転速
度をVpとすれば、は次式で表される。 ΔV/Δt={Vb/Vp}−1 すなわち、速度変動率は、今回検出した回転速度Vp
と、前回検出した回転速度Vbとの比に比例する。した
がって、外的条件変動により今回検出した回転速度Vp
が、外的条件変動がない場合の今回検出した回転速度V
p0に、外的条件変動による変化係数kpを掛けたもの
とし、外的条件変動により前回検出した回転速度Vb
が、外的条件変動がない場合の前回検出した回転速度V
b0に、外的条件変動による変化係数kbを掛けたもの
と仮定すれば、速度変動率(ΔV/Δt)は次式で表さ
れる。
【0010】 ΔV/Δt={Vb/Vp}−1 ={kbVb0/kpVp0}−1 一般に、前回速度検出時と今回の速度検出時とにおける
上記外的条件の変化は小さいとすれば、速度変動率(Δ
V/Δt)に対する外的条件変動の影響は小さくなる。
【0011】なお、前記補正は、判定処理における比較
値であるしきい値に対して行ってもよく、又は、判定に
おける被比較値である今回算出した速度変動率に対して
行ってよいことは当然であり、実質的に同じであること
は当然である。請求項2記載の構成では請求項1記載の
挟み込み防止機能を有するパワーウインドウ装置におい
て更に、窓が上昇する全ストロークを分割してなる複数
の区間ストロークごとの最大速度変動率を記憶最大速度
変動率として挟み込みが生じない場合に記憶し、次の上
昇時における任意の区間ストロークにおける前記補正
を、同一の区間ストロークを代表する記憶最大速度変動
率に基づいて行う。
【0012】このようにすれば、各区間ストロークごと
にそれぞれ昇降状態が異なるにもかかわらず、挟み込み
が生じない直近期間の窓の速度変動率の変動を各区間ス
トロークごとに織り込んで挟み込み判定を行うことがで
きるので、誤判定を抑止しつつ判定感度の鈍化を抑止し
つつ減らすことができる。請求項3記載の構成では請求
項3記載の挟み込み防止機能を有するパワーウインドウ
装置において更に、窓位置が閉め切り位置に近づくにつ
れて区間ストロークを細かく分割する。
【0013】このようにすれば、重要な窓上端付近の挟
み込み感度を低下させることなく記憶容量及び演算負荷
を節約することができる。請求項4記載の構成では請求
項2又は3記載の挟み込み防止機能を有するパワーウイ
ンドウ装置において更に、外乱があると判定した窓上昇
時の速度変動率を補正に用いないので、外乱による判定
精度の劣化を防止することができる。
【0014】なお、外乱としては、モータ駆動用電圧の
変動が挙げられる。モータ駆動用電圧の変動の検出はそ
れを直接検出する他に、ドア閉(カーテシ)スイッチの
作動の有無や悪路走行に基づいて推定することも可能で
ある。たとえば、このモータ駆動用電圧が極端に低下し
たり上昇した場合に外乱ありと判定することが好適であ
る。
【0015】請求項5記載の構成では請求項2乃至4の
いずれか記載の挟み込み防止機能を有するパワーウイン
ドウ装置において更に、全ストローク中の最大の速度変
動率の最大値を不揮発メモリに記憶し、上述した記憶最
大速度変動率が利用できない場合にそれを利用するよう
にすれば、記憶最大速度変動率を利用できない場合、た
とえばリセット時などでも誤判定の防止と判定感度の向
上という相反する効果を両立させることができる。
【0016】請求項7記載の構成では請求項2乃至5の
いずれか記載の挟み込み防止機能を有するパワーウイン
ドウ装置において更に、加速状態の速度変動率を補正に
用いないので、誤判定を低減することができる。
【0017】
【発明を実施するための態様】以下、本発明の好適な態
様を以下の実施例に基づいて説明する。
【0018】
【実施例】この実施例の挟み込み防止機能を有するパワ
ーウインドウ装置のブロック図を図1に示す。このパワ
ーウインドウ装置は、窓を昇降させるウインドウ昇降用
モータ(単にモータともいう)1と、モータ1に駆動電
流を供給するモータ駆動回路2と、モータ駆動回路2に
制御信号を出力してモータ1の動作を制御するマイコン
内蔵のコントローラ3とを備えている。
【0019】コントローラ3には、パワーウィンドウの
昇降を命令する図示しない操作スイッチからの昇降指令
4、モータ1の所定回転角ごとにパルスを出力する図示
しないロータリエンコーダから入力される第1回転パル
ス5及びこの第1回転パルス5に対して90°ずれた第
2回転パルス6がそれぞれ入力される。なお、第2回転
パルス6の代わりに、モータ1内部等に取り付けられて
窓(正確に窓ガラス)が上端付近に位置する時に作動す
るリミットスイッチに代替されることができる。更に、
コントローラ3には、モータの端子電圧7、図示しない
カーテシスイッチの作動信号8、及び車速信号9が入力
されている。
【0020】コントローラ3以外の構成要素については
周知であるので、以下、コントローラ3の構成について
以下に説明する。コントローラ3は、図1にブロック表
示するように、制御判定部31、モータ制御部32、回
転速度演算部33、変動率演算部34、挟み込み判定部
35、しきい値算出部36、しきい値補正部37、窓位
置演算部38、記憶タイミング設定部39、記憶値演算
部40、RAMにより構成される記憶処理41、RAM
により構成される記憶処理42、EEPROMにより構
成される記憶処理43、記憶アドレス設定部44、外乱
判定部45を有している。なお、回転速度演算部33、
変動率演算部34、挟み込み判定部35、しきい値算出
部36は、窓上昇時(閉動時)のみ実行される。
【0021】制御判定部31は、操作スイッチからの操
作信号を受けて窓の上昇、下降、停止を判断する。モー
タ制御部32は、制御判定部31あるいは挟み込み判定
部35の処理結果に基づいてモータ駆動回路2への制御
出力を決定する。モータ制御部32は、挟み込み判定部
35が挟み込みを検出した場合にモータ1を一旦停止さ
せた後、窓ガラスが所定量下降するまでモータ1を下降
側へ駆動させるのは従来通りである。
【0022】回転速度演算部33は、回転パルスの入力
周期の逆数ないし入力頻度からモータ1の回転速度を算
出する。例えば回転パルス1がモータ1回転当たり1パ
ルスの信号を出力すれば下記式により演算できる。(上
昇時のみ) 回転速度V=60/T(rpm) T:パルス周期 変動率演算部34は上昇時における回転速度の変化が抽
出できれば何でも良く、例えば現時点以前に算出した回
転速度Vbと現時点の回転速度Vpより下記式により演
算できる。
【0023】 速度変動率(ΔV/Δt)={Vb/Vp}−1 挟み込み判定部35は、検出した現在の窓位置が挟み込
み検出領域内である時、変動率演算部34により算出さ
れた速度変動率(R=ΔV/Δt)と、しきい値補正部
37から出力される挟み込み判定しきい値TH’とを比
較し、変動率Rが閉動時にこの挟み込み判定しきい値以
上速度低下方向へ変化した場合、挟み込みありと判定す
る。
【0024】しきい値算出部36は、回転速度に基づい
てしきい値THを算出する。更に説明すると、上昇が高
速となるほど、慣性により停止まで時間がかかるので、
しきい値THをそれに応じて小さな値に設定して、挟み
込みを早期に判定できるようにする。窓位置演算部38
は、第1回転パルス5と、第2回転パルス6(あるいは
上記リミットスイッチ)に基づいて現在の窓位置を算出
する。
【0025】例えば第1回転パルス5及び第2回転パル
ス6を用いる場合、窓が上端にてロックした位置(回転
パルス周期非常に大)でマイコンのメモリ内部の窓位置
カウンタをリセットし、この窓位置を基準位置(この実
施例では窓位置カウンタの値0)に設定する。その後、
両回転パルスの発生タイミングから動作方向を検出し、
この動作方向に応じて窓位置カウンタをインクリメント
あるいはデクリメントする。なお、この実施例では、下
降にてインクリメント、上昇にてデクリメントするもの
とする。
【0026】一方、第1回転パルス5とリミットスイッ
チとを用いる場合、リミットスイッチの作動時に窓位置
カウンタを0にリセットして、それを基準位置とする。
その後、上記と同様に動作方向に応じて窓位置カウンタ
をインクリメントあるいはデクリメントする。この場
合、動作方向はモータ1への給電方向で判定する。外乱
判定部45は、窓閉動時に、入力されるモータの端子電
圧(以下単に+Bともいう)7、図示しないカーテシス
イッチの作動信号8、及び車速信号9に基づいて、モー
タ端子電圧が所定以上変化したこと、又は、ドアが閉め
られたこと、又は、車輌が走行状態にあることを判定す
る。
【0027】記憶タイミング設定部39は、メモリ(R
AM1)に値を記憶するタイミングを設定する。この実
施例では、記憶タイミングは所定のパルス間隔(測定期
間)毎とし、その間隔(区間ストローク)は窓位置に応
じて変化させ、窓移動距離に換算して数mm〜数+cm
程度の間隔に設定する。特に、この実施例では、図2に
示すように、閉め切り(上端)付近ほど記憶間隔を短く
する。すなわち、上端付近では指等の細い物が挟まる可
能性があり、窓開口幅が広がるにつれ、掌、腕、首が挟
まる可能性がある。したがって、これらが挟まれる場合
にこれらを負傷させずに窓が移動できる距離は窓開口幅
が狭いほど短くなるので、閉めきり付近では細かな制御
が必要となる。逆に、窓開口幅が広い領域では挟まれて
から負傷させずに窓が移動できる距離が長く大まかな制
御で十分であり、メモリ容量節約のためには細かく値を
記憶しない方が好ましいからである。
【0028】記憶値演算部40は、閉動時に、記憶タイ
ミング設定部39により設定された上記タイミング毎に
変動率演算部からの出力に基づいて記憶する値を演算す
る。この実施例では、タイミングnにてRAM41に記
憶させる値(記憶最大速度変動率)Gnは、前回の記憶
タイミングから今回の記憶タイミングまでの測定期間内
に変動率演算部34で算出された速度変動率R(=速度
変動率(ΔV/Δt))をそれぞれRn、Rn+1、・
・・Rn+mとするとき、下記式にて演算される。
【0029】GN=Max{R’n、R’n+1、・・
・R’n+m) 但し、速度変動率R>0(減速時)にはR’n=Rnと
し、速度変動率R≦0(加速時)にはR’n=0とす
る。すなわち、上記測定区間内における上昇時、速度低
下方向に最も大きい速度変動率Rをその測定区間の記憶
すべき値すなわち記憶最大速度変動率GNとして出力す
る。また、この実施例では、加速方向の速度変動率は0
に設定して、しきい値が無闇に敏感側に補正されること
がなく、耐外乱性を向上することができる。
【0030】記憶処理Aは、窓の上昇動作時に、記憶値
演算部40での演算結果すなわち記憶タイミング設定部
39で決定される各測定期間ごとの記憶最大速度変動率
GNを図3に示すようにFIFO形式のRAM41に順
次記憶する。これにより、窓ストロークに対しRAM4
1の容量が不足するシステムにおいても、上端部分にお
ける記憶最大速度変動率GNは少なくとも記憶すること
ができる。
【0031】記憶アドレス設定部44は、閉めきりによ
りあるいはリミットスイッチの作動により、窓位置演算
部にてリセットされた窓位置を基準として設けた測定期
間(区間ストローク)ごとに上記記憶最大速度変動率G
Nを記憶するためのRAM42の各記憶領域のアドレス
をそれぞれ設定し、それをRAM42にアドレスデータ
として出力する。これにより、記憶処理Aにて記憶した
各測定期間(区間ストローク)ごとの記憶最大速度変動
率GNと実際のマイコンが認識する窓位置(アドレスデ
ータ)とが、記憶処理Bとして窓位置リセット時にRA
M42において同期して記憶されるので、両者データは
ずれることなく対応つけられる(図3参照)。
【0032】更に具体的に説明すると、記憶処理Bは、
上昇時、記憶アドレス設定部44にて設定されたRAM
42のアドレス(窓位置に相当)によりアクセスされる
記憶領域に、記憶処理AでRAM41に記憶したデータ
(各測定期間ごとの代表速度変動率)を転送する。ただ
し、このデータ転送は、外乱判定部45により外乱なし
と判定された場合にのみ行うものとする。外乱があった
場合はRAM42への書き込み処理は行わない。また、
記憶タイミング設定部44は、最終的に窓が上端に達し
た場合(閉めきることができた場合)のみ上記RAM4
2への書き込み処理を行い、そうでない場合には上記R
AM42への書き込み処理は行わない。すなわち、窓を
閉めきることが出来なかったり、外乱があった時は、R
AM42を実質的に書き換えず、前回のデータを有効と
する。このようにすれば、耐外乱性が向上できる。
【0033】記憶処理Cは、上昇時に、外乱判定部45
により外乱なしと判定された場合、RAM42に格納さ
れているデータの最大値(最大速度変動率)を抽出し、
その値を内蔵するEEPROMに書き込む。これによ
り、+B再接続時等、RAM42にデータがない場合に
備えることができる。このようにして、RAM42及び
EEPROM43に記憶された最大速度変動率データは
しきい値補正部37に送られる。
【0034】しきい値補正部37は、外乱がない場合に
はRAM42の記憶最大速度変動率データにより、しき
い値算出部36から入力されるしきい値を補正し、外乱
がある場合にはEEPROM43の記憶最大速度変動率
データにより、しきい値算出部36から入力されるしき
い値を補正し、これら補正されたしきい値により挟み込
み判定部35は、変動率演算部34から入力される速度
変動率を判定する。RAM42、EEPROM43の記
憶最大速度変動率データは、閉め切りが完了した時点で
書き換えられる。
【0035】この実施例では、しきい値補正部37は、
下記の式で算出される。 TH’(N)=TH+GN ここで、GNは、RAM42の記憶データすなわち各測
定期間(窓上昇ストロークの各区間)ごとの最大速度変
動率(最大速度減少率)である。すなわち、各区間ごと
の補正しきい値TH’(N)は、回転速度Vに応じて設
定したしきい値THに各区間の正常な直前の最大速度変
動率を加算した値に設定される。もちろん、TH’
(N)は、TH+GN×k(kは比例定数)としてもよ
い。つまり、しきい値は、前に記憶した速度変動率(特
に最大速度変動率)により調整され、外乱がない場合に
は、窓位置ごとに以前に記憶した最大速度変動率に基づ
いて最適なしきい値が設定される。
【0036】なお、上述したように、マイコンリセット
時には、RAM42にデータが格納されていないので、
EEPROM43に記憶させたデータを上記GNの代わ
りとしてしきい値補正を行う。また、EEPROM43
に記憶させる前の場合には、あらかじめセットしたRO
Mに保持される初期値を上記GNの代わりとしてしきい
値補正を行う。
【0037】このようにすれば、前回閉め切ることがで
き、かつ、外乱がない場合における所定の窓位置におけ
る今回のしきい値は、前回の同じ窓位置における上昇時
最大速度変動率(上昇時最大速度減少率)が大きい場
合、しきい値も大きくされる。これにより、今回の上昇
時速度変動率(上昇時速度減少率)が多少大きくても、
それがしきい値を超えて挟み込みと判定されることはな
い。
【0038】要するに、パワーウインドウ装置の窓位置
ごとの速度変動率の正常な変動にあわせてしきい値を調
整することにより、今回の速度変動率(速度減少率)が
閉めきりに想到するかどうかを過敏となることなくしか
も鈍感となることなく窓位置ごとに適切に判定すること
ができる。図4に、速度変動率とそれによる補正しきい
値の変動を窓位置ごとに示す。
【0039】更に、この実施例では、外乱判定部45に
より、外乱を検出した場合には、しきい値調整のための
RAM42へのデータ書き込みを禁止しているので、外
乱がしきい値に影響するのを防止することもできる。ま
た更に、この実施例ではCPUリセット時でもデータ再
セットや初期化といった面倒な操作なしにしきい値補正
を行うことができ、工場出荷時直後の運用開始にあたっ
ては実質的にしきい値は固定されるが、通常この場合の
操作は専門オペレータにより操作されるので、問題は生
じることはない。
【0040】以下、図1に示す各機能ブロックの具体的
な動作を図5〜図8に示すフローチャートを参照して説
明する。 「メインルーチンの説明」まず、図5に示すメインルー
チンを説明する。操作スイッチ(図示せず)からの昇降
指令4としてDOWNが指令されれば(s100)、制
御判定部31、モータ制御部32により窓下降命令が出
力され(s102)、第1回転パルス5が入力されれば
(s104)、窓位置カウンタPOがパルスをインクリ
メントし(s106)、入力されなければS100に戻
ってルーチンを繰り返す。
【0041】DOWNが指令されなければ(s10
0)、操作スイッチ(図示せず)からの昇降指令4とし
てUPが指令されたかどうかを判断し(s108)、指
令されていなければ窓を停止させて(s110)、S1
00に戻ってルーチンを繰り返す。UPが指令されれば
(s108)、制御判定部31、モータ制御部32によ
り窓上昇命令が出力され(s112)、第1回転パルス
5が入力されれば(s114)、窓位置カウンタPOを
デクリメントし(s116)、窓の絶対位置を出力する
リミットスイッチ(図示せず)が作動したかどうかを調
べ(s118)、作動していなければ、第1回転パルス
5の入力周期の逆数として回転速度を算出し(s12
0)、回転速度から速度変動率を算出し(s122)、
算出した速度変動率を記憶する変動率記憶処理サブルー
チンを実行し(s124)、補正しきい値TH’を算出
するしきい値算出処理サブルーチン(s126)を実行
する。
【0042】続いて、今回算出した速度変動率が補正し
きい値TH’より大きいかどうか、すなわち補正しきい
値TH’より上昇速度減少が大きいかどうかを判定し
(s128)、小さければメインルーチンにリターン
し、大きければ挟み込みと判定してモータ1を停止し、
所定量反転させ(s130)、S100に戻ってルーチ
ンを繰り返す。
【0043】一方、S118において、リミットスイッ
チが作動していれば、窓位置カウンタP0を0にリセッ
トし(s132)、記憶値確定処理サブルーチンを実行
し(s134)、S100に戻ってルーチンを繰り返
す。 「変動率記憶処理サブルーチンの説明」次に、図6に示
す変動率記憶処理サブルーチンを説明する。
【0044】まず、S122で算出された速度変動率
(算出変動率ともいう)Rの今回値Rnが0未満すなわ
ち加速か減速かを判定し(S200)、加速であれば速
度変動率Rの補正今回値Rn’を0とし(S202)、
そうでなければ補正今回値Rn’をRnとし(S20
4)、速度変動率Rの補正今回値Rn’が記憶最大速度
変動率GNより大きいかどうかを判定し、更に説明すれ
ば今回の測定期間(窓上昇ストロークの各区間)におい
て記憶最大速度変動率(記憶最大速度減少率)GN(今
回の測定期間(区間ストローク)の最初は0)より大き
いかどうかを判定し(S206)、大きければ、記憶最
大速度変動率GNを補正今回値Rn’に書き換え(S2
08)、そうでなければそのままとして、後述するパル
スカウンタP1をデクリメントし(S210)、パルス
カウンタP1が0になったかどうかを調べ(S21
2)、0でなければすなわち今回の測定期間(窓ストロ
ークの今回の区間ストローク)がまだ終了していなけれ
ばメインルーチンにリターンする。
【0045】一方、パルスカウンタP1が0になれば今
回の測定期間が終了したということであるので、FIF
OメモリであるRAM41の各記憶領域のアドレスをそ
れぞれ1アドレスずつ更新する(S214)。また、上
記アドレス更新によりRAM41のアドレスが最終アド
レスとなったかどうかを調べ(S216)、なっていな
ければそのまま、なっていなければそれを先頭アドレス
に変更する(S218)。
【0046】次、今回の記憶最大速度変動率GNを上記
更新したアドレスの記憶領域に書き込む(S220)。
次に、記憶データの数を示すカウンタC1をインクリメ
ントして次の測定期間(区間ストローク)を選択し(S
222)、選択された上記次の測定期間(区間ストロー
ク)に応じた初期値(パルス入力回数)をパルスカウン
タP1に設定し(S224)、記憶最大速度変動率GN
を0にリセットして(S226)、メインルーチンにリ
ターンする。
【0047】なお、このパルスカウンタP1は、各測定
期間(窓ストロークの各区間ストローク)内の速度変動
率Rの算出、判断処理する回数を指定するカウンタであ
り、各測定期間(窓ストロークの各測定区間)の開始ご
とに、上述したように所定の初期値にセットされる。こ
の初期値は窓の閉動(上昇)とともに言い換えれば窓位
置カウンタP0の値、すなわち測定期間(窓ストローク
の次回の区間ストローク)が上方に移行するにつれ段々
と小さい値にされる。そして、パルスカウンタP1は、
S112の窓上昇判定及びS114におけるパルス入力
の有無判定に対応して第1回転パルス5の1パルス閉動
ごとにデクリメントされる。
【0048】記憶処理41すなわちRAM41は、窓の
上昇動作時に、記憶値演算部40での演算結果すなわち
記憶タイミング設定部39で決定される各測定期間ごと
の上記代表速度変動率を図3に示すようにFIFO形式
で順次記憶する。これにより、窓ストロークに対しRA
M容量が不足するシステムにおいても、上端部分におけ
る代表速度変動率は少なくとも記憶することができる。 「記憶値確定処理サブルーチンの説明」次に、図7に示
す変動率確定処理(S34)サブルーチンを説明する。
【0049】このサブルーチンは、図5に示すように、
リミットスイッチを用いるこの実施例ではリミットスイ
ッチの作動により窓位置カウンタを0にリセット後で実
施される。まず、リミットスイッチが作動したかどうか
を調べ(S300)、作動しなければメインルーチンに
リターンする。作動を確認したら、S112で判定した
今回の窓上昇中において外乱があったかどうかを判定し
(S302)、あれば、記憶データ数を示すカウンタC
1を0にリセットしてメインルーチンにリターンし(S
304)、外乱がなければ、いままでの上昇中に挟み込
み反転(S130)があったかどうかを調べ(S30
6)、あればカウンタC1を0にリセットして(S30
4)、メインルーチンにリターンする。すなわち、今回
の上昇期間中において外乱があったり、挟み込みがあっ
たりした場合には記憶データなし(C1=0)とされ
る。
【0050】S306において挟み込みがなければ、R
AM41の今回の測定期間(区間ストローク)に対応す
る記憶領域に記憶された記憶最大速度変動率GNを読み
出して(S308)、RAM42のC1に対応するアド
レスの記憶領域に書き込む(S310)。次に、CPU
中のレジスタ又はRAM42に保持され、各測定期間
(区間ストローク)の記憶最大速度変動率GNのうちの
最大値M1が、今回読み込まれた測定期間(区間ストロ
ーク)の記憶最大速度変動率GNより大きいかどうかを
調べ(S312)、大きければM1をこの読み込んだ記
憶最大速度変動率GNに更新し、大きくなければそのま
まとして、カウンタC1をデクリメントし、デクリメン
トされたカウンタRAM41、42のアドレスを次の測
定期間(区間ストローク)の記憶最大速度変動率GNの
S308での処理のために更新し、このS308〜S3
18までのステップをカウンタC1が0になるまで(S
320)、実施する。すなわち、今回リミットスイッチ
が作動した直前の測定期間(区間ストローク)から前回
リミットスイッチが作動した直後の測定期間(区間スト
ローク)まで全測定期間(区間ストローク)にわたって
順次行う。
【0051】カウンタC1が0になれば(S320)、
上記全測定期間(区間ストローク)の記憶最大速度変動
率GNのうちの最大値M1をEEPROM43にGMA
Xとして書き込み、CPU中のレジスタ又はRAM42
に保持される値M1を0にリセットし、メインルーチン
にリターンする。 「しきい値算出処理サブルーチンの説明」次に、図8に
示す変動率記憶処理サブルーチンを説明する。
【0052】まず、回転速度すなわち第1回転パルス5
の入力周期の逆数に対応するしきい値THをあらかじめ
記憶するマップから求め(S400)、次に、RAM4
2に記憶最大速度変動率GNがあるかどうかを調べ(S
402)、あれば、窓位置P0(現在の測定期間(区間
ストローク))に対応したアドレス指定を行って(S4
04)、指定されたアドレスによりアクセスされるRA
M42の記憶領域から記憶最大速度変動率G(N)を読
み出し(S406)、読み出した記憶最大速度変動率G
(N)をしきい値THに加算して補正しきい値TH’と
し(S408)、メインルーチンにリターンする。
【0053】一方、S402において、RAM42に記
憶最大速度変動率GNデータがセットされていなけれ
ば、EEPROM43に全ストローク記憶最大速度変動
率GMAXがセットされているかどうかを調べ(S41
0)、セットされていなければROMに予め書き込まれ
ている初期値G’MAXを読み出して(S412)、し
きい値THに加算して補正しきい値TH’を算出し(S
414)、メインルーチンにリターンする。
【0054】更に、S410において、EEPROM4
3に全ストローク記憶最大速度変動率GMAXがセット
されていれば、EEPROM43に書き込まれている記
憶値GMAXを読み出して(S416)、しきい値TH
に加算して補正しきい値TH’を算出し(S418)、
メインルーチンにリターンする。なお、この実施例で
は、リミットスイッチはほぼ上端で作動するように設定
されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の挟み込み防止機能を有するパワーウ
インドウ装置のブロック図である。
【図2】 記憶タイミングと窓位置との関係を示すグラ
フである。
【図3】 各メモリ間のデータの流れを示すデータ流れ
図である。
【図4】 速度変動率及び補正しきい値と窓位置との関
係を示す図である。
【図5】 図1に示すブロック図を具体化するフローチ
ャートである。
【図6】 図1に示すブロック図を具体化するフローチ
ャートである。
【図7】 図1に示すブロック図を具体化するフローチ
ャートである。
【図8】 図1に示すブロック図を具体化するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1はモータ、3はコントローラ。S100、S108は
制御判定部31、S102、S110、S130は制御
判定部31及びモータ制御部32、S120は回転速度
演算部33、S122は変動率演算部(速度変動率算出
手段)34、S128は挟み込み判定部(挟み込み判定
手段)35、S126はしきい値算出部(しきい値算出
手段)36及びしきい値補正部(補正手段)37、S1
04、S106、S114、S116、S118、S1
32は窓位置演算部(窓位置決定手段)38、S124
は記憶タイミング設定部(補正手段)39、記憶値演算
部(補正手段)40、記憶処理(補正手段)A、S13
4は記憶アドレス設定部(補正手段)44、記憶処理
(補正手段)B、記憶処理(補正手段)C、に対応す
る。S130はモータ開動指令手段、S302は外乱判
定部(外乱判定手段)45。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓昇降用モータの上昇時の速度変動率を算
    出する速度変動率算出手段と、 所定のしきい値を算出するしきい値算出手段と、 窓位置を決定する窓位置決定手段と、 前記速度変動率の算出値及び窓位置に基づいて前記速度
    変動率または前記しきい値を補正する補正手段と、 前記補正手段により少なくとも一方が補正された前記速
    度変動率及び前記しきい値を互いに比較することにより
    前記モータの閉動動作時の前記速度変動率が前記回転速
    度の減少方向へ前記しきい値以上増大する場合に挟み込
    みと判定する挟み込み判定手段と、 前記挟み込み判定時に前記モータの開動動作を指令する
    モータ開動指令手段と、 を備えることを特徴とする挟み込み防止機能を有するパ
    ワーウインドウ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の挟み込み防止機能を有する
    パワーウインドウ装置において、 前記補正手段は、 窓が上昇する全ストロークを分割してなる複数の区間ス
    トロークごとにそれぞれ複数の速度変動率を算出し、 前記区間ストロークにおける各前記速度変動率のうちの
    最大値を前記区間ストロークを代表する記憶最大速度変
    動率として挟み込みが生じない場合に記憶し、 次の上昇時における任意の区間ストロークにおける前記
    補正を、同一の区間ストロークを代表する前記記憶最大
    速度変動率に基づいて行うことを特徴とする挟み込み防
    止機能を有するパワーウインドウ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の挟み込み防止機能を有する
    パワーウインドウ装置において、 前記補正手段は、前記窓位置が閉め切り位置に近づくに
    つれて前記区間ストロークを細かく分割することを特徴
    とする挟み込み防止機能を有するパワーウインドウ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の挟み込み防止機能を
    有するパワーウインドウ装置において、 外乱の有無を判定する外乱判定手段を有し、 前記補正手段は、外乱があると判定した窓上昇時の前記
    速度変動率を前記補正に用いることを禁止することを特
    徴とする挟み込み防止機能を有するパワーウインドウ装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2乃至4のいずれか記載の挟み込み
    防止機能を有するパワーウインドウ装置において、 前記補正手段は、 窓の全閉動作時に全ストロークにわたって検出した各前
    記速度変動率のうちの最大値を不揮発メモリに記憶し、 前記記憶最大速度変動率未算出時における窓上昇に際し
    て前記不揮発メモリの前記記憶値に基づいて前記補正を
    行うことを特徴とする挟み込み防止機能を有するパワー
    ウインドウ装置。
  6. 【請求項6】請求項2乃至5のいずれか記載の挟み込み
    防止機能を有するパワーウインドウ装置において、 前記補正手段は、加速状態の速度変動率を前記補正に用
    いないことを特徴とする挟み込み防止機能を有するパワ
    ーウインドウ装置。
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