JPH11323187A - 硬化性組成物およびその硬化方法 - Google Patents

硬化性組成物およびその硬化方法

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JPH11323187A
JPH11323187A JP13069298A JP13069298A JPH11323187A JP H11323187 A JPH11323187 A JP H11323187A JP 13069298 A JP13069298 A JP 13069298A JP 13069298 A JP13069298 A JP 13069298A JP H11323187 A JPH11323187 A JP H11323187A
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polysilazane
curable composition
pts
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coating
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JP13069298A
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Satoshi Kondo
聡 近藤
Toshihiko Higuchi
俊彦 樋口
Takashi Shibuya
崇 澁谷
Hirotsugu Yamamoto
博嗣 山本
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性、耐摩耗性、耐食性に優れ、かつ紫外線
吸収能などの機能を有する硬化性組成物の提供。 【解決手段】ポリシラザンに光開始剤およびラジカル反
応性官能基を有する機能性添加剤(紫外線吸収剤、赤外
線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、染料、帯電防止剤、
撥水剤)の1種以上を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリシラザン、ラ
ジカル反応性官能基を有する機能性添加剤および光開始
剤を必須成分とし、耐熱性、耐摩耗性、耐食性に優れ、
かつ種々の機能を付与された硬化被膜を高い生産性で形
成できる硬化性組成物およびその硬化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高度の耐熱性、耐摩耗性、耐食性を得る
ためには、有機系塗料では不充分であり、セラミックス
系コーティングが用いられる。従来、セラミックス系コ
ーティングの形成方法には、乾式法としてPVD法(ス
パッタ法等)およびCVD法等、湿式法としてポリチタ
ノカルボシラン系塗料、ポリ(ジシル)シラザン系塗
料、ポリシラザン系塗料またはポリメタロシラザン系塗
料等の塗工およびゾル−ゲル法等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のセラミックス系
コーティング法はいずれも問題がある。すなわち、PV
D法およびCVD法は装置が高価であり、ゾル−ゲル法
は焼成温度が500℃以上と高い。ポリチタノカルボシ
ラン系塗料は低温焼成(400℃以下)における表面強
度が不充分である。ポリ(ジシル)シラザン系塗料は施
工が難しくクラックが発生しやすい。ポリシラザン系塗
料およびポリメタロシラザン系塗料は200〜500℃
で焼成できるが、300℃未満の焼成では膜質が必ずし
も良好でない。
【0004】また、これらポリシラザンに金属の微粒子
を酸化触媒として添加することで、150〜350℃と
いう比較的低温での焼成ができる(特開平7−1969
86)。しかし、この条件でも実生産を考えると決して
効率的な塗料とはいい難い。さらに、こうした高度の耐
熱性、耐摩耗性、耐食性を備え、かつ、紫外線吸収、赤
外線吸収、可視光の吸収、光安定化、酸化防止、帯電防
止、撥水性といった他の機能を発現させることは非常に
困難であった。
【0005】本発明は上述の欠点を解消しようとするも
のである。すなわち、焼成工程を経ることなく、耐熱
性、耐摩耗性、耐食性に優れ、かつ紫外線吸収、赤外線
吸収、光安定化、酸化防止、帯電防止、撥水性といった
機能を有する塗膜を与える硬化性組成物とその硬化方法
の提供を目的とする。さらに、活性エネルギ線照射によ
る硬化という特徴により、従来不可能であった、電子部
品、プラスチック等への応用を可能とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
の解決を目的として検討した結果、ポリシラザンにラジ
カル反応性官能基を有する機能性添加剤と光開始剤とを
添加することにより、塗膜に活性エネルギ線を照射する
のみで、ポリシラザンがラジカル反応を経由して硬化
し、従来の焼成工程なしでも良好な硬化物が形成される
ことを見出した。本発明はこの硬化性組成物およびその
硬化方法にかかわる下記発明である。
【0007】ポリシラザン、ラジカル反応性官能基を有
する下記機能性添加剤および光開始剤を含有することを
特徴とする硬化性組成物。 機能性添加剤:紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、光安定化
剤、酸化防止剤、染料、帯電防止剤および撥水剤から選
ばれる少なくとも1種の添加剤。
【0008】本発明において用いるポリシラザンは、分
子内に少なくともSi−H結合、またはN−H結合を有
するポリシラザンであればよく、ポリシラザン単独でも
よく、ポリシラザンと他のモノマーとの共重合体やポリ
シラザンと他の化合物との混合物も利用できる。
【0009】ポリシラザンとしては、鎖状、環状もしく
は架橋構造を有する重合体、または分子内にこれらの複
数の構造を有する重合体からなり、特にペルヒドロポリ
シラザンが好ましい。また、ポリシロキサザン(特開昭
62−195024)、ポリボロシラザン(特開平2−
84437)、ポリメタロシラザン(特開昭63−81
122、特開昭63−191832、特開平2−774
27)、改質ポリシラザン(特開平1−138108、
特開平1−138107、特開平1−203429、特
開平1−203430、特開平4−63833)、共重
合ポリシラザン(特開平2−175726、特開平1−
138107、特開平5−86200、特開平5−33
1293、特開平3−31326)も好適に使用でき
る。
【0010】ポリシラザンの分子量は、数平均分子量で
100〜5万が好ましく、特に500〜1万が好まし
い。分子量が小さすぎると硬化時の収率が低く実用的で
ない。一方分子量が大きすぎると溶液の安定性が低く良
好な塗膜が得られない。
【0011】本発明の硬化性組成物はラジカル反応性官
能基を有する紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、光安定化
剤、酸化防止剤、染料、帯電防止剤および撥水剤といっ
た機能性添加剤を必須成分とする。このラジカル反応性
官能基はポリシラザン由来の活性ケイ素ラジカルとの反
応性を有するものならば何でもよい。例えば(メタ)ア
クリロイル基、アリル基、ビニル基、ビニルエーテル
基、塩素原子や臭素原子、メルカプト基、アルキルチオ
基等が好ましい。
【0012】なお、本明細書では、アクリロイルとメタ
クリロイルを総称して(メタ)アクリロイル基と記し、
(メタ)アクリロイルオキシなどの他の名称についても
同様に記す。
【0013】ラジカル反応性官能基を持たない添加剤を
用いた場合、ポリシラザンから形成される硬化物に取り
込まれないため、長期の使用においてこの機能性添加剤
がブリードアウトして減少したり、ポリシラザンとの相
溶性が低く添加自体ができないといった不具合が生じ
る。具体的な機能性添加剤としては以下の化合物が好ま
しい。
【0014】紫外線吸収剤としては、2−(2−ヒドロ
キシ−5−(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキ
シ−4−(3−(メタ)アクリロイルオキシプロポキ
シ)ベンゾフェノン、2−(3−t−ブチル−5−メチ
ル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロ
キシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等。
【0015】光安定化剤としては、2,2,6,6−テ
トラメチル−4−(2−(メタ)アクリロイルオキシエ
チル)ピペリジン、1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−(2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)ピペ
リジン等。
【0016】赤外線吸収剤としては、1−エチル−4−
[3−(1−エチル−4(1H)−キノリニリデン)−
1−プロペニル]キノリニウムヨージド、1−エチル−
2−[5−(1−エチル−2(1H)−キノリニリデ
ン)−1,3−ペンタジエニル]キノリニウムヨージ
ド、2−[7−(1,3−ジヒドロ−1,3,3−トリ
メチル−2H−インドリリデン)−1,3,5−ヘプタ
トリエニル−3H−インドリウムパークロレート、2−
[7−(1,3−ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−
2H−インドール−2−イリデン)−1,3,5−ヘプ
タトリエニル]−1,3,3−トリメチル−3H−イン
ドリウムヨージド、2−[7−(1,3−ジヒドロ−
3,3−ジメチル−1−エチル−2H−インドール−2
−イリデン)−1,3,5−ヘプタトリエニル]−3,
3−ジメチル−1−エチル−3H−インドリウムヨージ
ド、2−[7−[1,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル
−5−スルホ−1−(4−スルホニル)−2H−インド
ール−2−イリデン]−1,3,5−ヘプタトリエニ
ル]−3,3−ジメチル−5−スルホ−1−(4−スル
ホブチル)−3H−インドリウムヒドロキシド(内部3
ナトリウム塩)、酢酸銅の(メタ)アクリル酸配位錯
体、酢酸銅のリン酸ビス{(メタ)アクリロイルオキシ
エチル)}酸配位錯体等。
【0017】酸化防止剤としては、2−t−ブチル−6
−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベン
ジル)−4−メチルフェニル(メタ)アクリレート、2
−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチル
フェニル)エチル]−4,6−ジ−t−ペンチルフェニ
ル(メタ)アクリレート、2,4−ビス(n−オクチル
チオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチ
ルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジメ
ルカプト−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブ
チルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2,2−チ
オ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−
ビス[(オクチルチオ)メチル]−o−クレゾール等。
【0018】染料としては、その多くが分子内に不飽和
結合を有するため、この部分がラジカル反応基として働
き(硬化後の発色状態の変化はありうる)、そのほとん
どが本系で使用できる。具体的には、3−エチル−2−
[3−(3−エチル−2(3H)−ベンゾキサゾリデ
ン)−1−プロペニル]ベンゾキサゾリウムヨージド等
のシアニン色素、3−エチル−5−[2−(3−メチル
−2−チアゾリジニリデン)エチリデン]−2−チオキ
ソ−4−オキサゾリジノン等のメロシアニン系色素、2
−[[3−アリル−5−[2−(5,6−ジメチル−3
−プロピル−2(3H)−ベンゾチアゾリデン)エチリ
デン]−4−オキソ−2−チアゾリジニリデン]メチ
ル]−3−エチル−4,5−ジフェニルチアゾリウムヨ
ージド等のローダシアニン系色素、4−[3−[3−カ
ルボキシ−5−ヒドロキシ−1−(4−スルホフェニ
ル)−1H−ピラゾール−4−イル]−2−プロペニリ
デン]−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1−(4−ス
ルホフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸2
カリウム塩等のオキソノール系色素、2−[2−[4−
(ジメチルアミノ)フェニル]エテニル]−3−メチル
ベンゾキサゾリウムヨージド等のスチリル系色素等。
【0019】帯電防止剤としては、ポリオキシエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリ(オキシエ
チレン・オキシプロピレン)グリコールモノ(メタ)ア
クリレート等。撥水剤としては、ポリフルオロアルキル
部位を有する(メタ)アクリルエステル、ポリフルオロ
アルキル部位とメルカプト基とを分子内に有する化合物
等。機能性添加剤の添加量は、ポリシラザン100重量
部に対して0. 01〜100重量部、特に0. 1〜50
重量部が好ましい。
【0020】本発明の硬化性組成物は光開始剤を必須成
分とする。活性エネルギ線の照射により、光開始剤由来
の活性ラジカルがポリシラザンの硬化反応を加速する。
活性ラジカルがポリシラザンの硬化反応を加速する理由
は、該ラジカルがケイ素上の水素をラジカル的に引き抜
き、生じたケイ素ラジカルが分子状の酸素と反応するこ
とでシリカが形成される。さらに、ポリシラザンの硬化
反応と競争的に、生じたケイ素ラジカルが機能性添加剤
のラジカル反応性官能基へと連鎖移動し、機能性添加剤
がポリシラザンの硬化物であるシリカマトリクスに組み
込まれると考えられる。
【0021】一方で通常のポリシラザンの酸化反応はイ
オン的な反応であるため、何らかの触媒の添加および加
熱等の操作が必要となる。このため本発明の方法では通
常のイオン的な硬化反応に比べ、その硬化の速さおよび
硬化方法の簡便さが達成されると考えられる。
【0022】光開始剤としては、公知または周知のもの
を使用できる。特に入手容易な市販のものが好ましい。
硬化性組成物において複数の光開始剤を使用してもよ
い。光開始剤としては、アリールケトン系光開始剤(た
とえば、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、アルキ
ルアミノベンゾフェノン類、ベンジル類、ベンゾイン
類、ベンゾインエーテル類、ベンジルジメチルケタール
類、ベンゾイルベンゾエート類、α−アシロキシムエス
テル類など)、含イオウ系光開始剤(たとえば、スルフ
ィド類、チオキサントン類など)、アシルホスフィンオ
キシド系光開始剤、ジアシルホスフィンオキシド系光開
始剤、その他の光開始剤がある。特に、アシルホスフィ
ンオキシド系光開始剤およびジアシルホスフィンオキシ
ド系光開始剤の使用が好ましい。また、光開始剤はアミ
ン類などの光増感剤と組み合わせて使用することもでき
る。具体的な光開始剤としては、たとえば以下のような
化合物がある。
【0023】4−フェノキシジクロロアセトフェノン、
4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、4−t−ブ
チル−トリクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフ
ェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプ
ロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)
−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1
−(4−ドデシルフェニル)−2−メチルプロパン−1
−オン、1−{4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニ
ル}−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2
−メチル−1−{4−(メチルチオ)フェニル}−2−
モルホリノプロパン−1−オン。
【0024】ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベ
ンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、ベンゾイル
安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベ
ンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化
ベンゾフェノン、3,3’−ジメチル−4−メトキシベ
ンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラキス(t−
ブチルペルオキシカルボニル)ベンゾフェノン、9,1
0−フェナントレンキノン、カンファーキノン、ジベン
ゾスベロン、2−エチルアントラキノン、4,4’−ジ
エチルイソフタロフェノン、α−アシロキシムエステ
ル、メチルフェニルグリオキシレート。
【0025】4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニル
スルフィド、チオキサントン、2−クロルチオキサント
ン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオ
キサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジ
クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサント
ン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン。2,4,
6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシ
ド、ベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、2,6
−ジメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、
ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−
トリメチルペンチルホスフィンオキシド、ビス(2,
4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオ
キシド。
【0026】光開始剤の量はポリシラザン100重量部
に対して0. 01〜20重量部、特に0. 1〜10重量
部が好ましい。
【0027】硬化性組成物は溶剤に溶解してコーティン
グ等に用いるのが好ましい。溶剤は硬化性組成物を硬化
させる前に硬化性組成物から除去される。溶剤として
は、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化水素
等の炭化水素溶媒、ハロゲン化メタン、ハロゲン化エタ
ン、ハロゲン化ベンゼン等のハロゲン化炭化水素溶媒、
脂肪族エーテル、脂環式エーテル等のエーテル類が使用
できる。好ましい溶媒は、ペンタン、ヘキサン、イソヘ
キサン、メチルペンタン、ヘプタン、イソヘプタン、オ
クタン、イソオクタン、シクロペンタン、メチルシクロ
ペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の炭化
水素、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ブロ
モホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1−ジクロロ
エタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン等のハ
ロゲン化炭化水素、エチルエーテル、イソプロピルエー
テル、エチルブチルエーテル、ブチルエーテル、ジオキ
サン、ジメチルジオキサン、テトラヒドロフラン、テト
ラヒドロピラン等のエーテル類等である。
【0028】これらの溶剤を使用する場合、ポリシラザ
ンの溶解度や溶剤の蒸発速度を調節するために、複数の
種類の溶剤を混合してもよい。溶剤の使用量は採用する
コーティング方法、膜厚およびポリシラザンの平均分子
量、分子量分布、構造などによって異なるが、硬化性組
成物溶液中の溶剤量は固形分濃度で99重量%以下が好
ましく、特に3〜50重量%の範囲で調製することが好
ましい。
【0029】また、本発明の硬化性組成物には、必要に
応じて適宜充填剤を添加してもよい。充填剤のとして
は、シリカ、アルミナ、ジルコニア、マイカ等の酸化物
系無機物または炭化ケイ素、窒化ケイ素等の非酸化物系
無機物の微粉等が好ましい。また用途によってはアルミ
ニウム、亜鉛、銅等の金属粉末も好ましい。
【0030】好ましい具体的な充填剤としては、ケイ
砂、石英、ノバキュライトおよびケイ藻土などのシリカ
系、合成無定形シリカ、カオリナイト、雲母、滑石、ウ
ォラストナイト、アスベスト、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸アルミニウム等のケイ酸塩、ガラス粉末、ガラス球、
中空ガラス球、ガラスフレークおよび泡ガラス球等のガ
ラス体、窒化ホウ素、炭化ホウ素、窒化アルミニウム、
炭化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化ケイ素、ホウ化チ
タン、窒化チタンおよび炭化チタン等の非酸化物系無機
物、炭酸カルシウム等の炭酸塩、酸化亜鉛、アルミナ、
マグネシア、酸化チタンおよび酸化ベリリウム等の金属
酸化物、硫酸バリウム、二硫化モリブデン、二硫化タン
グステン、フッ化炭素その他無機物、アルミニウム、ブ
ロンズ、鉛、ステンレススチールおよび亜鉛等の金属粉
末、カーボンブラック、コークス、黒鉛、熱分解炭素お
よび中空カーボン球等のカーボン体等が挙げられる。
【0031】これら充填剤は、針状(ウィスカーを含
む)、粒状、鱗片状等種々の形状のものを単独でまたは
2種以上添加できる。また、充填剤の粒子の大きさは1
回に塗布可能な膜厚よりも小さいことが望ましい。また
充填剤の添加量はポリシラザン1重量部に対して0.0
5〜10重量部の範囲が好ましく、特に0.2〜3重量
部の範囲が好ましい。充填剤の表面をカップリング剤処
理、蒸着、メッキ等で表面処理して用いてもよい。
【0032】硬化性組成物には、必要に応じて顔料、レ
ベリング剤、消泡剤、pH調整剤、分散剤、表面改質
剤、可塑剤、乾燥促進剤、流れ止め剤、前記ラジカル反
応性官能基を有する機能性添加剤以外の機能性添加剤
(たとえば、帯電防止剤、紫外線吸収剤など)を適宜配
合して用いてもよい。
【0033】本発明の硬化性組成物はコーティング材、
接着剤、層間絶縁膜用材料、等の用途に適用でき、特に
コーティング材として有用である。硬化性組成物をコー
ティング材として用いる場合、それが適用される基材と
しては特に限定されず、ガラス、金属、セラミックス、
プラスチックス等のいずれでもよい。コーティング方法
としては通常の塗布方法を用いることができ、浸漬、ロ
ール塗り、バー塗り、刷毛塗り、スプレー塗り、フロー
塗り等が用いられる。また、塗布前に基材をヤスリが
け、脱脂、各種ブラスト等で表面処理すると硬化性組成
物の付着性能が向上する。
【0034】このような硬化性組成物を硬化させる活性
エネルギ線としては特に紫外線が好ましい。しかし紫外
線に限定されず、電子線やその他の活性エネルギ線を使
用できる。紫外線源としてはキセノンランプ、パルスキ
セノンランプ、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀
灯、メタルハライドランプ、カーボンアーク灯、タング
ステンランプ等が使用できる。
【0035】硬化性組成物を用いて形成される硬化物の
層の厚さは0.01〜50μmであることが好ましい。
この層厚が50μm超では、活性エネルギ線による硬化
が不充分になり基材との密着性が損なわれやすく好まし
くない。また、0.01μm未満では、この層の耐摩耗
性、耐食性が不充分となるおそれがある。より好ましい
層厚は0.1〜30μmである。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例(例1、3、5、7、
9、11、13)と比較例(例2、4、6、8、10、
12、14)により説明する。例1〜14についての各
種物性の測定および評価は以下に示す方法で行い、その
結果を表1に示した。また各種機能性添加剤の機能毎の
評価をそのつど実施した。
【0037】[初期曇価、耐磨耗性]JIS−R321
2における耐磨耗試験法により、2つのCS−10F磨
耗輪にそれぞれ500gの重りを組み合わせ100回転
させたときの曇価(ヘーズ)をヘーズメータにて測定し
た。曇価の測定は磨耗サイクル軌道の4ケ所で行い、平
均値を算出した。初期曇価は耐磨耗試験前の曇価の値
(%)を、耐磨耗性は(磨耗試験後曇価)−(磨耗試験
前曇価)の値(%)を示す。 [耐候性]サンシャインウエザーメータを用いてブラッ
クパネル温度63℃で、降雨12分、乾燥48分のサイ
クルで1000時間暴露後、外観の評価を行った。 [基材]厚さ3mmの透明な芳香族ポリカーボネート樹
脂板(150mm×300mm)。
【0038】[例1]ペルヒドロポリシラザンのジブチ
ルエーテル溶液(固形分20重量%、数平均分子量Mn
≒700、東燃社製商品名「V120」)100gに2
−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−
モルホリノプロパン−1−オンを0.60g添加し、さ
らに2−(2−ヒドロキシ−5−(2−メタクリロイル
オキシエチル)フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール
(以下HMBという)2.0gを添加して室温で窒素雰
囲気下60分撹拌して被覆用組成物(以下、塗工液1と
いう)を得た。
【0039】そして、基材にバーコータを用いてこの塗
工液1を塗工(ウエット厚み3μm)して、80℃の熱
風循環オーブン中で5分間保持した。これを空気雰囲気
中、高圧水銀灯を用いて3000mJ/cm2 (波長3
00〜390nm領域の紫外線積算エネルギ量、以下同
じ)の紫外線を照射し、膜厚0.6μmの透明硬化物層
を形成した。このサンプルについて前記測定を行った。
一方、石英ガラス上に同様にして透明硬化物層を形成し
たサンプルについて、紫外部の光スペクトルを測定した
ところ380nm以下の光がすべて吸収されていた。
【0040】[例2](紫外線吸収剤の比較例) HMBの代わりに2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニル)−ベンゾトリアゾールを用いた(この被覆組成
物を以下、塗工液2という)以外は例1と同様にした。
このサンプルを用いて前記測定を行った。一方、塗工液
2を石英ガラス上に同様にして透明硬化物層を形成した
サンプルについて、紫外部の光スペクトルを測定したと
ころ380nm以下の光がすべて吸収されていた。
【0041】[例3]HMB2. 0gの代わりに2,
2,6,6−テトラメチル−4−(2−メタクリロイル
オキシエチル)ピペリジン(以下、TMPという)を用
いた以外は例1と同様にした。このサンプルについて前
記測定を行った。
【0042】[例4](光安定剤の比較例) TMPの代わりにビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジニル)セバケートを用いた以外はすべて
例1と同様にした。このサンプルについて前記測定を行
った。
【0043】[例5]HMB2.0gの代わりに酢酸銅
のメタクリル酸配位錯体1gを用いた以外は例1と同様
にした。このサンプルについて前記測定を行った。また
このサンプルについて赤外部の光スペクトルを測定した
ところ、耐候試験前後共に700〜950nmの光が効
果的に吸収されていた。
【0044】[例6](赤外線吸収剤の比較例) 酢酸銅のメタクリル酸配位錯体の代わりに銅フタロシア
ニンを用いた以外は例1と同様にした。このサンプルに
ついて前記測定を行った。またこのサンプルについて赤
外部の光スペクトルを測定したところ、耐候試験前は7
00〜800nmの光が効果的に吸収されていたが、耐
候試験後は700〜800nmの吸収ピークがほとんど
消失していた。
【0045】[例7]有機基含有ヒドロポリシラザンの
ジブチルエーテル溶液(固形分20重量%、Mn ≒70
0、東燃社製商品名「V720」)100gにHMBを
添加し、さらに2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル
−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチル
フェニルアクリレート(以下、BMAという)0.4g
を添加して室温で窒素雰囲気下60分撹拌して被覆用組
成物(以下、塗工液3という)を得た。
【0046】そして、基材にバーコータを用いてこの塗
工液3を塗工(ウエット厚み6μm)して、80℃の熱
風循環オーブン中で5分間保持した。これを空気雰囲気
中、高圧水銀灯を用いて3000mJ/cm2 の紫外線
を照射し、膜厚1.2μmの透明硬化物層を形成した。
このサンプルについて前記測定を行った。またこのサン
プルを120度のオーブンに1ケ月保持する耐熱試験を
実施したところ、外観変化は全く見られなかった。
【0047】[例8](酸化防止剤の比較例) BMAの代わりに2,2’−メチレンビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェノール)を用いた以外は例7と同
様にした。このサンプルについて前記測定を行った。ま
たこのサンプルを120度のオーブンに1ケ月保持する
耐熱試験を実施したところ、硬化被膜が黄変していた。
【0048】[例9]HMB2.0gの代わりに2−
[2−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]エテニル]
−3−メチルベンゾキサゾリウムヨージド(以下DMI
という)を用いた以外は例1と同様にした。このサンプ
ルについて前記測定を行った。このサンプルについて耐
候試験前後の色差を測定したところ、X、Yともに0.
01以下であった。
【0049】[例10](染料の比較例) DMIの代わりに分子内にラジカル反応性官能基を持た
ないニトロ染料であるナフトールイエローSを用いた以
外は例1と同様にした。このサンプルについて前記測定
を行った。このサンプルについて耐候試験前後の色差を
測定したところ、X、Yともに0.1 以上であった。
【0050】[例11]HMBの代わりにポリオキシエ
チレングリコールモノメタクリレート(分子量100
0)(以下POMという)1gを用いた以外は例1と同
様にした。このサンプルについて前記測定を行った。ま
たこのサンプルについて耐候試験前後の表面固有抵抗を
測定したところ、耐候試験前は1.5×1011Ω、耐候
試験後は2.3×1011Ωであった。
【0051】[例12](帯電防止剤の比較例) POMの代わりに分子内にラジカル反応性官能基を持た
ないポリオキシエチレングリコール(分子量1000)
を用いた以外は例1と同様にした。このサンプルについ
て前記測定を行った。またこのサンプルについて耐候試
験前後の表面固有抵抗を測定したところ、耐候試験前は
1.3×1011Ω、耐候試験後は>1013Ωであった。
【0052】[例13]HMBの代わりに含フッ素化合
物C81724 OCOCH=CH2 を1g用いた以
外は例1と同様にした。このサンプルについて前記測定
を行った。耐候試験前後の水に対する接触角を測定した
ところ、耐候試験前は105度、耐候試験後は102度
であった。
【0053】[例14](撥水性付与剤の比較例) 例13の含フッ素化合物の代わりに分子内にラジカル反
応性官能基を持たないパーフルオロヘキサンを用いた以
外は例13と同様にした。このサンプルについて前記測
定を行った。耐候試験前後の水に対する接触角を測定し
たところ、耐候試験前は90度、耐候試験後は70度で
あった。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物は、耐熱性、耐摩
耗性、耐食性に優れ、基材との密着性の良い被覆が、従
来にない簡便な工程で得られる。しかも、被膜自体に紫
外線吸収、赤外線吸収、光安定化、酸化防止、着色、帯
電防止、撥水性といった様々な機能を発現させることが
できる。本発明の組成物は、ガラス、金属、セラミック
ス等のみならず、高温処理に不適なプラスチック材料、
電子部品等の表面高機能化被覆材として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 博嗣 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリシラザン、ラジカル反応性官能基を有
    する下記機能性添加剤および光開始剤を含有することを
    特徴とする硬化性組成物。 機能性添加剤:紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、光安定化
    剤、酸化防止剤、染料、帯電防止剤および撥水剤から選
    ばれる少なくとも1種の添加剤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の硬化性組成物に活性エネル
    ギ線を照射することにより該組成物を硬化させることを
    特徴とする硬化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010526925A (ja) * 2007-05-16 2010-08-05 クラリアント・インターナシヨナル・リミテツド 高い隠ぺい力、高められた引っかき耐性、及び洗浄容易性を有するカラー顔料着色された塗料組成物

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