JPH11296954A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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Publication number
JPH11296954A
JPH11296954A JP10104328A JP10432898A JPH11296954A JP H11296954 A JPH11296954 A JP H11296954A JP 10104328 A JP10104328 A JP 10104328A JP 10432898 A JP10432898 A JP 10432898A JP H11296954 A JPH11296954 A JP H11296954A
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JP
Japan
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disk
tray
loading
plate
common
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Pending
Application number
JP10104328A
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English (en)
Inventor
Hisashi Ogawa
恒 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to CN99105134A priority patent/CN1233049A/zh
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Publication of JPH11296954A publication Critical patent/JPH11296954A/ja
Priority to US09/801,947 priority patent/US6373810B2/en
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/021Selecting or spacing of record carriers for introducing the heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/221Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records with movable magazine
    • G11B17/223Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records with movable magazine in a vertical direction

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  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクチェンジャ機能を有するディスクド
ライブ装置において、ディスクCDをディスク挿脱口31
5 ,316 に対して挿脱するスロットイン方式を採用し、
小形化および操作性を向上させる。 【解決手段】 ディスクCDがそれぞれ着脱可能に支持
する複数のトレイ11を、上下方向に複数段でかつその上
下方向に移動可能に設ける。複数のトレイ11のうち上下
方向の端部側に位置する1つのトレイ11に対応して、単
独用のディスク挿脱口315 を設ける。上下方向の端部側
に位置するトレイ11以外の残りの複数のトレイ11に対応
して、共通用のディスク挿脱口316 を共通に設ける。共
通用のディスク挿脱口316 に対応するローディング位置
に任意のトレイ11を移動させる移動機構を設ける。各デ
ィスク挿脱口315 ,316 と対応するトレイ11との間でデ
ィスクCDを搬送するローディング機構319 ,320 を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットイン方式
を採用し、複数のトレイに装填された複数のディスクの
うちのいずれかを選択的にドライブするディスクドライ
ブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、情報記録可能とするディ
スクとしてコンパクトディスク(以下、CDという)が
あり、このCDの再生を行なうディスクドライブ装置と
して複数枚のCDの中から選択的にCDの再生を行なう
ようにしたCDチェンジャがある。
【0003】このCDチェンジャでは、例えば、特許第
2620146号公報に記載されているように、チェン
ジャ本体内に、CDを搭載するトレイを上下方向に複数
段に配設するとともに、これらトレイの側方に立設され
るアーム軸を支点としてトレイに対して進退可能とする
ドライブアームを設けている。ドライブアームは、CD
をチャックするターンテーブル、このターンテーブルを
回転させる駆動部、CDの再生を行なうヘッド部を備え
ている。
【0004】そして、トレイ(CD)を選択して再生を
行なうには、トレイを移動させて選択されたトレイの下
側にドライブアームが進入可能とするドライブ用空間を
形成するとともに、ドライブアームを上下方向に移動さ
せてドライブ用空間に進入可能とする高さに合わせた
後、ドライブアームをドライブ用空間に進入させて選択
されたトレイ内でCDの再生を行なうようにしている。
【0005】また、CDをCDドライブ装置に着脱する
方法には、トレイがCDドライブ本体の前面から進退す
る方式、あるいはCDドライブ本体の前面のディスク挿
脱口から挿脱するいわゆるスロットイン方式などが採用
されている。このスロットイン方式は、トレイが進退す
る方式に比べて、トレイ自体の構造、およびトレイを進
退させる機構を簡素化できる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スロッ
トイン方式をCDチェンジャに採用した場合、トレイの
数だけチェンジャ本体の前面に複数のディスク挿脱口を
並設しなければならない。しかも、車載用のCDチェン
ジャなどでは、トレイの縦列方向の寸法が制約されてい
るので、トレイ毎のディスク挿脱口を設けずにチェンジ
ャ本体の前面全体を開口させる必要がある。そのため、
チェンジャ本体の前面を開閉する前面扉を別に設けなけ
ればならず、車載用などでは前面扉の開放スペースを確
保できない場合がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ディスクチェンジャ機能を有するディスクドライ
ブ装置において、ディスクをディスク挿脱口に対して挿
脱するスロットイン方式を採用しても、小形化に対応で
きるとともに、ディスクの挿脱の操作性を向上できるよ
うにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のディスク
ドライブ装置は、縦列状でかつその縦列方向に移動可能
に配設され、ディスクがそれぞれ着脱可能に装填される
複数のトレイと、これら複数のトレイに対応して共通に
設けられ、ディスクが挿脱されるディスク挿脱口と、こ
のディスク挿脱口に対応するローディング位置に任意の
トレイを移動させる移動機構と、前記ディスク挿脱口と
ローディング位置に位置するトレイとの間でディスクを
搬送するローディング機構とを具備しているものであ
る。すなわち、ディスクチェンジャ機能を有するディス
クドライブ装置において、ディスクをディスク挿脱口に
対して挿脱するスロットイン方式を採用し、複数のトレ
イに対応して共通にディスク挿脱口を設け、この共通の
ディスク挿脱口を通じて任意のトレイに対してディスク
を挿脱するので、ディスク挿脱口の共通化によって小形
化に対応するとともに、ディスクの挿脱位置の共通化に
よって操作性を向上させる。
【0009】請求項2記載のディスクドライブ装置は、
縦列状でかつその縦列方向に移動可能に配設され、ディ
スクがそれぞれ着脱可能に装填される複数のトレイと、
これら複数のトレイのうち縦列方向の端部側に位置する
1つのトレイに対応して設けられる単独用のディスク挿
脱口と、前記縦列方向の端部側に位置するトレイ以外の
残りの複数のトレイに対応して共通に設けられる共通用
のディスク挿脱口と、この共通用のディスク挿脱口に対
応するローディング位置に任意のトレイを移動させる移
動機構と、前記単独用のディスク挿脱口とこの単独用の
ディスク挿脱口に対応するトレイとの間でディスクを搬
送する単独用のローディング機構と、前記共通用のディ
スク挿脱口とローディング位置に位置するトレイとの間
でディスクを搬送する共通用のローディング機構とを具
備しているものである。すなわち、ディスクチェンジャ
機能を有するディスクドライブ装置において、ディスク
をディスク挿脱口に対して挿脱するスロットイン方式を
採用し、複数のトレイに対応して共通に共通用のディス
ク挿脱口を設け、この共通用のディスク挿脱口を通じて
任意のトレイに対してディスクを挿脱するので、ディス
ク挿脱口の共通化によって小形化に対応するとともに、
ディスクの挿脱位置の共通化によって操作性を向上させ
る。しかも、1つのトレイに対応した単独用のディスク
挿脱口を有するので、1枚のディスクを単独で容易に操
作可能とする。したがって、トレイの縦列方向に対応し
て共通用のディスク挿脱口と単独用のディスク挿脱口と
を並設することで、操作性を向上させる。
【0010】請求項3記載のディスクドライブ装置は、
請求項2記載のディスクドライブ装置において、1つの
ローディング用モータと、このローディング用モータの
駆動力を各ローディング機構に伝達して搬送動作させる
ローディング伝達機構と、前記各ローディング機構に対
して対応するトレイに装填されたディスクを受け渡す単
独用および共通用のイジェクト手段と、前記ローディン
グ用モータの駆動力を単独用および共通用のイジェクト
手段のいずれか一方に伝達してイジェクト動作させる選
択伝達機構とを具備しているもので、1つのローディン
グ用モータで、ローディング機構を搬送動作させるとと
もに、選択伝達機構を介して単独用および共通用のイジ
ェクト手段のいずれか一方をイジェクト動作させる。
【0011】請求項4記載のディスクドライブ装置は、
請求項3記載のディスクドライブ装置において、各ディ
スク挿脱口を閉塞するとともにディスクの挿脱時に開放
される単独用および共通用のシャッタを具備し、選択伝
達機構は、ローディング用モータの駆動力を単独用およ
び共通用のシャッタのいずれか一方に伝達して開閉動作
させるもので、1つのローディング用モータで、ローデ
ィング機構およびイジェクト手段に加えて、選択伝達機
構を介して単独用および共通用のシャッタのいずれか一
方を開閉動作させる。
【0012】請求項5記載のディスクドライブ装置は、
請求項1ないし4いずれか記載のディスクドライブ装置
において、ローディング機構は、回転駆動されるローラ
と、このローラとの間にディスクを挟持する押え部材
と、この押え部材をローラとの間隙がディスクの厚み以
下になるように弾性的に支持する弾性支持手段とを有し
ているもので、一対のローラでディスクを挟持する場合
に比べて、ローラに必要とする直径分の寸法より押え部
材の厚み分の寸法を薄くすることを可能とし、ディスク
ドライブ装置を薄形に構成する。
【0013】請求項6記載のディスクドライブ装置は、
請求項5記載のディスクドライブ装置において、ローラ
および押え部材は、ローディング機構によるディスクの
搬送方向と直交する両側に離間配置されているもので、
トレイの定位置に装填されたディスクとローラおよび押
え部材との位置関係を、ローラおよび押え部材の両側間
にディスクの周縁部が位置する状態に接近させても、デ
ィスクとローラおよび押え部材との係合を外してディス
クの駆動を可能とし、ローラおよび押え部材が両側間の
中央にもある場合にディスクの周縁部から相対的に離し
て位置させる必要があるのに比べて、ディスク搬送方向
が小形になる。
【0014】請求項7記載のディスクドライブ装置は、
請求項1ないし6いずれか記載のディスクドライブ装置
において、ローディング機構によってトレイに搬送され
るディスクをトレイの定位置に付勢する押え手段を有し
ているもので、押え手段によりディスクをトレイの定位
置に移動させて保持する。
【0015】請求項8記載のディスクドライブ装置は、
請求項1ないし7いずれか記載のディスクドライブ装置
において、ディスクをドライブするドライブアームと、
複数のトレイのうちディスクのドライブを行なういずれ
か1つのトレイを選択するとともに、選択されるトレイ
に対応する選択位置にドライブアームを移動させる選択
機構とを具備し、移動機構は、前記トレイを移動させ、
選択機構で選択されるトレイの縦列方向に隣接してドラ
イブアームが進入可能とするドライブ用空間を形成する
もので、移動機構により、ディスクのローディングに対
応する位置およびドライブに対応する位置にトレイを移
動させる。
【0016】請求項9記載のディスクドライブ装置は、
ディスクを載せる載置部およびディスクの中心孔が係合
するボス部を有するターンテーブルと、このターンテー
ブルに組み込まれ、ボス部から進退可能に設けられて進
出時にディスクをチャックするとともに後退時にチャッ
クを解除するチャック体、およびこのチャック体を進出
方向に付勢する付勢手段を有するチャック機構と、前記
ターンテーブルの外部からチャック機構にチャック解除
力を付与し、付勢手段に抗してチャックを解除させる解
除手段とを具備しているもので、ディスクをターンテー
ブルとの間で挟持するための別の機構を不要にして簡素
化する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0018】実施の形態では、情報記録可能とするディ
スクとして再生専用のコンパクトディスク(以下、CD
という)を取り扱うディスクドライブ装置としてのCD
プレーヤであって、複数枚のCDから選択的に1枚のC
Dの再生を行なうCDチェンジャについて説明する。
【0019】図1ないし図23に第1の実施の形態を示
す。
【0020】図9において、CDチェンジャは、ドライ
ブ装置本体としての機体1を有し、この機体1が音響機
器内に組み込まれるように構成されている。機体1は、
ほぼ正方形の底板2を有し、この底板2の両側から側板
3,4が立設され、この両側の側板3,4上に上板5が
連結され、前面に開口部である着脱口6が形成されてい
る。
【0021】図10に示すように(図面の上側が着脱口
6を有する機体1の前部、下側が機体1の後部であ
る)、機体1内の前部には上下方向(縦列方向または並
列方向)に複数段(図9および図13などを参照)のト
レイ11が配設され、機体1内の後部には選択プレート12
が上下動可能に配設され、機体1の底部および両側の領
域にはCDの再生を行なうトレイ11またはローディング
を行なうトレイ11を選択するディスク選択装置14が配設
され、選択プレート12上には選択されるトレイ11のCD
の再生を行なうドライブアーム体15が配設されている。
【0022】さらに、図4および図5(図面の下側が着
脱口6を有する機体1の前部、上側が機体1の後部であ
る)に示すように、機体1の前部および前部から視て右
側部に、CDのスロットイン方式に対応する構成が配設
されており、この説明は、図10に示すCDチェンジャ
の本体側を説明した後に説明する。
【0023】次に、トレイ11の構造について説明する。
【0024】図10に示すように、トレイ11には中央部
から後部にかけてドライブ位置に移動したドライブアー
ム体15が上下方向に移動可能とする切欠部23が形成され
ている。
【0025】トレイ11の両側には前後一対ずつのガイド
ローラ28が回転自在に軸支され、各ガイドローラ28が機
体1の側板3,4に上下方向に沿って形成されたガイド
溝29(図9などを参照)内に上下動可能に係合されてい
る。
【0026】図14に示すように、各トレイ板21の下側
には、前端側がトレイ板21に回動可能に軸支されるとと
もに後端側が図示しないばねによって下降して下側のト
レイ11上のCDを押える押え板34が配設されている。
【0027】図10に示すように、トレイ11の上面に
は、12cmのCDを係合する凹部35、8cmのCDを
係合する凹部36が形成され、これら凹部35,36の前側部
分はCDが前後方向に移動可能に直線で平行状に形成さ
れている。
【0028】図1に示すように、トレイ11の前端は、断
面ほぼ三角形状に形成され、トレイ11上へのCDの挿入
をガイドするとともに、下側のトレイ11へのCDの挿入
をガイドするように構成されている。
【0029】なお、トレイ11は、この実施の形態では5
枚使用され、最下段が第1段目で、最上段が第5段目と
して説明する。
【0030】次に、選択プレート12の構造について説明
する。
【0031】図10、図18ないし図20に示すよう
に、選択プレート12は、基板41を有し、この基板41の両
側に側板部42,43が立ち上げ形成されるとともに、基板
41の後側に後板部44が立ち上げ形成されており、両側の
側板部42,43が機体1の両側の側板3,4に対して上下
方向にスライド可能に支持され、ディスク選択装置14に
よって選択される選択位置に上下動される。
【0032】次に、ディスク選択装置14の構造について
説明する。
【0033】図11ないし図15に示すように、ディス
ク選択装置14は、選択機構81により、複数段のトレイ11
のうちの再生(またはローディング)を行なう1つのト
レイ11を選択し、かつ、移動機構82により、選択された
トレイ11の下側にドライブアーム体15が進入可能とする
ドライブ用空間を形成するように構成されている。さら
に、保持手段83により、移動機構82の動作時に選択機構
81の選択位置で選択機構81を保持するように構成されて
いる。
【0034】ディスク選択装置14は、機体1の底板2上
に前後方向にスライド可能に配設される移動プレート8
4、この移動プレート84の両側に前後一対ずつ配設され
た作動体85、移動プレート84上に配設された連動プレー
ト86、各作動体85と連動プレート86とを連動させる前後
一対の連動レバー87を有している。
【0035】移動プレート84の両側には最下段のトレイ
11のガイドローラ28を介してトレイ11を上下動させるた
めの前後一対ずつのガイド片部91が立設され、各ガイド
片部91の後方には各作動体85を上下動可能に支持するた
めの支持片部92が立設され、各支持片部92の後方には連
動レバー87を回動自在に軸支するための軸受片部93が立
設されている。
【0036】各ガイド片部91には、図13に示す移動プ
レート84が最も後方へ移動した待機位置でガイドローラ
28を介してトレイ11を上昇させる上側水平縁部94が形成
され、図14に示す移動プレート84が待機位置から前方
へ移動するときにガイドローラ28を介してトレイ11を下
方へ導く(移動プレート84が前進位置から後方へ移動す
るときにガイドローラ28を介してトレイ11を上方へ導
く)傾斜縁部95が形成され、図15に示す移動プレート
84が最も前進した再生位置(ドライブ位置)でガイドロ
ーラ28を介してトレイ11を支持する下側水平縁部96が形
成されている。
【0037】各支持片部92には、上下方向に沿って溝部
97が形成されている。
【0038】また、各作動体85は、移動プレート84の各
支持片部92の内側に配設され、上下一対の軸101 が支持
片部92の溝部97に係合して上下方向に移動可能に支持さ
れている。
【0039】作動体85の前部には、図13に示す移動プ
レート84が最も後方へ移動した待機位置からの前方への
移動によって選択された1つのトレイ11のガイドローラ
28のみを係合可能とするガイド溝102 が形成されてい
る。ガイド溝102 には、図14に示す移動プレート84が
前方へ移動した位置でガイドローラ28を介して選択され
たトレイ11を下降させる第1の溝部103 が形成されてい
るとともに、図15に示す移動プレート84が最も前進し
た再生位置でガイドローラ28を介して選択されたトレイ
11をさらに下降させる第2の溝部104 が形成されてい
る。
【0040】作動体85の前縁には、ガイド片部91の傾斜
縁部95と平行に対向して溝部105 を形成するガイド縁部
106 が形成されている。
【0041】後側の作動体85の後部には、選択プレート
12と連結される連結ピン107 が突設されている。
【0042】また、連動プレート86の両側には、支軸11
1 が突設された前後一対ずつの軸受片部112 が立設され
ている。
【0043】また、各連動レバー87は、ほぼL字形に形
成され、中間部が移動プレート84の軸受片部93に支軸11
5 によって回動自在に軸支され、一端に作動体85の下側
の軸101 に連結される長溝116 が形成され、他端に連動
プレート86の支軸111 に連結される長溝117 が形成され
ている。
【0044】そして、選択プレート12と後側の作動体85
とが連結ピン107 を介して一体に上下方向に移動される
とともに、前後の作動体85が連動プレート86および連動
レバー87を介して一体に連動して上下方向に移動され
る。すなわち、選択機構81により、選択プレート12およ
び前後の作動体85が一体に上下方向に移動されて、選択
された1つのトレイ11のCDを再生する選択位置に移動
される。
【0045】さらに、移動機構82により、移動プレート
84と前後の作動体85とが一体に前後方向に移動され、前
方への移動時にトレイ11を移動させて選択されたトレイ
11の下側にドライブ用空間が形成される。
【0046】次に、選択機構81の構造について説明す
る。
【0047】図11および図12に示すように、選択機
構81は、機体1の底板2の後部に左右方向にスライド自
在に取り付けられた選択板121 を有し、この選択板121
の後縁には選択プレート12の後板部44の後側に配置され
る立上片部122 が形成され、この立上片部122 に選択プ
レート12の後板部44から突設されたピン123 が係合する
カム溝124 が斜めに形成されている。
【0048】選択板121 の前部には前後方向に長いガイ
ド溝125 が形成され、このガイド溝125 に保持レバー12
6 の一端の保持ピン127 が係合されている。保持レバー
126は、ほぼL字形に形成され、中間部が移動プレート8
4に支軸128 によって回動可能に軸支され、他端に形成
された長溝129 が連動プレート86上に立設されるピン13
0 に連結されている。
【0049】そして、選択板121 が図中左方向にスライ
ドすることにより、カム溝124 を介して選択プレート12
が上昇され、保持レバー126 が図中時計回り方向に回動
されるとともに連動プレート86が前進されて各連動レバ
ー87を介して各作動体85が上昇され、すなわち、選択プ
レート12および作動体85が一体的に上昇される。一方、
選択板121 が図中右方向にスライドすることにより、カ
ム溝124 を介して選択プレート12が下降され、保持レバ
ー126 が図中反時計回り方向に回動されるとともに連動
プレート86が後退されて各連動レバー87を介して各作動
体85が下降され、すなわち、選択プレート12および作動
体85が一体的に下降される。
【0050】また、選択板121 の後部には、上下方向に
沿って係合溝131 が形成された受動片部132 が立設さ
れ、この受動片部132 が機体1側に配設された駆動手段
133 に連結されている。
【0051】駆動手段133 は、機体1に取り付けられた
支持枠134 に配設され、この支持枠134 に支軸135 によ
って回動可能に軸支された駆動レバー136 を有し、この
駆動レバー136 のピン137 が受動片部132 の係合溝131
に係合されている。駆動レバー136 の支軸135 にはギヤ
138 が固着され、支持枠134 には選択用モータ139 が取
り付けられ、この選択用モータ139 の正逆回転駆動力が
複数のギヤによって構成されるギヤ列140 を介してギヤ
138 に伝達される。そして、選択用モータ139の駆動に
より、駆動レバー136 が揺動されて選択板121 が左右方
向に移動される。
【0052】なお、ギヤ138 の回転量を検知する図示し
ない選択位置検知手段を備え、この選択位置検知手段に
よって、選択板121 の移動位置すなわち選択位置が検知
される。
【0053】次に、移動機構82の構造について説明す
る。
【0054】図11および図12に示すように、移動機
構82は、機体1の底板2上に支軸151 を支点として回動
可能に軸支されたカム円板152 を有し、このカム円板15
2 には、カム溝153 が形成されているとともに、周縁の
一部にギヤ154 が取り付けられている。
【0055】カム円板152 の前側の底板2上に支軸155
を支点としてカムレバー156 の一端が回動自在に軸支さ
れ、このカムレバー156 の他端が移動プレート84にピン
157を介して連結され、中間部がカム円板152 のカム溝1
53 に係合されるカムピン158 を介してカム円板152 に
連結されている。
【0056】そして、カム円板152 が図11に示す待機
位置にあるとき、移動プレート84が後方へ移動した待機
位置(図13の位置)にあり、この待機位置からカム円
板152 が図1中時計回り方向に回転されることにより、
カム溝153 およびカムレバー156 を介して、移動プレー
ト84が前方へ移動されて図2に示す再生位置(図15の
位置)とされる。一方、カム円板152 が図12に示す再
生位置から図12中反時計回り方向に回転されることに
より、カム溝153 およびカムレバー156 を介して、移動
プレート84が後方へ移動されて図11に示す待機位置に
復帰される。
【0057】カム円板152 は、機体1側に配設された駆
動手段159 で回転される。駆動手段159 は、機体1には
移動用モータ160 が取り付けられ、この移動用モータ16
0 の正逆回転駆動力が複数のギヤによって構成されるギ
ヤ列161 を介してギヤに伝達される。
【0058】なお、ギヤ列161 中の1つのギヤの回転量
を検知する図示しない移動位置検知手段を備え、この移
動位置検知手段によって、カム円板152 の回転量すなわ
ち移動プレート84の移動位置が検知される。
【0059】また、移動機構82は、上述したトレイ11を
移動させるトレイ移動機構の機能を有しているととも
に、後述するドライブアーム体15を移動させるドライブ
アーム移動機構の機能も有している。
【0060】次に、保持手段83の構造について説明す
る。
【0061】図11および図12に示すように、保持手
段83は、保持ピン127 を有しているとともに、この保持
ピン127 が係合される櫛状の保持溝171 を有している。
【0062】保持溝171 は、選択板121 のガイド溝125
の下方で選択板121 のスライド領域に対応して底板2に
形成されており、図11に示す待機位置において選択板
121の各選択位置へのスライドに伴って保持ピン127 が
各選択位置に移動するのを許容する選択用溝部172 が形
成され、この選択用溝部172 の各選択位置に対応する位
置から前方に連通されて保持ピン127 の進退を許容する
とともに進入状態で保持する選択位置別の複数の保持用
溝部173 が形成されている。各保持用溝部173の選択用
溝部172 に連通する入口部の幅は保持ピン127 の進入を
容易にするために広く形成されているとともに、奥側の
幅は保持ピン127 を保持するために狭く形成されてい
る。
【0063】そして、図11に示す待機位置において、
選択板121 のいずれかの選択位置への移動に伴って、保
持ピン127 が選択用溝部172 内を移動されて対応する保
持用溝部173 に臨む選択位置に位置される。この状態か
ら、図12の再生位置へ向けて移動プレート84が前方へ
移動されることにより、保持ピン127 がガイド溝125に
沿って前方へ移動するとともに保持用溝部173 に進入
し、選択板121 が選択位置に保持される。
【0064】次に、ドライブアーム体15の構造について
説明する。
【0065】図10、図16ないし図18に示すよう
に、ドライブアーム体15は、選択プレート12上に配設さ
れており、トレイ11に対して進退される揺動アーム181
を有している。この揺動アーム181 は、トレイ11の側方
位置で底板2上に立設されるとともに選択プレート12上
に貫通されたアーム軸182 を支点として揺動可能に軸支
され、そのアーム軸182 に近い基端側にカム溝183 が形
成されている。
【0066】選択プレート12上には切換プレート184 が
前後方向にスライド可能に取り付けられ、この切換プレ
ート184 にカム溝183 に係合するカムピン185 が立設さ
れている。
【0067】そして、図16に示す切換プレート184 が
後退した待機位置で、カム溝183 およびカムピン185 を
介して、揺動アーム181 がトレイ11内から後方へ退避さ
れた待機位置に位置される。この待機位置から、切換プ
レート184 が前方へ移動されることにより、カム溝183
およびカムピン185 を介して、揺動アーム181 が前方の
トレイ11内へ進入揺動されて図17に示す再生位置(ド
ライブ位置)に位置される。
【0068】また、切換プレート184 の前後方向への平
行移動は、移動機構82のドライブアーム移動機構の機能
によって行なわれる。ドライブアーム移動機構の機能で
は、中間部が連結ピン191 で互いに回動可能に連結され
た第1および第2のリンク192 ,193 を有し、これら第
1および第2のリンク192 ,193 の前端がピン194 ,19
5 を介して切換プレート184 に連結され、第1のリンク
192 の後端が選択プレート12上に支軸196 で軸支され、
第2のリンク193 の後端がカムピン197 を介して作動板
198 に連結されている。
【0069】選択プレート12上に第3のリンク199 の一
端が支軸200 を支点として回転自在に軸支され、この第
3のリンク199 の他端がピン201 を介して第1のリンク
192に連結され、中間部がカムピン202 を介して作動板1
98 に連結されている。第3のリンク199 にはカム溝203
が形成され、このカム溝203 に作動板198 のカムピン2
04 が係合されている。
【0070】作動板198 は、選択プレート12に左右方向
にスライド可能に取り付けられ、第2のリンク193 のカ
ムピン197 および第3のリンク199 のカムピン202 が係
合されるカム溝205 が形成されている。
【0071】そして、図16に示す作動板198 が図中左
方向にスライドされている待機位置で、切換プレート18
4 が後退した待機位置に位置される。この待機位置から
作動板198 が図中右方向へスライドされることにより、
第1ないし第3のリンク192,193 ,199 を介して、切
換プレート184 が前方へ平行移動される。
【0072】さらに、移動機構82のドライブアーム移動
機構の機能では、図11および図12に示すように、カ
ム円板152 の側方の底板2上に支軸211 を支点として中
間部が回動自在に軸支されたカムレバー212 を有し、こ
のカムレバー212 の一端がカム円板152 のカム溝153 に
係合されるカムピン213 を介してカム円板152 に連結さ
れ、他端がピン214 を介してスライド板215 に連結され
ている。スライド板215 は、底板2上の後部に左右方向
にスライド自在に取り付けられ、後縁から選択プレート
12の後板部44の後側に配置される立上片部216 が形成さ
れ、この立上片部216 にガイド溝217 が上下方向に沿っ
て形成されている。
【0073】図16および図17に示すように、スライ
ド板215 のガイド溝217 には作動板198 から突設された
ピン218 が係合されている。ピン218 は、選択プレート
12の後板部44に左右方向に沿って形成されたガイド溝21
9 内に貫通配置されている。
【0074】そして、カム円板152 が図11に示す待機
位置にあるとき、スライド板215 が図11左方向へスラ
イドした待機位置にあり、この待機位置から、カム円板
152が図11中時計回り方向に回転されることにより、
カム溝153 およびカムレバー212 を介して、スライド板
215 が図11右方向へスライドされて図12に示す再生
位置とされる。
【0075】また、図10、図18および図21に示す
ように、揺動アーム181 上にはドライブアーム221 が配
設されている。このドライブアーム221 先端に保持枠22
2 が取り付けられ、保持枠222 の上側にはCDをチャッ
クするターンテーブル223 が配置され、保持枠222 の下
側に駆動部としてのCD回転用モータ224 が取り付けら
れており、保持枠222 上に突出するCD回転用モータ22
4 の駆動軸225 にターンテーブル223 が固着されてい
る。
【0076】図10に示すように、ドライブアーム221
上には、CDの読み取り再生を行なうピックアップ226
を有するヘッド部227 が配設されている。ヘッド部227
は、ドライブアーム221 に沿ってスライド可能に支持さ
れるとともに、ドライブアーム221 に沿って配設された
送りねじ228 に螺合されている。送りねじ228 がヘッド
送り用モータ229 で回転駆動されることにより、ヘッド
部227 がドライブアーム221 に沿って移動される。
【0077】図18に示すように、選択プレート12上で
後板部44に沿って支持アーム230 が配設され、この支持
アーム230 の一端にドライブアーム221 から突設される
連結ピン231 が揺動可能に連結される連結溝232 が形成
されている。したがって、ドライブアーム221 と支持ア
ーム230 とが上下方向などに一体的に動くように連結さ
れている。
【0078】支持アーム230 の両端には支持受部233 ,
234 が形成され、ドライブアーム221 の先端側の保持枠
222 には支持受部235 が形成されている。支持アーム23
0 の各支持受部233 ,234 と選択プレート12との間に防
振支持手段236a,236bが配設され、支持受部235 と揺動
アーム181 との間に防振支持手段236cが配設されてい
る。すなわち、ドライブアーム221 がドライブ位置に揺
動した状態でほぼ三角形の頂点位置にそれぞれ対応する
ドライブアーム221 の先端側、ドライブアーム221 と支
持アーム230 との連結側、支持アーム230 の先端側の3
点に防振支持手段236a,236b,236cがそれぞれ配設さ
れ、ドライブアーム221 および支持アーム230 が選択プ
レート12および揺動アーム181 に対して防振状態に支持
されている。
【0079】図19ないし図21に示すように、各防振
支持手段236a,236b,236cは、ほぼ共通に構成され、選
択プレート12または揺動アーム181 に取り付けられるケ
ース237 を有し、このケース237 内に例えばゴムなどの
弾性容器内にオイルを封入したオイルダンパーなどのダ
ンパー238 が収容され、このダンパー238 の上面に連結
軸239 が突出され、この連結軸239 の上端が支持受部23
3 ,234 ,235 に連結されている。ケース237 の外周に
は支持受部233 ,234 ,235 を浮上させるコイル状のス
プリング240 が配設されている。なお、各防振支持手段
236a,236b,236cのダンパー238 およびスプリング240
の弾性は、各場所で受ける荷重に合わせて適宜に設定さ
れる。
【0080】次に、規制手段251 の構造について説明す
る。
【0081】この規制手段251 は、CDをターンテーブ
ル223 によりチャックした状態で各防振支持手段236a,
236b,236cによるドライブアーム221 および支持アーム
230の支持を許容する許容状態とするとともに、チャッ
ク時以外の状態で各防振支持手段236a,236b,236cによ
るドライブアーム221 および支持アーム230 の支持を規
制してドライブアーム221 および支持アーム230 を定位
置に保持する規制状態とする機能を備えている。
【0082】図18および図19に示すように、規制手
段251 は、防振支持手段236aに対応して、選択プレート
12の側板部42にそれぞれ支軸252 ,253 で回動自在に軸
支された規制レバー254 および受動レバー255 を有し、
これら規制レバー254 と受動レバー255 とが連結ピン25
6 によって互いに連動して回動可能に連結されている。
規制レバー254 の後端には支持アーム230 の支持受部23
3 上に係合可能とする係合部257 が形成され、受動レバ
ー255 には受動ローラ258 が回転自在に軸支されてい
る。
【0083】規制レバー254 にはスプリング259 が装着
され、このスプリング259 によって規制レバー254 が図
19時計回り方向すなわち支持アーム230 の支持受部23
3 を下方へ押し付ける方向に付勢されている。スプリン
グ259 は、その弾性力がスプリング240 の弾性力より強
く設定されており、スプリング240 の付勢に抗して支持
アーム230 の支持受部233 を下方へ押し付けられるよう
になっている。
【0084】図18および図20に示すように、規制手
段251 は、防振支持手段236bに対応して、選択プレート
12の側板部43にそれぞれ支軸260 ,261 で回動自在に軸
支された規制レバー262 および受動レバー263 を有し、
これら規制レバー262 と受動レバー263 とが連結ピン26
4 によって互いに連動して回動可能に連結されている。
規制レバー262 の後端には支持アーム230 の支持受部23
4 上に係合可能とする係合部265 が形成され、受動レバ
ー263 には受動ローラ266 が回転自在に軸支されてい
る。
【0085】規制レバー262 にはスプリング267 が装着
され、このスプリング267 によって規制レバー262 が図
20反時計回り方向すなわち支持アーム230 の支持受部
234を下方へ押し付ける方向に付勢されている。スプリ
ング267 は、その弾性力がスプリング240 の弾性力より
強く設定されており、スプリング240 の付勢に抗して支
持アーム230 の支持受部234 を下方へ押し付けられるよ
うになっている。
【0086】図18ないし図20に示すように、切換プ
レート184 の両側縁部に、受動ローラ258 ,266 にそれ
ぞれ係合可能とするカム突起268 ,269 が立ち上げ形成
されている。
【0087】そして、前述したように、切換プレート18
4 が後退した待機位置で、カム突起268 ,269 が受動ロ
ーラ258 ,266 の後方に離反した位置に配置され、スプ
リング259 ,267 の付勢により規制レバー254 ,262 を
介して支持アーム230 の支持受部233 ,234 が下方へ押
し付けられ、各防振支持手段236a,236bによる支持アー
ム230 の両端の支持が規制されて支持アーム230 が定位
置に保持される。一方、切換プレート184 が再生位置に
前進されると、カム突起268 ,269 上に受動ローラ258
,266 に係合し、スプリング259 ,267 の付勢に抗し
て受動レバー255,263 および規制レバー254 ,262 が
2点鎖線位置にそれぞれ回動され、規制レバー254 ,26
2 の係合部257 ,265 が上昇されて支持アーム230 の支
持受部233,234 の下方へ押し付けが解除され、各防振
支持手段236a,236bによる支持アーム230 の両端の支持
が許容される。
【0088】また、図18および図21に示すように、
規制手段251 は、防振支持手段236cに対応して、揺動ア
ーム181 の縁部から立ち上げられた支持片部270 に支軸
271によって回動可能に軸支された規制レバー272 を有
し、ドライブアーム221 の縁部には規制レバー272 が係
合可能とする規制軸273 が突設されている。
【0089】ドライブアーム221 の下側で揺動アーム18
1 上には受動板274 が揺動アーム181 の長手方向に沿っ
てスライド自在に取り付けられ、この受動板274 には支
持片部270 の内側に配置される受動片部275 が立ち上げ
形成され、この受動片部275に規制レバー272 から突設
されたカムピン276 が連結されている。支持片部270に
はカムピン276 が貫通するとともに規制レバー272 の回
動に応じて移動可能とする円弧状の長孔277 が形成さ
れ、受動片部275 にはカムピン276 が係合するカム溝27
8 が形成されている。図16および図17に示すよう
に、受動板274 には、揺動アーム181 のカム溝183 内を
移動するカムピン185 が係合可能とする係合溝279 が形
成されている。なお、受動板274 は、図示しないスプリ
ングによって、揺動アーム181 の基端のアーム軸182 側
にスライドするように付勢されている。
【0090】そして、前述したように、図16に示す切
換プレート184 が後退した待機位置で、受動板274 が揺
動アーム181 の基端のアーム軸182 側にスライド付勢さ
れ、図21に実線で示すように、この受動板274 のカム
溝278 と規制レバー272 のカムピン276 との係合を介し
て、規制レバー272 が図21時計回り方向に回動され、
この規制レバー272 により規制軸273 を介してドライブ
アーム221 の先端側が下方へ押し付けられ、防振支持手
段236cによるドライブアーム221 の先端の支持が規制さ
れて定位置に保持される。一方、切換プレート184 が図
18に示す再生位置に前進されると、カムピン185 で受
動板274 が揺動アーム181 の先端側に押動され、図21
に2点鎖線で示すように、この受動板274 のカム溝278
と規制レバー272 のカムピン276 との係合を介して、規
制レバー272 が図21反時計回り方向に回動され、この
規制レバー272 によるドライブアーム221 の下方へ押し
付けが解除され、防振支持手段236cによるドライブアー
ム221 の先端の支持が許容される。
【0091】次に、ターンテーブル223 の構造について
説明する。
【0092】図21ないし図23に示すように、ターン
テーブル223 は、CDを載せる円盤状の載置部281 を有
しているとともに、この載置部281 上の中央に取り付け
られてCDの中心孔が係合するボス部282 を有し、ボス
部282 の中心に駆動軸225 に固着される固着部材283 が
取り付けられている。ボス部282 には、上方に開口する
環状の凹部284 が形成されているとともに、この凹部28
4 とボス部282 の外周面とに連通開口して収納部285 が
円周上の3箇所に等間隔に形成されている。
【0093】また、ターンテーブル223 はCDをチャッ
クするチャック機構291 を備えている。このチャック機
構291 は、ボス部282 の各収納部285 に収納されるチャ
ック体としての3つのボール292 を有し、ボス部282 の
凹部284 には、各ボール292を各収納部285 内に保持す
る環状の保持部材293 が上下方向に移動可能に収容され
るとともに、この保持部材293 を下方へ付勢する付勢手
段としてのスプリング294 が収容されており、ボス部28
2 の上面に閉塞部材295 が取り付けられている。
【0094】保持部材293 の下面にはボス部282 の下面
に貫通突出する3つの脚部296 が形成され、各ボール29
2 に対向する周面にはボール292 を外方へ押圧可能とす
る押圧部297 が形成されている。
【0095】そして、保持部材293 の下降時に、押圧部
297 によりボール292 が外方へ押圧されてボス部282 の
周面から突出され、一方、保持部材293 の上昇時に、押
圧部297 による押圧を解除してボス部282 内へのボール
292 の後退が許容される。
【0096】ターンテーブル223 と保持枠222 との間に
は解除手段としてのチャックレバー298 が配設されてい
る。このチャックレバー298 は、チャックレバー298 の
円周方向に沿って形成された複数の長孔299 が保持枠22
2 の上面から突設されたガイド軸300 に係合して、回動
可能および上下動可能に構成されている。さらに、チャ
ックレバー298 には複数の係合孔301 が形成され、保持
枠222 の上面には各係合孔301 に係合可能とする山形の
押上部302 が突出形成されている。
【0097】チャックレバー298 には、受動板274 の受
動片部275 の外側面に対向配置される連結片部303 が形
成され、この連結片部303 に受動片部275 から突設され
た連結ピン304 が係合される連結孔305 が形成されてい
る。
【0098】そして、前述のように、受動板274 が揺動
アーム181 の基端のアーム軸182 側にスライドしている
図21の状態で、受動板274 の連結ピン304 を介して、
チャックレバー298 が図22に2点鎖線で示すように図
22時計回り方向に回動されており、チャックレバー29
8 の各係合孔301 が押上部302 の位置から外れ、チャッ
クレバー298 が押上部302 上に載り上げて上昇され、こ
のチャックレバー298で保持部材293 の脚部296 が押し
上げられ、ボス部282 内へのボール292 の後退が許容さ
れ、ボス部282 に対するCDの中心孔の係合が許容され
る。一方、受動板274 が揺動アーム181 の先端側にスラ
イドされると、受動板274 の連結ピン304 を介して、チ
ャックレバー298 が図22に2点鎖線で示す位置から図
22反時計回り方向に回動され、チャックレバー298 の
各係合孔301 が押上部302 の位置に一致してチャックレ
バー298 が下降し、このチャックレバー298 による保持
部材293 の押し上げが解除され、スプリング294 の付勢
によって保持部材293 を介してボール292 がボス部282
の周面から突出され、これら3つのボール292 がCDの
中心孔の縁部に係合してチャックされる。
【0099】次に、CDのスロットイン方式に対応する
構成について説明する。
【0100】図1ないし図5に示すように(図3および
図5の下側が着脱口6を有する機体1の前部、上側が機
体1の後部である)、機体1の前面の着脱口6の前方
に、横長の前面板311 ,312 が上下に平行に配置され、
これら各前面板311 ,312 の両端が各ローラブラケット
313 ,314 を介して機体1に取り付けられている。
【0101】上側の前面板311 の上側領域にCDが挿脱
される単独用のディスク挿脱口315が横長状に形成さ
れ、上側の前面板311 と下側の前面板312 との間の領域
にCDが挿脱される共通用のディスク挿脱口316 が横長
状に形成されている。単独用のディスク挿脱口315 は、
下から第5段目のトレイ11に搭載されるCDの挿脱に単
独に用いられ、共通用のディスク挿脱口316 は、下から
第1段目ないし第4段目の各トレイ11に搭載されるCD
の挿脱に共通に用いられる。単独用および共通用のディ
スク挿脱口315 ,316 の後方位置をトレイ11に対してC
Dのローディングを行なう単独用および共通用のローデ
ィング位置とされている。
【0102】そして、単独用のディスク挿脱口315 に対
応するローディング位置には、上述した選択機構81およ
び移動機構82によって、下から第5段目のトレイ11が移
動配置される。共通用のディスク挿脱口316 に対応する
ローディング位置には、上述した選択機構81および移動
機構82によって、下から第1段目ないし第4段目のトレ
イ11のうちの選択されたトレイ11が移動配置される。
【0103】各前面板311 ,312 の前面両側には樹脂製
のガイド板317 が取り付けられ、このガイド板317 の上
縁が前面板311 ,312 の上縁を覆うように係合されてい
る。右側の各ガイド板317 の前面には後述するシャッタ
を軸支する軸支部318 が突設されている。
【0104】また、単独用および共通用のディスク挿脱
口315 ,316 には、ローディング位置に位置するトレイ
11に対してCDをローディングする単独用および共通用
のローディング機構319 ,320 が配設されている。これ
ら各ローディング機構319 ,320 は、ディスク挿脱口31
5 ,316 の下側に沿って配置されるローラ321 ,322、
および上側に沿って配置される押え部材323 ,324 を有
し、これらローラ321,322 と押え部材323 ,324 をそ
れぞれ対としてディスク挿脱口315 ,316 の両側に離間
配置されている。
【0105】各ローラ321 ,322 は、前面板311 ,312
から折曲された取付片部311a,312aとローラブラケット
313 ,314 との間に軸部が回転自在に軸支され、軸部の
外周に例えばゴム製の弾性を有するローラ材が装着され
ている。各ローラ321 ,322のローラブラケット313 ,3
14 を貫通する軸端部にはギヤ325 ,326 が固着されて
いる。単独用のディスク挿脱口315 の上方には、各ギヤ
325 に噛合するギヤ327 が両端に固着された連動軸328
が両側のローラブラケット313 に対して回転自在に支持
されている。左側のギヤ325 ,326 間には、それらギヤ
325 ,326 と互いに噛合するギヤ329 が回転自在に軸支
されている。したがって、後述するローディング伝達機
構から右側のギヤ325 ,326 に駆動伝達がなされた際、
全てのローラ321 ,322 が連動して回転される。
【0106】押え部材323 ,324 は、例えば樹脂製で、
ローラ321 ,322 に対向する下面には、CDをローラ32
1 ,322 との間に導く傾斜面323a,324aが前後部分に形
成されているとともに、ローラ321 ,322 との間にCD
を挟持した際にCDに2箇所で接触する接触点323b,32
4bが形成されている。このように2箇所の接触点323b,
324bを形成することで、ローラ321 ,322 との間にCD
を安定して挟持できるとともに、接触抵抗を低減でき
る。
【0107】押え部材323 ,324 は、ローラ321 ,322
との間隙がCDの厚み以下になるように弾性支持手段と
しての板ばね330 ,331 によって弾性的に支持されてい
る。板ばね330 は、平板状に形成され、両端が機体1側
に取り付けられるとともに、中間部が単独用の押え部材
323 に取り付けられ、単独用の押え部材323 を上下方向
に揺動可能に支持する。板ばね331 は、断面ほぼL字形
に形成され、上端側が上側の前面板311 の背面に取り付
けられるとともに、下端側が共通用の押え部材324 に取
り付けられ、共通用の押え部材324 を上下方向に揺動可
能に支持する。
【0108】また、右側の各ガイド板317 の前面には、
各ガイド板317 の各軸支部318 によって単独用および共
通用のシャッタ332 ,333 がそれぞれ揺動可能に軸支さ
れている。各シャッタ332 ,333 の一端には各ディスク
挿脱口315 ,316 の中央部を開閉可能とするシャッタ部
332a,333aが形成され、他端には突片332b,333bが突出
形成されている。
【0109】また、左側のローディング機構319 ,320
の後方に、ローディング機構319 ,320 によってトレイ
11に搬送されるCDをトレイ11の定位置に引き込むため
の押え手段としての押えローラ334 が上下方向に沿って
配置されている。この押えローラ334 は、トレイ11の昇
降領域の全域に対応した長さに形成され、機体1側に支
軸335 で揺動可能に支持された押えアーム336 に回転自
在に軸支されている。押えアーム336 は図示しないスプ
リングによって図3反時計回り方向に付勢されており、
CDの挿脱時には押えローラ334 が付勢に抗して左側方
へ押動されてCDの挿脱が可能になっている。
【0110】また、両側のローディング機構319 ,320
の後方に、ディスク挿脱口315 ,316 を通じて挿脱され
るCDを検知する例えば光学式のセンサ337 が配設され
ている。
【0111】また、図4および図5に示すように、機体
1の右側方にはベース板341 が取り付けられている。こ
のベース板341 には1つのローディング用モータ342 が
取り付けられ、このローディング用モータ342 の駆動軸
にはウォームギヤ343 が取り付けられている。
【0112】ベース板341 のローディング用モータ342
より前側には、ローディング用モータ342 の駆動力を各
ローディング機構319 ,320 に伝達するローディング伝
達機構344 が取り付けられている。このローディング伝
達機構344 は、複数のギヤを連続させたギヤ列345 によ
って構成され、ウォームギヤ343 からギヤ列345 を介し
て各ローディング機構319 ,320 のギヤ325 ,326 に回
転力が伝達され、各ギヤ325 ,326 が同一方向に回転さ
れる。
【0113】また、機体1の右上面には、単独用および
共通用のスライドリンク346 ,347がそれぞれ前後方向
に移動可能に取り付けられている。各スライドリンク34
6 ,347 の前端側にはベース板341 の外側方に折曲され
る折曲片部346a,347aが形成され、各折曲片部346a,34
7aにはカム溝346b,347bが形成されている。各スライド
リンク346 ,347 の後端はベース板341 に向けて折れ曲
がるとともにその先端に係合溝346c,347cが形成されて
いる。各スライドリンク346 ,347 の後端近傍には左右
方向に横長の長孔346d,347dが形成されている。なお、
各スライドリンク346 ,347 は、図5に示すように、前
方に移動している位置を待機位置(ローディング完了位
置またはプレイ位置)とする。
【0114】また、ベース板341 の外側面の前側には、
単独用および共通用のシャッタリンク348 ,349 が支軸
350 ,351 によって揺動可能に軸支されている。各シャ
ッタリンク348 ,349 の前端には対応する単独用および
共通用のシャッタ332 ,333の突片332b,333bに係合す
る係合溝348a,349aが形成され、後端側にはカム溝346
b,347bに係合するピン348b,349bが突設されている。
各シャッタリンク348 ,349 には図4反時計回り方向に
回動付勢する図示しないスプリングが連結されており、
この各シャッタリンク348 ,349 がスプリングの付勢に
よって図4示す反時計回り方向に回動している状態で、
各シャッタ332 ,333 が図2に示す時計回り方向に回動
して閉鎖状態に保持される。
【0115】また、機体1の右上面の後側には、単独用
および共通用のイジェクト手段としてのイジェクトアー
ム352 ,353 が支軸354 ,355 を支点としてそれぞれ揺
動可能に軸支されている。各イジェクトアーム352 ,35
3 には、単独用および共通用のローディング位置のCD
の後縁部に係合して押動可能とする押動部352a,353aが
取り付けられ、スライドリンク346 ,347 の長孔346d,
347dに係合するピン352b,353bが突設されている。
【0116】そして、スライドリンク346 ,347 が図5
に示す前方の待機位置に位置している状態では、イジェ
クトアーム352 ,353 の押動部352a,353aがCDの後縁
部から離反した退避状態にあり、スライドリンク346 ,
347 が後方へ移動することにより、イジェクトアーム35
2 ,353 の押動部352a,353aがCDの後縁部に当接して
前方へ押し出すように構成されている。
【0117】また、ベース板341 の内側面の後側には、
ローディング用モータ342 の駆動力を単独用および共通
用のスライドリンク346 ,347 のいずれか一方に選択的
に伝達する選択伝達機構361 が配設されている。図6な
いし図8に示すように(図面の左側が機体1の前部、右
側が機体1の後部である)、選択伝達機構361 は、カム
板362 、共通用のスライド板363 、単独用のスライド板
364 、ラック板365 を有し、これらカム板362 、スライ
ド板363 ,364 およびラック板365 がねじなどの一対の
止め具366 でベース板341 の内側面に一体的に取り付け
られている。
【0118】カム板362 は、止め具366 によってベース
板341 に固定的に取り付けられており、スライド板363
側に対向する側面にはカム溝367 が開口形成され、この
カム溝367 には、前端部に後述するカムピンが係合する
待機部368 が形成され、この待機部368 の後方にカムピ
ンを下方へ導くガイド部369 が形成され、このガイド部
369 の後方に、単独用および共通用の溝部370 ,371 が
上下に平行状に形成されている。
【0119】共通用のスライド板363 は、図8(a) に示
すように、止め具366 に係合する長孔372 が形成され、
ベース板341 に対して前後方向に移動可能に取り付けら
れており、カム板362 のカム溝367 に対応してカム溝37
3 が形成されている。このカム溝373 の前縁部分は待機
部368 とほぼ同位置まで開口形成され、後縁部分には共
通用の溝部371 の途中位置に対応して係合縁部374 が形
成されているとともに、単独用の溝部370 の全域に対応
して逃げ溝部375 が形成されている。また、スライド板
363 の上縁には、共通用のスライドリンク347 の係合溝
347cに係合する突起363aが突設されている。
【0120】単独用のスライド板364 には、図8(b) に
示すように、止め具366 に係合する長孔376 が形成さ
れ、ベース板341 に対して前後方向に移動可能に取り付
けられており、カム板362 のカム溝367 に対応してカム
溝377 が形成されている。このカム溝377 の前縁部分は
待機部368 とほぼ同位置まで開口形成され、後縁部分に
は単独用の溝部370 の途中位置に対応して係合縁部378
が形成されているとともに、共通用の溝部371 の全域に
対応して逃げ溝部379 が形成されている。また、スライ
ド板364 の上縁には、単独用のスライドリンク346 の係
合溝346cに係合する突起363aが突設されている。
【0121】ラック板365 には、図6に示すように、止
め具366 に係合する長孔380 が形成され、ベース板341
に対して前後方向に移動可能に取り付けられており、下
縁にラック381 が形成されている。図6および図7に示
すように、ラック板365 の側面には、レバー382 の前端
が支軸383 によって揺動可能に軸支され、このレバー38
2 の中間部にカムピン384 が取り付けられている。カム
ピン384 は、ラック板365 に支軸383 を中心として円弧
状に形成された長孔385 、およびスライド板363 ,364
のカム溝373 ,377 を貫通してカム板362 のカム溝367
に係合されている。レバー382 の後端には、ラック板36
5 から切り起こされた引掛片386 との間に引張力を付与
するスプリング387 が張設されている。カムピン384
は、レバー382 の支軸383 を中心として上下に揺動可能
であるが、スプリング387 の引張力によって図6に示す
中立位置に付勢されている。
【0122】また、ベース板341 の内面には、ラック板
365 などの下方に、ローディング用モータ342 のウォー
ムギヤ343 から図示しない複数のギヤを介して駆動力が
伝達されるギヤ388 が回転自在に軸支されているととも
に、およびこのギヤ388 から駆動力が伝達されるギヤ体
389 が回転自在に軸支されている。これらギヤ388 およ
びギヤ体389 は選択伝達機構361 の一部を構成する。
【0123】ギヤ388 は、大径ギヤ部388aおよび小径ギ
ヤ部388bを有している。ギヤ体389は、大径ギヤ部388a
に噛合するギヤ390 と、ラック板365 のラック381 に噛
合するピニオン部391aおよび小径ギヤ部388bに噛合可能
とする切欠ギヤ部391bが形成されたギヤ391 とを有し、
ギヤ390 ,391 間には摩擦接触によって駆動力を伝達す
る図示しないクラッチ機構が介在されている。ギヤ391
にはベース板341 のストッパ392 に当接可能とする係合
突部391cが形成されている。切欠ギヤ部391bは、ほぼ2
70゜の範囲に歯が形成され、残りのほぼ90゜の範囲
が切り欠かれている。
【0124】そして、選択伝達機構361 は、図6に示す
ように、各スライド板363 ,364 およびラック板365 が
前方に移動した位置を待機位置とするとともに、ギヤ39
1 の切欠ギヤ部391bがギヤ388 の小径ギヤ部388bに噛合
していない状態を待機位置とする。詳細については後述
するが、この選択伝達機構361 により、共通用および独
立用のスライド板363 ,364 のいずれか一方を前後方向
に移動させることで、単独用および共通用のスライドリ
ンク346 ,347 のいずれか一方を前後方向に移動させ
る。
【0125】なお、CDチェンジャは図示しない制御装
置で制御される。この制御装置には、CDを装填または
イジェクトするトレイ11の指定を行なうスイッチなどを
備えた図示しない操作部が接続される。
【0126】次に、本実施の形態のCDチェンジャの作
用を説明する。
【0127】まず、共通用のディスク挿脱口316 を通じ
てのCDの装填およびイジェクトについて説明する。
【0128】図示しない操作部により、共通用のディス
ク挿脱口316 を通じてCDを装填可能とする下から第1
段目から第4段目のトレイ11のうち、CDの装填を希望
するトレイ11を1つ指定する。
【0129】例えば下から第4段目のトレイ11の指定に
より、図1に示すように、指定された下から第4段目の
トレイ11が共通用のディスク挿脱口316 の後方の共通用
のローディング位置に移動される。なお、このトレイ11
のローディング位置への移動は、選択機構81および移動
機構82によって行なわれるもので、この選択機構81およ
び移動機構82によるトレイ11の移動については後述する
CDの再生において説明する。
【0130】指定されたトレイ11が共通用のローディン
グ位置に移動した後、ローディング用モータ342 が所定
方向(イジェクト方向)に回転される。これにより、図
6に示すように、ギヤ388 、ギヤ390 およびクラッチを
介してギヤ391 がそれぞれ矢印方向に回転され、ギヤ39
1 の切欠ギヤ部391bがギヤ388 の小径ギヤ部388bに噛合
されてギヤ391 がローディング用モータ342 の駆動系に
直結され、ギヤ391 の回転でラック板365 が後方へ移動
される。
【0131】図8(a) に示すように、ラック板365 が後
方へ移動すると、カム板362 のカム溝367 に係合してい
るカムピン384 が、カム溝367 の待機部368 からガイド
部369 を通じて下方へ導かれながら後方へ移動するとと
もに、そのまま下側の共通用の溝部371 に進入して係合
縁部374 に当接し、係合縁部374 を押して共通用のスラ
イド板363 を後方へ移動させる。
【0132】図4および図5に示すように、共通用のス
ライド板363 の後方への移動により、共通用のスライド
リンク347 が後方へ移動されるとともに、シャッタリン
ク349 が支軸351 を支点として図4時計回り方向に回動
され、さらに、図2に示すように、共通用のシャッタ33
3 が軸支部318 を支点として開放方向(図2反時計回り
方向)に回動され、共通用のシャッタ333 のシャッタ部
333aが下降して共通用のディスク挿脱口316 が開口され
る。
【0133】また、図4および図5に示すように、共通
用のスライドリンク347 が後方へ移動されると、共通用
のイジェクトアーム353 が支軸355 を支点として図5反
時計回り方向に揺動される。そのため、指定されたトレ
イ11上に別のCDが既に装填されていた場合には、共通
用のイジェクトアーム353 の押動部353aでCDの周縁後
部が押され、CDが前方へ移動されて、CDの周縁前部
が共通用のローディング機構320 のローラ322 と押え部
材324 との間に差し込まれる。
【0134】このとき、共通用のローディング機構320
には、イジェクト方向に回転されるローディング用モー
タ342 からの駆動力がローディング伝達機構344 を介し
て伝達され、ローラ322 がイジェクト方向に回動されて
いるので、ローラ322 と押え部材324 との間に差し込ま
れたCDが、共通用のシャッタ333 が開放された共通用
のディスク挿脱口316 を通じて前方へイジェクトされ
る。
【0135】そして、図6において、ギヤ391 がほぼ2
70゜回動した時点で、ギヤ391 の切欠ギヤ部391bがギ
ヤ388 の小径ギヤ部388bとの噛合が外れるとともに、ギ
ヤ391 の係合突部391cがストッパ392 に当接され、ギヤ
388 の回転が継続されてもギヤ388 とギヤ体389 との間
のクラッチが滑ってギヤ391 の回転が停止される。この
ギヤ391 の回転停止により、共通用のスライド板363 お
よびスライドリンク347 の後方への移動が停止される。
このギヤ体389 の回転停止までに、共通用のシャッタ33
3 の開放およびイジェクトアーム353 によるCDの押動
が完了されるが、ローディング機構320 ではCDのイジ
ェクト途中にある。
【0136】ギヤ体389 の回転停止後も、ローディング
用モータ342 の回転が継続されてローディング機構320
によるCDのイジェクトが継続され、CDがローラ322
と押え部材324 との間にある状態で共通用のディスク挿
脱口316 から所定量突出する位置までイジェクトされる
と、ローディング用モータ342 が停止される。
【0137】共通用のディスク挿脱口316 からイジェク
トされたCDをローラ322 と押え部材324 との間から引
き抜くと、CDの装填可能状態となる。装填可能状態で
は、共通用のディスク挿脱口316 が開口されていてCD
の挿入に待機される。
【0138】そして(図2および図3参照)、装填しよ
うとするCDが共通用のディスク挿脱口316 を通じてロ
ーラ322 と押え部材324 との間に挿入され、一対のセン
サ337 をほぼ同時に遮光すると、ローディング用モータ
342 が前述したイジェクト方向とは反対の装填方向に回
転される。
【0139】ローディング用モータ342 の装填方向への
回転により、ローディング用モータ342 からの駆動力が
ローディング伝達機構344 を介して共通用のローディン
グ機構320 に伝達されて、ローラ322 が装填方向に回動
されるので、ローラ322 と押え部材324 との間に挿入さ
れたCDが、共通用のディスク挿脱口316 内に取り込ま
れながら、ローディング位置に位置するトレイ11上に装
填されていく。このとき、CDの周縁左側が押えローラ
334 に当接し、この押えローラ334 を付勢に抗して左外
方へ押しやりながらCDが装填されていく。
【0140】CDの周縁前側がローラ322 と押え部材32
4 との間から後方へ挿入されると、CDがトレイ11上で
フリーとなる。このとき、押えローラ334 がCDの周縁
前側に回り込んでいてフリーとなったCDを後方へ引き
寄せ、CDをトレイ11上の定位置に移動させる。
【0141】また、ローディング用モータ342 の装填方
向への回転により(図6参照)、ギヤ388 、ギヤ390 お
よびクラッチを介してギヤ391 がそれぞれ図6矢印とは
反対方向に回転され、ギヤ391 の切欠ギヤ部391bがギヤ
388 の小径ギヤ部388bに噛合されてギヤ391 がローディ
ング用モータ342 の駆動系に直結され、ギヤ391 の回転
でラック板365 が前方へ移動される。
【0142】ラック板365 が前方へ移動すると(図8
(a) 参照)、カム板362 の下側の共通用の溝部371 に進
入しているカムピン384 が前方へ移動され、ガイド部36
9 の上側を通じて、待機部368 に係合する初期の待機位
置に復帰される。カムピン384による後方へ押動が解除
された共通用のスライド板363 は、シャッタリンク349
に張設された図示しないスプリングの付勢によりスライ
ドリンク347 を介して前方へ移動される。
【0143】スライドリンク347 の前方への移動により
(図4および図5参照)、イジェクトアーム353 がCD
に当接しない後方へ退避移動され、かつ、シャッタリン
ク349 を介して共通用のシャッタ333 が閉鎖方向に回転
され、共通用のシャッタ333のシャッタ部333aが上昇し
て共通用のディスク挿脱口316 が閉鎖される。なお、共
通用のシャッタ333 が閉鎖される前に、CDはトレイ11
の定位置に装填されている。
【0144】そして、ギヤ391 がほぼ270゜回動した
時点で、図6に示すように、ギヤ391 の切欠ギヤ部391b
がギヤ388 の小径ギヤ部388bとの噛合が外れるととも
に、ギヤ391 の係合突部391cがストッパ392 に当接さ
れ、ローディング用モータ342 が停止される。
【0145】その後、移動機構82によってトレイ11が所
定の待機位置に戻され、CDの再生待機状態になるか、
またはCDの再生へ移行する。
【0146】次に、単独用のディスク挿脱口315 を通じ
てのCDの装填およびイジェクトについて説明する。な
お、前述した共通用のディスク挿脱口316 を通じてのC
Dのの装填およびイジェクトと同様であり、相違する部
分のみを説明する。
【0147】図示しない操作部により、単独用のディス
ク挿脱口315 を通じてCDを装填する下から第5段目の
トレイ11を指定する。
【0148】図1に示すように、指定された下から第5
段目のトレイ11が単独用のディスク挿脱口315 の後方の
単独用のローディング位置に移動される。なお、下から
第5段目のトレイ11の定位置が単独用のローディング位
置であれば、下から第5段目のトレイ11は移動しない。
【0149】ローディング用モータ342 がイジェクト方
向に回転されると、図8(b) に示すように、ラック板36
5 が後方へ移動され、カム板362 のカム溝367 に係合し
ているカムピン384 が、カム溝367 の待機部368 からガ
イド部369 を通じて下方へ導かれながら後方へ移動する
とともに、そのまま下側の共通用の溝部371 の入口部分
に少し進入し、その時点でローディング用モータ342 が
一時停止される。
【0150】その後、ローディング用モータ342 が逆の
装填方向に所定量回転され、ラック板365 が前方へ移動
し、カムピン384 が共通用の溝部371 の入口部分から前
方へ出る。カムピン384 が取り付けられたレバー382 は
スプリング387 によって中立位置に付勢されているの
で、カムピン384 がガイド部369 の後側で上方へ移動す
る。
【0151】その後、ローディング用モータ342 がイジ
ェクト方向に再度回転され、カムピン384 が上側の単独
用の溝部370 に進入して係合縁部378 に当接し、係合縁
部378 を押して単独用のスライド板364 を後方へ移動さ
せる。このとき、共通用のスライド板363 は待機位置か
ら移動しない。
【0152】そして、単独用のディスク挿脱口315 を通
じてのCDの装填およびイジェクトは、それぞれ単独用
のローディング機構319 、シャッタ332 、スライドリン
ク346 、シャッタリンク348 、イジェクトアーム352 な
どにより、前述した共通用のディスク挿脱口316 を通じ
てのCDの装填およびイジェクトとが同様に行なわれ
る。
【0153】次に、CDの再生について説明する。
【0154】このCDの再生についての説明では、選択
機構81の選択動作、移動機構82によるカム円板152 の回
動初期段階、回動中期段階および回動後期段階での各移
動動作に分けて説明する。
【0155】まず、選択機構81の選択動作について説明
する。
【0156】図示しない操作部で再生を行なうCDを搭
載したトレイ11が選択操作されると、図11および図1
2に示すように、選択機構81が動作されて、選択用モー
タ139 の駆動により選択板121 が選択位置に移動され
る。
【0157】選択板121 の選択位置への移動により、選
択板121 のカム溝124 を介して選択プレート12が上昇ま
たは下降されて選択位置に移動され、この選択プレート
12上のローディング機構13およびドライブアーム体15な
どが選択されたトレイ11に対応する選択位置に移動され
る。
【0158】さらに、選択板121 の選択位置への移動に
より、保持レバー126 を介して連動プレート86が前進ま
たは後退され、図13に示すように、連動プレート86の
移動により各連動レバー87を介して各作動体85が上昇ま
たは下降されて選択位置に移動される。
【0159】さらに、図11および図12に示すよう
に、選択板121 の選択位置への移動により、保持レバー
126 の保持ピン127 が保持溝171 の選択用溝部172 内を
移動されて1つの保持用溝部173 に臨む選択位置に移動
される。
【0160】したがって、選択機構81により、選択プレ
ート12、この選択プレート12上のローディング機構13お
よびドライブアーム体15、各作動体85などが一体に上下
方向に移動されて、選択された1つのトレイ11のCDを
再生する選択位置に移動される。
【0161】すなわち、図11、図12および図13
は、下から第2段目のトレイ11が選択された場合の選択
位置を示し、各作動体85のガイド溝102 の入口が下から
第2段目のトレイ11のガイドローラ28の高さに位置さ
れ、保持ピン127 が保持溝171 の端から2つ目の保持用
溝部173 の入口に位置される。
【0162】次に、移動機構82によるカム円板152 の回
動初期段階での再生移動動作を説明する。
【0163】図11および図12に示すように、選択機
構81の動作後に移動機構82の動作が開始されて、図11
に示す待機位置にあるカム円板152 が移動用モータ160
の駆動により図11時計回り方向に回動される。
【0164】待機位置からのカム円板152 の回転によ
り、カム溝153 およびカムレバー156を介して、移動プ
レート84が前方に移動される。
【0165】移動プレート84の前方への移動により、保
持レバー126 の保持ピン127 が保持溝171 の保持用溝部
173 内に進入し、選択機構81が選択位置で保持される。
【0166】さらに、移動プレート84の前方への移動に
より、図13に示す待機位置から移動プレート84と各作
動体85とが一体に前方へ移動され、図14に示すよう
に、最下段のトレイ11のガイドローラ28が溝部105 内に
相対的に進入されるとともに下方へ導かれ、最下段のト
レイ11が下降されて、下から第2段目のトレイ11の下側
にドライブ用空間が形成される。下から第2段目のトレ
イ11のガイドローラ28が作動体85のガイド溝102 内に相
対的に進入されるとともに第1の溝部103 を介してやや
下降され、下から第2段目のトレイ11がやや下降され
る。下から第3段目のトレイ11のガイドローラ28が作動
体85上に載って、下から第3段目以上のトレイ11の下降
が規制される。
【0167】次に、移動機構82によるカム円板152 の回
動中期段階での再生移動動作を説明する。
【0168】カム円板152 が図11に示す待機位置にあ
るとき、スライド板215 が図11のように左方向へスラ
イドした待機位置にあり、この待機位置から、カム円板
152が図11中時計回り方向に回転されることにより、
カム溝153 およびカムレバー212 を介して、図12に示
すようにスライド板215 が右方向へスライドされる。
【0169】スライド板215 と一体的に作動板198 が図
16に示す左方向にスライドされている待機位置にある
とき、切換プレート184 が後退した待機位置にあり、こ
の待機位置から、スライド板215 と一体的に作動板198
が右方向へスライドされることにより、図17に示すよ
うに、第1ないし第3のリンク192 ,193 ,199 を介し
て、切換プレート184 が前方へ平行移動される。
【0170】切換プレート184 が図16に示す後退した
待機位置にあるとき、カム溝183 およびカムピン185 を
介して、ドライブアーム体15の揺動アーム181 がトレイ
11内から後方へ退避された待機位置にあり、この待機位
置から、切換プレート184 が前方へ移動されることによ
り、カム溝183 およびカムピン185 を介して、揺動アー
ム181 が前方のトレイ11内へ進入揺動されて図17に示
すドライブ位置に移動される。
【0171】次に、移動機構82によるカム円板152 の回
動後期段階での再生移動動作を説明する。
【0172】図15に示すように、下から第2段目のト
レイ11のガイドローラ28が作動体85の第1の溝部103 か
ら第2の溝部104 内に下降され、下から第2段目のトレ
イ11がさらに下降される。この下から第2段目のトレイ
11上に搭載されているCDがドライブ位置に位置される
ドライブアーム体15のターンテーブル223 に移載され、
下から第2段目のトレイ11はさらに下降されてCDから
下方へ離反した位置に移動される。
【0173】この時点では、揺動アーム181 上の受動板
274 が図21に示す揺動アーム181の基端のアーム軸182
側にスライドしている待機位置にあり、受動板274 の
連結ピン304 を介して、チャックレバー298 が図22に
2点鎖線で示すように時計回り方向に回動されており、
チャックレバー298 の各係合孔301 が押上部302 の位置
から外れ、チャックレバー298 が押上部302 上に載り上
げて上昇し、このチャックレバー298 で保持部材293 の
脚部296 が押し上げられ、ボス部282 内へのボール292
の後退が許容されている。
【0174】そのため、下から第2段目のトレイ11のC
Dがドライブ位置に位置されるドライブアーム体15のタ
ーンテーブル223 に移載される際、CDの中心孔がボス
部282 の周囲に対して係合され、CDの下面がターンテ
ーブル223 の載置部281 上に載り移る。
【0175】また、切換プレート184 が図18に示す再
生位置に前進されると、受動板274がカムピン185 を介
して揺動アーム181 の先端側にスライドされ、受動板27
4 の連結ピン304 を介して、チャックレバー298 が図2
2に2点鎖線で示す位置から実線で示す位置に回動さ
れ、チャックレバー298 の各係合孔301 が押上部302 の
位置に一致してチャックレバー298 が下降し、このチャ
ックレバー298 による保持部材293 の押し上げが解除さ
れ、スプリング294 の付勢によって保持部材293を介し
て各ボール292 がボス部282 の周面から突出され、これ
ら3つのボール292 がCDの中心孔の上縁部に係合して
ターンテーブル223 にチャックされる。
【0176】また、CDがターンテーブル223 にチャッ
クされる時点までは、図19および図20に実線で示す
ように、切換プレート184 のカム突起268 ,269 が受動
ローラ258 ,266 の後方に離反した位置に配置され、ス
プリング259 ,267 の付勢により規制レバー254 ,262
を介して支持アーム230 の支持受部233 ,234 が下方へ
押し付けられ、各防振支持手段236a,236bによる支持ア
ーム230 の両端の支持が規制されて支持アーム230 が定
位置に保持されている。
【0177】この状態から、切換プレート184 が図18
に示す再生位置に前進されると、カム突起268 ,269 上
に受動ローラ258 ,266 に係合し、スプリング259 ,26
7 の付勢に抗して受動レバー255 ,263 および規制レバ
ー254 ,262 が2点鎖線位置にそれぞれ回動され、規制
レバー254 ,262 の係合部257 ,265 が上昇されて支持
アーム230 の支持受部233 ,234 の下方へ押し付けが解
除され、各防振支持手段236a,236bによって支持アーム
230 の両端が防振状態に支持される。
【0178】また、同様に、CDがターンテーブル223
にチャックされる時点までは、図16および図21に示
すように、切換プレート184 が後退した待機位置で、受
動板274 が揺動アーム181 の基端のアーム軸182 側にス
ライド付勢され、図21に実線で示すように、この受動
板274 のカム溝278 と規制レバー272 のカムピン276と
の係合を介して、規制レバー272 が図21時計回り方向
に回動され、この規制レバー272 により規制軸273 を介
してドライブアーム221 の先端側が下方へ押し付けら
れ、防振支持手段236cによるドライブアーム221 の先端
の支持が規制されて定位置に保持されている。
【0179】この状態から、切換プレート184 が図18
に示す再生位置に前進されると、カムピン185 で受動板
274 が揺動アーム181 の先端側に押動され、図21に2
点鎖線で示すように、この受動板274 のカム溝278 と規
制レバー272 のカムピン276との係合を介して、規制レ
バー272 が図21反時計回り方向に回動され、この規制
レバー272 によるドライブアーム221 の下方へ押し付け
が解除され、防振支持手段236cによってドライブアーム
221 の先端が防振状態に支持される。
【0180】そして、CDをターンテーブル223 にチャ
ックするとともに防振状態に支持した時点で、CDの再
生が可能となり、CD回転用モータ224 の駆動でCDが
回転されるとともに、ヘッド部227 のピックアップ226
でCDの読取再生が行なわれる。
【0181】次に、CDの再生可能状態からは、別のト
レイ11のCDの再生やCDのイジェクトまたは装填など
のために、待機状態に復帰される。
【0182】この再生可能状態からの待機状態への復帰
は、前述した待機状態から再生可能状態への移行動作と
は逆動作によって同様に行なわれるものであり、移動機
構82によるカム円板152 の逆回動初期段階、逆回動中期
段階および逆回動後期段階での各移動動作に分けて説明
する。
【0183】まず、移動機構82によるカム円板152 の逆
回動初期段階での待機復帰動作を説明する。
【0184】図12に示す再生位置にあるカム円板152
が移動用モータ160 の駆動により図12反時計回り方向
に逆回動される。
【0185】カム円板152 が逆回動されると、図17に
示すスライド板215 および作動板198 が左方向に移動さ
れ、第1ないし第3のリンク192 ,193 ,199 を介して
切換プレート184 が後方へ平行移動される。
【0186】切換プレート184 の後方への移動により、
図18に示す受動板274 が揺動アーム181 の基端のアー
ム軸182 側に移動され、図21に実線で示すように、受
動板274 のカム溝278 と規制レバー272 のカムピン276
との係合を介して、規制レバー272 が図21時計回り方
向に回動され、この規制レバー272 により規制軸273を
介してドライブアーム221 の先端側が下方へ押し付けら
れ、防振支持手段236cによるドライブアーム221 の先端
の支持が規制されて定位置に保持される。
【0187】同様に、切換プレート184 の後方への移動
により、図19および図20に示すように、切換プレー
ト184 のカム突起268 ,269 が受動ローラ258 ,266 よ
り後方に移動され、スプリング259 ,267 の付勢により
規制レバー254 ,262 を介して支持アーム230 の支持受
部233 ,234 が下方へ押し付けられ、各防振支持手段23
6a,236bによる支持アーム230 の両端の支持が規制され
て支持アーム230 が定位置に保持される。
【0188】また、切換プレート184 の後方への移動に
より、図18に示す受動板274 が揺動アーム181 の基端
のアーム軸182 側に移動されると、受動板274 の連結ピ
ン304 を介して、チャックレバー298 が図22に2点鎖
線で示すように時計回り方向に回動され、チャックレバ
ー298 の各係合孔301 が押上部302 の位置から外れ、チ
ャックレバー298 が押上部302 上に載り上げて上昇さ
れ、このチャックレバー298 で保持部材293 の脚部296
が押し上げられ、ボス部282 内へのボール292 の後退が
許容される。これにより、CDのチャックが解除され
る。
【0189】また、切換プレート184 と一体的に各作動
体85が後方へ移動され、図15に示す下から第2段目の
トレイ11のガイドローラ28が作動体85の第2の溝部104
から第1の溝部103 内に上昇され、下から第2段目のト
レイ11が上昇される。この下から第2段目のトレイ11の
上昇時に、ターンテーブル223 上に載っているCDがト
レイ11上に受け取られる。
【0190】次に、移動機構82によるカム円板152 の逆
回動中期段階での待機復帰動作を説明する。
【0191】切換プレート184 の後方への移動により、
図16に示すように、カム溝183 およびカムピン185 を
介して、ドライブアーム体15の揺動アーム181 がトレイ
11内から後方へ退避されて待機位置に移動される。
【0192】次に、移動機構82によるカム円板152 の逆
回動後期段階での待機復帰動作を説明する。
【0193】カム円板152 が図12中反時計回り方向に
回転されることにより、カム溝153およびカムレバー156
を介して、移動プレート84が後方へ移動されて図11
に示す待機位置に復帰される。
【0194】移動プレート84の後方への移動により、図
14に示す最下段のトレイ11のガイドローラ28が移動プ
レート84のガイド片部91を介して上昇され、待機状態に
復帰される。
【0195】以上のように、CDチェンジャにおいて、
CDをディスク挿脱口315 ,316 に対して挿脱するスロ
ットイン方式を採用し、複数のトレイ11に対応して共通
に共通用のディスク挿脱口316 を設け、この共通用のデ
ィスク挿脱口316 を通じて任意のトレイ11に対してCD
を挿脱できるので、ディスク挿脱口316 の共通化によっ
て小形化に対応できるとともに、CDの挿脱位置の共通
化によって操作性を向上できる。しかも、1つのトレイ
11に対応した単独用のディスク挿脱口315 を有するの
で、1枚のCDを単独で容易に操作できる。したがっ
て、トレイ11の縦列方向に対応して共通用のディスク挿
脱口316 と単独用のディスク挿脱口315 とを並設するこ
とで、操作性を向上できる。
【0196】また、1つのローディング用モータ342
で、単独用および共通用のローディング機構319 ,320
を搬送動作させることができるとともに、選択伝達機構
361 を介して単独用および共通用のイジェクトアーム35
2 ,353 のいずれか一方をイジェクト動作させることが
でき、さらに、選択伝達機構361 を介して単独用および
共通用のシャッタ332 ,333 のいずれか一方を開閉動作
させることができる。
【0197】また、各ローディング機構319 ,320 で
は、ローラ321 ,322 とこのローラ321 ,322 に弾性的
に付勢される押え部材323 ,324 との間でCDを挟持し
て搬送するので、一対のローラ部材でCDを挟持する場
合に比べて、1つのローラ部材に必要とする直径分の寸
法より押え部材323 ,324 の厚み分の寸法を薄くするこ
とが可能で、CDチェンジャを薄形に構成できる。
【0198】また、ローラ321 ,322 および押え部材32
3 ,324 をローディング機構319 ,320 によるディスク
搬送方向(ローディング方向)と直交する両側に離間配
置しているので、トレイ11の定位置に支持されたCDと
ローラ321 ,322 および押え部材323 ,324 との位置関
係を、ローラ321 ,322 および押え部材323 ,324 の両
側間にCDの周縁部が位置する状態に接近させても、C
Dとローラ321 ,322および押え部材323 ,324 との係
合を外してCDの駆動を可能とすることができ、ローラ
321 ,322 および押え部材323 ,324 が両側間の中央に
もある場合にCDの周縁部から相対的に離して位置させ
る必要があるのに比べて、ディスク搬送方向の小形化を
図れる。
【0199】また、押えローラ334 により、ローディン
グ機構319 ,320 によってトレイ11に搬送されるCDを
トレイ11の定位置に移動させて保持できる。
【0200】また、ターンテーブル223 に組み込まれた
チャック機構291 によるCDのチャックおよびチャック
解除をターンテーブル223 の外部から行なえるので、C
Dをターンテーブル223 との間で挟持するための別の機
構を不要にして簡素化および小形化できる。すなわち、
従来は、ターンテーブルに対向させてクランプを回転自
在に配置し、CDのチャック時にはターンテーブルにク
ランプを接近させてターンテーブルとクランプとの間で
CDを挟持するようにしており、クランプ自体およびこ
のクランプを移動させる機構などを必要とし、機構が複
雑化および大形化する問題がある。
【0201】なお、前記実施の形態では、チャック機構
291 のCDをチャックするチャック体としてボール292
を用いたが爪体でもよい。
【0202】次に、チャック機構291 のチャック体とし
て爪体を用いる第2の実施の形態を、図24ないし図2
7を参照して説明する。
【0203】図24および図25に示すように、ターン
テーブル223 のボス部282 は、下方に開口するキャップ
状に形成され、ボス部282 の外周面には窓孔401 が円周
上の3箇所に等間隔に形成されている。
【0204】また、チャック機構291 は、ボス部282 内
に配置されるチャック体としての爪体402 、保持部材40
3 および付勢手段としてのスプリング404 を有するとと
もに、図27に示すように、保持枠222 上に配置される
ボール405 、解除手段としての昇降部材406 、チャック
レバー407 および係止部材408 を有している。
【0205】図26に示すように、爪体402 は、ボス部
282 内の3箇所に配置され、一端が支軸411 によってタ
ーンテーブル223 上に回動自在に軸支され、他端にはボ
ス部282 の窓孔401 を通じてボス部282 の周面から進退
可能とする爪部412 が形成され、中間部にはボス部282
の中心側に下降傾斜する傾斜部413 が形成されている。
【0206】保持部材403 には、固着部材283 の外周に
上下動可能に係合する係合孔414 が形成され、外周には
各爪体402 の傾斜部413 に係合可能とする3つの押圧部
415、およびターンテーブル223 の下方に上下動可能に
貫通突出して昇降部材406 の上面に係合可能とする3つ
の脚部416 が形成されている。保持部材403 の上面に
は、ボス部282 に対して保持部材403 を下方に付勢する
スプリング404 が配置されている。
【0207】そして、保持部材403 の下降時に、押圧部
415 で爪体402 の傾斜部413 を押圧し、爪体402 が支軸
411 を支点として外方へ押動されて爪部412 がボス部28
2 の周面から突出され、一方、保持部材403 の上昇時
に、押圧部415 による爪体402の傾斜部413 の押圧を解
除し、ボス部282 内への爪部412 の後退が許容される。
【0208】保持枠222 には、CD回転用モータ224 の
軸受部224aが入り込む開口部417 が形成され、図27に
示すように、開口部417 の外周に沿った円周上の3箇所
にボール405 を回転自在に保持するボール保持部418 が
形成されている。
【0209】昇降部材406 には、CD回転用モータ224
の軸受部224aに回転可能および上下動可能に係合する係
合孔419 が形成され、周縁には、各ボール405 の位置に
対応した3箇所に上方へ凹む凹部420 および下方に突出
する凸部421 が並列に形成されているとともに、3箇所
に放射方向に沿ってガイド溝422 が形成されている。各
ガイド溝422 の一方の縁部から外方へ係合片部423 が突
出形成されている。
【0210】チャックレバー407 は、保持枠222 上に支
軸424 によって回動自在に軸支され、一端に昇降部材40
6 のガイド溝422 に係合するピン425 が突設され、他端
が受動板274 (第1の実施の形態を参照)に連結され
る。
【0211】係止部材408 は、平面視でほぼC字形に形
成されて保持枠222 の上面に固着され、内周縁の3箇所
には昇降部材406 の下降位置で各係合片部423 上に係合
して係止する係止片部426 が形成されている。
【0212】そして、受動板274 により、チャックレバ
ー407 が図27に実線で示すように図27時計回り方向
に回動されると、昇降部材406 が図27反時計回り方向
に回動され、昇降部材406 の凹部420 がボール405 上に
位置して、図24に示すように、昇降部材406 が下降さ
れ、昇降部材406 の係合片部423 が係止部材408 の係止
片部426 の下側に進入して係止される。そのため、スプ
リング404 の付勢で保持部材403 が下降し、保持部材40
3 の各押圧部415 で各爪体402 の傾斜部413 が押圧さ
れ、各爪体402 が支軸411 を支点として外方へ押動され
て爪部412 がボス部282 の周面から突出される。したが
って、3つの爪体402 の爪部412 がCDの中心孔の縁部
に係合して、CDがチャックされる。
【0213】また、受動板274 により、チャックレバー
407 が図27に2点鎖線で示すように図27反時計回り
方向に回動されると、昇降部材406 が図27時計回り方
向に回動され、昇降部材406 の凸部421 がボール405 上
に位置して、図25に示すように、昇降部材406 が上昇
される。このとき、昇降部材406 の回動により、昇降部
材406 の係合片部423 が係止部材408 の係止片部426 の
下側から外れて係止が解除される。そのため、上昇する
昇降部材406 で脚部416 を介して保持部材403がスプリ
ング404 の付勢に抗して押し上げられ、保持部材403 の
各押圧部415 での各爪体402 の傾斜部413 の押圧が解除
される。したがって、3つの爪体402 の爪部412 がボス
部282 内への後退が許容され、CDのチャックが解除さ
れて、ボス部282 に対するCDの着脱が許容される。
【0214】なお、前記実施の形態では、単独用のディ
スク挿脱口315 および共通用のディスク挿脱口316 をト
レイ11の縦列方向に対応して縦列に配置したCDチェン
ジャに構成したが、共通用のディスク挿脱口316 のみを
備えたCDチェンジャに構成してもよく、また、複数の
共通用のディスク挿脱口316 をトレイ11の縦列方向に対
応して縦列に配置してもよい。
【0215】また、ディスクには、再生専用、記録専
用、記録と再生の両方が含まれ、例えば、コンパクトデ
ィスク、ビデオディスク、光磁気ディスク、フレキシブ
ル磁気ディスクなどが含まれる。
【0216】また、ドライブ装置には、再生専用、記録
専用、記録と再生の両方が含まれ、同様に、ヘッド部に
は、再生専用、記録専用、記録と再生の両方が含まれ
る。
【0217】また、ドライブとは、ディスクの記録また
は再生を意味し、ディスクの回転も含む。
【0218】
【発明の効果】請求項1記載のディスクドライブ装置に
よれば、ディスクチェンジャ機能を有するディスクドラ
イブ装置において、ディスクをディスク挿脱口に対して
挿脱するスロットイン方式を採用し、複数のトレイに対
応して共通にディスク挿脱口を設け、この共通のディス
ク挿脱口を通じて任意のトレイに対してディスクを挿脱
できるので、ディスク挿脱口の共通化によって小形化に
対応できるとともに、ディスクの挿脱位置の共通化によ
って操作性を向上できる。
【0219】請求項2記載のディスクドライブ装置によ
れば、ディスクチェンジャ機能を有するディスクドライ
ブ装置において、ディスクをディスク挿脱口に対して挿
脱するスロットイン方式を採用し、複数のトレイに対応
して共通に共通用のディスク挿脱口を設け、この共通用
のディスク挿脱口を通じて任意のトレイに対してディス
クを挿脱できるので、ディスク挿脱口の共通化によって
小形化に対応できるとともに、ディスクの挿脱位置の共
通化によって操作性を向上できる。しかも、1つのトレ
イに対応した単独用のディスク挿脱口を有するので、1
枚のディスクを単独で容易に操作できる。したがって、
トレイの縦列方向に対応して共通用のディスク挿脱口と
単独用のディスク挿脱口とを並設することで、操作性を
向上できる。
【0220】請求項3記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項2記載のディスクドライブ装置の効果に加
えて、1つのローディング用モータで、ローディング機
構を搬送動作させることができるとともに、選択伝達機
構を介して単独用および共通用のイジェクト手段のいず
れか一方をイジェクト動作させることができる。
【0221】請求項4記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項3記載のディスクドライブ装置の効果に加
えて、1つのローディング用モータで、選択伝達機構を
介して単独用および共通用のシャッタのいずれか一方を
開閉動作させることができる。
【0222】請求項5記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項1ないし4いずれか記載のディスクドライ
ブ装置の効果に加えて、ローラとこのローラに弾性的に
付勢される押え部材との間でディスクを挟持して搬送す
るので、一対のローラでディスクを挟持する場合に比べ
て、ローラに必要とする直径分の寸法より押え部材の厚
み分の寸法を薄くすることが可能で、ディスクドライブ
装置を薄形に構成できる。
【0223】請求項6記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項5記載のディスクドライブ装置の効果に加
えて、ローラおよび押え部材をローディング機構による
ディスク搬送方向と直交する両側に離間配置しているの
で、トレイの定位置に支持されたディスクとローラおよ
び押え部材との位置関係を、ローラおよび押え部材の両
側間にディスクの周縁部が位置する状態に接近させて
も、ディスクとローラおよび押え部材との係合を外して
ディスクの駆動を可能とすることができ、ローラおよび
押え部材が両側間の中央にもある場合にディスクの周縁
部から相対的に離して位置させる必要があるのに比べ
て、ディスク搬送方向の小形化を図れる。
【0224】請求項7記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項1ないし6いずれか記載のディスクドライ
ブ装置の効果に加えて、押え手段により、ローディング
機構によってトレイに搬送されるディスクをトレイの定
位置に移動させて保持できる。
【0225】請求項8記載のディスクドライブ装置によ
れば、請求項1ないし7いずれか記載のディスクドライ
ブ装置の効果に加えて、移動機構により、ディスクのロ
ーディングに対応する位置およびドライブに対応する位
置にトレイを移動させることができる。
【0226】請求項9記載のディスクドライブ装置によ
れば、ターンテーブルに組み込まれたチャック機構によ
るディスクのチャックおよびチャック解除をターンテー
ブルの外部から行なえるので、ディスクをターンテーブ
ルとの間で挟持するための別の機構を不要にして簡素化
および小形化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクドライブ装置の第1の実施の
形態を示すディスク挿脱口の部分の断面図である。
【図2】同上ディスクドライブ装置の正面図である。
【図3】同上ディスクドライブ装置の前端部分の平面図
である。
【図4】同上ディスクドライブ装置の側面図である。
【図5】同上ディスクドライブ装置の側部部分の平面図
である。
【図6】同上ディスクドライブ装置の一部を拡大した側
面図である。
【図7】同上ディスクドライブ装置の一部を拡大した平
面図である。
【図8】同上図6の側面図の一部に対応し、(a) は共通
用のディスク挿脱口を通じてのディスクのローディング
を行なう場合の説明図、(b) は単独用のディスク挿脱口
を通じてのディスクのローディングを行なう場合の説明
図である。
【図9】同上ディスクドライブ装置の斜視図である。
【図10】同上ディスクドライブ装置の上板を外した状
態の平面図である。
【図11】同上(a) はディスク選択装置の待機時の平面
図、(b) はディスク選択装置の待機時の背面図である。
【図12】同上ディスク選択装置の平面図である。
【図13】同上ディスク選択装置の移動機構の待機時の
断面図である。
【図14】同上ディスク選択装置の移動機構によるトレ
イの選択移動過程の状態の断面図である。
【図15】同上ディスク選択装置の移動機構によるトレ
イの選択移動を完了した状態の断面図である。
【図16】同上(a) はドライブアーム体の待機時の平面
図、(b) はドライブアーム体の待機時の一部の背面図で
ある。
【図17】同上(a) はドライブアーム体の再生時の平面
図、(b) はドライブアーム体の再生時の一部の背面図で
ある。
【図18】同上選択プレート上の平面図である。
【図19】同上図18のA−A断面に対応した断面図で
ある。
【図20】同上図18のB−B断面に対応した断面図で
ある。
【図21】同上ドライブアーム体の先端部分の一部を切
り欠いた正面図である。
【図22】同上ターンテーブル部分の平面図である。
【図23】同上ターンテーブル部分の側面図である。
【図24】本発明のディスクドライブ装置の第2の実施
の形態を示すドライブアーム体の先端部分において爪体
の突出状態の断面図である。
【図25】同上ドライブアーム体の先端部分において爪
体の退避状態の断面図である。
【図26】同上ターンテーブル部分の一部を省略した平
面図である。
【図27】同上(a) はドライブアーム体の先端部分の平
面図、(b) は一部の断面図である。
【符号の説明】
11 トレイ 81 選択機構 82 移動機構 221 ドライブアーム 223 ターンテーブル 281 載置部 282 ボス部 291 チャック機構 292 チャック体としてのボール 294 付勢手段としてのスプリング 298 解除手段としてのチャックレバー 315 ,316 ディスク挿脱口 319 ,320 ローディング機構 321 ,322 ローラ 323 ,324 押え部材 330 ,331 弾性支持手段としての板ばね 332 ,333 シャッタ 334 押え手段としての押えローラ 342 ローディング用モータ 344 ローディング伝達機構 352 ,353 イジェクト手段としてのイジェクトアー
ム 361 選択伝達機構 402 チャック体としての爪体 404 付勢手段としてのスプリング 406 解除手段としての昇降部材 CD ディスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦列状でかつその縦列方向に移動可能に
    配設され、ディスクがそれぞれ着脱可能に装填される複
    数のトレイと、 これら複数のトレイに対応して共通に設けられ、ディス
    クが挿脱されるディスク挿脱口と、 このディスク挿脱口に対応するローディング位置に任意
    のトレイを移動させる移動機構と、 前記ディスク挿脱口とローディング位置に位置するトレ
    イとの間でディスクを搬送するローディング機構とを具
    備していることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 縦列状でかつその縦列方向に移動可能に
    配設され、ディスクがそれぞれ着脱可能に装填される複
    数のトレイと、 これら複数のトレイのうち縦列方向の端部側に位置する
    1つのトレイに対応して設けられる単独用のディスク挿
    脱口と、 前記縦列方向の端部側に位置するトレイ以外の残りの複
    数のトレイに対応して共通に設けられる共通用のディス
    ク挿脱口と、 この共通用のディスク挿脱口に対応するローディング位
    置に任意のトレイを移動させる移動機構と、 前記単独用のディスク挿脱口とこの単独用のディスク挿
    脱口に対応するトレイとの間でディスクを搬送する単独
    用のローディング機構と、 前記共通用のディスク挿脱口とローディング位置に位置
    するトレイとの間でディスクを搬送する共通用のローデ
    ィング機構とを具備していることを特徴とするディスク
    ドライブ装置。
  3. 【請求項3】 1つのローディング用モータと、 このローディング用モータの駆動力を各ローディング機
    構に伝達して搬送動作させるローディング伝達機構と、 前記各ローディング機構に対して対応するトレイに装填
    されたディスクを受け渡す単独用および共通用のイジェ
    クト手段と、 前記ローディング用モータの駆動力を単独用および共通
    用のイジェクト手段のいずれか一方に伝達してイジェク
    ト動作させる選択伝達機構とを具備していることを特徴
    とする請求項2記載のディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 各ディスク挿脱口を閉塞するとともにデ
    ィスクの挿脱時に開放される単独用および共通用のシャ
    ッタを具備し、 選択伝達機構は、ローディング用モータの駆動力を単独
    用および共通用のシャッタのいずれか一方に伝達して開
    閉動作させることを特徴とする請求項3記載のディスク
    ドライブ装置。
  5. 【請求項5】 ローディング機構は、 回転駆動されるローラと、 このローラとの間にディスクを挟持する押え部材と、 この押え部材をローラとの間隙がディスクの厚み以下に
    なるように弾性的に支持する弾性支持手段とを有してい
    ることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のデ
    ィスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 ローラおよび押え部材は、ローディング
    機構によるディスクの搬送方向と直交する両側に離間配
    置されていることを特徴とする請求項5記載のディスク
    ドライブ装置。
  7. 【請求項7】 ローディング機構によってトレイに搬送
    されるディスクをトレイの定位置に付勢する押え手段を
    有していることを特徴とする請求項1ないし6いずれか
    記載のディスクドライブ装置。
  8. 【請求項8】 ディスクをドライブするドライブアーム
    と、 複数のトレイのうちディスクのドライブを行なういずれ
    か1つのトレイを選択するとともに、選択されるトレイ
    に対応する選択位置にドライブアームを移動させる選択
    機構とを具備し、 移動機構は、前記トレイを移動させ、選択機構で選択さ
    れるトレイの縦列方向に隣接してドライブアームが進入
    可能とするドライブ用空間を形成することを特徴とする
    請求項1ないし7いずれか記載のディスクドライブ装
    置。
  9. 【請求項9】 ディスクを載せる載置部およびディスク
    の中心孔が係合するボス部を有するターンテーブルと、 このターンテーブルに組み込まれ、ボス部から進退可能
    に設けられて進出時にディスクをチャックするとともに
    後退時にチャックを解除するチャック体、およびこのチ
    ャック体を進出方向に付勢する付勢手段を有するチャッ
    ク機構と、 前記ターンテーブルの外部からチャック機構にチャック
    解除力を付与し、付勢手段に抗してチャックを解除させ
    る解除手段とを具備していることを特徴とするディスク
    ドライブ装置。
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US09/292,404 US6226253B1 (en) 1998-04-15 1999-04-14 Disk driving apparatus
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