JP3608866B2 - オートチェンジャー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納部に収納した複数のディスク状記録媒体のディスクチェンジ動作を速めたオートチェンジャーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、チェンジャー本体内部に複数のディスクを収容したストッカーを収納し、選択されたディスクを自動的に取り出して再生を行うオートチェンジャーが知られている。
【0003】
図47乃至図49は、このようなオートチェンジャーを示すものであり、チェンジャー本体10内部には複数のストッカー20が着脱自在に収納されるようになっている。各ストッカー20には、複数枚のディスク21が着脱自在に収容されている。
【0004】
更に、チェンジャー本体10内部には、いずれかのストッカー20から選択されたディスク21を取り出すためのディスク搬送機構30が上下動自在に配設されている。ディスク搬送機構30は、搬送ベース機構40上に回動自在に保持されている。チェンジャー本体10内部下方には、4台のプレーヤユニット50が配設されている。
【0005】
ディスク搬送機構30によって搬送されたいずれかのディスク21は、4台のプレーヤユニット50のいずれかによって再生されるようになっている。すなわち、搬送ベース機構40に対してディスク搬送機構30が回動自在に載置されているとともに、ディスク搬送機構30に対してチャッキング部材31が進退自在とされている。
【0006】
そして、ディスク搬送機構30が選択されたディスク21を収容しているストッカー20の収容位置まで上下動して停止すると、チャッキング部材31が移動しストッカー20に収容されているディスク21の外周縁部を挟持してディスク搬送機構30側に引き込む。
【0007】
ディスク21を引き込んだ後、下方に位置するいずれかのプレーヤユニット50側まで下降して停止すると、再びチャッキング部材31が移動し、プレーヤユニット50側に挟持しているディスク21を受渡す。
ちなみに、このようなディスク搬送機構30の動作に関しては、特願平1−19555号に紹介されているため、ここではその詳細を省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上述した従来のディスクチェンジャーでは、チェンジャー本体10内部に複数のディスク21を収容したストッカー20を収納しているため、ディスク21の収納効率が高められるばかりか、選択されたディスク21を搬送ベース機構40に対して回動自在に支持されたディスク搬送機構30によって搬送するようにしているため、ディスク21の交換も容易に行われるようになっている。
【0009】
ところが、このようなディスクチェンジャーでは、たとえばストッカー20内に収容されているディスク21を取り出す場合、ディスク搬送機構30の回動によってストッカー20側への向きを変える動作(スイング動作)と、チャッキング部材31を送り出したり、引き戻したりする動作(スライド動作)と、チャッキング部材31によるディスク21の外周縁部の掴み動作(チャッキング動作)とが、それぞれ別個のモータによって駆動力が与えられる構成であるため、少なくとも3個のモータが必要となるばかりか、それぞれの駆動力を伝達するための駆動機構が別個に必要となるため、部品点数の増加を招き構成が複雑なものとなっている。
【0010】
また、搬送ベース機構40に載置されているディスク搬送機構30によるディスク21の搬送(上下動作)がディスク21の引き出しを終えてから行われるため、ディスク搬送機構30によるディスク21の交換動作に時間が掛かり過ぎるといった不具合もある。
【0011】
本発明は、このような事情に対処してなされたもので、簡単な構成で装置の小型化を図ることができるとともに、性能アップを図ることができるオートチェンジャーを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ディスク状記録媒体を記録再生するオートチェンジャーであって、前記ディスク状記録媒体を複数収納する収納部と、前記ディスク状記録媒体を記録再生する記録再生手段と、この記録再生手段と前記収納部との間で昇降自在とされ、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、前記搬送手段は、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する際、回動動作によって前記ディスク状記録媒体の搬送方向を変えながら、昇降動作によって前記ディスク状記録媒体の搬送すべき所定の高さ位置まで移動するものであり、前記搬送手段には、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する際、前記収納部側又は前記記録再生手段側から前記ディスク状記録媒体を引き込んだり、前記収納部側又は前記記録再生手段側へ前記ディスク状記録媒体を送り出したりするために水平面上で移動自在とされたチャッキング部材と、このチャッキング部材の位置を検出する位置検出手段とが具備され、前記搬送手段の前記回動動作及び前記昇降動作は、前記位置検出手段によって前記チャッキング部材が前記回動動作及び前記昇降動作の妨げとならない位置にあることが検出されてから行われることを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、前述の特徴を有するオートチェンジャーにおいて、前記搬送手段の昇降方向に沿って単一の前記ディスク状記録媒体を収容可能なメイルスロット部が設けられており、前記搬送手段は、前記収納部、前記記録再生手段及び前記メイルスロット部間で前記ディスク状記録媒体の搬送を行うことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、前述の特徴を有するオートチェンジャーにおいて、チャッキング部材の駆動力は、エンドレス構成のクラッチ機構によって与えられていることを特徴とする。
【0016】
請求項記載の発明は、ディスク状記録媒体を記録再生するオートチェンジャーであって、前記ディスク状記録媒体を複数収納する収納部と、前記ディスク状記録媒体を記録再生する記録再生手段と、この記録再生手段と前記収納部との間で昇降自在とされ、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、前記搬送手段は、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する際、前記収納部側又は前記記録再生手段側から前記ディスク状記録媒体を引き込んだり、前記収納部側又は前記記録再生手段側へ前記ディスク状記録媒体を送り出したりするために水平面上で移動自在とされたチャッキング部材を備え、前記搬送手段が前記収納部又は前記記録再生手段に前記ディスク状記録媒体を受け渡した後には、前記チャッキング部材は、前記引き込む位置の途中位置で停止することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前述の特徴を有するオートチェンジャーにおいて、前記途中位置は、前記搬送手段内の略半分程度の位置であることを特徴とする。
【0017】
【作用】
本発明のオートチェンジャーでは、搬送手段により、収納部と記録再生手段との間でディスク状記録媒体を搬送する際、回動動作によってディスク状記録媒体の搬送方向を変えるとともに、昇降動作によってディスク状記録媒体の搬送すべき所定の高さ位置まで移動させるようにしたので、たとえばディスク状記録媒体を収納部側から記録再生手段側に搬送する場合、回動動作と昇降動作が同時に行われるため、搬送スピードがアップする。
【0018】
また、本発明では、搬送手段における回動動作を、水平面上で行わせるとともに、搬送手段の中心部を支点として行わせるようにしたので、たとえばディスク状記録媒体の搬送方向の向きを変えるための余分なスペース等が不要となることから、装置の小型化が図れる。
【0019】
更に、本発明では、搬送手段の回動動作及び昇降動作を、位置検出手段によってチャッキング部材が回動動作及び昇降動作の妨げとならない位置にあることが検出されてから行わせるようにしたので、搬送手段の回動動作及び昇降動作中に、搬送中のディスク状記録媒体が他の部材によって衝撃を受けることが無く、またチャッキング部材が他の部材によって衝撃を受けることも無くなるため、安全性が高められる。
【0020】
更にまた、本発明では、搬送手段の昇降方向に沿って単一のディスク状記録媒体を収容可能なメイルスロット部を設け、搬送手段によって収納部、記録再生手段及びメイルスロット部間でディスク状記録媒体の搬送を行うようにしたので、たとえば収納部内のディスク状記録媒体の交換がメイルスロット部を介して行うことができるため、操作性が向上する。
【0021】
また、本発明では、チャッキング部材の駆動力を、エンドレス構成のクラッチ機構によって与えているため、様々な動作シーケンスを組み込むことができることから、各種動作の駆動力を単一の駆動モータによって実現することが可能となるばかりか、各種動作を連続的に行わせることも可能であり、それぞれの動作が高速で行われる。更には、チャッキング部材の搬送手段内での停止位置を、搬送手段が収納部又は記録再生手段からディスク状記録媒体を受け取るロード時と、搬送手段が収納部又は記録再生手段にディスク状記録媒体を受け渡すアンロード後とで異ならせ、アンロード後にはロード時の移動端の途中である搬送手段内の略半分程度まで移動して停止するようしたので、次のロード時におけるディスク状記録媒体の取り出し時間が短縮され、これによっても動作の高速化が可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の詳細を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のオートチェンジャーの一実施の形態を示すものである。
同図に示すように、チェンジャー本体100内部には、ディスク401の記録再生を行う複数のドライブ200A〜200Dが縦列配置されている。
【0023】
これらドライブ200A〜200Dの手前側には、ディスク搬送機構300が上下方向に移動自在となるように配設されている。
チェンジャー本体100の手前側には、ドア101が回動自在に設けられており、ドア101を開けることによって複数のディスク401を収容可能としたマガジン400が2個装填されるようになっている。
【0024】
また、チェンジャー本体100の手前側上部には、引き出し自在とされたトレイ501を有するメイルスロット500が設けられており、トレイ501に対して一枚のディスク401が収納可能とされている。
【0025】
そして、マガジン400に収容されたディスク401又はメイルスロット500のトレイ501に収容されたディスク401は、ディスク搬送機構300によってドライブ200A〜200D及びマガジン400への受渡し等が行われるようになっている。
【0026】
図2は、チェンジャー本体100の前面側を示すものである。
同図に示すように、チェンジャー本体100の右側部には、操作パネル部100Aが設けられている。操作パネル部100Aの上部には、メイルスロット500のトレイ501のオープン/クローズを行わせるためのオープン/クローズボタン102が設けられている。オープン/クローズボタン102の下方には、ディスク401の交換時にディスク番地を表示したり、エラー発生時にエラーコードを表示したりする表示部103が設けられている。
【0027】
表示部103の下方には、いずれのドライブ200A〜200Dにディスク401が装填されているかを表示するインジケータ104及びディスク401の交換時にディスク番地を入力するテンキー105が設けられている。テンキー105の下方には、ディスク番地入力確定を行うエンターキー106が設けられている。
【0028】
エンターキー106の下方には、ドアオープンキー170が設けられており、ドアオープンキー170の操作によってドア101を開けることができるようになっている。
【0029】
ドアオープンキー170の下方には、ドア101の開放をロックしたりロック解除したりするロック/アンロックキー108が設けられている。ロック/アンロックキー108の下方には、電源スイッチ109が設けられている。
ドア101の下方には、パワーインジケータ110が設けられている。
チェンジャー本体100の下部には、キャスター111が設けられており、チェンジャー本体100の移動を容易としている。
【0030】
図3及び図4は、上記のディスク搬送機構300の概略構成を示すものである。
同図に示すように、ディスク搬送機構300の搬送ベース310には、一個の駆動モータ(図示省略)の駆動力により、チャッキング部材370に対して上記のディスク401のローディング/アンローディング等を可能とするボールクラッチ機構320が設けられている。
【0031】
ボールクラッチ機構320は、図5に示す通りであり、搬送ベース310側に突設されたリング状の固定部材330には、ボール354が嵌り込むための嵌合溝331,332が対向させて設けられている。固定部材330の内側には、被駆動部材340及び駆動部材350が軸352を支点として回転自在に配設されている。被駆動部材340には、ボール354が嵌り込むための嵌合溝341が一個設けられている。駆動部材350には、ボール354が嵌り込むための嵌合溝351,351aが二個設けられている。
【0032】
ちなみに、同図に示す状態では、これら嵌合溝341,351内に押圧部材353によって固定部材330側に付勢されたボール354が嵌り込んでおり、このボール354を介して駆動部材350と被駆動部材340との係合関係がとられていることから、駆動部材350の時計方向(矢印方向)への回転により被駆動部材340も同方向へ回転するようになっている。
【0033】
そして、図6に示すように、これら駆動部材350及び被駆動部材340の回転によってボール354が固定部材330の嵌合溝311に到達すると、ボール354が押圧部材353によって固定部材330側に押し出される。これにより、ボール354を介しての駆動部材350と被駆動部材340との係合関係が解かれるため、図7に示すように、駆動部材350のみが単独で回転することができるようになっている。
【0034】
また、被駆動部材340側には、三日月状のレール孔342が設けられており、このレール孔342には駆動部材350の下面側に突設されているピン355が係合されている。
【0035】
そして、駆動部材350が図7の状態から単独で時計方向に回転し、駆動部材350の嵌合溝351aが固定部材330の嵌合溝331に到達すると、駆動部材350の下面側に突設されているピン355がレール孔342の一端342a側から他端342b側に移動し、他端342bに係合することで、被駆動部材340を時計方向に回動させる。
【0036】
これにより、被駆動部材340の嵌合溝341によってボール354が駆動部材350の嵌合溝351a側に引き込まれるため、ボール354を介して駆動部材350と被駆動部材340との係合関係が再びとられることになり、駆動部材350と共に被駆動部材340が回転する。
【0037】
すなわち、本実施の形態におけるボールクラッチ機構320は、エンドレス構成であり、且つ複数の嵌合溝があるため、様々な動作シーケンスを組み込むことができることから、各種動作の駆動力を単一の駆動モータによって実現することが可能となるばかりか、各種動作を連続的に行わせることも可能であり、それぞれの動作が高速で行われる。
【0038】
ここで、一般的なボールクラッチ機構は、たとえば図8に示すようにエンド有りの構成とされている。すなわち、被駆動部材340及び駆動部材350のそれぞれの一端には、ストッパ部340a,350aが設けられており、嵌合溝341,351に嵌合されているボール354を介して被駆動部材340及び駆動部材350がたとえば図中右方向に移動し、ボール354が固定部材330の嵌合溝331に到達すると、駆動部材350が単独で同方向へ移動可能となる。この場合、ストッパ部340aが固定部材330の端部に係合されることで、被駆動部材340の同方向への移動が停止される。
【0039】
また、この状態から駆動部材350が図中左方向へ移動し、嵌合溝351が被駆動部材340の嵌合溝341に到達すると同時に、駆動部材350のストッパ部350aが被駆動部材340の端部に係合し、被駆動部材340が同方向に押し付けられることによって、ボール354が嵌合溝351側に引き込まれる。これにより、ボール354が嵌合溝341,351側に嵌合されるため、駆動部材350の移動と共に、被駆動部材340が同方向に移動する。
【0040】
したがって、エンド有りのボールクラッチ機構の場合は、往復運動に限られてしまうため、本実施の形態のように、様々な動作シーケンスを組み込むことは困難となってしまう。
【0041】
このことは、言い換えれば、各種動作の駆動力を単一の駆動モータによって実現することが不可能となるばかりか、エンド有りの構成であることから、各種動作を連続的に行わせることも不可能となり、それぞれの連動動作の切換え時のタイムラグ等によって動作の高速化が図れなくなってしまうことを意味する。
【0042】
また、本実施の形態におけるボールクラッチ機構320の嵌合溝部分のみを示すと、たとえば図9のように、ボール354が嵌合溝331〜351間を移動する構成とされるが、たとえば図10に示すように、ボール354の代わりにローラ356,357を用いるようにしてもよい。
【0043】
すなわち、ローラ356,357は、被駆動部材340側に回動自在に取り付けられた回動レバー340aの軸355を介して互いに時計方向及び反時計方向に回転自在となるように取り付けられており、同図に示すように、各ローラ356,357が被駆動部材340及び駆動部材350の嵌合溝341,351に嵌合されている状態では、被駆動部材340及び駆動部材350と固定部材330との相対的な移動方向が互いに逆向きとなる。
【0044】
この場合、各ローラ356,357は互いに逆向きに回転することが可能となっているため、これら被駆動部材340及び駆動部材350と固定部材330との相対的な移動の際、各ローラ356,357への摩擦力が極力小さくされるため、ボールクラッチ機構320の耐久性の向上が図れる。
【0045】
ちなみに、図9に示したボール354の場合では、被駆動部材340及び駆動部材350が移動すると、ボール354の接触部位P ,P のどちらかが摺動するため、耐久性においてはやや劣る傾向がある。
【0046】
また、上記の図4において、図5の駆動部材350の下面側に突設されているピン355と同軸上には、軸361を支点として遊星歯車360が回転自在に配設されている。遊星歯車360の外周縁部に設けられているギヤ362は、被駆動部材340の内側に設けられているギヤ343に噛み合っている。ここで、ギヤ362のピッチ円形は、被駆動部材340のギヤ343のピッチ円形の1/2とされている。これにより、チャッキング支持部材365の先端部に設けられている軸368が直線運動を行うことができるため、この軸368を介して連結されているチャッキング部材370が直線移動を行う。ちなみに、ギヤ362のピッチ円形が被駆動部材340のギヤ343のピッチ円形の1/2でなければ、直線以外の様々な運動を行うことになる。
【0047】
これにより、遊星歯車360は、駆動部材350の回転と共に移動するが、その軸361が上記のレール孔342の一端342a側と他端342b側に到達したとき、すなわち上述したように駆動部材350が単独で回転を始めると、遊星歯車360が被駆動部材340のギヤ343に噛み合いながら回転移動するようになっている。
【0048】
そして、遊星歯車360の移動により、チャッキング部材370のスライド動作が行われる。すなわち、遊星歯車360の上面側には、支持ピン363,364が突設されている。これらの支持ピン363,364には、チャッキング部材370に対してスライド動作を行わせるためのチャッキング支持部材365が長孔366,367を介して遊嵌支持されている。また、チャッキング支持部材365は、バネ365aによってチャッキング部材370を押し出す方向に付勢されている。
【0049】
チャッキング支持部材365の先端部に設けられている上述した軸368には、図11乃至図13に示すチャッキング部材370の中央部分が回動自在に支持されており、チャッキング支持部材365の回動に伴ってチャッキング部材370が前後方向に移動されるようになっている。
【0050】
また、軸368の近傍に設けられている軸369には、チャッキング部材370に対して開閉動作を行わせるためのチャッキングカムプレート371が回動自在に支持されている。更に、チャッキングカムプレート371に設けられている長孔376は、下チャック部材373のボス375に係合されている。
【0051】
チャッキング部材370の下チャック部材373は、上チャック部材372に対して支持部374及びボス375を介して上下方向に移動自在に支持されているとともに、図示しないバネによって上チャック部材372側に付勢されている。
【0052】
そして、チャッキングカムプレート371が図中左側に移動することにより、各下チャック部材373が支持部374を支点として回動し、図13に示すように、それぞれの下チャック部材373の先端部373aが上チャック部材372の先端部372aに接近することにより、ディスク401の外周縁部がチャッキングされるようになっている。ここで、上チャック部材372の先端部372aには、図示しないラバー印刷が施されており、ディスク401の外周縁部のチャッキングの際、その印刷されたラバーの摩擦力によって確実にディスク401を引き出すことができるようになっている。
【0053】
また、上チャック部材372の下方には、軸377を支点として回動自在とされるとともに、バネ379によってリリース方向(チャッキングされているディスク401を外す方向)に付勢されたディスクリリースアーム378が配設されている。
【0054】
そして、図12に示すように、チャッキングカムプレート371が図中左方向に移動すると、ディスクリリースアーム378がバネ379の付勢力に抗して引き戻されるようになっている。
【0055】
ここで、上記の遊星歯車360の回転に伴うチャッキング支持部材365の軸368,369の移動軌跡は、図14に示す通りである。すなわち、遊星歯車360が被駆動部材340のギヤ343に噛み合いながら回転移動することにより、チャッキング部材370を回動自在に支持しているチャッキング支持部材365の軸368は直線運動を行う。一方、チャッキングカムプレート371を回動自在に支持している軸369は、楕円形状的な移動を行う。
【0056】
これにより、図15に示すように、ディスク搬送機構300によるロード&アンロード、スイング動作、ディスクチャック動作が単一の駆動モータによる駆動力によって行われる。
【0057】
ここで、ディスク搬送機構300がマガジン400に収容されたディスク401、メイルスロット500のトレイ501に収容されたディスク401及びドライブ200A〜200D内に収容されたディスク401を受け取る場合をロードとし、ディスク搬送機構300がディスク搬送機構300内に収容していたディスク401をマガジン400、メイルスロット500又はドライブ200A〜200Dに受け渡す場合をアンロードとしている。
【0058】
また、同図に示すA,B,C,Dはディスク搬送機構300の停止ポジションを示すものであり、A,Dのポジションはマガジン400、メイルスロット500又はドライブ200A〜200D内のディスク401を取り出すための指令が来るまで待機している位置である。更に、B,Cのポジションは、スイング動作に対して昇降動作の時間が長い場合に、スイングを終えたディスク搬送機構300が昇降動作の終了を待つ位置である。
【0059】
また、これらの停止ポジションは、上記の駆動部材350の回転に伴って、オン/オフされる5個の検出スイッチ(図示省略)のオン信号の並びによって判断される。すなわち、停止ポジションにおけるオン信号の並びは、それぞれ一つのみであることから、A〜Dのそれぞれの位置の判別が容易となっている。
【0060】
ちなみに、Aの停止ポジションのオン信号の並びは“11101”であり、Bの停止ポジションのオン信号の並びは“10010”であり、Cの停止ポジションのオン信号の並びは“01001”であり、Dの停止ポジションのオン信号の並びは“00110”である。
【0061】
また、ディスク搬送機構300によるディスクロード&アンロード、スイング動作、ディスクチャック動作におけるそれぞれの位置も、上記同様に、図示しない5個の検出スイッチによって検出されるようになっている。
【0062】
すなわち、図16は、図15のAの停止ポジション〜Bの停止ポジション間でのマガジン400に対するディスク401のロード&アンロードを示すものである。
【0063】
同図に示すように、たとえばマガジン400からのディスクロードが行われる場合、まずAのポジションである同図(a)に示す位置から駆動部材350が時計方向に回転する。このとき、ボール354を介して被駆動部材340と駆動部材350とが係合関係にあるため、駆動部材350と共に被駆動部材340が回転する。
【0064】
そして、駆動部材350が同図(b)に示す位置まで回転すると、上述した押圧部材353によってボール354が嵌合溝331,341側に押し出されることにより、ボール354を介しての被駆動部材340と駆動部材350との係合関係が解かれる。これにより、駆動部材350が単独で時計方向に回転すると、遊星歯車360が被駆動部材340のギヤ343に噛み合いながら反時計方向に回転しつつ時計方向に移動する。
【0065】
このような遊星歯車360の回転移動により、遊星歯車360の上面側に配設されているチャッキング部材370の軸368が図14で説明したように、直線運動を行うため、同図(c)に示すように、チャッキング部材370がマガジン400側に徐々に押し出される。
【0066】
遊星歯車360が更に時計方向に回転移動し、同図(d)に示す位置に達すると、チャッキング部材370の先端部がディスク401の外周縁部に当接する。この状態で、遊星歯車360が同図(e),(f)示すように、更に時計方向に回転移動しても、チャッキング部材370の先端部がディスク401の外周縁部に当接しているため、チャッキング部材370の直線移動が妨げられている。
【0067】
また、この(d)〜(f)の間、チャッキング支持部材365がバネ365aの付勢力に抗して若干押し戻されることにより、その反力が吸収されるとともに、チャッキング支持部材365の軸369に支持されているチャッキングカムプレート371が図中左側に移動され、下チャック部材373が上チャック部材372側に近づけられることにより、ディスク401の外周縁部が上チャック部材372と下チャック部材373との間で挟持される。
【0068】
この状態から駆動部材350が更に時計方向に回転すると、遊星歯車360の回転移動によってチャッキング支持部材365の軸368が上記とは逆方向に直線運動を行うことにより、同図(g)〜(i)に示すように、チャッキング部材370の移動によってディスク401がディスク搬送機構300側に引き込まれる。
【0069】
そして、ディスク401の引き込みが完了すると、駆動部材350の下面側のピン355が被駆動部材340側のレール孔342の他端342b側に係合することにより、被駆動部材340も同方向に回転する。これにより、ボール354が被駆動部材340の嵌合溝341によって駆動部材350の嵌合溝351側に引き込まれるため、被駆動部材340と駆動部材350との係合関係がとられ、駆動部材350と共に被駆動部材340が同方向に回転し、同図(j)であるBのポジションを通過し、図15のCのポジションまで移動する。
【0070】
ちなみに、マガジン400側へのディスク401のアンロードは、同図(j)→(a)の方向に逆の動作が行われる。
【0071】
ここで、図15に示すBのポジションからCのポジションまでの間の動作は、図17に示す通りである。
すなわち、図17(a)〜(e)に示すように、被駆動部材340及び駆動部材350が共に時計方向に回転することにより、チャッキング部材370が徐々にドライブ200側に向けられ(スイング動作)、同図(f)の位置であるCのポジションで停止する。
【0072】
また、この(a)〜(f)までの間でのスイング動作時には、ディスク搬送機構300の上下動作も同時に行われる。ちなみに、ドライブ200の選択は、下から空いている順に行われるが、パソコン等の制御によって指定された場合には、その指定されたドライブ200にディスク401が搬送される。
【0073】
そして、ドライブ200側へのアンロードは、図18(a)→(e)の手順で行われる。
すなわち、同図(a)は図15のCのポジションに相当するものであり、この状態から駆動部材350及び被駆動部材340が反時計方向に回転し、同図(b)の位置に到達すると、ボール354が上述した押圧部材353によって嵌合溝332,341側に押し出される。
【0074】
これにより、上述したように、駆動部材350が単独で反時計方向に回転可能となり、遊星歯車360が被駆動部材340のギヤ343に噛み合いながら同方向に回転移動すると、同図(c),(d)に示すように、チャッキング部材370の軸368が直線運動を行うため、ディスク401を挟持しているチャッキング部材370がドライブ200側に押し出される。
【0075】
すなわち、遊星歯車360が同図(d)に達する直前位置まで回転移動すると、チャッキング部材370の先端部がディスク401の外周縁部に当接し、この状態で、遊星歯車360が同図(e)示すように、更に反時計方向に回転移動しても、チャッキング部材370の先端部がディスク401の外周縁部に当接しているため、チャッキング部材370の直線移動が妨げられている。
【0076】
また、この(d)の前後の動作区間では、上述したように、チャッキング支持部材365がバネ365aの付勢力に抗して若干押し戻されることにより、その反力が吸収されるとともに、チャッキング支持部材365の軸369に支持されているチャッキングカムプレート371が図中左側に移動され、下チャック部材373が上チャック部材372側から離されることにより、上チャック部材372と下チャック部材373との間でのディスク401の外周縁部の挟持が開放され、ドライブ側に受け渡される。
【0077】
このとき、図11及び図12に示したディスクリリースアーム378がバネ379の付勢力によって回動することにより、ディスク401がチャッキング部材370から若干押し出される。
【0078】
この状態から、駆動部材350が更に反時計方向に回転すると、遊星歯車360の回転移動によってチャッキング支持部材365の軸368が上記とは逆方向に直線運動を行い、同図(f),(g)に示すように、チャッキング部材370がディスク搬送機構300内の略半分程度まで引き込まれる。
【0079】
更にこの状態から、駆動部材350が反時計方向に回転すると、駆動部材350の下面側のピン355が被駆動部材340側のレール孔342の一端342a側に係合することにより、被駆動部材340の嵌合溝341によってボール354が嵌合溝351側に引き込まれ、被駆動部材340と駆動部材350との係合関係がとられることによって被駆動部材340も同方向に回転し、同図(h)であるDのポジションを通過し、図15に示すAのポジションまで移動する。
【0080】
ちなみに、ドライブ200からのディスク401のロードは、同図(h)→(a)の方向に逆の動作が行われる。
Dのポジションからマガジン側へのスイング動作は、図19(a)→(f)の手順で行われる。
【0081】
ここで、図19は、図15のDの停止ポジション〜Aの停止ポジション間でのスイング動作を示すものである。この動作は、他のディスク401のロード指示がある場合に行われるものであり、この状態では、次のディスク401の取り出し時間を短縮させるために、チャッキング部材370がディスク搬送機構300内の略半分程度の位置で停止している。
【0082】
すなわち、図19(a)のDのポジションから駆動部材350及び被駆動部材340が反時計方向に回転すると、遊星歯車360も同方向に移動することにより、チャッキング支持部材365の軸368に支持されているチャッキング部材370が同図(b)〜(d)に示すように、反時計方向に徐々に向けられる。
【0083】
そして、同図(e)に示す位置まで到達すると、チャッキング部材370が180度回転され、マガジン400側に向けられる。この状態から、同図(f)に示すように、駆動部材350及び被駆動部材340が反時計方向に若干回転することにより、Aのポジションで停止する。
【0084】
一方、Aのポジションからドライブ側へのスイング動作は、図20(a)〜(f)の手順で行われる。
ここで、図20は、図15のAの停止ポジション〜Dの停止ポジション間でのスイング動作を示すものである。この動作は、ドライブ200側のディスク401のアンロード指示がある場合に行われるものであり、この状態では、次のディスク401の取り出し時間を短縮させるために、上記同様に、チャッキング部材370がディスク搬送機構300内の略半分程度の位置で停止している。
【0085】
すなわち、図20(a)のAのポジションから駆動部材350及び被駆動部材340が反時計方向に回転すると、遊星歯車360も同方向に移動することにより、チャッキング支持部材365の軸368に支持されているチャッキング部材370が同図(b)〜(d)に示すように、反時計方向に徐々に回転される。
【0086】
そして、同図(e)に示す位置まで到達すると、チャッキング部材370が180度回転され、ドライブ200側に向けられ、更にこの状態から、同図(f)に示すように、駆動部材350及び被駆動部材340が反時計方向に若干回転し、Dのポジションで停止する。
【0087】
Dのポジションからマガジン側へのスイング動作は、図19(a)→(f)の手順で行われる。
更に、ドライブ200側のディスク401をマガジン400側に戻す場合には、図21(a)→(f)の手順で行われる。
【0088】
すなわち、図21(a)は図15のCの停止ポジションであり、この位置までは上記の図18の(h)→(a)の手順でドライブ200内のディスク401がディスク搬送機構300側に引き込まれる。
【0089】
そして、図21(a)の状態から、駆動部材350及び被駆動部材340が時計方向に回転することにより、同図(b)〜(d)に示すように、チャッキング部材370の向きが徐々にマガジン400側に向けられ、同図(e)の状態では180度回転され、同図(f)に示すBのポジションで回転が停止する。
【0090】
この状態から、上記の図16(h)→(a)に示した手順でディスク401がマガジン400内の所定の位置に戻される。
ここで、図15のA,B,C,Dの各ポジションにおける行き戻りの動作は、固定部材330側へのボール354の移動によって遊星歯車360の回転移動を確実に行わせるためである。
【0091】
図22乃至図27は、上記の複数のディスク401を収容可能としたマガジン400の詳細を示すものである。
これらの図に示すように、マガジン本体410の背面側には、グリップホルダ411,412が取り付けられている。これらグリップホルダ411,412間には、軸413を支点としてグリップ420が回動自在に取り付けられている。グリップ420の基端部側には、軸431を介してキャッチプレート430の一端部432側が回動自在に取り付けられている。
【0092】
キャッチプレート430の他端部433側は、マガジン本体410のスリット孔414からマガジン本体410内部に挿通されている。また、キャッチプレート430の他端部433には、一端がマガジン本体410内部側に係止されているスプリングバネ440の他端が係止されている。そして、キャッチプレート430の他端部433がマガジン本体410の内面側に付勢されている。
【0093】
更に、キャッチプレート430の他端部433側には、係合片部435,436が設けられており、グリップ420が引き起こされたとき、係合片部435が孔414aに係合され、係合片部436が孔414に係合される。
【0094】
更にまた、キャッチプレート430の他端部433側には、マガジン本体410の挿通孔415に挿通されたキャッチピン450が取り付けられており、グリップ420の引き起こしに伴ってキャッチピン450がマガジン本体410内部に引き込まれるようになっている。
【0095】
ここで、キャッチピン450は、マガジン本体410から突出している場合は、チェンジャー本体100側に係合されるものであり、これによってマガジン本体410がチェンジャー本体100側にロックされるようになっている。
【0096】
そして、グリップ420を引き起こすと、係合片部435が孔414aの縁部に係合することにより、グリップ420の起こし方向へのロックが掛けられる。また同時に、係合片部436が孔414に係合されることにより、グリップ420に対して倒し方向への突っ張り力が作用し、ロックが掛けられる。
【0097】
グリップ420の倒し方向へのロックを解除する場合には、キャッチプレート430をマガジン本体410方向へ押し、係合片部436と孔414との係合を解くことにより、グリップ420をマガジン本体410の背面側に倒すことができる。
【0098】
またこれにより、キャッチピン450がマガジン本体410から突出し、チェンジャー本体100側に係合されるため、マガジン本体410がチェンジャー本体100側にロックされる。
【0099】
したがって、グリップ420の引き起こし時のロック及びロック解除をワンタッチで行うことができるため、操作性が極めて良好である。
【0100】
また、マガジン本体410内部には、ディスク401を収容するための複数の収容棚460が設けられている。ディスク401を収容する際には、マガジン本体410の開口部470側から各収容棚460のガイド部461に沿ってディスク401を挿入することができる。そして、それぞれの収容棚460に収容されたディスク401は各収容棚460の中心部分に設けられている弾性体462によってガタ付きなく保持されるようになっている。
【0101】
図28及び図29は、上記のメイルスロット500の詳細を示すものであり、上記のチェンジャー本体100を縦置きとした場合を示すものである。
【0102】
これらの図に示すように、トレイ501を収容するためのスロット本体510の底面側には、手動切換えレバー511が矢印a,b方向に移動自在に配設されている。この手動切換えレバー511は、上述したチェンジャー本体100を縦置き状態とする場合、矢印a側に移動させておき、横置き状態とする場合、矢印b側に切換えるものであり、その詳細は後述する。
【0103】
また、スロット本体510の底面側には、トレイ501のクローズ状態において、トレイ501側の回転体520の下面側に突設されているピン521に係合して回転体520を反時計方向に回転させる係合片部512が突設されているが、この回転体520による作用についても後述する。
【0104】
トレイ501の側部502は、スロット本体510側のガイド部513にガイドされるようになっており、これによりトレイ501がスロット本体510に対して進退自在とされている。トレイ501のディスク収容部503の裏側には、上記の回転体520が回転自在に配設されている。
【0105】
回転体520は、バネ531によって反時計方向に付勢されている。ちなみに、バネ530は、図示しない回転体を時計方向に付勢するものである。
【0106】
回転体520には、図示しない弾性部材の付勢力によって内側に付勢されている弾接部材532,533を外方向に押し付けるための押付け片部522,523が設けられている。すなわち、この弾接部材532,533は、ディスク収容部503に収容されたディスク401を弾接保持するためのものであるが、その作用についても後述する。
【0107】
また、トレイ501には、ディスク収容部503に収容されたディスク401の外周縁部を保持するための保持部材524が回動自在に配設されている。この保持部材524は、ディスク401がチャッキング部材370によってディスク搬送機構300側に取り込まれる場合、ディスク401の取り出しに邪魔にならないように水平位置まで倒されるようになっている。
【0108】
すなわち、トレイ501がスロット本体510内部に引き込まれた際、回転体520の下面側に突設されているピン521がスロット本体510側の係合片部512によって押し付けられ、回転体520が反時計方向に回転することにより、回転体520の図示しないカム部が上記の保持部材524を水平位置まで倒すようになっている。
【0109】
更に、回転体520には、トレイ501の移動に伴い、上記の矢印b側に位置している手動切換えレバー511の傾斜辺511aに当接したとき、回転体520を時計方向に回動させる当接片部528が設けられている。
【0110】
また、トレイ501には、軸525を支点として回動自在とされた回動部材526が設けられている。回動部材526には、ディスク検出ピン527及び回転体520の上面側に設けられている係合溝529に係合する係合ピン527aが設けられており、ディスク収容部503に収容されたディスク401の外周縁部によってディスク検出ピン527が押し付けられ、回動部材526が回動することによってディスク収容部503内のディスク401が検出されるようになっている。
【0111】
更に、トレイ501には、ディスク収容部503に収容されているディスク401の取り出しを容易とする窪み504が設けられている。
【0112】
そして、図28のように、オープン状態のトレイ501のディスク収容部503にディスク401を収容した状態では、当接片部528が手動切換えレバー511の傾斜辺511aに当接し、回転体520が時計方向に回転しているため、弾接部材532,533が回転体520の押付け片部522,523によって外方向に押し付けられている。このため、ディスク401の外周縁部が弾接部材532,533によって弾接されることなく収容される。
【0113】
この状態から、トレイ501がスロット本体510側に引き込まれるに従い、当接片部528が手動切換えレバー511の傾斜辺511aに沿って移動することにより、回転体520がバネ530の付勢力によって反時計方向に徐々に回動する。
【0114】
そして、図30及び図31に示すように、当接片部528が手動切換えレバー511の傾斜辺511aから完全に離れた状態では、回転体520の押付け片部522,523が弾接部材532,533から離れるため、これら弾接部材532,533が図示しないバネの付勢力によって回動し、ディスク401の外周縁部に弾接してディスク401のガタ付きを抑える。
【0115】
更に、図32及び図33に示すように、トレイ501がスロット本体510側に完全に引き込まれ、クローズ状態となるとき、回転体520の下面側に突設されているピン521がスロット本体510側の係合片部512によって押し付けられ、回転体520が反時計方向に回転することにより、回転体520の図示しないカム部によって保持部材524が水平位置まで倒される。
【0116】
図34及び図35は、上記のチェンジャー本体100を横置きとした場合のメイルスロット500を示すものである。
これらの図に示すように、チェンジャー本体100を横置きとした場合、トレイ501も横向きとなり、ディスク収容部503に収容されたディスク401がディスク収容部503から落ちてしまうことになる。
【0117】
そこで、スロット本体510側の手動切換えレバー511を矢印b方向に移動させ、トレイ501の移動に伴った回転体520の当接片部528の移動軌跡上から外しておく。これにより、トレイ501がオープン状態では、手動切換えレバー511の傾斜辺511aによる当接片部528への押し付け力が作用しないため、回転体520がバネ530,531の付勢力によって、図30に示す状態を維持し、回転体520の押付け片部522,523による弾接部材532,533への押し付けが解除されている。
【0118】
このため、ディスク収容部503にディスク401を収容する際、弾接部材532,533がディスク401の外周縁部に弾接するため、チェンジャー本体100を横置きとした場合であっても、ディスク収容部503にディスク401を収容することが可能となる。
【0119】
これにより、図36及び図37に示すように、トレイ501がスロット本体510側に略半分程度引き込まれた状態であっても、ディスク収容部503に収容されているディスク401が弾接部材532,533によって弾接保持され、この状態でトレイ501がスロット本体510側に完全に引き込まれ、クローズ状態となる。
【0120】
このとき、上述したように、回転体520の下面側に突設されているピン521がスロット本体510側の係合片部512によって押し付けられ、回転体520が反時計方向に回転することにより、回転体520の図示しないカム部によって保持部材524が水平位置まで倒される。
【0121】
図38は、ディスク搬送機構300を昇降させる昇降機構を示すものである。同図に示すように、チェンジャー本体100内部に配設されている昇降機構600には、上プーリ601及び下プーリ602間に張架されているとともに、カウンターウエイト604を有するワイヤ603が設けられている。これらのワイヤ603によってディスク搬送機構300の両側が支持されることにより、ディスク搬送機構300のバランスがとられている。
【0122】
また、上プーリ610及び下プーリ611間に張架されているベルト612には、ディスク搬送機構300の側面に取り付けられているベルトストッパー380が噛み合っている。ちなみに、ディスク搬送機構300の一側面側のベルトストッパー380は固定されており、他側面側のベルトストッパー380は後述する偏心ブッシュ387の回転によって上下方向に移動可能とされているが、この詳細は後述する。そして、ベルト612の駆動によってディスク搬送機構300が上下動するようになっている。
【0123】
ベルトストッパー380は、ディスク搬送機構300の側面に対して図39に示すように取り付けられている。すなわち、ベルトストッパー380にはビス381が装着される長孔382が設けられており、長孔382に装着されたビス381はディスク搬送機構300の側面のビス孔383に螺着されるようになっている。これにより、ビス381をディスク搬送機構300の側面のビス孔383に軽く締め付けて仮止めすることにより、長孔382を介してベルトストッパー380を上下方向に移動させることができるようになっている。
【0124】
また、ベルトストッパー380の長孔385には、ディスク搬送機構300の側面に突設されている固定軸384に装着されるスリット386を有した偏心ブッシュ387が取り付けられるようになっている。
【0125】
すなわち、図40に示すように、偏心ブッシュ387には、固定軸384が装着される装着孔388が中心から偏位した位置に設けられており、図41に示すように、偏心ブッシュ387を回転させると、装着孔388に対し偏心ブッシュ387自体が偏位移動する。これにより、上述したように、ビス381をディスク搬送機構300の側面のビス孔383に軽く締め付けて仮止めすることにより、長孔382に嵌り込んでいる偏心ブッシュ387を回転させることにより、ディスク搬送機構300の傾き調整が容易に行われるようになっている。
【0126】
また、図39に示すドライバーDによって偏心ブッシュ387を回転させる際、チェンジャー本体100の側面には図42に示すように、調整孔120が設けられているため、その調整孔120からドライバーDを差し込んで偏心ブッシュ387を回転させることができる。これにより、従来のような上下方向からドライバーを差し込んで調整ネジを回転させるための余分なスペースが不要となるため、チェンジャー本体100の小型化が図れている。
【0127】
ディスク搬送機構300の傾き調整に際しては、たとえば図43に示すような傾き調整治具が使用される。
【0128】
すなわち、上述したように、チェンジャー本体100の側面の調整孔120から図39に示すドライバーDを差し込み、スリット386を介して偏心ブッシュ387を回転させ、ディスク搬送機構300の側面側を上下方向に振ると、傾き調整治具700の当接ピン701が上下動し、その量がゲージ702に示される。したがって、左右のゲージ702の示す量が一致するように、ディスク搬送機構300の一側面側の偏心ブッシュ387を回転させることで、ディスク搬送機構300の傾き調整が容易となる。
【0129】
また、上記のワイヤ603を張架している上プーリ601は、図44に示すように、ディスク搬送機構300の上下方向の移動軌跡上から外すことができるようになっている。すなわち、上プーリ601を回転自在に支持している支持部材620は、同図(a)に示すように、チェンジャー本体100内部に設けられている固定部材621の支持片622に対して回動自在に取り付けられている。
【0130】
更に、上プーリ601及び下プーリ602間に張架されているワイヤ603には、ジョイント部613が装着されており、ディスク搬送機構300の側面側に取り付けられているジョイント金具614をジョイント部613に装着した状態で、ナット615が螺着されることにより、ディスク搬送機構300の側面側がワイヤ603に連結されるようになっている。
【0131】
そこで、同図(b)に示すように、ナット615を外し、同図(c)に示すように、支持部材620を矢印方向に回動させることで、上プーリ601をディスク搬送機構300の移動軌跡上から外すことができる。
【0132】
これにより、図45に示すように、4つの上プーリ601の全てをディスク搬送機構300の移動軌跡上から外すことができるので、ディスク搬送機構300を持ち上げることにより、チェンジャー本体100からの取り出しが容易となっている。
【0133】
図46は、チェンジャー本体100の制御系を示すものである。
同図に示すように、チェンジャー本体100に複数のディスク401を収容した2個のマガジン400が収納されると、検出スイッチ801,802によってそれぞれの収納が検出される。
【0134】
そして、操作パネル部100Aのボタンが操作されると、制御部800が昇降ドライバー803を介して昇降モータ804を駆動させ、上プーリ610及び下プーリ611間に張架されている昇降機構600のベルト612の駆動によってディスク搬送機構300が上下動する。
【0135】
このとき、ディスク搬送機構300側とチェンジャー本体100側とに設けられているアップ用エンコーダ805及びダウン用エンコーダ806によってディスク搬送機構300の垂直方向における位置が検出される。また、この垂直方向における位置検出によってマガジン400内のディスク401の収納位置であるアドレスも検出される。
【0136】
ディスク搬送機構300によってマガジン400又はメイルスロット500から取り出されたディスク401は、いずれのドライブ200A〜200D又はマガジン400にロードされるようになっている。
【0137】
ここで、ドライブ200A〜200Dへのディスク401のロードは、たとえば下側に位置するドライブ200A〜200Dの空いている所から順にロードされるようになっているが、そのロードは適宜変更可能となっている。
【0138】
また、各ドライブ200A〜200Dにおける状態は、ドライブインターフェイスラインを介して制御部800に取り込まれるようになっている。更に、それぞれのドライブ200A〜200Dにおけるクランプ機構201A〜201Dのクランプ動作は、制御部800からのクランパコントロールラインを介して出力されるクランパコントロール信号に基づいて行われる。
【0139】
更にまた、それぞれのドライブ200A〜200Dからの読取りデータ等は、スカジ(SCSI)規格のインターフェイス202A〜202Dを介してパソコン等に出力されるようになっている。また、制御部800とパソコン等の通信は、インターフェイス202Eを介して行われるようになっている。
【0140】
このように、本実施の形態では、搬送手段としてのディスク搬送機構300により、収納部としてのマガジン400と記録再生手段としてのドライブ200A〜200Dとの間でディスク状記録媒体としてのディスク401を搬送する際、回動動作によってディスク401の搬送方向を変えるとともに、昇降動作によってディスク401の搬送すべき所定の高さ位置まで移動させるようにしたので、たとえばディスク401をマガジン400からドライブ200A〜200D側に搬送する場合、回動動作と昇降動作が同時に行われるため、搬送スピードがアップする。
【0141】
また、本実施の形態では、ディスク搬送機構300における回動動作を、水平面上で行わせるとともに、ディスク搬送機構300の中心部を支点として行わせるようにしたので、たとえばディスク401の搬送方向の向きを変えるための余分なスペース等が不要となることから、装置の小型化が図れる。
【0142】
更に、本実施の形態では、ディスク搬送機構300のチャッキング部材370が回動動作及び昇降動作の妨げとならない位置にあることが検出されてから昇降動作を行わせるようにしたので、ディスク搬送機構300の回動動作及び昇降動作中に、搬送中のディスク401が他の部材によって衝撃を受けることが無く、またチャッキング部材370が他の部材によって衝撃を受けることも無くなるため、安全性が高められる。すなわち、チャッキング部材370の位置は、図15で説明した5個の検出スイッチ(図示省略)のオン信号の並びによって検出可能である。
【0143】
更にまた、本実施の形態では、チェンジャー本体100の上部側であるディスク搬送機構300の昇降方向に沿った箇所に、単一のディスク401を収容可能なメイルスロット部としてのメイルスロット500を設け、ディスク搬送機構300によってマガジン400、ドライブ200A〜200D及びメイルスロット500間でディスク401の搬送を行うようにしたので、たとえばマガジン400内のディスク401の交換がメイルスロット500を介して行うことができるため、操作性が向上する。
【0144】
また、本実施の形態では、チャッキング部材370の駆動力を、エンドレス構成のボールクラッチ機構320によって与えているため、様々な動作シーケンスを組み込むことができることから、各種動作の駆動力を単一の駆動モータによって実現することが可能となるばかりか、各種動作を連続的に行わせることも可能であり、それぞれの動作が高速で行われる。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のオートチェンジャーによれば、搬送手段により、収納部と記録再生手段との間でディスク状記録媒体を搬送する際、回動動作によってディスク状記録媒体の搬送方向を変えるとともに、昇降動作によってディスク状記録媒体の搬送すべき所定の高さ位置まで移動させるようにしたので、たとえばディスク状記録媒体を収納部側から再生手段側に搬送する場合、回動動作と昇降動作が同時に行われるため、搬送スピードがアップする。
【0146】
また、本発明によれば、搬送手段における回動動作を、水平面上で行わせるとともに、搬送手段の中心部を支点として行わせるようにしたので、たとえばディスク状記録媒体の搬送方向の向きを変えるための余分なスペース等が不要となることから、装置の小型化が図れる。
【0147】
更に、本発明によれば、搬送手段の回動動作及び昇降動作を、位置検出手段によってチャッキング部材が回動動作及び昇降動作の妨げとならない位置にあることが検出されてから行わせるようにしたので、搬送手段の回動動作及び昇降動作中に、搬送中のディスク状記録媒体が他の部材によって衝撃を受けることが無く、またチャッキング部材が他の部材によって衝撃を受けることも無くなるため、安全性が高められる。
【0148】
更にまた、本発明によれば、搬送手段の昇降方向に沿って単一のディスク状記録媒体を収容可能なメイルスロット部を設け、搬送手段によって収納部、記録再生手段及びメイルスロット部間でディスク状記録媒体の搬送を行うようにしたので、たとえば収納部内のディスク状記録媒体の交換がメイルスロット部を介して行うことができるため、操作性が向上する。
【0149】
また、本発明によれば、チャッキング部材の駆動力を、エンドレス構成のクラッチ機構によって与えているため、様々な動作シーケンスを組み込むことができることから、各種動作の駆動力を単一の駆動モータによって実現することが可能となるばかりか、各種動作を連続的に行わせることも可能であり、それぞれの動作が高速で行われる。更には、チャッキング部材の搬送手段内での停止位置を、搬送手段が収納部又は記録再生手段からディスク状記録媒体を受け取るロード時と、搬送手段が収納部又は記録再生手段にディスク状記録媒体を受け渡すアンロード後とで異ならせ、アンロード後にはロード時の移動端の途中である搬送手段内の略半分程度まで移動して停止するようしたので、次のロード時におけるディスク状記録媒体の取り出し時間が短縮され、これによっても動作の高速化が可能になる。したがって、簡単な構成で装置の小型化を図ることができるとともに、性能アップを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオートチェンジャーの一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のオートチェンジャーを示す正面図である。
【図3】図1のディスク搬送機構を示す斜視図である。
【図4】図3のディスク搬送機構を示す平面図である。
【図5】図3のディスク搬送機構のボールクラッチ機構を示す平面図である。
【図6】図3のディスク搬送機構のボールクラッチ機構を示す平面図である。
【図7】図3のディスク搬送機構のボールクラッチ機構を示す平面図である。
【図8】一般的なボールクラッチ機構を示す断面図である。
【図9】図7のボールクラッチ機構の要部を示す断面図である。
【図10】図7のボールクラッチ機構の構成を変えた場合の他の実施の形態を示す断面図である。
【図11】図3のディスク搬送機構のチャッキング部材を示す平面図である。
【図12】図3のチャッキング部材を示す平面図である。
【図13】図3のチャッキング部材を示す側面図である。
【図14】図7のボールクラッチ機構の作用を示す図である。
【図15】図3のディスク搬送機構の動作を示す図である。
【図16】図3のディスク搬送機構の動作を示す図である。
【図17】図3のディスク搬送機構の動作を示す図である。
【図18】図3のディスク搬送機構の動作を示す図である。
【図19】図3のディスク搬送機構の動作を示す図である。
【図20】図3のディスク搬送機構の動作を示す図である。
【図21】図3のディスク搬送機構の動作を示す図である。
【図22】図1のマガジンを示す斜視図である。
【図23】図22のマガジンの要部を示す斜視図である。
【図24】図1のマガジンを示す斜視図である。
【図25】図24のマガジンの要部を示す斜視図である。
【図26】図22のマガジンを示す断面図である。
【図27】図22のマガジンを示す断面図である。
【図28】図1のメイルスロットを示す平面図である。
【図29】図28のメイルスロットを示す断面図である。
【図30】図1のメイルスロットを示す平面図である。
【図31】図30のメイルスロットを示す断面図である。
【図32】図1のメイルスロットを示す平面図である。
【図33】図32のメイルスロットを示す断面図である。
【図34】図1のメイルスロットを示す平面図である。
【図35】図34のメイルスロットを示す断面図である。
【図36】図1のメイルスロットを示す平面図である。
【図37】図36のメイルスロットを示す断面図である。
【図38】図1のディスク搬送機構を上下動させる上下動機構を示す斜視図である。
【図39】図1のディスク搬送機構を上下動させる上下動機構を示す斜視図である。
【図40】図1のディスク搬送機構の傾き調整部材を示す図である。
【図41】図40の傾き調整部材の作用を示す図である。
【図42】図1のチェンジャー本体に設けられた調整孔を示す斜視図である。
【図43】図1のディスク搬送機構の傾き調整を示す図である。
【図44】図38のディスク搬送機構を上下動させる上下動機構の作用を示す側面図である。
【図45】図38のディスク搬送機構を上下動させる上下動機構の作用を示す斜視図である。
【図46】図1のオートチェンジャーの制御系を示す図である。
【図47】従来のオートチェンジャーを示す正面図である。
【図48】図47のオートチェンジャーの内部構成を示す平面図である。
【図49】図47のオートチェンジャーのディスク搬送機構を示す平面図である。
【符号の説明】
100 チェンジャー本体
200A〜200D ドライブ200
300 ディスク搬送機構
310 搬送ベース
320 ボールクラッチ機構
330 固定部材
331,332,341,351 嵌合溝
340 被駆動部材
350 駆動部材
354 ボール
360 遊星歯車
365 チャッキング支持部材
370 チャッキング部材
371 チャッキングカムプレート
380 ベルトストッパー
387 偏心ブッシュ
400 マガジン
401 ディスク
420 グリップ
500 メイルスロット
501 トレイ
501 トレイ
511 手動切換えレバー
600 昇降機構
603 ワイヤ
612 ベルト

Claims (5)

  1. ディスク状記録媒体を記録再生するオートチェンジャーであって、
    前記ディスク状記録媒体を複数収納する収納部と、前記ディスク状記録媒体を記録再生する記録再生手段と、この記録再生手段と前記収納部との間で昇降自在とされ、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、
    前記搬送手段は、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する際、回動動作によって前記ディスク状記録媒体の搬送方向を変えながら、昇降動作によって前記ディスク状記録媒体の搬送すべき所定の高さ位置まで移動するものであり、
    前記搬送手段には、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する際、前記収納部側又は前記記録再生手段側から前記ディスク状記録媒体を引き込んだり、前記収納部側又は前記記録再生手段側へ前記ディスク状記録媒体を送り出したりするために水平面上で移動自在とされたチャッキング部材と、このチャッキング部材の位置を検出する位置検出手段とが具備され、前記搬送手段の前記回動動作及び前記昇降動作は、前記位置検出手段によって前記チャッキング部材が前記回動動作及び前記昇降動作の妨げとならない位置にあることが検出されてから行われることを特徴とするオートチェンジャー。
  2. 前記搬送手段の昇降方向に沿って単一の前記ディスク状記録媒体を収容可能なメイルスロット部が設けられており、前記搬送手段は、前記収納部、前記記録再生手段及び前記メイルスロット部間で前記ディスク状記録媒体の搬送を行うことを特徴とする請求項1に記載のオートチェンジャー。
  3. チャッキング部材の駆動力は、エンドレス構成のクラッチ機構によって与えられていることを特徴とする請求項1または2に記載のオートチェンジャー。
  4. ディスク状記録媒体を記録再生するオートチェンジャーであって、
    前記ディスク状記録媒体を複数収納する収納部と、前記ディスク状記録媒体を記録再生する記録再生手段と、この記録再生手段と前記収納部との間で昇降自在とされ、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、
    前記搬送手段は、前記収納部と前記記録再生手段との間で前記ディスク状記録媒体を搬送する際、前記収納部側又は前記記録再生手段側から前記ディスク状記録媒体を引き込んだり、前記収納部側又は前記記録再生手段側へ前記ディスク状記録媒体を送り出したりするために水平面上で移動自在とされたチャッキング部材を備え、
    前記搬送手段が前記収納部又は前記記録再生手段から前記ディスク状記録媒体を受け取る際には、前記チャッキング部材は、前記搬送手段内に前記ディスク状記録媒体を引き込む位置まで移動して停止し、
    前記搬送手段が前記収納部又は前記記録再生手段に前記ディスク状記録媒体を受け渡した後には、前記チャッキング部材は、前記引き込む位置の途中位置で停止することを特徴とするオートチェンジャー。
  5. 前記途中位置は、前記搬送手段内の略半分程度の位置であることを特徴とする請求項4に記載のオートチェンジャー。
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