JPH11284889A - テレビジョンカメラ - Google Patents

テレビジョンカメラ

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Publication number
JPH11284889A
JPH11284889A JP10084127A JP8412798A JPH11284889A JP H11284889 A JPH11284889 A JP H11284889A JP 10084127 A JP10084127 A JP 10084127A JP 8412798 A JP8412798 A JP 8412798A JP H11284889 A JPH11284889 A JP H11284889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
peltier element
switch
camera
ccd
Prior art date
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Pending
Application number
JP10084127A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Honbo
正典 本坊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Denshi KK filed Critical Hitachi Denshi KK
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Publication of JPH11284889A publication Critical patent/JPH11284889A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョンカメラのカメラヘッド筐体内雰
囲気および撮像素子の冷却に好適な方式を提供し、カメ
ラの信頼性と運用性を向上する。 【解決手段】 テレビジョンカメラのカメラヘッドにお
いて、上記カメラヘッド筐体内の吸排気用のファンと、
上記カメラヘッド筐体内に実装された撮像素子(例えば
CCD:Charge Coupled Devic
e)冷却用のペルチェ素子とを具備し、上記ファン及び
上記ペルチェ素子の各々の動作を起動・停止する制御回
路を有し、上記制御回路により上記ファン動作時は上記
ペルチェ素子を停止し、上記ファン停止時には上記ペル
チェ素子を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンカメ
ラのカメラヘッド筐体内雰囲気および撮像素子の冷却機
能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に従来のテレビジョンカメラのカメ
ラヘッドのブロック構成の一例を示す。テレビジョンカ
メラにおいては、レンズ1を通して撮像した光学像を色
分解プリズム2によって赤・緑・青の3原色に分解し、
各々を撮像素子3に結像させ電気信号に変換する。上記
撮像素子3としては撮像管とCCD(Charge c
oupled Device)があるが、CCDの方が
小型・軽量で画像歪を原理的に生じないことから今日の
主流となっている。
【0003】ところで、CCD3は高温になると、画面
上に白きずと呼ばれる点欠陥や、面ざらと呼ばれる固定
パターン雑音が生じ易くなることが知られている。これ
らの雑音は画質を大きく劣化させるため、テレビジョン
カメラにおいては撮像時のCCD3の温度管理が重要な
技術課題となっている。
【0004】テレビジョンカメラにおける熱の発生源
は、CCD3自体の損失によるもの含めたカメラヘッド
筐体4内の回路の損失によるものが多い。特に近年ディ
ジタル信号処理技術導入によるテレビジョンカメラの高
性能・高機能化やCCDの多画素化(高速化・高集積
化)が図られるようになるにつれて、CCDやカメラヘ
ッドの内部回路の消費電力は増加する傾向にある。そこ
で、それらの安定動作を確保し、また、それらが破壊に
至るのを防ぐために、カメラヘッド筐体4内部の雰囲気
やCCD3そのものを強制的に冷却する機能が不可欠と
なってきた。
【0005】従来CCD3の冷却方法には主に2通りの
方法がある。一つは空冷ファンを用いる方法である。図
2に示すように、カメラヘッド筐体4に吸気口5、排気
口6を設け、そのいずれかもしくは両方にファン7を設
け、このファン7によりCCD3周囲の給排気を行うこ
とによりCCD3を冷却する。
【0006】もう一つの方法は、ペルチェ素子を用いる
方法である。図3に示すようにCCD3の背面にペルチ
ェ素子8の冷却面を装着し、ペルチェ素子8の発熱面に
放熱フィン9を装着する。このペルチェ素子8に電流を
流すことによりCCD3から放熱フィン9へ熱を伝えC
CD3を冷却する。
【0007】上記後者の方法において冷却効果を上げる
にはペルチェ素子8に流す電流量を増やすか放熱フィン
9の放熱面積を広くする必要がある。しかしながら、放
熱フィン9の放熱面積はカメラヘッド筐体4の大きさに
制約されて実際には十分な広さは取れない場合が多い。
しかも、放熱フィン9の放熱効果が小さいとペルチェ素
子8の電流を増やしてもペルチェ素子7そのものの自己
損失が大きくなり冷却効果が上がらなくなる傾向があ
る。
【0008】一方、前者のファンを用いる方法の場合、
図2に破線で示すように、吸気口5からCCD3近傍を
通り排気口6にいたる空気の流通路の確保が重要であ
る。しかしながら、CCD3はプリズム2に機械的に高
精度に実装される必要があり、なおかつ、実装後位置ず
れが起きないように実装荷重を極力小さくする必要があ
るため、他の回路と構造的に分離する必要が生じやす
い。このことからむしろCCD3の周囲には比較的隙間
を確保しやすい。
【0009】上記の理由により、テレビジョンカメラに
おいては、一般的にペルチェ素子を用いるよりもファン
を用いる方がはるかに冷却効果が高く、また、ペルチェ
素子単独では十分な冷却効果は得られなかった。
【0010】さらに、ファンとペルチェ素子との消費電
力を比較すると、テレビジョンカメラのカメラヘッドに
は一般に定格電圧+5〜+12Vの直流ファンが用いら
れる。例えば図2において定格+5Vのファン7を用い
た場合の消費電力は、電源回路10での無効電力分を含
めだいたい0.5〜1W程度である。
【0011】一方、ペルチェ素子8の消費電力は図3に
おいて3個のCCD3に各々1素子ずつ合計3個使用し
た場合、電源回路10での無効電力分を含めだいたい
1.5〜3W程度になる。
【0012】したがって、消費電力を比較してもファン
の方が有利であり、従来は撮像素子の冷却にはファンが
用いられる場合が多かった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カメラヘッ
ドにファンを用いた場合、ファンの動作音が周囲に漏れ
てしまうという欠点があった。とくにスタジオでのドラ
マ収録等において画像と同時に音声を収録する場合、上
記ファンの動作音をマイクが拾い問題になる場合があっ
た。そこで、従来は収録の間だけファンを停止できるよ
うにカメラにファンのON/OFF機能を設けてこれを
操作していた。しかしながら、ファンが停止した場合、
撮像素子の温度上昇を考慮すると長時間のカメラ運用は
難しく、しかも、カメラの操作者がファンを停止したこ
とを失念したまま放置して撮像を続けた場合、結果撮像
素子の動作不良を引き起こす恐れもあった。
【0014】本発明は、上記欠点を解決しテレビジョン
カメラのカメラヘッド筐体内雰囲気および撮像素子の冷
却に好適な方式を提供し、カメラの信頼性と運用性向上
に寄与することを目的とする。
【0015】
【発明を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、テレビジョンカメラのカメラヘッドにお
いて、上記カメラヘッド筐体内の吸排気用のファンと、
上記カメラヘッド筐体内に実装された撮像素子(例えば
CCD:Charge Coupled Devic
e)冷却用のペルチェ素子とを具備し、上記ファン及び
上記ペルチェ素子の各々の動作を起動・停止する制御回
路を有し、上記制御回路により上記ファン動作時は上記
ペルチェ素子を停止し、上記ファン停止時には上記ペル
チェ素子を動作させるものである。
【0016】本発明においては、カメラの通常運用時は
撮像素子の冷却にファンのみを用い消費電力を押さえ、
ファンの動作音が問題となる状況下でのカメラ運用の際
には、ファンを停止し、同時にペルチェ素子を動作させ
る。これにより、ファン停止時においてはペルチェ素子
により撮像素子の温度上昇を押さえる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施例を用
いて説明する。図1に本発明を適用したテレビジョンカ
メラのカメラヘッド概略図を示す。図1のスイッチ11
はファン7の電源をON/OFFするスイッチであり、
スイッチ12はペルチェ素子8の電源をON/OFFす
るスイッチである。上記スイッチ11とスイッチ12は
一方が短絡のときに他方は必ず開放となるように機械的
にあるいは電気的に関係づけられている。これにより、
ファン7の動作中はペルチェ素子8は動作を停止し、フ
ァン7の動作を停止するとペルチェ素子8が動作する。
カメラの通常運用時は、スイッチ11を短絡しファン7
のみを動作させ、ファン7の動作音が問題になるときは
スイッチ11を開放し(同時にスイッチ12が短絡され
る)ファン7の動作を停止し、ペルチェ素子8のみでC
CD3を冷却する。これにより、ファン7停止時もファ
ン7の冷却効果には及ばないまでも、CCD3の温度上
昇を一定度遅らせることができる。
【0018】なお、上記ファン7、ペルチェ素子8の動
作ON/OFFは必ずしも機械スイッチによらずに、例
えばリレーによる切り替え、トランジスタ等の能動素子
を用いたスイッチング回路、定電圧レギュレータのON
/OFFによるものでもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、テレビジョンカメラに
おいて、通常運用時は撮像素子の冷却に冷却効果が高く
消費電力の小さいファンのみ用い、ファンの動作音が問
題となる場合はファン停止時にペルチェ素子を動作さ
せ、これによりファン停止時においても従来よりも長時
間撮像素子の温度上昇を押さえることができ、ファン停
止時のカメラの運用時間を従来よりも伸ばすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテレビジョンカメラの一実施
例のブロック構成を示す図。
【図2】ファンを用いてCCDを冷却する従来のテレビ
ジョンカメラのブロック構成の一例を示す図。
【図3】ペルチェ素子を用いてCCDを冷却する従来の
テレビジョンカメラのブロック構成の一例を示す図。
【符号の説明】
1 レンズ 2 プリズム 3 撮像素子(CCD) 4 カメラヘッド筐体 5 吸気口 6 排気口 7 ファン 8 ペルチェ素子 9 放熱フィン 10 電源回路 11 ファンのON/OFFスイッチ 12 ペルチェ素子のON/OFFスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョンカメラのカメラヘッドにお
    いて、上記カメラヘッド筐体内の吸排気用のファンと、
    上記カメラヘッド筐体内に実装された撮像素子(例えば
    CCD:Charge Coupled Devic
    e)と、該撮像素子冷却用のペルチェ素子とを具備し、
    上記ファン動作時は上記ペルチェ素子の冷却動作を停止
    し、上記ファン停止時には上記ペルチェ素子の冷却動作
    を行うことを特徴とするテレビジョンカメラ。
JP10084127A 1998-03-30 1998-03-30 テレビジョンカメラ Pending JPH11284889A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10084127A JPH11284889A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 テレビジョンカメラ

Applications Claiming Priority (1)

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JP10084127A JPH11284889A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 テレビジョンカメラ

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JPH11284889A true JPH11284889A (ja) 1999-10-15

Family

ID=13821856

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10084127A Pending JPH11284889A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 テレビジョンカメラ

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