JPH11283356A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH11283356A
JPH11283356A JP10081038A JP8103898A JPH11283356A JP H11283356 A JPH11283356 A JP H11283356A JP 10081038 A JP10081038 A JP 10081038A JP 8103898 A JP8103898 A JP 8103898A JP H11283356 A JPH11283356 A JP H11283356A
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JP
Japan
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optical disk
recording
optical
erasing
unit
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Application number
JP10081038A
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English (en)
Inventor
Akihiko Okamoto
明彦 岡本
Kenichi Aihara
謙一 相原
Hiroko Iwasaki
博子 岩崎
Yoshihiko Hotta
吉彦 堀田
Tetsuo Watanabe
哲夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクのラベル面に何度でも所定の可視
情報を書き換え記録できるようにする。 【解決手段】 第1の温度に加熱されると第1の状態と
なって第2の温度に加熱されると第1の状態とは異なる
第2の状態となる熱可逆性記録媒体からなるラベル2を
光ディスク1に付加しておき、このラベル2を記録部で
第1の温度に加熱して所定の可視情報を記録し、消去部
で第2の温度に加熱して記録した可視情報を消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに対し
てアクセスする光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク状のメディアにピットや
磁気によるデジタル情報を記録した各種のディスク状メ
ディアが普及しており、これらは一般的に、光ディスク
と総称されている。このような光ディスクの種類として
は、音楽用CDやCD−ROM、あるいはDVDのよう
な情報が予め記録されているものの他、一度だけ書き込
みが可能な追記型光ディスク、何度でも書き換えが可能
な書換型光ディスクがあり、これらは急速に普及してい
る。
【0003】一方、予め情報が記録されている光ディス
クには、その記録内容を表示したりデザイン性を高めた
りする目的でラベルが付加されているのが一般的であ
る。例えば、音楽CDにはそのラベル面にタイトルや曲
名が所定の絵柄と共に印刷されているのが一般的である
し、CD−ROMにはその記録内容が所定の絵柄と共に
印刷されているのが一般的である。
【0004】これに対し、追記型光ディスクや書換型光
ディスクでは、ユーザ自らが所望の情報を書き込むとい
う使い方がなされるので、予め所定事項を印刷したラベ
ルを付加するわけにはいかない。このため、このような
種類の光ディスクでは、そのケースに記録内容を書き込
めるようにしてあるのが一般的である。しかしながら、
追記型や書換型の光ディスクにも、予め情報が印刷され
ている音楽CD等に付加されているようなラベルを設
け、このラベルにユーザが所望事項を書き込むことがで
きれば便利である。このようなことから、追記型光ディ
スクに付加されたラベルに所望事項を印刷できるように
した印刷装置が商品化されている。あるいは、特開平9
−265760号公報には、光ディスクに対して情報の
記録・再生を行う光ディスク装置にそのような印刷機構
を内蔵させた発明が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した既
に商品化されている印刷装置にしても、特開平9−26
5760号公報に開示された発明にしても、光ディスク
のラベル面に一回に限り所定事項を印刷することができ
るにすぎない。このため、書換型光ディスクのように、
その記録内容を書き換えることができる光ディスクには
不向きである。このような書換型光ディスクでは、その
記録情報の書き換えに応じてラベルに記録された記録内
容も書き換える必要が生ずるからである。
【0006】本発明の目的は、光ディスクのラベル面に
何度でも所定の可視情報を書き換え記録できるようにす
ることである。
【0007】本発明の別の目的は、コンパクトな装置を
実現することである。
【0008】本発明のさらに別の目的は、構造を簡略化
することである。
【0009】本発明のさらに別の目的は、部品点数を減
少させることである。
【0010】本発明のさらに別の目的は、制御を簡略化
させることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ディス
ク装置の発明は、光ディスクが装着される装着部と、装
着部に装着された光ディスクの半径方向に移動自在に支
持されて光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアッ
プと、装着部に装着された光ディスクに向けて熱可逆性
記録媒体を第1の状態にする第1の温度で発熱する記録
部と、装着部に装着された光ディスクに向けて熱可逆性
記録媒体を第2の状態にする第2の温度で発熱する消去
部と、装着部に装着された光ディスクの面内で熱可逆性
記録媒体に所望事項が記録されるように記録部を駆動制
御する記録手段と、装着部に装着された光ディスクの面
内で熱可逆性記録媒体が第2の状態にされるように消去
部を駆動制御する消去手段とを備える。
【0012】したがって、熱可逆性記録媒体がラベルと
して付加された光ディスクを装着部に装着すれば、記録
手段によって記録部を駆動制御して記録部を第1の温度
に発熱させることで熱可逆性記録媒体が第1の状態とな
り、熱可逆性記録媒体からなるラベルに所定の可視情報
が記録される。また、消去手段によって消去部を駆動制
御して消去部を第2の温度に発熱させることで熱可逆性
記録媒体が第2の状態となり、熱可逆性記録媒体からな
るラベルの可視情報が消去される。そして、このような
可視情報の記録消去は、何度でも繰り返し実行可能であ
る。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、記録部と消去部とは装着された
光ディスクを挟んで光ピックアップと反対側に配置され
ている。
【0014】したがって、光ディスクの一面には光ピッ
クアップによる光照射がなされ、光ディスクの反対側の
面には記録部と消去部とによる可視情報の記録・消去が
行われる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、記録部と消去部とは光ピックア
ップに搭載され、記録手段は光ピックアップの光ディス
ク半径方向への移動に応じて記録部を駆動制御し、消去
手段は光ピックアップの光ディスク半径方向への移動に
応じて消去部を駆動制御する。
【0016】したがって、光ピックアップの移動に応じ
て光ディスクに可視情報が記録・消去される。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、消去部は装着された光ディスク
を挟んで光ピックアップと反対側に配置され、記録手段
は光ピックアップを駆動制御してこの光ピックアップを
記録部として機能させる。
【0018】したがって、記録手段に駆動制御された光
ピックアップは熱可逆性記録媒体を第1の状態にするだ
けの熱エネルギーをもって発光し、熱可逆性記録媒体か
らなるラベルに所定の可視情報を記録する。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、消去部は光ピックアップに搭載
され、消去手段は光ピックアップの光ディスク半径方向
への移動に応じて消去部を駆動制御し、記録手段は光ピ
ックアップを駆動制御してこの光ピックアップを記録部
として機能させる。
【0020】したがって、光ピックアップの移動に応じ
て光ディスクの可視情報が消去される。また、記録手段
に駆動制御された光ピックアップは熱可逆性記録媒体を
第1の状態にするだけの熱エネルギーをもって発光し、
熱可逆性記録媒体からなるラベルに所定の可視情報を記
録する。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、記録手段は光ピックアップを駆
動制御してこの光ピックアップを記録部として機能さ
せ、消去手段は光ピックアップを駆動制御してこの光ピ
ックアップを消去部として機能させる。
【0022】したがって、記録手段に駆動制御された光
ピックアップは熱可逆性記録媒体を第1の状態にするだ
けの熱エネルギーをもって発光し、熱可逆性記録媒体か
らなるラベルに所定の可視情報を記録する。また、消去
手段に駆動制御された光ピックアップは熱可逆性記録媒
体を第2の状態にするだけの熱エネルギーをもって発光
し、熱可逆性記録媒体からなるラベルに記録された可視
情報を消去する。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一記載の光ディスク装置において、記録手段
は、光ピックアップによって読み取られた光ディスクに
記録された位置情報に基づいて記録部を駆動制御する。
【0024】したがって、例えばアドレス情報等の位置
情報が光ピックアップによって読み取られると、その位
置情報に基づく記録部の駆動制御がなされ、熱可逆性記
録媒体からなるラベルに対する可視情報の記録・消去が
適正位置になされる。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一記載の光ディスク装置において、記録手段
は、光ディスクを回転駆動するモータから得られた回転
角度情報に基づいて記録部を駆動制御する。
【0026】したがって、回転角度情報が得られると、
その回転角度情報に基づく記録部の駆動制御がなされ、
熱可逆性記録媒体からなるラベルに対する可視情報の記
録・消去が適正位置になされる。
【0027】請求項9記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一記載の光ディスク装置において、光ピック
アップによって読み取られた光ディスクに記録された種
類情報に基づいて演算処理により光ディスクの位置情報
を求める位置検出手段を備え、記録手段は、位置検出手
段によって求められた光ディスクの位置情報に基づいて
記録部を駆動制御する。
【0028】したがって、光ディスクの種類情報が光ピ
ックアップによって読み取られると、位置検出手段は演
算処理によりその種類情報から光ディスクの位置情報を
求める。そして、求められた位置情報に基づく記録部の
駆動制御がなされ、熱可逆性記録媒体からなるラベルに
対する可視情報の記録・消去が適正位置になされる。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれか一記載の光ディスク装置において、記録手
段は、光ディスクのラジアル方向に予め設けられた印を
光ピックアップが読み取ることにより得られた位置情報
に基づいて記録部を駆動制御する。
【0030】したがって、光ディスクの印が光ピックア
ップによって読み取られると光ディスクの位置情報が得
られるので、その位置情報に基づく記録部の駆動制御が
なされ、熱可逆性記録媒体からなるラベルに対する可視
情報の記録・消去が適正位置になされる。
【0031】請求項11記載の光ディスク装置の発明
は、光ディスクが装着される装着部と、装着部に装着さ
れた光ディスクに向けて熱可逆性記録媒体を第1の状態
にする第1の温度で発熱する記録部と、装着部に装着さ
れた光ディスクに向けて熱可逆性記録媒体を第2の状態
にする第2の温度で発熱する消去部と、装着部に装着さ
れた光ディスクの面内で熱可逆性記録媒体に所望事項が
記録されるように記録部を駆動制御する記録手段と、装
着部に装着された光ディスクの面内で熱可逆性記録媒体
が第2の状態にされるように消去部を駆動制御する消去
手段とを備える。
【0032】したがって、熱可逆性記録媒体がラベルと
して付加された光ディスクを装着部に装着すれば、記録
手段によって記録部を駆動制御して記録部を第1の温度
に発熱させることで熱可逆性記録媒体が第1の状態とな
り、熱可逆性記録媒体からなるラベルに所定事項が記録
される。また、消去手段によって消去部を駆動制御して
消去部を第2の温度に発熱させることで熱可逆性記録媒
体が第2の状態となり、熱可逆性記録媒体からなるラベ
ルの記録内容が消去される。そして、このような記録消
去は、何度でも繰り返し実行可能である。
【0033】請求項12記載の発明は、請求項1又は2
記載の光ディスク装置において、装着部に対する光ディ
スクの案内搬送を行う案内搬送機構を備え、この案内搬
送機構による光ディスクの案内経路に記録部と消去部と
が配置され、記録手段は案内搬送機構に案内搬送される
光ディスクの移動に応じて記録部を駆動制御し、消去手
段は案内搬送機構に案内搬送される光ディスクの移動に
応じて消去部を駆動制御する。
【0034】したがって、案内搬送機構に案内搬送され
る光ディスクの移動に応じて光ディスクに可視情報が記
録・消去される。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図12に基づいて説明する。
【0036】まず、本実施の形態の光ディスク装置に用
いられる光ディスク1を図1ないし図3に基づいて説明
する。図1は光ディスクの分解斜視図、図2は光ディス
クの平面図、図3は熱可逆性記録媒体の特性を示すグラ
フである。図1及び図2に示すように、光ディスク1に
はラベル2が付加されている。つまり、光ディスク1の
一方の面にはフィルム状のラベル2が貼られている。こ
のラベル2は、熱可逆性記録媒体からなるいわゆるTC
フィルムである。つまり、図3にその特性を示すよう
に、加えられた熱によってその透明度や色調が可逆的に
変化し、常温で透明度又は色調が2種類以上の形態で保
持される熱可逆性材料から構成されたフィルムがラベル
2として用いられている。
【0037】より詳細には、本実施の形態のラベル2の
場合、温度T2から温度T3の間の温度に加熱すると透
明になり、その後、温度T0以下の常温に戻っても透明
状態が維持される。そして、温度T4以上に加熱すると
半透明状態になり、その後、温度T0以下の常温に戻る
と白濁する。このような現象が生ずるのは、ラベル2を
構成する樹脂母材中に分散した有機低分子物質の粒子と
樹脂母材とが隙間なく密着し、かつ、有機低分子物質の
粒子部内にも空隙がない状態において、片側から入射し
た光は散乱することなく反対側に透過するためにラベル
2が透明に見え、これに対し、有機低分子物質の粒子の
微細な結晶が集合して多結晶で構成されると、結晶の界
面もしくは粒子と樹脂母材との界面に隙間が生じ、片側
から入射した光が空隙と結晶、結晶と樹脂の界面で屈折
・反射して散乱するためにラベル2が白く見えるためで
ある。
【0038】もっとも、ラベル2としては、透明状態と
白濁状態との2態様に変化してその状態が保持される本
実施の形態のラベル2に限らず、色調が2態様以上に変
化してその状態が保持される各種の熱可逆性記録媒体を
選択的に用いることが可能である。つまり、第1の温度
に加熱されると第1の状態となって第2の温度に加熱さ
れると第1の状態とは異なる第2の状態となる媒体であ
れば、ラベル2として用いることが可能である。
【0039】次に、光ディスク装置11について説明す
る。図4は光ディスク装置の斜視図、図5は制御系のブ
ロック図である。本実施の形態の光ディスク装置11
は、光ディスク1を装着するための装着部12を備え、
この装着部12に装着された光ディスク1を回転駆動す
るディスクモータ13を備える。また、装着部12に装
着された光ディスク1にレーザ光を照射して光ディスク
1に対する情報記録及び光ディスク1に記録された情報
の再生を行う光ピックアップ14が設けられている。こ
の光ピックアップ14は、この光ピックアップ14を光
ディスク1の半径方向に移動自在に支持する移動機構1
5に支持されている。つまり、光ピックアップ14はも
移動機構15を構成する一対のキャリアシャフト16に
スライド自在に取り付けられ、図4では概略的に示す動
力伝達機構17を介してピックアップモータ18に駆動
されて光ディスク1の半径方向に移動する。ここで、図
4には対物レンズ19のみしか示さないが、光ピックア
ップ14にはレーザダイオードとこのレーザダイオード
から照射されたレーザ光を対物レンズ19を介して光デ
ィスク1の記録面にスポット照射させる照射光学系と、
光ディスク1の反射光からレファレンス信号、トラッキ
ング信号及びフォーカシング信号を得るために各種受光
部に光ディスク1の反射光を導く戻り光学系とが搭載さ
れている(すべて図示せず)。ここで、照射光学系と戻
り光学系とは、多くの光学部品を共用する。
【0040】次いで、光ディスク装置11には、光ピッ
クアップ14に搭載された印字部及び消去部としての記
録消去ヘッド20を備える。この記録消去ヘッド20
は、多数の発熱素子がライン上に配設されたサーマルヘ
ッドからなり、後述するコントローラ23に駆動制御さ
れて各発熱素子を第1の温度と第2の温度との二種類の
発熱エネルギーで選択的に発熱させる。つまり、記録消
去ヘッド20における発熱素子の第1の温度は、光ディ
スク1に付加されたラベル2を温度T4以上に加熱する
温度であり、発熱素子の第2の温度は、ラベル2を温度
T2から温度T3の間の温度に加熱する温度である。こ
こで、記録消去ヘッド20における発熱素子の配列方向
は、装着部12に装着された光ディスク1の半径方向と
直行する方向である。
【0041】次いで、光ディスク装置11は、ホストコ
ンピュータ21に駆動制御されるドライバ回路22を内
蔵する。このドライバ回路22は、ホストコンピュータ
21にバス接続されたコントローラ23に対し、光ピッ
クアップ14、記録消去ヘッド20、各種モータドライ
バ24がバス接続されて構成された回路である。このよ
うな回路構成の下、コントローラ23は、光ピックアッ
プ14が備えるレーザダイオードからのレーザ光の照射
タイミングや照射強度等を制御し、記録消去ヘッド20
の各発熱素子の発熱の有無、発熱タイミング及び発熱温
度等を制御し、各種モータドライバ24に対するディス
クモータ13やピックアップモータ18等の駆動制御信
号のタイミング等を制御する。つまり、ホストコンピュ
ータ21はROMに格納された動作プログラムに従い動
作する各種演算処理を実行して各部を集中的に制御する
CPUの統括制御の下、コントローラ23に各種駆動制
御信号を付与し、これらの駆動制御信号に基づいてコン
トローラ23が各部を駆動制御する。たとえば、ホスト
コンピュータ21は、記録消去ヘッド20の各発熱素子
を第1の温度で発熱させるための信号と第2の温度で発
熱させるための信号とを選択的にコントローラ23に付
与する記録手段及び消去手段としての機能を果たす。し
たがって、ホストコンピュータ21が内蔵するROMに
格納された動作プログラムに従ったCPUによる記録消
去ヘッド20の駆動制御により、印字手段及び消去手段
の機能が実行される。この場合、ホストコンピュータ2
1は、図示しないキーボード等によって、記録消去ヘッ
ド20によるラベル2への書込み情報の入力を受け付
け、入力された情報に基づく書込み信号を出力する。こ
の際、ホストコンピュータ21に内蔵された印字バッフ
ァに書込み情報が一旦展開され、この印字バッファに展
開された書込みデータに基づいて書込み信号が出力され
ることになる。
【0042】このような構成の下、光ディスク1のラベ
ル2を可視情報不記録状態にするには、光ディスク1を
装着部12に装着し、ホストコンピュータ21によって
記録消去ヘッド20を駆動制御してその発熱素子を第2
の温度に発熱させる。すると、光ディスク1のラベル2
が温度T2から温度T3の間の温度に昇温されてラベル
2は透明な状態となる。この際、記録消去ヘッド20の
全ての発熱素子が駆動され、このような状態の記録消去
ヘッド20が光ピックアップ14の移動に伴い光ディス
ク1の半径方向に移動するため、ラベル2は全面的に透
明状態となる。そして、ラベル2の透明状態は、昇温後
に常温に戻るとそのまま保持される。
【0043】ついで、ラベル2に所定の可視情報を記録
する場合には、ラベル2を透明状態にする処理を実行し
た後、ホストコンピュータ21によって記録消去ヘッド
20を駆動制御してその発熱素子を第1の温度に発熱さ
せる。すると、光ディスク1のラベル2が温度T4以上
に昇温されて白濁した第1の状態となる。この際、光ピ
ックアップ14の移動に伴う光ディスク1の半径方向へ
の記録消去ヘッド20の移動と記録消去ヘッド20の各
発熱素子の光ディスク1の半径方向と直行する方向の配
列とが考慮されてホストコンピュータ21は書込み信号
を出力するため、ラベル2にはホストコンピュータ21
に入力された所望の可視情報が記録される。このような
ラベル2に対する可視情報の記録消去は、何度でも繰り
返し実行可能である。
【0044】また、本実施の形態では、光ピックアップ
14の移動機構15及びピックアップモータ18が記録
消去ヘッド20の移動駆動機構をも兼ねるため、記録消
去ヘッド20を光ディスク1の半径方向に移動させるた
めの機構やその駆動源・動力伝達機構が不要となり、部
品点数の減少、構造の簡略化、コンパクトな装置の実現
が可能となる。
【0045】ここで、記録部及び消去部の態様(変形
例)のバリエーションについて説明する。
【0046】図6は記録部と消去部との一態様を示す側
面図である。本態様では、装着部12に装着された光デ
ィスク1を挟んで光ピックアップ14と反対側に記録消
去ヘッド20が配置されている。この記録消去ヘッド2
0は、ヘッドモータ31に駆動されるボールナット機構
を応用したヘッド移動機構32によって光ディスク1の
半径方向に移動自在である。したがって、光ディスク1
の一面には光ピックアップ14による光照射がなされ、
光ディスク1の反対側の面では記録消去ヘッド20によ
るラベル2への可視情報の記録・消去処理が実行され
る。このような配置を採用することで、光ピックアップ
14と記録消去ヘッド20との移動機構15を別々に設
けた場合に比べ、光ピックアップ14と記録消去ヘッド
20との物理的干渉が防止され、これにより、コンパク
トな装置を実現することができる。
【0047】図7は記録部と消去部との別の一態様を示
す側面図である。本態様は、図4に例示した態様と同様
なので、その説明は省略する。
【0048】図8は記録部と消去部とのさらに別の一態
様を示す側面図である。本態様では、記録消去ヘッド2
0は消去ヘッド41としてのみ構成されて装着部12に
装着された光ディスク1を挟んで光ピックアップ14と
反対側に配置され、記録手段は光ピックアップ14を駆
動制御してこの光ピックアップ14を記録部として機能
させる。この場合、消去ヘッド41は、ヘッドモータ4
2に駆動されるボールナット機構を応用したヘッド移動
機構43によって光ディスク1の半径方向に移動自在で
ある。また、光ピックアップ14のレーザダイオード
は、光ディスク1に付加されたラベル2を温度T4以上
に加熱することができる温度エネルギーをもったレーザ
光を照射するように駆動制御される。したがって、ラベ
ル2にはレーザダイオードから照射されたレーザ光によ
って所定の可視情報が記録される。これにより、記録部
を別途設ける必要がなくなり、部品点数の減少、構造の
簡略化、コンパクトな装置の実現が達成される。
【0049】図9は記録部と消去部とのさらに別の一態
様を示す側面図である。本態様では、記録消去ヘッド2
0は消去ヘッド51としてのみ構成されて光ピックアッ
プ14に搭載され、記録手段は光ピックアップ14を駆
動制御してこの光ピックアップ14を記録部として機能
させる。この場合、光ピックアップ14のレーザダイオ
ードは、光ディスク1に付加されたラベル2を温度T4
以上に加熱することができる温度エネルギーをもったレ
ーザ光を照射するように駆動制御される。したがって、
ラベル2にはレーザダイオードから照射されたレーザ光
によって所定の可視情報が記録される。これにより、記
録部を別途設ける必要がなくなり、部品点数の減少、構
造の簡略化、コンパクトな装置の実現が達成される。
【0050】図10は記録部と消去部とのさらに別の一
態様を示す側面図である。本態様では記録手段は光ピッ
クアップ14を駆動制御してこの光ピックアップ14を
記録部として機能させ、消去手段は光ピックアップ14
を駆動制御してこの光ピックアップ14を消去部として
機能させる。この場合、光ピックアップ14のレーザダ
イオードは、光ディスク1に付加されたラベル2を温度
T4以上に加熱することができる温度エネルギーをもっ
たレーザ光を照射するように駆動制御され、また、光デ
ィスク1に付加されたラベル2を温度T2から温度T3
の間の温度で加熱することができる温度エネルギーをも
ったレーザ光を照射するように駆動制御される。その結
果、レーザ光は、第1の温度(温度T4以上に対応)と
第2の温度(温度T2から温度T3に対応)との二種類
の発熱エネルギーを持つことになる。したがって、ラベ
ル2にはレーザダイオードから照射されたレーザ光によ
って所定の可視情報が記録・消去される。これにより、
記録部及び消去部を別途設ける必要がなくなり、部品点
数の減少、構造の簡略化、コンパクトな装置の実現が達
成される。
【0051】次いで、記録消去ヘッド20等によってラ
ベル2に可視情報を記録・消去する場合のラベル2の位
置情報の検索手法について説明する。本実施の形態の光
ディスク装置11では、各種検索手法をによってラベル
2の位置情報を検索することが可能である。ここで、以
下、各種の手法を説明するが、光ディスク1の半径方向
をX方向、半径方向と直行する方向をY方向として説明
する。
【0052】まず、第1の手法として、光ピックアップ
14によって読み取られた光ディスク1に記録された位
置情報に基づいて記録手段による記録消去ヘッド20の
駆動制御を実行する手法がある。つまり、光ディスク1
のアドレスデータ等の位置情報が光ピックアップ14に
よって読み取られるので、これをラベル2に可視情報を
記録・消去する場合に利用するものである。より詳細に
は、光ディスク1のアドレスデータ等の位置情報によっ
て光ディスク1のX方向位置及びY方向位置が共に判明
するので、これにより、ラベル2に対する可視情報の書
込み位置が特定され、ラベル2に対する可視情報の記録
・消去が適正位置になされる。この場合、光ディスク1
の位置情報をセンサ等を用いることなく容易に得ること
ができるので、部品点数を減少させ、構造を簡略化し、
コンパクトな装置を実現することができる。また、光デ
ィスク1に記録された位置情報を利用するため、制御の
容易化を図ることもできる。
【0053】次いで、第2の手法として、光ディスク1
を回転駆動するディスクモータ13から得られた回転角
度情報に基づいて記録消去ヘッド20の駆動制御を実行
する手法がある。つまり、ディスクモータ13にエンコ
ーダを付加することでディスクモータ13から光ディス
ク1の回転角度情報を容易に得ることができるため、こ
れをラベル2に可視情報を記録・消去する場合に利用す
るものである。より詳細には、光ディスク1の回転角度
情報から光ディスク1のX方向位置が判明するので、こ
れにより、ラベル2に対する可視情報の書込み位置が特
定され、ラベル2に対する可視情報の記録・消去が適正
位置になされる。この場合、光ディスク1の位置情報を
センサ等を用いることなく容易に得ることができるの
で、部品点数を減少させ、構造を簡略化し、コンパクト
な装置を実現することができる。
【0054】次いで、第3の手法として、光ピックアッ
プ14によって読み取られた光ディスク1に記録された
種類情報に基づいて演算処理により光ディスク1の位置
情報を求め(位置情報検出手段)、こうして求められた
光ディスク1の位置情報に基づいて記録手段による記録
消去ヘッド20の駆動制御を実行する手法がある。つま
り、光ディスク1の位置情報は、その内周からのトラッ
ク本数とほぼ同じ意味なので、トラックの間隔に依存す
る。そこで、光ディスク1に記録されたその光ディスク
1の種類情報(トラックピッチ、直径が120mmか8
0mmか等)に基づいて光ディスク1の種類毎に異なる
トラックピッチを認識し、この認識したトラックピッチ
によって光ディスク1のX方向の位置をホストコンピュ
ータ21の演算処理によって求める。これにより、ラベ
ル2に対する可視情報の書込み位置が特定され、ラベル
2に対する可視情報の記録・消去が適正位置になされ
る。この場合、光ディスク1の位置情報をセンサ等を用
いることなく容易に得ることができるので、部品点数を
減少させ、構造を簡略化し、コンパクトな装置を実現す
ることができる。
【0055】次いで、第4の手法として、光ディスク1
のラジアル方向に予め設けられた印61を光ピックアッ
プ14が読み取ることにより得られた位置情報に基づい
て記録消去ヘッド20の駆動制御を実行する手法があ
る。つまり、この手法を採用する場合、光ディスク1と
して、その半径方向(X方向)に印61が設けられた光
ディスク1を用いる。この印61は、光ディスク1がラ
ンド/グルーブ型の光ディスク1だとした場合、例え
ば、光ディスク1の螺旋状又は同心円状に形成されたグ
ルーブGに光ディスク1の半径方向に向けて設けられた
ランドLの領域に浸入する溝62が集合することによっ
て形成されている(図12)。そして、第4の手法によ
れば、光ピックアップ14が光ディスク1に形成された
印61を検出することにより光ディスク1のX方向位置
が判明するので、これにより、ラベル2に対する可視情
報の書込み位置が特定され、ラベル2に対する可視情報
の記録・消去が適正位置になされる。この場合、光ディ
スク1の位置情報をセンサ等を用いることなく容易に得
ることができるので、部品点数を減少させ、構造を簡略
化し、コンパクトな装置を実現することができる。ま
た、光ディスク1に記録された位置情報を利用するた
め、制御の容易化を図ることもできる。
【0056】本発明の第二の実施の形態を図13に基づ
いて説明する。図13は光ディスク装置の概略縦断側面
図である。第一の実施の形態と同一部分は同一符号で示
し説明も省略する。本実施の形態は、光ディスク1を装
着部12にローディングさせて装着する方式の光ディス
ク装置71に適用される。つまり、光ディスク装置71
は、装着部12(図13には図示せず)に対する光ディ
スク1の案内搬送を行う案内搬送機構としての搬送ロー
ラ72を備える。そして、この搬送ローラ72による光
ディスク1の案内経路73には、記録部としての記録ヘ
ッド74と消去部としての消去ヘッド75とが配置され
ている。
【0057】このような構成の下、本実施の形態の光デ
ィスク装置71では、搬送ローラ72に案内搬送される
光ディスク1の移動に応じて記録ヘッド74又は消去ヘ
ッド75が駆動制御されることで、光ディスク1に対し
て可視情報が記録・消去される。記録ヘッド74及び消
去ヘッド75の移動機構やその駆動源・動力伝達機構が
不要となり、部品点数の減少、構造の簡略化、コンパク
トな装置の実現が達成される。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の光ディスク装置の発明
は、装着部に装着された光ディスクに向けて熱可逆性記
録媒体を第1の状態にする第1の温度で発熱する記録部
を記録手段で駆動制御して光記録媒体にラベルとして付
加された熱可逆性記録媒体に所定の可視情報を記録し、
熱可逆性記録媒体を第2の状態にする第2の温度で発熱
する消去部を消去手段で駆動制御して熱可逆性記録媒体
に記録された可視情報を消去するようにしたので、光デ
ィスクのラベルに何度でも所定の可視情報を書き換え記
録することができる。しかも、光ディスクに対して情報
の記録や再生等を実行することができる装置に組み込ま
れているので、光ディスクのラベルに対して可視情報を
記録・消去する装置を別途設ける必要がなく、装置を安
価に実現することができる。
【0059】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、装着された光ディスクを挟んで
光ピックアップと反対側に記録部と消去部とを配置した
ので、光ピックアップと記録部及び消去部との物理的干
渉を防止することができ、これにより、コンパクトな装
置を実現することができる。
【0060】請求項3記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、記録部と消去部とを光ピックア
ップに搭載し、記録手段が光ピックアップの光ディスク
半径方向への移動に応じて記録部を駆動制御し、消去手
段が光ピックアップの光ディスク半径方向への移動に応
じて消去部を駆動制御するようにしたので、記録部と消
去部とを光ディスクの半径方向に移動させながら熱可逆
性記録媒体に対する可視情報の記録・消去を行う構成を
採った場合、記録部と消去部とを光ディスクの半径方向
に移動させるための機構やその駆動源・動力伝達機構を
不要とすることができ、したがって、部品点数を減少さ
せ、構造を簡略化し、コンパクトな装置を実現すること
ができる。
【0061】請求項4記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、装着された光ディスクを挟んで
光ピックアップと反対側に消去部を配置し、記録手段が
光ピックアップを駆動制御してこの光ピックアップを記
録部として機能させるようにしたので、光ピックアップ
と消去部との物理的干渉を防止することができ、また、
記録部を別途設ける必要をなくすことができ、したがっ
て、部品点数を減少させ、構造を簡略化し、コンパクト
な装置を実現することができる。
【0062】請求項5記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、消去部を光ピックアップに搭載
し、消去手段が光ピックアップの光ディスク半径方向へ
の移動に応じて消去部を駆動制御し、記録手段が光ピッ
クアップを駆動制御してこの光ピックアップを記録部と
して機能させるようにしたので、消去部を光ディスクの
半径方向に移動させながら熱可逆性記録媒体に対する可
視情報の消去を行う構成を採った場合、消去部とを光デ
ィスクの半径方向に移動させるための機構やその駆動源
・動力伝達機構を不要とすることができ、また、記録部
を別途設ける必要をなくすことができ、したがって、部
品点数を減少させ、構造を簡略化し、コンパクトな装置
を実現することができる。
【0063】請求項6記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、記録手段が光ピックアップを駆
動制御してこの光ピックアップを記録部として機能さ
せ、消去手段が光ピックアップを駆動制御してこの光ピ
ックアップを消去部として機能させるようにしたので、
記録部及び消去部を別途設ける必要をなくすことがで
き、したがって、部品点数を減少させ、構造を簡略化
し、コンパクトな装置を実現することができる。
【0064】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一記載の光ディスク装置において、光ピック
アップによって読み取られた光ディスクに記録された位
置情報に基づいて記録手段が記録部を駆動制御するよう
にしたので、光ディスクの位置情報をセンサ等を用いる
ことなく容易に得ることができ、したがって、部品点数
を減少させ、構造を簡略化し、コンパクトな装置を実現
することができる。また、光ディスクに記録された位置
情報を利用するため、制御の容易化を図ることができ
る。
【0065】請求項8記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一記載の光ディスク装置において、光ディス
クを回転駆動するモータから得られた回転角度情報に基
づいて記録手段が記録部を駆動制御するようにしたの
で、光ディスクの位置情報をセンサ等を用いることなく
容易に得ることができ、したがって、部品点数を減少さ
せ、構造を簡略化し、コンパクトな装置を実現すること
ができる。また、モータから得られた回転角度情報を利
用するため、制御の容易化を図ることができる。
【0066】請求項9記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれか一記載の光ディスク装置において、光ピック
アップによって読み取られた光ディスクに記録された種
類情報に基づいて演算処理により光ディスクの位置情報
を求める位置検出手段を設け、位置検出手段によって求
められた光ディスクの位置情報に基づいて記録手段が記
録部を駆動制御するようにしたので、光ディスクの位置
情報をセンサ等を用いることなく容易に得ることがで
き、したがって、部品点数を減少させ、構造を簡略化
し、コンパクトな装置を実現することができる。また、
光ディスクに記録された種類情報に基づく位置情報を利
用するため、制御の容易化を図ることができる。
【0067】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれか一記載の光ディスク装置において、光ディ
スクのラジアル方向に予め設けられた印を光ピックアッ
プが読み取ることにより得られた位置情報に基づいて記
録手段が記録部を駆動制御するようにしたので、光ディ
スクの位置情報をセンサ等を用いることなく容易に得る
ことができ、したがって、部品点数を減少させ、構造を
簡略化し、コンパクトな装置を実現することができる。
また、光ディスクに記録された印に基づく位置情報を利
用するため、制御の容易化を図ることができる。
【0068】請求項11記載の光ディスク装置の発明
は、装着部に装着された光ディスクに向けて熱可逆性記
録媒体を第1の状態にする第1の温度で発熱する記録部
を記録手段で駆動制御して光記録媒体にラベルとして付
加された熱可逆性記録媒体に所定の可視情報を記録し、
熱可逆性記録媒体を第2の状態にする第2の温度で発熱
する消去部を消去手段で駆動制御して熱可逆性記録媒体
に記録された可視情報を消去するようにしたので、光デ
ィスクのラベルに何度でも所定の可視情報を書き換え記
録することができる。
【0069】請求項12記載の発明は、請求項1又は2
記載の光ディスク装置において、装着部に対する光ディ
スクの案内搬送を行う案内搬送機構を設け、この案内搬
送機構による光ディスクの案内経路に記録部と消去部と
を配置し、案内搬送機構に案内搬送される光ディスクの
移動に応じて記録手段が記録部を駆動制御し、案内搬送
機構に案内搬送される光ディスクの移動に応じて消去手
段が消去部を駆動制御するようにしたので、光ディスク
を装着部に案内搬送する過程で光ディスクのラベルとな
る熱可逆性記録媒体に可視情報の記録・消去を行うこと
ができ、記録部と消去部とを光ディスクの半径方向に相
対移動させながら熱可逆性記録媒体に対する可視情報の
記録・消去を行う構成を採った場合、記録部と消去部と
を光ディスクの半径方向に相対移動させるための機構や
その駆動源・動力伝達機構を不要とすることができ、し
たがって、部品点数を減少させ、構造を簡略化し、コン
パクトな装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す光ディスクの
分解斜視図である。
【図2】光ディスクの平面図である。
【図3】熱可逆性記録媒体の特性を示すグラフである。
【図4】光ディスク装置の斜視図である。
【図5】制御系のブロック図である。
【図6】記録部と消去部との一態様を示す側面図であ
る。
【図7】記録部と消去部との別の態様を示す側面図であ
る。
【図8】記録部と消去部とのさらに別の態様を示す側面
図である。
【図9】記録部と消去部とのさらに別の態様を示す側面
図である。
【図10】記録部と消去部とのさらに別の態様を示す側
面図である。
【図11】光ディスクの一態様を示す平面図である。
【図12】光ディスクに形成された印を拡大して示す平
面図である。
【図13】本発明の第二の実施の態様を示す光ディスク
装置の概略縦断側面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 12 装着部 14 光ピックアップ 3 熱可逆性記録媒体(ラベル) 20,74 記録部(記録消去ヘッド、記録ヘッ
ド) 20,41,51,75 消去部(記録消去ヘッ
ド、消去ヘッド) 13 モータ(ディスクモータ) 61 印 72 案内搬送機構(搬送ローラ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 吉彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡辺 哲夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクが装着される装着部と、 前記装着部に装着された光ディスクの半径方向に移動自
    在に支持されて前記光ディスクにレーザ光を照射する光
    ピックアップと、 前記装着部に装着された前記光ディスクに向けて熱可逆
    性記録媒体を第1の状態にする第1の温度で発熱する記
    録部と、 前記装着部に装着された前記光ディスクに向けて前記熱
    可逆性記録媒体を第2の状態にする第2の温度で発熱す
    る消去部と、 前記装着部に装着された前記光ディスクの面内で前記熱
    可逆性記録媒体に所望事項が記録されるように前記記録
    部を駆動制御する記録手段と、 前記装着部に装着された前記光ディスクの面内で前記熱
    可逆性記録媒体が前記第2の状態にされるように前記消
    去部を駆動制御する消去手段と、を備える光ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 記録部と消去部とは装着された光ディス
    クを挟んで光ピックアップと反対側に配置されている請
    求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 記録部と消去部とは光ピックアップに搭
    載され、記録手段は前記光ピックアップの光ディスク半
    径方向への移動に応じて前記記録部を駆動制御し、消去
    手段は前記光ピックアップの光ディスク半径方向への移
    動に応じて前記消去部を駆動制御する請求項1記載の光
    ディスク装置。
  4. 【請求項4】 消去部は装着された光ディスクを挟んで
    光ピックアップと反対側に配置され、記録手段は前記光
    ピックアップを駆動制御してこの光ピックアップを記録
    部として機能させる請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 消去部は光ピックアップに搭載され、消
    去手段は前記光ピックアップの光ディスク半径方向への
    移動に応じて前記消去部を駆動制御し、記録手段は前記
    光ピックアップを駆動制御してこの光ピックアップを記
    録部として機能させる請求項1記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 記録手段は光ピックアップを駆動制御し
    てこの光ピックアップを記録部として機能させ、消去手
    段は前記光ピックアップを駆動制御してこの光ピックア
    ップを消去部として機能させる請求項1記載の光ディス
    ク装置。
  7. 【請求項7】 記録手段は、光ピックアップによって読
    み取られた光ディスクに記録された位置情報に基づいて
    記録部を駆動制御する請求項1ないし6のいずれか一記
    載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 記録手段は、光ディスクを回転駆動する
    モータから得られた回転角度情報に基づいて記録部を駆
    動制御する請求項1ないし6のいずれか一記載の光ディ
    スク装置。
  9. 【請求項9】 光ピックアップによって読み取られた光
    ディスクに記録された種類情報に基づいて演算処理によ
    り前記光ディスクの位置情報を求める位置検出手段を備
    え、記録手段は、前記位置検出手段によって求められた
    前記光ディスクの位置情報に基づいて記録部を駆動制御
    する請求項1ないし6のいずれか一記載の光ディスク装
    置。
  10. 【請求項10】 記録手段は、光ディスクのラジアル方
    向に予め設けられた印を光ピックアップが読み取ること
    により得られた位置情報に基づいて記録部を駆動制御す
    る請求項1ないし6のいずれか一記載の光ディスク装
    置。
  11. 【請求項11】 光ディスクが装着される装着部と、 前記装着部に装着された前記光ディスクに向けて熱可逆
    性記録媒体を第1の状態にする第1の温度で発熱する記
    録部と、 前記装着部に装着された前記光ディスクに向けて前記熱
    可逆性記録媒体を第2の状態にする第2の温度で発熱す
    る消去部と、 前記装着部に装着された前記光ディスクの面内で前記熱
    可逆性記録媒体に所望事項が記録されるように前記記録
    部を駆動制御する記録手段と、 前記装着部に装着された前記光ディスクの面内で前記熱
    可逆性記録媒体が前記第2の状態にされるように前記消
    去部を駆動制御する消去手段と、を備える光ディスク装
    置。
  12. 【請求項12】 装着部に対する光ディスクの案内搬送
    を行う案内搬送機構を備え、この案内搬送機構による前
    記光ディスクの案内経路に記録部と消去部とが配置さ
    れ、記録手段は前記案内搬送機構に案内搬送される前記
    光ディスクの移動に応じて前記記録部を駆動制御し、消
    去手段は前記案内搬送機構に案内搬送される前記光ディ
    スクの移動に応じて前記消去部を駆動制御する請求項1
    又は11記載の光ディスク装置。
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