JPH1127550A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JPH1127550A
JPH1127550A JP9191871A JP19187197A JPH1127550A JP H1127550 A JPH1127550 A JP H1127550A JP 9191871 A JP9191871 A JP 9191871A JP 19187197 A JP19187197 A JP 19187197A JP H1127550 A JPH1127550 A JP H1127550A
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JP
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JP9191871A
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Inventor
Hiroshi Arai
博 荒井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿画像に応じた地肌除去処理を行うカラー
画像処理装置を提供する。 【解決手段】 地肌検出部81は各画素ごとにRGBデ
ータの濃度の最大値から最小値を減算して差分を検出す
る差分検出回路502と、各画素ごとにRGBデータの
濃度の最小値を検出するMIN回路503と、前記差分
検出回路502によって検出された差分値とMIN回路
503によって検出された最小値とを用いて地肌濃度を
決定する地肌検出回路504とを有して構成される。シ
ステムコントローラ50は地肌検出部50からの地肌濃
度によって地肌除去量を決定する。上記の動作により決
定された地肌除去量に応じて地肌除去処理を切り換える
ことにより原稿画像の地肌濃度に応じた地肌除去処理を
行うことが可能となり、またまだらに汚れた原稿や裏写
り原稿に対する地肌除去を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルカラー複
写機などに用いられるカラー画像処理装置に関し、特に
地肌除去処理を原稿画像に対して行うカラー画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地肌処理機能を装備していないカ
ラー画像形成装置で、例えば紙色が変色している古文書
の画像形成を行うと、古文書の地肌がそのまま忠実に薄
黄色に画像形成される。しかし、古文書の地肌の色が忠
実に再現される必要は、多くの場合にはなく、かえって
地肌が着色されていることで、画像形成された古文書が
読みにくくなってしまう。
【0003】上記の問題を解決するために従来例1の特
開平1−213073号公報の“複写装置”は、ヒスト
グラムを用いて地肌除去処理を行い、原稿画像の三原色
信号の濃度分布に基づいて、度数の高いものを地肌濃度
として検出し、その地肌濃度よりも薄い部分を所定の濃
度に変更することにより、鮮明な画像形成を行うことを
特徴としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1の複写装置は、原稿画像の三原色信号の濃度分布
に基づいて、度数の高いものを地肌濃度として検出し、
その色を除去するが、度数の高いものが0であるときに
は地肌除去を行わないので、たとえば、白地がまばらに
汚れた原稿や裏写りした原稿などは原稿濃度と区別のつ
かないものだが、目立たない程度に地肌除去を行いたい
場合に対応することができないでいた。
【0005】本発明は、上述したようなカラー画像処理
装置の地肌除去処理の現状に鑑みてなされたものであ
り、原稿画像に対応して最適条件で地肌除去を行い、高
品質の画像形成を行うカラー画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明のカラー画像処理装置は、原稿画像を光学的
に走査して画像データに変換する画像読み取り手段と、
読み取った画像データを3原色のRGBデータに分解す
る色分解手段と、画像データを用いて画像を形成する画
像形成手段と、RGBデータの濃度分布に基づいて地肌
濃度RD DATAを検出する地肌濃度検出手段と、各
手段を制御する制御手段とを有し、地肌濃度検出手段に
よって検出された地肌濃度RD DATAに基づいて地
肌除去量を決定すると良い。
【0007】また地肌濃度検出手段は、RGBデータを
用いて各画素ごとにRGBデータの濃度の最大値と最小
値の差分を検出する差分検出手段と、画像データの最小
値を各画素ごとに検出する最小値検出手段とを有し、差
分検出手段によって検出された差分値が予め設定された
設定値よりも小さい画素の最小値を比較してその中で最
も濃度の小さい最小値を地肌濃度RD DATAとして
制御手段に送ると良い。
【0008】また制御手段は、地肌除去量を決めるため
に予め設定された濃度設定値TH1及びTH2を地肌濃
度検出手段によって検出された地肌濃度RD DATA
と比較することにより地肌除去量を設定すると良い。
【0009】また制御手段は、地肌濃度RD DATA
がTH1より大きいときには、地肌除去の動作は行わな
いように制御すると良い。
【0010】また制御手段は、地肌濃度RD DATA
がTH1以下であり、かつTH2より大きいときには、
地肌濃度RD DATAを地肌除去量の基準として地肌
除去処理を行うように制御すると良い。
【0011】また制御手段は、地肌濃度RD DATA
がTH2以下であるときには、OFFSETを地肌除去
量の基準として地肌除去処理を行うように制御すると良
い。
【0012】操作者が入力可能な操作入力手段をさらに
有し、操作者によって操作入力手段から地肌除去モード
を解除するように設定されたときは、地肌濃度検出手段
が検出した地肌濃度に関わらず地肌除去の動作を行わな
いと良い。
【0013】地肌除去量を決定するための濃度設定値T
H1及びTH2は操作入力手段から操作者によって設定
された動作モードに応じて最適な設定となるように変更
されると良い。
【0014】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明の
カラー画像処理装置の実施の形態を詳細に説明する。図
1〜図8を参照すると本発明のカラー画像処理装置の一
実施形態が示されている。
【0015】図1は本発明のカラー画像処理装置をディ
ジタル複写機に適用したときの機構部の概略構成を示す
図である。図1に示される本実施形態のディジタル複写
機において、100はレーザプリンタ、200は自動原
稿送り装置、300は操作ボード、400はイメージス
キャナ、500は外部センサである。
【0016】イメージスキャナ400は、コンタクトガ
ラス401の下方に配置された照明用のランプ402を
搭載した移動体を図1の左右方向(副走査方向)に機械
的に一定速度で移動させ、原稿画像を読み取る画像読み
取り部である。照明用のランプ402から出た光は、コ
ンタクトガラス401上に載置された原稿の表面で原稿
画像の濃度に応じて反射する。この反射光、即ち、原稿
の光像は多数のミラー及びレンズを通り、ダイクロック
プリズム410に入射する。
【0017】ダイクロックプリズム410は、入射光を
波長に応じてR,G,Bの3色に分光する。分光された
3つの光はそれぞれ互いに異なる一次元電荷結合素子
(CCD)イメージセンサ410に入射される。こうし
てイメージスキャナ400に備わった3つの一次元イメ
ージセンサ410によって、原稿画像上の主走査方向1
ラインのR,G,B各色成分を同時に読み取ることがで
きる。また、原稿の二次元画像は上記移動体の副走査に
よって順次読み取られる。
【0018】外部センサ500は、イメージスキャナ4
00と同様に原稿画像のR,G,B各色成分を同時に検
出できるCCDで構成されたハンディタイプのスキャナ
に内蔵されている。ADF200はイメージスキャナ4
00の上方に配置されており、原稿台210上に多数の
原稿を載積した状態で保持することができる。
【0019】原稿の給紙動作を行う場合は、回転する呼
び出しコロ212が最上部の原稿上面に当接し、当接し
た原稿を繰り出す。213は重送を避けるための分離コ
ロである。所定の位置まで繰り出された原稿はプルアウ
トローラ217および搬送ベルト216の駆動によっ
て、イメージスキャナ400のコンタクトガラス401
上をさらに搬送され所定の読み取り位置まで進んだ時、
即ち、原稿の先端がコンタクトガラス401の左端位置
に達したときに停止する。
【0020】原稿の読み取りが終了すると搬送ベルト2
16が再び駆動されて、コンタクトガラス401上の原
稿は排紙され、次の原稿が読み取り位置に送られる。
【0021】呼び出しコロ212の手前には原稿が載積
されているか否かを検知するための光学センサ、原稿有
無センサ211が、また、分離コロ213とプルアウト
ローラ217の間には原稿の先端及びサイズを検知する
ための光学センサ、原稿先端センサ214が備わってい
る。
【0022】原稿先端センサ214は、主走査方向(紙
面に垂直な方向)の互いに異なる位置に配置された複数
のセンサで構成されており、これらのセンサの検出状態
の組み合わせによって、主走査方向の原稿サイズ、即
ち、原稿幅を検知することができる。
【0023】また、図示しない給紙モータに回転量に応
じたパルスを出力するパルス発生器が設けられており、
ADF200の制御装置は原稿先端センサ214を原稿
が通過するまでの時間を計測することによって副走査方
向の原稿サイズ、即ち、原稿の長さを検知する。なお、
呼び出しコロ212及び分離コロ213は給紙モータに
よって駆動され、プルアウトローラ217及び搬送ベル
ト216は搬送モータによって駆動される。光学センサ
からなるレジストセンサ215はプルアウトローラ21
7の下流に配置される。
【0024】次にレーザプリンタ100の概略構成およ
びその動作を説明する。画像の再生は感光体ドラム1上
で行われる。感光体ドラム1の周囲には一連の静電写真
のプロセスユニット、即ち、帯電チャージャ5、書き込
みユニット3、現像ユニット4、転写ドラム2、クリー
ニングユニット6などが備わっている。
【0025】書き込みユニット3には図示しないレーザ
ダイオードが備わっており、レーザダイオードが発する
レーザ光は回転多面体3b、レンズ3c、ミラー3d、
及びレンズ3eを経て感光体ドラム1の表面に照射され
る。回転多面鏡3bはポリゴンモータ3aによって高速
で定速回転駆動される。
【0026】図示しない画像制御装置は、記録すべき画
像の濃度に対応する画素単位の2値信号(記録有/記録
無)により駆動されるレーザダイオードの発光タイミン
グが、各々の画素位置を順次走査する回転多面鏡3bの
回転偏向動作と同期するようにレーザダイオードの駆動
信号を制御する。つまり、感光体ドラム1の表面の画像
の各走査位置で、その画素の濃度(記録有/記録無)に
応じたレーザ光が照射されるようにレーザダイオードを
オン/オフ制御する。
【0027】感光体ドラム1の表面は、予め帯電チャー
ジャ5によるコロナ放電によって一様に高電位に帯電さ
れている。この表面に書き込みユニット3の発するレー
ザ光が照射されると、その光の強度に応じて帯電電位が
変化する。つまり、書き込みユニット3が備えているレ
ーザダイオードが発するレーザ光の照射の有無に応じた
電位分布が感光体ドラム1上に形成されることになる。
【0028】上記の動作により、感光体ドラム1上に原
稿画像の濃淡に対応した電位分布、即ち静電潜像が形成
される。この静電潜像は書き込みユニット3よりも下流
に配置された現像ユニット4によって可視像化される。
【0029】また本実施形態においては、現像ユニット
4には4組の現像器4M,4C,4Yおよび4BKが備
えられており、それぞれの現像器には互いに色の異なる
M(マゼンタ),C(シアン),Y(イエロー)および
BK(ブラック)のトナーが収納されている。
【0030】レーザプリンタ100は上記4つの現像器
のいずれか一つが選択的に付勢されるように構成されて
いるので、静電潜像はM,C,Y又はBk色のいずれか
一つのトナーで可視像化される。
【0031】一方、給紙カセット11に収納された転写
紙は給紙コロ12で繰り出され、レジストローラ13に
よってタイミングを取られて転写ドラム2の表面に送り
込まれ、その表面に吸着された状態で転写ドラム2の回
転に伴って移動する。そして感光体ドラム1の表面に近
接した位置で、転写チャージャ7による帯電によって感
光体ドラム1上に形成されたトナー像が転写紙の表面に
転写される。
【0032】尚、単色コピーモードの場合には、トナー
像の転写が終了し、転写ドラム2から分離された転写紙
は定着されて排紙トレイ10に排紙される。
【0033】また、フルカラーモードの場合には、B
K,M,C及びYの4色の画像を一枚の転写紙上に重ね
て形成する必要がある。この場合、まず感光体ドラム1
上にBK色のトナー像を形成して、それを転写紙に転写
した後、転写紙を転写ドラム2から分離することなく感
光体ドラム1上に次のM色のトナー像を形成し、そのト
ナー像を再び転写紙に転写する。
【0034】さらにC色及びY色についても感光体ドラ
ム1上へのトナー像の形成とそれの転写紙への転写を行
う。つまり、トナー像の形成と転写のプロセスを繰り返
す事によって1つのカラー画像が転写紙上に形成され
る。全てのトナー像の転写が終了すると、転写紙は分離
チャージャ8による帯電によって転写ドラム2から分離
され、定着器9でトナー像の定着処理を受けた後排紙ト
レイ10に排出される。
【0035】図2は本発明のカラー画像処理装置をディ
ジタル複写機に適用したときの電装部の概略構成を示す
回路ブロック図である。複写機全体の動作制御はマイク
ロコンピュータで構成されるシステムコントローラ50
によって制御される。同期制御回路60は制御タイミン
グの基準となるクロックパルスを発生させて、各制御ユ
ニット間の信号の同期をとる各種の同期信号を入出力さ
せる。
【0036】本実施形態では、走査タイミングの基にな
る主走査同期信号は、レーザプリンタ100の回転多面
鏡3bの回転によるレーザ光の走査開始時期に同期させ
ている。イメージスキャナ400で読み取られたR,
G,B各色の画像信号はA/D変換され、各々8ビット
のカラー画像情報として出力される。この画像情報は画
像処理ユニット内で各種処理を受けた後、レーザプリン
タ100に出力される。
【0037】画像処理ユニットはスキャナガンマ補正7
1、RGB平滑フィルタ72、色補正73、下色除去
(UCR)/UCA74、セレクタ75、エッジ強調フ
ィルタ76、プリンタガンマ77、階調処理78、像域
分離79、ACS80、及び地肌検出81の各回路を備
えている。
【0038】スキャナガンマ補正71ではイメージスキ
ャナ400で読み取られた反射率リニアのRGBデータ
を、濃度リニアのRGBデータに変換する。
【0039】RGB平滑フィルタ72では網点原稿によ
るモアレを抑えるためのスムージング処理を行ってい
る。また色補正回路73ではR,G,Bのそれぞれの色
の画像情報をそれらの補色である、Y,M,Cの各色の
画像情報に変換する。
【0040】UCR/UCA回路74では入力したY,
M,C色の全ての画像情報を合成した画像信号の色に含
まれる黒成分を抽出し、それをBK信号として出力する
と共に、残りの色の画像信号から黒成分を除去し、かつ
YMC成分を上乗せする。
【0041】セレクタ75はシステムコントローラ50
の指示に応じて、入力されるY,M,C,BKの色信号
からいずれか一つの色信号を選択して次のブロックへ出
力する。
【0042】エッジ強調フィルタ回路76では、文字
部、あるいは絵柄部のエッジ情報の強調を行い、プリン
タガンマ77ではプリンタ特性に合わせたカーブをセッ
トし階調処理を含めて濃度リニアになるようにする。
【0043】階調処理回路78は、入力される8ビット
の濃度情報を2値化、あるいは多値化する回路である。
一般にディザ処理が行われることが多く、レーザプリン
タ100にはディザ処理された画像信号が出力される。
【0044】スキャナガンマ71の出力は、一方で像域
分離回路79とACS回路80、地肌検出回路81に送
出される。
【0045】像域分離回路79は、入力される画像が文
字部であるか絵柄部であるかを判定する回路と、有彩色
であるか無彩色であるかを判定する回路を持っており、
その結果を1画素単位でそれぞれの処理ブロックへ送出
している。各処理ブロックでは像域分離回路79の結果
に従い処理を切り替えている。
【0046】ACS回路80では、スキャナ200にセ
ットされた原稿が白黒原稿であるかカラー原稿であるか
を判定し、結果をBk版スキャン終了時システムコント
ローラ50へ送出している。カラー原稿であれば残りの
3スキャンを行い、白黒原稿であればBkスキャンにて
動作を終了させる。
【0047】地肌検出回路81は本発明の中心となるブ
ロックで、Bkスキャン時、あるいはプレスキャン時に
原稿面の地肌濃度を検出し、システムコントローラ50
にその値を伝え、以降の現像時での地肌除去量を決定し
ている。
【0048】図3は図2に示された画像処理部内の地肌
除去処理を行うブロックの構成を詳細に示すブロック構
成図である。本実施形態において、地肌除去処理はスキ
ャナガンマ71、色補正73、プリンタガンマ77の3
つのブロックによって行われる。また71〜81の各画
像処理ブロックにおいて用いられるパラメータは全てシ
ステムコントローラ50のCPUにより設定される構成
となっている。
【0049】次に本実施形態に適用される地肌除去の方
法について図4を用いて説明する。図4において、本実
施形態の地肌除去の方法は、地肌除去を行わないときの
カーブを実線とすると、図示しない任意の濃度設定値A
1以下では完全に除去し、前記濃度設定値A1よりも少
し大きな値に設定された図示しない濃度設定値A2と濃
度設定値A1との間では、だんだんと除去していく2段
階の地肌除去方式を採用している。またスキャナガンマ
71とプリンタガンマ77には、このカーブがそのまま
ガンマテーブルとして使用されている。
【0050】尚、上述の2段階の地肌除去方式は本発明
に適用するには好適な方式ではあるが、この方式だけに
限定されるということではなく他の種々の方式を適用す
ることも可能である。
【0051】次に本発明の特徴である地肌検出部81に
ついて、図3と図5を用いて説明する。図5は地肌検出
部81の構成を詳細に示すブロック構成図である。地肌
検出部81は、スキャナガンマ補正71で補正を受けた
RGBデータを平滑化フィルタを用いて平滑化し、ノイ
ズ等を除去する平滑化回路501と、各画素ごとに送ら
れてくるRGBデータの濃度の最大値と最小値の差分を
検出する差分検出回路502と、各画素ごとに送られて
くるRGBデータの濃度の最小値を検出するMIN検出
回路503と、前記差分検出回路で検出した各画素ごと
の差分値とMIN検出回路で検出した各画素ごとの最小
値をもとに地肌濃度を検出する地肌検出回路504とを
有して構成される。
【0052】上記構成の地肌検出部81において、地肌
検出回路504は差分検出回路502で検出した差分値
をこの地肌検出回路504に予め設定されている設定値
と比較する。そして設定値よりも差分値が小さい画素の
最小値をMIN回路503から地肌候補として入力す
る。
【0053】地肌検出回路504は、上記の動作によっ
て求められた画像全体の地肌候補を比較してその中で一
番濃度の小さい値を地肌濃度RD DATAとしてシス
テムコントローラ50に送る。
【0054】システムコントローラ50は、濃度検出部
81から送られてきた地肌濃度RD DATAにより地肌
除去量を決定する。システムコントローラ50には地肌
除去量を決定するための設定値TH1,TH2が予め記
憶されている。TH1は本装置で地肌除去を行う必要の
ない濃度に設定されており、またTH2は切り捨てる濃
度に設定されている。尚、TH1,TH2は本装置の動
作モードに応じて最適な値となるように変更可能である
とする。
【0055】システムコントローラ50は、濃度検出部
81から送られた地肌濃度RD DATAが上記のTH
1よりも大きいときは地肌除去の動作を本装置が行わな
いように制御する。また地肌濃度RD DATAがTH
1以下であり、かつTH2よりも大きいときはRD
ATAを地肌除去の基準量に選び地肌除去処理を行うよ
うに制御する。さらに、地肌濃度RD DATAがTH
2以下であるときにはOFFSETを地肌除去の基準量
に選び、地肌除去処理を行うように制御する。
【0056】また、本発明のカラー画像処理装置は、地
肌除去モードのON/OFFの切り換えを行う地肌除去
ON/OFFキー307を有する操作部300を有して
いる。図8は操作部300の一例を示す図である。操作
部300にて地肌除去ON/OFFキー307がOFF
だった場合には、地肌検出部81が地肌濃度を検出して
も地肌除去の動作を行わない。地肌除去ON/OFFキ
ー307がONにセットされたときには、システムコン
トローラ50によって決定された除去基準量に従って地
肌除去処理を行う。
【0057】上記の地肌除去処理の様子を図6及び図7
を用いて説明する。まず地肌除去ON/OFFキーがO
FFであるときには地肌除去処理は行わず図7の直線で
示される濃度を用いて画像を形成する。また地肌除去O
N/OFFキーがONでありさらに地肌検出部81から
送られた地肌濃度RD DATAが図6のAに示される
ように「0」ではなくTH1とTH2の間の値であった
ときには、図7のaの一点鎖線で示されるRD DAT
Aを地肌除去の基準量にとった地肌除去処理を行う。さ
らに地肌検出部81から送られた地肌濃度RD DAT
Aが図6のBに示されるように「0」であるときには図
7のbの一点鎖線で示されるOFFSETを地肌除去の
基準量にとった地肌除去処理を行う。
【0058】上記の実施形態により、読み取られた地肌
濃度の値にしたがって地肌除去する量を段階的に変化さ
せることにより今まで処理することができないでいたま
だらに汚れた原稿、あるいは裏写り原稿に対する地肌除
去を自動的に行うことができるようになる。
【0059】また、以前は新聞原稿とその他の原稿とし
か切り換えることができなかったが、地肌除去ON/O
FFキーを設けることにより新聞原稿と裏写り原稿とそ
の他の原稿との切り換えが可能となる。
【0060】さらに地肌除去量を求めるためにあらたに
装置を設けるのではなくソフト的に簡単に行うことによ
り回路構成としては現状のままで良く、コストアップの
必要がなく商品化するときに現実的である。
【0061】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のカラー画像処理装置は、地肌濃度検出手段が各画素ご
とにRGBデータの最大値と最小値の差分と最小値を求
め、差分値が予め地肌濃度検出手段に設定された設定値
よりも小さい画素の最小値を比較して地肌濃度RD
ATAを決定する。
【0062】制御手段は予め設定されている地肌除去量
を決定するための設定値TH1,TH2を用いて地肌濃
度検出手段から送られた地肌濃度RD DATAを分類
して地肌除去量を決定し、以後の地肌除去処理の動作を
切り換える。
【0063】地肌濃度検出手段が検出した地肌濃度RD
DATAが制御手段に予め設定された地肌除去処理を
行う必要のない濃度の設定値TH1以上であったときに
は地肌除去処理を行わないので原稿画像の状況に応じた
処理を行うことができる。
【0064】また地肌濃度検出手段が検出した地肌濃度
RD DATAが上記のTH1よりも小さく、かつ制御
手段に設定された切り捨てを行いたい濃度の設定値TH
2以上であるときには地肌濃度RD DATAを地肌除
去の基準量にして地肌除去処理を行うので原稿画像の状
況に応じた地肌除去処理を行うことができる。
【0065】また地肌濃度検出手段が検出した地肌濃度
RD DATAが上記のTH2以下であるときにはOF
FSETを地肌除去の基準量にして地肌除去処理を行う
ので原稿画像の状況に応じた地肌除去処理を行うことが
できる。
【0066】また読み取られた地肌濃度の値にしたがっ
て地肌除去する量を段階的に変化させることにより今ま
で処理することができないでいたまだらに汚れた原稿、
あるいは裏写り原稿に対する地肌除去を自動的に行うこ
とができるようになる。
【0067】また、以前は新聞原稿とその他の原稿とし
か切り換えることができなかったが、操作入力手段より
地肌除去処理を行うか、行わないかの設定をすることで
新聞原稿と裏写り原稿とその他の原稿との切り換えが可
能となる。
【0068】さらに地肌除去量を求めるためにあらたに
装置を設けるのではなくソフト的に簡単に行うことによ
り回路構成としては現状のままで良く、コストアップの
必要がなく商品化するときに現実的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像処理装置をディジタルカラ
ー複写機に適用したときの機構部の概略構成を示す構成
図である。
【図2】ディジタルカラー複写機の電装部の概略構成を
示すブロック図である。
【図3】ディジタルカラー複写機の電装部の概略構成を
示すブロック図である。
【図4】地肌除去の一例として用いられた地肌除去カー
ブを表す図である。
【図5】ディジタルカラー複写機の地肌検出部の構成を
表すブロック図である。
【図6】Aは新聞原稿等の濃度分布を表す図であり、B
は裏写り原稿等の濃度分布を表す図である。
【図7】本発明のカラー画像処理装置に適用される地肌
除去カーブを表す図である。
【図8】操作部の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 転写ドラム 3 書き込みユニット 4 現像ユニット 9 定着器 10 排紙トレイ 11 給紙カセット 50 システムコントローラ 60 同期制御回路 71 スキャナガンマ 72 平滑フィルタ 73 色補正 74 UCR/UCA 75 セレクタ 76 エッジ強調フィルタ 77 プリンタガンマ 78 階調処理 79 像域分離 80 ACS 81 地肌検出部 100 レーザプリンタ 200 自動原稿送り装置 300 操作部 307 地肌除去ON/OFFキー 400 イメージスキャナ 500 外部センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に走査して画像データ
    に変換する画像読み取り手段と、 読み取った画像データを3原色のRGBデータに分解す
    る色分解手段と、 画像を形成する画像形成手段と、 前記RGBデータの濃度分布に基づいて地肌濃度RD
    DATAを検出する地肌濃度検出手段と、 前記各手段を制御する制御手段とを有し、 前記地肌濃度検出手段によって検出された地肌濃度RD
    DATAに基づいて地肌除去量を決定することを特徴
    とするカラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記地肌濃度検出手段は、前記RGBデ
    ータを用いて各画素ごとにRGBデータの濃度の最大値
    と最小値の差分を検出する差分検出手段と、各画素ごと
    のRGBデータの最小値を検出する最小値検出手段とを
    有し、前記差分検出手段によって検出された差分値が予
    め設定された設定値よりも小さい画素の最小値を比較し
    て、その中で最も小さい最小値を地肌濃度RD DAT
    Aとして前記制御手段に出力することを特徴とする請求
    項1記載のカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、地肌除去量を決めるた
    めに予め設定された濃度設定値TH1及びTH2を前記
    地肌濃度検出手段によって検出された前記地肌濃度RD
    DATAと比較することにより前記地肌除去量を設定
    することを特徴とする請求項1または2記載のカラー画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記地肌濃度RD
    ATAが前記TH1より大きいときには、地肌除去の動
    作を行わないように制御することを特徴とする請求項1
    から3の何れかに記載のカラー画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記地肌濃度RD
    ATAが前記TH1以下であり、かつ前記TH2より大
    きいときには、前記地肌濃度RD DATAを地肌除去
    量の基準として地肌除去処理を行うように制御すること
    を特徴とする請求項1から4の何れかに記載のカラー画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記地肌濃度RD
    ATAが前記TH2以下であるときには、OFFSET
    を地肌除去量の基準として地肌除去処理を行うように制
    御することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載
    のカラー画像処理装置。
  7. 【請求項7】 操作者が入力可能な操作入力手段をさら
    に有し、 操作者によって前記操作入力手段から地肌除去モードを
    解除するように設定されたときは、前記地肌濃度検出手
    段が検出した地肌濃度に関わらず地肌除去の動作を行わ
    ないことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の
    カラー画像処理装置。
  8. 【請求項8】 地肌除去量を決定するための濃度設定値
    TH1及びTH2は操作入力手段から操作者によって設
    定される動作モードに応じて最適な設定となるように変
    更されることを特徴とする請求項1から7の何れかに記
    載のカラー画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1154634A2 (en) 2000-05-08 2001-11-14 Ricoh Company, Ltd. Method and system for see-through image correction in image duplication
EP1187459A1 (en) * 2000-09-04 2002-03-13 Ricoh Company, Ltd. Image data correcting device for correcting image data

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