JPH08251406A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08251406A
JPH08251406A JP7055458A JP5545895A JPH08251406A JP H08251406 A JPH08251406 A JP H08251406A JP 7055458 A JP7055458 A JP 7055458A JP 5545895 A JP5545895 A JP 5545895A JP H08251406 A JPH08251406 A JP H08251406A
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halftone
calculation
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JP7055458A
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Midori Aida
みどり 相田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線画モ−ド,中間調モ−ド、連続調モ−ドな
ど、入力画像種に適した画像処理を自動選択する。画像
処理に要する時間を短くする。 【構成】 画像デ−タから、線画のみからなる、中間調
画のみからなる、連続調画のみからなる、線画と中間調
からなる、線画と連続調からなる、中間調と連続調から
なる、線画と中間調および連続調からなる、の9通りの
いずれかであるかを判定する頁画像種別判定手段と、判
定結果に応じて、9通りの画像処理演算方式のうちいず
れかの方法をとるかを選択する手段と、選択した方式の
画像処理を行なう画像処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置例えばデ
ィジタル複写機における画像信号処理に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】近年のディジタルカラ−画像形成装置の機
能向上は目覚ましく、入力画像の微細領域毎の画像種類
(線画/中間調画)を自動的に判定し、演算を切り替え
ることにより、画像の再現性だけでなく、中間調画の階
調性,線画の解像度を向上させている。この時の画像演
算モ−ドは、中間調自動分離モ−ドと呼ばれ、微細領域
毎に画像演算方法を切り替えて用いている。このため線
画と中間調又は連続調の画像が混在しているような画像
の場合は、必ずしも微細領域の判定が100%正しく行
われているとは限らないが、ほぼ良好な再現画像を得る
ことができる。ただし、誤判定箇所は著しい画像の劣化
が認められる。
【0003】また、原稿上の画像種別の判定のために、
画像入力(例えば複写機を例にとるとプレスキャンと呼
ばれる動作)を行い、判定結果に基づいて次の第2回の
画像入力で画像種別対応の画像処理を行なうことがある
が、これは2回の原稿スキャンとなり、画像読取の開始
から終了までの時間を増大させることになってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、原稿画像が、
線画,中間調(印刷)画,連続調(写真)画のいずれか
のみのときには、あらかじめ操作者が線画用,中間調画
用,連続調画用のいずれの演算を用いるか選択する。こ
れにより原稿画像の再現性が高い。しかしこれは操作者
にとって大変煩わしい作業である。このように操作者の
モ−ド切り替えの煩わしさを回避するものとして、特開
平4−207760号公報では、ファクシミリ装置にお
いて文字の大きさ,濃さを判定して、画像デ−タ処理方
式を自動設定するものが開示されているが、これは文字
画像に限定されており中間調画や連続調画に対応するも
のではない。また、入力画像がカラ−であるか白黒であ
るかを自動的に判定し、カラ−モ−ドを頁毎に切り替え
るものは既にあるが、画像演算モ−ドを切り替えるもの
ではない。
【0005】本発明は、ディジタル画像形成装置におい
て画像形成モ−ドの選択の煩わしさを増やすことなく、
中間調自動分離モ−ドだけでなく、線画モ−ド,中間調
モ−ド、連続調モ−ドなど、より入力画像の種別に適し
た画像処理を行なうことを第1の目的とし、画像処理に
要する時間を短くすることを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】画像信号を入力する入力
手段と、入力された画像信号を具現化すべく演算を施す
手段と、上記演算手段は線画を具現化するのに適した第
1の演算方法又はパラメ−タと、中間調画を具現化する
に適した第2の演算方法又はパラメ−タと、連続調画を
具現化するのに適した第3の演算方法又はパラメ−タを
それぞれ1種類以上有し、これらを1頁の画像の中で、
第1の演算のみを用いる、第2の演算のみを用いる、第
3の演算のみを用いる、第1および第2の演算を切り替
えて用いる、第1および第3の演算を切り替え替えて用
いる、第2および第3の演算を切り替えて用いる、第
1,第2および第3の演算を切り替えて用いる、の9通
りの演算方式と、これらのうちいずれかの方法をとるか
を選択する手段と、さらに一頁分の入力された画像デ−
タから、線画のみからなる、中間調画のみからなる、連
続調画のみからなる、線画と中間調からなる、線画と連
続調からなる、中間調と連続調からなる、線画と中間調
および連続調からなる、の9通りのいずれかであるかを
判定する頁画像種別判定手段と、この判定結果によって
上記選択手段の選択を決定する手段とを備えることを特
徴とする。
【0007】
【作用】ディジタル画像形成装置において画像形成モ−
ドの選択の煩わしさを増やすことなく、中間調自動分離
モ−ドだけでなく、線画モ−ドや中間調モ−ド、連続調
モ−ドなど、入力画像の種別により適した画像処理を自
動的に行なうので、良好な再現画像が得られると共に、
操作者のモ−ド切り替えの煩わしさが回避される。
【0008】
【実施例】図1に本発明の一実施例の構成を示す。図1
は、図2に示す1ドラム方式のディジタルカラ−複写機
の電気回路系の構成を示す。
【0009】まず図2に示すディジタルカラ−複写機を
説明すると、図2において100はレ−ザプリンタ、2
00は自動原稿送り装置、300は操作ボ−ド、400
はイメ−ジスキャナである。
【0010】イメ−ジスキャナ400は、コンタクトガ
ラス401の下方に配置された画像読取部を図の左右方
向に機械的に駆動し、それを副走査する。照明用のラン
プ402からでた光は、コンタクトガラス401上に載
置される原稿の表面で、原稿画像の濃度に応じて反射す
る。この反射光、すなわち検出された光像は、多数のミ
ラ−およびレンズを通り、ダイクロックプリズム410
に入射する。ダイクロックプリズム410は、入射光を
波長に応じてR,G,Bの三色に分光する。分光された
3つの光は、それぞれ互いに異なる一次元CCDイメ−
ジセンサに入射する。イメ−ジスキャナ400に備わっ
た3つの一次元イメ−ジセンサはそれぞれ原稿画像上の
主走査方向1ラインのR,G,B各色成分の明るさを表
わすアナログ画信号を発生する。これらのアナログ画信
号はそれぞれデジタルデ−タすなわちR画像デ−タ,G
画像デ−タ,B画像デ−タに変換され、画像デ−タ処理
装置(図1の70〜77)に与えられる。画像読み取り
部の副走査によって、R,G,B画像デ−タは、原稿の
副走査方向に順次位置(ライン)を更新したものに変わ
る。すなわち、二次元画像が読み取られる。
【0011】ADF200は、イメ−ジスキャナ200
の上方に配置してある。原稿台210上には多数の原稿
を載積した状態で保持する事ができる。給紙動作を行う
場合、呼出しコロ212が最上部の原稿上面に当接し、
回転して当接した原稿を繰り出す。312は、重送りを
避けるための分離コロである。所定の位置まで繰り出さ
れた原稿は、プルアウトロ−ラ217および搬送ベルト
216の駆動によって、イメ−ジスキャナのコンタクト
ガラス401上をさらに搬送され、所定の読み取り位置
まで進んだ時、すなわち原稿の先端がコンタクトガラス
の左端位置に達したときに停止する。ここで上述の一次
元イメ−ジセンサのアナログ画信号のR,G,B画像デ
−タへの変換と副走査すなわち原稿画像の読取りが開始
される。読み取りが終了すると、搬送ベルト216が再
び駆動されるのでコンタクトガラス上の原稿は排紙され
次の原稿が読み取り位置に送られる。呼出しコロ212
の手前には原稿台上に原稿があるか否かを検知するため
の光学センサ211が備わっている。また、分離コロ2
13とプルアウトロ−ラ217の間には、原稿の先端及
びサイズを検知するための光学センサ214が備わって
いる。光学センサ214は主走査方向(図1紙面に垂直
な方向)の互いに異なる位置に配置された複数のセンサ
で構成されており、それらのセンサの検出状態の組合わ
せによって、主走査方向の原稿サイズ、すなわち原稿幅
が検知される。また、図示しない駆動モ−タに、回転量
に応じたパルス発生器が設けられており、ADFの制御
装置は、光学センサ214を原稿が通過している間のパ
ルス発生器が発生したパルス数を計測して、計測値より
副走査方向の原稿サイズすなわち原稿の長さを認識す
る。
【0012】なお、呼出しコロ212及び分離コロ21
3は、給紙モ−タによって駆動され、プルアウトロ−ラ
217及び搬送ベルト216は、搬送モ−タによって駆
動される。プルアウトロ−ラ217の下流に配置された
光学センサ215は、レジストセンサである。
【0013】次にレ−ザプリンタ100を説明する。画
像の再生は感光体ドラム1上で行われる。感光体ドラム
1の周囲には帯電チャ−ジャ5、書き込みユニット3、
現像ユニット4、転写ドラム2、クリ−ニングユニット
6などが備わっている。
【0014】感光体ドラム1の表面は、まず帯電チャ−
ジャ5によって生じるコロナ電流によって一様に高電位
に帯電する。書き込みユニット3にはレ−ザダイオ−ド
が備わっており、それが発するレ−ザ光が、上記高電位
に帯電した面に照射されると、その光の強度に応じて帯
電電位が変化する。レ−ザ光の照射の有無に応じた電位
分布が感光体ドラム1上に形成される。書き込みユニッ
ト3のレ−ザダイオ−ドが発するレ−ザ光は、多面鏡3
b,レンズ3c,ミラ−3d及びレンズ3eを通って感
光体ドラム1の表面に照射される。
【0015】多面鏡3bは、電気モ−タ3aによって高
速で定速回転駆動される。プリンタ100の制御装置
は、画素単位の二値信号(2値の記録画像デ−タ;記録
有/記録無)に従って、レ−ザダイオ−ドをオン/オフ
する。従って、感光体ドラム1上に形成される電位分布
は、記録画像デ−タが表わす画像に対応したものとな
る。すなわち静電潜像が形成される。この静電潜像は、
書き込みユニット3よりも下流の現像ユニット4によ
り、トナ−によって可視化される。この実施例では、現
像ユニット4には、4組の現像器4M,4C,4Y,お
よび4BKが備わっており、それぞれの現像器には、M
(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロ−)およびB
K(ブラック)の互いに色の異なるトナ−が保持されて
いる。
【0016】このプリンタの場合、4つの現像器のいず
れか一つが選択的に付勢されるので静電潜像は、M,
C,Y又はBK色のトナ−で可視化される。
【0017】一方、カセット11に保持された転写紙
は、給紙コロ12によって繰り出されレジストロ−ラ1
3を介して転写ドラム2の表面に送り込まれその表面に
重なった状態で、転写ドラム2の回転にともなって移動
する。そして感光体ドラム1の表面に近接した状態で、
転写チャ−ジャ7の付勢によって感光体ドラム1上に形
成されたトナ−像が転写紙の表面に転写される。
【0018】単色モ−ドの場合には、トナ−像の転写が
終了した転写紙は、転写ドラム2から分離され定着器9
で定着されて排紙トレイ10に排紙される。フルカラ−
モ−ドの場合には、BK,M,C及びYの4色を一枚の
転写紙上に重ねる必要がある。 その場合、まず感光体
ドラム1上にBK色のトナ−像を形成してそれを転写紙
に転写した後、転写紙を転写ドラム2から分離する事な
く、次に感光体ドラム1上にM色のトナ−像を形成し、
そのトナ−像を再び転写紙に転写する。更にC色および
Y色についても感光体ドラム1上へのトナ−像の形成と
それの転写紙への転写を行う。つまり、トナ−像の形成
と転写のプロセスを4回繰り返す事によって1つのカラ
−像が転写紙上に形成される。全てのトナ−像の転写が
終了すると、転写紙は転写ドラム2から分離され定着器
9でトナ−像を定着した後で排紙トレイ10に排出され
る。
【0019】図1に、図2の装置の電装部の構成の概略
を示す。この装置全体の制御は、マイクロコンピュ−タ
などで構成されるシステムコントロ−ラ50によって制
御される。システムコントロ−ラ50は、装置全体の制
御の他に、画像処理の演算方法やパラメ−タの切り替
え、またそのための設定なども行う。同期制御回路60
は、制御タイミングの基準となるクロックパルスを発生
し、又各制御ユニット間の信号の同期をとるために各種
の信号を入力し、各種の制御信号およびタイミング信号
を出力する。この例では、走査タイミングの元になる主
走査同期信号は、レ−ザプリンタ100の多面鏡の走査
位置に同期して現れる。
【0020】イメ−ジスキャナ400は、一次元イメ−
ジセンサが読み取ったR,G,B各色の画像信号をA/
D変換し、各々8ビットのカラ−画像情報すなわちR,
G,B画像デ−タとして出力する。これらの画像デ−タ
は、画像処理ユニット(70〜77)内で各種処理を受
け、そして記録画像デ−タに変換された後、レ−ザプリ
ンタ100に出力される。また、後述するように、作像
のための画像入力に先立って画像種判定用の画像入力
(プレスキャン)をするようになっている。
【0021】画像処理ユニット(70〜77)には、γ
補正70,フィルタ71,色補正72,セレクタ73,
階調処理74,有彩/無彩判定75,画像分離76,頁
画像種別判定77等の各種処理,判定ユニットが備わっ
ている。γ補正70では、R,G,B画像デ−タそれぞ
れをルックアップテ−ブルを用いて補正する。
【0022】フィルタ71では、中間調画像の入力時に
発生するモアレを除去する目的で、平滑化を行ってい
る。このため、モアレを生ずる可能性が低い場合は平滑
化処理をしないほうが望ましい。そこで本実施例では、
線画モ−ドの時、連続調画モ−ドの時、および、線画/
連続調画モ−ドの時は、スル−(モアレ除去のための平
滑化処理なし)とし、中間調画モ−ドの時は平滑化を、
その他の時は微細領域判定結果を用いて、スル−と平滑
化を切り替えるようにしている。
【0023】色補正72では、マスキング方程式等を使
って、C,M,Y又はC,M,Y,BKの各色の情報に
変換するが、入力画像が連続調すなわち銀塩写真では、
スキャナ−入力デ−タの分光特性がほかと異なるため、
変換パラメ−タを連続調画用とそれ以外で切り替えるよ
うになっている。ただし、標準画像として色デ−タが保
証された画像が外部より入力されている場合は切り替え
る必要はない。また、Bkの値は各画素毎のC,M,Y
の値の最小値から算出するが、線画用では最小値そのも
のを、中間調画または連続調画では階調性をよくするた
めに線画用より少ない黒量を出力するようになってい
る。さらにこのBkの値を、C,M,Yから減算(下色
除去:UCR;Under Color Remove)し、色補正の最終出力と
している。また後述する画像分離の色判定結果を用い
て、黒線画の場合は色成分を0とする事によって色にじ
みのない画像を得る事ができるのでこのようにしてもよ
い。
【0024】さて、上述したように、本実施例では作像
ユニットを1つだけ備え、現像器を作像色対応できりか
えてカラ−画像を得るようになっているので、色補正7
2の出力は一時点には、1色のみでよい。よってUCR
を容易に達成するように、BkとさらにC,M,Yの何
れか1色を出力するようになっている。これらを出力す
るために、システムコントロ−ラ50では、作像タイミ
ングをとって作像色にあったパラメ−タを設定するよう
になっている。セレクタ73では、C,M,Yのいずれ
かかBkかを選択するようになっている。
【0025】階調処理74では、線画では入力画像デ−
タをそのまま出力し、中間調画や連続調画では、プリン
タの階調特性にあわせるためにディザ処理およびルック
アップテ−ブル方式によりグレ−バランス調整などを行
っている。この出力はレ−ザプリンタ100に送られ
る。
【0026】さて、上記説明では、線画,中間調画,連
続調画で、それぞれ異なる演算方式を切り替えて用いる
ようにしたが、いずれの画像種においても、最適という
わけではないが、いずれの画像種にも比較的良好な画像
が得られる統一処理モ−ドを、1つの選択モ−ドとして
設けてもよい。例えば、フィルタ71ではゆるい平滑
化、色補正72では中間調画用と連続調画用の中間のパ
ラメ−タあるいはどちらかを仮定したパラメ−タ、UC
R量を線画用と中間調および連続調画用の中間にするな
ど混在統一モ−ドを、オペレ−タ選択又は、後述の頁内
線画/中間調画/連続調画の判定により、頁内混在度が
比較的に高いときには自動的に選択するようにしてもよ
い。
【0027】有彩無彩判定75の機能を図3に示す。ス
キャナ400から出力された各画素毎のR,G,B各8
ビットの画像デ−タは、γ補正70(図1)によって色
毎の階調バランスをそろえられている。有彩無彩判定7
5ではまず、差分器75aで、R,G,B画像デ−タの
2者間の差を算出し、比較器75bで3組の差の中の最
大値(d〔i,j〕=ΔRGB)を摘出する。次に比較
器75cで、d〔i,j〕の、4ライン×4画素マトリ
クス対応の4×4個の分布単位で定められたしきい値T
h1より大きいd〔i,j〕は「1」に、小さいd
〔i,j〕は「0」に2値化し、シフトレジスタ方式で
ラインバッファメモリ75dに書込む。次に、計数/比
較回路75eで、ラインバッファメモリ75dのシフト
出力の、4×4画素マトリクス対応の2値デ−タマトリ
クス内の「1」の画素の数(4×4=16個のd〔i,
j〕の中の、Th1より大きいものの数)を計数する。
そして、この数がしきい値Th2よりも多く存在したと
き、この4×4画素ブロックを有彩ブロックと判定し、
信号=「1」をアンドゲ−ト75fに出力する。しきい
値Th2以下であるときには信号=「0」をアンドゲ−
ト75fに出力する。この信号は画像分離モ−ド時の黒
線画処理用の切替信号として用いられる他に、画像の頁
毎の有彩無彩判定に用いられる。
【0028】4×4画素ブロックに関する有彩/無彩を
表わす信号は、アンドゲ−ト75fにより、4×4画素
ブロック毎に切換えられる。頻度カウンタ75gは、有
彩ブロックの数を累算カウントし、連続性カウンタ75
hは、2組のカウンタであり、その第1組のものは無彩
のとき計数/比較回路75eの出力でクリアされるの
で、有彩ブロックの、主走査方向連続数を計数する。も
う1組は副走査方向の有彩ブロックの連続数をカウント
する。すなわち、主走査方向で1ブロックでも有彩であ
るとこの主走査ラインは有彩とし、全ブロックが無彩の
ときにはその主走査ラインは無彩とし、有彩の主走査ラ
インの連続数(副走査方向)をカウントし、無彩の主走
査ラインが現われるとカウント値をクリアする。有彩無
彩判定75の図示しないコントロ−ラは、ライン同期パ
ルスの発生毎に頻度カウンタ75gのカウントデ−タを
読取って頻度カウンタ75gをクリアし、読取ったカウ
ントデ−タが、それまでの頻度最大値より大きいかをチ
ェックして大きいと頻度最大値をそれに更新する。ま
た、連続性カウンタ75hの第1組のもののカウントデ
−タもライン同期パルスの発生毎に読取って第1組カウ
ンタをクリアし、読取ったカウントデ−タが、それまで
の主走査方向連続数の最大値より大きいかをチェックし
て大きいと最大値をそれに更新する。また、連続性カウ
ンタ75hの第2組のもののカウントデ−タもライン同
期パルスの発生毎に読取り、読取ったカウントデ−タ
が、それまでの副走査方向連続数の最大値より大きいか
をチェックして大きいと最大値をそれに更新する。そし
て、これら3組の最大値のうち何れかがあらかじめ設定
された値となったとき、この原稿が有彩であると判定す
る。この判定結果は、フィルタ71,色補正72,階調
処理74およびシステムコントロ−ラ50に送られ、白
黒モ−ドとカラ−モ−ドの切り替えを行う。
【0029】図4に、画像分離76の機能を示す。画像
分離76では微小領域ブロック毎に線画であるか、中間
調画であるか、連続調画であるかを判定する。γ補正7
0からのG画像デ−タの出力を受け取り、2つのユニッ
ト、エッジ分離76aおよび網点分離76bで、画像エ
ッジか否か、および網点か否かの判定を行なう。G画像
デ−タを用いているのは、R,G,B画像デ−タの中
で、もっとも輝度に近く画像の形状を認識するのに適し
ているからである。しかし、R,G,B画像デ−タから
CIEのX,Y,Zや、明度L*,色度a*,b*など
に変換してYやL*を用いるようにすれば、更に高性能
な判定が得られる。
【0030】エッジ分離76aでは、コントラストがあ
りかつ暗い画素(エッジ画素)が連続しており、その周
辺において連続した明るい画素が連続し存在するかを判
定する。これにおいて、まず、あらかじめ定めた閾値に
基づきG画像デ−タを、明,暗,中間の三値化を行う。
この結果を3×3画素マトリクス単位で、明部判定用お
よび暗部判定用の3×3デ−タマトリクスとのパタ−ン
マッチング判定を行い、中央の注目画素が明部エッジで
あるか否か、暗部エッジであるか否かの第1判定を行
う。次に、3×3の、明部強調のための密度フィルタ
(係数マトリクス)を用いて、注目画素を明部に強調し
た3×3デ−タマトリクスに変換し、かつ、3×3の、
暗部強調のための密度フィルタ(係数マトリクス)を用
いて、注目画素を暗部に強調した3×3デ−タマトリク
スに変換して、それぞれを2値化して、2値化した明部
強調3×3デ−タマトリクスと同じく2値化した暗部強
調3×3デ−タマトリクスの論理積をとった、2値化デ
−タの3×3マトリクスを4×4マトリクスに膨張し
て、元の3×3マトリクスの中心画素(注目画素)がエ
ッジであるか否かの最終判定を行なう。ここでパタ−ン
マッチングを3×3で、密度フィルタを3×3で、膨張
を4×4で行っているが大きくしたり、小さくしても可
能である。
【0031】網点判定76bでは、網点形状を認識し判
定している。3×3画素の中央の画素が周りの画素より
も極端に暗いまたは明るい場合、この中心画素を注目画
素とし、これを暗い場合は谷ピ−ク、明るい場合は山ピ
−クと呼ぶ。網点形状の判定はこのピ−クにて、周りに
対して極端に暗い、または明るいかの判定は周りの画素
との差の最小値をあらかじめ定めた閾値と比較する事に
よって行う。この結果を4×4画素で1画素でもピ−ク
画素とされた画素があればこのブロックを網点ブロック
とし、さらに、4×4画素を1ブロックとして3×3ブ
ロックにてつながった3ブロック以上が網点ブロックで
ある時、中心の注目ブロックを網点ブロックとして補正
し判定する。ここでも、判定に3×3や4×4などの単
位を用いているが必ずしもその大きさでなくてもかもわ
ない。
【0032】画像種判定77では、まず、エッジ判定7
6a,網点判定76bの結果から、微細ブロックの画像
種別判定を、図5に示すように行う。すなわち、エッジ
であり、網点で無い画素を線画部、エッジでなく網点で
ある画素を中間調画部、エッジでなく網点で無い画素で
画像デ−タがあらかじめ定められた閾値よりも暗い時は
連続調画部、それ以外を地肌部とする。なお、エッジ判
定と、網点判定の最終判定の判定単位を同じにする必要
もない。それぞれの判定単位毎に同じ判定結果を画素毎
に出力すればよいからである。
【0033】画像種判定77ではまた、頁画像種判定を
行なう。すなわち、線画部,中間調画部,連続調画部そ
れぞれの判定結果を、有彩無彩判定75(の上述の75
f〜75h)と同様に、連続性と頻度を計数することに
よって行う。すなわち、上述の有彩無彩判定75の機能
75f〜75hを3組とし、それぞれで、同様に連続性
と頻度を計数し、いずれかが設定値以上になると、判定
をシステムコントロ−ラ50に与える。なお、画像分離
76がこれらの判定結果を画素毎に出力するならば、カ
ウンタを画素毎に動作させ、ブロック単位で出るならば
このブロック信号に同期してカウントアップするように
する。
【0034】システムコントロ−ラ50は、頁画種判定
結果(これは頁全体の画像出力が終了するまでに、判定
が成立次第に発生する)が出たところが線画のみならば
全面線画処理を行うモ−ドとし、中間調画のみならば全
面中間調画処理を行うモ−ドとし、連続面のみならば全
面連続画処理を行う連続画モ−ドとする。また、同様に
線画と中間調画の判定が出たならば、線画・中間調画混
在処理を画像分離の結果を用いて行うか、統一モ−ドを
行う。線画と連続画、中間調画と連続調画、線画と中間
調画と連続調画などそれぞれの判定が出た場合も同様に
モ−ドを切り替える様にする。
【0035】すなわち、画像分離76,画像種判定77
およびシステムコントロ−ラ50が、一頁分の入力され
た画像デ−タから、画像が、線画のみからなる、中間調
画のみからなる、連続調画のみからなる、線画と中間調
からなる、線画と連続調からなる、中間調と連続調から
なる、線画と中間調および連続調からなる、の9通りの
いずれかであるかを判定し、これに対応した処理モ−ド
を、フィルタ71,色補正72,セレクタ73および階
調処理74でなる画像処理装置に与える。この画像処理
装置は、線画を表現するのに適した第1の演算方法又は
パラメ−タと、中間調画を表現するに適した第2の演算
方法又はパラメ−タと、連続調画を表現するのに適した
第3の演算方法又はパラメ−タをそれぞれ1種類以上有
し、これらを1頁の画像の中で、第1の演算のみを用い
る、第2の演算のみを用いる、第3の演算のみを用い
る、第1および第2の演算を切り替えて用いる、第1お
よび第3の演算を切り替え替えて用いる、第2および第
3の演算を切り替えて用いる、第1,第2および第3の
演算を切り替えて用いる、の9通りの演算方式が可能で
あり、これらのうちいずれかの方法をシステムコントロ
−ラ50の上記モ−ド指定に対応して選択する。
【0036】さて、上記第1実施例では、画像種別の判
定を作像前に行うプレスキャン方式によって行ったが、
イエロ−(Y)では変換演算やパラメ−タを切り替える
ことによる変化が、人間の目に顕著に認識されないた
め、本発明の第2実施例では、イエロ−(Y)作像を第
1番に行い、この時に上述の画像種別の判定を行って判
定結果をメモリに保持し、、イエロ−(Y)作像時の画
像処理は、専用に線画,中間調画,連続調画いずれでも
画像を損なうことが少ない統一処理を定め、他の色の作
像時の画像処理は、メモリに保持した判定結果に従って
切換える。
【0037】なお、線画,中間調画および連続調画の3
種に画像種を判定したが、線画および中間調画と連続調
画の2種に判定する事でも効果が期待できる。
【0038】以上に説明した本発明の第1および第2実
施例によれば、入力画像を頁単位で効率よく、また、精
度よく画像種別を判定することができる。第2実施例に
よれば、BK,C,M,YまたはC,M,Yで再現させ
るカラ−ディジタル画像処理装置において、処理時間を
増大させることなく頁画像種別を行うことができ、良好
な画像が得られる。
【0039】
【発明の効果】ディジタル画像形成装置において画像形
成モ−ドの選択の煩わしさを増やすことなく、中間調自
動分離モ−ドだけでなく、線画モ−ドや中間調モ−ド、
連続調モ−ドなど、入力画像の種別により適した画像処
理を自動的に行なうので、良好な再現画像が得られると
共に、操作者のモ−ド切り替えの煩わしさが回避され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成概要を示すブロック
図である。
【図2】 図1に示す画像処理装置を搭載したデジタル
カラ−複写機の機構概要を示す縦断面図である。
【図3】 図1に示す有彩無彩判定75の機能構成を示
すブロック図である。
【図4】 図1に示す画像分離76の機能構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 図1に示す画像種判定77の入力情報と出力
情報の内容を示す図表である。
【符号の説明】
100:レ−ザプリンタ 200:自動原稿
送り装置 300:操作ボ−ド 400:イメ−ジ
スキャナ 1:感光体ドラム 2:転写ドラム 3:書き込みユニット 4:現像ユニット 5:帯電チャ−ジャ 6:クリ−ニング
ユニット 7:転写チャ−ジャ 8:分離チャ−ジ
ャ 9:定着器 10:排紙トレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を入力する入力手段と、入力さ
    れた画像信号を具現化すべく演算を施す手段と、上記演
    算手段は線画を具現化するのに適した第1の演算方法又
    はパラメ−タと、中間調画を具現化するに適した第2の
    演算方法又はパラメ−タと、連続調画を具現化するのに
    適した第3の演算方法又はパラメ−タをそれぞれ1種類
    以上有し、これらを1頁の画像の中で、第1の演算のみ
    を用いる、第2の演算のみを用いる、第3の演算のみを
    用いる、第1および第2の演算を切り替えて用いる、第
    1および第3の演算を切り替え替えて用いる、第2およ
    び第3の演算を切り替えて用いる、第1,第2および第
    3の演算を切り替えて用いる、の9通りの演算方式と、
    これらのうちいずれかの方法をとるかを選択する手段
    と、さらに一頁分の入力された画像デ−タから、線画の
    みからなる、中間調画のみからなる、連続調画のみから
    なる、線画と中間調からなる、線画と連続調からなる、
    中間調と連続調からなる、線画と中間調および連続調か
    らなる、の9通りのいずれかであるかを判定する頁画像
    種別判定手段と、この判定結果によって上記選択手段の
    選択を決定する手段とを備えることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 頁画像種別判定手段は、入力画像を微細
    領域毎に、線画,中間調画および連続調画のいずれであ
    るかを分別する手段を具備し、この判定結果の連続性お
    よび頻度を計数することにより、頁画像の種別を判別す
    ることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 頁画像種別判定手段は、明度または輝度
    を用いて行うことを特徴とする請求項1または請求項2
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】入力画像をブラック(Bk)、シアン
    (C)、マゼンダ(M)、イエロ−(Y)の4色または
    C,M,Yのみの3色の出力成分をシ−ケンシャルに演
    算するものであって、この色成分の演算をYより行い、
    Y成分演算と並行して頁画像の種別判定を行い、Y成分
    の演算には線画および中間調画および連続調混在用の演
    算方法またはパラメ−たを用いることを特徴とする請求
    項1,請求項2または請求項3の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6975819B2 (en) 2002-10-10 2005-12-13 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2007081794A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
US7623265B2 (en) 2005-03-28 2009-11-24 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image forming apparatus, and image processing method

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