JPH10276336A - ディジタル画像処理装置 - Google Patents

ディジタル画像処理装置

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JPH10276336A
JPH10276336A JP9092919A JP9291997A JPH10276336A JP H10276336 A JPH10276336 A JP H10276336A JP 9092919 A JP9092919 A JP 9092919A JP 9291997 A JP9291997 A JP 9291997A JP H10276336 A JPH10276336 A JP H10276336A
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JP
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color
development
colors
phase angle
image
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Application number
JP9092919A
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Hiroshi Arai
博 荒井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングルカラーモードで、かつ複数の現像色
を重ねる場合のトナー散りを無くすことができるディジ
タル画像処理装置を提供する。 【解決手段】 現像1次色であるシアン、マゼンタ、イ
エローと、1次色の2色重ねであるところのレッド、グ
リーン、ブルー(2次色)の6色のうち、全面あるいは
ある領域を原稿の濃度に従って、1色のみで出力するシ
ングルカラーモード機能を有しており、操作部300に
よりシングルカラーモードが選択されており、かつ、現
像色を2色以上重ねる場合には、1色目現像でのレーザ
パワーの位相角と、2色目以降の現像でのレーザパワー
の位相角とを切り替えるようにしたので、トナー散りを
無くして高画質を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルカラー
画像処理装置に関し、特に、1色ずつ現像を行う1感光
体ドラム方式を採用し、かつ、シングルカラーモードを
有するディジタル画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フルカラー複写機におけるカラーモード
は近年種々のものが搭載されている。カラーモードとし
ては、フルカラーモード、白黒モード、自動カラーモー
ド等に加えて、シングルカラーモードがある。これは現
像1次色であるシアン、マゼンタ、イエローと、1次色
の2色重ねであるところのレッド、グリーン、ブルー
(2次色と呼ぶ)の6色のうち、全面、あるいはある領
域を原稿の濃度に従って、1色のみで出力するモードで
ある。
【0003】1次色であるシアン、マゼンタ、イエロー
に関しては、白黒出力と同じように、トナー1色のみを
用いるので、2次色であるレッド、グリーン、ブルーの
ようにトナーを2色以上重ねることによる弊害は発生し
ない。
【0004】2色以上重ねることによる弊害は色々ある
が、その中の1つにトナー散りがある。1点(レーザプ
リンタにおける1ドット)にあまり沢山のトナーを載せ
ると、2色目以降のトナーがその点に定着せず、その周
辺に散ってしまうことがある。この現象をトナー散りと
呼ぶ。
【0005】フルカラーモードにおけるブラック、ある
いは彩度の低い有彩色に関しては、UCR(下色除去)
処理により、ある程度トナーの量を制限することができ
るが、彩度の高い2次色は制限をする処理部を特に持た
ない。その中でも特にシングルカラーモードでは、細か
くて濃度の高い黒文字原稿等、全て2色重ねになってし
まうため、トナー散りが発生しやすくなる。
【0006】ここで、特開平2−128869号公報は
色補正係数に関するもので、入力されるデータの有彩成
分、及び無彩成分の量を見て色補正係数を切り替える技
術を開示している。
【0007】また、特開平4−260274号公報は、
やはり色補正係数に関するもので、フィルム出力モード
にてカラーフィルムの種類が変更された場合に、その特
性に応じて色補正係数を切り替える技術を開示してい
る。
【0008】また、レーザ書き込みのパルス幅変調に関
し、注目画素の主走査方向濃度勾配により位相角を切り
替える技術も本出願人より既に提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、それ
ぞれ原稿種類や原稿濃度を見て適切な処理に切り替える
ようにしているが、カラーモードや現像色の組み合わせ
による処理の切り替えまで言及しているものは今までな
かった。
【0010】シングルカラーモードで、かつ2色以上重
ねる場合のトナーの散りを防止する、言い換えると1点
(1ドット)に載せるトナー量を制御するためには、
(1)現像色1色に対する濃度カーブ(ガンマカーブ)
の制御、(2)入力信号RGBから現像色1色の濃度値
を決める色補正係数の制御、(3)レーザ書き込み位置
の現像色ごとの制御、を如何に行うかが大きな課題とな
っている。
【0011】本発明はこのような背景に鑑みてなされた
ものであり、上記課題を解決し、シングルカラーモード
で、かつ複数の現像色を重ねる場合のトナー散りを無く
すことができるディジタル画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、原稿画像を光学的に走査し
て画像データに変換する画像読み取り手段と、読み取っ
た画像データを色成分に分解する色分解手段と、色成分
に分解された画像データを出力する画像形成手段と、画
像形成動作に際し、シングルカラーモードかフルカラー
モードかを選択するカラーモード選択手段と、レーザパ
ワーの位相角を切り替えるレーザパワー切り替え手段と
を備えたディジタル画像処理装置において、前記レーザ
パワー切り替え手段は、シングルカラーモードが選択さ
れ、かつ現像色を2色以上重ねる場合には、1色目現像
でのレーザパワーの位相角と、2色目以降の現像でのレ
ーザパワーの位相角とを切り替えることを特徴とする。
【0013】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、1色目現像での位相角と2色目以降の
現像での位相角の切り替えと共に、各現像での濃度カー
ブを、現像色1色のみのときの濃度カーブより高濃度部
を低くすることを特徴とする。
【0014】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明において、1色目現像での位相角と2色目以降の
現像での位相角の切り替えと共に、各現像での色補正係
数として、現像色1色のみのときの色補正係数と異なる
係数を用いることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形
態を示すディジタルカラー複写機の構成図である。この
ディジタルカラー複写機は、レーザプリンタ100、自
動原稿送り装置(ADF)200、操作ボード300、
イメージスキャナ400から構成されている。また、レ
ーザプリンタ100の側方には外部センサ500が設け
てある。
【0016】イメージスキャナ400は、コンタクトガ
ラス401の下方に配置された照明用のランプ402を
搭載した移動体を、図の左右方向(副走査方向)に機械
的に一定速度で移動させ、原稿画像を読み取る画像読み
取り部である。
【0017】ランプ402から出た光は、コンタクトガ
ラス401上に載置される原稿の表面で原稿画像の濃度
に応じて反射する。この反射光、即ち、原稿の光像は多
数のミラー及びレンズを通り、ダイクロイックプリズム
に入射する。
【0018】ダイクロイックプリズムは、入射光を波長
に応じてR,G,Bの3色に分光する。分光された3つ
の光はそれぞれ互いに異なる一次元電荷結合素子(CC
D)イメージセンサ410に入射する。
【0019】こうしてイメージスキャナ400に備わっ
た3つの一次元イメージセンサ410によって、原稿画
像上の主走査方向1ラインのR,G,B各色成分を同時
に読み取ることができる。原稿の二次元画像は上記移動
体の副走査によって順次読み取られる。
【0020】外部センサ500は、イメージスキャナ4
00と同様に、原画像のR,G,B各色成分を同時に検
出できるCCDで構成されたハンディタイプのスキャナ
に内蔵されている。
【0021】ADF200は、イメージスキャナ400
の上方に配置されており、原稿台210上には多数の原
稿を載置した状態で保持することができる。原稿の給紙
動作を行う場合は、回転する呼び出しコロ212が最上
部の原稿上面に当接し、当接した原稿を繰り出す。符号
213は重送を避けるための分離コロである。
【0022】所定の位置まで繰り出された原稿は、プル
アウトローラ217及び搬送ベルト216の駆動によっ
て、イメージスキャナ400のコンタクトガラス401
上をさらに搬送され、所定の読み取り位置まで進んだと
き、即ち、原稿の先端がコンタクトガラス401の左端
位置に達したときに停止する。
【0023】原稿の読み取りが終了すると、搬送ベルト
216が再び駆動されて、コンタクトガラス401上の
原稿は排紙され、次の原稿が読み取り位置に送られる。
呼び出しコロ212の手前には、原稿が積載されている
か否かを検知するための光学センサ、原稿有無センサ2
11が、また、分離コロ213とプルアウトローラ21
7の間には、原稿の先端及びサイズを検知するための光
学センサ、原稿先端センサ214が備わっている。
【0024】原稿先端センサ214は、主走査方向(紙
面に垂直な方向)の互いに異なる位置に配置された複数
のセンサで構成されており、これらのセンサの検出状態
の組み合わせによって、主走査方向の原稿サイズ、即
ち、原稿幅を検知することができる。
【0025】また、図示しない給紙モータに回転量に応
じたパルスを出力するパルス発生器が設けられており、
ADF200の制御装置は、原稿先端センサ214を原
稿が通過するまでの時間を計測することによって、副走
査方向の原稿サイズ、即ち、原稿の長さを検知する。
【0026】なお、呼び出しコロ212及び分離コロ2
13は給紙モータによって駆動され、プルアウトローラ
217及び搬送ベルト216は搬送モータによって駆動
される。光学センサからなるレジストセンサ215はプ
ルアウトローラ217の下流に配置される。
【0027】次にレーザプリンタ100の概略構成及び
その動作を説明する。画像の再生は感光体ドラム1上で
行われる。感光体ドラム1の周囲には、一連の静電写真
のプロセスユニット、即ち、帯電チャージャ5、書き込
みユニット3、現像ユニット4、転写ドラム2、クリー
ニングユニット6などが備わっている。
【0028】書き込みユニット3には、図示しないレー
ザダイオードが備わっており、それが発するレーザ光は
回転多面体3b、レンズ3c、ミラー3d、及びレンズ
3eを経て感光体ドラム1の表面に照射される。回転多
面鏡3bはポリゴンモータ3aによって高速で定速回転
駆動される。
【0029】画像制御装置は、記録すべき画像の濃度に
対応する画素単位の2値信号(記録有り/記録無し)に
より駆動されるレーザダイオードの発光タイミングが、
各々の画素位置を順次走査する回転多面鏡3bの回転偏
向動作と同期するように、レーザダイオードの駆動信号
を制御する。つまり、感光体ドラム1の表面の画像の各
走査位置で、その画像の濃度(記録有り/記録無し)に
応じたレーザ光が照射されるように、レーザダイオード
をオン/オフ制御する。
【0030】感光体ドラム1の表面は、予め帯電チャー
ジャ5によるコロナ放電によって一様に高電位に帯電さ
れている。この表面に書き込みユニット3の発するレー
ザ光が照射されると、その光の強度に応じて帯電電位が
変化する。つまり、書き込みユニット3が備えているレ
ーザダイオードが発するレーザ光の照射の有無に応じた
電位分布が感光体ドラム1上に形成されることになる。
【0031】こうして、感光体ドラム1上に原稿画像の
濃淡に対応した電位分布、即ち静電潜像が形成される。
この静電潜像は書き込みユニット3よりも下流に配置さ
れた現像ユニット4によって可視像化される。
【0032】この実施の形態では、現像ユニット4には
4組の現像器4M,4C,4Y及び4Bkが備えられて
おり、それぞれの現像器には、互いに色の異なるM(マ
ゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、及びBk
(ブラック)のトナーが収納されている。レーザプリン
タ100は、上記4つの現像器4の何れか1つが選択的
に付勢されるように構成されているので、静電潜像は
M,C,YまたはBk色の何れか1つのトナーで可視像
化される。
【0033】一方、給紙カセット11に収納された転写
紙は給紙コロ12で繰り出され、レジストローラ13に
よってタイミングを取られて転写ドラム2の表面に送り
込まれ、その表面に吸着された状態で転写ドラム2の回
転に伴って移動する。そして感光体ドラム1の表面に近
接した位置で、転写チャージャ7による帯電によって感
光体ドラム1上に形成されたトナー像が転写紙の表面に
転写される。
【0034】単色コピーモードの場合には、トナー像の
転写が終了し、転写ドラム2から分離された転写紙は定
着されて排紙トレイ10に排紙されるが、フルカラーモ
ードの場合には、Bk,M,C及びYの4色の画像を1
枚の転写紙上に重ねて形成する必要がある。
【0035】この場合、まず感光体ドラム1上にBk色
のトナー像を形成してそれを転写紙に転写した後、転写
紙を転写ドラム2から分離することなく、感光体ドラム
1上に次のM色のトナー像を形成し、そのトナー像を再
び転写紙に転写する。さらに、C色及びY色についても
感光体ドラム1上へのトナー像の形成とそれの転写紙へ
の転写を行う。
【0036】つまり、トナー像の形成と転写のプロセス
を繰り返すことによって、1つのカラー画像が転写紙上
に形成される。全てのトナー像の転写が終了すると、転
写紙は分離チャージャ8による帯電によって転写ドラム
2から分離され、定着器9でトナー像の定着処理を受け
た後、排紙トレイ10に排出される。
【0037】図2は本発明の実施の形態を示すディジタ
ルカラー複写機の電装部の回路ブロック図である。複写
機全体の動作制御はマイクロコンピュータで構成される
システムコントローラ50によって制御される。同期制
御回路60は制御タイミングの基準となるクロックパル
スを発生させて、各制御ユニット間の信号の同期を取る
各種の同期信号を入出力させる。
【0038】本実施の形態では、走査タイミングの基に
なる主走査同期信号は、レーザプリンタ100の回転多
面鏡3bの回転によるレーザ光の走査開始時期に同期さ
せている。イメージスキャナ400で読み取られたR,
G,B各色の画像信号はA/D変換され、各々8ビット
のカラー画像情報として出力される。この画像情報は画
像処理ユニット内で各種処理を受けた後、レーザプリン
タ100に出力される。
【0039】画像処理ユニットは、スキャナガンマ補正
回路71、RGB平滑フィルタ72、色補正回路73、
UCR/UCA回路74、セレクタ75、エッジ強調フ
ィルタ76、プリンタガンマ補正回路77、階調処理回
路78、像域分離回路79、及びACS回路80の各回
路を備えている。
【0040】スキャナガンマ補正回路71では、イメー
ジスキャナ400で読み取られた反射率リニアのRGB
データを、濃度リニアのRGBデータに変換する。RG
B平滑フィルタ72では、網点原稿によるモアレを抑え
るためのスムージング処理を行っている。色補正回路7
3では、RGBのそれぞれの色の画像情報をそれらの補
色である、Y,M,Cの各色の画像情報に変換する。
【0041】UCR/UCA回路74では、入力した
Y,M,C色の全ての画像情報を合成した画像信号の色
に含まれる黒成分を抽出し、それをBk信号として出力
すると共に、残りの色の画像信号から黒成分を除去し、
かつYMC成分を上乗せする。セレクタ75は、システ
ムコントローラ50の指示に従って、入力されるY,
M,C,Bkの色信号から何れか1つの色信号を選択し
て次のブロックへ出力する。
【0042】エッジ強調フィルタ76では、文字部、あ
るいは絵柄部のエッジ情報の強調を行い、プリンタガン
マ補正回路77では、プリンタ特性に合わせたカーブを
セットし、階調処理を含めて濃度リニアになるようにす
る。階調処理回路78は、入力される8ビットの濃度情
報を2値化、あるいは多値化する回路である。一般にデ
ィザ処理が行われることが多く、レーザプリンタ100
にはディザ処理された画像信号が出力される。
【0043】スキャナガンマ補正回路71の出力は、一
方で像域分離回路79とACS回路80に送出される。
像域分離回路79は、入力される画像が文字部であるか
絵柄部であるかを判定する回路と、有彩色であるか無彩
色であるかを判定する回路を持っており、その結果を1
画素単位でそれぞれの処理ブロックへ送出している。各
処理ブロックでは、像域分離回路79の結果に従い処理
を切り替えている。
【0044】ACS回路80は、ADF200にセット
された原稿が白黒原稿であるかカラー原稿であるかを判
定し、結果をBk版スキャン終了時、システムコントロ
ーラ50へ送出している。カラー原稿であれば残りの3
スキャンを行い、白黒原稿であればBkスキャンにて動
作を終了させる。
【0045】図3は図2に示す画像処理部の詳細ブロッ
ク図である。図2の符号71〜80で示す各画像処理ブ
ロックのパラメータは全てシステムコントローラ50の
CPUより設定される構成となっている。図3では本発
明の対象となる色補正回路73とプリンタガンマ補正回
路77と階調処理回路78のみを記載している。画像処
理部側のブロックは、CPU301、RAM302、R
OM303を有している。また、操作部300側のブロ
ックもCPU304、RAM305、ROM306を有
している。そして、両CPU301,304はシリアル
I/Fで接続されている。
【0046】図4はプリンタガンマカーブを示す図、図
5は位相角制御可能なレーザ書き込みブロック図、図6
は位相角制御を行う三角波を示す図である。階調処理回
路78でディザ処理された画像データが図5のパルス発
生回路(位相制御部)500に入力される。通常はその
データレベルに従って、図6の三角波のTH(スレッシ
ュレベル)を切り替えて出力パワーを決定している。位
相制御を持つレーザ書き込み部は、位相制御入力に従っ
て三角波に変調を加えることで書き込み位置を変化させ
ている。位相制御は通常は固定値であることが多いが、
解像度の低いプリンタでギザギザが発生してしまうよう
なときに、画像データの濃度勾配により右に寄せたり、
左に寄せたりすることがある。
【0047】請求項1記載の発明の動作を図3、図5、
図6を使って説明する。操作部300よりシングルカラ
ーモードが設定されると、操作部300のCPU304
から画像処理用のCPU301にシリアル通信にてシン
グルカラー色が送信される。従来ならば、現像色に関係
なく位相制御信号は固定であった。シングルカラーの
C,M,Y,Bkのときには従来通り固定でよいが、請
求項1記載の発明に関しては、2次色であるR,G,B
のときには、1色目現像の位相角と2色目現像の位相角
とを切り替えている。
【0048】例えば、レッドだった場合に、1色目現像
のマゼンタでは位相角を図6のに設定し、2色目現像
のイエローでは位相角を図6のに設定する。つまり、
1色目は左寄せ、2色目は右寄せになる。これは1色目
が右寄せで2色目が左寄せであっても本発明には影響が
ないので、入れ替えても差し支えない。
【0049】請求項2記載の発明の動作を図3、図4、
図6を使って説明する。操作部300よりシングルカラ
ーモードが設定されると、操作部300のCPU304
から画像処理用のCPU301にシリアル通信にてシン
グルカラー色が送信される。従来ならば、現像色に関係
なく位相制御信号は固定であり、プリンタガンマ補正回
路77も図4のセンターカーブAが選択されてレーザ出
力されるが、請求項2記載の発明に関しては、2次色で
あるR,G,Bのときには、1色目現像の位相角と2色
目現像の位相角とを切り替えて、かつ、プリンタガンマ
カーブを高濃度が抑えられるようなカーブ、具体的には
図4でのCが選択されるようにする。
【0050】例えば、グリーンだった場合に、1色目現
像のシアンでは位相角を図6のに、プリンタガンマカ
ーブを図4のCに設定し、2色目現像のイエローでは位
相角を図6のに、プリンタガンマカーブを図4のCに
設定する。この発明も1色目が右寄せで2色目が左寄せ
であっても本発明には影響がないので、入れ替えても差
し支えない。
【0051】図7は本発明との比較の上で示す一般的な
色補正係数における色再現範囲を示す図、図8は本発明
の実施の形態の色補正係数における色再現範囲を示す
図、図9は本発明の実施の形態の色補正係数切り替えブ
ロック図である。
【0052】請求項3記載の発明の動作を図3、図8、
図9を使って説明する。操作部300よりシングルカラ
ーモードが設定されると、操作部300のCPU304
から画像処理用のCPU301にシリアル通信にてシン
グルカラー色が送信される。従来ならば、現像色に関係
なく位相制御信号は固定であり、色補正処理回路73も
図7の色再現範囲を満足するような色補正係数902
(図9)がCPU304から設定されて、演算部901
により演算が行われるが、請求項3記載の発明に関して
は、2次色であるR,G,Bのときには、1色目現像の
位相角と2色目現像の位相角とを切り替えて、かつ、色
補正係数を高彩度部の濃度が抑えられるような係数、具
体的には図8の色再現範囲を満足する色補正係数903
(図9)がCPU304から設定されて、演算部901
により演算が行われる。
【0053】例えば、ブルーだった場合に、1色目現像
のシアンでは位相角を図6のに、色補正係数を図9の
色補正係数903に設定し、2色目現像のマゼンタでは
位相角を図6のに、色補正係数を図9の色補正係数9
03に設定する。この発明も1色目が右寄せで2色目が
左寄せであっても本発明には影響がないので、入れ替え
ても差し支えない。
【0054】本発明は、現像1次色であるシアン、マゼ
ンタ、イエローと、1次色の2色重ねであるところのレ
ッド、グリーン、ブルー(2次色)の6色のうち、全面
あるいはある領域を原稿の濃度に従って、1色のみで出
力するシングルカラーモード機能を有しており、操作部
300によりシングルカラーモードが選択されており、
かつ、現像色を2色以上重ねる場合には、1色目現像で
のレーザパワーの位相角と、2色目以降の現像でのレー
ザパワーの位相角とを切り替えるようにしたので、トナ
ー散りを無くして高画質を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シングル
カラモードが選択されていて、現像色を2色以上重ねて
出力する場合に、1色目現像でのレーザ書き込み位相角
と2色目以降現像でのレーザ書き込み位相角とを切り替
える(重なりを少なくする)ことで、トナーの散りによ
る画像劣化を防ぐことができる。また、回路構成として
は現状のままでよく、即ち、特別な手段が不要で、簡単
な位相角切り替えをソフト的に行うことで実現できる低
コストなディジタル画像処理装置を提供することかでき
る。
【0056】請求項2記載の発明によれば、上記と同様
に位相角の切り替えを行い、かつ、プリンタガンマの高
濃度部を抑えることにより、トナーの散りによる画像劣
化を防ぐと共に、トナーの重なりが少なくなる分、高濃
度が飽和してしまう可能性があるので、それを簡単に防
ぐことができる。また、簡単な位相角切り替えとプリン
タガンマテーブル切り替えを特別な手段の追加なしにソ
フト的に行うことができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、上記と同様
に位相角の切り替えを行い、かつ、色補正係数にて2次
色の高彩度側の濃度を抑えることにより、トナーの散り
による画像劣化を防ぐと共に、トナーの重なりが少なく
なるため生じる高彩度側が直ぐに飽和してしまう可能性
を簡単に防ぐことができる。また、簡単な位相角切り替
えと色補正係数切り替えを特別な手段の追加なしにソフ
ト的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すディジタルカラー複
写機の機構部の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すディジタルカラー複
写機の電装部の回路ブロック図である。
【図3】図2に示す画像処理部の詳細ブロック図であ
る。
【図4】プリンタガンマカーブを示す図である。
【図5】位相角制御可能なレーザ書き込みブロック図で
ある。
【図6】位相角制御を行う三角波を示す図である。
【図7】本発明との比較の上で示す一般的な色補正係数
における色再現範囲を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の色補正係数における色再
現範囲を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態の色補正係数切り替えブロ
ック図である。
【符号の説明】
50 システムコントローラ 71 スキャナガンマ補正回路 72 平滑フィルタ 73 色補正回路 74 UCR/UCA回路 75 セレクタ 76 エッジ強調フィルタ 77 プリンタガンマ補正回路 78 階調処理回路 79 像域分離回路 80 ACS回路 100 レーザプリンタ 200 ADF 300 操作部 400 イメージスキャナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/60 H04N 1/40 D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に走査して画像データ
    に変換する画像読み取り手段と、読み取った画像データ
    を色成分に分解する色分解手段と、色成分に分解された
    画像データを出力する画像形成手段と、画像形成動作に
    際し、シングルカラーモードかフルカラーモードかを選
    択するカラーモード選択手段と、レーザパワーの位相角
    を切り替えるレーザパワー切り替え手段とを備えたディ
    ジタル画像処理装置において、 前記レーザパワー切り替え手段は、シングルカラーモー
    ドが選択され、かつ現像色を2色以上重ねる場合には、
    1色目現像でのレーザパワーの位相角と、2色目以降の
    現像でのレーザパワーの位相角とを切り替えることを特
    徴とするディジタル画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 1色目現像での位相角と2色目以降の現像での位相角の
    切り替えと共に、各現像での濃度カーブを、現像色1色
    のみのときの濃度カーブより高濃度部を低くすることを
    特徴とするディジタル画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 1色目現像での位相角と2色目以降の現像での位相角の
    切り替えと共に、各現像での色補正係数として、現像色
    1色のみのときの色補正係数と異なる係数を用いること
    を特徴とするディジタル画像処理装置。
JP9092919A 1997-03-27 1997-03-27 ディジタル画像処理装置 Pending JPH10276336A (ja)

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