JPH11262889A - 産業用多関節ロボット - Google Patents

産業用多関節ロボット

Info

Publication number
JPH11262889A
JPH11262889A JP6632398A JP6632398A JPH11262889A JP H11262889 A JPH11262889 A JP H11262889A JP 6632398 A JP6632398 A JP 6632398A JP 6632398 A JP6632398 A JP 6632398A JP H11262889 A JPH11262889 A JP H11262889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
horizontal
lever
spring
link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6632398A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutoshi Yoshida
満年 吉田
Takakatsu Nozawa
隆勝 野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6632398A priority Critical patent/JPH11262889A/ja
Publication of JPH11262889A publication Critical patent/JPH11262889A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 水平アーム内にバランサの主体を入れ、圧縮
ばねを使用した、簡素な水平アームのバランサ機構を提
供する。 【解決手段】 リンクアーム5及び手首8を旋回台2に
対して平行移動させる平行リンクを構成し、旋回台2に
固設され直立アーム3を揺動駆動するモータ12と、水
平アーム4を揺動駆動するモータ14とを有する産業用
多関節ロボットにおいて、水平アーム4の中央付近上側
に設けられた水平軸に回転可能に支えられ上下にアーム
を突出する梃子レバー21と、リンクアーム5上に固設
した軸と梃子レバー21の上アーム端とをピン結合する
レバーロッド9と、水平アーム4内に設けられ片端部が
水平アーム4にピンを介して結合し遊端部が梃子レバー
21の下アーム端にピン結合する引張手段とから、アー
ム軸Gにおける水平アーム4の重量による片時ち荷重を
バランスさせるバランサ装置10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用多関節ロボ
ットに関する。例えば、実入りカートンケース、通い箱
等の積み上げ、積み降ろしに使用する中荷重用4関節ロ
ボットにおいて、水平アームのバランサ機構を改良した
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多関節ロボットにおける水平アー
ムの重量によって生じる水平アームの回転軸における回
転モーメントを打ち消すバランス方式には、カウンタウ
ェイト方式、引っ張りばね又は圧縮ばねの付勢力を利用
した方式、シリンダとピストンを用い流体圧力により得
られた力を利用してバランスさせる方式、これらを併用
した方式等がある。
【0003】カウンタウェイト方式では、水平アームの
回転軸対称の位置に重量物を配置して直接バランスさせ
るか、或いは、垂直軸後部にカウンタウェイトを設置
し、リンクを用いて水平アームと接続し、バランスをと
るようにしているが、この方式はロボットの干渉領域が
多い、重量も重い、慣性負荷が大きい等の欠点を有して
いるので、通常はばね又は加圧流体により付勢されるシ
リンダを利用して、バランス力を得るようにしたものが
一般的となっている。
【0004】ばねを使ったものの従来例を説明すると、
旋回台上で揺動する垂直アームの上端の軸を回転軸とし
て揺動する水平アームの重量をバランスさせるとき、垂
直アームの上方に垂直方向を保ったまま平行に移動する
部材を設け、この部材の先端と水平アームとの間に斜め
に、付勢された引っ張りばねを張架する直接ばねバラン
ス構造が考えられるが、この方式は、部材の張り出し部
分が大きく重量も大きいので、バランス用ばねを旋回台
の近傍に設置するようにしたものが提案されている(例
えば特開昭59−167486号公報)。
【0005】この構成は、水平アームの傾きを平行リン
ク機構により垂直アームの回転駆動軸近傍に平行移動
し、この位置において付勢された引っ張りばね又は圧縮
ばねによりバランス力を加えるものである。加圧流体
(エア圧又は油圧)により付勢されるシリンダを利用し
たバランサの構造は、上記のばね利用のバランサのばね
をエア圧シリンダ又は油圧シリンダに置き換え、加圧流
体の圧力調整機能を追加設置した構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の垂直アームの上
方に設けられた垂直を保って平行に移動する部材の先端
と水平アームとの間に斜めに引っ張りばねを張架する直
接ばねバランス方式は、部材の張り出し部分が大きく重
量も大きいので、ロボットの稼働範囲を広くしようとす
ると、装置全体が大きくなり、ばねが外に露出していて
危険である。また、ばねを引っ張りで使用しているた
め、ハンガ部分が応力集中により疲労破壊を生しやす
く、もしばねが破損した場合アームが落下する危険があ
る。
【0007】水平アームの傾きを平行リンク機構により
旋回台上に平行移動し、ばねでバランスさせるものは
(特開昭59−167486号公報)、上記と同様に、
ばねが外に露出していて危険であり、ばねを引っ張りで
使用しているため、ハンガ部分が疲労破壊を生じやす
く、ばねが破損した場合アームが落下する危険がある。
【0008】加圧流体を使用するシリンダを利用したバ
ランサの構造は、加圧流体の圧力調整機能や可撓配管等
を必要とし、構造が複雑でコスト高である。本発明は、
上記従来技術に鑑みて成されたものであり、水平アーム
内にバランサの主体を入れ、圧縮ばねを使用して、耐久
性良好で安全性の高い、簡素な水平アームバランサ機構
を備えた産業用多関節ロボットを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決する本発
明の請求項1に係る産業用多関節ロボットは、基台の上
で水平に回転する旋回台に設けられた旋回台水平軸に下
端部において回転可能に支えられ、上端部に前記水平軸
と平行なアーム軸を有し垂直面内を傾斜揺動する直立ア
ームと、前記アーム軸を支点として前記直立アームと同
じ回転面内で回転可能な水平アームと、前記水平アーム
の先端に前記直立アームと同じ回転面内で回転可能に枢
着された手首と、前記アーム軸に回転可能に装着され第
1、第2のアームを備えたリンクアームと、前記旋回台
に設けられた第2の水平軸と前記リンクアームの第1の
アームの先端とをピン結合する垂直リンクロッドと、第
2のリンクアームの先端と前記手首の突出アームとをピ
ン結合する水平リンクロッドとから、前記リンクアーム
及び前記手首を常に前記旋回台に対して平行移動させる
平行リンク機構を構成し、前記旋回台に固設され前記直
立アームを揺動駆動するモータと、前記水平アームを揺
動駆動するモータとを有する産業用多関節ロボットにお
いて、水平アームの中央付近上側に設けられた水平軸に
回転可能に支えられ上下にアームを突出する梃子レバー
と、リンクアーム上に固設した軸と梃子レバーの上アー
ム端とをピン結合するレバーロッドと、水平アーム内に
設けられ片端部が水平アームにピンを介して結合し遊端
部が前記梃子レバーの下アーム端にピン結合する引張手
段とから、前記アーム軸における水平アームの重量によ
る片持ち荷重をバランスさせる水平アームバランサ機構
を構成することを以て課題解決の手段とする。
【0010】また、上記目的を解決する本発明の請求項
2に係る産業用多関節ロボットは、請求項1において、
前記引張手段として、2本の圧縮ばねと、前記圧縮ばね
を直列に繋ぐリング形状の中間ばね受と、前記圧縮ばね
の両端に当接するばね受と、前記水平アームにピン結合
するばね支え金具と、前記梃子レバー側のばね受に固定
され他のばね受をそれぞれに備えた円周上等配分の孔を
通してガイドしばね前記支え金具に固定される3乃至4
本のボルトと、前記ばね支え金具側のばね受に固設され
圧縮ばね及び他のばね受の中を通して前記梃子レバーの
下側端部にピン結合する引張ロッドとから、前記梃子レ
バーと前記ばね支え金具の間に張力が生じたとき前記ボ
ルトと前記引張ロッドを介して前記圧縮ばねを圧縮する
ように構成されていることを以て課題解決の手段とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜5に示す実施例を参照して詳細に説明する。
本実施例は、実入りカートンケース、通い箱等の積み上
げ、積み降ろし用に用いられる中荷重用4関節ロボット
に関する。
【0012】図1は多関節ロボットの全体斜視図、図2
は図1のロボットの側面図、図3は図1のロボットの水
平アームバランサ機構を示す拡大側面断面図、図4は図
3のバランサ機構を1部破断して示す平面図、図5は図
3のバランサ機構の模式図である。図1に示すように、
床に据え付けられた基台1上には、旋回軸Eを中心にし
て水平に回転自在に旋回台2が搭載され、この旋回台2
はエンコーダ付ブレーキ付モータ12により駆動され
る。
【0013】旋回台2には旋回台水平軸Fと第2の水平
軸Jが設けられている。旋回台水平軸Fには、直立アー
ム3が下端部において回転可能に支えられ、その上端部
に水平軸Fと平行なアーム軸Gを有し、この直立アーム
3は垂直面内を傾斜揺動することができる。旋回台2に
は、直立アーム3を回転駆動するエンコーダ付ブレーキ
付モータ13が固設されている。
【0014】旋回台2には、直立アームバランサ機構1
8が設けられている。この直立アームバランサ機構18
は、直立アーム3が傾いたとき、直立アーム3及びこれ
に取り付けられている部材の重心移動により発生する水
平軸G回りの回転モーメントを軽減するものである。直
立アーム3の上端のアーム軸Gに水平アーム4とリンク
アーム5がそれぞれ回転可能に支えられる。
【0015】水平アーム4はアーム軸Gを支点として直
立アーム3と同じ回転面内で回転可能である。水平アー
ム4を駆動するエンコーダ付ブレーキモータ14がリン
クアーム5に取付けられている。水平アーム4の先端に
は、直立アーム3と同じ回転面内で回転可能に手首8が
枢着され、この手首8には積荷16が把持される。手首
8には突出アーム8aが設けられている。
【0016】手首8には、その把持具を垂直な軸H回り
に水平に回転させるエンコーダ付ブレーキ付モータ15
が取付けられている。リンクアーム5は第1のアーム5
aと第2のアーム5bを備えている。旋回台2上の第2
の水平軸Jとリンクアーム5の第1のアーム5aの先端
との間に垂直リンクロッド6がピン結合している。第2
のアーム5bと水平アーム4の先端の手首8の突出アー
ム8aとの間に水平リンクロッド7がピン結合してい
る。
【0017】このような、リンクアーム5、垂直リンク
ロッド6及び水平リンクロッド7等により平行リンク機
構が形成され、直立アーム3及び水平アーム4が傾いた
ときでも、リンクアーム5と水平アーム4先端の手首8
を、旋回台2の水平回転面に対し常に平行移動させるこ
とができる。上記のように駆動モータ12,13,1
4,15はすべてエンコーダ付きのブレーキモータであ
り、フィートバッグ制御によりロボットの各部を位置制
御し、積荷16を教示された各位置に確実に運ぶことが
できる。
【0018】エンコーダ付きモータ14は、図4に示す
ように、直立アーム3にフランジ部を固定され、出力軸
14aは2段減速機構を内蔵する減速機37(例えば、
実公平4−29986号公報で開示されているもの)の
インプットギア37aに固定されている。減速機37
は、外ケースをリンクアーム5の内部に固定され、出力
フランジ37bは、水平アーム4側に固定された円形プ
レート38に一体となっている。リンクプレート5は、
直立アーム3に軸受け39を介して支持されている。
【0019】次に、図2を参照して、ロボットの動きの
例を説明する。図2中、点線で示したものは、実線で示
した垂直になっている直立アーム3がモータ13に駆動
されて揺動し、モータ14は回転せず、水平アーム4は
姿勢を変えずに平行移動し、手首8が手首8’の位置に
おいて積荷台30上の積荷16’を把持した状態を示し
ている。図2中、2点鎖線で示したものは、直立アーム
3が揺動し、モータ14が回転駆動して水平アーム4が
4”で示したように傾き、積荷16を把持した手首8が
8’の位置から手首8”の位置に移動し、積荷16”の
位置に運び、積荷台40に載せた状態を示している。
【0020】更に、本実施例の産業用多関節ロボット
は、図3及び図4に示す水平アームバランサ機構10を
備えている。即ち、上下にレバーアームを突き出した梃
子レバー21が、水平アーム4の中央部上側に設置され
た1対の支台22により支持された水平軸25に回転可
能に支えられ、リンクアーム5上に固設したブラケット
11に支持された軸23と結合するレバーロッド9がこ
の梃子レバー21の上側のアームの軸24とピン結合す
る。
【0021】ばねによる強力な引張手段は水平アーム4
内に設ける。2本の圧縮ばね29がリング形状の中間ば
ね受32により直列に繋がれ、圧縮ばねの両端はばね受
31と、ばね受33に当接する。4本のボルト34が円
周等配分の孔を通してばね受31に固定され、中間ばね
受32とばね受33をこれらのばね受に備えた円周上等
配分の孔を通すことによってガイドし、ボルト34は端
部において、ばね支え金具35に固定されている。
【0022】このように、2本の圧縮ばね29がばね受
32により直列に繋がれ、4本のボルト34がばね受3
2を円周上等配分の孔を通してガイドしているので、圧
縮ばね29に座屈や折れ曲がりを生じる心配がない。自
由側のばね受33に引張ロッド28の端部が固設され、
引張ロッド28は圧縮ばね29及び中間ばね受32、ば
ね受31の中を通して梃子レバー21の下側のアームの
ピン26と結合する。ばね支え金具35は水平アーム4
にピン36を介して結合する。
【0023】この構成により水平アーム4及び手首8の
重量に伴う片持ち荷重を圧縮ばね29の圧縮力によりバ
ランスさせることができる。この引張手段の構成は、圧
縮ばね29に初張力を与えた状態のままで組立てて置く
ことができるので、水平アーム内に組みつけることが極
めて容易となる。この水平アームのバランサの作用を図
5を参照して説明する。図5に示すように、姿勢の変わ
らないリンクアーム5の上で位置固定の軸は、G軸とリ
ンクアーム5上の軸23である。
【0024】実線の状態において、水平アーム4の重心
Kにおける水平アーム4の重量をWとし、軸Gから重心
Kまでの距離をLとすると、軸Gにおける水平アーム4
にかかるモーメントMは、M=L×Wであり、これとバ
ランスするモーメントは、ばね力をFとすると、M=F
×r1+F’×r2である。r1=r2とすると、F’=F
となり、M=2F×r1となる。従って、バランスする
ばね力は、F=W×L/2r1となる。
【0025】水平アーム4が2点鎖線で示したように傾
斜すると、圧縮ばねが縮んでばね力はFより大きくな
り、復元モーメントがMより大きくなって水平アーム4
を元の位置に戻そうとする力が発生する。この力はモー
タ14を戻す回転方向に作用するので、モータ14の駆
動力及びブレーキ力はこれで十分にカバーできるように
設定する。
【0026】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明の請求項1に係る産業用多関節ロボッ
トは、基台の上で水平に回転する旋回台に設けられた旋
回台水平軸に下端部において回転可能に支えられ、上端
部に前記水平軸と平行なアーム軸を有し垂直面内を傾斜
揺動する直立アームと、前記アーム軸を支点として前記
直立アームと同じ回転面内で回転可能な水平アームと、
前記水平アームの先端に前記直立アームと同じ回転面内
で回転可能に枢着された手首と、前記アーム軸に回転可
能に装着され第1、第2のアームを備えたリンクアーム
と、前記旋回台に設けられた第2の水平軸と前記リンク
アームの第1のアームの先端とをピン結合する垂直リン
クロッドと、第2のリンクアームの先端と前記手首の突
出アームとをピン結合する水平リンクロッドとから、前
記リンクアーム及び前記手首を常に前記旋回台に対して
平行移動させる平行リンク機構を構成し、前記旋回台に
固設され前記直立アームを揺動駆動するモータと、前記
水平アームを揺動駆動するモータとを有する産業用多関
節ロボットにおいて、水平アームの中央付近上側に設け
られた水平軸に回転可能に支えられ上下にアームを突出
する梃子レバーと、リンクアーム上に固設した軸と梃子
レバーの上アーム端とをピン結合するレバーロッドと、
水平アーム内に設けられ片端部が水平アームにピンを介
して結合し遊端部が前記梃子レバーの下アーム端にピン
結合する引張手段とから、前記アーム軸における水平ア
ームの重量による片持ち荷重をバランスさせる水平アー
ムバランサ機構を構成するので、水平アーム内外に貫通
する梃子レバーを介して、水平アームの中に収容された
バランス用引張手段を作動するようにして、水平アーム
バランス装置を小さくし、重量を軽減できた。
【0027】これによりロボットを稼働するときの干渉
領域を少なくすることができ、総重量も軽くなり、広範
囲で高速に荷の積み上げ、積み降ろしが可能となる。
【0028】また、本発明の請求項2に係る産業用多関
節ロボットは、請求項1において、前記引張手段とし
て、2本の圧縮ばねと、前記圧縮ばねを直列に繋ぐリン
グ形状の中間ばね受と、前記圧縮ばねの両端に当接する
ばね受と、前記水平アームにピン結合するばね支え金具
と、前記梃子レバー側のばね受に固定され他のばね受を
それぞれに備えた円周上等配分の孔を通してガイドしば
ね前記支え金具に固定される3乃至4本のボルトと、前
記ばね支え金具側のばね受に固設され圧縮ばね及び他の
ばね受の中を通して前記梃子レバーの下側端部にピン結
合する引張ロッドとから、前記梃子レバーと前記ばね支
え金具の間に張力が生じたとき前記ボルトと前記引張ロ
ッドを介して前記圧縮ばねを圧縮するように構成されて
いるので、ばね受けにより2個の圧縮ばねを直列に繋い
てばね常数を小さくし、ロッドと3乃至4本のボルトに
より圧縮ばねの内外をガイドすることにより、2個の圧
縮ばねが座屈や折れ曲がりにくくした。
【0029】このように、圧縮ばねを使用しているた
め、ばね受け部分で応力集中する恐れなく、耐久性が良
好で疲労破壊の心配はない。もし、ばねが破損した場合
てもアームが落下する危険はなく、圧縮ばねが外に露出
していないので、作業者に対して安全性も充分である。
【0030】圧縮ばねは相当に大きい初張力を与えた状
態でバランサ機構に組み込む必要があり、フリーな状態
の圧縮ばねを組みつけるには大きな労力が要るが、本発
明のように、圧縮ばねの両端に当接するばね受けを複数
のボルトで支え、前記ボルトをばね支え金具に固定し、
引っ張りロッドを圧縮ばねの中を通してばね受に固定す
ることにより、圧縮ばねを予め初張力を与えた状態のま
まで部分組立をして置くことができるので、水平アーム
ヘの組立てを簡単容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る多関節ロボットの全
体斜視図である。
【図2】図1のロボットの側面図である。
【図3】図1のロボットの水平アームバランサ機構を示
す拡大側面断面図である。
【図4】図3のバランサ機構を1部破断しで示す平面図
である。
【図5】図3のバランサ機構を説明する模式図である。
【符号の説明】
2 旋回台 3 直立アーム 4 水平アーム 5 リンクアーム 5a 第1のアーム 5b 第2のアーム 6 垂直リンクロッド 7 水平リンクロッド 8 手首 9 ロッド 10 水平アームバランサ機構 21 梃子レバー 28 ロッド 29 圧縮ばね 31 ばね受 32 中間ばね受 33 ばね受 34 ボルト 35 ばね支え金具 36 ピン E 旋回軸 F 水平軸 G アーム軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の上で水平に回転する旋回台に設け
    られた旋回台水平軸に下端部において回転可能に支えら
    れ、上端部に前記水平軸と平行なアーム軸を有し垂直面
    内を傾斜揺動する直立アームと、前記アーム軸を支点と
    して前記直立アームと同じ回転面内で回転可能な水平ア
    ームと、前記水平アームの先端に前記直立アームと同じ
    回転面内で回転可能に枢着された手首と、前記アーム軸
    に回転可能に装着され第1、第2のアームを備えたリン
    クアームと、前記旋回台に設けられた第2の水平軸と前
    記リンクアームの第1のアームの先端とをピン結合する
    垂直リンクロッドと、第2のリンクアームの先端と前記
    手首の突出アームとをピン結合する水平リンクロッドと
    から、前記リンクアーム及び前記手首を常に前記旋回台
    に対して平行移動させる平行リンク機構を構成し、前記
    旋回台に固設され前記直立アームを揺動駆動するモータ
    と、前記水平アームを揺動駆動するモータとを有する産
    業用多関節ロボットにおいて、水平アームの中央付近上
    側に設けられた水平軸に回転可能に支えられ上下にアー
    ムを突出する梃子レバーと、リンクアーム上に固設した
    軸と梃子レバーの上アーム端とをピン結合するレバーロ
    ッドと、水平アーム内に設けられ片端部が水平アームに
    ピンを介して結合し遊端部が前記梃子レバーの下アーム
    端にピン結合する引張手段とから、前記アーム軸におけ
    る水平アームの重量による片持ち荷重をバランスさせる
    水平アームバランサ機構を構成することを特徴とする産
    業用多関節ロボット。
  2. 【請求項2】 前記引張手段は、2本の圧縮ばねと、前
    記圧縮ばねを直列に繋ぐリング形状の中間ばね受と、前
    記圧縮ばねの両端に当接するばね受と、前記水平アーム
    にピン結合するばね支え金具と、前記梃子レバー側のば
    ね受に固定され他のばね受をそれぞれに備えた円周上等
    配分の孔を通してガイドしばね前記支え金具に固定され
    る3乃至4本のボルトと、前記ばね支え金具側のばね受
    に固設され圧縮ばね及び他のばね受の中を通して前記梃
    子レバーの下側端部にピン結合する引張ロッドとから、
    前記梃子レバーと前記ばね支え金具の間に張力が生じた
    とき前記ボルトと前記引張ロッドを介して前記圧縮ばね
    を圧縮するように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の産業用多関節ロボット。
JP6632398A 1998-03-17 1998-03-17 産業用多関節ロボット Withdrawn JPH11262889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6632398A JPH11262889A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 産業用多関節ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6632398A JPH11262889A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 産業用多関節ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11262889A true JPH11262889A (ja) 1999-09-28

Family

ID=13312525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6632398A Withdrawn JPH11262889A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 産業用多関節ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11262889A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005118231A1 (en) * 2004-06-02 2005-12-15 Abb Ab Balancing device arranged with a guide element between a first and a second compression spring
JP2008142848A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Nabtesco Corp 産業用ロボットの関節構造
EP1974873A1 (en) * 2006-01-13 2008-10-01 Nabtesco Corporation Joint mechanism
CN102052451A (zh) * 2009-11-05 2011-05-11 住友重机械工业株式会社 减速装置
CN102189545A (zh) * 2011-05-04 2011-09-21 谭明中 专用机器人自动卸砖上车装置
WO2012035593A1 (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 トヨタ自動車株式会社 サポートアーム
CN103826808A (zh) * 2012-05-11 2014-05-28 戴尔麦克股份公司 平衡气动机械手
KR101459325B1 (ko) * 2013-11-01 2014-11-12 주식회사 사이보그-랩 내장형 중력 보상장치를 지닌 수직 다관절 로봇
CN104669299A (zh) * 2014-01-16 2015-06-03 北京航空航天大学 一种具有机械臂的力觉操作器
JP2015208814A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 川崎重工業株式会社 産業用ロボット
JP2016175142A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社安川電機 ロボットおよびロボットへのバランサの取り付け方法
JP2017523058A (ja) * 2014-05-27 2017-08-17 コミサリヤ ア レネルジ アトミク エ ウ エネルジ アルタナティブ コボティックマニピュレーター
CN107053161A (zh) * 2017-02-28 2017-08-18 南通壹选工业设计有限公司 一种工业机械手
CN107866810A (zh) * 2016-09-27 2018-04-03 电装波动株式会社 用于机器人的控制装置
CN108608407A (zh) * 2018-04-11 2018-10-02 清华大学 一种可折展式多轴联动机器人
CN108953472A (zh) * 2018-07-31 2018-12-07 广西大学 一种机械手臂非线性重力矩平衡装置

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005118231A1 (en) * 2004-06-02 2005-12-15 Abb Ab Balancing device arranged with a guide element between a first and a second compression spring
US7971503B2 (en) 2006-01-13 2011-07-05 Nabtesco Corporation Joint mechanism
EP1974873A1 (en) * 2006-01-13 2008-10-01 Nabtesco Corporation Joint mechanism
EP1974873A4 (en) * 2006-01-13 2009-03-18 Nabtesco Corp JOINT MECHANISM
JP4628345B2 (ja) * 2006-12-12 2011-02-09 ナブテスコ株式会社 産業用ロボットの関節構造
JP2008142848A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Nabtesco Corp 産業用ロボットの関節構造
CN102052451A (zh) * 2009-11-05 2011-05-11 住友重机械工业株式会社 减速装置
US8985537B2 (en) 2010-09-13 2015-03-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Support arm
WO2012035593A1 (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 トヨタ自動車株式会社 サポートアーム
EP2617532A1 (en) * 2010-09-13 2013-07-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Support arm
EP2617532A4 (en) * 2010-09-13 2014-05-21 Toyota Motor Co Ltd support arm
CN102189545A (zh) * 2011-05-04 2011-09-21 谭明中 专用机器人自动卸砖上车装置
CN103826808A (zh) * 2012-05-11 2014-05-28 戴尔麦克股份公司 平衡气动机械手
KR101459325B1 (ko) * 2013-11-01 2014-11-12 주식회사 사이보그-랩 내장형 중력 보상장치를 지닌 수직 다관절 로봇
CN104669299A (zh) * 2014-01-16 2015-06-03 北京航空航天大学 一种具有机械臂的力觉操作器
CN104669299B (zh) * 2014-01-16 2016-08-24 北京航空航天大学 一种具有机械臂的力觉操作器
JP2015208814A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 川崎重工業株式会社 産業用ロボット
US20170050314A1 (en) * 2014-04-28 2017-02-23 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Industrial robot
US11077550B2 (en) 2014-04-28 2021-08-03 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Industrial robot
JP2017523058A (ja) * 2014-05-27 2017-08-17 コミサリヤ ア レネルジ アトミク エ ウ エネルジ アルタナティブ コボティックマニピュレーター
JP2016175142A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社安川電機 ロボットおよびロボットへのバランサの取り付け方法
US10625431B2 (en) 2015-03-19 2020-04-21 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot and method for mounting balancer to robot
CN107866810A (zh) * 2016-09-27 2018-04-03 电装波动株式会社 用于机器人的控制装置
CN107053161A (zh) * 2017-02-28 2017-08-18 南通壹选工业设计有限公司 一种工业机械手
CN108608407A (zh) * 2018-04-11 2018-10-02 清华大学 一种可折展式多轴联动机器人
CN108953472A (zh) * 2018-07-31 2018-12-07 广西大学 一种机械手臂非线性重力矩平衡装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11262889A (ja) 産業用多関節ロボット
JP4102046B2 (ja) 台架
JP4903719B2 (ja) 関節機構
JPS61168491A (ja) 可変バランス力を有するバランス機構を備えたロボツト
JP2538953B2 (ja) 工業用ロボットのバランス機構
JP3614383B2 (ja) ロボット
US8899125B2 (en) Counterbalance assembly
CA2071100A1 (en) Camera suspension apparatus
US20110127230A1 (en) Assist system configured for moving a mass
JPS5932279B2 (ja) 重量補償系を有する操作装置
JPH03202288A (ja) 産業用ロボツト
GB2327931A (en) Sling hanger for an invalid hoist
JP2003112870A (ja) エレベータおよびエレベータの調速機
US4653975A (en) Robot with counterbalance mechanism having multiple attachment locations
CA2269901A1 (fr) Dispositif de suspension d'un poste a pince de soudage a commande manuelle dans une chaine d'assemblage
JP2813179B2 (ja) 産業用ロボット
JP3258239B2 (ja) 平行リンク
JPH0317634B2 (ja)
RU2176950C2 (ru) Манипулятор
KR19980034790A (ko) 수직 다관절 로보트의 아암 연결 구조
JPH06155365A (ja) 工業用ロボット
JPS59224286A (ja) ダイレクト教示形ロボツトのバランス装置
JPS6337190Y2 (ja)
RU2137624C1 (ru) Сиденье оператора подъемно-транспортных машин
JP2000103588A (ja) フック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607