JPH1126036A - ワイヤハーネスの電線端末接合部の保護構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの電線端末接合部の保護構造

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JPH1126036A
JPH1126036A JP17618097A JP17618097A JPH1126036A JP H1126036 A JPH1126036 A JP H1126036A JP 17618097 A JP17618097 A JP 17618097A JP 17618097 A JP17618097 A JP 17618097A JP H1126036 A JPH1126036 A JP H1126036A
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JP
Japan
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tube
wire
wire harness
core
joint
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Withdrawn
Application number
JP17618097A
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English (en)
Inventor
Toyofumi Shimizu
豊文 清水
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストがかからず、かつ、短い作業時間で、
分岐した電線群のワイヤハーネス幹線への固定と分岐し
た電線群の端末の芯線接合部の保護を同時に図れるよう
にする。 【解決手段】 ワイヤハーネス幹線10から分岐した電
線群1の端末の芯線接合部2を保護するものであって、
記分岐した電線群1にこれよりも長い寸法の可撓性の外
装チューブ30を外装して、該チューブ30の芯線接合
部よりも伸長している側の端部から分岐点にかけて、チ
ューブをワイヤハーネス幹線にテープ巻き固定して、チ
ューブの上記伸長側端部の開口31を閉鎖して芯線接合
部2を保護すると共にチューブ30をワイヤハーネス幹
線10に固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス幹
線から分岐した電線群の端末の芯線接合部の保護構造に
関し、特に、汎用のビニールチューブ等の可撓性チュー
ブにより芯線接合部を保護するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ワイヤハーネス幹線から分岐した電
線群の端末の芯線接合部(複数の電線端末の芯線同士を
超音波溶接等の方法で溶接した集中スプライス部)の保
護構造は、図6(A)(B)(C)に示すように、該芯
線接合部2にPVC等からなる半球状の底部3aを有す
る円筒状の保護キャップ3を被せ、該保護キャップ3の
開口端の一部より突設した舌片3bを分岐した電線群1
の外皮に粘着テープT1で巻付け固定し、分岐した複数
の電線群1全体を幹線10上に倒し込み、粘着テープT
2で幹線10の外周に巻き付けて固定する構成としてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記保
護構造に用いる保護キャップ3は底部3a及び舌片3b
を有するものとするために、金型を用いて射出成形して
形成する必要があり、製造コストが高くなっていた。
【0004】また、上記保護構造では、芯線接合部の保
護のみならず、ワイヤハーネスの車体内での配索性を考
慮して、分岐した電線群全体をワイヤハーネス幹線の外
周にテープ巻き固定しているが、保護キャップ3の取り
付けのためのテープ巻き作業と、分岐した電線群をワイ
ヤハーネス幹線の外周に固定するためのテープ巻き作業
の2回のテープ巻き作業を行っているため、作業時間が
長くなるという問題点があった。
【0005】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、コストがかからず、かつ、短い作業時間
で、分岐した電線群のワイヤハーネス幹線への固定と分
岐した電線群の端末の芯線接合部の保護を同時に図れる
ようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1で、ワイヤハーネス幹線から分岐
した電線群の端末の芯線接合部を保護するものであっ
て、上記分岐した電線群にこれよりも長い寸法の可撓性
チューブを外装して、該チューブの上記芯線接合部より
も伸長している側の端部から上記分岐点にかけて、上記
チューブをワイヤハーネス幹線にテープ巻き固定して、
チューブの上記伸長側端部の開口を閉鎖して上記芯線接
合部を保護すると共に上記チューブをワイヤハーネス幹
線に固定しているワイヤハーネスの電線端末接合部の保
護構造を提供している。
【0007】上記チューブとワイヤハーネス幹線とを固
定するテープ巻きは、ワイヤハーネスの幹線の電線群を
結束するためのテープ巻きと連続させ、上記チューブを
巻き込んだ状態でワイヤハーネス幹線の電線群を結束し
ているのが好ましい(請求項2)。
【0008】上記チューブとしては、例えば、塩化ビニ
ルチューブまたは架橋塩化ビニルチューブ等の汎用の可
撓性ビニールチューブを用いることができる(請求項
3)。
【0009】上記本発明のワイヤハーネス電線端末接合
部の保護構造では、分岐した電線群にこれよりも長い寸
法の可撓性チューブを外装し、該チューブをワイヤハー
ネス幹線にテープ巻き固定する簡単な作業により、分岐
した電線群をワイヤハーネス幹線に固定でき、かつ、電
線群端末の芯線接合部を保護することができる。よっ
て、テープ巻き作業が一回で済み、作業時間を短縮でき
る。また、チューブとワイヤハーネス幹線とを固定する
テープ巻きを、ワイヤハーネスの幹線の電線群を結束す
るためのテープ巻きと連続させることにより、作業時間
を更に短縮できる。また、可撓性チューブは、汎用のビ
ニールチューブを所要寸法に切断したもの用いることが
でき、コストを削減できる。
【0010】なお、チューブの伸長側端部の開口の閉鎖
はテープで閉鎖してもよいが、チューブの伸長部分をテ
ープ巻きで扁平化する、または、チューブの伸長部分を
折り返して芯線接合部の下に敷き込んでテープ巻するこ
とにより、閉塞してもよい。この場合、電線群端末の芯
線接合部をより確実に保護ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1、2は第1実施形態を
示し、複数本の電線をテープ巻きで結束したワイヤハー
ネス幹線10から電線群1が分岐し、電線群1の端末は
超音波溶接等により溶接して芯線接合部(集中スプライ
ス部)2としている。上記分岐した電線群1には、市販
の比較的硬質の架橋塩化ビニルチューブ(VOX)を電
線群1の長さ(L1)よりも大きい長さ(L2)に切断
した、外装チューブ30を、チューブの先端が電線群1
の根元付近まで達するように被せて、粘着テープTによ
り、該外装チューブ30を、チューブの上記芯線接合部
2よりも伸長している後端側の開口31が閉塞するよう
に、チューブ30の後端側から電線群1の根元付近にか
けて、ワイヤハーネス幹線10の外周面に巻き付け固定
している。
【0012】図2から分かるように、ワイヤハーネス幹
線10から分岐した電線群1の端末の芯線接合部2の側
面全体が完全にチューブ30で覆われ、芯線接合部2の
先端面がチューブ30の後端側開口31を閉塞するテー
プTにより覆われるので、芯線接合部2全体が外部から
完全に保護される。また、図1に示すチューブの外装作
業と、図2に示すテープ巻き作業の2つの作業で保護構
造を完成できるので、従来に比して作業時間を大きく短
縮することができる。
【0013】図3は第2実施形態を示し、本実施形態
は、外装チューブ40を比較的軟質の塩化ビニルチュー
ブ(VO)を切断したものとし、外装チューブ40の芯
線接合部2よりも伸長している後端部40aを粘着テー
プTで扁平に押さえつけて後端側開口41を閉塞してい
る点が、第1実施形態と異なっている。このようにする
と、芯線接合部2の先端面も外装チューブ40で覆われ
るので、芯線接合部2の保護をの信頼性を高めることが
できる。
【0014】図4は第3実施形態を示し、本実施形態
は、外装チューブ50は第2実施形態と同様の比較的軟
質の塩化ビニルチューブ(VO)を切断したものである
が、外装チューブ50の芯線接合部2よりも伸長してい
る後端部50aを折り返して芯線接合部2の下に敷き込
み、この状態で、外装チューブ50全体をワイヤハーネ
ス幹線10に粘着テープTで巻き付けている点が、第2
実施形態と異なっている。このようにすると、テープT
の巻き付け力が低下しても、芯線接合部2の先端面を外
装チューブ50で覆うことができ、第2実施形態よりも
更に芯線接合部2の保護の信頼性を高めることができ
る。
【0015】なお、図2〜図4では、チューブを固定す
るための粘着テープTを荒巻きにしているが、ハーフラ
ップ巻きにすることにより、チューブをより安定に固定
することができる。
【0016】図5は第4実施形態を示し、本実施形態
は、ワイヤハーネス幹線10を構成する複数本の電線を
テープ巻きして結束する際に、電線群1に外装したチュ
ーブ40をワイヤハーネス幹線10を構成する複数本の
電線とともにテープtで結束することにより、チューブ
40をワイヤハーネス幹線10に固定している。このよ
うにすると、ワイヤハーネス幹線10を構成する複数本
の電線をテープ巻きする作業とは別に、チューブ40を
固定するためのみのテープ巻き作業を行う必要なく、更
に作業時間を短縮できる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のワイヤハーネスの電線端末接合部の保護構造によれ
ば、分岐した電線群端末の芯線接合部に市販(汎用)の
可撓性チューブを外装し、該チューブをワイヤハーネス
幹線にテープ巻き固定する作業のみで、芯線接合部の保
護することができる。よって、従来の金型を用いて射出
成形により形成した専用の保護キャップを用いた保護構
造に比して、金型費、成形費等が不要となり、製造コス
トを大きく削減できる。
【0018】また、従来は分岐した電線群端末の芯線接
合部に保護部材を取り付けるテープ巻き作業と分岐した
電線群をワイヤハーネス幹線にテープ巻き固定する作業
とを別々に行っていたが、本発明では、これらを一回の
テープ巻き作業で行えるので、作業時間を大きく短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 分岐した電線群端末の芯線接合部へチューブ
を外装する作業を示す側面図である。
【図2】 第1実施形態の分岐した電線群端末の芯線接
合部保護構造の側面図である。
【図3】 第2実施形態の分岐した電線群端末の芯線接
合部保護構造の側面図である。
【図4】 第3実施形態の分岐した電線群端末の芯線接
合部保護構造の側面図である。
【図5】 第4実施形態の分岐した電線群端末の芯線接
合部保護構造の側面図である。
【図6】 (A)(B)(C)は従来の分岐した電線群
端末の芯線接合部保護構造の作製工程を示す工程別の側
面図である。
【符号の説明】
1 分岐した電線群 2 芯線接合部(集中スプライス部) 4 チューブ 10 ワイヤハーネス幹線 30 外装チューブ 30a 外装チューブの後端側開口 T、t 粘着テープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネス幹線から分岐した電線群
    の端末の芯線接合部を保護するものであって、 上記分岐した電線群にこれよりも長い寸法の可撓性チュ
    ーブを外装して、該チューブの上記芯線接合部よりも伸
    長している側の端部から上記分岐点にかけて、上記チュ
    ーブをワイヤハーネス幹線にテープ巻き固定して、チュ
    ーブの上記伸長側端部の開口を閉鎖して上記芯線接合部
    を保護すると共に上記チューブをワイヤハーネス幹線に
    固定しているワイヤハーネスの電線端末接合部の保護構
    造。
  2. 【請求項2】 上記チューブとワイヤハーネス幹線とを
    固定するテープ巻きは、ワイヤハーネスの幹線の電線群
    を結束するためのテープ巻きと連続させ、上記チューブ
    を巻き込んだ状態でワイヤハーネス幹線の電線群を結束
    している請求項1に記載のワイヤハーネスの電線端末接
    合部の保護構造。
  3. 【請求項3】 上記チューブは塩化ビニルチューブまた
    は架橋演歌ビニルチューブからなる請求項1または2に
    記載のワイヤハーネスの電線端末接合部の保護構造。
JP17618097A 1997-07-01 1997-07-01 ワイヤハーネスの電線端末接合部の保護構造 Withdrawn JPH1126036A (ja)

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JPH1126036A true JPH1126036A (ja) 1999-01-29

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ID=16009063

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010073583A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線のスプライス部形成方法および電線のスプライス部
JP2010110149A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車両用ワイヤハーネス

Cited By (2)

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JP2010073583A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線のスプライス部形成方法および電線のスプライス部
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Date Code Title Description
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Effective date: 20040907