JPH11239144A - 転送レート制御装置 - Google Patents

転送レート制御装置

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JPH11239144A
JPH11239144A JP3948098A JP3948098A JPH11239144A JP H11239144 A JPH11239144 A JP H11239144A JP 3948098 A JP3948098 A JP 3948098A JP 3948098 A JP3948098 A JP 3948098A JP H11239144 A JPH11239144 A JP H11239144A
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cell
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JP3948098A
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Toshiyuki Sudo
俊之 須藤
Kazuto Nishimura
和人 西村
Masahito Okuda
将人 奥田
Atsushi Tanaka
淳 田中
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
    • H04Q11/0478Provisions for broadband connections
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    • H04L2012/564Connection-oriented
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定長パケットをマルチキャスト転送するシ
ステムにおいて、パケットの廃棄を回避しながら転送効
率を向上させる。 【解決手段】 送信端末1から送出されたセルは、受信
端末2〜4へマルチキャストされる。受信端末2〜4
は、それぞれ送信端末1へ向けてB−RMセルを送出す
る。各B−RMセルには、ER値が設定されている。E
R値演算部32は、受信端末2〜4からのB−RMセル
にそれぞれ設定されているER値の平均値を算出する。
B−RMセル処理部31は、ER値演算部32が算出し
たERが設定されたB−RMセルを送信端末1へ転送す
る。送信端末1は、受信したB−RMセルに設定されて
いるER値に従って受信端末2〜4へのマルチキャスト
通信の送信レートを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定長パケットを
マルチキャストするシステムにおいてその転送レートを
制御する装置に係わり、特に、ATMのABRが適用さ
れたマルチキャストコネクションにおいてセルの転送レ
ートを制御する装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】現在、ATMフォーラムやITU−Tに
おいて、ATM(非同期転送モード)によるデータ交換
技術をLAN(ローカルエリアネットワーク)やWAN
(ワイドエリアネットワーク)等の高速インターネット
通信に適用するためのサービスとして、ABR(Availa
ble Bit Rate:利用可能ビットレート)と呼ばれるサー
ビスが有望視されている。
【0003】ABRサービスが提供されるシステムで
は、網の輻輳状態に係わる情報が網から送信端末にフィ
ードバックされ、送信端末はその情報に従って送信レー
トを変更する。即ち、交換機は、網リソースの使用状況
を監視し、送信端末に対してその送信端末の送信レート
を通知する。この送信レートは、ER(Explicit CellR
ate)値と呼ばれ、各端末ごとに予め登録されているピ
ークセルレートと最小セルレートとの間の値をとり得
る。たとえば、網が輻輳していないときには、ER値は
ピークセルレートに近い値となり、送信端末は、そのE
R値に従って高い送信レートでデータを送出できる。一
方が、網が輻輳しているときには、ER値は最小セルレ
ートにまで低下し、送信端末はそのER値に従って低い
送信レートでデータを送出する。ABRサービスでは、
このようにして、網の輻輳を回避し、また、セル廃棄を
回避している。
【0004】図18は、ABRサービスの概念を説明す
る図である。ABRサービスにおいては、送信端末装置
は、所定の個数のユーザデータセルを送出するごとに、
RM(Resource Management )セルを網に送出する。こ
のRMセルは、網を介して受信端末に転送される。受信
端末は、このRMセルを受信すると、送信端末に対して
RMセルを返送する。ここで、送信端末から受信端末へ
転送されるRMセルはF−RM(Forward RM)セルと呼
ばれ、受信端末から送信端末へ転送されるRMセルはB
−RM(Backward RM )セルと呼ばれる。
【0005】F−RMセルには、送信端末に対して網に
より許可されている送信レート、すなわち現在のER値
が書き込まれている。交換機は、網の輻輳状態等を監視
し、その輻輳状態に従ってその送信端末に対するER値
を計算する。そして、交換機は、その送信端末へ転送さ
れるB−RMセルにその計算したER値を書き込み、送
信端末に最新のER値を通知する。送信端末は、受信し
たB−RMセルに書き込まれているER値に従って、送
信レートを変更する。
【0006】図19は、ABR通信にマルチキャストを
適用する例を示す図である。セルを複数の端末にマルチ
キャストする場合は、通常、交換機においてセルをコピ
ーする処理が実行される。この処理を実行する交換機を
コピーノードを呼ぶ。コピーノードは、ユーザデータセ
ルのみならず、RMセルも同様にコピーする。
【0007】コピーノード504は、送信端末501か
ら受信したセル(ユーザデータセルおよびF−RMセル
を含む)のヘッダに設定されているルーティング情報に
よりそのセルがマルチキャストされるべきセルであると
認識した場合には、そのセルを受信端末の数と同じ数だ
けコピーし、それらの各セルを各受信端末502、50
3へ転送する。受信端末502、503は、受信したセ
ルのうち、RMセルをB−RMセルとしてコピーノード
504へ返送する。コピーノード504は、受信端末5
02、503から受信した複数のB−RMセルから送信
端末501へ転送すべきB−RMセルを生成する。この
B−RMセルには、送信端末501に通知する最新のE
R値が書き込まれる。送信端末501は、このB−RM
セルに設定されているER値に従って送信レートを調整
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ABR通信
は、比較的新しい技術であり、細かい仕様等が決まって
いないところもある。特に、マルチキャスト通信にAB
Rを導入したシステムでは未決定の要素も多い。上述し
たER値を決定する方法も、マルチキャスト通信におい
ては、現在までのところ、具体的なものは決まっていな
い。
【0009】ER値は、上述したように、網資源の使用
状態(網の輻輳状態)に従って決定される。ところが、
網上のデータ転送量は不規則に変化するので、マルチキ
ャスト通信においては、その変化に応じてER値を更新
する制御は複雑である。たとえば、コピーノード504
と受信端末502との間のパスにおける輻輳状態と、コ
ピーノード504と受信端末503との間のパスにおけ
る輻輳状態とが互いに異なるような状況はしばしば発生
するが、このような状況が生じた場合には、望ましく
は、ER値を変更すべきである。
【0010】一例を示す。ここでは、送信端末501が
あるER値に従ってデータを送出しており、コピーノー
ド504もそのER値と同じ転送レートでデータを受信
端末502、503へ転送しているものとする。そし
て、この状況において、コピーノード504と受信端末
502との間のパスで輻輳が発生したものとする。この
場合、もし、コピーノード504が送信端末501へ通
知するER値を変更しないと、受信端末502へ転送す
べきセルが廃棄されることになる。一方、そのようなセ
ル廃棄を回避するために、その輻輳が発生しているパス
に対応した転送レートにまでER値を下げると、送信端
末501の送信レートは、受信端末503にとっては転
送レートが必要以上に低くなりすぎてしまい、効率が悪
くなる。特に、瞬間的な輻輳に起因して送信端末501
に通知するER値を必要以上に下げてしまうと、送信端
末501の送信レートが過剰に低くなってしまい、全体
の転送効率が悪化してしまう。
【0011】本発明の課題は、上記の問題点を解決する
ことであり、固定長パケットをマルチキャスト転送する
システムにおいて、パケットの廃棄を回避しながら転送
効率を向上させる転送レート制御装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の転送レート制御
装置は、送信端末から受信端末へ固定長パケットを転送
する期間にその受信端末へのパスが許容する転送レート
が制御用固定長パケットにより上記送信端末に通知され
る網において、上記送信端末が複数の受信端末へ固定長
パケットをマルチキャストする際の上記送信端末の送信
レートを制御する構成を前提とし、以下の手段を有す
る。抽出手段は、送信端末へ向かう制御用固定長パケッ
トから上記転送レートを抽出する。演算手段は、抽出手
段により抽出された複数の転送レートに対して所定の演
算(たとえば、複数の転送レートの平均値を算出する)
を実行することにより送信端末の送信レートを指示する
パラメータを求める。通知手段は、演算手段により求め
られたパラメータを送信端末に通知する。
【0013】上記構成によれば、マルチキャスト通信に
おいても、網の状態に応じて最適な転送レートを決める
ことができる。特に、送信端末の送信レートを指示する
パラメータとして複数の転送レートの平均値を用いれ
ば、転送効率の向上およびパケット廃棄の回避をバラン
ス良く実現できる。
【0014】本発明の転送レート制御装置は、上記構成
に加え、送信端末により送出されて複数の受信端末へ転
送するためにコピーされた固定長パケットを上記複数の
受信端末へのパスに対応づけて格納するバッファと、抽
出手段により抽出された転送レートに従ってその抽出さ
れた転送レートを格納した制御用固定長パケットを転送
してきたパスに対応する固定長パケットを上記バッファ
から読み出してその読み出した固定長パケットをそのパ
スを介して送出する送出手段と、を設けるようにしても
よい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施
形態の転送レート制御装置が適用されるシステムを示す
図である。本実施形態は、ABRサービスを提供するA
TM網を前提とする。図1において、送信端末1および
受信端末2〜4は、それぞれ図19に示した送信端末5
01および受信端末502、503に相当する。コピー
ノード5は、ATM交換機であり、本実施形態の転送レ
ート制御装置を含む。ノード6〜8は、ATM交換機で
あり、それぞれ受信端末2〜4を収容する。
【0016】上記構成のシステムにおいて、受信端末2
〜4は、1つのマルチキャストグループに属しており、
その旨がコピーノード5に登録されている。図2は、コ
ピーノード5に設けられるVCテーブルである。VCテ
ーブルは、各セルのVPI/VCIを書き換える際に参照する
書換パターンが設定されている。図2に示す例では、
「VCI-G1」に対して複数のVPI/VCI (「VCI-a 」「VCI-
b 」「VCI-c 」)が設定されている。ここで、「VCI-G
1」は送信端末1とコピーノード5との間の仮想チャネ
ルを識別するVPI/VCI であり、「VCI-a 」「VCI-b 」お
よび「VCI-c 」は、コピーノード5と受信端末2〜4と
の間の仮想チャネルをそれぞれ識別するVPI/VCI であ
る。
【0017】送信端末1から受信端末2〜4へセルをマ
ルチキャストする際には、送信端末1は、そのセルのVP
I/VCI として「VCI-G1」を設定して網に送出する。コピ
ーノード5は、VPI/VCI として「VCI-G1」が設定された
セル(ユーザデータセルおよびF−RMセルを含む)を
受信すると、「VCI-G1」をキーとして図2に示すVCテ
ーブルをサーチする。そして、「VCI-G1」に対して3つ
のVPI/VCI が設定されていることを認識すると、受信し
たセルを3つコピーし、それら各セルにそれぞれ「VCI-
a 」「VCI-b 」および「VCI-c 」を設定して出力する。
これにより、送信端末1から送出されたセルは、受信端
末2〜4へマルチキャストされる。
【0018】受信端末2〜4は、受信したセルのうち、
RMセルをB−RMセルとして網へ返送する。受信端末
2〜4が送出するB−RMには、それぞれVPI/VCI とし
て、「VCI-a 」「VCI-b 」および「VCI-c 」が設定され
る。コピーノード504は、「VCI-a 」「VCI-b 」又は
「VCI-c 」が設定されたB−RMセルを受信すると、そ
れら各B−RMセルに設定されているER値に基づいて
送信端末1に通知すべきER値を算出する。そして、そ
の算出したER値を書き込んだB−RMセルを送信端末
1へ送出する。送信端末1は、受信したB−RMセルに
設定されているER値に基づいて受信端末2〜4へセル
を転送する際の送信レートを制御する。なお、B−RM
セルは、各ノード(コピーノード5、ノード6〜8)に
おいて生成されることもある。
【0019】図3は、RMセルのフォーマットを示す図
である。このフォーマットは、F−RMセルおよびB−
RMセルにおいて同じである。RMセルは、通常のセル
と同様に、5バイトのヘッダおよび48バイトのペイロ
ードから構成される。ヘッダは、GFC(一般フロー制
御)、VPI(仮想パス識別子)、VCI(仮想チャネ
ル識別子)、PT(ペイロードタイプ)、CLP(セル
損失優先表示)、およびCRC(巡回符号検査)から構
成される。なお、「GFC/VPI」は、UNI(ユー
ザ・ネットワーク・インタフェース)においては「GF
C」として使用され、NNI(ネットワーク・ネットワ
ーク・インタフェース)においては「VPI」の一部と
して使用される。
【0020】「RMPROTOCOLID」は、RMプ
ロトコルの識別子である。「DIR(Direction )」
は、RMセルの転送方向を指示するビットであり、F−
RMセルの場合には「0」が設定され、B−RMセルの
場合には「1」が設定される。「BN(Backward Expli
cit Congestion Notification )」、「CI(Congesti
on Indication)」、「NI(No Increase)」、および
「RA(Request Ackowledge)」は、それぞれ、逆方向
輻輳通知ビット、輻輳表示ビット、セルレート非増加ビ
ット、要求肯定応答ビットである。また、「Res」
は、未使用ビットである。
【0021】「ER(Explicit Cell Rate)」、「CC
R(Current cell Rate )」、「MCR(Minimum Cell
Rate )」は、それぞれ、許容セルレート、現在の送信
セルレート、および最小セルレートである。また、「Q
L(Queue Length)」は、ABR通信では使用されない
キュー長表示であり、「SN(Sequence Number )」
は、シーケンス番号である。さらに、RMセルの最後尾
には、CRCが設けられている。
【0022】送信端末1は、F−RMセルを送出する
際、通常、ER値として予め網に申告してあるピークセ
ルレートPCRを設定し、CCRとして実際のセルレー
ト、すなわち網から指示されたセルレートを設定する。
網(コピーノード5、およびノード6〜8)は、そのF
−RMセルを必要に応じてコピーして受信端末2〜4へ
転送する。そして、受信端末2〜4は、F−RMセルを
受け取ると、送信端末1へB−RMセルを返送する。こ
のとき、網は、網資源の使用状態(輻輳しているか否か
等)に応じて、送信端末1へ転送されるB−RMセルの
ER値を書き換える。たとえば、輻輳が発生していれ
ば、ER値を小さくする。
【0023】コピーノード5は、受信端末2〜4からの
B−RMセルを受信すると、それらにそれぞれ設定され
ているER値を抽出する。ここで、これらのER値は、
上述したように、網資源の使用状態に応じて書き換えら
れているので、一般に、互いに異なる値となる。たとえ
ば、コピーノード5と受信端末4との間のパスが輻輳し
ている場合には、受信端末4から送信端末1へ転送され
るB−RMセルのER値は、ノード8によって小さい値
が設定される。コピーノード5は、それらの抽出したE
R値に基づいて送信端末1に通知するER値を算出す
る。このER値の算出が、本発明の要部の1つである。
【0024】図4は、本実施形態のコピーノードの機能
を概念的に示した図である。B−RMセルマージ部11
は、受信端末2〜4から受信したB−RMセルにそれぞ
れ設定されているER値を抽出し、それら複数のER値
に対して後述する演算を実行して新たに1つのER値を
算出する。この算出されたER値は、送信端末1の送信
レートを指示するパラメータである。そして、B−RM
セルマージ部11は、演算結果として得られたER値を
B−RMセルに書き込み、そのB−RMセルを送信端末
1に送信する。
【0025】出力制御用バッファメモリ12は、送信端
末1から送られてくるセル(ユーザーデータセルおよび
F−RMセルを含む)を一時的に格納する。なお、出力
制御用バッファメモリ12は、たとえば、コピーノード
5から出力されるセルのVPI/VCI ごとに設けられる。
【0026】出力制御用バッファメモリ12は、コピー
ノード5とある受信端末との間で輻輳などが発生して、
その間のパスを介してセルを転送できるレートが送信端
末1の送信レートよりも低下した場合に、その速度差を
吸収する。このことにより、セル廃棄が回避される。
【0027】図5(a) は、コピーノードの構成を示す図
である。コピーノード5は、基本的に通常の交換機と同
様であり、IF部21、23、およびスイッチ部22を
備えている。IF部21および23は、回線(たとえ
ば、UNI回線またはNNI回線)を終端するインタフ
ェース装置である。なお、ここでは、IF部21は、送
信端末1側に設けられる装置であり、IF部23は受信
端末2〜4側に設けられる装置である。スイッチ部22
は、到着したセルのVPI/VCI に従ってそのセルを交換す
る。また、スイッチ部22は、セルをコピーする機能を
備えている。尚、受信端末2〜4から送信端末1へ転送
されるB−RMセルは、IF部21においてマージ(統
合)される。
【0028】図5(b) は、送信端末側に設けられるIF
部の構成を示す図である。IF部21は、B−RM処理
部31およびER値演算部32を備える。B−RM処理
部31は、スイッチ部22からB−RMセルを受信する
と、そのセルに設定されているVPI/VCI およびER値を
抽出してER値演算部32へ渡す。また、B−RM処理
部31は、ER値演算部32によって算出されたER値
が設定されたB−RMセルを送信端末へ送出する。
【0029】ER値演算部32は、B−RM処理部31
から受け取ったVPI/VCI が予め登録されたマルチキャス
トグループに属するか否かを調べる。そして、そのVPI/
VCIが予め登録されたマルチキャストグループに属する
場合には、そのVPI/VCI に対応するER値を保持してお
く。ER値演算部32は、マルチキャストグループ毎に
ER値を収集してゆき、所定の条件が満たされたとき
に、それら収集した複数のER値に基づいて1つのER
値を算出する。なお、このER値の算出方法について
は、後述詳しく説明するが、例えば、平均値を求める演
算である。そして、ER値演算部32は、その算出した
ER値を書き込んだB−RMセルを生成し、そのセルを
B−RM処理部31に渡す。
【0030】次に、図6〜図8を参照しながら、複数の
受信端末から受信したB−RMセルに設定されているE
R値から送信端末へ通知するER値を算出する方法につ
いて説明する。ここでは、複数のER値の平均値を求め
る例を説明する。
【0031】図6は、ER値演算部の一構成例のブロッ
ク図である。図6に示すER値算出部は、予め所定の観
測時間が設定されており、マルチキャストグループ毎に
その観測時間内に到着したB−RMセルに設定されてい
たER値を加算していくと共に、到着したB−Rmセル
の個数をカウントしておく。そして、上記ER値の加算
値を上記B−RMセルの数で割り算することによって、
ER値の平均値を算出する。以下、その構成を詳細に説
明する。
【0032】VCテーブル41は、図2に示したVCテ
ーブルまたはそれと同等のものであり、マルチキャスト
通信を行う際のマルチキャストグループを登録する。V
Cテーブル41は、B−RMセル処理部31によって抽
出されたVPI/VCI をキーとしてアクセスされ、そのVPI/
VCI が該当するマルチキャストグループに属していた場
合には、そのマルチキャストグループを識別するマルチ
キャストグループIDを出力する。例えば、VCテーブ
ル41が図2に示す状態であったときに、「VCI-a 」
「VCI-b 」または「VCI-c 」を受け取ると、そのVPI/VC
I が「VCI-G1」によって識別されるマルチキャストグル
ープに属することを認識し、マルチキャストグループI
Dとして「VCI-G1」を出力する。VCテーブル41によ
って出力されるマルチキャストグループIDは、ER値
加算テーブル42、セル数カウンタテーブル44、およ
びタイマテーブル46に送られる。
【0033】ER値加算テーブル42は、図7(a) に示
すように、マルチキャストグループ毎に加算器43によ
って出力されるER値の累積加算値を格納する。そし
て、VCテーブル41からマルチキャストグループID
を受け取ると、ER値加算テーブル42は、そのマルチ
キャストグループIDに対応する累積加算値を加算器4
3に出力する。加算器43は、B−RMセル処理部31
から渡されたER値と、ER値加算テーブル42から出
力されたER値の累積加算値との和を算出し、その算出
結果を割り算回路49に渡す。なお、ER値加算テーブ
ル42は、加算器43による算出結果により更新され
る。
【0034】セル数カウンタテーブル44は、図7(b)
に示すように、マルチキャストグループ毎にカウンタ4
5によって出力されるカウント値を格納する。そして、
VCテーブル41からマルチキャストグループIDを受
け取ると、そのマルチキャストグループIDに対応する
カウント値をカウンタ45に出力する。カウンタ45
は、セル数カウンタテーブル44によって出力されるカ
ウント値を1だけインクリメントし、その結果を割り算
回路49に渡す。なお、セル数カウンタテーブル44
は、カウンタ45の出力により更新される。
【0035】タイマテーブル46は、図7(c) に示すよ
うに、マルチキャストグループ毎に観測フラグが設定さ
れる。観測フラグは、該当するマルチキャストグループ
についてER値およびセル数等を観測している最中か否
かを表す情報である。この観測フラグは、比較器48の
出力であるトリガ情報によってリセットされ、VCテー
ブル41から受け取ったマルチキャストグループIDに
よりセットされる。また、タイマテーブル46には、予
め決めれれた観測時間が設定されている。そして、タイ
マテーブル46は、VCテーブル41からマルチキャス
トグループIDを受け取ることによって対応する観測フ
ラグをセットすると、そのマルチキャストグループI
D、および時計47の出力である現在時刻に上記観測時
間を加算した時刻を互いに対応づけて出力する。比較器
48は、現在時刻がタイマテーブル46から出力された
時刻に達すると、その時刻に対応するマルチキャストグ
ループIDおよびトリガ情報を出力する。比較器48に
より出力されるマルチキャストグループIDは、ER値
加算テーブル42に保持されているER値の累積加算
値、セル数カウンタテーブル44に保持されているカウ
ント数(セル数)、およびタイマテーブル46に設定さ
れている観測フラグをリセットする。また、このマルチ
キャストグループIDは、B−RMセル生成部50にも
通知される。
【0036】割り算回路49は、トリガ情報を受信する
と、そのときの加算器43の出力をカウンタ45の出力
で割り算する。すなわち、ER値の累積加算値をセル数
で除算する。このことにより、観測時間が満了したマル
チキャストグループのER値の平均値が得られる。
【0037】B−RMセル生成部50は、VPI/VCI とし
て比較器48から出力されたマルチキャストグループI
D(または、そのマルチキャストグループIDに対応す
るVPI/VCI )が設定され、且つ、ER値として割り算回
路49の出力が書き込まれたB−RMセルを生成し、そ
のB−RMセルをB−RMセル処理部31に渡す。
【0038】なお、上述したER値演算部は、複数のマ
ルチキャストグループに係わる演算を並列に処理する構
成であるが、マルチキャストグループ毎に符号42〜5
0によって表されるユニットを設けるようにしてもよ
い。
【0039】上記構成のER値演算部の動作をまとめ
る。タイマテーブル46、時計47、および比較器48
により観測時間が計時される。また、ER値加算テーブ
ル42および加算器43により、マルチキャストグルー
プ毎に、その観測時間内に受信した送信端末1へ向かう
B−RMセルに設定されている各ER値の総和が算出さ
れる。さらに、セル数カウンタテーブル44およびカウ
ンタ45により、マルチキャストグループ毎に、その観
測時間内に受信した送信端末1へ向かうB−RMセルの
数が求められる。そして、割り算回路49において上記
ER値の総和を上記セル数で割り算することにより、該
当するマルチキャストグループのER値の平均値が算出
される。算出されたER値の平均値は、B−RMセルに
格納されて送信端末1に転送される。
【0040】なお、送信端末1は、このB−RMセルに
設定されているER値に一致するように自端末の送信レ
ートを制御する。したがって、たとえば、図1に示す例
において、コピーノード5が、ノード6〜8からそれぞ
れER値として10Mbps、15Mbps、および20Mbpsが
設定されたB−RMセルを受信した場合には、その平均
値として「15Mbps」が得られ、その値が送信端末1に
通知される。送信端末1は、この通知を受け取ると、受
信端末2〜4へセルを転送する際の送信レートを15Mb
psとする。
【0041】図8は、ER値演算部の他の構成のブロッ
ク図である。図6に示したER値演算部は、所定の観測
時間ごとにER値の平均値を求めたが、図8に示すER
値演算部では、所定の数のB−RMセルを受信するごと
にER値の平均値を求める構成である。
【0042】セル数設定部61は、予め決められたセル
数が設定されている。なお、このセル数は、マルチキャ
ストグループID毎に互いに異なる値を設定してもよ
い。また、セル数カウンタテーブル44およびカウンタ
45は、図6に示した構成と同様に、マルチキャストグ
ループ毎に受信したB−RMセルの数をカウントする。
そして、比較器62は、マルチキャストグループ毎にカ
ウンタ45の出力とセル数設定部61の出力とを比較
し、それらが互いに一致したタイミングで図6に示した
構成と同等のトリガ情報を出力する。また、比較器62
は、このトリガ情報と共に、カウントしたB−RMセル
の数を出力する。
【0043】他の部分の機能は、図6を参照しながら説
明した通りである。すなわち、ER値加算テーブル42
および加算器43は、マルチキャストグループ毎に、受
信したB−RMセルに設定されている各ER値の総和を
算出する。そして、割り算回路49は、上記ER値の総
和を上記セル数で割り算することにより、該当するマル
チキャストグループのER値の平均値を算出する。
【0044】図9は、ER値演算部のさらに他の構成の
ブロック図である。図9に示すER値演算部は、マルチ
キャストグループに属する特定のVPI/VCI を持ったB−
RMセルを受信するごとにそのマルチキャストグループ
についてER値の平均値を求める構成である。この構成
を実現するために、VCテーブル71は、予め決められ
た特定のVPI/VCI を受け取ったときにトリガ情報を出力
する機能を備える。
【0045】図9に示すER値演算部の動作を図1に示
すマルチキャスト通信を例に説明する。ここでは、受信
端末2〜4から送信端末1へ転送されるセルの各VPI/VC
I がそれぞれ「VCI-a 」「VCI-b 」および「VCI-c 」で
あり、このうち、「VCI-a 」が「特定のVPI/VCI 」とし
て設定されているものとする。この場合、VCテーブル
71は、「VCI-a 」が設定されているB−RMセルを受
信する毎にトリガ情報を出力する。この時、セル数カウ
ンタテーブル44およびカウンタ45は、「VCI-a 」が
設定されているB−RMセルを受信する毎に、それらの
間(「VCI-a 」が設定されているあるB−RMセルを受
信してから「VCI-a 」が設定されている次のB−RMセ
ルを受信するまでの間)に受信した「VCI-a 」「VCI-b
」または「VCI-c 」が設定されているB−RMセルの
数をカウントして出力する。一方、ER値加算テーブル
42および加算器43は、上記カウントされた各B−R
Mセルにそれぞれ設定されているER値の総和を算出し
て出力する。そして、割り算回路49が、上記ER値の
総和を上記セル数で割り算することにより、該当するマ
ルチキャストグループのER値の平均値を算出する。
【0046】図10(a) は、コピーノードの構成を示す
図である。コピーノード5は、スイッチ22から出力さ
れたセルを一時的に格納するためのバッファを備える。
たとえば、送信端末1から受信端末2〜4へ転送される
セルを一時的に格納するバッファは、IF部23に設け
られる。この場合、IF部23は、受信端末2〜4から
転送されてきたB−RMセルに設定されているER値に
従ってバッファからセルを読み出し、そのセルを受信端
末へ送出する。
【0047】図10(b) は、受信端末側に設けられるI
F部の構成を示す図である。IF部23は、予め決めら
れたVPI/VCI 毎(あるいは、VCI 毎)にそれぞれ対応す
るセルバッファ81を有する。複数のセルルバッファ8
1は、それぞれFIFOメモリまたはキューメモリであ
る。VCフィルタ82は、スイッチ部22から出力され
たセル(ユーザデータセルおよびF−RMセルを含む)
のVPI/VCI を検出し、各受信セルをそのVPI/VCI に対応
するセルバッファ81に書き込む。
【0048】B−RMセル受信部83は、受信したB−
RMセルからVPI/VCI およびER値を抽出する。VC/
ERテーブル84は、B−RMセル受信部83によって
抽出されたVPI/VCI とER値とを互いに対応づけて格納
する。なお、VC/ERテーブル84は、B−RMセル
受信部83がB−RMセルからVPI/VCI およびER値を
抽出する毎に、或いは所定間隔毎に更新される。読出制
御部85は、VPI/VCI毎に、VC/ERテーブル84に
格納されているER値に従って対応するバッファからセ
ルを読み出す。すなわち、読出制御部85は、受信した
B−RMセルに設定されているER値によって決まる周
期でVPI/VCI 毎に設けられているセルバッファ81から
セルを読み出す。そして、多重部86は、複数のセルバ
ッファ81から読み出されたセルを多重化して出力回線
に送出する。
【0049】このように、本実施形態では、VPI/VCI 毎
にセルバッファを設け、B−RMセルに設定されている
ER値に基づいて対応するセルバッファからのセルの読
出し速度を制御するので、セル廃棄が回避される。
【0050】図11は、受信端末側に設けられるIF部
の他の構成を示す図である。図10(b) 示した構成で
は、VPI/VCI 毎にセルを格納するためのセルバッファを
設けていたが、図11に示す構成では、セルを共通バッ
ファに格納する。
【0051】共通バッファメモリ91は、スイッチ部2
2から出力されたセル(ユーザデータセルおよびF−R
Mセルを含む)を格納する。なお、共通バッファメモリ
91は、1つのセルに対応する領域毎にアドレスが管理
されている。空アドレスFIFO92には、共通バッフ
ァメモリ91の未使用領域のアドレスが格納される。空
アドレスFIFO92の出力は、書込制御部93および
VCIフィルタ95に与えられる。
【0052】書込制御部93は、IF部23がスイッチ
部22から出力されたセルを受信すると、空アドレスF
IFO92からアドレスを取り出し、そのアドレスに対
応する共通バッファメモリ91上の領域に受信したセル
を書き込む。複数のアドレスFIFO94は、VPI/VCI
毎に設けられ、セルを共通バッファメモリ91に書き込
んだ際のアドレスを格納する。VCIフィルタ95は、
共通バッファメモリ91に書き込まれたセルのVPI/VCI
を検出し、その書込みアドレスをそのセルのVPI/VCI に
対応するアドレスFIFO94に書き込む。このときア
ドレスFIFO94に書き込まれるアドレスは、書込制
御部93が空アドレスFIFO92から受け取ったアド
レスである。
【0053】B−RMセル受信部83は、図10(b) に
示したものと同様に、受信端末また網から受信したB−
RMセルに設定されているVPI/VCI およびER値を検出
し、それらを読出制御部96に入力するとともに、その
B−RMセルをSW部22へ渡す。読出制御部96は、
B−RMセル受信部83から受信したVPI/VCI 毎のER
値を保持しており、VPI/VCI 毎に各ER値に従った周期
(読出し速度)で対応するアドレスFIFO94からア
ドレスを読み出していく。そして、読出制御部96は、
アドレスFIFO94から取り出したアドレスを用いて
共通バッファメモリ91からセルを読み出して出力す
る。なお、セルが読み出された領域のアドレスは、空ア
ドレスFIFO92に再び書き込まれる。
【0054】上記構成のように、セルを格納するために
共通メモリを用いると、VPI/VCI 毎にメモりを設ける構
成と比べて、メモリの利用効率が向上し、ハードウェア
構成を小さくすることができる。なお、共通バッファ
は、セルとそのセルのVPI/VCIとは直接的には対応づけ
られていないが、各セルの格納アドレスがそのセルのVP
I/VCI 毎に格納される。したがって、図11に示す構成
においても、各セルとそのセルのVPI/VCI とは互いに対
応づけて格納されていることになる。
【0055】本実施形態のコピーノードは、上述したよ
うに、送信端末に通知するER値を算出する機能を送信
端末側のIF部に持たせ、一方、送信端末のセル送出レ
ートと受信端末側の転送レートとの差を吸収するための
バッファを受信端末側のIF部に持たせた構成である。
そして、送信端末に通知するER値は、図6〜図9を参
照しながら説明した例では、複数の受信端末から返送さ
れてくるB−RMセルにそれぞれ設定されているER値
を平均することにより算出していた。
【0056】一例を説明する。ここでは、図12に示す
ように、送信端末1から受信端末2〜4へのマルチキャ
スト通信において、受信端末2〜4からコピーノード5
へ返送されてくるB−RMセルにそれぞれ設定されてい
るER値が、10Mbps、15Mbps、および20Mbpsであ
ったものとする。この場合、IF部21は、それらの平
均値として得られる「15Mbps」を送信端末1に通知す
る。送信端末1は、この通知を受け取ると、受信端末2
〜4へセルを転送する際の送信レートを15Mbpsとす
る。一方、IF部23(23−1〜23−3)は、受信
端末2〜4へ転送されるセルをそれぞれ格納するバッフ
ァを備えるが、これらのバッファからセルを読み出す速
度は、受信端末2〜4からのB−RMセルにそれぞれ設
定されているER値に従う。すなわち、IF部23−1
〜23−3におけるバッファからのセルの読出し速度
は、それぞれ、10Mbps、15Mbps、及び20Mbpsであ
る。
【0057】ここで、受信端末2に対応するバッファに
着目すると、セルが書き込まれる速度(15Mbps)より
もセルを読み出す速度(10Mbps)の方が遅くなってい
る。したがって、もし、このように特定の受信端末から
のB−RMセルに設定されているER値が他と比べて低
いような状況が一時的にではなく継続したとすると、そ
の受信端末に対応するバッファは、オーバーフローして
しまう恐れがある。
【0058】以下に示す実施形態では、このようなオー
バーフローを回避するために、受信端末毎に、或いはVP
I/VCI 毎に設けられたバッファに蓄積されたデータ量を
監視し、その監視結果を考慮しながら送信端末に通知す
るER値を算出する機能を備える。すなわち、図12に
示すように、バッファ監視部102がバッファ101の
データ量を監視し、その監視結果をER値演算部32に
通知する。そして、ER値演算部32は、その監視結果
を考慮して送信端末に通知するER値を算出する。
【0059】図13(a) は、図12に示す実施形態にお
ける受信端末側のIF部の構成図である。バッファメモ
リ111は、スイッチ部22から出力されたセルをVPI/
VCI毎に格納する。セルカウンタ112は、バッファメ
モリ111に格納されているセルの数をVPI/VCI 毎にカ
ウントする。すなわち、セルカウンタ112は、当該I
F部23にセルが入力されてバッファメモリ111に書
き込まれると、そのセルのVPI/VCI に対応するカウンタ
値を1インクリメントし、バッファ111からセルが読
み出されると、そのセルのVPI/VCI に対応するカウンタ
値を1デクリメントする。閾値設定部113は、所定の
設定値を格納する。なお、閾値は、VPI/VCI 毎に設定し
てもよい。比較部114は、VPI/VCI 毎にセルカウンタ
112のカウンタ値と閾値設定部113に格納されてい
る閾値とを比較し、カウンタ値が閾値以上であった場合
には、バッファがオーバーフローする可能性が高いとみ
なし(すなわち、網またはパスが輻輳していると判断
し)、その旨を輻輳情報として送信端末側に設けられた
IF部21に通知する。なお、この輻輳情報は、セルを
伝送するパスとは物理的に別に設けられた線(無線を含
む)を介してスイッチ部22を経由せずにIF部21へ
伝送される。また、この輻輳情報は、セル数が閾値以上
となったバッファに対応するVPI/VCI を特定する。
【0060】B−RMセル受信部115および読出制御
部116は、それぞれ、基本的に図10(b) に示したB
−RMセル受信部83および読出制御部85と同じであ
る。即ち、B−RMセル受信部115は、受信したB−
RMセルからVPI/VCI およびER値を抽出して読出制御
部116に渡す。そして、読出制御部116は、そのE
R値に従ってバッファメモリ111からセルを読み出す
(読出トリガ)。
【0061】図13(b) は、図12に示す実施形態にお
ける送信端末側のIF部構成図である。B−RMセル処
理部31は、上述した通りである。ER値演算部120
は、複数の受信端末からのB−RMセルにそれぞれ設定
されているER値の平均値および最小値を算出し、受信
端末側に設けられたIF部からの輻輳情報に従って、そ
れらのうちの一方を送信端末に通知するER値として出
力する機能を備える。平均値演算部121は、例えば、
図6、図8、または図9に示した構成であり、マルチキ
ャストグループ毎にB−RMセル処理部31から受け取
ったER値の平均値を算出する。
【0062】最小値検出部122は、マルチキャストグ
ループ毎にB−RMセル処理部31から受け取ったER
値の最小値を検出する。最小値検出部122は、図14
に示すように、比較制御部124および最小値レジスタ
125を備える。B−RMセル処理部31から新たに受
け取ったER値は、比較制御部124および最小値レジ
スタ125に入力される。比較制御部124は、その新
たなER値と最小値レジスタ125に格納されているE
R値とを比較し、その新たなER値の方が小さかった場
合にのみラッチパルスを出力する。最小値レジスタ12
5は、ラッチパルスを受信すると、B−RMセル処理部
31から新たに受け取ったER値により更新される。こ
のことにより、最小値レジスタ125は、受信したER
値の中の最小値を出力することになる。
【0063】図13(b) に戻る。セレクタ123は、I
F部23からの輻輳情報が「輻輳:バッファ内のセル数
が閾値以上」を示しているときには、最小値検出部12
2の出力を選択し、「非輻輳:バッファ内のセル数が閾
値よりも少ない」を示しているときには、平均値演算部
121の出力を選択する。セレクタ123の出力は、送
信端末1へ転送するB−RMセルのER値として使用さ
れる。
【0064】セレクタ123は、マルチキャスト通信に
おける複数の受信端末へのパスのうちの少なくとも1つ
のパスにおいて輻輳が発生していた場合、そのマルチキ
ャスト通信の送信端末に通知するER値を「平均値」か
ら「最小値」に切り換える。例えば、図12において、
受信端末2〜4に対してそれぞれ設けられているバッフ
ァ101の中の1つのバッファ(IF部23−1に設け
られているバッファ)においてセル数が閾値を越える
と、そのバッファに対応するバッファ監視部102がそ
の旨をER値演算部32に通知する。ER値演算部32
は、その通知を受け取ると、受信端末2〜4から受信す
る3つのER値の中の最小値(10Mbps)を送信端末1
に通知するER値として出力する。このように、送信端
末1に通知されるER値としてB−RMセルに設定され
ているER値の中の最小値が選択されると、送信端末1
の送信レートがその最小値になるので、IF部23−1
に設けられているバッファ101のオーバーフローは回
避される。
【0065】このように、本実施形態では、コピーノー
ド内の出力バッファに蓄積されるセルの量を監視し、そ
のセルの量をも考慮して送信端末に通知するER値を変
更するようにしたので、セル廃棄が発生する可能性がよ
りいっそう低くなった。
【0066】図15(a) および(b) は、それぞれ図13
(a) および(b) に示すIF部の変形例である。図13
(a) および(b) に示す構成では、バッファメモリに蓄積
されるセルの数が閾値を越えると、セルを転送するパス
とは別に設けた線を介してその旨をER値演算部に通知
したが、図15(a) および(b) に示す構成では、B−R
Mセルを用いてその旨をER値演算部に通知する。
【0067】比較部117は、あるVPI/VCI に対応する
セルカウンタ112のカウンタ値が閾値設定部113に
格納されている閾値以上となると、そのVPI/VCI に対応
する輻輳フラグを設定する。B−RMセル受信部118
は、比較部117によりあるVPI/VCI に対応する輻輳フ
ラグが設定されると、そのVPI/VCI を持ったB−RMセ
ルの輻輳フラグを設定する。なお、本実施形態では、各
B−RMセルが輻輳フラグのためのビットを持っている
ものとする。この場合、輻輳フラグは、予約ビット(図
3において、「Res」)の中の1ビット、または交換
機内で使用される付加情報(タグ情報と呼ばれることが
ある)として実現できる。
【0068】輻輳フラグが設定されたB−RMセルは、
スイッチ部22を介して送信端末側のIF部21に転送
される。IF部21にB−RMセルが到着すると、B−
RMセル処理部31がそのB−RMセルからVPI/VCI 、
ER値、および輻輳フラグの値をER値演算部130に
渡す。
【0069】平均値演算部121および最小値検出部1
22は、図13(b) を参照しながら説明したように、そ
れぞれマルチキャストグループ毎にER値の平均値およ
び最小値を出力する。セレクタ131は、輻輳フラグが
設定されていなければ「平均値」を選択し、輻輳フラグ
が設定されていれば「最小値」を選択する。
【0070】このように、図13(a) および(b) に示す
構成と図15(a) および(b) に示す構成とでは、輻輳の
発生の通知方法が互いに異なるが、他の基本的な動作は
互いに同じである。ただし、図15(a) および(b) に示
す構成では、B−RMセルを用いて輻輳を通知するの
で、そのことを通知するための線を新たに設ける必要は
なく、構成が簡単である。
【0071】上述した図13または図15に示す構成に
おいて、セレクタ123またはセレクタ131は、輻輳
状態が終了してバッファに格納されているセルの数が減
少したことを示す通知を受けると、送信端末に通知する
ER値を「最小値」から「平均値」に切り換える。な
お、送信端末に通知するER値を「平均値」から「最小
値」に切り換えるための閾値よりも、そのER値を「最
小値」から「平均値」に切り換えるための閾値の方を小
さい値とする。
【0072】図13〜図15に示した実施例では、輻輳
状態が終了すると、送信端末に通知するER値を「最小
値」から「平均値」に一気に戻す構成であるが、このよ
うな構成とすると、網の負荷が急激に大きくなるので、
網内の他のパスに影響を及ぼす恐れもある。以下に示す
実施例では、このような負荷の急激な増加を回避するた
めに、輻輳状態が終了した場合に、送信端末に通知する
ER値を「最小値」から「平均値」に段階的に戻してい
く構成を採用している。
【0073】図16は、ER値を段階的に変化させる機
能を持ったER値演算部の構成図である。平均値演算部
121および最小値検出部122は、図13(b) を参照
しながら説明したように、それぞれマルチキャストグル
ープ毎にER値の平均値および最小値を出力する。解除
中ER値格納部141は、送信端末に通知するER値を
「最小値」から「平均値」に段階的に変化させていく途
中のER値を一時的に格納する。加算値設定部142
は、そのER値を段階的に変化させていく際の加算値を
格納する。加算部143は、解除中ER値格納部141
が出力するER値に加算値設定部142に格納されてい
る加算値を加算する。セレクタ144は、通常は、解除
中ER値格納部141へ書き込む初期値として最小値検
出部122の検出値を選択し、輻輳状態が解除されたこ
との通知を受けると、加算部143の出力を選択する。
【0074】比較器145は、平均値演算部121の出
力と解除中ER値格納部141の出力とを比較し、解除
中ER値格納部141により出力されるER値が増加し
て平均値演算部121により出力されるER値に達した
ことを検出すると、その旨を解除制御部146に通知す
る。解除制御部146は、受信端末側に設けられるIF
部から輻輳状態が終了したことを示すトリガ信号、およ
び比較器145の出力に従ってセレクタ147を制御す
る。なお、このトリガ信号は、たとえば、図15に示し
た輻輳フラグと同じものであってもよく、この場合、そ
の輻輳フラグがリセットされたことを「輻輳解除」とす
る。セレクタ147は、解除制御部146の制御に従っ
て、平均値演算部121、最小値検出部122、または
解除中ER値格納部141の出力の中のいずれか1つを
選択する。
【0075】図16に示すER値演算部の動作を説明す
る。このER値演算部は、輻輳が発生していない期間
は、セレクタ147は、解除制御部146の指示に従っ
て平均値演算部121によって算出された「平均値」を
送信端末に通知するER値として出力する。ところが、
受信端末へのパスにおいて輻輳が発生した旨がいずれか
のバッファ監視部102から通知されると、セレクタ1
47は、最小値検出部122により検出された「最小
値」を送信端末に通知するER値として出力する。この
ことにより、送信端末の送信レートは、「平均値」から
「最小値」に切り換えられる。
【0076】この後、輻輳状態が終了し、輻輳解除トリ
ガ信号を受信すると、解除制御部146は、セレクタ1
44に加算部143の出力を選択させ、セレクタ147
に解除中ER値格納部141の出力を選択させる。すな
わち、セレクタ147は、送信端末に通知するER値と
して「最小値」に「加算値」を加えた値を出力する。こ
の加算処理は、所定間隔ごとに繰り返し実行される。こ
のため、解除中ER値格納部141に格納されるER値
は段階的に大きくなっていき、結果として、送信端末に
通知されるER値も段階的に大きくなっていく。
【0077】解除中ER値格納部141から出力される
ER値が増加して「平均値」に達っすると、解除制御部
146は、セレクタ147に平均値演算部121の出力
を選択させる。このことにより、平均値演算部121に
より算出された「平均値」が送信端末に通知されること
になる。
【0078】なお、上記実施例では、輻輳状態が終了し
たときに、送信端末に通知するER値を段階的に増加さ
せる構成を示したが、輻輳が発生したときに、送信端末
に通知するER値を段階的に減少させる機能を導入して
もよい。ただし、輻輳が発生した場合には、セル廃棄を
回避することが重要なので、送信端末の送信レートを即
座に低くする必要がある。このため、ER値を段階的に
減少させる機能よりもER値を段階的に増加させる機能
を優先して採用することが望ましい。
【0079】本実施形態のコピーノードは、上述したよ
うに、複数の受信端末から受信する複数のB−RMセル
を1つのB−RMセルにマージし、その1つのB−RM
セルを送信端末に転送する構成である。この送信端末に
転送されるB−RMセルは、IF部において新たに生成
することも可能であるが、受信端末から受信した複数の
B−RMセルの中の1つを利用してもよい。
【0080】図17(a) は、受信したB−RMセルを利
用して送信端末へB−RMセルを転送するIF部の構成
図である。IF部21にB−RMセルが到着すると、B
−RMセル処理部151は、そのB−RMセルを保持し
ながら、そのVPI/VCI およびER値をER値演算部15
2に渡す。ER値演算部152の基本機能は、上述した
通りである。
【0081】ER値演算部152は、判定部153を備
える。判定部153は、図17(b)に示すテーブルを備
える。このテーブルには、マルチキャストグループ毎に
そのグループに属する受信端末に対応するVPI/VCI が登
録され、さらに、各グループ毎にある1つの受信端末に
対応するVPI/VCI が指定されている。
【0082】判定部153は、B−RMセル処理部15
1からVPI/VCI を受け取ると、(1)そのVPI/VCI がマル
チキャストグループに属しているか否か、および、(2)
属している場合には、そのVPI/VCI が予め指定されたVP
I/VCI か否かを調べる。受信したB−RMセルのVPI/VC
I が任意のマルチキャストグループに属しており、且つ
予め指定されたVPI/VCI であれば、ER値演算部152
は、B−RMセル処理部に保持されているB−RMセル
に算出したER値を書き込む。このB−RMセルは、送
信端末1へのパスを指定するVPI/VCI が書き込まれ、送
信端末1へ送出される。一方、受信したB−RMセルの
VPI/VCI が任意のマルチキャストグループに属していた
ものの、予め指定されたVPI/VCI でなければ、ER値演
算部152は、B−RMセル処理部に保持されているB
−RMセルを廃棄する。なお、受信したB−RMセルの
VPI/VCI がいずれのマルチキャストグループにも属して
いなかった場合には、B−RMセル処理部151は、保
持していたB−RMセルを通過させる。
【0083】図1〜図17を参照しながら説明したコピ
ーノードは、送信端末から送出されたセル(ユーザデー
タセルおよびF−RMセルを含む)をコピーして複数の
受信端末へ転送する機能、それら複数の受信端末から返
送されてくるB−RMセルに設定されているER値に基
づいて送信端末へ通知するER値を算出する機能を備え
ており、本発明の実施例に係わる転送レート制御装置
は、後者の機能を実現するものである。ただし、本発明
の転送レート制御装置は、上述のようなコピーノード内
に実現される構成に限定されない。たとえば、各送信端
末内に転送レート制御装置を設けることができる。すな
わち、送信端末の送信レートを指示するER値をその送
信端末自身が算出するような構成も可能である。この場
合、各送信端末にB−RMセル処理部およびER値演算
部を設けておき、コピーノードは、複数の受信端末から
到着したB−RMセルをマージすることなくそのまま送
信端末へ転送する。そして、送信端末に設けられたB−
RMセル処理部およびER値演算部が、たとえば、図6
〜図9に示した処理を実行する。
【0084】また、上述した実施例は、ER値演算部が
複数のER値の単純平均を算出する構成であるが、本発
明はこれに限定されるものではなく、送信端末の送信レ
ートを指示するパラメータを他の演算により決定しても
よい。たとえば、送信端末の送信レートを指示するパラ
メータを、セルがマルチキャストされる受信端末の数に
応じて調整してもよい。
【0085】さらに、上述した実施例では、一実施例と
してABRサービスを採り上げてER値に対して演算を
実行する構成を示したが、本発明はこれに限定されるも
のではない。本発明の転送レート制御装置は、マルチキ
ャスト通信網において、複数の受信端末または複数の受
信端末へのパスが許容する転送レートに応じて送信端末
の送信レートを決定する装置に広く適用可能である。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、マルチキャスト通信に
おいて、複数の受信端末へのパスを介して返送されるE
R値に所定の演算を実行することにより送信端末の送信
レートを指示するパラメータを生成するので、送信端末
の送信レートが最適化され、転送効率の向上およびセル
廃棄の回避をバランス良く実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の転送レート制御装置が適
用されるシステムを示す図である。
【図2】コピーノードに設けられるVCテーブルであ
る。
【図3】RMセルのフォーマットを示す図である。
【図4】本実施形態のコピーノードの機能を概念的に示
した図である。
【図5】(a) は、コピーノードの構成を示す図であり、
(b) は、送信端末側に設けられるIF部の構成を示す図
である。
【図6】ER値演算部の一構成例のブロック図である。
【図7】(a) 〜(c) は、それぞれER値加算テーブル、
セル数カウンタテーブル、およびタイマテーブルの例で
ある。
【図8】ER値演算部の他の成例のブロック図である。
【図9】ER値演算部のさらに他の成例のブロック図で
ある。
【図10】(a) は、コピーノードの構成を示す図であ
り、(b) は、受信端末側に設けられるIF部の構成を示
す図である。
【図11】受信端末側に設けられるIF部の他の構成を
示す図である。
【図12】本発明の転送レート制御装置の他の実施形態
の全体構成図である。
【図13】(a) および(b) は、それぞれ図12に示す実
施形態における受信端末側のIF部および送信端末側の
IF部の構成図である。
【図14】最小値検出部の一例を示す図である。
【図15】(a) および(b) は、図13(a) および(b) に
示したIF部の変形例である。
【図16】ER値を段階的に変化させる機能を持ったE
R値演算部の構成図である。
【図17】(a) は、受信したB−RMセルを利用して送
信端末へB−RMセルを転送するIF部の構成図であ
り、(b) は、同図(a) が使用するテーブルの例である。
【図18】ABRサービスの概念を説明するための図で
ある。
【図19】ABR通信にマルチキャストを適用した例を
示す図である。
【符号の説明】
1 送信端末 2〜4 受信端末 5 コピーノード 11 B−RMセルマージ部 12 出力制御用バッファ 31 B−RMセル処理部 32 ER値演算部 101 バッファ 102 バッファ監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 将人 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 田中 淳 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信端末から受信端末へ固定長パケット
    を転送する期間にその受信端末へのパスが許容する転送
    レートが制御用固定長パケットにより上記送信端末に通
    知される網において、上記送信端末が複数の受信端末へ
    固定長パケットをマルチキャストする際の上記送信端末
    の送信レートを制御する転送レート制御装置であって、 上記送信端末へ向かう制御用固定長パケットから上記転
    送レートを抽出する抽出手段と、 その抽出手段により抽出された複数の転送レートに対し
    て所定の演算を実行することにより上記送信端末の送信
    レートを指示するパラメータを求める演算手段と、 その演算手段により求められたパラメータを上記送信端
    末に通知する通知手段と、 を有する転送レート制御装置。
  2. 【請求項2】 上記演算手段は、上記送信端末に通知さ
    れるパラメータとして上記複数の転送レートの平均値を
    算出する請求項1に記載の転送レート制御装置。
  3. 【請求項3】 上記演算手段は、所定の観測時間内に検
    出された上記送信端末へ向かう制御用固定長パケットの
    数、および上記観測時間内に検出された制御用固定長パ
    ケットにそれぞれ設定されている転送レートに基づいて
    上記パラメータを求める請求項1に記載の転送レート制
    御装置。
  4. 【請求項4】 上記演算手段は、上記送信端末へ向かう
    制御用固定長パケットを所定数検出したときに、それら
    検出した所定数の制御用固定長パケットにそれそれ設定
    されている転送レートに基づいて上記パラメータを求め
    る請求項1に記載の転送レート制御装置。
  5. 【請求項5】 上記演算手段は、予め決められている所
    定のパスから上記送信端末へ向かう第1の制御用固定長
    パケットを検出してから第2制御用固定長パケットを検
    出するまでの間に検出した上記送信端末へ向かう制御用
    固定長パケットにそれそれ設定されている転送レートに
    基づいて上記パラメータを求める請求項1に記載の転送
    レート制御装置。
  6. 【請求項6】 上記送信端末により送出されて上記複数
    の受信端末へ転送するためにコピーされた固定長パケッ
    トを上記複数の受信端末へのパスに対応づけて格納する
    バッファと、 上記抽出手段により抽出された転送レートに従って、そ
    の抽出された転送レートを格納した制御用固定長パケッ
    トを転送してきたパスに対応する固定長パケットを上記
    バッファから読み出し、その読み出した固定長パケット
    をそのパスを介して送出する送出手段と、 をさらに有する請求項1に記載の転送レート制御装置。
  7. 【請求項7】 上記バッファが複数のパスによって共用
    される共通メモリである請求項6に記載の転送レート制
    御装置。
  8. 【請求項8】 上記複数の受信端末へのパス毎に上記バ
    ッファに格納されている固定長パケットの量を監視する
    監視手段と、 その監視手段による監視結果を上記演算手段に通知する
    監視結果通知手段と、をさらに有し、 上記演算手段は、上記監視結果通知手段からの通知に基
    づいて上記パラメータの演算方法を変更する請求項6に
    記載の転送レート制御装置。
  9. 【請求項9】 上記監視結果通知手段は、固定長パケッ
    トを転送するパスとは物理的に異なる媒体を用いて上記
    監視結果を上記演算手段に通知する請求項8に記載転送
    レート制御装置。
  10. 【請求項10】 上記監視結果通知手段は、固定長パケ
    ットを用いて上記監視結果を上記演算手段に通知する請
    求項8に記載転送レート制御装置。
  11. 【請求項11】 上記演算手段は、上記固定長パケット
    の量が予め決められている閾値を越えたことを示す通知
    を上記監視結果通知手段から受けたときに、上記抽出手
    段により抽出された複数の転送レートの中の最小値を上
    記パラメータとして出力する請求項8に記載の転送レー
    ト制御装置。
  12. 【請求項12】 上記演算手段は、上記固定長パケット
    の量が所定量よりも減少したことを示す通知を上記監視
    結果通知手段から受けたときに、上記パラメータを上記
    最小値から上記複数の転送レートの平均値に段階的に変
    化させる請求項11に記載の転送レート制御装置。
  13. 【請求項13】 上記通知手段は、上記送信端末へ向か
    う制御用固定長パケットの中の所定の固定長パケットを
    用いて上記パラメータを上記送信端末に通知する請求項
    1に記載の転送レート制御装置。
  14. 【請求項14】 上記通知手段は、上記送信端末へ向か
    う制御用固定長パケットの中の上記所定の固定長パケッ
    ト以外の固定長パケットを廃棄する請求項13に記載の
    転送レート制御装置。
  15. 【請求項15】 送信端末から複数の受信端末へ固定長
    パケットがマルチキャストされる網において、上記送信
    端末の送信レートを制御する転送レート制御装置であっ
    て、 上記複数の受信端末または上記複数の受信端末へのパス
    がそれぞれ許容する転送レートを検出する検出手段と、 その検出手段により検出された複数の転送レートの平均
    値を上記送信端末の送信レートを指示するパラメータと
    して求める演算手段と、 その演算手段により求められたパラメータを上記送信端
    末に通知する通知手段と、 を有する転送レート制御装置。
  16. 【請求項16】 ABRサービスを利用してセルをマル
    チキャストするシステムにおいて送信端末の送信レート
    を制御する転送レート制御装置であって、 マルチキャストされたセルを受信する複数の受信端末か
    らのB−RMセルにそれぞれ設定されているのER値に
    対して所定の演算を実行し、上記送信端末へ転送される
    B−RMセルにその演算結果を書き込む転送レート制御
    装置。
  17. 【請求項17】 送信端末から受信端末へ固定長パケッ
    トを転送する期間にその受信端末へのパスが許容する転
    送レートが制御用固定長パケットにより上記送信端末に
    通知される網において、上記送信端末が複数の受信端末
    へ固定長パケットをマルチキャストする際の上記送信端
    末の送信レートを制御する転送レート制御装置であっ
    て、 上記送信端末に到着する制御用固定長パケットから上記
    転送レートを抽出する抽出手段と、 その抽出手段により抽出された複数の転送レートに対し
    て所定の演算を実行することにより送信レートを指示す
    るパラメータを求める演算手段と、 上記送信端末の送信レートを上記演算手段により求めら
    れたパラメータに従って制御する制御手段と、 を有する転送レート制御装置。
  18. 【請求項18】 送信端末から受信端末へ固定長パケッ
    トを転送する期間にその受信端末へのパスが許容する転
    送レートが制御用固定長パケットにより上記送信端末に
    通知される網において、上記送信端末が複数の受信端末
    へ固定長パケットをマルチキャストする際の上記送信端
    末の送信レートを制御する転送レート制御方法であっ
    て、 上記送信端末へ向かう制御用固定長パケットから上記転
    送レートを抽出するステップと、 抽出された複数の転送レートに対して所定の演算を実行
    することにより上記送信端末の送信レートを指示するパ
    ラメータを求めるステップと、 上記算出されたパラメータを上記送信端末に通知するス
    テップと、 を有する転送レート制御方法。
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