JP2991125B2 - Abr用セルレート監視装置 - Google Patents

Abr用セルレート監視装置

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JP2991125B2 JP23610596A JP23610596A JP2991125B2 JP 2991125 B2 JP2991125 B2 JP 2991125B2 JP 23610596 A JP23610596 A JP 23610596A JP 23610596 A JP23610596 A JP 23610596A JP 2991125 B2 JP2991125 B2 JP 2991125B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ABR用セルレー
ト監視装置に関し、特にATM伝送網にて構成されるA
BR網のUNI、NNIにおけるATMセルのセル流の
レートを監視制御するABR用セルレート監視装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、B−ISDN(高速・広帯域サー
ビス統合ディジタル通信網)を実現する主要技術とし
て、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送
モード)伝送網が注目されている。ATM伝送網は、音
声・映像・データなどの全ての情報を固定長ブロックで
あるセルに格納して伝送するものであり、セルはヘッダ
部(5バイト)とペイロード部(48バイト)で構成さ
れている。この構成は全てのセルで同一であることか
ら、メディアの違いを意識することなく同一のネットワ
ークで情報の多重・分離・交換などの処理を行うことが
可能であるとともに、異なる伝送速度を一括して取り扱
うことができる。
【0003】特に、ATM網では伝送速度の規定の違い
によって様々なサービスクラスが規定されており、例え
ばユーザ端末装置間に張ったコネクションに対してある
固定の伝送帯域を予約して、伝送速度が常時一定になる
CBR(Constant Bit Rate)サービス、伝送帯域を統
計的に表現されるパラメータで規定して該予約帯域内で
伝送速度が変化するVBR(Variable Bit Rate )サー
ビス、伝送帯域について特に規定しないUBR(Unspec
ified Bit Rate)サービスなどがある。近年注目されて
いるサービスとしてABR(Available Bit Rate)サー
ビスがある。これは帯域予約を行わず、網を使用したい
コネクションが空き帯域を分けあって使用するものであ
り、そのコネクションの伝送速度はMCR(Minimum Ce
ll Rate )を最低限保証され、MCRとPCR(Peak C
ell Rate)の間で変化する方式である。
【0004】ABRサービスは、網からユーザ端末装置
に対して帰還される輻輳情報にしたがって、そのユーザ
端末装置がセル送出レートを増減することにより実現さ
れている。図2はABRサービスの動作原理の説明図で
あり、6と8はユーザ端末装置(ES:End-System)、
7が交換機(SW)あるいはクロスコネクト装置(X
C)などの網装置であり、ここではユーザ端末装置6か
らユーザ端末装置8への向かう回線を上り回線、8から
6へ向かう回線を下り回線と呼ぶことにする。
【0005】また、所定のユーザ端末装置から他のユー
ザ端末装置に対してデータセル送信を行う場合には、所
定のユーザ端末装置から他のユーザ端末装置へのデータ
セルの向きをフォワード方向、その逆向きをバックワー
ド方向と呼ぶ。したがって、ユーザ端末装置6からユー
ザ端末装置8へデータセル送信を行う場合には、上り回
線がフォワード方向、下り回線がバックワード方向とな
り、8から6へデータセル送信を行う場合には、下り回
線がフォワード方向、上り回線がバックワード方向とな
る。
【0006】いま、ユーザ端末装置6からユーザ端末装
置8へデータセル送信を行うものとすると、ユーザ端末
装置6はある許容されたレートすなわち許容セルレート
ACR(Allowed Cell Rate )、あるいはそれ以下のレ
ートでセルを上り回線に送出する。その際、ユーザ端末
装置6は、Nrm(=32)セル個ごとにフォワード方
向RMセル(FRMセル:Forward-direction Resource
Management )セルを1個送出する。
【0007】一方、ユーザ端末装置8では、受信した上
り回線のセル中からFRMセルを抜き出して、そのFR
Mセルを下り回線に折り返してバックワード方向RMセ
ル(BRMセル:Backward-direction Resource Manage
ment)セルとしてユーザ端末装置6に対して送出する。
その際、ユーザ端末装置8は自装置内の回路情報を輻輳
情報としてそのBRMセルに記入しても良い。網装置7
は、網の輻輳状況を輻輳情報としてFRMセル、あるい
はBRMセルに対して書き込む。またユーザ端末装置6
は、受信した下り回線のBRMセル中から輻輳情報を抽
出し、その輻輳情報に基づいてACR値を変更し、新た
なACR値にて上り回線にセル流の送出を行う。
【0008】図3はRMセルのセルフォーマットを示し
ており、これはFRMセルおよびBRMセルともに共通
であり、FRMセルかBRMセルであるを示すのはDI
R(Direction )ビット(0:フォワード方向、1:バ
ックワード方向)である。また、このRMセルフォーマ
ットのうちで、図2における8のようなデータ受信した
ユーザ端末装置(受信端末)や、SWやXCなどの網装
置が、ユーザ端末装置に輻輳通知を行うために使用可能
な領域として、CI(Congestion Indication )ビッ
ト、NI(No Increase )ビット、ER(Explicit Rat
e )領域の3つの領域が用いられる。
【0009】受信端末や網装置は、このCIビットに対
して、輻輳していなければ「0」を記入し、輻輳状態に
あれば「1」を記入して良い。また、受信端末や網装置
は、このNIビットに対して、輻輳していないのでユー
ザ端末装置がセル送出レートを増加させても良いことを
通知するときは「0」を記入し、輻輳状態にあってユー
ザ端末装置にこれ以上にはセル送出レートを増加させた
くないときには「1」を記入しても良い。また、網装置
はユーザ端末装置のセル送出レートとしてある具体的な
レート値を直接に指示したいときには、そのレート値を
明示レートER値としてER領域に記入することができ
る。
【0010】なお、ABRサービスは網装置がこれらC
Iビット、NIビット、ER領域のうちどこに輻輳情報
を記入するかによってバイナリモードとERモードの2
種類に大別される。バイナリモードは、網装置がCIビ
ットあるいはNIビットのみに輻輳情報を書き込むとと
もに、ER領域にはPCRを書き込む方式である。また
ERモードは、ER領域に網装置が算出したER値を書
き込むとともに、CIビット、NIビットは使用しなく
ても良い方式である。
【0011】ここでは、交換機またはクロスコネクト装
置のうちで、輻輳情報をFRMあるいはBRMセルのC
IビットあるいはNIビットのみに書き込むものをバイ
ナリモードSWと呼び、ER値を計算してER領域に書
き込むものをERモードSWと呼ぶことにする。また、
ABRサービスをサポートするユーザ端末装置の動作は
ソース動作規定として規定されており、特にそのユーザ
端末装置での許容レートACR値の更新法は、受信した
BRMセル中のCIビットが「0」であるか「1」であ
るか、NIビットが「0」であるか「1」であるか、あ
るいは送出する情報がない場合、さらにBRMセルが受
信されない場合などに分類し、現時点でのACR値をA
CR_curとしてACR_curからどれだけ増減す
るのか詳細に定められている。
【0012】すなわち、ARC_curからの増減分を
δACRとすると、ACR値は、ACR_cur−δA
CRとERのいずれか小さい方の値が用いられる。つま
り、ユーザ端末装置のソース動作規定は、バイナリモー
ドとERモードのどちらもサポートし得るように規定さ
れている(例えば、The ATM Forum, Traffic Managemen
t Specification Ver.4.0 R11,March 1996の45頁、
5.10.4節など参照)。
【0013】図4はユーザ端末装置6の構成例の一例で
あり、9は送信データ信号情報源、10はセル化回路、
11と12はセルバッファ、13はデセル化回路、15
はBRMセル抽出回路、16はFRMセル抽出回路、1
4はACR算出回路、17はFRMセル作成回路、18
はBRMセル作成回路、19はRMセル挿入回路であ
る。セルバッファ12で受信した到着セルは全てデセル
化回路13で分解されて、その出力信号からBRMセル
抽出回路15にてBRMセルが検出され、BRMセルの
位置に空きセルのビットパターンが上書される。さら
に、FRMセル抽出回路16にてFRMセルが検出さ
れ、FRMセルの位置に空きセルのビットパターンが上
書される。その結果、FRMセル抽出回路16の出力信
号として、受信したデータ信号列を得ることができる。
【0014】BRMセル作成回路18は、FRMセル抽
出回路16で抜き出したFRMセルのビットパターンの
中のDIRビットに「1」を書き込んで、ユーザ端末装
置6から上り回線に出力するためのBRMセルを作成す
る。また、FRMセル作成回路17は、ユーザ端末装置
6から上り回線に出力するためのFRMセルを作成す
る。一方、情報源9で作成した送信データ信号は10で
ATMセル化される。RMセル挿入回路19は、このA
TMセル流に、FRMセル作成回路17が作成したFR
Mセルと、BRMセル作成回路18が作成したBRMと
を挿入して、ユーザ端末装置6から上り回線に対して送
出するセル流を作成し、このセル流をセルバッファ11
に貯める。
【0015】ACR算出回路14は、デセル化回路13
で抽出したBRMセルのCIビット、NIビット、ER
値を用いて、ソース動作規定に基づいて新規のACR値
を算出する。このACR値はセルバッファ11に送ら
れ、バッファ11にてACR値またはそれ以下の値でセ
ル送出が行われる。これによって、ユーザ端末装置6の
上り回線に対するセル送出レートは、ソース動作規定を
満たすものとなる。
【0016】しかし、あるユーザ端末装置で11や14
が故障したり、あるいは故意にソース動作規定を満たさ
ないように変更され、ソース動作規定に違反して過剰な
レートでセル送出が行われた場合には、そのユーザ端末
装置の使用帯域が過大になり、ソース動作規定を遵守し
ている他のユーザ端末装置の帯域が圧迫されてしまい、
その違反したユーザ端末装置との間に不公平が生じる。
さらには、その違反したユーザ端末装置からの違反トラ
ヒックによって、網内に輻輳が発生して網品質の劣化を
招く恐れがあり、これを防ぐために各ユーザ端末装置が
ソース動作規定の範囲内でセルを送出しているか否かを
監視・制御するポリシング機能を有するセルレート監視
装置が必要となる。
【0017】CBR/VBRサービスにおけるセルレー
ト監視装置用アルゴリズムとして、GCRA(Generic
Cell Rate Algorithm)、VSA(Virtual Scheduling
Algorithm)やCSLBA(Continuous-State Leaky Bu
cket Algorithm)がある。これらのアルゴリズムを用い
て、UNI(User-Network Interface:ユーザ・網イン
タフェース)における過度なトラヒックを監視するもの
がUPC(UsageParameter Control)装置と呼ばれ、N
NI(Network-Node Interface)で網間の過度なトラヒ
ックを監視するものがNPC(Network Parameter Cont
rol)装置と呼ばれている。
【0018】これと同様に、ABRサービスにおけるセ
ルレート監視装置用アルゴリズムとしてDGCRA(Dy
namic-GCRA)が提案されている。なお、ABRサービス
網においては、網を途中の区間で分割するために、網の
途中に疑似的なデータ送受信端末である疑似ユーザ端末
装置(VS/VD:Virtual Source / Virtual Destina
tion)を配備することが許されている(例えば、The AT
M Forum, Traffic Management Specification Ver.4.0
R11 March 1996の48頁、5.10.7節など参照)、
【0019】このDGCRAでは、ユーザ端末装置のみ
ではなく、疑似ユーザ端末装置VS/VDが送出するセ
ルトラヒックのポリシングにも用いることが可能である
が、以下では説明を簡単にするために、ユーザ端末装置
が送出するセルトラヒックのポリシングを行う場合に関
して述べる。ただし、疑似ユーザ端末装置VS/VDの
セルトラヒックのポリシングを行う際にも同様の議論が
成り立つ。図5はDGCRA演算回路の構成の一例とそ
の動作を示す図であり、セルレート監視装置としてDG
CRA演算回路1を設置し、これにより、ユーザ端末装
置6が上り回線に送出するセルのポリシングを行う。
【0020】20はBRMセル検出回路、13はデセル
化回路、14はACR算出回路、21はポリシングレー
トPACR算出回路、22はレート比較回路、23は違
反セル処理回路である。24と25はBRMセルであ
り、BRMセル25はセルレート監視装置1が受信した
24を下り回線にユーザ端末装置6へ向けて送出したも
ので、BRMセル24とBRMセル25は同じものであ
る。26は監視対象のセルを示している。
【0021】DGCRA演算回路1では、下り回線にセ
ルが到着するとそれをそのままユーザ端末装置6へ向け
て送出すると同時に、デセル化回路13にてその到着セ
ルを分解し、デセル化回路13の出力信号からその到着
セルがBRMセルか否かをBRMセル検出回路20で判
定する。判定の結果、到着セルが24のようなBRMセ
ルであるときには、14でその到着セルの輻輳情報であ
るCIビット、NIビット、ER値を用いて新しいAC
R値を算出し、さらにポリシングレートPACR算出回
路21でこのACR値を用いてポリシングレートPAC
Rを算出する。
【0022】続いて、レート比較回路22において、こ
のPACR値と、上り回線に到着するユーザ端末装置6
からのセルの伝送速度とを比較し、セルの伝送速度がP
ACR値よりも小さければそのセルは適合であると判定
し、逆に、セルの伝送速度がPACR値よりも小さけれ
ばそのセルは違反であると判定する。これにより、違反
セル処理回路23は、レート比較回路22において適合
と判定したセルは通過させ、違反と判定したセルについ
ては廃棄またはタグ付け処理を行うものとなる。
【0023】なお、ACR算出回路14では、RMセル
24のCIビット、NIビット、ER値から新しいAC
R値を算出し、また、ユーザ端末装置6でも同様にRM
セル25のCIビット、NIビット、ER値から新しい
ACR値を算出する。ここで、RMセル24,25は同
じCIビット、NIビットおよびER値を有するため、
RMセル24を受信しDGCRA演算回路1内のACR
算出回路14で算出したACR値と、RMセル25を受
信してユーザ端末装置6内で算出したACR値は同じ値
となる。
【0024】したがって、DGCRA演算回路1内のA
CR算出回路14で算出したACR値をポリシングレー
トPACRとして適用するためには、DGCRA演算回
路1から送出されたRMセル25が、ユーザ端末装置6
に到着後にACR値変更が行われ、新規ACR値にてユ
ーザ端末装置6から送出されたセルがDGCRA演算回
路1に到着するまでの時間をt2として、DGCRA演
算回路1からRMセル25を送出してからt2経過した
時刻まで待つ必要がある。このようなポリシングレート
PACR算出回路21における時間t2を考慮したPA
CR値の算出法として、アルゴリズムAやアルゴリズム
Bなどの方法が提案されている(例えば、The ATM Foru
m, Traffic Management Specification Ver.4.0 R11, M
arch 1996の92頁、Appendix III など参照)。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のDGCRA演算回路(図5参照)をセルレー
ト監視装置としてバイナリモードのABRサービスに適
用した場合には、BRMセル25がDGCRA演算回路
1とユーザ端末装置6の間の下り回線上にてセル廃棄な
どで失われると、DGCRA演算回路1内のACR算出
回路14で算出したACR値と、ユーザ端末装置6中で
算出したACR値とが不一致となり、両ACR値が所定
値に達するまでその不一致が継続されてしまうという問
題点があった。例えば、ACR算出回路14で算出する
ACR値をACR#1、ユーザ端末装置6内で算出する
ACR値をACR#6とすると、通常はACR#1=A
CR#6であるが、BRMセル24でCI=「1」の場
合に、DGCRA演算回路1内のACR算出回路14で
はACR#1を減少させるものとなる。
【0026】しかし、RMセル25が消失することでユ
ーザ端末装置6にはCI=「1」という輻輳情報が伝わ
らないため、ユーザ端末装置6内ではACR#6の値は
変更されず、ACR#1<ACR#6になる。バイナリ
モードでは、相対的な1ビットの輻輳情報のみしか伝送
されないため、このACR#1とACR#6の不一致
は、ACR#1とACR#6の値がともにMCRかPC
Rになるまで継続する。
【0027】その結果、DGCRA演算回路1でのポリ
シングレートPACRとユーザ端末装置6のセル送出レ
ートに違いが生じて、DGCRA演算回路1では正確な
ポリシングを行うことができなくなる。例えば、ACR
#1<ACR#6の場合には、DGCRA演算回路1の
ポリシングレートPACRは該6のセル送出レートより
も小さくなるため、適合となるべきセルがDGCRA演
算回路1では違反セルとみなされて、ユーザ端末装置6
は不利を受けることになる。
【0028】逆に、ACR#1>ACR#6の場合に
は、DGCRA演算回路1のポリシングレートPACR
はユーザ端末装置6のセル送出レートよりも大きくなる
ため、違反となるべきセルがDGCRA演算回路1で適
合セルとみなされて、網が不利を受けることになり、こ
の現象は、ACR#1とACR#6の値が、ともにMC
RかPCRになるまで継続する。本発明はこのような課
題を解決するためのものであり、ポリシングレートとユ
ーザ端末装置のセル送出レートの不一致を最小限の時間
で解消でき、正確なポリシングが得られるとともに、レ
ートの不一致によって生じる網側あるいはユーザ側の被
る不利を最小限の時間で解消することができるABR用
セルレート監視装置を提供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるABR用セルレート監視装置
は、バイナリモードのABRサービスに基づきセルレー
トの監視対象となる監視対象セル流下流側の輻輳制御ル
ープを終端するバイナリモード輻輳制御ループ終端手段
と、このバイナリモード輻輳制御ループ終端手段の監視
対象セル流上流側に設けられ、監視対象セル流の輻輳情
報に応じてERモードのABRサービスに基づき監視対
象セル流上流側の輻輳制御ループを終端するERモード
輻輳制御ループ終端手段と、このERモード輻輳制御ル
ープ終端手段のさらに監視対象セル流上流側に設けら
れ、ERモード輻輳制御ループ終端手段によるERモー
ドのABRサービスに基づき監視対象セル流のセルレー
トを監視制御するDGCRA演算回路とを備えるもので
ある。さらに、ERモード輻輳制御ループ終端手段は、
監視対象セル流下流側の輻輳情報に応じたレート値をE
R領域に記入したバックワード方向RMセルを監視対象
セル流上流側に送出することにより、ERモードのAB
Rサービスに基づき監視対象セル流上流側の輻輳制御ル
ープを終端し、DGCRA演算回路は、ERモード輻輳
制御ループ終端手段から送出されるバックワード方向R
Mセル中のER値に基づき監視対象セル流のセルレート
を監視制御するようにしたものである。
【0030】したがって、図1に示すように、バイナリ
モード輻輳制御ループ終端手段5により、バイナリモー
ドのABRサービスに基づき監視対象セル下流側の輻輳
制御ループLOOP−BIが終端されるとともに、ER
モード輻輳制御ループ終端手段2により、監視対象セル
流の輻輳情報に応じてERモードのABRサービスに基
づき監視対象セル流上流側の輻輳制御ループLOOP−
ERが終端され、このERモード輻輳制御ループ終端手
段2の監視対象セル上流側に設けられたDGCRA演算
回路1にて、ERモード輻輳制御ループ終端手段2によ
るERモードのABRサービスに基づき監視対象セル流
のセルレートが監視制御される。 さらに、ERモード輻
輳制御ループ終端手段では、監視対象セル流下流側の輻
輳情報に応じたレート値をER領域に記入したバックワ
ード方向RMセルを監視対象セル流上流側に送出するこ
とにより、ERモードのABRサービスに基づき監視対
象セル流上流側の輻輳制御ループが終端され、DGCR
A演算回路では、ERモード輻輳制御ループ終端手段か
ら送出されるバックワード方向RMセル中のER値に基
づき監視対象セル流のセルレートが監視制御される。ま
た、監視対象セル流下流側の輻輳情報に応じたレート値
は、監視対象セル流下流側からのフォワード方向RMセ
ルに基づいて監視対象セル流下流側へ送出されるセル流
のレート値として算出されたACR値からなるものであ
る。したがって、監視対象セル流下流側からのフォワー
ド方向RMセルに基づいて監視対象セル流下流側へ送出
されるセル流のレート値として算出されたACR値がバ
ックワード方向RMセルのER領域に記入され、DGC
RA演算回路さらには監視対象セル流上流側に送出され
る。また、監視対象セル流下流側の輻輳情報に応じたレ
ート値は、ERモード輻輳制御ループ終端手段内、ER
モード輻輳制御ループ終端手段とバイナリモード輻輳制
御ループ終端手段との間、およびバイナリモード輻輳制
御ループ終端手段内に設けられ、監視対象セル流を一時
的に蓄積する各セルバッファのセルキュー長のうちのい
ずれか、またはこれら任意の組み合わせに基づき算出さ
れたレート値からなるものである。したがって、ERモ
ード輻輳制御ループ終端手段内、ERモード輻輳制御ル
ープ終端手段とバイナリモード輻輳制御ループ終端手段
との間、およびバイナリモード輻輳制御ループ終端手段
内に設けられ、監視対象セル流を一時的に蓄積する各セ
ルバッファのセルキュー長のうちのいずれか、またはこ
れら任意の組み合わせに基づき算出されたレート値がバ
ックワード方向RMセルのER領域に記入され、DGC
RA演算回路さらには監視対象セル流上流側に送出され
る。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図6は本発明の第1の実施の形態である
セルレート監視装置のブロック図であり、同図におい
て、前述(図1〜5参照)と同じまたは同等部分には同
一符号を付してある。以下では、セルレート監視装置を
ABR網のUNIに配設し、ユーザ端末装置側から網側
に向かうセル流を監視する場合を例に説明する。したが
って、図6では、上り回線上のセル流が監視対象セル流
となり、ユーザ端末側が監視対象セル流の上流に対応
し、網側が監視対象セル流の下流に対応する。
【0032】1は後述する擬似端末装置VS/VD29
からユーザ端末装置へ出力される下り回線セル流からB
RMセルを検出し、そのBRMセル内のER領域に記さ
れているレート値を用いてポリシングレートPACRを
算出し、このPACR値にてユーザ端末装置から網側
(擬似端末装置VS/VD29)へ出力される上り回線
上のセル流のポリシング、すなわちユーザ端末装置が所
定のソース動作規定の範囲内で上り回線にセルを送出し
ているか否かの監視制御を行うDGCRA演算回路であ
る。
【0033】29はDGCRA演算回路1から出力され
た監視対象となる上り回線上のセル流をセルバッファ3
に出力するとともに、上り回線上のセル流からフォワー
ド方向RMセル(FRMセル)を抽出して網側の所定輻
輳情報からER値に相当するレート値を算出してER領
域に書き込むことによりバックワード方向RMセル(B
RMセル)を生成し(ERモード)、セルバッファ4を
介して入力された下り回線上のセル流に挿入することに
より、DGCRA演算回路1およびユーザ端末装置側の
ERモードによる輻輳制御ループLOOP−ERを終端
する疑似ユーザ端末装置VS/VDである。なお、擬似
端末装置VS/VD29は、図1のERモード輻輳制御
ループ終端手段2に相当する。
【0034】30はセルバッファ3を介して入力された
上り回線セル流から新たなFRMセルを作成し、その上
り回線セル流に挿入することにより、ユーザ端末装置か
らの上り回線セル流を網側に出力するとともに、網側か
らの下り回線セル流をセルバッファ4に出力するととも
に、下り回線上のセル流からBRMセルを抽出し、その
BRMセルのCIビット、NIビット、ER値とから新
しいACR値を算出し(バイナリモード)、このACR
値にて上り回線上のセル流のポリシングを行うことによ
り、DGCRA演算回路1側とは反対方向の網側のバイ
ナリモードによる輻輳制御ループLOOP−BIを終端
する擬似端末装置VS/VDである。なお、擬似端末装
置VS/VDは、図1のバイナリモード輻輳制御ループ
終端手段5に相当する。
【0035】擬似端末装置VS/VD29において、2
7はセルバッファ12にて受信されたDGCRA演算回
路1からの上り回線セル流からFRMセルを抽出するR
Mセル抽出回路、28は擬似端末装置VS/VD5から
の輻輳情報からER値に相当するレート値を算出し、R
Mセル抽出回路27にて抽出されたFRMセルのER領
域に書き込むことによりBRMセルを作成するRMセル
作成回路、19はセルバッファ4からセルバッファ11
を介してDRCRA演算回路1に出力される下り回線セ
ル流にRMセル作成回路28にて作成されたBRMセル
を挿入するRMセル挿入回路である。
【0036】擬似端末装置VS/VD30において、2
8はセルバッファ3から入力された上り回線セル流に基
づいて、所定データセル数ごとにFRMセルを作成する
RMセル作成回路、19はセルバッファ3からセルバッ
ファ11を介して網側出力される上り回線セル流にRM
セル作成回路28で作成されたFRMセルを挿入するR
Mセル挿入回路、27はセルバッファ12で受信されセ
ルバッファ4へ出力される下り回線セル流からBRMセ
ルを抽出するRMセル抽出回路、14はRMセル抽出回
路14にて抽出されたBRMセル中のCIビット、NI
ビット、ER値とから新しいACR値を算出し、このA
CR値にて上り回線上のセル流のポリシングを行うAC
R算出回路である。
【0037】次に、図6を参照して、本発明の第1の実
施の形態であるABR用セルレート監視装置の動作につ
いて説明する。まず、擬似端末装置VS/VD30の動
作について説明する。網側から下り回線に到着したセル
は、セルバッファ12で受信され、到着セルとしてRM
セル抽出回路27に出力される。RMセル抽出回路27
では、到着セルがRMセルか否かを判別して、RMセル
である場合にはそのRMセルを抜き出し、抜き出したR
Mセルの位置に空きセルを書き込み、RMセル以外のセ
ルとともにセルバッファに出力する。
【0038】また、RMセル抽出回路27は抽出したR
MセルのうちBRMセルのみをACR算出回路14に出
力する。ACR算出回路14では、RMセル抽出回路2
7にて抽出されたBRMセルのCIビット、NIビッ
ト、ER値とから新しいACR値を算出する(バイナリ
モード)。このACR値はバッファ11に出力されてポ
リシングに用いられるとともに、輻輳情報として擬似端
末装置29に出力される。一方、セルバッファ3からの
上り回線セル流は、RMセル挿入回路19にて、RMセ
ル作成回路28で作成されたFRMセルおよびBRMセ
ルが挿入され、ACR算出回路14からのACR値に応
じた速度でセルバッファ11から上り回線に出力される
【0039】次に、擬似端末装置VS/VD29の動作
について説明する。ユーザ端末装置から上り回線に到着
したセルは、セルバッファ12で受信され、到着セルと
してRMセル抽出回路27に出力される。RMセル抽出
回路27では、到着セルがRMセルか否かを判別して、
RMセルである場合にはそのRMセルを抜き出し、抜き
出したRMセルの位置に空きセルを書き込み、RMセル
以外のセルとともにセルバッファに出力する。また、R
Mセル抽出回路27は抽出したRMセルのうちBRMセ
ルのみをRMセル作成回路28に出力する。
【0040】RMセル作成回路28は、RMセル抽出回
路27により抽出されたFRMセルのDIRビットを書
き換えてBRMセルに修正するとともに、そのBRMセ
ルのER領域に、擬似端末装置VS/VD30からの輻
輳情報すなわちACR算出回路14にて算出されたAC
R値をER値に相当するレート値として書き込んでBR
Mを作成する(ERモード)。一方、セルバッファ4か
らの下り回線セル流は、RMセル挿入回路19にて、R
Mセル作成回路28で作成されたBRMセルが挿入さ
れ、DGCRA演算回路1に出力される。
【0041】したがって、擬似端末装置VS/VD29
から下り回線に送出するBRMセルのER領域には、網
の輻輳状況に応じて変化する値が記入されるものとな
り、DGCRA演算回路1およびユーザ端末装置には、
このER領域の値があたかもSWやXC装置などの網装
置が記入したER値のように見える。これにより、DG
CRA演算回路1は、擬似端末装置VS/VD2から下
り回線に送出されるセル流からBRMセルを検出し、そ
のBRMセル中のER領域に記されている値をER値と
して用いてポリシングレートPACRを算出し、このP
ACR値にて上り回線上のセル流のポリシングを行うこ
とができる。
【0042】このように、網側からユーザ端末装置側に
向かうセル流から検出したBRMセル中のER値に基づ
いて、ユーザ端末装置側から網側に向かう監視対象セル
流を監視・制御すなわちポリシングするDGCRA演算
回路の網側に隣接して、ERモードのABRサービスに
基づきユーザ端末装置側の輻輳制御ループを終端する擬
似端末装置VS/VD29(ERモード輻輳制御ループ
終端手段2)を設けるとともに、この擬似端末装置VS
/VD29のさらに網側に隣接して、バイナリモードの
ABRサービスに基づき輻輳制御を行う網側の輻輳制御
ループを終端する擬似端末装置VS/VD30(バイナ
リモード輻輳制御ループ終端手段5)を設けたものであ
る。
【0043】そして、擬似端末装置VS/VD30に
て、網側から送信されるBRMセルを検出して、そのB
RMセルのCIビット、NIビット、ER値とから新し
いACR値を算出し、このACR値にて網側へ送信され
るセル流のポリシングを行うことによりバイナリモード
の輻輳制御ループを終端し、擬似端末装置VS/VD2
9にて、ユーザ端末装置側から送信されたFRMセルを
検出してBRMセルを作成するとともに、網側へ送信さ
れるセル流の輻輳状態に基づいてER値に相当するレー
ト値を算出してBRMセルのER領域に書き込み、その
BRMセルをユーザ端末装置側に送信することによりE
Rモードの輻輳制御ループを終端するようにしたもので
ある。
【0044】したがって、DGCRA演算回路およびユ
ーザ端末装置には、このER領域の値があたかもSWや
XC装置などの網装置が記入したER値のように見える
ことになり、従来のように、DGCRA演算回路をセル
レート監視装置としてバイナリモードのABRサービス
に適用した場合とは異なり、BRMセルがDGCRA演
算回路1とユーザ端末装置6の間の下り回線上にてセル
廃棄などで失われた場合でも、次のBRMセルによりユ
ーザ端末装置のセル送信レートが設定されるため、ポリ
シングレートとユーザ端末装置のセル送出レートの不一
致を最小限の時間で解消でき、正確なポリシングが得ら
れるとともに、レートの不一致によって生じる網側ある
いはユーザ側の被る不利を最小限の時間で解消すること
ができる。
【0045】また、擬似端末装置VS/VD29は、擬
似端末装置VS/VD30にて網側からのBRMセル中
のCIビット、NIビット、ER値とから算出されたA
CR値を網側へ送信されるセル流の輻輳情報とし、この
ACR値をそのままER値に相当するレート値としてB
RMセルのER領域に書き込み、そのBRMセルをユー
ザ端末装置側に送信することによりERモードの輻輳制
御ループを終端するようにしたので、網側の輻輳状態か
らER値に相当するレート値を算出する手段を必要とす
ることなく、網側の輻輳状態に応じて的確にERモード
の輻輳制御ループを終端することができる。
【0046】次に、図7を参照して、本発明の第2の実
施の形態について説明する。図7は本発明の第2の実施
の形態であるセルレート監視装置のブロック図であり、
同図において、前述(図6参照)と同じまたは同等部分
には同一符号を付してある。前述した第1の実施の形態
(図6参照)では、網側の輻輳情報として擬似端末装置
VS/VD30で算出されたACR値を用いた場合を例
に説明したが、ここでは網側の輻輳情報としてセルバッ
ファ34のセルキュー長を用いている点が相違する。
【0047】31はDGCRA演算回路1から出力され
た監視対象となる上り回線上のセル流をセルバッファ3
4に出力するとともに、上り回線上のセル流からFRM
セルを抽出して網側の所定輻輳情報からER値に相当す
るレート値を算出してER領域に書き込むことによりB
RMセルを生成し(ERモード)、セルバッファ4を介
して入力された下り回線上のセル流に挿入することによ
り、DGCRA演算回路1およびユーザ端末装置側のE
Rモードによる輻輳制御ループROOL−ERを終端す
る疑似ユーザ端末装置VS/VDである。なお、擬似端
末装置VS/VD31は、図1のERモード輻輳制御ル
ープ終端手段2に相当する。
【0048】擬似端末装置VS/VD31において、3
3はセルバッファ34のセルキュー長を網側の輻輳情報
として、このセルキュー長からER値に相当するレート
値を算出するER算出回路であり、ER算出回路33で
は、セルバッファ34のセルキューに対して最大しきい
値TH、および最小しきい値TLを設定し、次のように
してER値を算出する。さらに、セルバッファ34のキ
ュー長をQL、最大しきい値THと最小しきい値TLの
間の長さをLセルとし、THとTLの間をM個の区間に
分割し、Nを0以上M−1以下の正の整数とする。
【0049】このとき、ER値は、 ER=MCR (QL≧TH) ER=PCR (QL<TL) ER=PCR−(PCR−MCR)×(N+1)/M (QL≧TL+L×N/M かつ QL≦TL+L×
(N+1)/M) により求められる。RMセル作成回路28は、ER算出
回路33により算出されたレート値をRMセル抽出回路
27にて抽出されたFRMセルのER領域に書き込むこ
とによりBRMセルを作成する。RMセル作成回路28
では、該ER値を下り回線に送出するBRMセルのER
領域に対して書き込み、該BRMセルを下り回線に11
から送出する。
【0050】ここで、バッファ34のセルキュー長QL
は、擬似端末装置VS/VD30内のセルバッファ11
から上り回線に対してセル送出制御を行う場合のレート
値ACRの大きさに応じて変化する。一方、このACR
値は、下り回線にて網側から到着するBRMセルの輻輳
情報からACR算出回路14で算出したものであり、網
側の輻輳状況に応じた値を持つものである。
【0051】したがって、RMセル作成回路28におい
てセルキュー長QLから算出したER値は、網側の輻輳
状況に応じた大きさを持つ、MCR以上、PCR以下の
値であることから、DGCRA演算回路1には、あたか
もSWやXC装置などの網装置が記入したER値のよう
に見えるとともに、さらに、ユーザ端末装置において
も、BRMセルのER領域にはあたかもSWやXC装置
などの網装置がER値を記入したように見える。これに
より、DGCRA演算回路1は、擬似端末装置VS/V
D2から下り回線に送出されるセル流からBRMセルを
検出し、そのBRMセル中のER領域に記されている値
をER値として用いてポリシングレートPACRを算出
し、このPACR値にて上り回線上のセル流のポリシン
グを行うことができる。
【0052】このように、擬似端末装置VS/VD31
は、網側へ向かう上り回線上のセル流を一時的に蓄積す
るセルバッファ34のセルキュー長QLを網側の輻輳情
報とし、このセルキュー長QLからER値に相当するレ
ート値としてBRMセルのER領域に書き込み、そのB
RMセルをユーザ端末装置側に送信することによりER
モードの輻輳制御ループを終端するようにしたので、擬
似端末装置VS/VD31から見た網側の輻輳状態に応
じて的確にERモードの輻輳制御ループを終端すること
ができる。
【0053】なお、ER算出回路33においてセルバッ
ファ34のセルキュー長QLからER値を算出する方法
としては、他の算出方法を適用することも可能である。
例えば、セルバッファ34のセルキュー長QLのみでな
く、擬似端末装置VS/VD30のセルバッファ11の
セルキュー長、および擬似端末装置VS/VD31のセ
ルバッファ12のセルキュー長も併せて参照して、これ
ら3つのバッファのセルキュー長の全て、または組み合
わせからER値を算出してもよく、より正確に網側の輻
輳状態を把握して的確にERモードの輻輳制御ループを
終端することができる。
【0054】なお、以上の説明では、本発明のABR用
セルレート監視装置をABR網のUNIに配設し、ユー
ザ端末装置側から網側に向かうセル流を監視する場合を
例に説明したが、これに限定されるものではなく、例え
ばABR網のNNIに配設した場合でも、前述と同様の
作用効果が得られる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、バイナ
リモードのABRサービスに基づきセルレートの監視対
象となる監視対象セル流下流側の輻輳制御ループを終端
するバイナリーモード輻輳制御ループ終端手段と、この
バイナリモード輻輳制御ループ終端手段の監視対象セル
流上流側に、監視対象セル流の輻輳情報に応じてERモ
ードのABRサービスに基づき監視対象セル流上流側の
輻輳制御ループを終端するERモード輻輳制御ループ終
端手段とを設けて、このERモード輻輳制御ループ終端
手段のさらに監視対象セル流上流側に設けられたDGC
RA演算回路にて、ERモード輻輳制御ループ終端手段
によるERモードのABRサービスに基づき監視対象セ
ル流のセルレートを監視制御するようにしたものであ
る。また、より詳細には、ERモード輻輳制御ループ終
端手段は、監視対象セル流下流側の輻輳情報に応じたレ
ート値をER領域に記入したバックワード方向RMセル
を監視対象セル流上流側に送出することにより、ERモ
ードのABRサービスに基づき監視対象セル流上流側の
輻輳制御ループを終端し、DGCRA演算回路にて、E
Rモード輻輳制御ループ終端手段からのバックワード方
向RMセル中のER値に基づき監視対象セル流のセルレ
ートを監視制御するようにしたものである。
【0056】したがって、DGCRA演算回路およびそ
の監視対象セル流上流側のユーザ端末装置には、このバ
ックワード方向RMセルのER領域の値があたかもSW
やXC装置などの網装置が記入したER値のように見え
ることになり、従来のように、DGCRA演算回路をセ
ルレート監視装置としてバイナリモードのABRサービ
スに適用した場合とは異なり、BRMセルがDGCRA
演算回路とユーザ端末装置の間の下り回線上にてセル廃
棄などで失われた場合でも、次のBRMセルによりユー
ザ端末装置のセル送信レートが設定されるため、ポリシ
ングレートとユーザ端末装置のセル送出レートの不一致
を最小限の時間で解消でき、正確なポリシングが得られ
るとともに、レートの不一致によって生じる網側あるい
はユーザ側の被る不利を最小限の時間で解消することが
できる。
【0057】また、監視対象セル流下流側の輻輳情報に
応じたレート値として、監視対象セル流下流側からのフ
ォワード方向RMセルに基づいて監視対象セル流下流側
へ送出されるセル流のレート値として算出されたACR
値を用い、これをバックワード方向RMセルのER領域
に記入して、DGCRA演算回路およびさらに監視対象
セル流上流側に送出するようにしたので、網側の輻輳状
態からER値に相当するレート値を算出する手段を必要
とすることなく、網側の輻輳状態に応じて的確にERモ
ードの輻輳制御ループを終端することができる。また、
監視対象セル流下流側の輻輳情報に応じたレート値とし
て、ERモード輻輳制御ループ終端手段内、ERモード
輻輳制御ループ終端手段とバイナリモード輻輳制御ルー
プ終端手段との間、およびバイナリモード輻輳制御ルー
プ終端手段内に設けられ、監視対象セル流を一時的に蓄
積する各セルバッファのセルキュー長のうちのいずれ
か、またはこれら任意の組み合わせに基づき算出された
レート値を用い、これをバックワード方向RMセルのE
R領域に記入して、DGCRA演算回路さらに監視対象
セル流上流側に送出するようにしたので、ERモード輻
輳制御ループ終端手段から見た監視対象セル流の輻輳状
態に応じて的確にERモードの輻輳制御ループを終端す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるセルレート監視
装置のブロック図である。
【図2】 ABRサービスの動作原理の説明図である。
【図3】 RMセルのセルフォーマットを示す説明図で
ある。
【図4】 ユーザ端末装置の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】 DGCRA演算回路の構成例を示すブロック
図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態によるABR用セ
ルレート監視装置を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態によるABR用セ
ルレート監視装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…DGCRA演算回路、2…ERモード輻輳制御ルー
プ終端手段、3,4,11,12…セルバッファ、5…
バイナリモード輻輳制御ループ終端手段、14ACR算
出回路、19…RMセル挿入回路、27…RMセル抽出
回路、28…RMセル作成回路、29,30,31…擬
似端末装置、33…ER算出回路、34…セルバッフ
ァ、LOOP−ER…ERモード輻輳制御ループ、LO
OP−BI…バイナリモード輻輳制御ループ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 1996年電子情報通信学会通信ソサエテ ィ大会 B−720(1996年8月30日) 1996年電子情報通信学会総合大会 B −769(1996年3月11日) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM伝送網にて構成されるABR網の
    UNI、NNIにおけるATMセルのセル流のレートを
    監視制御するABR用セルレート監視装置において、 バイナリモードのABRサービスに基づきセルレートの
    監視対象となる監視対象セル流下流側の輻輳制御ループ
    を終端するバイナリモード輻輳制御ループ終端手段と、 このバイナリモード輻輳制御ループ終端手段の監視対象
    セル流上流側に設けられ、監視対象セル流の輻輳情報に
    応じてERモードのABRサービスに基づき監視対象セ
    ル流上流側の輻輳制御ループを終端するERモード輻輳
    制御ループ終端手段と、 このERモード輻輳制御ループ終端手段のさらに監視対
    象セル流上流側に設けられ、ERモード輻輳制御ループ
    終端手段によるERモードのABRサービスに基づき監
    視対象セル流のセルレートを監視制御するDGCRA演
    算回路とを備え ERモード輻輳制御ループ終端手段は、 監視対象セル流下流側の輻輳情報に応じたレート値をE
    R領域に記入したバックワード方向RMセルを監視対象
    セル流上流側に送出することにより、ERモードのAB
    Rサービスに基づき監視対象セル流上流側の輻輳制御ル
    ープを終端し、 DGCRA演算回路は、 ERモード輻輳制御ループ終端手段から送出されるバッ
    クワード方向RMセル中のER値に基づき監視対象セル
    流のセルレートを監視制御する ことを特徴とするABR
    用セルレート監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のABR用セルレート監視
    装置において、監視対象セル流下流側の輻輳情報に応じたレート値は、 監視対象セル流下流側からのフォワード方向RMセルに
    基づいて監視対象セル流下流側へ送出されるセル流のレ
    ート値として算出されたACR値からなる ことを特徴と
    するABR用セルレート監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のABR用セルレート監視
    装置において、 監視対象セル流下流側の輻輳情報に応じたレート値は、 ERモード輻輳制御ループ終端手段内、ERモード輻輳
    制御ループ終端手段とバイナリモード輻輳制御ループ終
    端手段との間、およびバイナリモード輻輳制御ループ終
    端手段内に設けられ、監視対象セル流を一時的に蓄積す
    る各セルバッファのセルキュー長のうちのいずれか、ま
    たはこれら任意の組み合わせに基づき算出されたレート
    値からなる ことを特徴とするABR用セルレート監視装
    置。
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JPH1084345A (ja) 1998-03-31

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